∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
>>85って言ってるんだから、構成の調整くらいしなきゃ
そうですね。ストーリー構想そのものが陳腐なので練り直さないとw
どうでもいいが昔電波板に立てた小説スレが続いてて驚いたw
102 :
miki ◆LLUxQinvso :03/05/06 15:42
ティアは視界全体が闇であることを悟る。
眼前に通る細く青い光の道だけが、闇を照らし、少女を導く。
「ここを進んでいけばいいのかな......」
少女はおそるおそる歩行し始めた。
しばらく歩くと、錆びた鉄製の門に突き当たる。周囲に塀もなく、
闇にぽつんとそびえるそれは、奇妙な風貌をした男に守られていた。
「何の用だ?」
ティアはあとずさりする。
「あ、あの。ここはどこですか?」
103 :
miki ◆LLUxQinvso :03/05/06 16:15
「わかっていて来たのではないのか?
黒い血の女王の精神世界である。お前にはその資格があるようだ。
入りなさい。」
男がゆっくりと門を開く。少女はゆっくりと身を乗り出した。
すると、視界が急に切り替わり、前方には青い花の園と噴水が姿を見せる。
噴水のへりにすわって微笑みながら、本をめくっている女性。
赤い長髪が風になびいて、ティアは思わず走り出して、女性に微笑みかける。
「こんにちは。ここで何をしてるんですか?」
女性はゆっくりと顔を上げる。
「あらー、かわいいお嬢さん。いらっしゃい。
私はね、人を待ってるの。ずうっと、帰ってこないの。
あなたは私が寂しいのを知ってて来てくれたんでしょう。本当にありがとう。
ずっとここにいてね。奥にある家で、女の子達が遊んでるから行ってらっしゃい。」
少女は巨大な球状の建物をちらりと見た。奥から賑やかな声がきこえる。
104 :
miki ◆LLUxQinvso :03/05/06 16:34
中に入ると、球状の空間の周囲をいくつものドアが取り囲んでいる。
円の中心には、給仕服を着た赤い髪の中年女性が立っていた。赤と白のタイルに閉められた空間は、
少女に畏怖を感じさせた。
「いらっしゃい、ティアさん。ここではみんながお友達。私はリール。よろしくね。
左からぐるりと102個のドアが並んでるね。ドアに行き先が書いてあるから好きなときにどこへも遊んでいらっしゃい。
ただし、立ち入り禁止のドアにだけは入らないでね。ここにはあなたを含めて5人のお友達がいらっしゃいます。
4人ともケーキを食べてるわ。食堂にいらっしゃい。」
ティアは女性のあとについていく。ドア以外に何もないただっ広い空間が、奇妙な閉塞感を少女に与えていた。
105 :
miki ◆LLUxQinvso :03/05/06 17:03
ティアはテーブルに腰掛けて、二人の少女と、先ほどの中年女性に囲まれた。
落ちついた風貌で、上品にフォークを動かしている三つ編みの少女は自らをシャリーと名乗った。
ティアと同じくらいの年と思える短髪の少女は、手掴みでケーキを口に運びながら話し始める。
「あたしはルーネ。よろしくね。あんたは、新入りなんだからあたしのいうこときくのよ。
いいわね。」
ルーネの視線はケーキだけに集中していた。
「やめなさい。はしたない子。ごめんねティア。この子ガサツなのよ。」
シャリーは落ちついた口調でたしなめる。
「他の二人はどこ行ったの?」
リールはテーブルに肘をついて、シャリーの方を向く。
「クララは市場に買い物に行きました。
あの女は遺跡に行きました。」
ティアはケーキを口に含みシャリーにひっそりと目をやった。
口調に熱がこもっているようにも思えた。
「ティアさん、ご主人様と私達を見捨てないでね。
ずっと、ここにいてね。」
ティアは彼女の哀願の表情を見ると、どうしても帰りたいとは口には出せなかった。
106 :
miki ◆LLUxQinvso :03/05/06 17:24
ティアは遺跡と書かれたドアをじっと見つめていた。
すると、ルーネが後方から叫ぶ。
「おい、新入り。そこは行かないほうがいいぞ。あの女が嗅ぎまわってんだから。
球蹴りいくぞ。」
シャリーは遊技場のドアを開ける。
「食べたばかりだから少し休みたいのよ。
ティア、あとでくるといいわ。」
二人はドアの奥へ姿を消した。
ティアはおそるおそる遺跡の扉を開く。
107 :
miki ◆LLUxQinvso :03/05/06 17:39
ティアは石段を登り、大きな石像と神殿が並ぶ遺跡に着く
石柱に手を当てて、ぶつぶつと何か声に出している背の高い女性。
ティアはゆっくり近づいていき、横から、か細い声を発した。
「こんにちは。」
女性は振りかえることなく、石材を道具で彫っていた。
「新しい人ね。私はエクアといいます。よろしく。あなたは?」
108 :
miki ◆LLUxQinvso :03/05/06 17:45
「私はティアです。よろしく。あの、どうして私の名前を知らないんですか?
他の人は皆知っていました。」
エクアは急に作業を止め、怪訝な表情をして横の少女を向く。
「ここではそういった質問はしないほうがいいわ。
まあ、私にならいいけど、少なくとも他の人にはね。
それと、あまり私と仲良くしてると嫌われるわよ。」
ティアは再び作業を始めた女性を横でしばらく観察していた。
神殿を支える石柱をいじってどうするだろう。
少女はその疑問を声に発した。
つまんねえなほんと。
110 :
miki ◆LLUxQinvso :03/05/06 18:07
「石柱の形成のされ方を研究してるの。
私は自分の世界では考古学者ですから。」
ティアは神殿の前に進んで足を止める。
「この世界にはある人に飛ばされてきました。
ここはいったい何なのですか? 早く帰りたいです.........」
すると、エクアは顔をしかめて奥に進もうとする少女を引き止めた。
「入ってはダメよ。立ち入り禁止ってポリア語で書いてあるでしょ。地面に。
それと、そういった疑問自体持たないほうがいいわ。たぶん、そのほうが幸せ。
さあ、こんなところにいないで、他の子のところへいってらっしゃい」
111 :
miki ◆LLUxQinvso :03/05/06 18:43
夕食の席で女主人はナイフを動かしながら、口を開いた。
「私の紹介ね。カミンと言います。皆のお母さんよ。ティアさんはもう皆とは
仲良くなれたかしら?」
美しく赤い髪に白いドレス。その風貌はティアともなんとなく通じるものがある。
白いフードをかぶった少女は、苦労して羊の肉を刻んでいた。
「はい、ルーネとシャリーとはさっきボール遊びをしました。」
カミンはにこりと微笑む。
「それはよかった。皆と仲良くしてあげてね。クララ、
いろんなところへ連れていってあげて。」
クララと呼ばれた少女は汚れた指を舐めながら、はーい、と返事をした。
112 :
miki ◆LLUxQinvso :03/05/06 18:55
ティアは立ち入り禁止の札がついた図書閲覧室のドアをじっとみつめていた。
食事が終わり、他の少女達は遊技場でカードゲームやボール遊びに興じ、
ティアは疲れて眠いのを理由にして、そそくさと抜け出していた。
「そこは入っちゃダメだよー。」
クララがおっとりした声でティアに注意した。
クララはこれから海洋探検にいくのだ、という話をしてからさっと消えていった。
ティアはため息をつき、踵を返して、自分の寝室へ向かった。
113 :
miki ◆LLUxQinvso :03/05/06 19:25
ティアは仲間と数日を過ごし、生活にも適応し始める。
仲間と行く場所も多くなり、最初の疑念も頭の隅に追いやられていた。
ある日の夜の食事でティアはエクアの姿がないのに気づいた。
「エクアはどこへ行ったの?」
その名を聞くと少女達は急に顔をしかめる。
「あんな奴どーだっていいじゃないの。放っておけば。」
ルーネは林檎をかじりながら、声を荒げた。
「じゃ、今から雪山登ってきまーす。」
クララはバタンと席を立って早足で食堂を飛び出した。
114 :
miki ◆LLUxQinvso :03/05/06 19:42
「それにしてもあの子は鉄砲玉ね。ところで、
そろそろティアさんも慣れてきたようだから、明日あたり歓迎の儀式やろうか。」
カミンがそう微笑むと皆は一斉に拍手した。
「本当に家族になるための形だけのしきたりだから怖がらないでね。」
シャリーはいかにも嬉しそうに鼻歌を歌い始める。
ルーネは林檎の種を飛ばしながら、
「そうねー。新入りのティアも正式に家族になるんだー。
そうすれば、もっと楽しくなるねー。」
「はい、ありがとうございます」
ティアは皆の誠意に喜び、顔に涙を浮かべた。
あのう、「」内には句文点を入れない方が・・・。
116 :
miki ◆LLUxQinvso :03/05/06 20:04
ティアは食堂を出ると、エクアの姿を目にした。
頭を掻きながらドアの前を睨んでいた。
「エクアさん。こんばんわ。どこへ行くんですか?」
エクアはもどかしそうにちらりと後ろを振り向く。
「こんばんわ、ティア。皆と仲良くなってよかったわね。」
エクアという女性は他の少女達と付き合いで遊ぶということは全くない。
食事中に顔を合わせるだけで、そのときは自分から話すことはない。
ティア自身もその対応が気に入らなかったし、嫌われる理由になっても仕方ないと思い始めていた。
「おーい、ティア、ギャンブル室で待ってるから。どっちが稼げるか競おうよ」
ルーネはバタリとドアを開けて中へ入っていく。
「明日、歓迎の儀式をやってくれるそうなんですが、どういうものなんですか?」
エクアはその言葉を聞いて顔を歪める。
>>115 わかりました。
あとつまんないっていう人には良くなるためのアドバイスキボン
118 :
miki ◆LLUxQinvso :03/05/06 20:31
「今が楽しくて、皆が大好きなら心配ないと思うわ。
だけど、もしあなたが最初の頃のような疑念をまだ持っているなら、
私に着いてきなさい。」
エクアは家畜牧場、立ち入り禁止と書かれたドアを開けすっと中へ
入っていく。ティアは呆然とその場に立ち尽くした。
このままではいけない、今まで押しとどめてきた感情にかられ、
少女はエクアに続いた。
119 :
miki ◆LLUxQinvso :03/05/06 20:44
視界に映るのはティアには信じがたい光景だった。
左右には牢の中でただずむ少女達。その牢獄はずっと前方まで連なっている。
ティアは横目で脇の少女達を見まわしながらエクアについていく。
乳児から成人近くの女性まで皆の眼は死んでおり、心ここにあらずといった感じで、
ティアはその恐ろしい光景に足がすくみそうになった。
120 :
miki ◆LLUxQinvso :03/05/06 20:59
「歓迎の儀式っていうよりは同化の儀式ね。
自らの意思はここに閉じ込められて、盲目的な崇拝と追従の心に支配される。
あんたが仲良くしてる子達もそうよ。それで幸せと思ってるんならいいけど、ほら」
ボーっとしながら牢の鉄の棒を握る少女がルーネであると気づいたとき、ティアは思わず駆け出した。
「ルーネ!どうして....... こんなのひどい!」
ティアは思わず涙声になりながら短い髪と青いズボンの少女の体を揺さぶった。
121 :
miki ◆LLUxQinvso :03/05/06 21:27
「ここでカミンの僕となった者は自分の世界へ帰り、
黒い血を引くものを見つけてはまたここへ連れてくる。もう千人はくだらないでしょう。
先行くわよ」
ティアは頭を抱えながら、エクアにとぼとぼとついていく。
薄暗い牢の陰湿さが、ティアを余計に不安にさせた。
「エクアさんは天空の人ですか? どうして今まで平気だったんですか?」
しばし沈黙して、エクアは足を進めながら、ゆっくりと話し始める。
「私の時代にはとっくにそんなもの滅んでる。海底王国もね。
地上にしか人はいないの。わけあって、カミンはうかつに私には手を出せない。
彼女にしてみれば私はとんだ邪魔者ってわけよ」
122 :
miki ◆LLUxQinvso :03/05/06 21:45
「そのことについては、また機会があれば話しましょう」
エクアはそう言うと、歩行を少しずつ早めた。
ティアは偽者の愛情に心が動かされていたことを悔いた。
最初の猜疑心をかき消してしまうほどの彼女達の振る舞いがあったにしろ、
理解不能の唐突な状況で、心を許してしまうのは賢明とはいえない。
そして、エクアは歩行を緩めたかと思うと、突き当たりの牢で一人の老人と対峙した。
これ読んでる人いる?
もういいや
よ〜し、パパ読んじゃったぞ〜。
パパ、設定は面白いと思う。
あとは、人を惹きつけるような突出した売りがあると良いな。
アクションにせよ、泣きにせよ、もっとドロドロさせてしまっていいと思う。
まあ、がんがれ。藻前の好きにやりなさい。
パパだが、正直、偉そうですまんかった。
漏れも人のこと言える立場じゃないんだよな、実は
というか、人居ないな…
127 :
miki ◆LLUxQinvso :03/05/11 17:07
参考になりました
128 :
miki ◆LLUxQinvso :03/05/19 03:12
「きなすったか。そちらの子がティアだな」
狭い鉄格子の奥に一人椅子に腰掛ける体の細い老人。民族衣装に身を包み、遠い地の遊牧民を思わせる。
「ちょいとばかしお話をしてしんぜようか」
老人は少女のほうをそっと振り向いて、しわがれた顔を落とす。
すべてを見透かすような瞳に、少女は思わず目を下に反らした。
>miki ◆LLUxQinvso
あげるなよ。
130 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/28 16:09
MIKIちゃんがんばって
ラウンジの優一と春菜の小説のとこからきたけど
彼のより全然読める
あっちは1の人柄がいいからなんとなく読んでて
もう登場人物わからなくなった
最初の短編におじさんを出すあたりいいなと思った ガンガレ
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
(^^)
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
136 :
名無し物書き@推敲中?:03/11/18 00:15
落ちそうなのでageときましょうね
ぬぬ・・・電波板から家庭板と来て、こっちにも流れてきたんだが、
小説書くのが好きなんやね。
125に同意。
まあ、無理にドロドロさせんでも良いかとは思うが・・・
誰も書く人いないみたいなので、
スレ乗っ取り宣言。
イヤな人はNGワード「そうして僕は草原に出る」を
やっちゃってください。
--------------------------
生きていることに無価値を見いだすなら、
夢でも見て世界を創り出せばいい。
--------------------------
僕は引きこもりで、今も引きこもっている。
いつから引きこもりを始めたのだろう。
覚えていないほどの昔っていうわけじゃない。
思い出すのがつらいだけ。
高校二年の時からだっただろうか、不意に学校に行きたくなくなっ
た。…違う、つらいからだ。
昔からコミュニケーションと言われるたぐいのものは嫌いだった。
べつにいじめがあったわけでもない、友達を作ることができない人
間だった。でも、この部屋にいればそんなことも忘れられる。
今日も自室にあるパソコンの電源を入れる。
ファンの駆動音とハードディスクの高速回転音が聞こえ、じきにデ
ィスプレイを明るくする。
ディスプレイに現れるのは、アニメ調の女の子。
そして自動的に起動するWinny。
いつものようにメッセンジャーを起動する。
誰もいない。
今日もWinnyでダウンロードしたエロゲーを起動する。
軽やかなオープニング音楽が流れる。
何度同じ繰り返しを行っているのだろう。
最近むなしさにあふれて仕方がない。
そして無意味に涙が流れるときもある。
ディスプレイには女の子たちがしゃべり始める。甘ったるい声で、
男に甘える。
甘える…高校に通っていたときは僕はいろいろなことを言われた。
暗い、つまらない…。誰も助けてくれなかった。たぶん誰も助ける
必要がなかったのだと思う。
Winnyのダウンロード状況を見る。
ちょうど一つのファイルがキャッシュから変換中になっている。
ファイル名は「(21禁)Green Field.lzh」。
なんとなくダウンロードしてみたものだ。
新作のエロゲーなのだろうか。
キャッシュがファイルに変換されてゆくのをぼんやりと眺めている。
ぼんやりと眺めている間、エロゲーの音楽だけが自分の部屋を満た
している。
キャッシュがファイルに変換が終わったのを見て、ファイルを確認
する。1GBも仮想CD-ROM形式だ。
仮想CD-ROMを起動してみた。
オープニングが始まる。
どうやらエロゲーらしい。
オープニングの音楽は最初小さくて聞こえなかった。ピアノのよう
な音が聞こえる。ボリュームを上げた。これは…三つのジムノペデ
ィ…ゆっくりと悩めるごとくにだったかな。
OP画像が流れる。どこかの部屋の風景、どこかの町並み、どこかの
ビル、そして、果てのない草原。そこに文字が浮かび上がる。
「Green Field」
スタートボタンを押す。ジムノペティは相変わらず流れている。そ
して、ディスプレイに文字が流れ始めた。
"暗い自室でジムノペティを聞きながら、引きこもっている。
何時から引きこもり始めたのかは遠い昔のような気がする。思いだ
そうとするとひどく頭痛がする。引きこもる前に殴られたのが、未
だに跡を残しているのだろうか。
近くにはこの部屋を出るための扉があるが、それをあけるのがひ
どく怖い。開けてはいけない気がしている。時折、母親の声が聞こ
え食料を差し込む手が見える。
母親は引きこもった僕をもはや出そうとはしない。
昔は僕をこの部屋から連れ出そうとがんばっていたのを覚えてい
る。でも、僕は出なかった。
ひどいいじめの毎日が僕をすり減らしていた日々を思い出す。思
い出したくなくてもこの部屋にいると思い出す。それがひどい足か
せとなって、部屋を出ることもできず閉じこもっている。
いまでは、外を見ることすら怖くて、ベットの中で一日中寝てい
る。
目が覚めると夜になり、体を洗い、服を着替えて、ほんの数時間
ゆっくりとする。そしてまた寝る。
まだ夜は外に出ることができる。だって、すべてを暗闇で隠して
くれるから、本当の姿を見ることもなく歩くことができる。
太陽はすべてのものをくっきりと照らすから嫌いだ。もちろん自
分自身も嫌いだ。
夜しか目の覚めない生活を何年続けたのだろう。
いつの間にか闇の住人のような気がする。
闇でしか住めない。
太陽が嫌い。
きっと僕はもうどこかが壊れかけてるのかもしれない。
もうきっと人生が終わりに近いんだ。そういえば、最近記憶が薄
いような気がする。そうだ、僕の僕の名前は。。。
"あなたの名前を入力してください ____"
イヤなゲームだと思った。あまり続けたくはないとも思った。だ
けど、今更僕と同じ境遇にあるゲームと現実の僕と何が違うのだろ
う。もしかしたら、このゲームをプレイすることで主人公を笑って
やれるかもしれない。そして、僕より下が居るんだとせせら笑って
やれるかもしれない。
たとえ、このゲームでこの主人公が女の子とやっていても問題は
ない。そのときだけ、主人公の名前を変えてやる。
惨めなときだけ誰かの名前に変えてやる。
そうさ、僕より下の境遇がほしいんだよ。僕より下等な人間がほ
しい。欲しいんだ。
だから僕はその名前に自分の名前を入れた。
"田内 わたる"
なんじゃこれは。。。
まーご自由にどうぞ
>>144 おまいこそ、なんでこのスレに来ている?w
と思ったら1さんだったのくわ。
147 :
名無し物書き@推敲中?:
こんにちは