この三語で書け! 即興文ものスレ 第十層

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「髪」「天気」「散歩」
日曜日の午前中の天気が晴れもしくは曇りなら、僕はマルチーズのチャビーを連れて散歩に出かける。
チャビーと暮らすようになってのここ3年間、二日酔いにでもならない限り、
こうして近くの公園を目指してる。公園につくなり、僕はチャビーの赤い首輪に繋いだリードを
はずす。チャビーは白い毛を揺らし、100先の公園の柵となる、大きな木の後ろまで走っていった。
僕はその小さな白い野獣を視界から逃さないように、心地よい感触の芝生に影を作る大きな木を眺めた。
暫くすると、チャビーは何かをくわえて僕の足下めがけて駆けてきた。チャビーは
何食わぬ顔をして、人間の黒髪を口いっぱいにくわえてきた。僕は急いで可愛い牙に絡まった、
髪の毛を取り、チャビーが行った大きな木へ向かいあるいた。木の向こうにはいったい
何があるというのだ? もしかしたら、誰かが死んでいて……。チャビーは僕が遊んでくれて
いるものだと勘違いして、小走りする僕の周りをくるくる回っている。僕は木へと急いだ。
その大きな木の後ろにはおじさんが居た。はさみを持って、おばさんの髪の毛を切っていた。
──なんだ散髪屋か。ふと、おじさんの傍を観ると看板が椅子にたてかけられている。
”犬の新健康食、延命神(バター味)2万円”僕はくるくる回るチャビーを置いて、
公園の外向かって駆け出した。次は「エアメール」「絶望」「穴」でお願いします。