リレー小説★★ぐしょ濡れの夏のいぢわる★★

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1
紗枝は、ぐしょぐしょに濡れてしまっていた。

  ノ     ∧     /) ∧
  彡  ノW \从/V  W \   ミ
  (  ノ        |      ノ \)
  ∩V      、、 |       >V7
  (eLL/ ̄ ̄\/  L/ ̄ ̄\┘/3)
  (┗(      )⌒(      )┛/
   ~| \__/ |  \__/ |~     / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    爻     < |  ;     爻    < 子供のダダに付き合ってる暇は無い
    ~爻     \_/  _, 爻~      \______
     ~爻__/⌒ ̄ ̄ ̄~~ヽ_ 爻~
     /    ー ̄ ̄\_ ̄\
  _一‘     < ̄ ̄\\\J
<\       ー ̄ ̄ヽ_ヽJ   ̄\_
  \     _ニニニヽ )       ~\
   \  _/⌒|\ ヽ_~~ ~⌒\_
  __/~    V \_|     ~\_
突然の夕立を避ける場所を見つけるのに、十分以上も
かかってしまったのだ。
4名無し物書き@推敲中?:03/05/08 16:39
夕立、そこまで来ている
雷ゴロゴロ、ピカピカ
情け容赦ないみたいだ

洗濯物が濡れるから
女はひきつった顔で
わめきまわる ころびまわる
男はどうしたことかと
立ち尽くすだけ

計画は全部中止だ
楽しみは みんな忘れろ
嘘じゃないぞ 夕立だぞ
家にいて黙っているんだ
夏が終わるまで
君のこともずっとおあずけ
5名無し物書き@推敲中?:03/05/08 16:46
昔、自分にそんな詩を書いてみせた男のことを、紗枝は不意に思い出した。
変った男だった。弱くて、ずるくて、そしてどうしようもなく優しかった。
氏ねクズ
>6
プッ
8名無し物書き@推敲中?:03/05/08 17:03
馬鹿じゃねえの。
96:03/05/08 17:03
>7
必死だなw
 
11名無し物書き@推敲中?:03/05/08 17:17
 「私なんかのために無意味な争いはやめて!」
紗枝は必死に皆をなだめようとした。
駄目だね。お前が居る限り俺たちの争いは終わらない。
どうしても終わらせたかったら、ちょっとパンツを見せてもらえないかね?
なあに、見るだけだから安心しな。
13名無し物書き@推敲中?:03/05/08 18:39
「わかりました。私、もうこれ以上無意味な争いなんて見たくないですから・・・
 画像を載せてみましたけど、これで満足ですか?」
 www.ne.jp/asahi/my/ryan/hide/hide_76.jpg

小一時間ほど悩み抜いた挙句、紗枝は悲しそうに言った。
とっとと帰れや
15名無し物書き@推敲中?:03/05/09 16:30
「だめだな」
男の冷たい声が響いた。
「パンツは、赤・・だろ」
その言葉に、紗枝は身を強張らせた。
16名無し物書き@推敲中?:03/05/09 17:24
「待ちな。漏れは紫色が好みだな」
争いのもう一人の当事者が横から口を出して来た。
薄ら笑いを浮かべた分厚い唇が唾液でギラギラと濡れ光っている。
17名無し物書き@推敲中?:03/05/13 15:46
「・・もうやめて!」
紗枝が叫んだ。
「どうして・・人はみな争うのッ!」
野卑な笑いを浮かべていた分厚い唇の男が、硬直した。
その目が大きく見開かれ、表情がたちまち驚愕から恐怖の色へ変わる。
「び、ぶぉうぇ!」
次の瞬間、男の身体は爆発四散した。
18名無し物書き@推敲中?:03/05/13 15:52
と思ったら目が覚めた。
19名無し物書き@推敲中?:03/05/13 16:55
二度寝した。
と、これらの全ては小型CCDカメラによって全国津々浦々にネット配信され・・・
2ちゃんねるで厨房どもに馬鹿にされるだけ馬鹿にされ、
22名無し物書き@推敲中?:03/05/13 18:10
>>1はこんなスレを立てたことを後悔し、ついに、
「悪かったよ!俺がみんな悪いんだよ!!」
>>1が絶叫した。雨粒と涙が頬をつたって流れ落ちる。
「こんなになるなんて思わなかったんだよ!
 俺の行く所、どこもかしこもピーカン天気だったからだ。
 たまには雨に打たれてみたかったんだ、こんな、こんな冷たい雨にさ!」
CCDカメラを掴み、放り出そうとした手を、やさしく止める者がいた。
紗枝だった。カメラを元の位置に戻して、濡れた髪をかきあげる。
「夕立なんでしょ?」
いくぶん落ち着いた紗枝は、外の景色をうかがうと、やっと笑みを浮かべた。
「夕立は、いつかあがるものよ。そして、虹を見せてくれるわ。
 知ってる?虹の出ている間はね、動物も殺しあいをやめるんだって…」
あまり広くない雨宿りの場所で、紗枝は、男達に向き合った。
「夕立がやむまででいいの。お願い、もう少しここにいてくれませんか?」
24名無し物書き@推敲中?:03/05/13 19:24
しかしそのとき1はまだ知らなかった・・・。
紗枝こそがブラックメールよろしく仕掛け人だということが!!そして翌日、
>>24
(翌日… みんな驚くことになるわ)
紗枝は小さく身震いして思った。
(この仕掛けが成功すれば…きっと… みんな解ってくれるわよ。
 だから、だから…今だけでいい、お願いだから…)
ふと>>1が、紗枝の横に置かれた物に気付いた。
「それは… 学生鞄じゃないか、それにスポーツバックもある」
「ええ、学校の帰りなんです…たいしたもの入っていませんよ」
>>1の眼が小さく輝いた。
「見せてくれないか?所持品検査といこう」
「えッ!?」
紗枝が身をこわばらせるのを、>>1は見逃さなかった。
鞄を抱きしめた紗枝の震えが大きくなる。
それが寒さのせいでは無い事を、>>1は確信していた。
26名無し物書き@推敲中?:03/05/13 19:46
全てが撮影即オンラインであると1は知らずに・・・。と、そのとき!!
>>26
一瞬の閃光、そして腹に響くような雷鳴が轟いた。
「きゃあああッ!」
反射的に>>1にしがみつくと、紗枝は胸に顔を埋めた。
驚いて見ている>>1の胸に、紗枝の髪から飛び散った雨つぶがしたたり落ちる。
「だめなんです… かみなり、だめなんです…」
紗枝は悲鳴のような声をあげて、>>1の背中に回した両手に力を込めた。
小さな閃光が二人を照らし、しばらくして雷鳴が響き渡る。
>>1は呆然としながら、激しく降り続ける夕立と、濡れてすっかり透けてしまった
紗枝の夏制服の背中を交互に見つめていた…
28名無し物書き@推敲中?:03/05/14 10:41
>>27
「・・虹が出るまでには、もう少しかかりそうだよ」
のろのろとした動作で紗枝の肩を抱くと>>1はそう言った。
なんてこった。我ながら上出来じゃないか。そう、ここまでは、だ。
「・・かみなり、怖くないんですか・・?」
>>1の胸に顔を埋めたままで紗枝がそう尋ねる。
濡れた黒髪からたちのぼる夏の匂い。過ちの匂い。
>>1は突如、強いデジャ・ヴに襲われた。遥かに過ぎ去った少年の日。
あのとき、そばで泣いていたのは、誰だったのだろう。
「・・聞いていいかい?」
>>1は言った。
「鞄の中・・折りたたみ傘があるのが見えちゃったんだ」
紗枝が、身を固くした。
「なのに君は、なぜここに・・・・」
>>1の目から、涙が伝い落ちていた。
だが、何かおかしい、と>>1は思った。デジャ・ヴにしては出来過ぎている。
これは・・・、この記憶は・・・、もしや誰かに埋め込まれた作りものでは?
>>1は、なぜ自分がこんなことを思うのかさえわからなかった。
いや、いまこの時点でこんな疑問を抱くようにプログラムされたのだと思い始めている
そんな自分に驚いている。しかし紗枝の様子は演技には見えない。しかしなにかがおかしい。
なにかが決定的にズレている。いつもいいところで「そんなアホな!」が常であった自分が、
こんなにスンナリ物事が運ぶはずがない!

「溶けてしまいたかったんです…」
かすかに震えた声で、紗枝が応えた。
「みじめで… つらくて… 何もかも… 忘れたくて…」
>>1の手が伸びて、紗枝の髪を撫でていた。
デジャ・ヴなのか…それとも、気まぐれな夕立のせいなのか…
「学校を出た頃は、かんかん照りだったんです。
 雲一つ無い、夏の日射しでいっぱい。
 …でもあたしは…みじめなあたしは… 消えてしまいたかったんです。
 いつものバスも、乗らなかったんです。家に帰るの、いやだったから。
 雨が降っても、傘なんかさせなかった。 哀しくて、せつなくて…」
胸に顔を埋めたまま、紗枝は嗚咽していた。
「この冷たい雨に打たれて… 骨の芯まで貫かれて… 死んでしまいたかったんです。
 雨に溶けて、雨に呑まれて、消えてしまいたかったんです…  だけど…」
顔を上げると、紗枝が視線を真っ直ぐに向けてくる。
普段なら逸らしている視線が、真っ直ぐにぶつかった。
「あなたが見えたから… 同じ眼をした、あなたがいたから…」
31名無し物書き@推敲中?:03/05/14 15:30
>>30
ふたりの視線が、時を止めたように絡み合った。
この子はこの広い世界の中で、僕ひとりだけに助けを求めている・・・
痛いほどに、>>1はそのことを感じた。
紗枝の肩に廻された手に、あとすこしだけ力をくわえれば、ふたりは
この激しい雨を抜けて、美しい虹の向こうへと翔けていけるはずだった。
しかし、次に>>1の心の中に湧き上がってきたものは、紗枝への
畏れだった。自分の前に全てを投げ出せる少女の純粋で無垢な想いに
対する畏れ・・・・
「あなたが見えたから… 同じ眼をした、あなたがいたから…」
「・・・う、嘘だ!やめろぉっ!」
自分の掌が、紗枝の頬を叩くその乾いた音を、>>1は聞いた。
>>31
しばし、時間が凍り付いていた。
気がついたように、>>1は手を見つめた。拒絶と逃避の右手、
胸に飛び込んできた想いに、暴力で応じた俺…
紗枝は床に突っ伏したきり動かなかった。小さく肩が震えている。
「…ごめんなさい…ごめんなさい…」
すすり泣く声が、雨に混じって聞こえてくる。
「迷惑ですよね… 勝手ですよね… 初めて逢った女に、こんな事言われるなんて…」
ゆっくりと身を起こし、泥の付いた髪をかきあげる。
「ど、どこ行くんだよ…」
「こんなあたしなんか…あたしなんか…」
力無く鞄を持つと、紗枝は泣きながら雨の中に踏み出した。
激しい雨が紗枝を打ちのめし、乾きかけの制服が水を吸って重くなってゆく…
途端にまばゆい閃光が走り、轟音が大地を揺るがす。
目の前の街路樹が落雷に裂け、葉の音を響かせて倒れた。
紗枝は… 呆然と立ちつくしていたが、芯の抜けた布人形のように倒れていく。
泥水が噴水のように飛び散り、そこに紗枝が倒れ込んだ。
その頃中継者では、シナリオにない落雷に慌てふためくプロデューサーの>>31が、
ディレクターの>>30に腕をつかまれ、次の指示をくれと急かされていたが、
>>31>>1を撮り続けろと、>>2のような顔をしてつぶやいただけだった。その横で>>32
「ご、ごいすー・・・」と声を漏らしたのを聞いていたのは他でもない、紗枝だった。
紗枝は落雷によるショックで意識を失いかけてはいたが、髪の裏にある小型イヤホンは
状況に関わらず、中継者からの音声を送り続ける。
(あたし…何をしてるんだろう)
なま暖かい泥の中に身体をゆだねながら、紗枝はふと考えた。
思えば、簡単に引き受けた役だった。
下手なグラビア撮影や、笑ってるだけのバラエティー番組なんかより、
よっぽど自分をアピールできる仕事のはずだった。
(なぜなら…これって、演技じゃないもの…
 あたしの『地』なんだもの…)
この事は、ディレクターも知っていたはずだ。
長年ドキュメンタリーを手がけてきた>>31は、紗枝の顔を見て
『全ての装いを棄てろ』とだけ言い残していた。
(今までに流した涙も本物だし、感情だってあたしのリアル…
 シナリオなんか半分で放り出しちゃったし、あとは成り行きのつもりだった…
 目の前の>>1さえ気付いてくれればよかった。
 >>1さえ解ってくれれば、それで幸せだった。
 >>1に抱きしめて欲しかった。その胸で思い切り泣ければ、それでよかったのに…)
身じろぎさえ出来ない紗枝が少し泥に沈み、
外れかけのイヤホンから、他人事の視聴率騒ぎが聞こえた…
(沈んじゃえばいいんだ…あたしなんて…)
新しい涙がこぼれて、泥に吸い込まれる。
なま暖かい泥が、変に心地よいものに感じた瞬間であった。
「敏腕ディレクター」の異名をとる>>31は、泥の中に倒れる紗枝の中で、
いま何かが起こっていることを、独特の鋭敏な嗅覚で感じ取っていた。
シナリオではただの道化に過ぎなかった>>1が、思いもかけぬ働きを
してくれたのだ。
(この男・・・紗枝をもっと高みへと押し上げる為に・・使えるかもしれん)
単なるアイドルではない。時代とともに忘れ去られるバラエティ女優でもない。
紗枝の中に潜むもっともっと大きな可能性。それを引き出すことが出来たならば。
>>31は胸の内に湧き上がってくる興奮を押し殺して、言った。
「カメラ止めるな。撮り続けるんだ」
>>35
モニターの中の>>1が、ゆっくりと立ち上がる。
「表情いけるか?屋外1カメ… どうした?」
「屋内CCD…死角っす!」
>>32が悔しそうにつぶやいた。
「屋外1カメもダメっす、雨でショートしちまった!」
外部2カメラが動員され、遠巻きに>>1を捉えた。
>>1がゆっくりと紗枝に歩み寄り、かがみ込んでいく。
「音声!マイクのボリュームMAXだ」
「インカムを排除されてます、外部からの集音しか…」
モニターの>>1が、両腕が泥まみれになるのも構わず紗枝を抱き上げると、
気絶している紗枝の耳元に何か話しかけた。
紗枝を抱えたまま雨の降る通りに歩み出る。
「ダメです、雨に消された…」
音声担当>>25が悲痛に叫んだ。
>>31の右腕として、あらゆる環境下での決定的発言をモノにした彼だけに、
この失策は痛かったらしい。
「追跡班!…逃すなよ。カメラ移動も迅速に、絶対に気付かれるな」
>>27が慌てて広げた街の地図に両手を突くと、>>31が赤鉛筆を握った。
駆動系統を故障させた2カメラは、雨の中に消える紗枝と>>1を見送るように、
ゆっくりとブラックアウトしていった…
>>36
朦朧とした意識の中で、紗枝は過去に想いを巡らせていた。
(いつから、こんなに雨が嫌いになったんだろう…
 雷が、こわくなっちゃったんだろう…)
耳障りなインカムが何も言わなくなった。一時的に切ったのかもしれない。
泥にまみれた身体、くしゃくしゃのままの髪にかろうじてひっかかってる
インカム内蔵のカチューシャ。
靴も片方なくしたし、制服のスカートのプリーツも原型を無くしてる…
(…そうだ、お義兄ちゃんだ…)

ふと思い出される封印された記憶。
冷たい水の底に伸びた、あの両手。
岸辺の柔らかい泥に降ろしてくれた、力強い腕。
義妹の生還と引き替えに濁流に消えた、あの顔…
(どうして…お義兄ちゃんは、あんな顔で消えていったんだろう…
 優しくて、自信に満ちていて、そして少し、笑ってた…)
そして、残された義妹…
兄殺しのくせに、世間に顔向けなんかできないくせに、
雑誌やTV番組でちやほやされて、愛想笑いばかり巧くなった義妹…
(…ちがう、違うの!あたしはただ、お義兄ちゃんのために…)

細く、力無い絶叫とともに、紗枝は意識を取り戻した。
土砂降りの雨は止んでいない、鉛色の雲が川みたいに、高速で流れている。
風まで強くなってきた、樹が揺れている。
ちょっとだけしっかりした樫の木の感触。
(ここ…公園のあずまやだ…)
ゆっくりと顔をめぐらす、うずくまるように座って頭を抱えた>>1が見えた。
38名無し物書き@推敲中?:03/05/16 16:58
>>37
紗枝は、寝かされていたベンチの上でゆっくりと半身を起した。
>>1は頭を抱えこんだたままで、そんな紗枝に気づく様子もない。
「・・あの」
紗枝の声にびくりと>>1の身体が動いた。顔を上げる。怯えた表情。
やっぱりそうだ。この人は・・・私と同じ眼をしている。
「・・いままで、誰かに頼られたことなんて、ないんだ・・だから」
>>1がゆっくりと、そう言った。
「今だって、ほんとは、君を病院に連れてかなきゃならないと分かってた。でも」
「いいの」
紗枝はきっぱりとそう言った。
「誰かが私のために、無理をするのはもう見たくないの」
私よりもずっとずっと弱い人なんだ・・。でも、それでいい。
このまま、>>31たちの元へ帰ろう。また同じ日々を繰り返そう。
立ち上がろうとした紗枝は、しかし、次の>>1の言葉にその動きを止められた。
「・・・・君は守られてるんだね」
「・・・え?」
「・・・とても強い・・大きな人だ。お兄さん?・・・いや、血の繋がりは
ないんだね・・」
紗枝は、呆然として>>1を見つめた。
いったんCMでーす。
携帯ゲーム機"プレイステーションポータブル(PSP)

 このPSPは、新規格UMD(ユニバーサルメディアディスク)というディスクを利用しており、そのサイズは直径6cmととても小さい(CDの半分程度)。 容量は1.8GBとなっている。
画面は4.5インチのTFT液晶で、480px x 272px(16:9)。MPEG4の再生やポリゴンも表示可能。外部端子として、USB2.0とメモリースティックコネクタが用意されているという。

この際、スク・エニもGBAからPSPに乗り換えたらどうでしょう。スク・エニの場合、PSPの方が実力を出しやすいような気がするんですが。
任天堂が携帯ゲーム機で圧倒的なシェアをもってるなら、スク・エニがそれを崩してみるのもおもしろいですし。かつて、PS人気の引き金となったFF7のように。
>>40
市ねや
>>40
軽快なCMが流れる一方、中継車の中は戦場の様相を呈していた。
「カメラ3、4丁目交差点に移動…偽装するから人員をもう少し…」
「2人いれば充分だ。CCD回収は?」
>>31の行動は素早かった。カメラやクルーの移動先を地図に書き込んでいく。
「オッケーです。ただ、屋外カメラがあぼ〜んっすよ!」
「足りんな…」
「…何てこった!」ADの>>27がファクシミリを受け取って地図に置く。
「この雨…やばいです」
ファクシミリは衛星写真だった、小型だが強力な台風1号が写っている。
「この街を直撃します…どこまでもつか…」
写真を睨む>>31の携帯電話が場違いなメヌエットを奏でた、リサーチ部からだ。
「俺だ… 解ったのか…それで?」
一方で、>>32も携帯電話を受け取っていた。
「局からです、危険が予想されるので即刻中止、退去せよと…」
「敗北主義者が…!」>>30が悪鬼の形相で電話を切った。
一方で>>31は笑みを浮かべて電話を切った。
「…いいぞ …いいぞ …最高のシチュエーションだ…」
中継車の横にエンジン音が響き、数名の男達が飛び降りてくる。
黒のポンチョと防水仕様のカメラで武装した、>>31子飼いの増援クルーだった。
「…オーダーは?」>>30>>31に向き直った。「撤退ですか?完遂ですか?」
瞬間、クルー全員が動きを止めた。激しい雨の音だけが中継車に響く。
「決まっているだろう」>>31が顔を上げ、悪魔的な笑みを浮かべた。
「諸君、番組を造るぞ…誰もが予測しえなかった、最高の番組を…だ!」
紗枝の心は揺れていた。
>>42の内容をきっちり頭に入れながらも、>>1が感じた義兄の姿・・・。
「私が>>1に演技し続けるのは容易い・・・。でもその結果、すごく大切なものを失うような気がする・・・」
>>1を見ると、茂みで何をするともなく、突っ立っている。
紗枝は、全て仕組まれたせ界だと>>1に打ち明けようとした。まさにその時!
「おまえ、落雷のショックで記憶喪失になったフリしろや」と非情な指令が響いた。
紗枝にはわかっていた。事前に用意されたシナリオが崩壊したいま、局の言いなり通りに動くには、
局長さえ騙す必要が出てきたのだと。そして何が起ころうとも、紗枝自身が記憶喪失であったなんて
誰にも予測がつかないという言い訳を>>31が用意したのだと。
「そんな、私ひとりに責任をかぶせる気・・・?」
紗枝は不安を抱きつつ、しかし、「この壁を越えれば・・・」という女優魂に目覚めてもいた。

>>43
『フリ…か?』
インカムの奥から声が響く。
聴覚を維持するため、インカムの音声は頭蓋骨への微細な振動で伝達される。
直前に聞こえた演出補>>37の声… しかし、>>31は静かに言った。
『お前の演技は確かなものだ、だが… 誰のためだ?』
(局のため?視聴者のため?それとも…)
紗枝の思考が高速で演算するが、次の言葉が響いた。
『俺は言ったはずだ。もう一度言っておく…装いを棄てろ』
(えッ!?)紗枝は凍り付いた。(あたしのアドリブなんて…たかが知れてる…)
『ここは劇場じゃない、最悪の環境の屋外だ。
 人形師が何をしようが一切は嵐の中、風に煽られるのが関の山だ。
 ここでは仕掛けも、演技も、装いすら吹き飛ばされ、流れ去るんだ。
 そして一切の繰り糸は断ち切られた。お前はそれでも人形のままか?』
(え… え… )
紗枝の自信と計算、かろうじて守っていた虚勢さえもが音を立てて崩壊していき、
一切を剥がされた紗枝が残った。
泣き虫で、引っ込み思案で、自分が嫌いで、途方に暮れたままの紗枝…
(あたし…あたし…)
『しばし、インカムは集音だけだ。お前の心で嵐を超えろ…紗枝』
インカムが沈黙した、紗枝は本当に独りきりになってしまった。
>>44
寒さと、それを上回る孤独感に震えながら、紗枝は唯一の存在を見つめた。
>>1の視線が、真っすぐに紗枝を捉えている。
(もう、逃げるところは無いの…
 このひとに棄てられたら、きっとあたし…死んでしまう…)
同じ視線が、再び交錯した。
「いないですよ…そんなひと…」
沈黙を破って、紗枝が口を開いた。>>1の眼が見開かれる。
「…4年前に、いなくなっちゃったんです…」
「4年前?」
靴をなくした紗枝の足が、雨の中に踏み出された。叩きつける雨の中で両手を広げる。
「この公園、真ん中を川が流れてるでしょう?その川岸で、あたし達遊んでいたんです」
泥にまみれた身体を雨が叩き、紗枝のほの白い顔を浮き上がらせた。
「川に落ちたあたしを助けるために、お義兄ちゃん飛び込んで…
 あたしなんか助けて…そのまま… 川の向こうに消えてしまったんです…」
雨の向こうに、>>1が歩いてくるのが解る。
「素敵なお義兄ちゃんでした…よく気がついて、運動が得意で、やさしくて、
 歌や踊りもうまくて…劇団でもいちばん人気があったんです…」
紗枝の顔に笑みが広がった、義兄の事を語るときはいつも笑みが浮かんでいた。
どんなにつらい練習のときも、悔しい思いで胸がいっぱいの時も、
義兄の顔を思い出す事で乗り切れた…今日まで、今まで…
(でも、あたしは心の封印を破る…これを告白する… 
 きっともう、絶対笑えないかもしれない…)
風が少し強くなってきた、水を吸って不快な音を立てる靴を脱いで、歩き出す。
「…あたし、お義兄ちゃんにあこがれてました… いいえ、それ以上だったんです…」
向こう側に柵が見える。あのときは超えるのに苦労した、あの柵が。
「台風の翌日でした、きれいな虹がかかって…気持ちいい風が吹いて、
 ほんとに、ほんとに、さわやかな日でしたっけ…」
柵にもたれて振り返る、>>1は何も言おうとしなかった。
「あまり、いい日だったから… あたし、告白したんです…」
>>1の瞳孔が一瞬のうちに収縮し、そして、ゆっくりと拡散していった。
町を襲う風雨の勢いが、次第にその強さを増していた。
おそらくは、数時間のうちに人が外出できる状況ではなくなるに違いない。
その天候の中を、ひとりの初老の男が傘を差しながら歩いていた。
傘はほとんど用を為さず、男の古いスーツはすっかり雨に濡れている。
男の足どりは、ゆっくりと確実に、紗枝たちがいる公園の方角へと向かっていた。
男は、胸ポケットからしわくちゃになった紙片を取り出す。この十数年、肌身
離さずに持ちつづけていたものだ。
「夕立、そこまで来ている 雷ゴロゴロ、ピカピカ 情け容赦ないみたいだ・・」
もうすっかり空で覚えている>>4のその書き出しを、初老の男は独り言のように
呟いた。
彼は、刑事だった。それも、もうあと1ヶ月で定年を迎えようとしている。
彼がこの数年にわたって追い続けてきた事件、「 >>4 殺人事件 」は
犯人逮捕に至らぬまま、今日でその時効を迎えようとしていた。
しかし、彼には確信があった。長年、刑事として数多くの事件にかかわり、
様々な人間を見続けてきた彼には。
証拠はない。しかし、「真実」を知っている人間は、間違いなく、いる。
そう、水死したあの男と・・・そして、その義妹のふたりだけが。
48山崎渉:03/05/22 02:40
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
期待age
50名無し物書き@推敲中?:03/05/22 11:23
著作権フリーだ。今までの借りを返して貰おう。
荒らしやストーカーは打たれ弱い。
反撃に弱い。
文芸板の連中が攻めてくるとは考えてもいない。なぜか分かるかい?




 
 異

 常

 者

 だ
>>50
「そこ、私語はやめなさい!…独り言なんて、あんたのほうが異常っぽいわよ」
雨除けのパラソルを支えている>>50を一喝すると、>>44は超望遠カメラを持ち直した。
(いくら紗枝でも、川の上流に設置された望遠カメラは意識できまい…)
思えば、手製の改造型望遠カメラで、彼女は様々なスクープをモノにしていた。
先日も、池袋サンシャイン60最上階から、オフィスビルの窓越しに抱き合う芸能人の
スクープ映像を捉え、小銭を手に入れたところだ。だが、こんなものは遊びにすぎない。
“魔弾の射手”の異名を取る>>44>>31の増援に志願したのは、たった一つの事だった。
(紗枝が、あのことを話すかもしれない…)
あの劇団の事を知るのは、あの>>4を知るのは、もはや少なくなったはず。
(ましてや、フリーカメラマンだった私の存在を語れるのは…あの子だけ)
高感度集音マイクの音声は、ここでも傍受できる。
(真実は、死ぬまで話さない…そう誓ったあの子が、よりによって…
 なぜかしらね?お義兄ちゃんのせいかしら?それとも、この雨のせい?)
そばかすの浮いた顔が喜色を浮かべる、流れを増した川に浸した両足に力を込め、
>>44はファインダー越しの世界を堪能することにした。
>>51
「自殺未遂?」
強さを増して中継車に吹き付ける風を気にしながら、ディレクター>>30
怪訝な顔をした。「じゃあ、紗枝ちゃんのあれ、演技じゃないんですか?」
「そうだ」プロデューサー>>31は赤鉛筆を走らせながら答えた。
「今まで数回、紗枝は自殺未遂を起こしている。
 ビルからの投身、ガス…刃物を使わなかったのが不思議なくらいだ。
 …もっとも、マネージャーでもある母親が、刃物を遠ざけたのも一因だが」
リサーチ部からのファクシミリを一瞥すると、地図の隅に放り出す。
「先月の番組の写真だ。首にチョーカーを巻いているだろう?
 …青痣を隠すためだそうだ。指先に軽くしびれがあったのは、そのせいだな」
「し…知ってたんですか?」
「ああ、ただ確認が欲しかった」>>31は素っ気なく言った。
「いいかい?全ては起こるべくして起こったんだ。そして、ここで収束する。
 あの事件に関与した全員が、ここに吸い寄せられているんだ。
 加害者も、被害者も、雨や台風、そして運命さえも…な!」
地図に書き込まれたクルー達は、公園に集中していた。
【ここまでの主な登場人物】
紗枝・・この物語の主人公。
紗枝の義兄・・・4年前に水死。
>>1・・・仕掛けTV番組の道化的存在のはずだったが・・・?
>>4・・・殺人事件の被害者。
>>30・・・TV局ディレクター
>>31・・・TV局プロデューサー。「敏腕」と評される。
>>25・・・TVクルー。音声担当。>>31の右腕。
>>32・・・TVクルー。カメラ担当。
>>27・・・TV局AD。
>>37・・・TVクルー。演出補。
初老の刑事・・・「>>4殺人事件」を追いかけている。定年が間近。
>>44・・・増援クルー。“魔弾の射手”の異名を取るスクープカメラマン。
>>52
「あまり、いい日だったから… あたし、告白したんです…」
紗枝の物静かな、しかし、どこか空虚な口調が>>1の心を波立たせた。
この子は自分の予想以上に、いま、危険な状態にある。
「血は繋がってないんだって、自分に言い聞かせて。それだけが私の望み
だったから・・・」
「・・・お義兄さんを“男性”として見てたんだね」
紗枝は雨に濡れながら>>1を見て細く笑った。影が薄い。今にも雨の中にその
姿が消えてしまいそうだ。
「お義兄ちゃんは・・・無理だって言いました。気持ちはとても嬉しいけれど
私を受け容れることは出来ないって」
「・・・」
「私、我慢しました。仕方ないって。それはそうだろうなって」
>>1は身震いした。夏に似つかわしくない寒さは、風雨のせいだけではない。
他人の心が見える・・・そんな自分に気づいたのは、いつ頃からだったろう。
紗枝が続ける告白が、抜き差しならない場所へと向かっている。
「しばらくして・・私、同じ劇団の>>4さんと付き合い始めました。変わらない
お義兄ちゃんのやさしさが辛かったから・・・かな・・」
「・・・」
「本当にあの人のことが好きだったのかは、今でも分からない。でも」
紗枝が、ゆっくりと顔を上げた。>>1の目を真っ向から見つめる。
「私の人生を変えてしまった人でした。・・・それから、お義兄ちゃんの人生も」
ざぁっ、と雨が横から殴りつけた。
>>54
(そうよね紗枝、あなたは柔らかすぎるのよ…)
>>44がファインダー越しに見える紗枝は、土砂降りの雨にも関わらず輝いている。
最初に見たときから、あの子は輝いていた。いつだって、どこだって、輝いていた。
義兄を、>>4を…それだけじゃない、あの子を見る男達は、何らかの形で魅了されていた。
そして、カメラを向けた私さえも…
(それでいい、それがあの子の才能なんだから。
 お義兄ちゃんもそう、天賦の才能ってのは、本人が気付いていないから、美しい…)
>>44は遠い目をしている自分に気がついた。
黒い服を愛用し、誰にも捕捉されないように行動し、
自分を見せない仕事をする私とは、対照的なあの子…
他人の無防備な表情を狙い、秘められた行動ばかり探り続ける私…
あのときだって、事前に釘を刺しておいたのは私、
義兄に写真とカセットを渡して、本心を何も言えなくしたのが私…
あの否定的な態度は、私たちの造り出した演出だったのよ…
そう…あの>>4が、最期まであの兄妹の味方であり続けた、あの>>4
私たちの企みを知るまでは…ね。

遙か上流でサイレンの音が響いていたが、>>44>>50は気付かなかった。
一人は自己陶酔のために、もう一人は妄執と独語癖のために…
>>55
遠い初夏の、光。
爽やかで眩しく、どこまでも無邪気な光だ。
その世界ではまだ誰も、罪や罰を背負ってはいない。

「・・・あの子は伸びるわね」
真っ白なTシャツ姿にジーンズという格好で、愛機ライカのファインダーを覗き
込みながら>>44は呟いた。
舞台の上で、不思議な魅力を発散する少女が演じている。
まだ未熟な雌鹿を思わせる青い四肢。しかし、その内包する無限の可能性を訴える
ような躍動が、思わず観る者を惹き付ける。
「まだ13歳さ」
そばに歩み寄ってきた>>4が、>>44の呟きに耳を貸してそう言った。
「あんた、カメラマン志望なんだって?」
「ええ、まぁね・・・ひよっこよ」
>>4>>44の横に立ち、汗を拭い、同じように舞台の上の少女を見つめる。
「でも、あんた、ここに来て初日でいきなり彼女に目をつけた。いい目してるよ」
「あの子、名前は?」
「紗枝・・・大貫紗枝だ」

>>44の眼前から風雨は消え去り、そんな遠い過去が甘い夢のように展開する。
ああ、そう。私だって真っ白な服を着ていた。私にだって、輝く夢があった。
どこからすべてが狂いだしたのだろう。私が、紗枝の義兄を愛してしまったから?
紗枝の一途な恋情を、理解者の振りをして裏切ったから?
取り戻したい。すべてを。
しかし、もう何もかもが遅すぎる。
57山崎渉:03/05/28 10:34
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉
58f073223.ppp.asahi-net.or.jp :03/05/29 16:35
ぬるぽ。
59Drバロック:03/05/29 16:59
山崎、きえろ
>>56
>>4とは… 意外な名前ですね」
紗枝の顔を見つめていたディレクター>>30がつぶやいた。
「いいや、想定される名前だ」>>31はファイルを持ち出してページを繰る。
「紗枝の義兄が天才なら、奴は秀才だな、
 たえまざる努力と人並み外れた集中力で、義兄と双璧を成す存在になった」
「それだけに、殺されるとは思いませんでしたよ」
>>31の視線が一点で止まり、その物体を地図の上に置いた。
「そして、紗枝の心の拠り所でもあった」
置かれた写真…おそらく遠距離からの盗撮だろう、
公園のあずまやたたずむ紗枝と>>4が写っている。
憧憬と思慕の視線を送る紗枝に対して、>>4の表情は哀愁に満ちていた。
「知っていたかい?奴は義兄殺しの疑惑をかけられていたそうだ」
「うそでしょう?」>>30は写真を凝視した「あれは、確か事故…」
「どうだろうな…?」>>31は、皮肉な笑みを浮かべて画面に向き直った。
61名無し物書き@推敲中?:03/05/29 22:43
タイトルが秀逸、
>>60

「・・・血は繋がってないのよね」
>>44は、内心の動揺を隠して、紗枝にそう言った。
この劇団に随行し、紗枝に魅せられてから2ヶ月になる。
いつしか、カメラマンとしての>>44の被写体は、紗枝ただひとりになっていた。
自然、>>44が紗枝と接触する時間ばかりが増える。まだ少女である紗枝がそんな
>>44を自分の姉のように慕い始めるのに、さして時間はかからなかった。
「うん。繋がってないの。でも」
紗枝の頬は、初めて自分の気持ちを告白したとことに対する昂揚と、心の中を
占める恋情のせいで桜色に染まっている。ああ、美しいな・・と>>44は思う。
「お義兄ちゃんには内緒にしてね。言わないって決めてるの」
紗枝は>>44に、そっと微笑んだ。先日、14歳になったばかりの少女には
似つかわしくない憂いの影が、>>44の胸をどきりとさせる。
何か言葉を継がなきゃ・・>>44が思案しかけたその時、事務所の通用口の
ドアが勢い良く開き、>>4が慌てながら駆け寄ってきた。
「紗枝ちゃん、そこにいたのか、大変だぞ、君にすごいお客さんだ」
>>4の背後から通用口を抜けて、ひとりの背格好の逞しい男が、姿を現した。
「・・お客さん?」
男は紗枝たちのいる場所へゆっくりと近づいてくると、名刺を差し出して言った。
「はじめまして。私、2chTVのプロデューサーで、>>31と言う者です」



63山崎 渉:03/07/12 12:03

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
64山崎 渉:03/07/15 11:53

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
65山崎 渉:03/08/02 01:30
(^^)
66山崎 渉
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン