>>882 ナナ子さん
>「100枚まで短編。でも、100枚の長編もあれば300枚の短編もある」
枚数で長短が決まるというわけではない、ってことですね。
法律や条文ではないので「何枚なら長編」と決まってるわけではありません。
各作家や評論家が、自分の範疇で決めてるってことです。
わたしが思うのは、ワンアイデアで書き進めてあればそれは短編だと思います。
誰だったかな、評論家が、
三島由紀夫『豊穣の海』四部作(原稿用紙で1000枚以上はあると思うけど)をショートショートだと言いきりました。
落ちのつけ方がそうなんだ、ってのが言い分です。
たとえば『バトルロワイヤル』は1000枚以上ありました。でも私に言わせれば短編の骨法です。
主人公が級友と戦いあって、少女と共に生き延びる。それだけの話です。
特異だったのは、その他の脇役にもエピソードがあったことだけですが、でもそれは、主人公の生死には基本的に関連しないですね。
まったく違う方向を向いたプロットが、ひとつの作品の中で添いまた反りして、それぞれの結末に向かって行く。
これが長編の醍醐味だと思います。ジョイスの『ユリシーズ』とか。
>プロ修行の一環として、こういう公募に敢えてチャレンジ
ないです。未来ブームの時のSFならまだしも、今「これこれこういうテーマで何枚」って注文はほとんどないです。
ライトノベルでも、まず作家が書きたいものが原案で、そこから商品に仕上げるんだし(知り合いのラノベ作家さんがそう言ってました)。
一般の公募(企業公募、自治体公募)のほとんどは「小遣い稼ぎ」とわりきらないと、デビューにはつながりません。ましてや、自費出版系の公募をや。
児童文学分野の公募でプロを目指すなら、講談社児童文学新人賞、福島正実記念SF童話賞くらいじゃないかなあ。
ただ、わたしはもうどちらも出してません。
ここ3年はすべての公募から手を引いて、出版に値する作品を目指してました。
それは、編集者さんとのつながりがあるからです。
昨年末、ようやく納得した作品を(まだ推敲の余地アリ)渡しました。
児童文学でデビューを目指すなら、上のふたつか、編集者さんと知り合いになるほうがいいですよ。
そのほかの分野(散文)は、公募のほうが有利です。