童話書くのはどうですか?

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849名無し物書き@推敲中?
里山のページ見てきた。あのキャラクターそろえて10枚で書くなんて、俺には耐えられん。
なにが耐えられんって、チェリーちゃんだ、チェリーちゃん。あとの2匹は整合性を保てるが、チェリーちゃん、さくらんぼにまたがってるぞ。
それでも今書いてみた。


「食べられることは食べること。
 食べることは食べられること。」

 沼のほとりにさくらの木がありました。このさくらの木にはおいしいさくらんぼが実ります。だって、チェリーちゃんが
住んでるのですから。
「ああ、のどがかわいたわ」
 ある日のどが乾いたチェリーちゃんは、沼まで水を飲みにおりました。そこに雉のナッキーがきて、チェリーちゃんを
食べてしまいました。やわらかいチェリーちゃんはあっというまに消化されて、種になってしまいました。消化されたチェ
リーちゃんの「水が飲みたい」という渇望はナッキーに伝染しました。
「ああ、のどがかわいたな」
 ナッキーは水を飲みに沼のほとりにやってきました。そこに沼の底からゆらりと出てきたなまずのズッピーが跳ね上
がりました。そしてその大きな強い尾でナッキーを水面にたたきおとし、ぱくりと一口で平らげてしまいました。なまずの
なまぐさい胃の中でこときれたナッキーの願いは、ズッピーに伝染しました。
「ああ、のどがかわいたぞ」
 けれどズッピーは不思議に思いました。だって、ズッピーは水の中に住んでいるのです。まわりはいつでも水だらけ。
どうして喉がかわくなんてことがあるでしょう。とりあえず一口水を飲んでみました。まだ足りません。
 一口。もう一口。
 こうしてズッピーは沼の水をすべて飲み干してしまいました。干上がった沼の底でズッピーはやがて事切れました。
 水のなくなった沼はやがて草地になりました。少しくぼんでいますが、もうここが沼地だったなんて知ってる人はいま
せん。その真中に一本の木が生え、やがて花を咲かせました。しばらくすると実が実りました。少しくぼんだ草地から、
小さなチェリーちゃんは元いた木を見上げました。
「ふう。長い旅だったわ。でも、これでわたしは2本になったわね」



どうだろう。