なっちがメルヘン世界に飛ばされたら

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なっちと僕と三国志(T)
              作・なっちの戯曲

西暦222年、中国では漢帝国の衰退により大陸全体が乱れた
さまざまな群雄が割拠していた時代。
中国大陸の70lは北の曹否が支配する魏。
残りの30lは東の孫権の呉。
そして西の劉備の蜀によって隔てられていた。
蜀皇帝劉備は義に厚く、その配下は彼の人徳に酔いしれた
多数の優秀な知将、豪傑が集っていた。
その優秀な配下の中に私がいた。
話せばながくなるし、どうでもいいことだから簡単に話すけど
僕は2003年の日本の渋谷からタイムスリップしてここに
来た。学校の体育館の裏で。
でも僕だけじゃない予感がするの。
他にももうひとりタイムスリップしたという予感というか
直感が僕にはあった。
そんなこんなな僕は蜀の就職にうかり、足軽組頭として
雇ってもらうことに成功した。これはまるで夢のようだ。
後にこれは夢ヲチであることが発覚するのだがこの話は
後ほど(ここ笑うとこだよ)。
そんな僕はある日蜀の緊急会議に出席した。
そして劉備は発言した。

「これより呉の孫権を撃つ!!!」

僕はビビッタ。いよいよ戦争が始まる。
槍に刺されて痛いは思いをするのがすごく怖い。
(続く)


そう、僕は劉備軍の兵士として呉に立ち向かわなくてはならない。
時に222年である。
この戦いは皇帝劉備にとって関羽・張飛をやられた
復讐戦の意味も込められている。
でも童貞の僕には劉備の気持ちが理解出来なかった。
なんでそこまでして大きな戦をするのかが・・。
だってそうでしょ?読者のみなさん。
戦争やったら余計たくさんの兵士、人が死んでしまうのです。
僕は内心劉備は自分勝手で感情を抑えられない人だと感じた。
タイムスリップした僕はここで死んじゃうかもしれないし。
僕は死ぬのはやだった。
タイムスリップする前、モー娘。のコンサート会場で生なっちに
会えたあの感動、あの興奮、
死ぬなんて嫌だよ!僕はそう感じていた。
そんな中蜀は20万の大群を率いて白帝城周辺に陣を張った。
僕は関索軍の兵士としてこのイベントに参加した。
(ここ笑うとこだよ)
僕は戦争から逃げ出すことだけ考えてた。
どのタイミングで逃げ出すか?それが重要だ。
(続く)


僕は白帝城の周辺をうろうろした。
今だから告白しよう。僕は戦争が怖いんだ。
今となっては何故自分が戦争に参加していうのか
自分でも答えが見つからなかった。
でも僕は今三国時代の兵隊コスチュームを確かに纏っている。
僕はもう逃げるうぃかえにはいかないんだ。
僕は城の城壁にもたれかかってそのまま一晩寝てしまった。

そして日があけた。
お城には誰もいない。どうやら僕は寝過ごしてしまった。
大きな夢を見ていた。
とっても美しい女性に抱かれる夢だった。
その女性の顔はどことなくなっちに似ていた。
僕は胸がドキドキした。
なっちの夢をみるなんて僕はなんて罪なオトコなのだろうと。
しかしそんなことどうでも良くなった。
白帝の中はもぬけのから、
もう劉備軍は出発してたyo。

僕は遅刻がすごく恥ずかしくて泣きながら
戦場へ走っていった。

「なっちと僕と三国志」 第2話
               作・なっちの戯曲

僕は走った走った走った・・・。
どのくらい走ったのであろう。
過大表現になるが額から幾千のも汗が流れ落ちた。
僕は遅刻するなんてすごい恥ずかしい。
もしこんなの劉備様にバレたら嫌われちゃうよ?
僕は劉備さんの大ファンだし、劉備様が好きだから
この怖い時代にタイムスリップしても明るく生きてるの。
僕はおもいっきり走った。
走った走った走った走った走った走った
走った走った走った走った走った走った
走った走った走った走った走った走ったするとしばらくして僕は
こけちゃった。
ひざ小僧をすりむいちゃったよ。
僕は少し泣きそうになったよ。
気がついたらそこは村だった。
辺境の村だ。
僕は疲れちゃったのでそのまましばらくしたら寝ちゃった。
(続く)

(ここ笑うとこでしょ?)
そして僕は目が目がぼやける、
なっちみたいな綺麗な人が僕を見つめていた。
僕は夢を見ているのだろうと思った。
目をこする僕。でも僕をじっと見つめるなっちみたいな人は
紛れもなくなっち本人のような気がする。
いや、なっち本人だってば。
なっち本人は中国一般市民的なコスチュームを着ていた。
そしてじっと僕を見つめながらひとこと囁いた。

なっち「からだ大丈夫?」
僕「うん」

僕は体はひざ小僧を擦りむいただけで大丈夫だったけど
胸はなっち本人を目の前にしてるのですごいドキドキしたんだ。

なっち「起こしてごめんね。」
僕「だいじょうぶ、よく眠れたから。」

僕はドキドキしてもう眠ることなんて出来ないよ。
(続く)