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444「一週間の命」
あと一週間しか生きられない。
生きのびる方法なんて無い。
死がおとずれるのを待つだけだ。
今できることといえば、ひたすらなき叫ぶことだけ。

なき叫んだあと、のどの渇きをうるおすため、ジュースを飲むことにした。
ああ、うまい。
このジュースを味わえるのも、あと一週間か…

お、あんなところにいい女がいるぞ。
どうせあと一週間の命だ。
犯っちまってもかまわないよな!
へへ、へへへ…




一週間後、セミの死体が道路の上にころがっていた。