◆「この3語で書け! 即興文ものスレ」感想文集第8巻◆
>255「くるみ」「木漏れ日」「時計」
同じことを繰り返すという現在の状況を古時計にたとえているのでしょうか。
基準がなにもないからこそ数を数える行為に執着し、常人ではやらないだろう、
くるみを千個も数えてしまう行為を、無意識にしてしまった。かな?
少し読みにくいのですが、静かな無限の世界を感じられ、冷やりとしました。
>256「無意識」「世界の中心」「狙撃」
殺人をすることにストレスを感じ、不安を吐露しているのでしょうか。
わざわざ言葉にしているので、心のバランスを保とうとしているとも受け取れます。
なので「カルト宗教に染まった」というのが、ちょっと合わないと思うのですが。
内容としては少し前の作品に多く使われたもので、このままではつらいです。
焼き鳥を食べながら、
最近、鳥を見かけないなぁと思った今日この頃です。
>257「決まる」「はずす」「騒ぐ」
なぜ任務を拒んだのかが最大の関心事で、それで話にひきこまれたのですが、
その焦点が不明なまま終わってしまったので、かなり感じわるいです。
心理描写などはいいのですが、舞台背景が見えてこなかったのが残念でした。
>258「哲学」「喧嘩」「空手」
踊りを哲学と、髪の長い男が評価していますが、
その哲学な踊りが気になるので詳しく書いてほしいところです。
また、最後の「俺は踊りだから」というのが不明でした。
男の存在=踊りそのものとも思いましたが、それでも話が見えてこないです。
>259「雷」「かがり火」「信用」
話のなかで語られる空想は少し面白いと感じるんですが、
ほかではどこを楽しめばいいのか、わからないです。
>260「夕暮れ」「せっけん」「レモンティー」
時期を確定する言葉が「卒業間近」しかないのがつらいです。
「夕暮れの寂しさ」やブランコの音が季節の描写とも思えるのですが、
それらを季語と感じるには弱いです。
マコトの噛んだストローと今でも昔のことを覚えている、など、
変わってしまうことと、変わらないことの描写が上手だと思います。
>261「金魚」「鎖」「雨」
空き缶を自身と重ね合わせたのかなと思う話です。
お題消化のために使われた「金魚」を含んだ一文がやや浮いているのですが、
だからこそ話に関係しているとわかり、視点人物が傷ついているといえます。
雨が降り出したときに取った行動が、現状に対する答えだと感じます。
なんだか占い師みたいな感想で、すみません。
>262「柔軟」「慈悲」「鱗」
マイマイカブリってなんだっけ……だったので、検索しました。
本文を読んでいると、どうしてもカタツムリを連想してしまうんですよね。
オチは輪廻転生みたいなんですが、気づくまでに時間がかかりました。
感想乙です。
お久です。
>259 うーん、この内容で面白さを出すには、空想の例の羅列にもっと
インパクトや重みのある「罠」を配置して欲しかったと思います。
この手の私小説的な自分語りは、効果的な圧縮を要する三語には
向いてないかもしれません。
>260 幼馴染に振られた経験のある俺には痛い。
漏れを痛がらせた時点で多分あなたの勝ち。
多少目安行数に対して余裕あるようなので、会話を繋ぐ沈黙を
もっとまだるっこい描写で埋め尽くして貰えるともっと痛がれそうです。
>261 この味はなかなか。空き缶に物憂げ・みだらな格好って描写がイイ。
>262 会話文の連続は味があるようで、ポイント残せば地の文章で容易に
圧縮ができる点でもあります。味を殺さない程度に会話を詰めれば
15行も無理ではないかと。
>263 文は読みやすく描写も明瞭。オチはなんだったんだろう。
>264 時間軸の大胆な組みかたが秀逸。オチが「小説」消化のためだけに
使われたような気がしてちょっと疑問でしたが、好みの範囲かも。
>265 うーん。「やり直すチャンス」から脈絡なく展開を裏切られてちょっと不満。
その後で彼女が悲しそうな素振りを見せる訳でもなく。ちょっと違和感。
>266 む、そこで止めますか。せっかくの一行余り、起こった事の詳細な
説明は無理でも、その絵を更に際立たせるような主人公の「感想」で
締めるともっと高い効果が望めたのではないでしょうか。
>267 暴力的かつ荒唐無稽な設定が素敵w 15行に拘った点も評価。
>269 長っ。目安の15行を目指して削るには、大掛かりな流れの梃入れが
必要かな……。描写を「違和感への遷移」に絞れば無理ではないと
思いますが。
>270 お題何を使ったん? なかなか読ませるシーンだけども。
>>263,266 あれ、この痰飲み話は連作なのかな?
>>227 やばい、すごく切ない。
彼の言葉が意味深で、
ひょっとしたら美佐子に「別の男がいる」と吹き込まれていたのかも。
あるいは単に、引き止めてもらえれば元に戻ろうと思っていたのかも。
しかし問い質す機会も既になく。
止まってるので何か書こうと思ってたけど、書かなくてよかった。
日にちがあきました。
>263「フランス人形」「老人」「オブラート」
オチにギョッとしますが、ひょっとしたら冗談?
文章を4+4に分けているのは、なにか制限を設けてのことでしょうか。
場所や風体などの描写はあっさりしているのですが、
特にひっかかることなく読みやすかったです。
>264「弁護士」「乳房」「小説」
>>571さん簡素ありがとうございます。
読み返すと2行ほど削れますし、文章もバタバタしています。
視点人物が、良くみれば一途、悪くみればストーカーで失敗してます。
小説の要素を伏線とするには行数が足りませんでした。
即興三語は現在の実力が明確になると感じます。
>265「再会」「ワイン」「笑顔」
レストランの雰囲気・風景の綺麗さが浮かんできます。
言葉と描写で「期待」を何度も出されるのが少々くどいかなと感じます。
ただ、それぞれワンセットで出てくるのは理解しやすく、上手いと思います。
>266「白い」「包む」「ふわふわ」
本スレ>263の続きでよいですよね。
必要最小限の状況説明が絶妙に感じます。
話も続きが気になってきて良です。
おじいちゃんとお酒はかけあわせたのでしょうか。
>267「余興」「訴状」「余剰」
荒唐無稽で面白そうだと思うのですが、設定が気になりました。
どうしても現実に起こった場合を考えてしまうんですよね。
主催者側や観客が許すだろうか、黙認しているのなら理由はどうだ、とか。
その辺りをクリアしていただけたらよかったのですが。
>268 >269「高原」「罠」「ロボット」
お題が実質未消化なのと、行数オーバーしすぎなのが難しいところです。
あーなるほど! と思ったりして好きな作品なのですが、残念ながら感想なしです。
>270「壁」「ゆらゆら」「レタス」
食感が伝わってきます。
速すぎる話がつらいところです。
>277「壁」「ゆらゆら」「レタス」
雲がひとつもないという言い回しは、あまりいただけません。
内容では、視点人物が男か女か、判断しづらかったです。
それから、やっぱりラストのキーコーは余分かなと思います。話は好みでした。
>278「山道」「いいえ!」「今ごろは」
冒頭の「満月がぷかぷか〜」は、湖に月がうつっていると錯覚しやすいです。
空を水面とたとえたのでしょうか。
話では、どうして幼い子どもだけで出歩くのか危険じゃないのかな、と
設定の面で疑問がいくつか出てきます。満月と菜の花の色彩描写が良かったです。
>279「硝子」「ねこ」「大丈夫」
浦野という名前からは「裏」という連想をしやすく、マイナスイメージがあります。
なので、このネーミングは雰囲気に合っていて良です。
勘違い話を交えながら硝子を片づけ、そして髪をかきあげる仕草から、
もうひとつ奥の場面が想像できました。
>283「風」「君」「心」
ブリキ男はオズの魔法使い?
場面が浮かんでくるような風と草の描写は上手だとは思うのですが、
話がついてきていない・なにもないという印象があります。
心がない状態を意図されたなら成功だと思います。
>284「地蔵」「渦巻き」「指導者」
仏教話が重すぎて、とっつきにくい印象があります。
なので「テロリスト」の文字が浮き彫りになっていて
ここに、ひときわ強いメッセージを感じます。
>286「地蔵」「渦巻き」「指導者」
なんとなく話はわかるのですが。
>287「ずっと」「スズムシ」「伝わる」
ミステリーということで、あれこれ考えながら読んだのですが、
そのあれこれが漠然としたままで、もやもやしてしまいました。
不確定情報が多すぎては放棄するしかありません。
雰囲気重視の作品なのでしょうか。
>288「ありがとう」「かけら」「頬」
いますぐ結婚式をすれば、というのは野暮?
なぜ三日も待つのかという理由がないので疑問に思ってしまうのですね。
ラグビー部で鍛えた肉体という表現が、落差を強調していて良です。
三点リーダーを使いすぎ(特に2つ並ぶところ)なのは要注意です。
>289「雪見」「蚊取り線香」「大学ノート」
蚊取り線香の季節なのに雪見はないのでは、と思ったらお題でした。
連絡ノートから大学ノートへの変化も無理があるかと。
場面(状況)がわかりにくいかなと思います。
瞬間を楽しむオチも、これでおわり? という印象でした。
>290「球根」「ジャム」「楽園」
脈絡もなく話が飛んだりあちこちに移動したりと落ち着かない感じがします。
ですので状況がつかめないことが何度かありました。
登場人物の雰囲気は良でした。
>291「真夏の」「夜の」「夢」
語りで話が進んでいき、二転三転するのでついていくのがやっとなのですが、
よどみなく流れていく文章は上手だと思いますし、事故にあった状態を丹念に
ピザにたとえているのも良いと思いました。
「真夏の夕方の夢」はダジャレと受け取ればよかったのか迷うところです。
>292「骨」「ゆがむ」「手のひら」
思春期真っ盛りの男子生徒が微笑ましいです。
文章もひっかかるところなく読めました。
最後に白衣の先生がどうして謝ったかの理由がわからなかったです。
ところで保健とせずに白衣と書いたのはイメージを強めたのでしょうか。
>293「永久機関」「寓話」「仮面」
いきなり話がはじまっているので場面が想像できず読むのが困難でした。
最後の文章で「僕も注意力が欠けていたらしい」と誰か注意力がないことを
示していますが誰なのでしょう。
と今この文章を書いていたらわかりました。蔵の所有者ですね。
>294「鬼」「欧米」「グッズ」
話を4つの時間に分けられて展開されているのは面白いです。
文章では一段落が短いので読むのは楽だろうと思いきや意外と大変でした。
場面が変わるたびに新たに状況設定を覚えないといけないんですよね。
子供の暴挙をつなげつつオチに持っていくのは上手いです。
Tシャツはガイドさんのイタズラかな。それともサービス?
>295「別荘」「女優」「女中」
読み返したらカケルと高山芽衣が劇団員ではないと書いてなくて
青くなりました。
カケルという名前は笠井潔さんの小説に出てくる登場人物からいただきました。
前回に引き続きオチがいい加減だったので次回から気をつけます。
>296「別荘」「俳優」「執事」
ホラーと受け取ればよいのでしょうか。
決定的なことを書かずに切り出された場面をつなぎあわせることで
一つの答えに導く文章の流れがよいです。本スレ>292さんの作品も。
これはモンタージュと呼ばれる手法でテクニカルなものを感じます。
設定では不確定情報が多くてモヤモヤしました。
長文の作品投稿の感想をどう書いたらいいのか困ってしまいます。
ひょっとして感想不要の意思表明なのでしょうか。
>297「蜜」「とろり」「甘さ」
どうするんだろうと思っていたらオチがあってよかったです。
でも糖尿病患者って太った中年男性のイメージがあるんですが。
中年男性の体に吸血鬼の白い指が妖しく這い、その脂ぎった首筋に白いキバが。
その光景を想像するとアレです。
アレに関する質問には答えられません。
>298「悩む」「胃」「上司」
「窓際族」は死語に近いのでは? 現在ではリストラが自然ではないかと。
作中には登場しないのですが、子供さんがいるみたいです。
また暴れる奥さんがかわいいと思ってしまいました。
その奥さんがどうして狂ってしまったのか、理由(過程)がほしいところです。
最後の目玉焼きに合う調味料が謎でした。
>299「病院」「浴衣」「眼鏡」
これからというところで終わっています。引きとしては良です。
ナースのキャラ(ナースという言い方は通るのかな)が
伝わってきて面白かったです。
ただセリフのやり取りが説明っぽいと思いました。
それに理由なしに眼鏡を辛抱してくれというのはちょっとつらいかなと。
>300「病院」「浴衣」「眼鏡」
自作でした。
>301「忙殺」「根性」「糸くず」
根性・努力・忍耐に対応する出来事が見当らないので印象が薄いです。
暑い中、ネクタイを締めて背広を着ている描写がその対応とも思うのですが、
あまり弱っている感じがしないのでこの周辺の印象が弱くなっています。
内容では先輩後輩の関係と野球のポジション、セリフのやり取りなど
人物設定に関して私的に違和感がありました。
>302「チョコレート」「階段」「血液」
一か八か、の由来を調べたら「丁半」のそれぞれ上部のつくりから取ったそうです。
それはともかく現在の状況が短文で構成されていてスッキリとしていて良です。
お題のチョコレートの存在がやや疑問をかんじるのですが、
気持ちのスタータースイッチとして小気味良く機能していると感じました。
>303「ロック」「機械」「嘘」
これまで失敗を重ねてきた男が銃自殺をしようとしたら安全装置のロックを
忘れていて助かった。これは良い見方をすれば運が良かったになり、
悪い見方ではおっちょこちょいだったということになり、私は悪い方を取りました。
ですので、これからも相変わらずの人生が続くだろうというギャグになってしまい、
最後の「前は向いてる」が妙に浮いているように感じました。
>304「白塗り」「口元」「病原菌」
詩を知らなかったので調べてしまいました。夜行新幹線は実在するのでしょうか。
物語を展開されているのはいいのですが、話の組み立てと流れが良いとは言えず、
また重複した内容も多いので、読んでいるとつらくなってきます。
冒頭の詩は目を引くのですが、過ぎれば忘れ去られてしまう存在になっています。
>305「黄色」「日曜日」「レモネード」
彼が好きであるというストレートな感情描写にはホッとしますし、良いと感じました。
ただ遊園地に行くことがそれほどイメージを壊すものなのかと疑問です。
これは、今までどういう交際だったのか情報が少ないのが原因だと思います。
一応、冒頭部分にその情報があるのですが、これでは少ないと感じました。
今のままだと思い込みが強すぎる(暴走・勘違いしている?)女性という印象です。
>306「はてな」「翻訳」「ベクトル」
空白行を含んで綺麗に15行に収まっているのは実力があると感じます。
読み終えて少ししてからこの視点人物が日本人でないことに気がつきました。
ただ作中で断定されていないので不確定です。
お題では、作者さん自身お分かりだと思うのですが「はてな」が異様に浮いています。
全体に軽い(=楽しい)雰囲気で面白く読めました。
>307「ラーメン」「ハンバーグ」「とうもろこし」
焦点をしぼった背景描写がなかなか良で、自然に場面が浮かんできますし、
中学生であることの説明がはいるタイミングも絶妙と感じます。
ナツの性格描写を「!」で済ませているのは掌編では有効ですが、危ないとも感じます。
名前と性格をそれぞれ対極にされている気配があるのですが、フユは中立ですね。
ナツのキャラが強すぎるのもあるのですが、これは意図どおりだったのかな。
>焼肉様
簡素謝謝! 簡素回礼。
>>300 ユーモアが効いていて面白かったです。話の重い部分(死に関わる部分)も、軽く書いてあって、でも生命軽視な印象は無くて楽しめました。ラストが効いているのだと思います。
主人公が好きです。作者さんの意図がどうかは分かりませんが、無神経に見えて実は思いやりのある性格だと思いました。
主人公の性格は描写を軽めに済ませてあり、人によって捉え方が変わりそうに思うので、これは、私の勝手な希望かも知れません;
「オマエが寝癖か!」は主人公の台詞だと思うのですが、男が言ったようにも見えて一瞬迷いました。
ラストは驚きました。人生何があるか分からないというか……。好きなオチです。
通りすがりだった眼鏡さんが朱美の死を悼んだことに、心が暖まりました。
読後感が良い素敵な作品でした。
>>583さん簡素ありがとうございます。
たまに、コントっぽい話を知人に読んでもらっているのですが、
面白いかつまらないぐらいしか言ってくれないので(でもありがたいです)、
細かい指摘をしていただいて感謝です。
セリフのわかりにくさは私自身自覚していて、あらためて配慮がないことを再確認できました。
眼鏡の人が同一人物なのを読み取られたと聞いてホッとしています。
この人は実は通りすがりではない設定なのですが、そうとしか受け取れない内容になっていて
ここも改善しなくてはいけませんでした。
素敵な作品と感じていただき嬉しいです。
簡素ありがとうございました。
>308「特徴」「頬」「髭」
三年間顔を会わせていないことが冒頭一文目にあるのですが、これは勿体ないです。
どこかに年月経過に関する描写があれば生きてくるのですが。
「お袋」だった呼び方が「お母さん」に変わったのは、昔を思い出してのことでしょうか。
これも対応するエピソードがあればよかったのですが。わかりづらくて勿体ないんですよね。
「お袋」の多さは同じ言い回しをほとんど気にしない私でもマズイかな、と思いました。
>309「ホタル」「泣き虫」「また今度」
最初に「こいよ」とあるのですが、そこがどんな場所なのかわからないのでつらいです。
またホタルの光は暗がりで識別しやすいのですが、ここでも明暗が想像できない。
そして10年後になりますが、ここでも病院の待合室か自宅の部屋か不確定なんですね。
私は過去に見てきた映像を思い浮かべながら読むタイプなので、厳しくなってしまいます。
気持ちの表現とキンキュウシュジュツの使い方も惜しいままに終わっていて残念でした。
>310「箱」「カレンダー」「マニキュア」
オチが嫌すぎて(←良い意味で)面白かったです。
ペンライトという限定された場面の切り取りが上手いです。
空き巣の常習犯にしては見つかってしまっていて腕(空き巣能力)が低いと感じます。
家主が在宅だった理由はなんだったのでしょう。
明暗と15行を最大限に活用したのは良いと感じました。
>311「助太刀」「竪琴」「火種」
最初にコップを洗っていますが、ひょっとして落としそうになったのでしょうか。
ここはコップよりも食器と書いたほうが状況がわかりやすいので、少し気になりました。
お題の「助太刀」はちょっと厳しいです。時代劇でも見ていたら自然だったんですが。
奥さんは話をちゃんと聞いてあげているのでいいですよね。夫は浮気でもしたのでしょうか。
文章は読みやすかったです。話が終わりきっていて余韻がないのが残念かなと思いました。
>312「手紙」「黒い」「花」
ひまわりの封筒が良いです。便箋が気になるところです。
佐織は漢字の「嘘」で、男が平仮名の「うそ」なのは認識度の違いでしょうか。
男は佐織にそんなに依存していなかったようなので、後悔のショック度が低いです。
また黒い服は妊娠を隠すためだったのでしょうか。理由がないので唐突に感じます。
佐織の性格描写はひっそりとしているのですが、しっかり感じられて良でした。
>313「スクラップ」「命」「傘」
私もそうなのですが行数を稼ぐ為に長文にしてしまい、結果として語感が悪くなっています。
物語舞台が実は近未来だったというのが面白ポイントだと思いますが、
それだけでは勿体ないのでもう少し話をふくらませて欲しいところです。
>>584 ごめん、300についてちょっと教えて欲しいんだけど、
寝癖って呼ばれて逃げていった男は、白いワンピースの女と同一人物?
もしそうなら、女装してるのか、男みたいに見える女の人なのか
うーん、俺の読解力がないのかな?
>>586 感想ありがとうございます、
> また黒い服は妊娠を隠すためだったのでしょうか。理由がないので唐突に感じます。
言い訳&ネタバレを書いてしまえば、
堕胎してしばらくの間、喪服として黒い服を着ていた、ということです
”あれは彼女にとっての喪服だったに違いない”
みたいな一文を入れておいた方がよかったですね
264
大人の視線でいい。笑顔の中によぎる不安や引け目が悲しくて好きです。
この弁護士さんがイイ人すぎて何だか惚れそうです。人物像が上手いですね。
295
登場人物の苗字に「高」。意図があるんだろうけど、私は漢字の意味をものすごく
深く探ってしまうタチなので、上昇志向の伏線だろうか?とか考え込みました。
変態ですみません。お話はもっと読みたいです。もっと人間関係が縺れるのを期待。
300
こういうセンスには目から鱗。寝癖があとから効いてきて、今日は一日中自分の
後頭部と背後が気になりました。喜劇の中に悲劇が書ける人、おお、チャップリン。
こういう作品の読後感は好きです。わからない部分も含めて気にいりました。
焼肉さん、簡素人、無理せずがんばって下さい。作品も楽しみにしています。
>>587さん 質問ありがとうございます。
すみません眼鏡の人は女性の設定です。
多くのかたが気づかないままだとも思ったのですが、今回の掌編ではオマケ扱いなので、
それでも構わないとしました。忘れ去られてもOKだったのです。
>>588さん
そうだったのですか。
佐織が黒い服を着ていたのは、佐織が妊娠に気づいた頃と思ったので、
まだ堕胎する前だと勘違いしてしまいました。
実は、便箋のほうに気を取られていたせいかもしれないです。
封筒について詳しい描写がなされているので、じゃあ便箋はどうなのだろうと思っていたら、
その気配がないのでとても気になりました。字体について綺麗な字とあるのですが、
その字の書かれている紙のほうが気になって仕方なかったのですね。
>>589さん
感想ありがとうございます。
私は登場人物名を考えるときは2〜3秒ぐらいで浮かんできたものを、
特に問題がなければそのまま使っています。
本スレ>295のパーティーの話に出てくる登場人物名もそんな感じで決めました。
「高」にはそれなりの地位についているイメージを連想して欲しかったので、
上昇志向、正解です。この「高」が「とある理由」につながったりなんかしてます。
おおむね良い評価に加え、登場人物も気に入っていただけて嬉しかったです。
>314「答え」「五輪」「組織」
公園に来ているところが日常の何気ない雰囲気を醸し出していて良です。
ただ、このままだと登場人物のへ理屈に終わっていてツッコミどころが多いです。
遊んでいる子供たちがオリンピックに絡んでくると話の印象が強くなるのでは。
>315「大陸」「ハンカチ」「液体」
舞台が不明なのですが、これはアメリカでいいのでしょうか。
私は大陸(中国?)の交通事情を知らないので右側通行などのヒントが欲しいです。
救急車が来る前の事故直後にジェイムズの知人(?)が現場に行っているのですが、
この知人はジェイムズから連絡を受けて現場に駆けつけたのでしょうか。
救急車が来る前ということで、条件がかなり絞られるのですが。
592 :
初心感想人:04/08/14 20:26
>316
何故か話に入り込めませんでした。
どうしてだろうと考えていると、主人公である『彼』の性格が分からないからでした。
遅刻をする、課長に怒られるのを怖がる。これだけを見ると弱気でねぼすけな人物像
を思い浮かべますが、車を跳ね飛ばし人を吹き飛ばす行為はそれに合いません。
結果、主人公像を定める事ができず『世界を救う』という一文も浮いてしまっています。
遅刻して課長を恐れる人間が、社会に迷惑をかけることに躊躇しないというギャップの
面白さを狙ったのなら、それは読者に混乱を招くだけになっています。
あと、細かい事を言えば掛け声よりも先に彼は移動できないんですよね。同じ音速だから。
>317
読み難い。辛辣な人ならこの一言で感想・批評終了ですね。
まず、段落が多すぎます。もっとまとめましょう。三つぐらいになるかと思います。
文字数が半端な場合は別のもっと短い言葉に置き換えるか、いっそ言葉を削るかしましょう。
15行40文字以内で収めようとすれば大胆さも要求されます。
内容的には時間軸は分かりませんでした。『藍色のに包まれた世界』と
『祭りが行われている』とあるので夜だと思いましたが、夜に墓参りをするというのは
何となくイメージし難くかったです。それとも夜まで墓参りをしていたのですか?
『家へ帰ると、仏壇に前においてある提灯に火を点すと』というのは凄く変です。
何故変かは口に出してみれば分かります。
>318
難しいな……
この淡々とした文章は狙ったものかどうなのか分かりません。ですので
「三点リーダー(…)は二つで一セット」とだけ言ってベテランの方に任せます。
>>592 感想ありがとうございます!
『家へ帰ると、仏壇に前においてある提灯に火を点すと』
ぎゃっ、『と』が2つもある! <家へ『帰り』>の間違いです…鬱だ。
段落が多いということは、一文が短いということになるのでしょうね。
他の方達よりも描写が少ないというのは自覚していましたが、読みやすさや
字数制限を意識してしまって、それが逆に読みにくいとは気付きませんでした。
『藍色の世界』は、夕暮れ〜夜の辺りを意識したものです。
自分の地方では(徒歩圏に墓があることが多い為)夜に墓参りをすることが一般なのですが、
この辺も描写不足ですね。
以後気を付けます。
自分では気付かない欠点が見えました。ありがとうございました。
私は読了した本について書かれた感想を読むのが好きで
ホームページに書かれている感想を読みまくっているのですが、
初心感想人さんの感想はとても面白くて参考になります。
よければ引き続きお願いします。
>316「音速」「壁」「衝撃波」
14行と短くまとまっているのですが、音速の彼についてもう少し教えてほしいです。
全体に抽象度が高くてあらすじっぽいんですね。突き放されている印象を受けます。
わりと楽しく読んだのですが、人々を壁に激突させるところがちょっと痛いです。
彼がどうやって世界を救ったかまでをじっくり読みたいところです。
>317「盆」「提灯」「うちわ」
感想を多めに書いていたのですが、それだったら実際に書いたらどうかと思い、
わたしだったらこうするかな、という感じで書いてみました。
よければ参考にしてください。(*のついた文章は削ってもいいところです)
歩いて十分の、父親の墓参りの帰り――
藍色に包まれた夕闇のなか、浴衣を着た女の子たちが慶太の横を駆けていった。
少女の持っていたうちわの絵が気になったが、緩やかな坂にはもう誰もいなかった。
*慶太に涼しげな風がそよぐ。その耳元に祭囃子が流れてきた。
慶太の母は慶太の幼い頃に蒸発し、男手ひとつで育ててくれた父親も高校生のときに病死した。
はじめは親戚と一緒に父親の墓参りをしていたが、そのうち慶太ひとりに任されるようになった。
無責任な親戚だという人もいたが、物静かな慶太にとってはむしろありがたかった。
これは父親の影響を受け継いでいるのではないか。慶太はふたりで暮らしていた頃を思い出す。
父親は会社が終わると騒がしさを避けるように、まっすぐ帰宅することがほとんどだった。
*それに食事の前には必ずテレビを消していた。
*本や新聞を読むときもラジオや音楽を一切かけなかった。
*家には父親の遺したレコードやCDが何枚かあるので嫌いということはなかったのだろう。
そのとき近くの民家から幽かな物音がした。弾かれるようにして慶太は歩き出す。
道路に照らし出された自分の影が、時計の針のようにグルンと回っておかしかった。
いつもより時間をかけて歩いた道も、五分と経たないうちに家についた。
電気をつけっぱなしにしていた居間にあがるとそのままの足で仏壇までいき、
ぶらさげられている提灯に火を点した。蛇腹に描かれた花々が色鮮やかに浮かびあがる。
ふいに、風もないのに、炎が揺らいだ。
お帰り、父さん──
慶太はそっと呟いて、位牌に手を合わせた。
>318「ひび割れ」「みかん」「ため息」
舞台はアメリカ? 視点人物が誰なのかも含めてちょっと気になります。
この視点人物の移動に合わせて家の様子を書いていくと臨場感が増すと思います。
世界を震撼させる科学能力を持つトーマスなのに、その凄さが伝わってこないのが残念です。
たとえば難病に効く薬を次々に作ったかと思えば、周辺500キロを放射能汚染させてしまう。
誰もが好感を持つトーマスは実は善悪の判断がない。このギャップが面白さになるのでは。
>319「電球」「電話」「蓄音機」
最初がセリフで、次が心のなかの声(←実は違う)、そして状況説明になっています。
ガイド文がないので読んでいるとわけがわからないんですね。ここは――
“深夜、妙な胸騒ぎがした○○は慎治に電話をした。”ぐらいベタにすると良いです。
中盤のおそらく肝である怪奇現象は、実は一番印象が薄いです。
今作で一番印象に残ったのはラスト5行です。ここが一番面白く読めたところでした。
>320「漫画本」「箸」「むぎ茶」
日常の何気ない姉と弟のやり取り、面白かったです。私的良作です。
改善ポイントとして、最初の3行は取っちゃってOKです。
次に漫画のダメな例は「とにかく全部がだめだった」と一つにまとめ、
かわりに漫画主人公のだめなところを幾つか出してください。これがオチを強くします。
>321「毛」「戦争」「芯」
読んでいると事実がただ過ぎ去っていく感じです。
花村の人柄や家族のこれからなどが何ひとつわからない。これでは何も感じないのです。
視点人物にはいろいろな思いが沸きあがっているのでしょうがそれを書いてほしいです。
花村の性格がよくわかるエピソードや家族の経済状況などがあると、
より強く物語を楽しめると思います。
第十七期 (
>>445,486,500,514,557)前回まで175作品
7/25〜7/31(本スレ>233-270)の投稿は32作品 合計207作品
8/ 1〜8/ 7(本スレ>271-298)の投稿は18作品 合計225作品
8/ 8〜8/14(本スレ>299-318)の投稿は20作品 合計245作品
焼肉 >200-318
◆YnRRG3sK2U >34-97,259-270
(・∀・)つI 簡589 >264,295,300
簡素お疲れさまです。
( ゚Д゚)⊃旦
>焼肉殿
どうも有り難うございます。書き始めたはいいものの、眠たくなって40分程度で終わらせてしまいました。
そのせいで不要な描写に気づかなかったのでしょう。
何かと大変でしょうが、これからもがんばってください。
>焼肉氏
面白いですか、それは良かった。これからもちょくちょく感想を書かせていただきます。
>319
一番初めに台詞を持ってくるのは小説を書く一つの技術かも知れませんが
説明が不十分で今ひとつ状況が分かり難い文章でした。
何故軍歌が流れてるのか、何故慎治は電話に出ないのか
蛍光灯の光が何故弱まり、何故カーテンが揺れたのは始めに読んだ時には
全然理解できませんでした。
何度か読んでようやく理解できました。もしかしたら単に読解力がないだけかも知れませんが。
もう少し丁寧な状況説明が欲しかったですね。
>320
最後の落ちに笑いました。同属嫌悪って奴ですね。
熱帯夜とか集中豪雨もタイムリーな話題ですんなり読めました。
>321
小説というより「私」の日記を読んでいるような感じがしますね。
淡々とし過ぎているからでしょうか?戦死を聞いたときの「わたし」の
状況や心境や反応なんかが書かれていれば日記らしさが消えると思いますが。
>322
出だしが綺麗で好きです。
ただ4行目と5行目が少し唐突かなとも思えました。
蝉の遺品と男の遺品との対比があるだけに少し残念に思えます。
扱っている題材に比べて綺麗な内容に仕上がっていると思いました。
>324
内容はやはり過去の事実について書かれた物を読まされている感じがします。
そういう文章として書いたのなら細かい事を除けば何も言うことはありませんが。
どうしてそうなるのか考えましたが、どうにも上手く言い表せません。
ただ「私」の視点が過去を見ているような感じになっています。
感想はじめて読ませていただきました。
大学が休みなので、三語の企画に一日一遍くらいのペースで参加させていただいてました。
感想を読むと、まだ直すべきところが多く、創作にいっそう夢中になれそうです。
趣味の内輪個人サイトに、ここで書いた作品をアップするので、一応断っておきます。
以下の本スレの番号の作品です。
236、240、247、259、265、269、278、287、290、290、296、304、311、327
私は感想を書いてないですが、感想つける作業は大変だと思います。感想人さん、がんばって下さい。
感想、ありがとうございました。
>>597 毎度ながら集計お疲れさまです。
>>598 私の感想は参考程度で〜。
>>599 自分とはまた違った感想は、
こんな反応があるんだと、とても参考になります。
ところで唐突ですが、私の諸事情により感想は今回で終了です。
ひと月ちょっとでしたがお世話になりました。
>322「思い出」「遺品」「忘れ」
2行目「あの頃」、3行目「枝」がいきなり出てきて、?でした。
初めに病院のベッドから木が見えることと、年齢などがあるとわかりやすいのですが。
どんな手術か不明のままですが、思わず「えっ」と思い、その点では成功?
>324「繰り返し」「ツアー」「凝縮」
どこか心ここにあらずといった語り口調、自分を客観視しているのは、
妻がなくなった事実を受け入れられない気持ちを表現しているのでしょうか。
でも読んでいる私に、作中人物の悲しみが届いてこないのはマイナスです。
いかにしてこの作中人物の気持ちを私に届けてくれるかが重要ではだと思うのです。
お題の「ツアー」が浮いてしまっているのも、ややマイナスでした。
>325「お願い」「大声」「呆然」
修行僧の駄目っぷりが言葉のみで印象が薄く、少し引っかかります。
中の人がいないことはホラーの扱いだと思うのですが、笑いにしていて面白いです。
最後の法然の意味が不明だったのですが、呆然につなげる伏線ですね。
話の雰囲気が二点、三点するので何度か「あれ?」と感じますが許容範囲でしょうか。
私は禅問答に夢中になっていたので、やや残念でした。
>327「吃驚」「努々」「頑固親父」
最後にされるのでしょうか? 難しいお題ですが自然に使われていると思います。
佐山の煎餅を焼きつづける理由が定まっていないようで漠然とした印象を受けます。
わざとはっきり書かなかったのでしょうか。
物語のシメとなる「浅草の夕焼け」(ここの誤字は大マイナスです)の扱いが軽いので、
作中に類する描写があるとよかったかなと思います。
私的に良作に近いのですが、ちょっと読みにくいのが残念でした。
>328「しりとり」「ものさし」「キッチン」
お題とニョクマムが自然に使われいて文章も読みやすかったです。
破天荒なオチなのですが、おじさんの感情を行動で描写していて面白かったです。
年に数回フラリと本文/感想を書いてる者です。わりと遠慮なく。
329
前半のテンポがちょっと悪い。読むのに引っかかる。
女中がつくような身分の人が本格中華よりもラーメンに慣れてる、って状況は
ちょいと理解しにくい。どこか読み間違えてるかしら?
後半は良いです。ワラタ。
330
「身体パーツ」というものがあります。
……という以上の内容はないよね。
サイボーグ化なんてのは小説なら当然の如く出てくる道具であって、
それを使っていかにストーリーを組むかが重要。
332
部屋の空気が伝わってきて(・∀・)イイ!
書き慣れた雰囲気で読みやすいです。
あえて言えば「それは座布団だった」が文章のリズムを壊しているかも。
333
「〜した」の連続で単調。
語尾に変化を付けないと(あえて意図して魅せる文にしなければ)飽きる。
ピアノに頭突きして自殺ってネタは面白い。けどそこから発展するものが見えなかった。
334
ホラーですな。涼しくなってきた時分に読むにはちょいと寒すぎます。。
335
最初の方は誰の視点で書いてるのかわかりにくい。
不条理ではあるが笑えるほどのネタでもない。
がんばりましょう。
>>605 感想、有難うございます。
自分の力不足を考慮せず、1レスで終わる短編であることと
完全な即興に拘ったために、テンポが悪くなってしまいました。
自分で読み直しても、まだまだ未熟なんで、感想を参考に頑張ります。
3語で書くスレってどこ?
>>1のリンク先、なかったんだけど。
第十七期 (
>>445,486,500,514,557,597)前回まで245作品
8/15〜8/21(本スレ>319-334)の投稿は13作品 合計258作品
8/22〜8/28(本スレ>335-351)の投稿は15作品 合計273作品
焼肉 >200-328
(・∀・)つI 初心感想人 >316-324
(・∀・)つI 簡605 >329-335
簡素お疲れさまです。
( ゚Д゚)⊃旦
だいぶ溜まっているみたいなので、ざっと私が処理させていただきます。
あくまで個人の感想なのでご了承を。辛口なうえ、偏見に満ちていると感ずる方もいらっしゃるとは思いますが、
所詮私もただのとうしろうです。気にすることなかれ。あなた方より私は馬鹿であるのですから、
そう思ってください。評価の視点は高めの設定です。
337
いかにも素人の陥りやすい日記調で面白みがない。
ただの愚痴のみで読者の欲求を充足させる始点が足りないと思われる。
あくまでここは他人の視線が溢れる場所である。
338
浅すぎてこれも個人的な女子高生的悩みの範疇を出ていない。凡庸。
もう少し頑張って、人間や世界を見つめてみるといいと思う。
339
これはいかにも厨房的。もう少し加齢されるまで待つも良し。
341
…
342
まあ、夏坊。
343
アイデアをひねり出した努力は認めるが、私にはそれで何?としか思えなかった。
見る人が見れば面白いと思うのかな?私はエンタメ系がダメなので、
他の方の感想をもらった方が良いかも?
344
まあ、漫画坊。
345
これでは現実的にどこへも行きつけはしないね。現実を非現実に昇華できてない。
現実から受ける打撃の印象を、ただデフォルメしていく作業はいかにも凡庸。
346
春樹系の悪いところを抽出したお手本ともいえる。
印象の良い言葉、やさしさだけでは現実に満ち足りない。文章はよく真似できていて読みやすいが。
347
私には分らん。
348
日常とちょっとした自己の事件の違和感を不思議な風景に照らしていく作業はいかにも凡庸。
やり方も同様。
349
坊。
350
この短さで現実を取り込もうとしている努力は認める。しかし、テーマがいかにもこれまた凡庸。
使い古された問題を取り上げても今さら何の感慨もわかない。
351
初め言葉の使い方が春樹っぽくて鼻についたが、今回読んだ中で一番面白かった。
文章のリズムもよくて、バランスも取れている。作者が意図したことと私が感じたことが一致するとは限らないが、
私は素直に面白かった。解釈はそれぞれがすべきことと考えるのでここでは申すまい。
352
夏坊。
353
まあ、テレビドラマ風夏坊。
*こうあらためて感想を書くと、焼肉さんは辛抱強く上手に書いてますね、と思いました。
私の感想など見ずに、重複してもいいから他の方の感想を書いてもらう方が良いかも。
そう思う方は要求をしてください。でも、書いてしまったので一応あげときます。
614 :
名無し物書き@推敲中?:04/09/03 02:01
乙〜
>>337 独裁と玉砕の消化に悩んだと思いますが、ちょっと納得させるのに
無理あったのではないかとw 着想好きです。
うんざり感が「むべなるかな」に変化する過程にもう一行欲しいかも。
>>338 ありゃ、イチゴ切れてたのかな? すまなさそうに、だけじゃちょっと
読者戸惑わせるかと。表現は好きだけど、ちょっと淡々とし過ぎてるかな。
最後の一文を引き立てる要素を何か伏線的に配置できると良かったかも。
>>339 安堵に切り替わる仮定が唐突に感じたけど、この長さでこういう不安を
駆り立てられるだけでも狙いは成功かも。漏れも実家の周囲の夜が
地味に怖いですw
描写になってない説明を節約できる余地があるかと。
>>341 きたなw いやね、興味をそそる配置はいいんだけど、伝えたい事が
あるのか無いのか常人には読み取れないってばよ。
一行目から、文章途切れてるのか狙ってるのか判断に悩むし。
異常な何かを感じない事もないんだが、頼むから読者に歩み寄ってください。
>>342 うーん、構図は面白いんですが、説明で終わってしまった感じ。
もう少し、この11行の作品が指し示す内容の描写が必要かも。
最後で語り手に、高野の頭の皿に関する印象を語らせて〆る、みたいな。
三語の長さだとオチでどうにか纏めるのが一番無難、って俺が思ってる
だけですが。せっかくの高野をもっと印象付けて欲しい。
>>343 読点への配慮キボンヌ。一行が長すぎるかも。
主語の重複や「瞬間と同時」みたいな、推敲不足感がちょっと苛立ち。
話の軸の壮大さは見事。欲を言えば、物語自体が何かを示唆したり
皮肉ったりって構図が示されているといいんだけど、十五行目安では限界かな。
>>344 罪、の内容を少しでも描写して欲しいかったかな……。お題「マイナスイオン」の
消化が無理矢理臭いので、環境問題でも絡めて主題語りに繋げる、みたいな。
この手のは配慮をちょっと間違えば戯画化するように感じます。
衒った描写は一発二発に絞って、淡白な描写で凄みを出した方がいいかも。
>>345 句点抜けは意図的かな。正直効果がわからんです。
「それはけたたましい笑い声をあげ」<フォークが笑ったのかとオモタ。
文章への配慮不足が目立って結構苛々します。
着想は面白く、この作品が示唆する内容を想像してしまう強度があると思います。
オチも大好き。……だからこそ文章への配慮不足が尚更勿体無い。
>>346 この作風では、読者に映像以上の物を伝えるのは難しいかな。
なぜここで図書館を? の部分は地の分で説明しちゃって、ラストに
締めの語りを追加したいかも。
その図書館で、猫以外の利用者との出会いを心待ちにする理由とか
語るだけでも、ただの語り以上の物を読者に訴えかけられるかも。
>>347 脈絡無いなぁw 仇討ちへの思いを募らせて、目の前で裏切られた
喪失感とかもっと強調した方が面白いかも。不条理さを主題に据えるとか。
>>348 「真横来たとき」→「真横に来たとき」
「毛の一本一本の感覚がわかるよう」 ? ちょっとわからない。。
文章が読みにくいという事はないですが、淡白すぎるというか、
もっと枚数費やした描写が必要そうに感じます。
といっても既に目安大きくオーバーしてますし、三語向きの場面では
なかったかもですね。
あと、すげー気になる所で切られて無茶苦茶不満なんですけど。
>>349 テレビに愚痴言う事は漏れも多々ありますけどね。
異化効果のある要素とか切り口とか放り込んで欲しいです。
>>350 うわヤなオチw 不条理な絵が妙に臨場感あって好きです。
あれ、お題「活き」が抜けてる?