233 :
うはう ◆8eErA24CiY :
「不良少年」「バッケンレコード」「メリーゴーランド」
天空に浮かぶ都市に、選民達が住んでいた。
脳さえも管理され、均一化された者達の世界…そんな所にもトラブルはある。
所長は巨大コンピューターに土下座していた。
一人の若いオペレーターが、都市の規律を乱したのだ。
成績最優秀の、虫も殺せない顔をした眼鏡の少女が。
「同じジャンプ台で、皆がバッケンレコードを取得するためには…」
コンピューターがお説教を始めた。「皆が全く同じ距離を飛ばねばなりません!」
所長は、胸の中で舌打ちをした。
成績最優秀という事は、平均値から離れているという事だ。
平均から離れる事が問題なら、優等生イコール不良少年・不良少女だ。
第一、全員がメリーゴーランドの馬の様に同じ成績なんて事が可能なのだろうか。
脳をCPUチップに置き換えでもしない限り、不可能じゃないだろうか?
その通り…実は、その通りだった。
CPUチップにも、歩留りというか不良品はあるのだ。
もちろん、巨大コンピューターの部品にも。
※いくらなんでも某漫画のパクりか(^^;
次のお題は:「エリマキトカゲ」「優駿」「たまごっち」でお願いします。