綾瀬美桜というものです。
初めまして!
皆さんでリレー小説をしませんか??
よかったら。。
じゃあまずは君がテーマなり最初の文章なりを書いてみなさいよ。
リレー小説、この板に山ほどあるよ。
ここから繋げてください
ピピピピ・・
目覚し時計がなる。
{AM:7:30}
「ったく。。わぁかった。起きる。」
布団から這い出して、目覚し時計を止めた。
私の名前は桜庭涼華。
今日は学校に行こうか躊躇っていた・・・
そう、私は不登校。私立の中学校へ通い始めてから、ずっと。
小学校の頃から、本当は行きたくなかった。
(他の人とは違う・・・)
どこかがおかしい。
友達を作りたい、一緒に喋りたい。
だけど、ときには友達なんか要らなくなる・・
そんな自分が分からなくて。
学校に行くのをやめた。
両親は最初、力ずくで学校に行かせようとしてた。
だけど、強情な私を捨てて、
東京に住んでいるさくら叔母さんの所に預けた。
つまらん出だしで書く気も萎えた
ところで、私の学校にはこんな伝説がある。
体育館裏に生えているあやしげなきのこを食べてから好きな人に告白すると、
二人でずっと幸せになれるという……
ただし体育館裏には無数の毒きのこが生えており、
一見しただけではどれが本物の伝説のきのこかわからない。
私は授業を受けるのは好きではなかったが、
その代わりいつも体育館裏できのこ採りをしていた。
そう、あの人に告白するために……
でもどれが本物の伝説のきのこだろう?
文章ヘタクソやなぁ……。句点を続けてリーダーの代わりにしてはいけない。
三点リーダーは基本的に二個続ける。キャラの名前がラノベーすぎ。
展開が不自然。親はそのくらいで娘を捨てたりしない。
読んだけどよく分からなかった・・
続き→
さくら叔母さんはやさしい人だったがちょっとおかしな人だった。
今思えば少し頭がおかしかったのかもしれない。
ある日、叔母さんは猫にやるんだといってカレー粉を大量に買ってきた。
私は驚いて止めようとしたのだが、叔母さんはカレー粉をご飯に混ぜると上にオカカを大量に乗せ、
猫の前にぽんと置いてしまった。
猫は少し辛そうな顔をしながらもカレーを食べつづけている。
叔母さんは急に真剣な顔になるとつぶやくように言った。
「美桜、よく覚えておきなさい。これが猫カレーよ。」
「猫カレー?」
私は狐につままれたような顔をしていたに違いない。
しかし、叔母さんはそんな私に気がつかないのか、猫のほうをじっと見ながら続けた。
「猫カレー。猫がもっとも好む食べ物。
猫の消化不良を改善し、冷え性などにもよく効く。」
「おばさん、大丈夫?」
「もともとはインドから中国に伝わった食べ物で、猫だけでなく人間も食べてよろしい。
食べてよろしいだってさ。」
そう言うなりおばさんは猫を押しのけてその猫カレーを食べ始めてしまった。
私はこんなおばさんが大好きだ。
うんこの話になりますた
キーンコーンカーンコーン・・
終了のチャイムが鳴り、生徒がザワザワと体育館から出てくる。
はぁ・・今日も見つからなかったかぁ・・
がっかりして息をふ〜っと吐き、砂埃を払いながら立ち上がる。
「今日も見つからなかった・・。」
見ると、近くには男子がいた。
見る所私と同じ学年だが、会ったことが無いのはクラスが違うためだろう。
>10
GJ
でも台詞文の最後に句点はいらない。綿矢りさもやってるけど。
私はいきなりその男子につかみかかると顔面を殴りつけた。
ぐにゃりという鼻の軟骨が折れる感触が手の甲に伝わってくる。
この感触が私は好き。
男の子は派手に2.3メートル吹っ飛ぶと鼻血をぷっぷ噴出しながら何かわめいていた。
ちょうどその時、近隣の某国より、私の町に向けてミサイルが放たれた。
ああ、もう私の町はだめだな。
私は運命を悟った。
ミサイルが落ちる前にしたい10のこと。
1 銀のエンゼルをあと一枚当てる。
「・・・」
「涼華サン・・殴ったりして悪かった。」
男子がこういった。
一度はひとを殴ってみたかったんだ、
本当に悪いことをして・・」
「・・死ぬんだね、私達。」
「・・お詫びにこれをやる・・」
くれたのは銀のエンゼル。
「ぷっ・・」
いまさらこんなもの。くれたってどうしようもないのに。
「・・ありがとう。」
私は少し愉快な気持ちで、終わりを迎えた・・
つまらないので、もう終わりにします。
次回、
あ!あれは綾瀬美桜ゾーンだ!!
2さん「綾瀬美桜の力はこんなもんじゃない!」
モナー「まだまだだね…」
次回モナーの王子様
「レギュラー落ちするのは誰なんだ?!」
特大版でお送り致します。
「て、てめぇ!不意打ちとは卑怯だぞ!」
私は地面を這いずり回りながら四流小説にでも出てきそうなせりふを吐くその男子の顔面を
サッカーボールをサッカーボールよろしく蹴り上げてやった。
男子は空たかく舞い上がると見事バスケットボールのゴールネットにはまり込んだ。
「ンゴオォォォール!」
ピピピピ・・
目覚し時計がなる。
{AM:7:30}
「はっ……夢か……」
この間、面白い話を読んだよ。
賞を取ったエッセイに対して文章の添削講師が
どうしてこんな作品が選ばれたんだ!ってクレームつけたんだって。
読点や主語が抜けてたりしたのが気に入らなかったらしい。
ここで一方的に批判する人ってどんな作品書くのだろう?って思いました。
個人的にはたとえ一人の読者でも面白いと思ってもらえるのなら
書く価値はあると思います。
綾瀬さん文章下手でもないですし、面白かったですよ。
22 :
名無し物書き@推敲中?:03/10/25 11:33
ゴールネットからボロ雑巾のようになりながら墜ちてきた男子。
ゴール下でのたうつ彼を、髪をつかんで引っ張り上げ
体育館の端に移そうとしたその時
ポロシャツを着た男が大声を張り上げた。
「トラベリング!!」
>>21 ありがとうございます。
でもあなたの文章は下手だと思いますよ。
畜生、審判が見ていたなんて・・・。
そうだ、見なかったことにすればいい。
私はすばやく審判の側に駆け寄るとそっと彼の眼孔に指を入れた。
バターの中に指を入れる、そんな不思議に心地よい感触が指先から伝わってくる。
「ふわぁぁぁぁぁ!!」
審判が情けない声をあげてじたばたしているがそんなことはかまわない。
さて・・
これからどうしようか?
一応試合には勝った。
「ふぅ・・。」
今日の空は青空だった。
空には二羽の燕が仲睦まじく飛んでいる。
「わぁぁぁぁぁぁ!!」
不意打ちだ。
さっきの男子がまた攻撃を仕掛けてきたのである。
=====================================
へたなのでやめる、あなたの文章はへたくそだと言った覚えはありません、
きっとなりすましにあったのでしょう、嫌な話です(--;
信じてくださいね!!
彼は身も蓋も無い姿で飛び出してきた。
体の至る所で血が噴出し、血管も見える。
彼(と言えるだろうか・・)
私はその生命体にとび蹴りを与えた。
「ぐう・・」
いよいよそれはただの肉塊へと化した。
この学園は、もう無法地帯になってしまった。
私はとりあえずその肉塊が持っている鉈を奪い、歩き出した。
「涼華!」
「誰だっ?」
見ると、そこにはさくら叔母さんが立っていた。
「涼華・・学校に来たんだね・・
危ないから、叔母さんと帰ろう。」
「・・。」
私は帰りたくなかった。
昔やったRPGゲーム。
そこには沢山の雑魚がいて、凛々しい主人公が薙倒して行ったっけ・・。
私は今、その主人公なんだ。
「さくら叔母さん・・私・・」
「・・帰りたくないっていうの?
安全な我が家に?悪い子ね。」
さくら叔母さんはもう優しそうな面影は無かった。
目は吊りあがり、肌の色は紫に。
黒い瞳がこちらを睨んでいる。
「・・・かっ!」
さくら叔母さん・・と呼ぶのはよそう。
その生命体は、奇声をあげて襲い掛かってきた!
その生命体は、私の肩をつかみ、揺す振り、巨大化した鉛色の口で
私の顔を吸い込んだ。
もう何もできない。
「GAME/OVER」
どれくらいの時が経っただろう・・。
私は生きていた。辛うじて・・。
よろよろと立ち上がる。
足は未だあった。
これで移動が可能だ。
安全地帯へ移動することに決めた。
トイレにある水飲み器へ行き、水分を補給する。
そこで私の見た者は・・・!?
顔の顔が剥がされた自分の顔。
筋肉やら血管がはっきり見える。
全然リレー小説じゃないと思うのだが
/⌒ヽ
/ ´_ゝ`) ちょっと通りますね・・・
| /
| /| |
// | |
U .U
32 :
名無し物書き@推敲中?:03/10/25 19:51
初めまして!
霧ゆり子です。
適当にだべります。
よろしくね。
はじめまして…
エカテリーナ・シフォン・ケーキ・村上です。
ここでは私の十五歳の時の、
切ない恋の物語をお話させていただきたいと思います…
ここはネタスレか?
メールしてもいいですよ。
ちなみに私は綾瀬美桜・・
なりすましがむかつくのでHN変えました。
初心者さんをいたわりましょう。
あの、私が本当の1なんですけど・・・。
>36の人は偽者です。
皆で楽しくリレー小説しましょう!
>>34 すてきなお名前ですね。惚れてしまひそうでつ。。。
わたしが本当の1です
座頭の1です。
42 :
綾瀬美桜 ◆JcozZL39uw :03/10/26 14:24
私が本物です!!
うざい、死ね。。。。。。。。。。。。
と言うわけで、、
本物は、綾瀬美桜◆JcozZL39uw
です。
偽者は、たぶん
綾瀬美桜◇JcozZL39uw
になるはずです。
さあどうだ、やってみろ!
なんで偽者がたくさんいるの・・
氏ね!みんな氏ね!!
エカテリーナ・シフォン・ケーキ・村上さんは死ななくていいです、、、
44 :
チンポ・シャブリアーノ ◆GNRbSLwB4Y :03/10/26 14:34
荒れてますね。
わたくしでよければ参加させていただきますが、1さんには、まず書き出しをお願いしたいです。
45 :
綾瀬美桜 ◆JcozZL39uw :03/10/26 14:36
43の奴には「綾瀬美桜」をやるよ。
うちはHN変えるからな。
またパクるなよ!(・∀・)b
ではっ!
い〜ちぬ〜けた〜♪
以上!
test
どうだ
ムカツクかえた!これが本物。
そろそろわたくしの出番かしら……?
さっさと消え失せろ罵化足れども(ワラ
それではリレー小説をはじめさせていただきます……
近所の骨董屋に願いをかなえるペンダントが売っていた。
金細工に緑色の宝石がはめこまれている。エメラルドみたいだけど、本物かどうかわからない。
2000円だった。わたしはお小遣いでそれを買った。
どうやら三つだけ願い事をかなえてくれるらしい。
これで幸せになった人たちの記事がペンダントと一緒に箱の中に入っていた。
「ギャンブルで次々にもうけて、今では外車に乗ってます!」
でもわたしは馬鹿ではない。
こういったアイテムには、三つの願いをかなえたあとでそれなりのしっぺ返しがあるものだ。
たとえば、悪い妖精みたいなやつが「願い事をかなえたやったぞ、その代わりお前の命を頂戴する」
みたいなことをいって最後に出てきたりするものなのだ。
そこでわたしは、まず弟にそれを試させることにした。
わたしは弟が嫌いだったので、もし最終的に弟が死ぬようなことになっても、別に構わないと思っていた。
「タカシ……、これ使ってみない?」
52 :
綾瀬美桜 ◆JcozZL39uw :03/10/26 19:01
「お姉ちゃん・・?」
無垢な弟がこのペンダントを見る。
「本当に・・使ってもいいの?」
私は、死ぬかと思うほどにっこり笑った。
これでもう、弟に微笑むことはないだろう。
「ありがとう!じゃあ使うね。」
弟は喜んでペンダントを持っていった。
私はそっと、弟の後を着けていった。
しかし、弟の足は思ったよりも速く、見失わずについていくのがやっとだった。
電柱の後ろや太った人の陰に隠れつつ、相手に気づかれずに一定の間隔を保ちながら、
興信所の調査員よろしくちょこまかと進んでいく。
途中、犬のうんこを踏んでしまったが、そんなことはまったく気にならず、
私は一心に弟の後を着けていった。
それが仇となった。
「お嬢さん、何をしてるんですか?」
突然、目の前のデブが立ち止まり、振り返った。
私はそのデブの影に隠れながら弟の後をつけていたので、
当然のように振り返ったデブの腹に体当たりした。
「なによ、あんた」
そのデブはいきなり私の耳元で囁きはじめた。
「綾瀬美桜といいます。つきあってください」
よけようとしてもそのデブはしつこく
「綾瀬美桜といいます。つきあってください」
と言うばかり。綾瀬美桜とやらの口臭はひどくて私は顔をしかめた。
ブヒィ
56 :
綾瀬美桜 ◆JcozZL39uw :03/10/27 18:38
「急いでいるんで・・」
「つきあってくれればいいんですよ!」
そういうと、そのデブは隆志の後をつけていった。
「・・へ?」
(なんだ、付き合うってそういうことだったんだ・・)
私は溜め息をひとつつき、隆志とデブの後へ付いていった。
隆志はどんどん歩いて行って、大山と言われている山へ登りはじめた。
デブは流石に大山へ登るのは大変だったらしく、私に話し掛けてきた。
「あの子が持っていたペンダントですがねぇ。僕のなんですよ。
家賃を溜め続けて家をとられて、これだけはって言ったのに、駄目でした・・
君もあの子を追っていたみたいでしたし、なんだか君のほうがすばしっこそうだったから
一緒に行くよう頼んだわけですよ。」
「あれは・・私の弟なんですよぉ。」
「そうですか・・じゃあ弟さんを説得して返していただけるように言ってくださいませんか?」
「・・・。」
本当はこんなことしたくないけど、仕方ない。
このデブ、断ったら何でもやりそうだし・・
「はい。」
私はすこし溜め息をついて承諾した。
デブは顔がぱぁぁっと明るくなり、
「ありがとうございますっ!
・・ちなみに、あなたの名前は?」
「私ですか?私は・・」
少し躊躇って、偽名を使うことにした。
「・・多香子です。」
デブは言った。
「何度も言ってますが、僕の名前は綾瀬美桜っていいます。
呼んでみてください」
「綾瀬美桜さん」
「もっと!」
「綾瀬美桜」
「もっと!」
「綾瀬美桜」
「ああ!」
綾瀬美桜は一人で絶頂に達してしまったようだった。
私はそっと綾瀬美桜の手を握った。
声に気づいたのか、先を歩いていた弟がわたしたちを方を振り返った。
「お姉ちゃん! こんなところで何してるの……」
弟はわたしとデブを交互に見遣った。
わたしとデブは未だ手を握り合っていた。
わたしはとっさに悲鳴を上げた。
「きゃ、きゃーっ!」
これで弟は、デブを敵として認識するはずである。
「お、お前、お姉ちゃんに何してるんだ」
「いや、これは、その」
「お前なんかどっかいけ!」
次の瞬間、デブは消えていなくなった。
……これがペンダントの力!?
でもデブのおかげで無駄に一つ願いをかなえてしまった。
次はわたしにとってもっと有益な願いをさせよう。
どうせ回数が減るのは弟なのだから。
そこへ疲れた顔の48才OLがやってきた。
「私の名前は綾瀬美桜です!結婚してください!」
綾瀬美桜の身なりはボロボロ、身体はガリガリであった。
「テクマクマヤコン、テクマクマヤコン、きれいになーれ」
と、私はためしに言ってみた。
しかし、何も起こらなかった。
やはり弟に言わせなければ……。
「ねえタカシぃ〜」
私は弟の手を取りながら、手のひらに「の」の字を書いて言った。
「お姉ちゃんきれいになーれ、ってちょっと言ってみてくれない?」
隆志は一瞬怪訝そうな表情を浮かべたが、すぐに口をとがらせて頭のてっぺんから声を出した。
「なんでそんなことを言う必要があるの? お姉ちゃんは今でも十分にきれいなのに。
お姉ちゃんはきれい、お姉ちゃんはきれい、お姉ちゃんはきれい」
「やめて、タカシ。もういいわ」
小憎らしいガキだ。
私は心の中でそうつぶやくと、いっそう憎悪の炎を燃え上がらせた。
もっと面白い話書いてくれませんか?
62 :
綾瀬美桜 ◆JcozZL39uw :03/10/28 17:09
ところで、隆志は大山に何の用があったのであろうか?
「タカシ?なんで大山に用があったの?」
「・・!!すっかり忘れてたよ・・急がなくちゃ。」
タカシは私の問いに答えず、どんどん登っていった。
「待ちなさいよ!タカシッ!」
「・・」
さて、どうしようか・・
デブは消えてなくなったし。
タカシは何か用があるみたい。
でも、あのペンダントをなくされたら困る。
いくら足が早くったって、まだ小3だもの、どうなることか分からない。
そうだ、近くに雑貨屋があったっけ。
そこで大山の地図を買おう。
私はポケットをまさぐって、500円を出した。
確か地図は100円だっけ。
私は急いで、その雑貨屋へ向かった。
背後に怪しい影があることにも気づかず・・
つまんね。終了ね。もう書き込むな。そうすりゃ>>1も消えるだろうよ。
「つまらなくて、すみませんねえ」
突然、後ろから肩をつかまれ、同時に髪の毛をひっぱられた。
「おまえ、今おれの顔を見て『つまらない奴』って思っただろ? え? 思っただろ?」
えびぞりの格好にさせられた私は、
「んぐ、んぐ、んが」
と顔を左右に振ってわずかに抵抗を試みた。
ちらっと肩の上に毛むくじゃらの太い指が見えた。
私は抵抗するのをやめた。
私がいったい何をしたというのだろう。
もしやあれは不幸のペンダント?
身につけていないと不幸になるという、なんだかよくわからないあの謎のペンダント?
私は道ばたで男からえびぞりをキメられながらも、冷静にいろんなことを考えていた。
隆志にペンダントを渡してからろくなことがない。
キモヲタデブに言い寄られたかと思うと、今はこうしてえびぞらされていたりする。
後ろにひっぱられたせいで真上を見上げる形になった私の目は、
おだやかな秋の空を眺めていた。
そこで一句浮かんだ。
『毛むくじゃら 跨いでみれば 秋のてんぷら』
66 :
綾瀬美桜 ◆JcozZL39uw :03/10/29 18:43
「お姉ちゃん!」
走り寄ってくるのはタカシ。
「・・・」
タカシはそのペンダントを使うことにしたらしい。
私はあえて止めなかった。
ペンダントが神々しい光を放つ・・
目も開けていられない位眩しい光を受けた私は、どのくらい目を閉じていたのだろうか?
「・・お・・ねい・・ちゃ・・ん」
ふと目を開けるとタカシが倒れていた。
私は弟を憎むべき対象として見ていたので別に動じなかった。
「・・・」
「ペンダント・・返す・・よ?」
私はペンダントを返してほしいとは思わなかった。
むしろ、そのペンダントには凶悪な力があるようだ。
買って少し触っただけで酷い目にあった。
ペンダントを使ったタカシが死んでしまうのも無理はない。
一秒も持っていない方がいい・・
「・・そのペンダント、タカシにあげる。
冥土に持っていきな!」
「おねいちゃ〜ん!」
ガクッ
そこで一句浮かんだ。
「つまらなくて、すみませんねえ」
68 :
名無し物書き@推敲中?:03/10/30 17:03
<<メビウス1、FOX-2!>>
タカシは閉じた目を見開き、口から泡を飛ばしながらそう叫んだ。
目は血走り体はひきつけを起しながらも、彼は管制官のセリフを吐いた。
「タ、タカシ?」
<<君のコールサインは、メビウス1だ>>
「タカシ、タカシィィ!!」
タカシは閉じた目を見開き、口から泡を飛ばしながらそう叫んだ。
「つまらなくて、すみませんねえ」
そういや、クロGやチャバネGの卵って、
サヤエンドウみたいな袋にまとまって入っているんだっけ?
でも俺はネズミの方がイヤだ。
頭にきて烏口投げつけたら、抜く時に裂けた腹の中から
グロゲチョの胎児ネズミが出てきたってことがあって…
「おっと、ごめんよ」
戸板を担いだ二人組の男が隆志の横にやって来て、戸板を置くと
「よっこらしょ」
と言って、隆志を戸板の上にのせて走り出した。
「おあとよろしく〜」
意味不明の言葉だけが後に残され、見ると、毛むくじゃらの男の姿も消えていて、
私は再び自由の身になっていた。
管制官の<<君のコールサインは、メビウス1だ>>という声が突然頭の中に木霊し、
グロゲチョの胎児ネズミが足元を通り過ぎていった。
「あっ、ペンダント」
私はダッシュで隆志をさらっていった男たちを追いかけた。
願い事はあと一回。
隆志のことなんてどうでもいい。ペンダントさえあれば……。
「つまらなくて、すみませんねえ」
突然、後ろから肩をつかまれ、同時に髪の毛をひっぱられた。
「おまえ、今おれの顔を見て『つまらない奴』って思っただろ? え? 思っただろ?」
えびぞりの格好にさせられた私は、
「んぐ、んぐ、んが」
と顔を左右に振ってわずかに抵抗を試みた。
ちらっと肩の上に毛むくじゃらの太い指が見えた。
私は抵抗するのをやめた。
私がいったい何をしたというのだろう。
もしやあれは不幸のペンダント?
身につけていないと不幸になるという、なんだかよくわからないあの謎のペンダント?
私は道ばたで男からえびぞりをキメられながらも、冷静にいろんなことを考えていた。
隆志にペンダントを渡してからろくなことがない。
キモヲタデブに言い寄られたかと思うと、今はこうしてえびぞらされていたりする。
後ろにひっぱられたせいで真上を見上げる形になった私の目は、
おだやかな秋の空を眺めていた。
そこで一句浮かんだ。
『毛むくじゃら 跨いでみれば 秋のてんぷら』
間違えました
昼休み。
幸眞は裕助と何気ない会話に花を咲かせていた。
「ところでうまくやってるみたいじゃないか。この色男!」
突然、裕助がゆりかの話をふってきた。
「まぁ、一応な。」
休み時間の会話から、幸眞はゆりかと普通に話せるようになっていた。
ゆりかと面と向かって話して気付いたことだが、
彼女は本当に笑顔がよく似合う娘なんだなと思う。
そんなことを考えながら幸眞は立ち上がり振り返った。
「見たなあ、ずびびびび」
口のまわりに泡を作ってウエイトレスが顔を歪めた。
そしてすかさずパンチ。
パンチ、パンチ、パンチ。
ゲロっぺえにおいが辺りに立ちこめた。
76 :
名無し物書き@推敲中?:03/10/31 12:01
はじめまして。
ぼく、脳みそくん。
少し足りないところがあるけれど
よろしくね!
78 :
綾瀬美桜 ◆JcozZL39uw :03/11/08 09:41
________________
僕は確かにそこに存在していた。|
いま このとき この瞬間に |
確かに生きているんだ |
この瞬間に |
僕が過去のものになるのは簡単 |
かもしれない・・ |
運命という |
大きな輪廻の中に |
僕もしっかりと |
組み込まれているのだから・・ |
________________
| |
| |
________________
79 :
綾瀬美桜 ◆hLVrM.LIL. :03/11/08 09:55
こんにちは!
今回のコンセプトは「運命」です。
何だかカッコイイ響・・
でわ!はじめましょう♪
聖章学園の片隅に生えている、大きな樫の木。
その梢に、願いを彫れば叶うという伝説があった。
皆はそれを信じていたわけでもなく、疑っていたわけでもない。
ただ、誰かに願いを聞いてもらった気がするだけ。
この樫の木に彫られている願いを見るのを、なんとなく楽しみにして
いる少年がいた。
彼の名前は刹那。
刹那は幼少の頃から続けてきた野球部を退部させられたのだ。
哀しかったけれど、別にずっと続けようと思っていたわけではない。
ちょうど、よい節目で終えられたと、かえって清々しい気持ちでいた。
その木の梢に、こんな願いが書いてあった。
「真名 刹那の彼女になれるように」
この願いを彫ったのは一体誰・・?
ヘイドレクのように横たわる者からすれば、見上げたその景色は異様だった。
傍らに佇む奇怪な、《果実》という形容すら間違っている《化け物》
本来食すはずのそれは確かに動き、ヘイドレクの真横に確かに立ち、彼を見下ろしているのだ。
金色の目でヘイドレクを見つめたまま、《緋の番人》は微動だにしなかった。
(こいつは俺を殺しにきたのだろうか)
頭の隅でふとそう思った。しかし攻撃をかわすにはあまりに疲労しきっていた。
この状態で《緋の番人》が攻撃をしてくれば確実に死んでしまうだろう。
そう考えていたのはヘイドレクばかりでない、傍らの老婦人も同じ懸念を抱いていた。
「おまえ……俺を殺す…か?」
見下ろす《緋の番人》に絞りだすようにそう言ったとき、自然口の端が引きつった。
己の身体から生まれたモノによって殺されるか、そういう自嘲がヘイドレクを笑わせたのだ。
「刺激しては駄目…!これは《緋の番人》といって凶暴な……」
「そんなこと知らない……こいつは、俺から生まれたんだ」
老婦人の言葉をさえぎるように、ヘイドレクは言った。その言葉は老婦人をどれほど驚かせたのだろうか。
彼女は目をわずかに見開いた。
依頼・名作書いてくれーー。
読みやすいやつーー。
此処のは変に気取ってて読みづらいから
ダメダメだーー。
腕に自信のあるヤツーー。
挑戦して見ろーーー。
82 :
名無し物書き@推敲中?:03/11/09 00:00
名作。
書いた。
駄人ーー。
お前 書けないだけーー。
逝ってよしーー。
84 :
名無し物書き@推敲中?:03/11/09 04:44
ねぇ、だからさ。
美桜って何て読むの?
85 :
綾瀬美桜 ◆hLVrM.LIL. :03/11/09 17:31
美桜とかいて「みさ」と読みます。
エコエコアザラクの黒井ミサに由来します。
では続けます。
両手を交差させて身構える『風』に向かって、主人公の火線が伸びる。
「きゃららら!」
火線は大笑いする『風』の直前で炸裂し、周囲に火の粉を飛び散らせる結果に終わった。
「無駄よ無駄ッ!何たってあたし、四天王だもんね〜ッ」
「じゃあ、うちの電撃で焦がしたる!」
幼馴染みがまばゆい電撃を撃ち出すが、『風』は一瞬のうちに姿を消し、
電撃は壁を焦がすにとどまった。
「ど、どこへ行ったんだ…」
周囲を見回す主人公の背中を合わせるように、美少女が近づく。
「気を付けて、あいつは風使い…かまいたち位は簡単に操るわ」
「きゃらら 遅いわね」
主人公と美少女の周囲に、3人の『風』が出現した。
すかさず火線をぶつける主人公だったが、火線は空を切った。
次の瞬間、主人公の胸が一文字に切り裂かれた。シャツさえも裂け、うっすらと血がにじむ。
「分身か!…しかも、一撃が見えなかった…」驚いて見つめる主人公を、『風』が嘲笑った。
紛らわしいので、
>>86 と
>>85は別人だと思っててくださいね(^^)
名無し君と同じことです
で、私の名前の由来ですが・・
美桜は、私が大好きな桜からとりました。
綾瀬は・・○瀬は語呂がいいから。
苗字も綺麗なものにしたいと言うことで「綾瀬」
あわせて、「綾瀬美桜」です。以後宜しく(^−^)b
あと、HN捨てるとか言ってましたがやっぱむりです。
>>43の人には悪いことしました(汗
もしこのHN欲しいならメール下さい。。同じくらいいい名前を作ってあげます(^^)
あと、(まだあるのか!)JcozZL39uwは捨てました。パクラレすぎたので(汗
(ちなみに、
>>87の人・・バレバレですやんけ・・)
>>1は私ですって言い切りません。
>>1が本物とかじゃなくて・・
名無し君たちがそんなこと言いまくってたらキリがないでしょ?
だから、もしよければ
>>88(の綾瀬美桜)って言ってください。
今回はお知らせまで。
では(^^)/~ 明日もきます。
なお、このレスに関する苦情は受け付けません。
以上!
>>88 名前なんてどうでもいいです。
なんで小説の続きを書いてくれないんでしょうか?
はい。続けます(^^)
ちなみに「みおう」と呼んでください。
私のことは。ですが・・
「可奈!」
「え・・?」
私は理恵なのに・・
「奈津!」
私は奈津じゃないよ・・?
何を言ってるんだい?そこにいる「何者」かがそういい、少し微笑んだ気がした。
君は沢山の人の人生を操ることができる宝石を持っているだろう?
そして今君は・・私は誰なの?ねぇ 誰か教えてよ!
・・・・
「理恵!」
「・・・ん?」
「どうしたの?何か寝言言ってたよ。」
幼馴染で親友の南花がいった。
私は慌てて、「・・・なんでもないよ!さあ帰ろう。」
と、南花を促して学校から帰ることにした。南花は少し不服そうな顔をして、後からついてきた。
だけど・・なんであんな夢を見たんだろう?
私は「可奈」も「奈津」も知らないし、人生を操れる宝石も持っている筈はない。
無言で考え込みながら、最初の角を曲がる。するとそこには・・
一人の青年がいた。何故か、夢の中に出てきたひとと似ている気がした。
雰囲気・・? 声・・?まったく分からない・・
「こんにちは。理恵さん。」
天使の様な微笑みを見せて、私に声をかけてきた。
物語の何処がどう繋がっているのかまったくわかりませんわね。
ということでそろそろわたくしがロシアの革命家と恋に落ちた頃の話を
してあげましょうか?
>>91 エルミタージュを舞台に一つよろしくお願いします。
いつの話・・(^^;
>>87サンの話がよく分からなかったので新たに作ったのです。
露西亜の革命家って誰?ってか、多分誰も続けられないよ。
うん。ここは純文学版じゃないからね(^^)/
>>93 リレー小説をしましょうって言ったの、あんたじゃないの?
綾瀬美桜 ◆hLVrM.LIL. の話よりだったら、
数倍ロシアの革命家の方がマシ。
綾瀬美桜は気に入らない小説になるとまた勝手に一から書き始めるので、
リレー小説が成り立たないのでつ。
妨害が入ることもまた確実ですわね。
それをうまくかわすのもミサさんの手腕ですわ。
そうそう、妨害といえば、
ベトナム戦争に行って帰ってこなかった18歳の青年と、わたくしの命を懸けた恋について、
そろそろ語ってもよい頃かしら?
私は戦争に行った。
28歳の時であった。
なぜそんなところに行ったのかというと、
なんとなく、というのが一番しっくりくるのではないだロウか。
そう思う。
しかし、それではいまいち話にならないので、
眠っていた記憶を無理に呼び起こすと、ある情景が瞼に浮かぶ。
女の顔だ。しかも超どブス。
名前はシフォン・村上と言った。ような気がするが、
それも今となっては定かではナイル川。
ワラッテシマッタ
だからミサじゃないってば・・
kakakakakaka
やり〜100げっと
純文学に見せかけて・・
冗談も混じってる訳だね
ワラッテシマッタ
kakakakakakakakakaka〜〜
でもよく分からないなぁ
月乃 琴サンのほうがよっぽどよく書けてると思います・・。
水瀬 透輝サンのも・・
夢水 まなみサンのも・・
香月 さくらさんのも・・って
全部 歴代の文芸漫画研究部部員^ー^
しかも先輩だし〜
kekekekekeke〜
ってか、学生に負けてどうする!(一喝!
もうこのスレも終わりかい・・
綾瀬美桜がムカツクだけなんだが。
↑もう壊れてるし・・
綾瀬美桜は抜かして、このスレの再起を求む。
103 :
名無し物書き@推敲中?:03/11/22 13:25
↑って綾瀬じゃん。
じさくじえんww
104 :
もう糞スレ:03/11/23 11:46
これもう・・糞スレにしちゃってください。。
綾瀬美桜さんガンバ
わたくしも応援していますわよ。
嘘ですけど。
107 :
松風あおい ◆qnBeHfchc. :03/11/24 10:35
HN変えた綾瀬美桜です。
すごい作品が生まれる予感ってありませんこと?
いつもミューズが降りてきて
予感ばっかりずら。。。
松風あおいは宝塚男役の名前だ。
綾瀬美桜の方が、すとりっぱみたいで、えーぞ!
110 :
綾瀬深桜 ◆qnBeHfchc. :03/11/24 11:22
じゃ ちょっとだけ変えた(>_<)
松風碧生…どう?
>>108 ミューズが降りてくるって??
111 :
名無し物書き@推敲中?:03/11/24 19:32
村上って結局なにも書かないからウザい。。
あたりまえですわ。
最初から書く気なんてないんですから。
113 :
名無し物書き@推敲中?:03/11/25 21:17
書けない奴は消えろ!来るな〜 取りあえず逝っとけ。(´∀`)
115 :
綾瀬深桜 ◆qnBeHfchc. :03/11/26 18:29
綾瀬深桜ってゆうHN、どぉ思いますか??
116 :
気付き@幸せ掴む:03/11/26 19:05
皆が憧れる学力、才能、特技などでも、それ相応の徳なくして多くを得られれば、その人は詰ま
らぬことや悪事に使いたくなり、知らず知らずの内に破滅の人生へと進むことになるのです。
反対にそれ相応の徳が備わればこれら総てのものを生かすことができます。学力、才能がそれ
相応の徳のある者に備わるとき、博学となり善い企画を生み多くの人を幸福にします。
人としてより良く幸せに生きるには、人としての生き方である正しい基準となるべき
思想や思考を身に付けるべきで、正しく有益な人生観を学ぶ心掛けも大切な事柄です。
正しい教育とは、知育、体育、徳育のそれぞれがバランスよく施されている必要があります。
真理を含む教育からは人格を高め良心に目覚めて心の油断や隙からくる悪い誘惑にも動じなくなる。
この件に関する出典の説明がHP↓にあります。ご参考に。危機が近し心して暮らそう。
ttp://www.d7.dion.ne.jp/~tohmatsu/
117 :
綾瀬深桜 ◆qnBeHfchc. :03/11/27 07:37
姓名判断までありがとうございます。
いま携帯から、あとで飛んでみます
ミサさん。これはあなたの姓名判断の結果などではありませんよ。
集客のためにURLを載せた、ただの宣伝ですわよ。
あなたって、かわいいわね。へんな宗教にひっかからないようにね。
ときに純粋さは無知とかわらないわ。
120 :
名無し物書き@推敲中?:03/11/27 10:23
121 :
綾瀬深桜 ◆qnBeHfchc. :03/11/27 18:37
そうなんですかぁ・・いや危ない危ない(−−;
それから、「みさ」と呼ぶより「みおう」のほうが良いみたいです(^^)
私が見た姓名判断では、ですが。
どの流派にも合う名前はないそうな。。
読みをみない流派もありますしね。
122 :
名無し物書き@推敲中?:03/12/01 19:35
あげ
123 :
綾瀬深桜 ◆qnBeHfchc. :03/12/05 15:49
こういうHNは叩かれやすいんですかね。
というわけで、新しく名前について考えるスレを立てたいと思います。
いや、立てないでいいからここでやりなさいって
125 :
来た王子欣也:03/12/05 17:57
よーよー。おっす。俺は変質者だ。根暗だ。ネットでは人格が変わるんだ。
よろしくな。リレー小説か、それは
126 :
寿 樹庵 ◆KEiA2PcJ2Q :03/12/22 11:03
どうもおひさです。
綾瀬でし。パスも違うけど。
とゆうわけで・・ みなさんはPNについてどう思ってますか?
127 :
名無し物書き@推敲中?:03/12/29 05:03
スレ応援アグェ
P(ペニス)のN(長さ)は、12、3センチ以上であるなら、むしろミョーに長くはない方が良いです!
129 :
名無し物書き@推敲中?:04/05/30 11:32
PNは使いません
はじめまして。
盗聴はしないでください。お願いします。
なんのことだ
132 :
名無し物書き@推敲中?:04/10/07 17:32:31
ペンネームってつけかた難しい。
かっこよすぎてもあれだし。
133 :
ゆらゆのえ ◆XSPdC8orrg :04/10/07 19:02:53
久しぶり。
自分のバカップリに赤面したよ。まったくもう。
134 :
ゆらゆのえ ◆XSPdC8orrg :04/10/07 19:03:46
放課後の学校に、17時のチャイムが鳴り響いた。
生徒たちが下校した後の校舎は、部活動を行う生徒がわずかに残っているだけだ。
この学校は進学校なだけあって、あまり部活動も盛んではない。
生徒たちは塾や予備校に行くためにいつも急いで下校し、グラウンドや一部の特別教室以外は殆ど人がいないのが通常だ。
人気のない教室の窓からは、静かに夕日が差し込んでいた。
だが今日はそこに1組の男女の姿があった。
「ごめんなさい・・・」
短い髪を耳にかけながら、その女の子は気まずそうにそう言って頭を下げた。
「いや、こちらこそごめん。困らせたみたいで」
その男子はショックを押し隠し、健気にも彼女が責任を感じないように笑顔を見せた。
「あ〜あ、か〜わいそ」
その男子が教室から去ると、後ろの扉の陰に隠れていた髪の長い、切れ長の瞳をした女の子がそう言いながら教室に入ってきた。
「麻美」
とショートカットの女の子は目を丸くした。麻美と呼ばれた髪の長い女の子は肩をすくめた。
「立ち聞きするつもりはなかったんだけど、忘れものを取りにきたのよ」
そう言って麻美は苦笑いした。
「そしたら美雨と彼の声が聞こえてきちゃったの」
「悪いと思ってるけど・・・」
とショートカットの女の子、美雨は上履きのつま先をこすり合わせた。
「そうねえ、悪い子じゃないけど、かと言って大した子でもなかったよね」
と麻美は言って笑った。「それにしても、片っ端からふっちゃうんだね」
「・・・」
「彼氏欲しくないの?」
「・・・別に」
美雨は言った
「私が恋ってものを教えてあげる」
「なに…」
「麻美はこんなにかわいいんだからもっと自信もたなきゃ。胸もおっきいわねぇ」
そういうと美雨は麻美の両乳房を両方の手でぐっと持ち上げた。
「左右の乳房の大きさが違うわね。うふ」
139 :
ゆらゆのえ ◆XSPdC8orrg :
牧場へ続く土の坂道を進む。
砂埃が舞い立って瞳を傷つけた。
やがて地上は平らになって、ただ一面に青草が生い茂る草場だけだった。
「桂介くーん」
草むらの奥から、声がする。
僕の名前を呼んでいた。