【リレー】闇色の亡霊館【小説】

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山岳の写真を撮ろうと、とある県境にある険しい山へ踏み入る写真部の六人。
途中山道で迷い、おろおろしているうちに日が暮れる。
不安に押しつぶされそうな時に見つけた、古い大きな洋館へ非難する部員達。
六人が館へ入ると、その後ろで大きな両扉が音を立てて閉まった。
慌ててノブを回すが、その扉は二度と開かなかった。
どこからともなく、人の笑い声が聞こえてくる…


館内で話をすすめて下さい。窓から外に逃亡した、とか言うのはなしです。
「お客様ですかな…」
 弱弱しい枯れたような声が響く。部員達はギョッとして目を凝らすと、闇の向こう、ろうそくの火が揺らめいている。
 燭台を手にした老人が、その火によって映し出される。
「きゃっ」
 気の弱い、ひかりが悲鳴を上げた。
「部屋へご案内しますよ」老人は呟く。
「あの、俺たち道に迷ったんです!」悟が口を開いた。
「では、ひとまず部屋で休んでください…」老人は呟くように言う。
 悟は急き込む。「いえ、どう行けば山を下りれるかを――それにこの扉、開かなくなったんです! 開けてください!」
 老人は乾いた声を上げた。「休んでいきなされ…明日になれば扉も開くじゃろう…」
「いや! そんな場合じゃ…」
 さらに急き込む悟を、部長の行人は制止した。
「お言葉に甘えよう。今日はもう夜も深い。とりあえず身体も休めなければ――」
 眼鏡の奥に光る行人の怜悧な瞳を見たとき、悟は落ち着いた。
「分ったよ――」
 部員達は二階にある一室へと案内される。
 老人の靴音が聞こえなくなった時、綾香は口を開いた。
「で、どうすんの? ここで泊まるの?
 ――こんな黴くさいとこで?」
 あーあ、と不平の言葉を現す。思った事をすぐ口にするのが綾香の特徴だった。すとんとベッドに腰をおろす。
 短いスカートから太ももが覗く。思わず悟は目を逸らす。
「仕方ないと思う。たとえ迷わず山を下れたとしても、今の時間じゃ村に付いた時深夜になってる。
 当然バスも来ないし、宿だって閉まってる」
 綾香の言を塞ぐように行ったのは友香。綾香の親友で、しっかり者。
「まあ、一晩泊まって明日山を下るだけだろ。どって事ねえよ」
 とは武士。厳つい体をした彼が放つ言葉は妙な説得力を持つ。
 皆、何も言わないが、武士の結論に同意したようだ。

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部員

行人=部長。男
悟=元気者。男
武士=体育会系。男
友香=しっかり者。女
ひかり=臆病。女
綾香=ギャルっぽい。友香と親友。女

です。
ストーリーは特に考えてないので、適当に話を進めて下さい。
いい案があれば逆に書き込んで下さい。
5 ◆7UgIeewWy6 :02/12/27 00:05
「ちょっと皆、聞いてくれ」
次に発言権の回ったのは部長の行人だった。
「何だい、部長」
気丈な武士がいち早く応じた。
「うん。話したい事があるのだよ。おおい、綾香もちょっと聞いてくれ」
部長に視線が集まると、ドアにもたせていた背を離し、行人はやおら声を潜めた。
「僕がこの館に泊まるのに賛成したのは、この建物が妙だからなんだ」
「妙?」 悟が眉根を寄せる。 「どういうこと?」
「ハハハ、どういうことも何も、一瞥してこの不気味さはわかるだろう。
 だけど、僕の言うのはただそれだけの理由じゃあないんだね。
 君たちは疲労のあまり深くは考えなかっただろうけど、こう疑問には思わないか。
 なぜ、こんな険しい山中に馬鹿でかい洋館なんかがあるのか。
 そしてなぜ、老人が一人きりで、そのくせ部屋が沢山あるのか。
 ホラ、現に僕らに用意してくれた部屋が六つあるしね 」
「どっかの金持ちのきまぐれなんじゃないの?」
安楽な調子で答えたのは綾香だ。比べてひかりの表情は青ざめていた。
「金持ちのきまぐれ? おいおい、大正時代じゃないんだぜ。
 それにね、僕らが迷ってしまうような山中に別荘を建てたって、
 主がここまでエッチラオッチラやって来るだろうか?
 ……僕はね、この館に何か犯罪の匂いを感じずにはいられないのだよ」
「馬鹿なこと言うなよ」
武士はうんざりとした表情で言った。
 行人には妄想癖がある。少し変わったことがあると、いつも無駄に話を広げていくのだ。
去年の合宿がいい例である。武士の写真にはいった影を死体だと勘違いして、そこら中を掘り返させた
挙句、見つからないと「霊界からのメッセージだ」と騒ぎ出し、コンクールへ出そうとしていた写真を
テレビ局へ勝手に投稿してしまった。
 糞ったれ・・・
 武士は心底嫌気がさしていた。
 今回も、ただの勘違いで終わるのだろう。そして後片付けを任せられるのは、俺たち部員
なんだ。ほら見ろ。悟も友香も綾香も迷惑そうな顔をしてるじゃないか。怖がっているのは
ひかりだけ。俺たちを巻き込まないでくれ。
行人は気分を害されたようだった。 
 「馬鹿なこと?この館で、犯罪が起きているのかもしれないのに 、きみはそれを馬鹿のこと
と言うのかい?」
 「ああ、馬鹿なことだね」
 武士はそう言うと、フラリとどこかへ去っていった。
「おはよう」
 モーツアルトの油絵が言った。
 武士は思わず立ち止まった。
 二階の四方をぐるりと囲む廊下の中央。玄関から見て真正面のところにある絵画から、声が発せられたように聞こえたから。
 馬鹿でかい絵。二階の中央部は吹き抜けになっていて、一階のロビーから見えるようにとの配慮だろうが、この闇夜、薄明かりに浮かぶモーツアルトは不気味としかいい様がない。
「気のせいか?」
 いいつつ武士は一階に降りて行く。
9 ◆7UgIeewWy6 :02/12/28 00:39
「モーツアルトなんか飾ってんじゃねえよ……」
ブツブツ愚痴を垂れながら、階段を下りる武士の足を、何かがすり抜けて行った。
そんな感覚がした。ゾッとしながらも、しかし怯えはしなかった。
「俺は、俺はモーツアルトよりドビュッシーが好きなんだ! この野郎!」
心の中で猛叫ぶ武士だった。
「……そんなことより、俺は便所に行きたいんだ」
すると、
武士は小便をしながら、窓から月を眺めていた。
稜線からのぞく月が、森の木々を銀色に照らし上げている。
なかなかいい景色だ、と思った。
でも。
あれ?
小便を終えて、チャックをあげながら考え込む。
おれ、いつの間に便所に来たんだろ?
記憶がすっぽりと抜け落ちていた。


ふいに武士は、上からの視線を感じた。舐めまわすように、武士を観察しているようである。
狭いトイレの中で、自分を見つめる視線。武士はその存在に、少なからず恐怖を覚えた。
 幽霊屋敷。
 武士は直感的に思った。
 この雰囲気、まるで本物の幽霊屋敷ではないか。
 高山特有の風が、狭いトイレの中を吹き抜ける。木々がざわめく。
 馬鹿馬鹿しい・・・
 武士は、先程抱いた考えを一蹴した。ここが幽霊屋敷だと考えるのは、行人の推理を
肯定したことになってしまう。
 俺はそこまで馬鹿じゃない。上から感じる視線も、たいしたものではないのだろう。
幽霊の正体見たり枯れ尾花ってな。俺も、枯れ尾花でも見てやるか。
 武士は天井を見上げた。何かが描いてある。暗闇に目が慣れるにつれ、その正体が浮かび上がった。
 視線は、モーツァルトだった。にやにやと笑ったモーツァルトの肖像画が、武士を見つめているのだ。
「ぎゃあああああああああ!」
武士の悲鳴が洋館の中に響いた。
13名無し物書き@推敲中?:02/12/28 23:01
そのころ客室では、武士以外の男女が乳繰り合っていた。
・・・ように見えたのだが、それは隣の部屋だった。
恐らく、部員達が見たなら、恐慌を来たすであろうその出来事。

霧のような靄が人形を作り、それらがいちゃつきあっている。
おぞましい化け物達の淫らな宴。だがその言葉の発音は、部員達のそれであった・・・
15 ◆7UgIeewWy6 :02/12/30 01:33
沈んだ空気の中、一人で浮いている行人だったが、
またしてもユニークに声を上げずにはいられなかった。
「どうしよう、僕は重大なことを忘れていた!」
くぐもった、しかし苦渋に満ちた声色に、さすがの部員たちも何事かと身構えた。
「悟君、確か君は僕の荷物を持っていてくれたね。あれを出してくれないか」
「あれって、何だよ」 当惑する悟。
「あれだよ! あれさ。フラッシュ付きカメラとヨーグルトだ」
「カメラ? ヨーグルト?」
「ヨーグルトはブルガリアヨーグルトじゃないとだめだ」
「何だ、何をするつもりなんだ」
「決まってるじゃないか。食べるんだよ。僕は夜にこいつを食うんだ。
 日課なんだよ。さあ、カメラはそこに置いて……。食べたいんだ。食べたいんだ」
連呼する行人だった。
16名無し物書き@推敲中?:02/12/30 05:59
渋々ながらもバッグからヨーグルトを取り出す悟。
「これでいいのか?」
「おお!わるいな。じゃあ早速・・・!?」
行人の顔が真っ青になる。
「あ・・ああ・・・・・」とわけの分からないことを急に呟きだす。
「どうしたの?」
異変を感じた友香が行人に尋ねた。
行人のただならぬ様子に一同は困惑している。
「あ・・・ああ・・・ああ・・・」
「な、何があったんだよ?言わなきゃわからねーだろ?」
悟がたまらず聞く。
「・・・忘れたんだ。忘れたんだよ!スプーン!なくちゃ食えないんだよ・・・!」
17名無し物書き@推敲中?:02/12/30 07:46
一行が静まり返る。
行人は頭をおさえ、腕はブルブル震えだしていた。
「あの、さ・・・」
そんな異様な空気の中、遠慮がちにひかりが口を開いた。
「あの、私思ったんだけど・・・カップの中身を舌で掬って食べるって言うのはどうかな・・・」
「ああ・・・!名案だ・・・名案だよ!そうするよ!」
ベロベロと舌でヨーグルトを掬って食べている行人。
「行人」
そんな中、悟が声をかける。
「フガ?」
行人は目だけを悟にむけ、うまそうにヨーグルトを食べている。
「このカメラはどうするんだ?」
悟がそう言った途端、突然すごい形相で行人は叫んだ。
「撮れ!撮ってくれ!さあ早く!僕がヨーグルトを食べている姿をしっかりカメラに収めてくれ!」
行人のあまりの剣幕に悟は驚いていたが、やがて写真を撮ろうとカメラで行人を撮りはじめた。

その様子を困惑気味に見ていたひかりが、ドアの方を向くと急に目を大きく見開き、ガクガクと震えだした。
それを見た二人の女達も習ってドアの方を見た途端、顔を青くし、二人も震えだした。
半開きのドア。
その向こうに立っているのは、呆然とした様子の行人だった。
「なんだよ、そいつ?」
血の気の引いた顔で言った。
丁度その時、切り裂くような悲鳴が轟いた。
武士の悲鳴なのだが、部員達にはそこまで悟り得ない。
反射的に行人が駆けた。偽者の行人に向かって。
が、偽者は人間を越えた反射速度と機敏な動きで行人の手を掻い潜り、扉の向こうに逃げる。
行人はすかさず扉を閉め、鍵を掛ける。
「この屋敷は普通じゃない!」すかさず叫ぶ。
誰もが思考を止めたその時、友香だけは口を開く。
「武士が出ているわ。鍵を掛けては駄目」
「だが!」行人は叫ぶ。が、額を抑え、「…どうすればいい? どうするのが最良の一手なんだ…」
自問するように呟く。これは、行人が難問に追い込まれた時に見せる癖である。
20名無し物書き@推敲中?:03/01/01 08:16
一方、武士はなぜか1階の大広間に居た。
そこで武士は世にも恐ろしい、寒気がするほどの恐ろしい光景を目の当たりにしていた。
その光景とは・・・
21週休二日 ◆7UgIeewWy6 :03/01/05 20:07
武士そっくりの影法師がユラユラ笑いながらシャンデリアにぶら下がっているのである。
影法師は明滅するシャンデリアの傍で顔を浮かばせ、
口を大きくニヤーッと開いて笑っていた。
暗闇から、そして灯りの方へと、移動する顔はやはり武士のもの……
本当の武士はそれを見て、虚ろな表情、声も出ない。足が震えて動けない。
気付くと背中に冷たいものが痛みとともに在って、ドロドロと血が噴き出した。
虚ろな表情を苦悶に捩じらせて、しかし声を立てることなく彼は崩れ落ちた。
開いた唇の隙間から、やはり血はドロドロと、ドロドロと流れていた。
22山崎渉:03/01/06 16:00
(^^) 
23名無し物書き@推敲中?:03/01/06 16:00
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24名無し物書き@推敲中?:03/01/06 23:21
ドロドロという効果音があまりにも多すぎたため、
館の亡霊たちはなんかむかついたので、人間狩りを始めた・・・
25山崎渉:03/01/19 03:43
(^^)
26名無し物書き@推敲中?:03/01/25 20:58
武士のダブルはシャンデリアから飛び降りる。
ぐしゃっ、と異様な音がして、足が在らぬ方向へ曲がったが意に介さないように表情は薄笑いのまま
武士は雄たけびに近い悲鳴をあげ逃げ出す。もちろん、2階の自分達の部屋だ。
ノブに手をかける。回して・・・回らない!
「俺だ! 開けてくれ!」
武士は叫んだ。折れた足を引きずりながらダブルが追ってくる。
「武士だわ! 開けなきゃ!」という友香を、行人は制する。
「待て! 迂闊に手を出すんじゃあない!」
27名無し物書き@推敲中?:03/01/28 16:25
「だ、だって!」
友香が言う。
「お前・・・まだ分からないか?この屋敷が異常なことを。これだってもしかしたら罠かもしれない。
あけたら最後、とかだったらどうするつもりなんだ?」
「開けてくれ!頼む!やばいんだよ!」
「・・・・・・・・・」行人はだまったままである。
「ふざけんな!」悟が叫ぶと同時に扉へ突進した。
「お前、それでも友達かよ!」叫びながらドアを無理やり開く。
その瞬間、武士が部屋へ飛び込む。それと同時にダブルも耳を劈くような音を立てながら
部屋にはいってこようとする。
「閉めろ!ドアを閉めろ!」と行人。
男三人がかりでドアを閉めようとするが、ダブルの恐ろしいまでの力にはかなわない。
「キャアアア!」女性陣はおろおろとするばかりである。
28名無し物書き@推敲中?:03/02/12 20:44
「どけえっ!」
 と武士の声。木製の椅子を上段に持ち上げている。
 行人と悟がさっと身を逸らす。武士の気合が響く。
 ぐしゃっ。
 鈍い音。ダブルの腕がくの字にひしゃげている。
 ダブルは手を離した。
 バンッ。
 すかさず行人はドアを閉める。
「ドアを閉めていれば、安心なようだな・・・・・・」
 呟く行人。
 部員達はその声に身体の力を抜いた。行人の言葉に、安心したのだ。
29週休二日 ◆7UgIeewWy6 :03/02/15 17:16
だがそれも束の間のことだった。
猛獣のような唸り声を轟かせ、ドアの向こうからダブルは高く叫んだのだ。
「アバカム!」
30名無し物書き@推敲中?:03/03/11 13:36
アバカムって何?
31名無し物書き@推敲中?:03/04/10 21:09
「まず、状況を整理しよう」
 行人が言った。みんなの顔を見回した後、続ける。
「ドアを閉めていれば、何故かあの恐ろしい化け物は何もしてこない。あの通り馬鹿力があるのにだ。
 この部屋が安心という訳でも無い。いったんドアを開けたなら、さっきのように、俺達の誰かに化けてここに入り込むことがある。
 つまり、この部屋自体には何も力は無い。しかし、ドアを閉めていれば平穏という事実がある」
「つまり、ここを出てはいけない。危険が今かと待ち構えている、という事だな」
 と、悟が発言した。行人は重々しく頷く。「簡単に言えばそういう事だな」
「下手に外へ出りゃ、裏切る奴も出てくるしな」
 苛立ったように言ったのは武士だった。行人を睨みつけている。ドアを開くのを躊躇した事を恨みに思っているようだ。
「あの場合、一呼吸置くのがベストだった。例えば、お前しか知らない事を質問するなり、識別方法は沢山あった。
 人に文句を言う前に頭を使ったらどうだ――悟もだ」
 しん。と、一瞬の沈黙。と、そこへ言葉を挟んだのは友香だった。
「冷たい言い方は止めて! 私だって全然気付かなかった。怖くって何も出来なかった……
 あの場面で冷静にいられるなんて行人くらいのものだわ。私は、悟も武士も間違っているなんて思わない。だって仕方ないじゃない!」
「そうだ、仕方が無い。恨み言いってる場合じゃない」
 あくまで冷静な行人の声。友香は口を噤んでしまう。
「その通りだ。人を非難している場合じゃない」
 と言ったのは以外にも武士だった。「俺はもうこの部屋から出ない。ションベンしたくなったら部屋の隅にでもするさ。もうあんな恐ろしいのはごめんだ……」
「とにかく一日待とう。朝が来れば幽霊も出ないだろ。主人のじいさんに鍵を開けてもらって逃げるだけだ」
 と、悟が結論を出す。
 行人は心の中で呟く。
 ――この期に及んで、あの老人が『人間』とでも思っているのか……このまますんなり『逃がせて』もらえるとでも思っているのか……
32名無し物書き@推敲中?:03/04/10 23:07
その時、綾香がいつになく真面目な様子で考え込んでいることに
ひかりが気づき声をかけた。
「綾香?」綾香は顔を上げる。
髪の毛を金髪に近く脱色している綾香は、
こういう時に頼りになりそうにはまったく見えない。

ひかりは少し綾香のことを見くびっていたなと後で思い知ることになる。
「全員の偽物がいるのかもしれない」
33山崎渉:03/04/20 02:08
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)
34名無し物書き@推敲中? :03/05/18 19:22
「可能性はあるな」
「つうか、居るだろ、間違いなく」
 行人の言葉に、武士が追随する。
「合言葉を決めておくか……今日一日はどこにも出れないが、やれる事、危険な事は全て潰していこう」
 行人が続ける。「三好でいいか?」
「三好って、あたしたちの顧問の?」
「そうだ」
「あはははは」悟が笑い声を上げる。「行人らしいな」
「なんのひねりも無い」
 悟もからかうように笑った。
 と、釣られて行人以外の皆から笑声がこぼれる。
「どうしろっていうんだ……」行人は憮然と呟く。と、その時、
 コンコン……
 部屋にノックの音が響く。次、「夕食の仕度が出来ましたよ……」
 老人の声。
 凍りついた部屋の中、皆息を飲んだ。
35名無し物書き@推敲中?:03/05/18 19:24
ここってなかなかいいと思いません?安いし
 

http://www.dvd-yuis.com/
36山崎渉:03/05/22 02:45
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
37山崎渉:03/05/28 11:03
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉
38山崎 渉:03/07/15 12:07

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
39山崎 渉:03/08/02 01:17
(^^)
40山崎 渉:03/08/15 13:02
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン
41名無し物書き@推敲中?
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