☆★ファンタジー書きたいです☆★

このエントリーをはてなブックマークに追加
693名無し物書き@推敲中?
つづき

日本ではD&Dが輸入されて(わたしはその輸入D&Dのプレイヤー。1983年)、
ロードス島戦記が作られていったわけだが、
そのとき、TRPGは構造分析の結果であるということは、誰も気づかなかった。
だから、日本のTRPGやTV-RPGは、むやみやたらと能力をわける、職業を分散する、というものになり、
分散に飽きたら、結合するってものになったわけだ(ソードワールドやドラクエ)。

構造主義、人類学、そしてシュルレアリスムの成果からうまれた世界文学は
南米マジックリアリズムとして知られ、ノーベル賞作家もたくさん出ている。
(ガルシア=マルケス、バルガス=リョサなど)。

ほぼ同時期、ファンタジーでも優秀な作品が作られるようになった。
(『ゲド戦記』とかだな)。

米国では、ドラゴンランス以前から、ファンタジーのそうした潮流はあるわけである。

日本のラノベに足らないことは、アカデミズムの流用なんだよね。
東くんが分析したように、過去の作品のデータベース的なものであって、
それは構造化されたものではなく、表象の積み重ねでしかない。

しかし、アカデミズム流用だけだと売れないんだろうね。マニアはつくけど。
ローズ・トゥ・ロードの、イメージカードを使った魔法などは、変形生成文法の成果だとわたしは思う。