44 :
◆3WmQZKDzxM :03/01/27 23:37
現場に着いたのは結局昼前になった。時間が時間だけに人の数は少ない。
学生服を着た若者や、背広を来たサラリーマン風の男などがいつも通りに電車を待っているようだ。
彼らにとって、人一人の死などそんなものなのだろう。自分たちの時間が自分たちの時間として過ぎるかどうか、
重要なのはそれだけなのだ。
>>41 一人ではないので、続けさせていただきますね。忠告どうもッス!(`д´)ゝ
俺を電話で呼び出した奴は、現場にはいなかった。待つには長すぎる時間だ、無理も無い。
ポケットから携帯電話を取り出し、着信履歴を見る。あいつの名前ばかりが並んでいる。まったく、色気の無いケータイだ。
>3人称が、1人称になってるYO!!!
激しくワラタ
46 :
NTT ◆g3ABDh/dQk :03/01/28 18:02
…23回。 長いコールの後、やっとヤツが出た。 待ち合わせをしているというのに、無神経な男だ。
「やっと、着いたのか。 3分で行く。 下りホームの先頭、そこが現場だ。 そこで待っててくれ」
一方的にまくし立て、またもや電話は切られた。
自作自演だと思い込んでるヤツは、何が言いたいんだ?
人称の違いと、既にあるいくつかの矛盾は、いつか直した方が良さそうな気がする。
47 :
リレー小説経験者:03/01/28 18:29
>>44-46よく参加者同士でしゃべらないのに続けられますねw
脱帽。
48 :
◆3WmQZKDzxM :03/01/28 20:12
現場へと足を進めながら、煙草に火をつけた。肺までいっぱいに吸い込み、一呼吸おいてから
煙を吐き出す。閑散としたホームの冷えた空間が、灰色に汚されていく。気持ちが少し落ち着いていくのが分かった。
指で灰を弾きながら、俺は『一度目』と『二度目』の事件に思いをはせた。
>>47リレー小説はあまり経験がないもので…。普通は参加者同士で会話を交えながら進めるものなんですか?
・【重要】「『…』の部分は、後に活かすから、ヨロシク」といった、他の参加者に話の流れを誘導しない事。ってなってるから
あえてあまり本文に触れないように進めてますた。
>>45電話をしてきた人の人物像も、少しあいまいですしね〜。
49 :
ボブ ◆glx4hQo1OM :03/01/29 11:52
『一度目』の事件…。 そう、あれは俺が警官として最後に関わった事件、そしてこの事件に俺を巻き込んだ、ヤツと関わってしまった事件。
***********
「死体を見つけた」という市民の通報を受け、俺は署から現場へと向かわされた。 また、行旅死亡人か。 最初は、そう思った程度だった。
ホームレス等の身元不明人が自殺する。 そう珍しい事ではない。 どこの役所に行っても、死者の身元の情報を求める貼り紙がしてあるものだ。
>>48 >>47は、リレー小説の才能が皆無なだけ。 無視した方がいいよ。
その当時、俺の中では『死』に対する感覚が一般人のそれとは大分ずれたものになっていた。
死に慣れているという意味では、今でもそうかもしれない。
いや今の方が確実に悪化しているだろう。他人の死には何の感傷もない。
心が麻痺しているのかもしれない。遺族と会話をする時はそれを強く意識する。
51 :
ウニ ◆3WmQZKDzxM :03/01/30 01:20
だから現場で死体を見ても、布をまとった肉塊以上のものには思わない。…いや、思えないのか。
よく「実際の死体ってどんな感じ?やっぱり食欲無くなったりする?」とか聞いてくる知り合いがいるが、
俺からしてみりゃ肉屋で並んでる豚肉や牛肉に相違ない。もとが豚であるか人間であるかの違いだけだ。
>>49助言どうもでっす。
だんだん雄平の人物像が明らかになってきましたね。
>>1は「オナニーから純文学質問スレ」は諦めた。
自作自演を続ける
>>1を誰もが蔑んでいる。
53 :
ボブ ◆glx4hQo1OM :03/01/30 11:55
『一度目の事件』の死体発見現場に到着したときも、何の感慨も湧かなかった。
ただ事務的に現場を保全し、死体の状況を調書に取り、写真に取り、同僚と共に検死官の到着を待つ。
検死をしたところで、自殺以外の何の結論も出ないだろう。 飛び降り自殺。 誰が見てもそんな状況だった。
>>51 まあ、ありきたりな人物像ではあるけど、面白くない作品ではないと、一応客観的に評価してみる。
54 :
NTT ◆g3ABDh/dQk :03/01/30 18:28
待つ事20分。 俺の署が受け持つ管轄内に来るには少し遅れ気味のペースで、ヤツ…検死官の松岡聖一が到着した。
検死官というよりは、ワンルームマンション相手のセールスマンでも似合いそうな、ニヤついた若い男。 第1印象はただそれだけだった。
ヤツは死体を見てもそのニヤつきを収めず、まるで楽しい作業でもするように、淡々と死体の検分を始めた。
55 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/30 20:26
この時、信じられない出来事が!
56 :
ボブ ◆glx4hQo1OM :03/01/31 12:49
>>54 検死官としては珍しいタイプではあったが、だからといってヤツの一挙手一投足を見ていたわけではない。
野次馬の管理はもとより、現場検証という、警官としての最低限の任務が山のように用意されているのだ。
明らかな自殺であっても、それが「自殺」だと裏付ける確固たる証拠を見つけ出さなければならない。
57 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/31 13:21
飛び降りの場合、自殺か他殺かをどうやって検死で見分るのでしょうか?
58 :
ウニ ◆3WmQZKDzxM :03/01/31 16:04
>>57 基本的に自殺する者は「生きているより死んだほうが楽だ」と思うから自殺をします。こういった心理になるには、
ある程度時間がかかると推測されます。長期間いじめにあっていて誰も相談になってくれない、とか毎日毎日借金
取りが来て悪質ないやがらせをしてくる、などが原因として多いのではないかと思います。
実際に自殺をしようと決心するのは、人間が空虚になって孤独を感じる時間(夜一人でいるときや帰宅途中など)に
多いと本で読んだことがあります。つまり、飛び降り(飛び込み)自殺というのは、自殺の心理からすると少し
例外的であると言えます。
ゆえに、飛び降り(飛び込み)自殺する人間は興奮状態にあるか、あるいはお酒や薬を摂取していて通常の意識
ではないとされるのです。
興奮状態や緊張状態にある人間は、新陳代謝が活発になったりアドレナリンが大量に分泌されていたり、発汗
していたり、消化器官に影響が出たり、肉体に変化があると思われます。他殺の場合(突き落とされた等)なら
肉体にはこういった変化は出ていないと思われます。
「検死」で見分けるとしら以上のような点が根拠になる・・・
というのはどうでしょうか。
すいません、少し分を加えさせてください。
>実際に自殺をしようと決心するのは、人間が空虚になって孤独を感じる時間(夜一人でいるときや帰宅途中など)に
>多いと本で読んだことがあります。つまり、飛び降り(飛び込み)自殺というのは、自殺の心理からすると少し
>例外的であると言えます。
↓
そういった人間は、自殺を考えてから実際に実行するまでの間に、道具や薬を用意します。
これは「やろうと思ったらいつでもできる」状況を作る事で、自分を安心させ、長時間の苦悩に耐えようとする
ためです。実際に自殺をしようと決心するのは、人間が空虚になって孤独を感じる時間(夜一人でいるときや帰宅途中など)に
多いと本で読んだことがあります。
上記の事から考えると、飛び降り(飛び込み)自殺というのは、自殺の心理からすると少し
例外的であると言えます。
60 :
ボブ ◆glx4hQo1OM :03/01/31 16:48
>>58-59 乙、なるほどね。 良くわかったよ。
ただ、俺の勝手な解釈だけど、
>>57はただ茶化したかっただけなんじゃないかな?
言いたい事があるなら、1行ぐらい本編を続けて、雑談として書くべきだと思う。
大体、本文中の飛び降り事件(第1の事件)は、検死の結果、他殺と分かった等と言ってるわけでもなし。
それは現場検証をする雄平の領分だと思われる。
冒頭の事件こそ、
>>58-59を参考にすべきだろう。
61 :
ウニ ◆3WmQZKDzxM :03/02/02 02:49
>>56(続き)
死体は放置されてからまだそれほどの時間が過ぎてはいないようで、つぶれたトマトの
ような頭と、本来曲がるはずのない方向に傾いている上半身を除けば、それはまだ十分に
人間であると思えた。
もっとよく、その死体を観察しようとしたその時、俺は、ある違和感を感じた。
>>60 長々とした説明を読んでくれてありがとうございます。
言われてみたら確かに「検死で分かった」とは一言も言ってませんでしたね。
茶化されてるのはなんとなく分かったんですが、ムカっときてつい反論してしまいました。
面白い小説を完成させられるように頑張りましょうね!
62 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/02 17:50
トマトスパを食いたくなってきたのである。よく考えたら、食事を取っていなかったため空腹であったのだ
63 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/02 17:54
64 :
NTT ◆g3ABDh/dQk :03/02/03 12:55
右手に、小さな傷があった。 地面に叩きつけられた身体に傷があるのは当然の事だが、無論無傷の部分も多い。
彼(…名も知らぬ死体の男だ)の場合、身体の左側面から落ちたのだろう、右側には余り損傷は見当たらない。
なのに、普通ではありえない場所に、小さな刺し傷のようなものがある。
65 :
NTT ◆g3ABDh/dQk :03/02/07 09:30
誰も、いないのか??
age
(´-`).。oO(整合性とか考えると結構悩むのだよ……)
67 :
ウニ ◆3WmQZKDzxM :03/02/08 00:59
もっとよく近づいてみようと死体に向かってかがんだ。すると松岡がすぐにわって入った。
「おい、汚い手で俺のに触らないでくれ」
そう言ってのける。相変わらずニヤニヤとした顔のままだ。『俺のに』触るな??
68 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/08 02:54
トリップさえ間違えて他の名前で使わなければ自作自演の証拠にはならない。
体裁だけそろってりゃ、もう恥も外聞もないな
>>1(w
近頃増殖しているジサクジエン共和国はここですか?
71 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/10 21:18
〜完〜
72 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/10 21:31
「謎は全て解けた…犯人は…お前だ!」
「な、なんだってー!?(AA略)」
「…お前だ松岡!」
73 :
ボブ ◆glx4hQo1OM :03/02/11 20:12
>>67の続き
仕事を何かと勘違いしているのか? それとも、死体を所有したいという、趣味があるのか…。
死体を「俺の」と呼んだ男の顔をしばらく呆気に取られて眺めていると、いつの間にか不敵な笑みが消えていた。
視線の先には、例の傷がある。 そう、親指の第1関節の内側、小さな針を突き刺したような、不自然な傷が。
74 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/12 00:12
>>73の続き
松岡からはさっきまでのへらへらした雰囲気は微塵も見当たらなかった。瞬きもせずにその傷を凝視している。
息をしているのかどうかさえ怪しく思えた。
「おい…」
俺が声をかけようとした瞬間、松岡はまた例のにやけた顔に戻った。
75 :
名無し物書き@推敲中?:03/03/15 15:51
age
76 :
名無し物書き@推敲中?:03/03/15 15:53
2ヶ月ぶりに来たけど全然進展してないじゃないかyo!
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
83 :
名無し物書き@推敲中?:03/07/20 12:09
85 :
名無し物書き@推敲中?:03/07/20 16:41
このスレほとんど山崎渉
(^^)
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
88 :
名無し物書き@推敲中?:03/08/29 21:50
マジで山崎率高いよ。最初は参加したけど、正直マンドクセ
89 :
名無し物書き@推敲中?:03/09/14 15:06
面白そうだね。
90 :
名無し物書き@推敲中?:03/09/14 22:35
新たなタイトル
↓
バックドロップは臍で投げる
92 :
名無し物書き@推敲中?:04/01/30 15:48
海辺の新興都市で起こる連続殺人事件「茜色に染まる街」
93 :
名無し物書き@推敲中?:
俺の名はヒロユキ、この街でチンケな探偵をやって小銭を稼いでいる。