私が学校で倒れて次に目を覚ました時、そこには白い清潔そうな天井があった。
ぼんやりとした意識の中で、私は「ああ…」とすぐに此処は病院なのだと悟った。
私は、気付けば病院のベッドの上に寝かされていた。
それは散々予期していたことだった。こうなることを含めて、すでにある程度の覚悟はしていたのだ。
私は――
私は、その時初めて、私の手を握ったまま、そこで寝ている少年の姿に気付いた。
椅子を近付け、ベッドにもたれるようにして眠る、その安らかな寝顔は馴染みのものだった。
まるで女の子のように綺麗な顔立ちをしたその少年の頭を、私は優しく撫でた。
柔らかな栗色の髪の感触が、なんだかとても心地良い。
保守
保守
100 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/31(日) 14:08:26
こいつも100だ、と
101 :
名無し物書き@推敲中?:2005/07/31(日) 18:17:41
いかに生きるべきかを述べ、いかに死ぬべきかを諭し、おまえ達は最高の戦士だと褒め称えた。
予想以上にうまくいった。
ある部下は快哉を叫び、またある部下は涙をぬぐっていた。
私は嘘の演説に酔い、嘘のはずなのにいまは何物にも勝る真実のような気さえしてきた。
いつしかその嘘に己の感情は高ぶり、涙すら出てきた。
それなのに、唯一人だけ冷ややかな目の男がいた。
周囲もそれに気づいたのか声をかけるが、彼は一向に感情を見せない。
この計画はここにいる全てを感化してこその成功である。
私は壇を降りて彼に近寄ったが、それを認めると彼は鼻を鳴らして私に背を向けた。
その不敬の色に周囲は色をなすが、私はそれを手を上げて制し、『待て』と言いかけて歩みだした彼の肩を掴もうとした。
しかしそれより早く彼は振り返り、その手元がキラリと光った。
ほんの一瞬、すぐに理解できた。私の右手が宙へ跳んでいた。
回転することなく、ゆっくりと天に向かっている。
私は呆けてそれに目を奪われたが、彼も同様である。これほど見事に斬れるとは自分でも思っていなかったらしく、両の目を剥いていた。
もしかしたら威嚇に留めるつもりを間違えたのか。どちらにしろ私は斬られた。
痛みはなかった。
それなのに私の手が地面に落ちたと思ったら、次に私が見たものは青い空だった。
馬はうつくしい。
レースの興奮を抑えられない観衆がざわめく中で、パドックを眺めながら男はそう独りごちた。
うつくしいけもの――ただ平原を疾走するためだけに生まれてきた野走獣よ。お前を汚すものは誰であろうと許さない。
男は、崇拝するサラブレッドの上に跨る小男に機械的に移すと、リュックサックの中に手を差し入れる。ぐしゃぐしゃのスポーツ新聞で作られた包みを機械的に解くと、中に包まれていた真新しい万能包丁が、日曜の午後の日差しを跳ねた。
先週、スポーツ新聞の競馬欄に小さな記事が載った。一頭の馬の死亡記事だ。地方競馬で無敗を誇った馬が、初めての中央競馬レースにて事故を起こし、再起不能となったのだ。
男は、そのときの騎手の名を二度と忘れなかった。
誰かが捨てていった外れ馬券を踏みつけ、柵を乗り越えると周囲のざわめきが強くなった気がしたが、男にはもう聞こえていなかった。
馬と男の世界。永遠にただ走り続ける世界。孤独で崇高な世界に踏み入った異物を排除するために手にした包丁を振り上げると、一直線に邪魔な小男のもとへ走りよった。
興奮したサラブレッドがいななき、男に向かって前脚を上げる。
が――男が覚えているのはそこまでだった。
数日後、警察の病院で目を醒ました男は、それから以後二度と馬のことは口にしなかったという。
暑い夏。
クーラーで冷された部屋から外に出ると、アスファルトで加熱された空気が襲う。
糊がきいてパリットしていたはずのスーツは、出てから10秒でしなびてしまったように感じる。断定はできない。
確かめようにも、その時すでに眼鏡が曇っていたからだ。
目の前が真っ白で、前が見えない。
ついでに明日も見えないと、呟いた声が口からこぼれた。
僕の高校にはサンルームと呼ばれる、生徒が交流する為の
ガラス張りの部屋がある。女の子達が、お菓子を食べたり
バンドをやっている連中が、これみよがしに練習したりする
そんな部屋だ。
僕は特に目立つ生徒ではないから、サンルームの廊下寄りの
すみっこで車の雑誌を眺めていた。
もちろん高校生だから免許も無いし、車を買う金も無い。
でも車の雑誌を見ているのは、本当に楽しかった。
『お金が出来たら』・『彼女が出来たら』・『大学に入ったら』
仮定ばかりの未来に、ダメ男の僕は希望を託していた。
・・・・希望じゃないな。現実逃避だ。
「何読んでんの?」
僕の隣のテーブルで、派手目グループの女の子同士で
お喋りをしていたHさんが、急に振り返って言った。
「車の雑誌」
愛想もへったくれもないが、僕は今まで話した事がない
女の子に声を掛けられた事にビックリしてしまって
それだけ言うのがやっとだった。
「へーえ。車好きなんだ?」
「うん・・・」
「ちょっと貸して」
僕は開いたままの雑誌をHさんに手渡した。
彼女はパラパラとページをめくり、
「これ、彼氏の車だわ」と、黒のワンボックスカーを指した。
急に僕は、Hさんがそのワンボックスカーの中で
彼氏と抱き合う姿を想像してしまい、不覚にも勃ってしまった。
Hさんは化粧をしている分、他の女の子よりも
大人の雰囲気があり、その彼女が車に乗っている男と
付き合っている事、そして(前から想像はしていたのだが)
男とヤっている事に興奮してしまったのだ。
「私はねー、これかな?格好良くない?」
それは・・・・僕が欲しいと思っている車だった。
「俺もこれ欲しいんだ・・・」
「え?マジ?アハハハ、買ったら乗せてよねー」
そう言うと、彼女は雑誌を僕に返してから
くるりと背をむけ、また女の子達と話はじめた。
「どしたの?何の話?」
Hさんのテーブルの女の子達が、僕とHさんの話を
聞こうとしていた。Hさんは
「んー。車の話。雑誌持ってたからさ」
とだけ言うと、すぐに話題は僕と関係のないものになっていった。
そんな話を聞くともなく聞きながら、
僕は買おうと夢想している車に乗って、
Hさんと抱き合うシーンを思い浮かべた。
妄想の中のHさんは、ちょっと不良っぽいけど
照れながら僕にキスしてくれるような、そんな子だった。
しばらくボンヤリしていたら、授業のチャイムが鳴ったので、
僕は頭を振ってから雑誌を閉じた。
106 :
名無し物書き@推敲中?:2005/10/01(土) 19:17:05
age
107 :
錠剤モード ◆rE6HKFUfaI :2005/10/12(水) 15:47:16
それは、全く単純明快であり一片の疑いの余地も無い、陳腐な事件である。
調書は20ページも費やせば足りてしまうだろうが、なんとかどうにか120ページの大作?に仕上られた。
「これも一応殺人事件だからな。」
コンベヤーに乗せられた被疑者は薄っぺらな内容の供述調書と共に警察での作業をほぼ完了し次の工程である検察へと出荷されるのを待つ。
「個性とは出すのではなく出るものである。無理やりに搾り出し続ければ死をも覚悟しなければならない状況に陥るだろう。
他人と違うことがしたいのか。ならば君は他人が何をしたのかを全て把握する必要がある。とてつもなく大変な作業だと思うが」
「いいえ。まずやりたい事を仮に決め、同様のことをした人間がいるかどうかを探すだけですから実際はそんなに大変ではありません。」
「それで目標が達成できなかったらどうするんだい?」
「私は意地悪な質問とは受け取りませんよ。期待に応えられるようにがんばりますよ。」
108 :
錠剤モード ◆rE6HKFUfaI :2005/10/12(水) 19:24:57
取調室は間口が6尺程、南北に長い長方形で北側に鉄格子を備えた引き違いの腰窓がある。ブラインドーを明けると赤城山が望める。なかなかの眺望である。
2016年に警察が完全民営化され様々な事が試されてきた。しかし取調室や拘置所・刑務所といった所のセキュリティーシステムはその殆どの部分をアナログ式に戻すことになった。理由は言うまでも無いがあえて言うなら”技術的な問題”である。
小指の爪ほどの大きさにまで小型化したワークステーションはユビキタス社会の到来と共に普及し、そして新たな人種を生み出した。
109 :
名無し物書き@推敲中?:2005/12/07(水) 23:07:36
砂漠が広がっている。
空の一番高いところで太陽が、自分自身の姿を溶かしてしまうほどの日差しをふりまいていた。
砂ではなく、灼けた岩に覆われた砂漠だ。
わずかに見える赤茶けた土は乾き、ひびわれていた。
枯れたような低木帯がまばらに連なって、大地に縞のような模様を織りなしている。
あまり豊かな色彩とはいえない風景が続くなかで、色鮮やかな布で飾られたテントが集まる場所があった。
砂漠の中に作られた村である。
乳白色の布に、赤や黄、青、緑の飾り付けが濃淡を変えて縫われた様々な大きさのテントが、井戸を中心として、やや雑ながら適度な間隔で立てられている。
小さな村だ。
村の端にひとつだけ、テントではなく、レンガで作られた建物があった。二階建てで、白壁に小さな窓がつけられている。屋根は平らで、そこから小さな鐘楼が突きだしている。
この建物が村で唯一の寺院だ。入り口には扉ではなく、周りのテントと同じような布が大きく垂れ下がり、そこに、このあたりの土地で信仰されている神の印が縫い込まれていた。
寺院の鐘が、村中に鳴り響いている。
昼を告げる鐘の音であった。
(未推敲なので変な箇所もアルカも知れない)
これじゃ、出だしとして、くどい? はよ、物語をはじめんかいっ!って思っちゃう?
ちょっとくどいかな
かなりくどいかな
すごくくどいかな
113 :
denden:2006/02/11(土) 16:29:34
私鉄が県境の長い鉄橋にさしかかると、ツタは子供のように座席に
膝を突いて車窓から半身を乗り出し、凸レンズ状に膨れた河面から
斜めに突き出た巨大な鉄塊が見えてくるのを待ち受け、いつも通り
黄土色の濁流の向こうに高さ百メートルほどの先端の尖った電信塔
が姿を現すと口の中で小さく歓声をあげた。鉄塔には先端から水際
まで虱のようにびっしりと小鳥がはりついていた。地下鉄の落書き
のように鮮やかな色彩だった。このあたりのペット業者が逃がした
インコが河川敷に沿って群生する灌木の中で繁殖したのだ、そうツ
タは勝手に推測していたが、なぜこれほど多くの鳥が一箇所に集結
しているのかは分からなかった。
114 :
denden:2006/02/11(土) 16:31:07
列車が接近するにつれてインコは端からはばたき始め、塔の表面
が波立ち、けばだった極彩色の表皮がめくれて赤黒く錆びた鉄骨
の地肌が剥き出しになり、あたり一帯は見る角度によって緑にも
紫にも色を変える霧に覆われ、ツタは食い入るような目でそれを
見つめ、他の乗客が誰一人感動したそぶりを見せずため息ひとつ
つこうとしないのを不満に思いながら身体の向きを変えた。
115 :
denden:2006/02/11(土) 16:32:40
しばらくすると小鳥が次々に車両にぶつかるくぐもった音が列車
の中に響き、それでも乗客は顔色を変えなかった。一羽はまっす
ぐこちらに向かってくると車両に激突し、ツタのいる場所から数
メートルと離れていない窓の上に赤い飛沫と小豆大の肉片が飛び
散ったが、そのすぐ前の座席に腰かけていた初老の男は背後を振
り返ろうともしなかった。ツタはすぐ外で飛び交う高周波の鳴き
声に耳を塞ぎ、降りしきる紫と緑の羽毛に軽い吐き気とめまいを
感じ、そのめまいは半島の南端の駅で降りてモノレールに乗り換
え、閉鎖したばかりのショッピングモールの駐車場跡地に見渡す
限り広がるフリーマーケットの出店の間をさまよい歩いている間
もずっと続いていて、耳奥には今くぐり抜けていたばかりの鳥の
羽音と鳴き声が染みつき、目の前には虹色の斑点が散らばってい
た。
116 :
denden:2006/02/11(土) 16:39:46
ねえ。浴室に向かう僕を背後から呼びとめる声に振り返ると、ベッド
の上に両脚をこころもち開いて横たわった女の、その二つの足親指の先
に、青白い炎がともっていた。思わず僕は足をとめた。暗い部屋の中、
五センチほどの高さの紡錘形の光は丸い親指を包んで揺らぎ、揺らぎな
がら少しずつ他の指も呑みこんで行く。女は両肘を立てて上体を起こす
と、特に取り乱した様子もなく、むしろ面白がっているような調子で呟
いた。
ねえ、なんだろ、これ?
珍しい昆虫を捕まえた子供のような声だった。
117 :
denden:2006/02/11(土) 16:41:20
僕はその答えを知っていたし、本当は女も知っていたに違いない。
今時、人間が常温で発火することを、誰も異常だとは考えていな
い。いや、新聞は書きたて、週刊誌は特集を組み、ブラウン管は
床の焦げ跡を連日のように映し出すが、それだけのことだ。
118 :
denden:2006/02/11(土) 21:18:20
足先を包んだ光が青白い輪となり、踝から膝へ、カタツムリの速度で這い
上っていくのを、僕と女はただ見つめていた。輪が去った後の部分はすっ
かり炭化し、青く光る飾りが縁についた黒い靴下のようだ。
熱くない? 僕は訊いた。女は青白い光に魅入られた様子で黙っていたが、
靴下の縁が膝を越えて太ももに達するのを見て、小さく咳をした。とたん
に両脚が砕けた。両脚があった場所一面にに黒い灰が広がった。女は何か
を言おうとし、さらに激しく咳きこみ、ばつの悪そうな、恥じているよう
な目で僕を見上げた。
そこから先はあっという間だった。新しい火が左右の手のひらにともり、
輪となって二本の腕を這い上っていった。女は鼻を鳴らした。笑ったのか
もしれない。話しかけようとして、二時間前に出会ったその女の、名前を
まだ訊いていないことに僕は気づいた。
119 :
denden:2006/02/11(土) 21:19:50
女が自分自身の炭化した身体に左右から挟まれ、その顔が黒い扉の
向こう側に完全に覆い隠されてしまうと、後には人の形に見えない
こともない灰が残った。その灰の中に、鈍く光る小さなものが落ち
ているのを見つけた。指輪だ。拾い上げて顔に近づけ、そこに刻み
つけられた小さなアルファベットを読んだ。H・Y。たった今まで目
の前に横たわっていた、名前もわからなかった女の、頭文字なのか
もしれない。シーツの端でこすって灰を落としてから、僕はその指
輪を自分の左の薬指にはめた――初めて女と寝た夜の記念に。
121 :
denden:2006/02/12(日) 09:58:43
>>120 ありがとう。
116-119は書きあぐねている短編の抜粋、というか
ダイジェスト。いつ完成することやら。
122 :
名無し物書き@推敲中?:2006/04/08(土) 02:09:03
ところどころ改行した方がいいなと思った部分がある。
長さもそうなんだが、音律として。
それ以外の文章力は申し分ないと思う。
124 :
denden:2006/04/23(日) 12:27:59
>>122,123
ありがとうね。そう、改行って難しくて、こつがまだ
よくつかめていないんだ。
ハードディスクには、こんなふうに、書きかけのまま
放置された断片がたまっている。
こうして時々虫干ししないと、カビが生えてきそうだ。
またupするかもしれない。その時は笑って読んでや
ってください。
俺にとって、あれがどんな存在であったのかということだが、今になっても、はっきりとした答えが見つか
らない。
そして、おそらくそれは俺ばかりでなく、誰にとっても同じだ。誰もあれを友人だとか、恋人だとか、または
親子といった、そんな一定の関係性の中に閉じ込めてしまうことはできない。誰にもあれを何処かひととこ
ろに縛りつけておくことなど、許されないのだ。少なくとも俺は、先の問いに適当な答えの見つからない理由を
そう考えている。――いや、そう考えてきた。
俺に語ることができるのは、あれに関するいくつかの記憶、俺とあの男が関わっていたわずかな時間の
断片についてだけだ。
断片。極めて断片的な。
しかしそれらの映像一つ一つは、細かく途切れ途切れでありながら、数十年という俺が蓄積して来た時間の
中で、現在でもひときわ鮮烈に浮かび上がっているのである。例えれば、それは汚泥に埋もれた美しい宝石の
ようでもある。ただそこにあるだけで尊いもの。
つまりはそういうことなのだ。
昭和四十六年(1971年)の八月某日。正午の日差しが容赦なく街を熱し、ゆだるような
暑さである。
朝方降った雨の湿気を吸った空気は熱をはらんで重く膨らみ、屋外では満足に呼吸を
することもままならない。まさにそこは地獄の釜の底かとも思われた。道行く人々もみな
顔の表情が気だるげだ。しかし他方、彼らの足の方はそんな釜の底に止まることを嫌っ
てか、 一様にせかせかと動き回っており忙しない。どこまでも暑苦しいとしか言い様の
ない光景。
陽炎に霞む雑踏の中を、刑事が二人並んで歩いていた。一人ははや頭髪にも眉にも
結構な割合で白いものが雑じる、老年に足を突っ込みかけたというような男。もう一人の方は
まだ大分若く、三十を過ぎたばかりといった顔つきで、見るからに隣の年長刑事の横に
仕えている風である。
先ほどから二人はずっと無言で来たのだが、若い方がとうとう堪えきれなくなったらしく、
思わず愚痴を零す。
「しかし、」
こんな日に足で探すのは、さすがにつらいですねえ。そう言って、額に際限なく浮き上がる
汗の粒をハンカチで拭った。
隣の男は何も答えなかった。
聞こえなかったはずはあるまい……ちらと横目で見やると、老刑事はくわえ煙草に下唇を
突き出したような格好で、相変わらずつまらなさそうな表情をしていた。じっとりと前を見据える
眼の端に刻まれた深い溝がこの男の年月を感じさせる。その鷲鼻ぎみに高く張った鼻の頭
から、ちょうど汗がひとすじ流れ落ちるのが見えた。
今はただこれから向かう場所へ歩を進めていれば良い。年若い刑事は、こんな時に無駄口を
叩いて余計な体力を使うな、と無言の内に言われたような気分になった。
これがベテランの貫禄というものなんだろうか。若い刑事、(なまえ1)は肩を竦めて小さくため息
を吐く。
(なまえ2)刑事と組むのは今回が初めてだった。(なまえ1)が警察署に入ってから六年目の
今年、地域課の交番勤務から希望していた少年捜査課に配属されて、そこで最初に任された
仕事が、間もなく退職を迎えるというこの刑事の補佐だった。
事件に関する資料を(なまえ2)から手渡されたとき、
130 :
名無し物書き@推敲中?:2006/07/21(金) 11:38:18
空に聳える鉄の城
スフパアロボツト マヂングハゼツト
無敵の力は僕等の為に
正義の心をパイルダハオン
飛ばせ鉄拳 ロケツトパンチ
今だ出すんだ ブレストフアイア
マヂングハウ マヂングハウ
マヂングハゼツト
ある町をさまよっていた僕。(ryってなんですか。外国がわからないのだ。近くの人に尋ねた。
教えて君うぜえ、巣に帰れ。半年ロムって炉。厨房。死ねじゃなくて死ね。
なんてこわいところだ。この町は僕にあってなかったんだ。僕の居場所、居場所を探さないと。
僕の世界に帰る方法がわからないんだ。この世界になれないと・・。さ迷い歩きつかれきって寝てしまう。
僕はあちこちの村をさまよった。都市かしたところなら、ばれないだろうと
こっそり紛れ込むが、
お前、〜にいたや津だろ。マルチ乙。
こわい。ばれてる。過疎化した村ならいいと思いこっそり入る。様子を伺い
さりげなく、会話に入る。
保守・・
ゴラァあげんなボケ。
こわい。ここの村人も強暴だ。さまざまな情報が飛び交うのを聞いていると、この国のあちこちの村で、
ソウカとザイニチという敵が侵入しているので、みんなでスパイ狩りをしているようだ。僕も間違われたのか。違う違います。
そうだ、南のほうにある歓楽街に行ってみよう。なんだか優しい人がいそうだ。
その村はくれーくれー、アップしてくれーという亡者の巣だった。魔術師のような人々が外国語の呪文を唱えている。
フラフラと、アルファベットで書かれたその呪文に触れてみた。うぉおおおお。
ここはどこだ。変なところに飛ばされたぞ。なんだ黒い画面が・・おおエロイ世界ダ。エロイセカイダ。
歓楽街に戻る。僕は亡者となっていた。クレークレー。
おまいらにいいものをやろう。これでどうだぁ。あぁ魔術師様ありがとうごxざいます。僕を飛ばしてください。ああ。
そしてギャー。なんだこれは。世界が世界が教われr。クラッシュしていく。世界の終わりだぁ。
「おお、現実に戻れた。なんて僕はばかだったんだろう。」
あれから5年たった。もう2度とあの奇妙な国には入り込めない。大人になったということだろうか。
僕の前にピストルがあります。ピストルは発射されるものだそうです。
ピストルを拾う。
親父が僕の部屋を覗いた。親父は対立するものです。出てけよ親父。お前というヤツは
うるせー。ピストルを構えます。親父は逃げた。
親父に代わって母親が来た。あんたおとうさんになんてことを。母はやさしい。小さいころのおにぎりの思い出。
思い出しながら引き金を引く。母は死ぬものだからだ。母は死んだ。母さんごめん。なにもできなくて。
僕は久しぶりに学校へ行く。学校は久しぶりに行くものだからだ。
あら、元気してた。憧れの先輩が声をかけてくれた。憧れの先輩はレイプするものだ。制服は脱がすものだ。
でも、まだしない。レイプはじらすものだから。
あのー。小柄な少女が僕ににじり寄る。そばには蜜網のめがねっこ。これ食べて。弁当を渡される。僕は弁当を投げ飛ばした。少女は泣く。
めがねはいかる。クラス中が怒る。僕の味方は後輩だけだ。「先輩、まずいっすよ」うむ。僕はこぼれた弁当をじゃりじゃり食べてやる。少女は微笑む。
次の日。少女と待ち合わせ。ザッス。後輩が現れた。要領のいい後輩。少女はきませんよ。俺が食っちゃいました。
後輩は裏切るものだ。殺してやろうと追いかけると、コンビニの前に若者がいる。後輩はそこに逃げ込む。若者はコンビニにいるものだし。僕は泣き面にはちになるものだ。
さんざん不良どもになぐられた。傷心したら土手に行くものだ。土手では野球をやっている。もちろん夕暮れだ。鉄橋には会社帰りの人を乗せた列車がみえる。
少女の自宅へいく。家の下から彼女の部屋を覗く。カーテンは閉まっている。
そこへあこがれの先輩がやってくる。聞いたわよ。公園へ誘う。ここでレイプ。
家には帰れない。僕は殺人とレイプを犯している。レイプされた先輩はぼくについてくる。
二人であてども泣くさまよう。偉ぶっているヤツはガツンとやればいうことを聞くものだ。
雨が降ってくれば駅前の喫茶店に入ってコーヒーいっぱいで夜中まで粘るもの。
二人でもう一度少女の家に行く。でも会えない。先輩に帰れという。「いやよ。ついていく」
そうだとも。二人はさまよう。でも殺人者は警察に捕まるものだ。僕は自主をした。
違うな。
悪いやつは捕まるものだ。後輩はつかまる。当然。
少女は後輩の一回で妊娠。子供は僕が育てる当然。憧れの先輩はとことんひどい目にあう。
これ属性。風俗だな。きれいで優しい先輩は汚れていく。がんばっても報われない。
僕を愛しても蹴飛ばされる。僕は汚いものを見るように先輩を見る。それでも尽くすでもやはり報われない。常識。
先輩にいい人が現れる。でも先輩はその人を選ばない。僕を選ぶ。でも僕は蹴っ飛ばす。かわいそうだね。
少女と僕は幸せに暮らそうと努力する。あやふやな関係。おびえる少女。子供は大きくなる。事件に巻き込まれるものだ。
親父との対立はここで解かれるものだ。
何が言いたいのか。浅はかな考えは失敗するものだ。後輩は出所してくる。パワーアップした悪者は仲間を連れて襲ってくるもの。
僕の小さくまとめた生活は崩壊する。読者よりがんばってないヤツは、勘違いやろうとして嫌われるもの。
少女は目の前で子供を殺され、自身もレイプされる。僕はそれを見ているだけ。縛られて見えているだけ。これ属性。
少女は自殺する。もう必要ないし。僕はまた一人に戻る。
これが僕。行きて帰りし物語。
違うな。
134 :
名無し物書き@推敲中?:2006/09/15(金) 23:29:09
みなさまのお力添えで犯罪人残飯を叩き潰すことができました
それでは 第二次ごはん戦争 の勝利を祝ってみなさん、ご唱和ください
ケッ、ざまぁ見やがれ! 残飯!!
あれ、もう解散なの? 中傷スレッド 作家でごはん 被害者友の会、二次会行くぞ〜!
やっぱり残飯はクソだね
愉快愉快
いやハイさん この調子で何年も続くと面白いね
ありがとう おめでとう でも良かったよかった
おいおい、ハイさんの都合も考えないと
残飯の泣き顔が見られないのが残念だね
わーっはっはっはっはっは……
やめろー僕は叫んだ。 その頃明は
夜明け前のコーヒーをすすりに神戸に来ていた。
しかしコーヒー大を忘れた。店の親父に捕まった。
「300円くらいけちけちスンナ」
「同じことが、この人を前に言えるかな」
彼の前に建っていたのは、
拳銃を突きつけられた恋人のカンナだった。
「ダレだよお前」
「私よカンナよ。覚えているでしょ」
「そういえば」
「そう五日前のあの日」
明は思い出していた。5日前そういえば、トラックが突っ込んできて
それから、たしか、
「俺はトラックだった。俺はトラックだと」
「追いあんた、今どこにいるかわかっているのか」
「神戸じゃないか」
「かんべだよ。かんべ」
明が周りを見ると、喫茶店はカンベに囲まれていた。
「ところでかんべってなに」明は聞いた。
「それより私の話は」カンナは怒っていた
「かんべとは」
「私の話は。トラックがつっこんdね来て、あなたは私を救ってくれて」
「だまってろ。それによく見ろ、お前は猫じゃないか」
「え、私は猫? そんな馬鹿ニャー」
「そんなわけないでしょ」カンナは明をこづいた。
明は頭部から血を噴出して倒れこんだ。
「なに、わたしなんかした」カンナはテンパっている。
夜明けコーヒーのマスターがカンナの腕をちらりと見て驚愕の表情を浮かべた。
「おい、あんた」カンナの腕を指差す。カンナは恐る恐る自分の腕を見た。
その腕は、なんと
3ヵ月後
僕はアルバイトをしていた。
そのころ、カンナは、
僕はアルバイト先で、とんでもないものを見てしまった。そのとんでもないものとは
その頃かんなは、
僕がみたその恐ろしいものとは…。
「私の話は」カンナは怒っていた。「…う? 大丈夫だ。じゃまされない。よし、私の話を聞いて」
「実は」、「あの時私は見たのよ、私の腕が」カンナはじゃまされないように言葉ときりながら様子を伺った。
大丈夫だ、さあ今のうちにと息を吸い込んだ。そのとき
僕が見たその恐ろしいものの話を聞きたいって。任せてよ。僕はアルバイト先へ来た探偵の松永氏に
そのとき・・・
明日香は就職するまで、コンビニでバイトをしてました。そしてその
頃の明日香は、とにかく、よくモテたようでした。なんと常に4〜5
人の男性に交際を申し込まれていたそうです。私は少し心配でした
が、心から明日香を信用していたし、それに自分の恋人がモテるのも
悪い気はしませんでしたから、その件では特に何も言いませんでし
た。しかし明日香はそんな私が不満だったようで、「全然ヤキモチ焼
いてくれないのは、私を愛していないからでしょう?」なんて、カラ
んでくるのでした。オンナって、ホント難しい生き物ですよね。
ある夜、明日香がバイトを終える時間を計って家に電話を入れたのですが、
出ませんでした。翌日、どうしたのかと思って再度、電話を入れたら、
「交際してくれっていう男の人が、車で家に送ってくれるって言うから
送ってもらったの。そのついでにドライブに付き合わされたので、
帰宅が遅くなってしまったの。ごめんね」
と、気軽に言うのです。さすがの私も本気で怒った記憶があります。
「俺の気持ちを知りながら、知らない男の車に乗るとはどういうこ
となんだ!」という筋の通った怒りでした。が、しつこく怒ってい
るうちに、今度は明日香のほうが逆ギレしてしまいました。で、「そ
んなに言うなら自分で迎えに来い。だいいち、雄太の存在が薄いから、
私がいろんな男の人に声を掛けられるんじゃないのよ!」と言うの
ですからね。呆れて物が言えませんでした。が、結局はこの喧嘩も
私が負けて、いつもの降伏の印でもある「ア・イ・シ・テ・ル」サ
インを送ったのは私のほうでした。
それから二か月、明日香からメールが来ない。
>>138 「ア・イ・シ・テ・ル」、私はもう一度メールを送った。すると
中川浩二は、取って置きの場所に彼女を招待していた。夜景がきれいな公園で、有名どころじゃないので、彼にとっては大変重宝するスポットだった。
今日のお相手は彼がよくいくコンビにのバイトの女の子だった。少し変わった子だったが、今日を境に自分が調教してやると意気込んでいた。
夜景を見ている彼女の肩にそっと手を回そうとした中川は突然鳴り出した着信音に肝を冷やしてしりもちをついてしまった。
落ち着きを取り戻すと、あたりがやけに静まっていることに違和感を覚えた。見上げると
彼女は携帯を取り出し、モニターを見つめている。暗闇に青白く浮かび上がる彼女の顔はドラマの中の幽鬼のようだった。
何の気のせいさ。
ズボンの汚れを払い、立ち上がり、何気ない不利をして携帯画面を覗き込む。
アイシテル。そう打ち込まれたメールが届いていた。
「誰、この人」
中川は平静を装って、聞いた。
「私の彼。雄太っていうの。でももう死んでるの」
「ははは。霊界からのメッセージってやつだね。ははは。な、わけねーだろ」
中川は、少女の脳天に軽くチョップを入れた。
「…」
「…どーでもいいですよ。なんちって。ははは。…ふーん。死んだ彼からのメールか。でも僕はしにましょーん。愛しているといってくれ。同情するなら金をくれ。ははは」
気づくと、中川は建設中のマンションの骨組みを作っているクレーンにつるされていた。
「なるほど、中側が工事中だ。ははは、中川工事」
吊り下げられた人影は地面からはただの黒い塊に見えた。明日香は、右手を前に突き出し、親指をぐるりと下に向けた。
「オチよ」
山県有朋は、久しぶりの連休なので夜更かしをしていた。明け方近くのサイレンが鳴り響いたので、
見ていたビデオを一時停止して、窓から外をのぞいた。
暗闇を横切る赤色等と制服警官が見えるが事情はつかめなかった。恐る恐る、家の玄関を開けると、
ドアが何かにぶつかった。
顔をのぞかせると、少女が、座り込んでいた。山形は数秒間が身動きができなかったが、
これは、ばかげた物語の始まりだと、冷静に思えたとき、ようやく体が動いた。
とにかく少女を追い払おう。山形はドアから体を出し、後ろででドアをしめた。
そのとき、携帯の着信音が響き渡る。パニックになった山形は庭にすっころんだ。顔を上げる山形。
少女が食い入るように画面を見ている。その青白い顔は、ドラマの中の幽鬼のようだった。
出ていけよ。私、ある男に付きまとわれているんです。
画面から顔そらし、山形を数秒見つめると、山形には脈絡のない行動としか思えない動きを少女はした。
――少女は抱きついてきた。
ドアをしめて、鍵をかけた。警官なんかいなかったことにしてその後のこともなかったことにして、
幸い、暗がりでビデオを見ていたし、光の漏れないようにしてあったし。まさか、寝ている住民をたたき
起こすまではしないだろう、日本の警察は…。ドアがたたかれた。驚く山形。
のぞき穴から見ると、先ほどの少女がこっち見ている。
警察を呼ぶぞ。山形は低い声で、言った。ドアがまたたたかれた。
山形はズボンのポケットから、携帯電話を取り出し、警察へ通報しようとした。
くそ、あの子、外の事件と絶対つながりある。本当は電話なんかいやなんだよ。俺も関係者かよ。
着信音が響き渡る。メールだ。アイシテル。なんだこれは。これは俺の形態じゃない。
俺の携帯は。ドアがたたかれる。もう一度のぞき窓から見ると少女が俺の携帯を
持っている。くそ、さっきドアを開けたときに摩り替えたのか。そんなことができるのか。
突然頭のスイッチが現実と悪夢を入れ替えてしまったようだ。
記憶が産卵してどこから手をつけていいのかわからなくなった。
なんだか面倒くさくなった。
ドアを開けて携帯をとりかえそう。それだけ決めると、鍵を開けた。
鍵を開けた瞬間に、リビングのほうからけたたましい銃撃音が流れ始めた。
なんだかわからないうちにしりもちをつき、あわててリビングへ向かった。
一時停止していたビデオが動き始めたらしい。
リビングに戻ると暗闇の中でビデオ画面が浮かび上がっていた。
画面を見ると、小太りの少年が移っている。
ぎくりとした。明日香愛しているとその少年は画面越しに語りかけている。
山形はビデオのスイッチを探した。ボリュームを下げなくては。
しかしボリュームは上がっていった。なぜだ。
人の気配がして、振り向くと先ほどの少女がすぐそばでリモコンを握って操作していた
山形はリモコンを奪い取り、スイッチを押した。ようやくテレビは沈黙した。
彼は雄太っていいます。影が薄いので私が男の人と一緒にいる状況を作らないと、
出てきてくれないんです。いつもや気持ちを焼かせるの苦労します。
なにをいっているんだ。
なんだかこわいよ。ビデオももう見たくない。巻き戻そう。恐怖が思考を停止し、
焦りが思考を先送り、時を超え、明日のビデオ返却日の支度をする行為を選択したよであった。
腕を目の前に上げてスイッチを押す。痛みが走った。気づくと山形は自分の親指を人差し指におしつけていた。
なにをやっているんだ。親指のつめが人差し指の肉に食い込んで血がにじんでいる。リモコンはどこにおいた。
すいっちをいれたいんですか。
少女は手に持ったリモコンのスイッチを入れた。網膜が瞬間的にクラッシュし、記憶と現実の境をさまよった。
落ち着いてくると、先ほどのシーンをもう一度見る羽目になった。小太りの少年が愛しているといっている。
アイシテルアイシテル明日香アイシテルアイシテル愛死tel
再び着信音が。どこだどこでなっているんだ。
ポケットだった。ポケットにすっと腕が伸びた。
少女が山形のポケットから携帯を取り出した。
返してもらうね。
少女はモニターを凝視し始めた。その顔は青白くまるでドラマの中の幽鬼のようであった。
部屋の中には青白く浮かび上がる小太りの少年と、少女がいた。
山形の顔もきっと青かったのだろうが、暗闇に溶け込み、彼の青白い主張は、脇役でしかなかった。
脇役ですらない。彼はこの茶番の観客となりはてた。この意味不明な行為の。
男女は会話をしていた。男はテレビ画面を通じて、女は携帯電話で。
山形はなんとか、この状況を打開する武器となる質問を、剣先鋭い質問を考え付こうとして、さらに固まっていた。
ようやく搾り出した質問は。
お前が明日香だな。
だった。
そうですよ。だからなんだよ、おっさん。
殺意が芽生えた山形は少女の殴り倒した。
つつぬけなんだよ、おっさん。僕はモニターからあんたのしたことをみているんだ。
あんたのしたことをみているんだ。あんたのしたことをみているんだ。
あんたはしてはいけないことをしてしまった。
翌朝警察が工事現場での殺人事件を調査に山形の家をおと連れ他時には、家の中は空っぽであった。
リビングには一本のビデオが残されていたのだが、警察は興味を示さなかった。
そのころ次元のハザマからなぞの怪人が姿を現した。そいつは未来人なんだ。
そのころ、僕は、病院にやってきていた。彼女が白血病だった。彼女はオーストラリアに行きたいといっていた。
僕は何もできない自分が腹立たしかった。変われるものなら変わってやりたかった。
そのころ、進化の神が目覚めていた。しかし、寝ぼけていたため、ゴキブリに取り付いてしまった。
そして、ゴキブリほいほいに捕らえられてしまった。僕は進化の神を助けてやった。
神は、ありがトーといって去っていった。
そのころ、彼女の容態が急変した。僕は病院に駆けつけた。
そのころ、進化の神と未来人が対決を始めた。しかし、進化の神はゴキブリなので弱かった。
進化進化進化。進化の神は進化したがやはりゴキブリだった。進化の神は戦いに敗れ、病院にやってきた。
ゴキブリと僕の意見が一致した。彼女のがんを利用して、彼女を助けるのだ。
しかし、人間ではなくなるだろう。仕方がない。こうして、ガンガールが誕生した。
ガンガールは、ガンを利用して一瞬で進化することができる。ガンガールはオーストラリアで
カンガールと戯れて幸せになった。しかし、進化の神は彼女を利用して、未来人と戦わせようとしていたのだ。
実は、進化の神は、両性具有人間を作ろうとしていたのだ。それは成功した。
彼女は、ひとりでに増殖していった。
ガンガールたちは女性を取り込み始め、世界には女性がいなくなってしまった。
それから、200年が経過した。生き残った男性は、確保した女性となんとか、子孫をつくり、
細々と、暮らしていた。しかし、最後の女性が死に絶えた。ガーン。
未来人はタイムマシンで過去にやってきたのだ。