1 :
名無し物書き@推敲中?:
「わん」
と、犬は言った。
「にゃー」
と猫は言った。
「ワンダフルだ、わん」
とと、犬は言った。。
「すばらしいにゃー」
と猫は言った。
って〜と言った。という表現が続くとダサいだろ。
そこで地の文で〜と言った。とやらずに会話を続けさせるテクニックを教えろ。
頼んだぜ。
2 :
名無し物書き@推敲中?:04/03/25 18:52
初めての2ゲット
3 :
名無し物書き@推敲中?:04/03/25 18:58
3get!!
1.誰が言ったか明らかな場合は省く。
例えば、AとBが話しているとしたら、Aに返事をするのは
Bに決まっている。
2.行動や描写で間接的に示す。
例えば。
「俺はどうしようもない人間だな」
義男は眼に涙を浮かべた。
と言って、うんこはケツの穴から顔を出した
↑これでも少しは改善されると思うのですが、どうでしょうか?
>>4 それはわかってんだよ
しかし
「俺はどうしようもない人間だな」
義男は眼に涙を浮かべた。
「ほんとうにどうしようもない」
さらに義男は泣き続けた。
とか毎回毎回動作を描写し続けられるか?
そんなにキャラクター動作するか?
ならよ、
「俺はどうしようもない人間だな。ほんとうにどうしようもない」
でいいじゃん。
まあ、あれだったら他人の小説参考にしてみ。
あと、口調によって示す方法もある。
8 :
名無し物書き@推敲中?:04/03/25 19:09
>>5 うんこさんが何て仰ったのか、凄く気になります。
「さあ、涙を拭いてくれ。俺はいつだってお前の味方だから」
と言って、うんこはケツの穴から顔を出した
違うってば
掛け合いで会話をしているとき、アクセントとして地の文をいれたいときとかあるだろ?
「わんわん。ぼくは犬のおまわりさんだわん」
「そうなんだあ。しらなかったにゃー」
「知らなかった?」
犬は言った。
「それは遺憾だわん」
犬は言った。
みたいな。かけあいにすればするほど、動作で地の文を作るのはきつくならないか?
いってることわかるかな? ↑あんまり上の例はよくないけど
いや、例はこうだな。
「知らなかった?」
犬は驚いた。
「それは遺憾だわん」
犬は言った。
最初の会話で動作の地の文を描いているので、次の文では動作を描くことは出来ない。
「知らなかった? それは遺憾だわん」
と書くことも出来るが、上記のように二つの会話にわけてリズムをだしたい時など
どうするか、ということ。
>アクセントとして地の文をいれたいときとかあるだろ?
誰が言ったに関係なく、入れちまえばいいと思うよ。
地の文てのは説明ってこと? 描写のこと?
>かけあいにすればするほど、動作で地の文を作るのはきつくならないか?
説明にしろ描写にしろ、そんなことはないと思う。一つのものを表現するのに、
幾つもの方法があるわけなんだから。言い回しだな。
「わんわん。ぼくは犬のおまわりさんだわん」
「そうなんだあ。しらなかったにゃー」
「知らなかった?」
犬は、さも心外、といった面持ちだ。
「それは遺憾だわん」
まあ、例えば、だけど。
なるほど。
会話と地の文で表現かえて同じことを書くっていうのはありだな
犬は、さも心外、といった面持ちだ。←同じ意味
「それは遺憾だわん」 ←同じ意味
なるだけ繰り返しは避けた方がいいけどな。
「わんわん。ぼくは犬のおまわりさんだわん」
「そうなんだあ。しらなかったにゃー」
「知らなかった?」
犬は、溜息まじりに夕日を仰いだ。
「それは遺憾だわん」
こんなのもアリだろ。
結局デティールを工夫することになるのか
四畳半の密室が舞台だったら夕日を見るわけにもいかんし
「わんわん。ぼくは犬のおまわりさんだわん」
「そうなんだあ。しらなかったにゃー」
「知らなかった?」
犬は、畳に目を落とした。
「それは遺憾だわん」
畳の目を穴があくのかと思うほど睨みつけた。
とか。
やっぱめんどくせー。
〜言った。に変わる方法でもっと頭使わなくてサクサク書ける手法はないもんか?
サクサク書けてんじゃん。
それでいいんだ、それで。
ついでに、好きな作家って誰?
17 :
名無し物書き@推敲中?:04/03/25 20:16
「村上春樹かな」
と1は言った。
>>16 たまたま今日は調子がいいから
>ついでに、好きな作家って誰?
なんでそんなこと聞くの?
あと、感じる、とか、思う、考える、っていうのもおれよく使って違う言いまわしに苦労するんだよなあ
なんか他にいいのないですか?
>>19 ない。
というか、違う言い回しにする必要があるんかいな。
いや、それ以前にあんまり使わない言葉でしょ?
語尾とか主語とかに気をつけて書くと、そんなことをいちいち書かなくても表現できるので尾JAL。
自分の好きな作家はどうしてるのか、ってことをまず気にするもんだろ?
1はどんな作家読んでるのさ?
>9
どうせなら、そこでのウンコの台詞は
「さあ、涙とケツを拭いてくれ。俺はいつだってお前の味方だから」
の方が良くないですか?
>>23 哀愁は倍増するが、糞はこれから顔を出すところだ。ケツを拭いてくれ、は気が早い。
科白を変更するならば、「明らかに食物繊維を欠いた松ボックリのような糞」でなければ
ならないだろう。
25 :
名無し物書き@推敲中?:04/03/26 00:00
>>1 辞書買え
話した、物言った、吐いた、喋った、発言した、仰った、宣った、仰有った、仰せられた、申した、物申した、
申し上げた、言い掛けた、言い出した、切り出した、開口した、言い終わった、言い切った、言い果つ
言説語った、物語った、言及した、口走った、出任せ口任せ放言した、放語言い散らした、言い放った、
公言した、揚言した、言明した、表明した、表白した、宣言した、声明した、言い退けた、説破した、喧伝した、
と一言独語した、独言した、言い逃れた、言い抜けた、言い做した、言い通した、捲くし立てた、
畳み掛けた、口説いた、言い募った、言い立てた、言い立った、言い回した、鳴らした、言い昂った、
言い揚がった、断言した、明言した、確言した、道破した、曲言した、誇張した、誇称した、言挙げした、
呟いた、囁いた、ささめいた、私語いた、耳打ちした、熱を吹いた、言葉を濁した、耳語した、喃語した、
失語した、失言した、匂わせた、仄めかした、寓した、申し開きした、弁明した、弁解した、縷言した、
詳言した、略言した、概言した、約言した、言い足した、付言した、申し添えた、換言した、別言した、
告白した、漏らした、口を滑らせた、憎まれ口を叩いた、憎まれ口を利いた、不平を鳴らした、
無駄口を叩いた、直截に言った、啖呵を切った、弱音を吐いた、法螺を吹いた、言葉を濁した、
謎を掛けた、屁理屈を捏ねた、言葉の先を折った、御託を並べた、音を上げた、野次を飛ばした、
声を尖らせた、言を構えた、口を挟んだ口を出した、声を揃えた、口を揃えた、口を滑らせた、
愚痴をこぼした、口を切った、口を合わせた、口に出た、口にした、くだを巻いた、糞味噌に言った、
苦言を呈した、噛んで含めた、軽口を叩いた、陰口を利いた、おべっかを使った、頤を叩いた、
おだを上げた、味噌を擂った、悪態をついた、口外した、告げ口した、干渉した、容喙した、口添えした、
讒口した、讒言した、毒突いた、言い下した、言い腐した、ぼやいた、贅言した、白状した、零した、極論した、
ごてた、他言した、直言した、喝破した、口移しした、予言した、痛言した、食言した、惚気た、嘯いた、大言した、
広言した、高言した、抗言した、壮語した、遺言した、豪語した、呼号した。
一覧作ってやったから、適当に選んで使え。
自分は翻訳風が好きなので
「その通りだワン」犬は言った。「けど、猫用か犬用かなんてぼく達には関係ないんだワン」
「でも」猫は言った。「だからと言ってドックフードを猫が食べるニャんて……」
こんな感じ。アサーリ。
>>25 なんの辞書を見ればそんな一覧作れるの?
出版者名と辞書の商品名知りたい。
28 :
名無し物書き@推敲中?:04/03/26 08:59
>>27 justsystem
ATOK17の「連想変換辞書」
29 :
名無し物書き@推敲中?:04/03/26 12:54
書かなくて済む場合のほうが多くないか?
今、自分の短編計算したら、「言った」は台詞2/33だった。
32 :
名無し物書き@推敲中?:04/03/27 05:35
クーンツ先生は、二人程度の会話で何度も発言者を明示する必要がある場合は、
会話文そのものを見直す必要があると言っている。
33 :
名無し物書き@推敲中?:04/03/28 00:08
「言った」を単体で使うのは、なるべく避けた方が良いと思われる。
「言った」を使う場合は、どういう風に言ったか形容してみたり…、
××は面白くなさげに言った。
☆動作、仕草、反応を考えながら会話を構成するのを楽しんでみれば?
(楽しみながら、書くのがポイント。
例えば、映画やアニメで絵が全く動かずに台詞が延々と続くと、辛くない?)
「そんなに偉そうに言うことないだろ!」
××は怒りをあらわにした。
「え、そうなんですか?」
××から感嘆のため息が漏れた。
「はいはい、分かりましたよ。おっしゃるままに」
××は肩をすくめてみせる。
「そんなこと、急に言われてもなあ」
××は眉間にしわを寄せた。
「いいんです。私は私のやりたいようにやります」
××は頑として拒んだ。
34 :
名無し物書き@推敲中?:04/03/28 02:13
戸田奈津子を参考に?
その連想変換辞典はパソコンソフト?ネットに繋げていなくても使えるものなの?
>>33 >映画やアニメで絵が全く動かずに台詞が延々と続くと、辛くない?
俺は見せ方によっては動かない方が好きだったりする
37 :
名無し物書き@推敲中?:04/03/29 17:17
画も動かず会話すらない状態が二分ほど続いた場面があるアニメもあるな
38 :
名無し物書き@推敲中?:04/03/31 01:18
夜の海浜公園。
男は、照れくさそうに言った。
女は、顔を一瞬輝かせた後、
慌てて不機嫌顔をよそおい、言った。
男は女の表情の変化に気づかないのか、
怒って言った。
女は唇をとがらせ、甘えるように言った。
男は赤面し、強がって言った。
男は後ろ手に小箱を隠している。
女はそれに気づかない振りで、海を見て言った。
男は女の肩をつかみ、自分のほうをむかせ、
目を見て言うと、小箱のふたを開けた。
女は、男に抱きつき、耳元で言った。
男が、女をいきなり突きはなした。
二人はあわてて地面にはいつくばり、
何かを探し出し拾い上げた。
一瞬の間のあと、ここまで聞こえるような声で、
二人は笑い出した。
見ちゃいかんと思いつつも、
立ち止まってしっかり観察してた俺は、
なんだか怒りとも愉快さとも取れる感情が沸き起こって
「ちぇ、やってらんねえ」
と言って、海浜公園を後にした。
>>37 エヴァ?
そういや赤川次郎の作品が新聞で連載されてて
読んでみたけど、「と、○○が言った。」が多かった
40 :
名無し物書き@推敲中?:04/04/10 21:01
41 :
名無し物書き@推敲中?:04/04/10 21:07
と言うよりATOK17の機能の一つじゃないのか?
42 :
名無し物書き@推敲中?:04/04/11 02:02
ATOK17買った
こりゃ便利
>>38イイね。
男と女の台詞がないのは勝手に補えってこと?
例文のつもりで読んでたら"俺"の登場からいきなり小説風になった感じがした…。
こういう場合なら男と女の動作に"言った"って表現はなくていいんじゃない?
あげ
45 :
名無し物書き@推敲中?:04/04/12 02:00
言った=口にした。口を開いた。
とか色々書き換える事もできるんじゃないですか?
あと特に動作がないなら続けて会話を続けちゃうとか。
あんまり長くやると単調になっちゃいますけど。
「久しぶりだね。」
「そうか?ついこの間会ったばかりのような気がするが?」
「一年も前の事をついこの間と思えるのは貴方くらいなものよ?」
彼女が呆れたようにそう言うと、男は少し困ったように笑って見せた。
※凄く適当な例ですいません!
こんな事しか思い付きませんがお役に立てれば光栄です。
46 :
名無し物書き@推敲中?:04/04/12 02:11
>>45微妙に。
「久しぶりだね。」
「そうか?ついこの間会ったばかりのような気がするが」
男がそう言うと、彼女は呆れたように眉を寄せた。
「一年も前のことを、ついこの間と思えるのは貴方くらいよ。」
男は肩を竦めて苦笑した。
会話のシーンには結構色々挟んじゃう派なんで。
>>43 ありがとうございます。
台詞なしでも分かるように書けたらいいなぁと、
地の文で一生懸命説明した文章です。
「言った」をあえて入れたのは、
本来ならば台詞がある位置を示したかったからです。
だから無くてもいい、無いほうがいいのですが、
スレタイに対してちょっと洒落を効かせてみようかな、と。
ラストシーンは書いている最中に思いつきました。
台詞が見えない=聞こえないという連想です。
オチが欲しかったので入れてみました。
ご意見に感謝しつつ、ではでは。
カフェテリアに春風が吹く。
女は飛びそうになった白い帽子を押さえた。
「久しぶりね」
テーブルでカプチーノをすする男。上目遣いで女の顔を見る。
「そうかい?ついこの間会ったばかりのような気がするが」
女は男の向かいに座って、ウェイトレスにジュースを注文した。
「一年も前のことを、ついこの間なんて。あいかわずマイペースね」
細い指先で、バッグからタバコを取り出すと、
男がジッポーのライターで火をつけた。
案外楽しいな。こういうの。
巨大なカタパルトが、大空に向かって3本そびえ立っている。
火星行きのシャトルの出発まで、あと1時間ほどだ。
手荷物をあずけた男は、さあどう時間をつぶそうかと思案していた。
「久しぶりね」
声に振り返る。見た顔だった。たしか月で一緒に仕事をした女だ。
「そうかい?ついこの間、会ったばかりのような気がするが」
行き先が同じだと分かって、二人は一緒に歩き出した。
「1年も昔のことを、ついこの間なんて。光速の歪み?いやねえ」
男はおおげさにため息をついてみせた。
「友情も愛情も、恒星間を旅する男には無縁だね」
やばい、おもろいぞ。みんな参加しろ。
50 :
名無し物書き@推敲中?:04/04/12 03:30
草木も眠る丑三つ時。とある墓地。
墓石に卒塔婆、その間をふわりふわりと、
白装束の女が漂っていましたが、
ある墓石の前で止まりました。
「お久しぶりね」
話しかけられた墓石が、コトコト、微かにゆれると、男の声が。
「そうかい?ついこの間、会ったばかりのような気がするが」
あまりにそっけないその調子に、女はちょっと寂しそうにして
「1年も昔のことを、ついこの間なんて」
ひたり、と墓石に顔をすり寄せました。
51 :
名無し物書き@推敲中?:04/04/12 03:32
来週の引越しに備えて荷造りを始めた。
戸棚の中身を引っくり返して箱に詰めていると、懐かしいものをたくさん見つけた。
「久しぶりね」
脳内で呟き脳内で返答を作ってみる。
「そうかい? ついこの間会ったばかりのような気がするけれど?」
青い目をした人形が言った。
「久しぶりって言ったって、たった一年じゃない。それを久しぶり? いやねえ」
埃のついたラケットも言う。
「長い一年だったのね。」
>>51 やるなァ。おもろい。
けっこう練習になるな。
ほかの台詞も募集してみるとか……?
「ひさしぶりね」
いきなり拳銃を突きつけてきた女。慌てて両手をあげた。
見覚えの無いその顔を、男は必死に思い出そうとした。
だが、無理だった。何も想い出せない。
銃を突きつけられるような覚えが、沢山ありすぎるせいかもしれない。
「そうかい?ついこの間会ったばかりのような気がするが」
もちろんでまかせだ。なにかヒントになることを言え、と期待する。
「一年も昔のことを、ついこの間なんて。あいかわらずね」
1年、1年前か。そのころ俺はシチリア島でコックをしていた……
俺はネットカフェでチャットをすることにした。
「ひさしぶりね」
ログインすると文字が画面に現れた。
「そうかい?ついこの間会ったばかりのような気がするが」
少し考えてオフ会に行ったことをタイピングした。
「一年も昔のことを、ついこの間なんて。あいかわらずね」
もう一年になるのかと思いながら、煙草に日をつけた。
55 :
名無し物書き@推敲中?:04/04/12 09:31
良スレage
>>47 頑張って下さい。そういうオチ好きです。
ちょっとした台詞でいろんなバリエーションができますね。楽しい…
静かだ。部屋の中は、外とは切り離された全く別の空間のようである。
「久しぶりね」
ゆっくりと、女が口を開いた。
「そうかな。ついこの間、会ったばかりのような気がするけど」
静かに静かに。この空間を壊してしまわぬように。
「あら」
女はふ、と笑った。
「一年も昔のことを、ついこの間なんて。あなたは冷たいのね。」
質問に答えてくれてありがとうございます(^O^)
さりげなく書かれてあったけど、嬉しかったです。早速電気屋に行ってみてみますね(^O^)
58 :
名無し物書き@推敲中?:04/04/13 00:02
<45です。
うわぁ。俺の書き込みで盛り上がってる・・・。
皆さん文章の作り方がお上手ですね。
あんな陳腐なセリフでこんなに様々な物語になるとは思っても見ませんでしたが。(笑)
こういうスレがあったら楽しそうですよね。この会話文を元にストーリーを作れ、とか。(笑)
あ、関係ない書き込みしてすいませんでした。
59 :
名無し物書き@推敲中?:04/04/13 01:02
「久しぶりだね」
彼女は全身でその喜びを表現しながら、彼の少し乾いた鼻を悪戯っぽく舐める。その刺激に軽く目を細め、彼はこう返した。
「そうか?ついこの間会ったばかりのような気がするが?」
その後、暫らくの間があった。彼女のご機嫌を損ねたのかも知れない。
彼女は潤んだ瞳を意味ありげに向けて、まったく逸らさずにいた。視線はそのままに、体を絡ませ甘える。
「一年も前の事をついこの間と思えるのは貴方くらいなものよ?」
熱い吐息と共に彼女は、彼の胸に顔を埋めた。
飼い主はじゃれ合う犬達に苦笑している。
>>59イイ(・∀・)!
個人的にツボ。
>>58 いっそこのスレは会話文練習スレッドになりました、と宣言してみるte(ry
調子乗って次題とか出してみます。駄目そうだったらスルーで。
「あ痛っ」
彼は振り返った。
「まったく・・・」
「どうしたの?」
「なんでもないよ。さあ早く行こう」
彼がそう促し、二人は漸く歩き出した。
※文適当でごめんなさい。必要最低限の動作だけ書いときました。
61 :
名無し物書き@推敲中?:04/04/13 02:00
「あ痛っ」
何かが頬をかすめ、思わず声を出していた。
別に痛くはないのだが、急にくるとつい驚いてしまう。
「どうしたの」
隣を歩く彼女が不思議そうに僕の顔をのぞき込んできた。
なんだかばつが悪くなって顔をそらすと、また顔を何かがかすめた。――雪だった。
いつの間にかちらちらと雪が舞っている。
「ねえ、本当にどうしたのよ」
「何でもない」
僕は頭を振りながら一つ大きな息をついた。
「さ、行こうか」
そう言って、彼女の肩をぎこちなく抱き寄せるために。
季節はずれ
お題は
「あ痛っ」
「どうしたの?」
「なんでもないよ。さあ早く行こう」
の三つでOK?
ひょい、と飛び越そうとして。
「あ痛っ」
だらしなく寝転がってたオヤジを踏んづけてしまった。
恨めしそうにこっちを睨んでる。
知るか。そんな部屋の通り道で寝てるほうが悪い。
「どうしたの?」
妹がしたくを終えて部屋から出てきた。
「なんでもないよ。さあ早く行こう」
ブーツを履き、玄関のドアを開けた。
彼女らのジャングル内の行軍は続いていた。
「あ痛っ」
エリザベスが反射的に腕を押さえる。
──噛まれた──
それが彼女の最後の意識になった。
「どうしたの?」
ジェシーが聞く。
「なんでもないよ。さあ早く行こう」
歩き始めた「エリザベスだった者」の目は、
赤く染まっていた。
銃声が聞こえ、
「あつっ」
背中に殴られたような衝撃。
ダンは体が崩れ落ちそうになるのをこらえた。
どくどくと流れ出す生暖かいものを背中に感じながら。
「どうしたの?」
腰の辺りにしがみついているエイミーが、
心配そうにダンの顔を見上げる。
「なんでもないよ。さあ早く行こう」
冷や汗をかきながらも笑ってみせる。
ダンの軍服の背中はみるみるうちに血に染まった。
あと数百メートル先に仲間との合流地点がある。
エイミーだけは無事に帰す。
その思いがダンの体を支えていた。
「あイタ」
秀丸は尻のポケットを探りなおした。
「どうしたの?」
きょとんとして問いかける小夜子を無視、
さらにジャンパーのポケットを外、中と探って、
がっくりと肩をおとした。
「なんでもないよ。さあ早く行こう」
どんよりとした調子だ。
小夜子は秀丸の前に出ると、
腰にてをあてて、立ちはだかった。
67 :
名無し物書き@推敲中?:04/04/13 07:51
>>62遅レス
OKです。好きに変えてやって下さい。
68 :
名無し物書き@推敲中?:04/04/13 09:20
>>68 漏れは10じゃないけど地の文とは会話以外の文と言うことです
「あ痛っ」
私は尻の穴を拭いたばかりのティッシュを目の前に持ってきて愕然とした。
その声に驚いたのか美津子がやって来た。
「どうしたの?」
ドア越しに彼女は心配していた。
「何でもないよ」
まさか美津子が飛んで来るとは思わなかったので、私は慌てて便所を飛び出した。
「さあ早く行こう」
そう誤魔化しながら美津子をリビングへと促した。
しかし私は忘れていたのだ、血の染まったティッシュを流すのを・・・。
美津子に痔だと悟られまいと私は結婚当初から必死に隠してきたのだ。
71 :
名無し物書き@推敲中?:04/04/13 12:21
>>69 そうなのですか
勉強になりました
ありがとうございます。
「あ痛っ」
避け切れたと思ったミサイルの破片が当たったのだろう、衝撃に
思わずノイズが走った。
「どうしたの?」
故障判断プログラムが問いかけてくる。尾翼が吹き飛ばされ
たらしい。可変ノズルとカナード翼の空力値を書き換える。
「なんでもないよ。さあ早く行こう」
まだ、墜ちるわけにはいかなかった。
74 :
名無し物書き@推敲中?:04/04/13 22:31
「あ痛っ」
切れた。驚くほどあっけなく。
「どうした」
ドアの向こうから信二の声がした。
「何でもないよ」と言おうと思ったが、声が出なかった。驚くほどの勢いで血があふれてくる。
みるみるうちに視界が赤で染まった。他には何も見えない。何も考えられなくなっていく――。
「おい、どうしたんだよ」
ガチャリと音がして、ドアが開いた。入ってきた信二は顔を歪める。
呻くのを堪えたのだ、と思った。
「指を切っただけだよ」
僕は真っ赤な鋸を離し掌を信二に向けた。
「さ、早くこいつを片づけに行こう」
75 :
名無し物書き@推敲中?:04/04/13 22:46
〜と言った
って書き方にしないから落ちるんだよ、ちみたちは。
中上健次の岬とか読んでみなよ。情けない。
77 :
名無し物書き@推敲中?:04/04/13 23:57
>>75 全員が中上健次の岬みたいな書き方を望んでる訳じゃないと思うけど。
「〜と言った」が延々と続くと単調になるからそうじゃない書き方を知りたいって話じゃないのか?
あくまで自分の意見だからはっきりとは言えないけど。
自分は個人的にこういう書き方も良いと思うが。
まぁ人の感性はそれぞれ違うからそう感じる事に文句は言わないけど、そう言う言い方は失礼だと思うよ。
とりあえず確かなのは
1)75は空気読めてない
2)75は台詞以外を書き換えるっていう
ちょっと流行の遊びができない
ここからは推論だが
75は文章書けないただの外野
だからマトモに相手しなくてよい
ついでに76は自演くさい。
あまりの反応のなさにシビレをきらしたぽい。
お題出したときは考えもしなかったのがかなり出てます。
発想力に長けていらっしゃる・・・(w
そろそろ次のお題が出てもよさそうですね。
思いついた方お願いします。
「もういくの?」
「すまない、次はいつになるか分からない」
「大丈夫よ、わかってる」
でれっつ創作文芸。
>>79 とりあえず今出てる中でどれが1番イイと思う?
「もういくの?」
女は聞いた。声によんよんとビブラートが掛かっている。
「すまない、次はいつになるか分からない」
男は上下動を止め、汗だくで答えた。
「大丈夫よ、わかってる」
女は腰のベルトマッサージャーをはずした。
男は200回の腕立て伏せでへばっている。
年はとりたくねえな、と彼は思った。
83 :
名無し物書き@推敲中?:04/04/14 15:18
>>81 前のお題でね。
質問の流れ的に発想の話だと思うのでそれについて。意外だったのは
>>68とかですかね。`痛っ`が第三者っていう。それだけ他とは違いましたよね。あと最初の一文もなんか好き。
他の皆さんはどう思ってるのかも聞きたいです。自分じゃ自分のに感想はいえないので…
お題回答の合間に皆で言ったりしません?
助手席で寝ていた彼女が起きた。
「もういくの?」
車は『生野まで1km』の標識を通りすぎる。
しばらくの沈黙のあと彼女の家に着いた。
「すまない、次はいつになるか分からない」
精一杯頭をさげた。
「大丈夫よ、わかってる」
俺は不倫相手の彼女の後ろ姿に見とれていた。
「もう行くの」
がさごそと音が聞こえたので、それまで机に突っ伏していた女はうっすらと目を開けた。
「すまない」
男は短く言うとコートを羽織り、立ち上がった。空になったグラスがことりと倒れる。
女はそれを手を伸ばした男より先に拾い上げて弄んだ。
「また会える?」
「わからないな」
意味もなく転がされるグラスの中で店内の景色は揺れていた。
「大丈夫」
女はぽつりと呟いた。
「解ってるから、大丈夫・・・。」
男の姿が消えても、女は暫く揺れるグラスを眺めていた。
88 :
名無し物書き@推敲中?:04/04/14 23:36
ボンネットの上で寝そべっているヒグマが、寂しげにサーモンを貪る。だがその殺意に満ちた禍々しい視線は俺に向けたままだ。
「もう行くの?」
視線がそう言っているような気がした。駄目だ。ダメだ。一刻も早く逃げなくては。
「すまない、次はいつになるかわからない」
独り言を確認するように漏らし、なんとか平常心を保つ。次とかそういう問題じゃない。死ぬ。
あと10秒ここに居たら死ぬ。震える手を根性で制御して、キーを回しエンジンに火を入れた。
ぶおん、とエンジンが唸る。よし、あと少しだ。
「大丈夫よ、わかってる」
ヒグマが腕を上げる。サーモンは食べ終えたようだ。なぜか幻聴まで聞こえてきた。
おまえは何がわかったのかおれになにもしらないわからない。いやだ。
俺はアクセルペダルを力いっぱいに踏み込んだ。全てを忘れて踏んだよ。
クラッチとか前方のクマとか後方のキリンとかタイヤの溝に詰めたヒルとか色々忘れたままね。
ドン
破滅の音がした。
>>83 じゃあさ、お題ごとに一番いいのを決めていくってことにしないか?
90 :
名無し物書き@推敲中?:04/04/15 12:30
決めてくよりはそれぞれ気に入ったのを言ってみるって感じにしよう。
今回お題難しいね。
お題だしてみます。
<A>
「ちょっと、そこの人」
「ん?」
「そうそう、あなた」
<B>
「今日もこんな風だったね」
「ま、いいんじゃないの」
「明日はどうなるんだろ」
<C>
「わわっ、ちょっと待ってよ!」
「こんな状態じゃ無理だ!」
「そこを何とかするのがプロでしょ!」
よかったら使ってやってください。
あげ
っていいながらsageてた?!
(^^)
山崎渉で書き込ませるスクリプトとか流行ってないか?
なんだここ
突然人がいなくなってるぞ
バイオハザードか?
その時、俺の後ろから女の声がした。
「ちょっと、そこの人」
「ん?」
振り返り、姿を確認する。推測通りやはり女だった。
年は二十前半といったところか。
「そうそう、あなた」
そこで区切ると、女は一見無邪気な微笑を浮かべた。
嫌な予感がした。こういう時はロクなことが無い。
しかしその直感を生かす間も無く、女は微笑んだまま言葉を続けた。
98 :
名無し物書き@推敲中?:04/05/29 10:31
こ、怖いよおおおお
99ゲット!!
そして100番もゲット!!
101 :
名無し物書き@推敲中?:04/06/15 17:42
僕はプラモデルを買ってと父に言った。
「言った」「ねだった」以外でいい言い回しない?
「プラモデルを買って」とせまった。
103 :
名無し物書き@推敲中?:04/06/15 19:21
日本の伝統的な小説作法としては、
各キャラに話しかたの癖を与えて、説明なしでも誰が発言しているのか判るようにし、
あとは会話をそのまま書き記すだけ――というスタイルがある。
「……なのかい?」
「……なのよ」
「……じゃ」
といったようなスタイル。
もっとも、これをやると、老人は爺言葉を使い、女性は女言葉を使い……
ということになって、現代を舞台にした話としてはリアリティーが乏しくなる欠点もある。
紙の本じゃなく、ウェブ上で自由に発表している小説だと、
脚本のように話者を明記した会話という形式が多くなっている気がする。
A<……
B<……
A「……」
B「……」
といったようなスタイル。紙の本でもたまに見かける。
伝統的作法なんてものを気にせず、単に合理主義で考えたら、
この形式が一番書きやすく読みやすいので、やがて紙の本にもこの形式が増えそうな気がする。
というか、商業出版もウェブに移行して、紙の時代の形式は廃れるのかもしれない。
>103
個人的には好きじゃないなあ
A「……」
B「……」
こういうタイプ。
小説というより、台本読まされてるみたいで…
確かに合理的ではあるんだけど、なんとなく日本語が
廃れていくような気がしてしまう。
A<……
B<……
A「……」
B「……」
というのは、脚本を意識しているんじゃなくて、マンガの吹き出しの感覚じゃないかな。
話者の部分が名前じゃなく顔文字のことも多いし、それだと更にマンガに近づいている。
< という形自体、吹き出しを文字で表現したものなんだろう。
oO(……)なんていう形で、脳内の独り言を表現する場合もあるけど、
これに対応する括弧が一般の小説に存在しないのは不便だと思う。
107 :
名無し物書き@推敲中?:04/06/17 17:37
>>101 僕は「プラモデルを買って」と父の首に抱きついた。
日本語って、小説にしても歌の歌詞にしてもわざとらしくてあんまり好きになれません。
古い言葉とかはいい響きなんだけど。発音も単調だし。みなさんどうお考えで?
わざとらしいかなあ?
英語なんか、ものすごくボキャブラリー少なくて
聴いててがっくりくるがなー。
私は微妙な言い回しが腐るほどある日本語マンセーだ。
まあ、最近の若者言葉は好きじゃないが
>>107 ぱっと見たときなんだけどね。
僕は「プラモデル買って」と父の首に巻きついた。
に見えたんだ。いや、それだけなんだけどね。ウン。
>>109 >英語なんか、ものすごくボキャブラリー少なくて
そこら辺は、likeとかでカバーしてるじゃん。
てか、この板にはないのかな?形容詞スレ。
112 :
名無し物書き@推敲中?:04/06/18 07:19
こういうのって実は面白い部分だよな。
日本語の本質的な部分でもある。
英語には相手を指す言葉は「YOU」しかない。
日本語では「このやろう」「あなた」「あんた」「われぇ」
様々な表現方法がその人間の感情や立場によって存在する。
外人は怒っても「FUCK YOU」感謝しても「THANK YOU」しかないが、
日本語では「てめぇ」YOUに相当する言葉のみで発言者の感情が分かる。
さらに日本語の語尾にも面白い特徴がある。
「○○じゃ」「○○よ」「○○やけんのぉ」「○○ですね」「○○ですわね。」「○○ざます」
これらは日本人が自然に身に付けていったものだろう。日本語とは感情表現、情報説明のための言語ではなく
文学的な言語なのかもしれない。
113 :
名無し物書き@推敲中?:04/06/18 07:25
逆に言うと日本人の俺としてはより短い言葉で様々な物事を表現することばを作っていくべき、
むしろその方が日本人として自然なのかも知れないのーーーん。
僕チューーーンはこれから探求をするのーーーーーん。
114 :
名無し物書き@推敲中?:04/06/18 07:33
そして面白いのはこういう言葉の発明をした人間にはその言葉が持つ”意味”を決める権利があるのーーーーん。
例えば「ざます」ぽよぉぉぉーーーーん。
この「ざます」を見ただけで大抵の人は「ああ・・、金持ちのオバハンなんだな」と分かってくれるのーーーーーん。
これはこういうキャラクターがこういう言葉を使うというパターンが書き続けられて広まったからだと思うのーーーーーん。
つまり僕チューーーーンの言葉遣いが今後どんなキャラクターを表現する言葉として使われるのかムホピョ。
それを決定する権利を持つのは僕チューーーーンであり、僕チューーーーンが今後どんなキャラクターを演じるかによって
変わるのーーーーーん。
昔のログインでこういう馬鹿記事書くやつがいたな。ぱかぱか。
「わん」
と、犬は言った。
「にゃー」
と猫は声を出した。
「ワンダフルだ、わん」
と、犬は言葉を紡いだ。
「すばらしいにゃー」
と猫は口にした。
同じ意味の行動に、語のパターン増やして対応って一般的なんだけどさ……
セリフに合わせて、必要ない描写を増やすのってやばくない?
『意識の向いてる所を適切に描写する』のは技術の一つだと思うし、
何でもかんでも描写すればいいってもんじゃないんだから。
女キャラが勝手に頭の中で喋りまくる時って、どう対応すればいい?
現実だったらそいつをナチュラルに無視するけど……
それが複数人いて、言わせてあげようとすると(滅
一行目の常識以外にいい方法あったら教えてけれー
118 :
名無し物書き@推敲中?:04/07/22 22:58
あ、でも語尾に「にょ」とかはやめておねがいだから……
前提が不明瞭。
・頭の中で複数の女性が勝手に喋っている
・言葉の言い回しには差が無い
という場合の問題という事かな?
結局後者の問題のような気がするな。
連続する発言は、違う人の言葉と判断される事だけ利用して、間を濁していけばよかろう。
もし前者に立脚する問題点があってお悩みなら、その点明確にしてくれませ。
話題振りの意味こめて「間を濁す」の例示:
――
「それじゃ私は納得できない」
「じゃあどうしろっていうのよ」A子はB子に噛み付いた。「選択しろって方が無理だわ。状況が判断できないもの」
「そうでもないんじゃない?」それまで黙っていたC恵が口を挟む。
「当然の事だと思うわ。A子は前からF絵が嫌いって言ってたし――」
「あなたはそもそも元からE美の言いなりじゃない。何よ」B子が激昂した。
場が沈黙する。
やがて、飽き飽きしたという口調で、E美が弁明した。
「くだらないわ。結局F絵の方でA子が嫌いな訳じゃないんでしょう、違うの?」
A子は咎めるようにE美を見る。
「そういう事は、直接F絵に言ってよ」
F絵は物言わず、ただ笑っていた。
――
思いつくまま、論争気味の女六人(会話してるのは五人)の図。
どれが誰の言葉か致命的に判らないところってあるかな?
実践では、物語的に強調すべき点だけ明瞭にしてあげれば、読者に苦痛は与えないと思うんだけど。
121 :
名無し物書き@推敲中?:04/07/22 23:30
A:Bに質問
C:Bを無視してAの言葉に答える
A:Cの言葉に同意
で、この三つのセリフに対して、『Cが割り込んだ』『同意したのはBではなくA』
ということにセリフで確証が持てないと、説明を二回入れることになる。
割り込んだのを書くのは当たり前として、『どっちでもいいから聞いてくれ』
的発言への返答だったり、誰かが相槌を打つ度に説明となると……
確かに上文の後者の問題。
でも通常、いつも集まって話してる友人は、大抵同じ言葉を使う。親しければ親しいほど……
別にそこまで表現しようとしてるんじゃないけど、結局判断できない言葉は出てくるという
ことに悩んでるんだが……
A:「ふざけるなよ、小泉め……」
「でもさぁ……だしぃー」(←あんた誰?)
「まぁ、そりはそうだはー」(←たぶんAだけど、確証はない)
(ここで間を入れるのは常套手段だけど、間なんて作らないで話す奴らだと……)
「ところで」(←おいこら)
まぁそういう会話をさせなければ問題はないけど……というところ。
どちらかといえばジュニア系だからねぇ……
122 :
名無し物書き@推敲中?:04/07/22 23:33
被った……
123 :
名無し物書き@推敲中?:04/07/22 23:36
問題はその、暗い雰囲気の関係じゃなくて、
例えばファーストフード店で、
『会話が停止する五秒前にそれを読んでる奴ら』
なので……orz
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>間なんて作らないで話す奴らだと……
これが疑問なのかな?
俺は別に、「間なんて無かった事」を書いちまうなぁ。
文章の流れがそのまま時間の流れにはならんのだから、
読みにくくならないように(=つまりむしろ読者の時間軸を
乱さないために)、そのまとまり方を表現してやればいいんだから。
――
Aは怒りをあらわにしていた。
「ふざけるなよ、小泉め……」
Cが肩を竦めた。「でもさぁ……だしぃー」
「まぁ、そりはそうだはー」Aは頷いてみせた。
「ところで、」と、流れを無視してBが割り込んできた。
「あの……の事なんだけどさ」
――
これでも、間延びするって事はないと思うんだけど。
126 :
名無し物書き@推敲中?:04/07/23 00:01
>>125 yes~さすがに厨の漏れも普段そのように書いているのですよ。
でも、この後三人が、それぞれ割り込んで行くと……
『と、流れを無視してBが割り込んできた』と同種の描写を五回くらい書く羽目に……
そのうち、言葉が別でも単調に感じて来て……
でも実際の会話って、内容以外はそういう繰り返しだから、会話に重点
置いてる作品群は、自然に名前付けるとかって流になっていくけど……
(例:台本、ギャルげー)
小説だと、ある程度会話ばっかり続くと、そのごまかしで場を繋ぐことになって、
その“ごまかし”(割り込む = 口を挟む = ふと…… = 思い出したように = 勢い良く……等)
の存在いが欝になってくる。
本当は、Bはいつも『勢い良く』でAはいつも『思い出し』Cには『ふと……』が似合うよなーと
思ってたとして、それを崩してまで並べ替えて、『漏れ何やってるの?』とか思っちゃうんでしよ。
それで、
『いつも勢い良く』×5
『思い出し』×5
『ふと……』×5
のパターンをつくろうとすると……
叫びすれいってきまつ……
127 :
名無し物書き@推敲中?:04/07/23 00:16
訂正:『いつも勢い良く』×5 (←“いつも”いらん)
---------------------------------------------------
して結局、描写が不足して、ちょっと違和感のある言葉を持ってきて……
>セリフに合わせて、必要ない描写を増やすのってやばくない?
……
もしかして、一つの物事に対して25種類の、違う印象を受ける描写が
できない漏れが悪いのか……
単なる描写力不足?(゜д゜)
もしくは、漏れのキャラはハムスターみたいにいつも同じ動き
しかしないから、長時間描写が恐ろしく単調になる???
会話しかしない女をリアルに描写してはいけないのかー(注:べつにリアルではない)
>>126 >叫びすれいってきまつ……
戻れ戻れw 叫びスレで誘導したの漏れだしw
根が深いね。俺の場合はそういう単調さがある部分ってのが
点在していても、作品全体に悪影響でないと判断したらOKだと思ってる。
変わりに、作品全体としてどういった手法で場を構築するかのバリエーションを出すかな。
1)括弧でくくる会話は一切使わない、描写で流すシーン
Aは平穏な社会の問題について語っていた。彼に言わせるとそれは――
>要約したい場合。細部より時間軸の俯瞰を求めたい部分。
2)キャラの自語りで押し通すシーン
痛い。痛い。引き千切れそうだ。助けて。助けて。Aの言葉は届かない。Bは不適に笑う。Aは尚も叫ぶ。いやだ。死にたくない――
>細部と内面描写と同時に、徹底したスピード感を求めたい部分。
全体の主調がこれなら一人称小説で行けばなお効果的。
3)括弧でくくる会話を多用するシーン(
>>120の例)
今回問題になっている点。
用法で分ければ、これはむしろ間を描写したい場合に最適なもの。
定型的な書き方になってしまい、飽きがこないようにする配慮が重要。
お勧めしたいのは、これらを織り交ぜること。
強調したい発言のみ括弧でくくって、他は1)〔使えるなら2)も〕を折り混ぜて、
「要するにどういう会話があってどうなったのか」を説明できればいいのではなかろうか。
>会話しかしない女の描写
ほんのちょっとした動作でいいんでない?
握りしめた携帯の画面をちらちらと目で確認してる、とか。
台詞と台詞の間を埋めるってだけでなく、そいつの性格(そのときの
気分)も同時に表わすような描写が理想かなぁ。
130 :
名無し物書き@推敲中?:04/07/23 01:33
誘導された?(゜д゜)
>1)括弧でくくる会話は一切使わない、描写で流すシーン
うーむ……
一部だけこの形式で書くこと(物語の時間経過速度を大幅に変える)に違和感を
持ってて、1)は1)で通して、3)は3)で通す――、そしてしかるべき区切りでのみ
それを切り替える……
というやり方でやってたんだけど……
実はこれの切り替えが下手なだけ? (ё)
一旦会話が始まったら、1)のまま次のシーンに持っていくことを前提としていたんだが……
(..)<一日ハムスター描写を、根性で乗り切るものかと思ってた厨ハケーン……)
なぜ急に活気が戻ってるんだ
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`ー--' ヽ:::::::::::l l;;;;::::ノ
■自由研究課題 〜一日のハムスターの生活を描写しる〜
ず っ と ね て ま す た
終。
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>>131 |::::::::::::::::::、::::::::::::::( _●_)::::::,j:l クマが来たからクマー!
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密かに訂正
前:一旦会話が始まったら、1)のまま次のシーンに……
済:一旦会話が始まったら、3)のまま次のシーンに……
だろがよ……
例えば同じAさんでも、昨日のAさんと今日会ったAさんは違う。
描写も同じように変えないと、だめなんじゃないのかな?
>>128の飽きがこないようにする配慮とかぶってるが。
>>136 皆毎日ころころ変わり過ぎたら主体のないキャラ造形で終わりそうなw
それを差し置いても、「人物が毎日違う」という事を意識し過ぎると、逆に不自然になっちゃうんじゃないかな。
無意味に同じ表現を繰り返すような局面では、カメラワークの移動で躍動感出した方が良いような。物語に無関係なら、いっそ概要書いて省略しちまうのもいいんじゃ。
Aさんの人物性は、他のキャラがAさんだと認識できる程度には同じに書かないと、只の支離滅裂な風景になっちまう。
小説はそもそも映画や音楽と違ってメディアが時間に縛られてないんだから、動的に時間軸の圧縮・伸張をやっちゃっていいと思うんだけどねえ。映画や音楽にない小説の面白さだと思うし……。
>飽きがこないようにする配慮
最近よく、一種類のネタだけで売れてる芸人とかがいるけど、あれはあれでいいのかねぇ?
と言いたいけど、世間は受け入れてる……まちがいない。
いつも同じではあるけど、その人の個性として定着してるのでは?
聞いた瞬間、『あいつだw』って思えるようなのは○だと思う。
でも、そのまま去っていく芸人(予想切腹っ!!)もいるから、どこを変えるかは微妙なとこやね。
ここ何気に良スレになってるな
でもこのスレタイじゃねぇ……
141 :
名無し物書き@推敲中?:04/08/17 01:13
「〜と言った」これを全部なくすだけでそうとう文章の達人にみえます。
142 :
名無し物書き@推敲中?:04/08/17 01:29
こらこら
「〜と言った」連発が、「涙を浮かべた」とかの言い換え連発になると、
異常に下らなくなる+読みにくくなる、
という事だけは俺が教えといてやろう。
>という事だけは 俺 が 教えといてやろう。
お前がどうかしたか?
144 :
名無し物書き@推敲中?:04/08/17 11:05
>>142 言い方は気に入らないが、言っていることは正しいんじゃないのかな?
セリフだけでは描写しきれないことを、セリフの後に補足するのは良いが、
バリエーションつけるためにセリフの後にいろいろ付け足すのは、本末転倒だ
と思う。
セリフの後に何をつけるのかよりも、セリフの中に何をこめるのかを考える
方が数倍も大切じゃないかと。
自分の発言はスレタイと論点が少しずれていたようなので追加。
セリフだけでは補いきれない発言者の心理や行動を描写するために、
〜と言った、に代わって、涙を浮かべた、驚きの声を上げた、頬を赤ら
めた、といった文を付け足すわけで、〜と言った、でことが済むのなら
済ませば良い。
確かにそれが続くと単調に見えるが、セリフの後にいちいち上記の
涙を浮かべた、驚きの声を上げた、頬を赤らめた、などが登場すると
〜と言った、の連発以上にうんざりしてくる。
〜と言った、の連発は確かに頂けないが、必然性がないのにセリフ
の後に文章をつけるくらいならば、セリフだけで繋いでゆくほうがス
マートだと思う。セリフに力があれば、それほど単調には見えない。
要は必要な描写なのかどうかということ。
バリエーション豊かにという目的で、「」の後に余計な文章、大袈
裟な文章(躍り上がって喜んだなど)をつけるのは
>>142さんの言うと
おり異常にくだらなくなる+読みにくくなると思う。
まずはセリフに力を、そしてセリフだけでは描写しきれないけれど
必要な描写があるのなら、それを付け足す。
というやり方が良いのではないかと思う。
>>145 ああ、俺は現に「涙を浮かべた」以下の連発に
うんざりしている。
>>146 「確かにうんざりする文章だな、すまん。出直してくる」
と、瞳に涙を浮かべてみたので勘弁してね。
言った
だの
言った、と書かないで情景描写で茶を濁す
だの
どっちが良いとかじゃなくてどっちもしなけりゃ良いじゃん
台詞は台詞で完結させておいて次のシーンに行っちゃえばいいことのほうが多いと思うよ
描写は必要だからするんでしょ?必要な時だけすれば良いじゃん
言ったって言うなら鍵括弧で十分伝わってるんだからもう良いでしょ
上にある女たちのマシンガントークだって誰がどの発言をしたのかわかりにくいんだったら
いっそのこと、括弧で並べ立てて全部話しきった後で
「どれが誰の台詞だかわからない」って地の文で言っちゃったら良いじゃん
必要なら後で必要になったときに書けばいいし
このことって結局、小説がビジュアルを持たないことを利点と捕らえずに
漫画や映画の劣化版として、心中では捕らえちゃっている人たちの堅い意識の問題じゃないかな?
カメラワークなんてなくたってかまわないんだよ
あったって良いけどね
必要なものは何でも使う、その代わり必要でないものをきちんと見極めて切り捨てていくこと
その取捨選択が自分でできるのが小説の良いところだし、書いていて楽しい、実力の出しどころだと思うんだけど
俺だけの美学かな?
150 :
名無し物書き@推敲中?:04/09/27 17:43:41
1へ
「わん」
「にゃー」
「ワンダフルだわん」
「素晴らしいにゃー」
これで良い。
「わー、びっくりしたぁー」
「なんだよ!勝手に入ってくんなよ!」
「ごめんごめん。だって、まさか、知らなかったから」
「いいから早く出てけよ」
「はいはい」
いったん閉まりかけた戸から一枚のタオルが差し出された。
「最近ティッシュがすぐなくなるから、これ使って」
「うるせー!」
「毎日洗濯しとくから、名前も書いといたから、ね」
弾かれるように立ち上がると、タオルをひったくって、戸を閉めた。
広げたタオルの端には、油性マジックで「お兄ちゃん用」と書かれていた。
>漫画や映画の劣化版として、心中では捕らえちゃっている人たちの堅い意識の問題じゃないかな?
それなんだよっ、
俺はいつも映像を浮かべてから、それに合う言葉を探してる。で、それが間違いだとは全然思ってない。
昔の文学とか、その流れを組んでる人の書いたものを見てると、確実に映像として捉えてないものが結構ある。
でもそれっておかしいんじゃないの? 映像として頭にないのに、川一杯に紅葉の葉が流れる風景をどうやって描写するの?
赤と水の表現を、昔読んだ作品から引っ張ってきたとして、その昔の作品を書いた人はどうしたの? 鶏と卵じゃないけど、
やっぱり最初は、誰かが映像を言葉に置き変えたはず……
多分『非映像派』は読書量がかなり多いタイプなんだと思うけど……
コマを切り刻むのは理解できるけど、進行速度を頻繁に変えるのだけはやっぱり違和感が抜けない。
で、本題に戻ると、
「うりゃ」
「うりゃ」と言った。
この二つはやっぱり違う。省略すればいいってもんじゃないと思う。
『と言った』
は
『「うりゃ」』
を後から弱くしてる。
言葉が中心の世界から、言葉を言葉として捉える神(もしくは自分)視点へ引っ張る役割を『と言った』が担ってる。
もちろん、『と涙を浮かべた』でも同じ効果はあるだろうけど、
>>142 >>144 と同じくに、意味もなく涙流したり動き回るのは否定派。
『と言った』が必要になるのは、ただ喋っているだけのキャラの、そのセリフに主導を与えぬようにする時。
これを貫こうとすると、どうしてもセリフの数を減らさざるを得ない、それが問題。
元々ラノベ調で、セリフが世界を持ってくんならそのままでいいけど、限定した環境でだけセリフが増える場合、対処に困る。
だからって環境を限定するのは嫌なんだが……どうよ?
(
>>152って悪い例だよなぁ……)
だから時と場合で使い分ければ良いって言ってるんじゃないの?
〜と言った、なんて空気みたいなもので、小説の内容にのめり込んでいる状態なら
まったく気になりません。なので連発しても構いませんし、一度も使わなくても構いません。
面白い物語をかくことだけが重要
>>152は俺とか母とか主語らしい主語がない
それが良いか悪いかは別として気が付いた
半月ぶりにここ来たが、次はいつになるやら……
過疎版おそるべし。
>>154 >>だから時と場合で使い分ければ良いって言ってるんじゃないの?
それは画像に変換する場合、一話のアニメやドラマで絵柄をシーンごとに変える
のと同じになる。ぶっちゃけ視点移動と同じで再認識が必要になる。
>>155 ちょいと突っ込ませてもらうわー。
>>空気みたいなもの
まずこの言葉に対するニュアンスとして、
『普段気にならない』『無くてはならないもの』
という一見相反するものを包括してるのが一番の特徴とするべきではないですか?
そこに対してあなたは、『気にならない』という所だけを取り上げてます。
空気が気にならないのはいつですか? それは、空気が正しく、必要とされる通りにそこにある時のみです。
無くなるまで気付かない…… それって、もっとも空気を例えにして語られることですよね?
>>のめり込んでいる
上文の通りです。空気自体がのめり込めるかどうかに少なからず関与しています。
のめり込んだ時限定で空気を語っても、それは東大生だけ捕まえて
日本人は勉強が得意だと言うのと同じです。
>>面白い物語
これは確かにその通りです。でもそれは、テニス選手が
『絶対に打ち返されないサーブを打てば、レシーブへの対応はしなくていい』と言うのと同じです。
確かに論理的にはその通りですが『トッププロでもそれはできません』マンガか小説の中のみです。
よって、それ以外の人を惹き付ける方法(レシーブへの対応)を放棄しても良いという理由にはなりません。
>>156 母、か……やたら媚びてるから俺は妹かと思ったぞ……
見事なまでの認識のズレが……
158 :
名無し物書き@推敲中?:04/10/19 00:21:18
「あ痛っ」
それは、ぷつんと感じて切れた。切れたから痛いんじゃない。切れたのが痛いんじゃない。
「まったく……」
彼は、不快感をあらわにしてそう吐き捨てた。
「どうしたの? 私にどうしてほしいの?」
私は、泣きたい気持ちで彼に先を促す。
「なんでもないよ。さあ早く行こう」
私は絶望を感じた。
もう、おしまいなんだな。そう思った。
確かに繋がっていたと確信していた赤い糸。
私は潔くこれから行く別れを受け止め、背中しか見えない彼より早く早く自分から切り出そうとした。
けど、結局……
二人は漸く歩き出した。
<「わん」
犬が鳴き、
「にゃー」
猫も鳴く。>
<「ワンダフルだ、わん」
「すばらしいにゃー」
猫と犬は口々に褒めた。>
「と言った」ってのは、「言った」ことを強調したいときにだけ使う
んだよ。「言った」って書かなきゃ文が続けられない状態ってことは、
場面の作りこみが甘い証拠だよ。
「〜と言った」を全て「〜と歌い上げた」にしたらいい。
162 :
名無し物書き@推敲中?:04/10/24 17:39:09
実際に、例えば三四人くらいの会話を別の誰かに話してやる必要が生じたら、
どのセリフが誰のものか区別するために、どういう話しかたをする?
163 :
名無し物書き@推敲中?:04/10/25 21:06:17
>>163わからないか? 意味が。
よーするに、『山田が○○って言ってたぜ、鈴木が△△って言ってたぜ、小川が××って言ってたぜ』
ってことを吉沢が村田に教えてやるっていう設定でしょ?
・・・もしかして、違う? まあ、いいや。↑こういう状況の場合・・・
「結局どういう話になったんだ、教えてくれ」
と村田は吉沢に懇願した。吉沢は煙草に火をつけ、一口吸って深く吐き出すと話し始めた。
「幹事の会費はタダにきまってるじゃないか!」
山田は叫んだ。鈴木はいきりたつ山田をなだめるように
「まあまあ、村田は金がないって言ってるんだし」
と、助けを求めるように小川を横目でちらりと見た。小川は呆れたように吐息すると
「お前は本当にお人よしだな」
と鈴木を憐れむような目で見つめた。
↑とまあこんな風に、突然回想シーンにしちまうってのはどうでしょう?
3人分の会話を、吉沢が説明するとややこしいから。
ちなみにこの例文の中ではひとつも『言った』を使わなかったぞ。
ふっふっふ。
165 :
名無し物書き@推敲中?:04/10/25 21:22:37
>>162 俺だったら、各人の話しかたの癖を誇張して「一人芝居」っぽく会話を再現する。
ただしそういう癖って、話すときの微妙なアクセントとか速度とか間合いだから、
文字では表現しようがなくて、小説の表現技術として応用するのは無理だ。
ある意味、そういう癖の中から文字表記可能な要素を抽出したのが、
このスレで何度も問題になっている女言葉・爺言葉……なのかもしれないな。
166 :
名無し物書き@推敲中?:04/10/25 22:02:53
落語という語りの場では、
>>162 の状況がデフォールトなわけだが、
誰が話しているのかを表示する基本的サインは顔の向きだね。
仮想上の熊さんが上手(向かって右)、
仮想上の八つぁんが下手(向かって左)にいて、
互いに向かい合って会話をしていると客に想像させる。
そんな前提のうえで、体を少し上手に引いて下手に話しかけたら熊さん、
体を少し下手に引いて上手に話しかけたら八つぁんになるわけだ。
三人目の人物が加わったら正面向きで、これで三人は楽に区別できる。
実際の会話でも、無意識に顔の向きを変える区別法は珍しくないと思う。
168 :
名無し物書き@推敲中?:04/10/26 22:58:57
>>25 先生(,,゚Д゚)∩
何の辞書買えばいいんですか?
170 :
名無し物書き@推敲中?:04/11/17 18:28:01
ほっしゅ?
171 :
流浪のペンギン ◆od0qY8Ss/. :04/11/17 22:06:07
四畳半に夕陽が差した。右半分が赤く眩しかった。
「わん」
どこかで犬が鳴いた。
「にゃー」
どこかで猫が鳴いた。
「ワンダフルだ、わん」
と、私は呟いてみた。
「すばらしいにゃー」
下らない一人芝居に少し呆れたとき、ドヴォルザークの曲が流れ始めた。
その音色は、数分間、小さな町を切なくさせた。
頭の中に、私が知っている夕暮れ時の町の風景が浮かんだ。
赤信号が青へと変わり、動き出す車の長い列。
薄闇に色鮮やかな、パチンコ屋の幾何学ネオン。
談笑する部活帰りの中学生たち。
―――私はカーテンを閉め、電気のスイッチを入れた。
172 :
名無し物書き@推敲中?:04/12/01 05:51:29
また拍子木を敷かれたように肩の間隔が開く。その間には互いで抱えているよ
うなどす黒い雲海が立ち込め、どちらかが手を離せばすぐにでも地に落ちて醜態
を晒してしまいそうだったが、いつもならば道端に捨てて顧みぬようなそれを、
なぜか今だけはきちんと始末しなければと思ったのか、並木の奥にある形だけの
公園のクズカゴから眼が離せずにいた。
「このまま帰るか?」
支配の一端に逆らってまで口にしたそれは、もちろん否定の機会でしかなかっ
たが、だからといって肯定の意味は持たない。部屋にある自分の荷物に意外性を
拾って、取りに戻らねばならないからと言い返してくるほど馬鹿な女ではないと
思ったが、いっそその方が面白い終わり方だと思ってしまうのもやはり自分だっ
た。
「そうしたいなら」
書き終えた小札を張り付けるように返してくる言葉の終端を噛み締めながら、
こいつの生き方をいつもよりはっきりと足元の踏絵に焼き付ける。
使わなければ十分な金を持ってるくせに、使ってみないと持ってる事にも気付
かない。そのくせ空になった財布を覗いて泣くのが趣味で、それに飽きたら捨て
て新しい財布を捜す。
まだ今は叩いてひねれば百円玉位なら出てくるかと弄ってもいるが、捨てられ
ると分かっている財布に、偽札以外の何を注ぎ足せと言うのか。
と、思う端から背中を叩く拳があった。
「あ痛っ」
自分の背中が小銭入れの蓋であるように、一瞬思考が錯綜する。
そして、気付けば口と共に一歩を踏み出していた。
>>158 へ続くと言った。
173 :
名無し物書き@推敲中?::05/01/17 00:24:46
r8
174 :
konayuki(あ!やべ!図星だ^^;;):05/01/17 00:36:46
勉強になりますです^^。うし^^。(結局まだ起きているのかい!明日早いのに^^;;)
175 :
名無し物書き@推敲中?:05/01/21 16:25:27
「わん」
俺の友達が言う。
「にゃーん」
俺の嫌いな生き物がほざく。
「ワンダフルだわん」
駅前を散歩しながらジョシコウセイとすれ違いざま言ってみる。
俺の世界。踏み込ませない。
最後を全部「悶絶」にしてしまえ。
「わん」
俺の友達が悶絶。
「にゃーん」
俺の嫌いな生き物が悶絶く。
「ワンダフルだわん」
駅前を散歩しながらジョシコウセイとすれ違いざまに悶絶。
俺の世界。踏み込ませないけど悶絶。
177 :
名無し物書き@推敲中?::05/02/10 01:23:54
p
178 :
名無し物書き@推敲中?:05/02/10 20:29:06
>>1 そんな事すら
人に聞かなければ書けないようでは到底無理だぞ。
いろんな本を読め
オマエ、本を読んでないのがバレバレだぞ
179 :
ロイトリゲン:05/02/10 21:30:20
言う、思う、寝る、眠る、等が俺も頻出する。類語辞典ホスイ
180 :
名無し物書き@推敲中?:05/02/11 11:42:26
第一稿を書くときは、言う言ったと使いまくるけど、推敲でかなり削るよ
「結局どういう話になったんだ、教えてくれ」
と村田は吉沢に聞いた。吉沢は煙草に火をつけ、一口吸って深く吐き出すと話し始めた。
「幹事の会費はタダにきまってるじゃないか!」
とは山田。
鈴木はいきりたつ山田をなだめるように
「まあまあ、村田は金がないって言ってるんだし」
と、助けを求めるように小川を横目でちらりと見た。小川は呆れたように吐息すると
「お前は本当にお人よしだな」
とおてあげだといわんばかりに肩をすくめた。
164のとこの勝手にぱくって変えてみた。たすまん。
しかし、言った言った、の連打になるのが避けたいわけだろ?
日常生活でさ、誰が言った言ったって気にしてるのか?
「」でくくられていれば文面だけで発言してるのはわかるわけだから、あとは表現しだいで誰がどうしてるか、が伝わればいいかと。
まぁ、内容によるけど。
犬:わん
猫:にゃー
犬:ワンダフルだ、わん
猫:すばらしいにゃー
犬はどうした、猫はどうした、どうなった、などの状況説明
このあとどうした、こうしたなどの展開の進行の説明
犬;せりふ
猫:せりふ
説明・・・
犬:せりふ
猫:せりふ
このように続ける
164を引用すると
村田:結局どういう話になったんだ、教えてくれ(吉沢に懇願)
吉沢:シュボ、ふーー・・(煙草に火をつけ、一口吸って深く吐き出す)
山田:幹事の会費はタダにきまってるじゃないか!
鈴木:まあまあ、村田は金がないって言ってるんだし(山田をなだめる)
小川:お前は本当にお人よしだな(あきれる)
184 :
吾輩は名無しである:05/03/01 12:07:34
0i
185 :
名無し物書き@推敲中?:05/03/12 10:28:25
〜と言った。〜と言った。でいいんだよ。
それでもし陳腐に感じるんだったら、台詞が駄目なんだよ。
西村京太郎の本を読むと「〜と言った」ばかりで駄目なんだが、
台詞がやはりどうしようもなく説明的なの。
186 :
吾輩は名無しである:2005/03/25(金) 12:30:53
j
ミステリ作家はトリックを如何に難解にしたてあげるかに重点を置くので
あまりそういうところに気が回ってない。
中古で赤川次郎の短編集を買ってみたけど、素敵な描写がない。比喩もない。
まんま、ありのままを述べてる。まあ、写実的だけどねぇ
>>1 すべて、『と言いました。』で済ます。
このへんが最強。
189 :
名無し:2005/04/08(金) 11:50:03
h
190 :
名無し物書き@推敲中?:2005/04/12(火) 20:58:32
むしろ「〜を見た」を使わないで済む方法を教えろ。
一度データを保存してから、ためしに全て抜いてみる。
変換じゃなく削除する。
それから推敲。
遅レスですが、
>>103 A「……」
B「……」
というスタイルはゲームのシナリオに影響されてるんじゃないでしょうか。
>>103>>192 ゲームの台詞の出し方、台本、漫画のフキダシ、単なる手抜き、台詞とキャラとの関係の強調
あと何かあるかな?
>>192 そうだと思うね。
ゲーム以前には
A「……」
B「……」
というやりとりは、あだち充みたいなラブコメで常套手段だったが、
いまあるそれはあきらかにゲームの影響だろう。
>>190 目の当たりにした。
眺めた
望んだ
目にした
窺った
「ヒロシは頭上に輝くたくさんの星を見た」
↓
「ヒロシはたくさんの星が輝く夜空を仰いだ」
などなど。
あえて、脚本風でやってみるとか?
太一「……フッ」
俺は肩の力を抜いた。
手も抜く。
霧「……っ」
空手だ。
ひらひらと、無防備な様を示す。
太一「ハッタリのかましあいはここまでだ、霧ちん」
太一「こちらは武装してない。そちらも無意味な虚勢はやめたまえ」
たまえ、とか言ってる俺はどこまでも格好いい。
純愛貴族の異名は伊達ではなかった。
霧「……………」
霧は手を抜いた。
クロスボウが握られていた。
197 :
名無し物書き@推敲中?:2005/04/15(金) 01:03:37
あげ
198 :
名無し物書き@推敲中?:2005/04/15(金) 01:08:51
キャラの口調がはっきりしてれば、
「」
「」
と続けてもオッケーかと。
どちらが言ったかわかれば。
>>198 そのやり口にデメリットを感じないのか?
そればっかり連続で続くと分かりづらくなるけど、デメリットよりもメリットがでかいと思われ。
読みやすさは重要。
あんまり地の文が入ると、想像の余地も少なくなるし、うざく感じると思うのだが
201 :
吾輩は名無しである:2005/05/14(土) 11:12:21
y
202 :
◆GREEN/aR9E :2005/05/14(土) 17:28:41
z
鍵カッコだけで会話している誰か分かるような書き方のほうがいいと思う。
たとえば
「まさか…お前がいるとはな。」
俺は独り言のようにつぶやいた。
「俺こそお前がこんなところにいるとは思わなかったぜ」
「お互い様ってことか。
しかしな、相手が誰だろうと、俺はあいつを守らなくちゃならないんだ」
「死んでもらうぞ」
「それはこっちの台詞だな」
「俺もこれが仕事なんでな、殺せと命令されたら殺す。例え目標がお前だとしても」
見たいに最初だけ誰か示しておいて後は分のつながり、応答なんかである程度想像できるようにするとか。
(この例は分かりにくい…が)
あとは会話が一通り終わったあと状況を説明するとか
どちらがいったか分からないのを読者が考えてあとでこっちか、と納得するとか
ガイシュツだがやっぱりそのキャラ独自のイメージ(男と女とか、言葉遣い(僕、俺とか))を固めてればいいかも
そのために小説の最初はいちいち説明を入れるのはアリだと思う。
204 :
名無し物書き@推敲中?:2005/05/16(月) 17:51:28
〜と言った。
・・ってのは、殆ど使わないぞ?
セリフを行動や人物描写・情景描写と絡める。
「ねぇ、知ってる?」
裕子は肩に舞い落ちた花びらを摘み、手のひらにそっとのせた。
「桜の木の下にはね、死体が埋まってるんだって」
透けるように白い彼女の手の中の花びらは、血痕のように滲んで見えた。
「そろそろ帰ろうよ」
僕は急いで立ち上がった。
「お母さんたちが探してるかもしれないし・・・・・」
なんだか怖くなってきた、なんて言えなかった。
↑ははしょりすぎだけど、ちゃんとそれなりの表現で組み立てれば「と言った」はいらないかも。
206 :
吾輩は名無しである:2005/06/13(月) 11:32:58
-
207 :
名無し物書き@推敲中?:2005/06/21(火) 08:55:25
[一人の言動で一段落]という原則を立てると、迷わずにすむ。
加藤はバーナーに点火する。「最近なんか映画見た?」
井上は鉄板にラードを塗る。「もう、長いこと映画館には行ってないな。
でも、ビデオなら〈死霊の盆踊り〉をこないだ借りて見たよ」
持田は肉を鉄板に乗せていく。「〈死霊の盆踊り〉って(笑)」
加藤「何それ? 有名?」
中谷は、肉を引っくり返す。「一部のマニアの間では有名かな。
題名がインパクトあること、内容がつまらないことで有名」
持田「うん、そうそう。井上は何でそんなの見たわけ?」
井上「いや、そんなに『つまらないつまらない』言われてたら、
かえって魅かれることってあるじゃん(笑)」
加藤は鉄板の肉を箸でつまんで、自分の皿に取る。
中谷「いや、それまだ火が通ってないよ」
加藤「生っぽいくらいのが好きなんだってば」
持田「で、自分で見た〈死霊の盆踊り〉の感想は?」
井上はジョッキのビールを飲み干す。「やっぱりつまんなかった(笑)」
戯曲かよw
209 :
名無し物書き@推敲中?:2005/06/21(火) 18:57:31
210 :
名無し物書き@推敲中?:2005/06/21(火) 20:32:20
無理して「〜と言った。」なんて使わなくてもいいかも
場所と雰囲気にもよるが
「わん」
「にゃー」
「ワンダフルだ、わん」
「すばらしいにゃー」
犬と猫は口々にそう感嘆した。
とか
いいじゃん。「〜と言った。」って使っても。そう言ったんだから「〜と言った。」で問題ないだろ。別にかっこつけることない。
問題は中身。面白いヤツはそこまで書き方に拘らなくても十分読めるものができるハズ。
213 :
名無し物書き@推敲中?:2005/06/21(火) 22:25:43
加藤はバーナーに点火する。「最近なんか映画見た?」
井上は鉄板にラードを塗る。「もう、長いこと映画館には行ってないな。
でも、ビデオなら〈死霊の盆踊り〉をこないだ借りて見たよ」
持田は肉を鉄板に乗せていく。「〈死霊の盆踊り〉って(笑)」
加藤は言う。「何それ? 有名?」
中谷は、肉を引っくり返す。「一部のマニアの間では有名かな。
題名がインパクトあること、内容がつまらないことで有名」
持田は言う。「うん、そうそう。井上は何でそんなの見たわけ?」
井上は言う。「いや、そんなに『つまらないつまらない』言われてたら、
かえって魅かれることってあるじゃん(笑)」
加藤は鉄板の肉を箸でつまんで、自分の皿に取る。
中谷は言う。「いや、それまだ火が通ってないよ」
加藤は言う。「生っぽいくらいのが好きなんだってば」
持田は言う。「で、自分で見た〈死霊の盆踊り〉の感想は?」
井上はジョッキのビールを飲み干す。「やっぱりつまんなかった(笑)」
菅野は言う。「言う――を追加したけど、別に問題ないんじゃないですか?」
215 :
名無し物書き@推敲中?:2005/06/21(火) 23:07:44
あんまし頻繁に「〜と言った。」「と言った。」「と言った」を続けられると正直ウザくてムカつくわ
一般人からしてみれば面白けりゃいいんだろうけど、面白さとか個性で押してくのはプロの人々からしてみればどうなんかね?
216 :
名無し物書き@推敲中?:2005/06/21(火) 23:28:02
買うのは素人
217 :
名無し物書き@推敲中?:2005/06/21(火) 23:45:15
>>1は
「ダサいだろ」
と言った。
>>212は
「問題ないだろう」
と言った。
「別にかっこつけることない」
と言った。
「問題は中身だろう」
と言った。
「面白い奴は云々」
と言った。
俺は
「技術論が、要は面白いかどうか論にすり替わっているぞ」
と思った。
218 :
名無し物書き@推敲中?:2005/06/21(火) 23:48:04
山田は振り返った。
「だから? それで?」
佐藤は肩をすくめた。
「あんなところで、彼女に出くわすとは思わなかったんだよ」
「そりゃおかしいだろう。おまえあの娘と何年付き合ってんだ」
「だからだよ。金曜日だったんだぜ。しかも巨人対中日戦のある」
後ろの席から、鈴木が身を乗り出して話に割り込んできた。
「おいおい、中日の話なら俺を入れない手はないぜ」
「ちげーよ、お前は勝手に落合を呪ってろ」
佐藤は、鈴木の額に手を当てて押し戻した。
219 :
215:2005/06/22(水) 00:01:04
220 :
名無し物書き@推敲中?:2005/06/22(水) 00:04:34
面白さと個性だけを貫くならオレンジレンジと程度が一緒
221 :
名無し物書き@推敲中?:2005/06/27(月) 08:26:10
オレンジレンジって個性か?
「超」が付くほど顔面の作りが個性的なやつがいるよな>オレンジレンジ
あの顔生理的にうけつけない。
オレンジレンジのスレにしよう
225 :
イラストに騙された名無しさん:2005/07/26(火) 11:10:07
iu
226 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/26(火) 18:27:33
>>178 同意。
多分1にはセンスがないんだよ。
センス=才能 ってコトをお忘れなく・・
>>226 おいおい、
>>178は読者量が足りないって指摘してんだぞ?
それに同意しておきながら才能の無さを指摘するとは……。
あんたの場合センスどころか読解力の問題だな。
話にならん。
228 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/03(土) 11:15:24
-
229 :
無名草子さん:2005/09/27(火) 10:55:48
生理的にうけつけない
>>227 同意。
多分1には読解力がないんだよ。
読解力=感受性 ってコトをお忘れなく・・
よく「と言った」の代替表現として「肩をすくめた」とか「かぶりを振った」が使われるけど、
まあ外人はともかくとして、実際そんな身振りする日本人はいないよな。
純文だとあんまり違和感ないけど、若者たち主導の現代もので使われるとメチャメチャ違和感。
232 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/27(火) 19:49:21
違和感というか[昭和臭]を感じるね。
233 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/27(火) 20:08:26
野坂の本が参考になるかも
234 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/28(水) 14:06:36
「わん」
と、犬は吠えた。
「にゃー」
と猫は鳴いた。。
「ワンダフルだ、わん」
と、続けて犬は吠えた。。
「すばらしいにゃー」
同様に猫も鳴いた。
脚本形式
236 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/28(水) 15:53:47
「わん」
と、犬はほざいた。
「にゃー」
と猫は甘く囁く。。
「ワンダフルだ、わん」
と、続けて犬は暴言。。
「すばらしいにゃー」
同様に猫も爆弾発言。
237 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/28(水) 22:12:01
「わん。」
「にゃー?」
「ワンダフルだ、わん!」
「すばらしいにゃー!!」
既出覚悟でやってみる。
シーン1 原っぱ
犬「わん」
猫「にゃー?」
犬「ワンダフルだ、わん!」
猫「すばらしいにゃー!!」
カメラ、犬をアップで撮る。
239 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/29(木) 21:13:19
云った。
240 :
名無し物かき:2005/09/30(金) 00:18:23
>235 脚本で言ったなんて、使わないよん。
小説でも、まず使わないけど・・・・・・
241 :
名無し物書き@推敲中?:2005/09/30(金) 00:30:43
いや、だから脚本形式で書けば、「〜と言った。」を使わないですむってこと
ネタを説明カコイイ!
ネタ?
245 :
イラストに騙された名無しさん:2005/10/28(金) 11:49:35
@
246 :
名無し物書き@推敲中?:2005/12/09(金) 11:31:10
d
247 :
名無し物書き@推敲中?:2005/12/09(金) 11:54:21
「わん」
犬は鳴いた。
「にゃー」
と猫が応じた。
「ワンダフルだ、わん」
犬は尾を振ってみた。
「すばらしいにゃー」
尾の動きを見つめた猫は眠ってしまった。
催眠術の修得に犬は「わんわん」と満足した。
語彙の不足を補いたいならば、『日本語シソーラス』がおすすめ。
個人で買うには少々お高いが、大きな図書館ならば置いてあるかも。
『類語辞典』よりも役に立つと思う。
文章を書く以外にも、実はクロスワードパズルを解くのにも使えたりする。
詳しくはぐぐれ。
249 :
名無し物書き@推敲中?:2005/12/31(土) 03:51:21
さて、そんな君たちには、スティーブン・キングの
「小説作法」をお勧めしよう。
彼は修飾語は余分だといっているぞ。
「〜と言った」でいいんだと。
「〜と言った」と書くのは神の技。
250 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/24(火) 13:36:51
恥ずかしい事かも知れない
251 :
名無し物書き@推敲中?:2006/01/24(火) 14:24:06
まぁ「〜と言った」を使った単純な表現を使っても文章のリズムを崩さないだけの文章力が必要になる訳で
平仮名で書けばいい。
「久しぶりね」
女はいった。
「〜と言った。」に置き換えられる文章を考えればよろしいのかな。
ならば一般教養がある人ならば少し頭使えば書けるでしょう。
むしろ文章だけを続けてテンポよく読ませるほうが難しい、
と思うのだがどうだろうか?
254 :
名無し物書き@推敲中?:2006/02/19(日) 11:32:13
道士郎でござる
255 :
名無し物書き@推敲中?:2006/02/19(日) 22:13:08
英訳されることを視野に入れるなら
「〜と言った」だらけのほうがいい。
好例が村上春樹。さすが大作家だけあって世界が見えている。
256 :
名無し物書き@推敲中?:2006/02/19(日) 22:58:22
〜戸板
257 :
名無し物書き@推敲中?:2006/02/20(月) 12:41:58
女言葉・老人言葉・悪ガキ言葉・マダム言葉……
なんかを使い分けて話者を示すスタイルだと、
確かに、翻訳したら意味不明になるだろうな。
ネタさえよけりゃ下手な小仕事はせんほうがいいと思うけどね。
煮物とかだって下手に面取りとかするとムラがなくなって飽きる。
体言止めも「述部めんどくせー」ならいいけどカッコ良さ狙ってんだったら逆にウザい。
そこらへんに力割く人の作品て散漫な気がする。
259 :
名無し物書き@推敲中?:2006/02/20(月) 17:33:56
「わん」
「にゃー」
「ワンダフルだ、わん」
「すばらしいにゃー」
犬と猫は口々にそれを讃えた。
これでも何の問題もないと思うけど?
260 :
名無し物書き@推敲中?:2006/02/23(木) 18:16:53
『言った』を色々細かく書けばいいのでは?
『つぶやいた』や
『ささやいた』とか
『言った』にも色々あるでしょう…とマジレスしてみる
>>260 色々あっても意味が違う言葉じゃ使い分けにならん。
意味を変えないで言ったを表現……か。めんどくさい。
そもそも、言った言ったが続くくらいなら何も書かなきゃいいのでは?
それでたまに、
>>260さんのようにやっていけばいいと思う。
263 :
名無し物書き@推敲中?:2006/02/23(木) 20:21:37
小説というのは、一番自由な「何でもあり」の散文として発生したもんなのに、
「小説らしい文章」を書こうとしたら、定型が出現してしまい、
それが気になって、定型を回避するために悩んでしまうというわけだ。
ずいぶん本末転倒な話だな。
「小説らしい文章」を書こうとしなきゃいい。
形式を気にしないネタ文章なんて、ネットにはあふれてる。
逆説的だけど、そんな書き捨て自由文の方が、本来の小説に近いんだ。
西村寿行は台詞の後に、
「〜〜〜」
と十樹。
で終わらせる
十樹は鯱シリーズの登場人物
そりゃ劣化した以降の文体だったような。
劣化以前は手本にしたくなるほど歯切れのいい文体だったのだが。
自分の文章を推敲していうときには「といった」とか「思った」とか
「だった」がやたらと連続しているように思えて、それが気になって
気になって、眠れなくなるほど気になって、なんとか同語反復の
ない文章にしようと言葉を変えたり、順序を変えたりするんだが、
それがはじめの叙述の勢いを削ぐことになり、なんだかみすぼら
しい文章に思えてきて、いっそ全部削除したりすることまである。
でも、普通の読者はそんなことよりも話のテンポとか面白い言い
回ししか見てなくて、こんな苦労は無用なんじゃないかと悩むの
ですが、みなさまいかがお過ごしのことでしょうか。
私は文章作法の手管よりも、『話の内容が面白ければ、そんな
こときにすることないよ』と、いったお墨付きがほしいです。
>>266 文章のテンポがあまりにも悪いと、いくら面白い話でも
読んでてつらいだけなので、そういうお墨付きは与えられません。
テンポある文章書きたければ、一度手書きで書いて御覧なさい。
簡単には書きなおせないと思うと、けっこう慎重に書くものです。
実は、それがいまのあなたの自然な書き言葉のテンポ。
>>266 海辺のカフカを読めば答えが見つかるはずです。
269 :
名無し物書き@推敲中?:2006/03/17(金) 12:40:02
ワンダフルだ
270 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/06(木) 12:52:28
ボールペン
彼は「ぶつくさ呟くな」と蚊が羽音を立てるかのようにぶつくさ呟いた。
彼は鼻を抓みながら「このブーツ臭っ」と喚いた。
彼はブーツをはきながら「水虫が××××××××××」と暴言を吐いた。
彼は足を掻きながら「お願いだから出ていてくれよ」と水虫さんに哀願した。
272 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/26(水) 12:19:50
余計
273 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/26(水) 18:26:51
一人称で幻想的な小説を書くときはむしろ「〜と言った」は使えないし使わない
てか>1は本嫁
先ずは川端な
274 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/27(木) 02:13:51
とつぶやいた。と叫んだ。と語った。
と問いかけた。と答えた。と話しかけた。
と訊いた。と独りごちた。
275 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/14(日) 00:17:58
「本嫁」=「本読め」ね。
「先ずは川端な」ってどう読んでも意味不明。
川端康成を読めってこと?
どう読んでも、ってほど意味不明でもないだろ。
せんず/さきず/まず
は
かわばたな/せんばたな/かわたんな/せんたんな/こうはたな/・・・
やっぱりどう読んでも不明です。
この問題について別スレ立てましょうか?
>>280 冗談じゃなくて、マジで分からん。
分かっているなら教えてくれ。
なにをそんなに引きずってるのかの方が、不気味だよ。
>>275で終了してるでしょ?
>>282 いや、川端康成でいいのかどうかは分からない。
>>275は推測を書いているだけ。
これだけレスが続いているのに回答が出てこないほうが不気味やんか。
なんか病的で気持ち悪いからマジレス。
創作文芸の板で「本読め。まずは川端な」って書かれて、それを「どう読んでも意味不明」なの?
川端香男里でも選択肢にいれてるわけ?
マジレス山楠。(山楠 = thanks)
これで安心して眠れます。
#本嫁が誤字だから、川端も誤字かと思った
#「本読め。まずは川端な」って書かれてるのは知らなかった。
#まだ川端康成は読んでない。井上靖もまだだなあ。佐藤愛子もまだだなあ。
読むものまだまだ多いなあ。書いてる暇ないじゃん。
ははぁ、ガイシュツを誤読と指摘しちゃうタイプか。
>>286 指摘っちゅううか、質問なんでねーの?
マジでわかんなかったみたいだし。
>>285 よかったね!
288 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/29(月) 16:39:04
このスレは良スレJamaica?
289 :
名無し物書き@推敲中?:2006/05/30(火) 21:53:40
でまあ
>>1の話題に戻るわけだけどさ
つまりこーゆーことだろ?
1)どのように言ったか
ex.一人ごちた、呟いた、声を張り上げた
2)つまりどういうことなのか
ex.不平をあらわにした、取り合ってくれなかった、まくし立てた
その地の文の少なさで
一ページに五回は(〜な風に、とか足してあるのを含め)
「言った」が五六回出て来てるが
本人……ではないよな
292 :
↑:2006/06/01(木) 00:51:20
ごめん
ここの住人が書いていい文章じゃねえな
吊ってくる
293 :
名無し物書き@推敲中?::2006/07/08(土) 11:51:11
だこと。
294 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/09(日) 15:24:04
>>1 ていうか、「と言った」のどこがださいのか。まともな文も書けないくせに
ダサいだのかっこいいだの言ってんじゃねぇヴぉけ!
ていうか会話とかならほかの小説見れば丸分かりじゃねぇか!
295 :
(・}゚):2006/07/09(日) 15:27:13
「もうダメだ」
と、(・}゚)は言った。
事実ダメだった。
296 :
(・}゚):2006/07/09(日) 15:29:35
「アリの穴スレで1000ゲットしたのは俺だぜ」
と(・}゚)は呟いた。少し目に涙を浮かべていた。
297 :
(・}゚):2006/07/09(日) 15:32:48
「早く誰か次スレ立てろよ!」
(・}゚)は叫んだ。ほとんど気が狂わんばかりだった。
298 :
(・}゚):2006/07/09(日) 15:38:56
「仕方がない。自分で立てよう」
(・}゚)はあきらめた。潔く、優れた判断である。
299 :
(・}゚):2006/07/09(日) 15:42:14
「そろそろ連投制限に引っかかりそうな悪寒が・・・」
(・}゚)は恐れた。も少し詳しく言うと(・}゚)はぶるぶるっと身震いした。
>>290 ライトノベルだって小説だが
会話ばっかりです
高機能なテキストエディタだったらGREP使えるから
検索結果を一覧でずらずらっと表示してくれるよ。
さらにそこから指定行にジャンプできる。
それで言葉づかいのチェックは楽になると思う。
そう言う直し方は、あんまし意義を感じないな
303 :
名無し物書き@推敲中?:::2006/08/05(土) 11:32:36
rt
304 :
名無し物書き@推敲中?::2006/09/01(金) 11:02:42
fg
306 :
名無し物書き@推敲中?:2006/09/27(水) 11:04:28
アスペルガー残飯、諦めて働け。おまえに小説は無理だって。
307 :
名無し物書き@推敲中?:2006/11/26(日) 02:42:51
類語辞典を駆使せよ
308 :
名無し物書き@推敲中?::2006/12/28(木) 12:21:07
89
保守
310 :
名無し物書き@推敲中?:2007/03/07(水) 19:44:00
age
311 :
名無し物書き@推敲中?:2007/03/07(水) 23:11:21
会話に挟むリズムや間を取るためだけの文章ほど適当で安いものはない
俺はただのアマチュアだが大作家でもそうに違いない
312 :
山本リンダ:2007/03/07(水) 23:17:08
>>263 >「小説らしい文章」を書こうとしなきゃいい。
>形式を気にしないネタ文章なんて、ネットにはあふれてる。
>逆説的だけど、そんな書き捨て自由文の方が、本来の小説に近いんだ。
そんなことはみんな知ってるよ。
でも新人賞を突破するために妥協するんだろう。
新人賞の意義ってなんだ?
313 :
名無し物書き@推敲中?:2007/03/09(金) 00:40:19
自己満足を切り落として
他人を意識させること
そんな抽象論、屁のツッパリにもならんです。
315 :
名無し物書き@推敲中?:
>>263 それはおおむね間違ってるよね。
ここは日本だしね。