1 :
名無し物書き@推敲中?:
【基本ルール】
・ペラ20枚以下程度(あくまで目安)の短編シナリオのスレです。
・分量が多い場合はいくつかに分けて投稿を。
・その際、(続く)か(終わり)かを明記して頂くといいかも。
名前欄に通し番号を打つのもいい方法かもです。
・他の人が分割投稿している間に割り込むのは、極力避けて下さい。
・マターリ、ヤサシミ、マジレスの創文板精神でよろしく。 ヽ( ´ー`)ノ
「履歴書、手に持ってるね。見せてもらえるかな?」
しばらく店長は、履歴書を眺めていた。
短く刈られた髪の生え技が白い。髭の剃り跡が、鼻下、顎、頬までも残っている。
毛が生えた眉間に皺がよった。
「あれ?池田君高校行ってないの?」
厚いレンズの眼鏡を一差し指で一回上げて俺を見つめる。
始めてでは無い。これまで何度もこの目を見て来た。
「教師と上手くいかず中退しました」
本当は、全然違う理由があるのだが、この場合下手な事を言わない方がいい。
中退者は時間と引き替えに決定的なハンディを背負ってしまう。
拒絶する奴には、何を言っても無駄だ。この店長もそうかもしれない。
「色々やりたい事があるもんねぇ。笑顔で接客できる?」
「できます」
「自信あるねぇ。高校辞めたのは理由あるのかな?」
くどい。いつものように脱力感が訪れた。
やる気が一定のボーダーラインを下回ると自暴自棄になる。
ゴミの処理もできない分際で。
「金、金持ちになりたいんです」
片方の口元が上向きに緩んだあきらかに小馬鹿にされた。
「そう、いいね、おじさんも金持ちになりたいよ。若い内はギラついた方がいいね。
以上で面接を終わります。結果は明日の夕方あたりに電話で知らせるから。」
じゃあ、言い出しっぺってことで。俺がまず、
こないだクラスで発表したとびきりしょぼいのを発表しとくね。
いくつかに分けて載せるからよろしく。カキコはしばらく控えてけろ。
人 物
榊原慶子(32)浩二の婚約者
宮前 綾(32)慶子の友人
吉田浩二(48)会社員
○バスの停留所(夜)
雨が激しく降っている。
榊原慶子(三二)が、物憂げな顔で、
傘を差してバスを待っている。
バスが到着する。
慶子、少し振り向いてからバスに乗る。
バスが走り出す。あまり速くはない。
その後から、吉田浩二(四八)が傘も
差さずに走って追いかけてくる。
○バスの中(夜)
慶子が一番後ろの席に座っている。
そのバスの後ろから、浩二が全速力で
走って追いかけてくるが、みるみる引
き離されて小さくなり、見えなくなる。
慶子はそれに気づかない。
運転手のアナウンス「えー雨が激しいため、
徐行運転しております。ご了承ください」
信号が変わり、バスはあと少しの所で
信号を渡れず、止まる。
追いかける浩二の姿が再び見えてくる。
信号が変わってバスはまた動き出し、
信号を超えてすぐの停留所に止まる。
ドアが開き、ほどなく閉まる。(続く)
慶子はもの思いにふけっている。
滴をたらしながらその席に歩み寄る足。
慶子、気配に気づき顔を上げる。
全身ずぶぬれの浩二が慶子を見ている。
慶子「浩二さん…」
浩二「慶子ちゃん、さっきはごめん、そんな
つもりじゃなくて、その…俺、どうしても
今日言おうと思ってたことがあって…」
浩二、ポケットから指輪ケースを出す。
浩二「俺、こんな頼りなくて給料も少なくて、
ぱっとしなくていつもバカにされてて、い
いとこなしのやつだけど、でも、君のこと
一途に思う気持ちだけは誰にも負けない。
だから、だから…もしよかったら、俺と…」
浩二、不器用に指輪ケースを開ける。
バスが揺れ、指輪ケースが床に転がる。
あわてて拾い、開け直す浩二。
中にはきらめく指輪がある。
浩二「け、結婚してく…ださい」
慶子、浩二のことをじっと見ている。
浩二の髪からも雨水が滴り落ち、唇は
わなわな震えている。
やがて、慶子の目から涙がこぼれる。
にっこりして、左手を差し出す慶子。
○結婚式場・全景
○同・新婦の着付け部屋
T―「4カ月と17日後―」(続く)
慶子が純白のウェディングドレスに身
を包み、何か考えている表情。
鏡の中の自分をじっとみている。
世話係Aが慶子の頭にカチューシャを
載せ、にっこりと鏡をのぞきこむ。
世話係A「いかがでございますか?」
慶子「これでいいのかな」
世話係A「え…あ、そうですね、やっぱりベ
ールを被った方が雰囲気が出そうですね」
考え続けている慶子。
○新郎の着付け部屋
着替え中の浩二が座っている。
ノックの音がして、世話係Bがいそい
そと入ってきて、浩二に耳打ちする。
浩二「え?見当たらない?」
○廊下
結婚式の参列者らしい人で溢れている。
その中を、宮前綾(三二)が、披露宴
の案内状を片手にうろうろしている。
綾「ええっと、ここでもないし、広すぎて全
然わかんないや、どこなのよ慶子の式場っ
て…(時計を見て)げ、後十分もないや…」
綾、花嫁姿の慶子にぶつかりかける。
綾「あ、ごめんなさい」
綾、数歩通り過ぎてから振り向く。
綾「慶子?」
慶子「あ、綾!」
綾「慶子…おめでとう。きれいじゃない」
7 :
水に流せば 4/7:02/09/20 18:34
慶子「う…うん」
綾「どうしたの?浮かない顔して。ん?って
いうか式場こっちだっけ?」
慶子「ううん。あっちの別館のほう」
綾「ん、じゃ早く行こうよ。(行きかけて振り
返る)何してるの?もう時間じゃないの?」
慶子「…綾…い、今からキャンセルなんて変
だよね。もうみんな集まってるしね」
綾が、慶子の顔をまじまじと見つめる。
綾「は?」
○別の廊下
浩二が人とぶつかりながら走っている。
浩二「慶子ちゃん、慶子ちゃん!」
○元の廊下
慶子と綾が立って話している。
慶子「あのプロポーズされてから、段々いろ
んなこと考えるようになった。歳だって一
六も違うし、生活のこととかも考えると、
なんか、このままあの人と一緒になるって
のが怖くなって、もっと別の人生とか、こ
れからまだ色々あるんじゃないかとか…」
綾「慶子、一つ聞くけど…そもそも、何でプ
ロポーズ受けたわけ?」
慶子「雨さえ降ってなければ…」
綾「ん?」
慶子「あのどしゃ降りに打たれて、浩二さん
がすごくカッコよく見えたの。前髪とかか
ら水滴ってたりして、はあはあ息切らして
て追いかけてきてくれて…」
綾、あっけにとられている。
慶子「そうよ、あの時雨さえ降ってなくてす
っからかんに晴れてたら、バスに乗ってき
た浩二さんを見て、あんなにも心を動かさ
れることもなかったと思うの」
綾、宙を見て少し考えている。
綾「でも、でもよ、あんたの話によると、も
し雨が降ってなかったら、バスは徐行せず
に走ってって、信号で止められることもな
かったわけで、浩二さんもバスに追いつけ
なかったはずでしょ。そうすると、雨が降
ったからこそ今こういうことになってるん
じゃないの?」
慶子「……ん?」
慶子も、宙を向いて考える。
浩二「慶子ちゃん!」
慶子と綾、声のした方を振り向く。
上半身はTシャツだけの浩二が、息を
切らして立っている。
慶子「浩二さん…」
浩二「慶子ちゃん、どうしたの。早く行こう
よ。遅れるよ」
浩二が慶子に近づく。
慶子「あ、あの、浩二さん…その…」
浩二「ん?」
慶子「実はその、今更こんなこと言い出すな
んて、自分でもどうかと思うけど、その…
ちょっと、もう一度、考えてみたいことが」
浩二「…え?何のこと?慶子ちゃん」
慶子、うつむいて言葉を探している。
綾が、その様子を見ている。
その時、式場の係員が、使った料理の
皿などを載せたワゴンを下げてくる。
控室の一つに入っていく係員。
ワゴンの上には、水がいっぱい入った
水差しが乗っかっている。
綾が水差しを手に取り、浩二に近づく。
綾「(頭を下げ)ごめんなさいっ!失礼します」
浩二「え?」
綾が、浩二に頭から水をぶっかける。
ずぶ濡れになる浩二。
慶子「ちょ、ちょっと何すんのよ!」
綾「これでいいんでしょ?慶子」
慶子「あんた、あんたいったい…浩二さん、
とにかく、早く着替えないと…」
綾「(浩二に向かって)本当に申し訳ありませ
ん。この水、本来は(慶子を指差し)この
子の頭にぶっかけるのが筋なんですけど、
借り物のウェディングドレスを台無しにし
ちゃいけないと思って。予定の時間なのに」
慶子と浩二、ぼうぜんとしている。
綾「じゃ私、先に行ってますので」
綾、空の水差しを持ったまま歩き出す。
係員がワゴンの所であっけに取られて
いる。
綾「あ、ごめんなさい。その…ぶつかったは
ずみに、水こぼしちゃいました、どうも」
綾、ワゴンに空の水差しをドンと乱暴
に置き、あたふたと歩き去る。
ぼうぜんとしている一同。
10 :
水に流せば 7/7:02/09/20 19:23
○披露宴会場・中
披露宴の中で、綾がすました顔で淀み
なくスピーチをしている。
綾「お二人はこのような素敵な出会いの末に、
このほどめでたく結ばれました」
新郎新婦の席に座っている慶子と浩二。
綾「なお、最後に、僭越ではございますが、
私からもう一言つけ加えさせて頂きます」
慶子と浩二が綾の方を見る。
綾「人の心とは、水が流れ落ちるように移ろ
いやすいものです。今この人が好きでも、
来月には別の人を好きになっているかも知
れません。いや、そうじゃなくて、ええと、
つまりその…」
綾が言葉に詰まり、会場がざわめく。
綾「(せきばらいをして)えー、私の言いたい
ことは、つまりこうです。どんな人にも、
水が流れる瞬間もあれば、流れない時もあ
ります。表面を流れる水の反射のきらめき
一つに心揺れたりすることなく、ぜひ、そ
の奥にいる相手そのものをしっかり見つめ
て頂きたいと思います。ご静聴、ありがと
うございました」
綾が席に戻る。
会場内はしんとしている。
― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
終 わ り だ コ ゙ ル ァ !
※1レス30行ぐらい以上だと改行多すぎではねられる。
※たった今の経験だと、連続投稿は7回までらしい。
じゃ、せいぜい気が向いたら批評・投稿下さい。おねがいします。
せっかくなんでマジレスで。
いわゆる日本で言うコント的な意味での話は面白いと思う。
でも、『ドラマ』って観点で見ると・・・
あと、台詞がきっちりと『説明』しすぎ。台詞が説明的ってやつ。
なんか、『ここで右曲がって』とか『ここで停止して』とかの道路標識見てるみたいでした。
説明しようという作者の意図があまりにも『スケルトン』な感じでした。
あっ、でも面白く読ませてもらいました。
スレ立てもご苦労様でした。
こういうスレって冷やかしも多そうだけど、絶対に有用ないいスレですよね。
12 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/21 02:40
こういうスレ立てていいのでしょうか?
作品発表のスレはあまり好まれませんって書いてあるんですけど…
またり文庫等を利用したほうがいいと思います。
http://bun.abk.nu/
>12
一個人や特定の人々が占有するわけでもなし。
そこまで神経質にならんでもいいんでない?
14 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/21 03:33
雑誌は早く削除人を暴いてリストを載せてください。
2ちゃんねる運営から嫌がらせがあるたびに削除人氏名リスト貼り付けで
対抗できればどんなに楽だろうと思うからね!
小説書きだけど、おもしろかった。
しかし最後は・・うまく落ちてないような。
これだけだと、表面を流れる水に気を取られて承諾したようなものだから。
新郎の"その奥にいる相手そのもの"を感じさせるエピソードが抜けてるんだよね。
>>15 うーん、でもこれが限界なんじゃないのかなあ。
この話はあくまで『表面を流れる水』の面白さを追求したものであり、
『相手そのものを感じさせるエピソード』をそもそも入れようとはしてないし、
おそらく(作者さんゴメン)その実力もまだ無いでしょう。
だって、そういう部分への配慮が微塵も感じ取れ無いしね。
この枚数で『相手そのものを感じさせるエピソード』を入れるなら、
結局、全く別のものを作ることになるんでしょうし。
だから、筆者、そして投稿者が、そもそも何を目指すか、
『コント』なのか、映画なのか、ドラマなのかを明示して欲しいですよね。
で、もしドラマを目指すなら、15の言う部分の欠落は、致命傷であり、
まだまだ努力が必要って事になるんでしょうね。
いかがなものか???
>>16 言いたかったのは、相手そのものを感じさせるエピソードが必要だってことじゃなくて、
祝辞で水を否定したために、矛盾が出てきてるんじゃないか、ってことなんだよね。
水を肯定したセリフに差し替えればすっきり落ちると思うんだけど。
>>17 なんかいいすね、2chでこういう中身のある会話のやり取りって。
うーん、なるほどね。
でも、祝辞はあれでいいんじゃないかなあ。
つまり、『滴る水に惑わされず、その奥にある人間の本質を見ろ』ってことで、テーマが一貫してるし。
で、もし、水を肯定するって事は、新郎の本当の魅力ではなく、滴る水の魅力(ないしは魔力)によって、
再び結婚を決意したってことになり、テーマとの整合性がいまいちに思える。
そもそもこの短編が、『魅力の無い男でも水が滴るといい男に見える』っていう、星新一的なテーマなら、
逆にそのほうがすっきるするのかもね。
いかがなものか?
つうか作者、出てきてなんかコメントしなさい(藁)
始めにのエピソードの二人の幸せそうなシーンで終わりにした方がいい。
サブキャラがいいとこ持っていって終わりじゃ、誰が主人公かがボケル。
20 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/22 07:46
画面になったところを想像すると、めりはりがなくて地味だよ。
こまかい動作指定とかは省いたほうがいい。
21 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/22 10:51
次のシナリオはまだか?
だめスレの予感・・・
1は何をしてるんだろう。
『とびきりしょぼいの』と言っておきながらも、
実は自信作だったので、出てこれなくなったのでは?
この長さで時間経過いれると唐突感があるかも。
結婚式当日のみで、事情説明は三人が一緒にいるシーンで処理できそう。
いいセリフが山場なんだから、主人公の設定は一考を。
27 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/23 01:30
感想
よくできた作品だと思いました。
ただ自分の読解力がなくてテーマがわからなかったです。
慶子を肯定してるのか、否定してるのか?
それとも「恋愛はこんなもんだ」ということが言いたかったのか?
またり文庫よりためになる意見が多いですね。
またりに投稿したらどうなるでしょうか?
ただ連続投稿は7回までというのは問題だと思う。
ヤフブリあたりにファイルを保存してリンクを書き込むというのはどうでしょう?
28 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/25 09:58
>>1にはもっと頑張って欲しいところだ。
1と名乗らなくてもいいから、盛り上げるレスを書き込んで演出しろ。
できなければ脚本家をあきらめろ。
29 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/25 11:23
ダイトン! 君に決めた!
30 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/25 22:14
31 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/25 22:21
よし、投稿してやる。
けどお前の感想は逝らない。
32 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/27 06:23
ゴリラには全然興味が無いな。
33 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/27 14:32
34 :
ヽ( ´ー`)ノ(ニセモノ):02/09/27 14:46
なんだか乾燥したくて投稿作を読みたがる奴が増殖してるやん。
自分には関係ありませんが。
シナリオに関してはここでいいと思うよ。
絶対数が少ないんだからそれほどウザくもなかろう。
むしろ死にスレを増やすほうが無駄だ。
36 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/30 16:57
保存あげしとくぜ
37 :
1 ◆40EWmSfc :02/09/30 19:57
1です。トリップつけました。
10日間も放置しておいて、たいへん申し訳ありませんでした。
まるで立て逃げ職人みたいですね。そう思われた人も多いと思います。
パソコンの不調で、ネットにつなげませんでした。
うそと思われるかもしれませんが、本当です。
感想くださった皆さん、ありがとうございます。
なんかすごく熱っぽく議論して下さった人もいて、
こんなしょぼいシナリオでそんな…と、
こっちが申しわけなくなる位です。
これからいろいろ書き込んでいきますので、
皆さんも投稿の方もよろしく。
って、まだ人いる?
38 :
1 ◆40EWmSfc :02/09/30 20:14
何げにすてきなトリップじゃないですか?(w
>>12 11や13の人も言ってるように、その規定は、特定の個人だけの
発表スレを立てるなという意味に解釈して立てました。
またりでもいいとは思うれど、大多数が小説だし…
シナリオ版またりがあれば言うことないですが。
まあ、議論も同時に行えるってことで、適当に活用しましょうよ。
>>15-19 たいへん勉強になります。
つか、リアルタイムで居なかったのが激しく悔やまれます。
たしかに、夫が全然書けてないですね。
それは自分でも分かってました。つい脇役に入れ込んじゃう
悪いくせがあるみたいで、反省しきりです。
スレのスタートを盛り上げるために、わざと突っ込みどころ満載の
やつを発表した甲斐がありました
などと往生際の悪いことをいまさら言ってみるテスト
39 :
1 ◆40EWmSfc :02/09/30 20:23
>>20 なるほど。メリハリか…。勉強します。
続きはまた今度。投稿とか待ってます。
40 :
1 ◆40EWmSfc :02/10/01 10:33
>>21-25 耳が痛いです。とくに
>>24(w
僕がまたうpしてもいいんですが、それだとまさに
僕個人の発表スレみたくなっちゃいそうで…
どなたかうpして頂けると助かるんですが…
>>26 最初に劇的なプロポーズをされて感動してる慶子を出し、
その直後に結婚という現実に直面してる慶子との対比を出したくて、
こういう構成にしました。
まあ唐突感も刺激の1つだろうと思って書きました。
本当は、僕は極端に時間経過を嫌う派です。
コンクール用の1時間ものでも、一日とか一晩とかで終わる話を
よく書きます。
>>27 たしかにテーマがぶれてます。
というか、自分でも何が言いたいのかはっきりしてなかった。
主役さえぶれてる有様ですから(w
よく考えてから書き始めるようにします。
※連続投稿については、回線つなぎ直せば大丈夫でした。
41 :
1 ◆40EWmSfc :02/10/01 10:45
せっかくだから全レス。
>>28 がんばります。といっても、スレを盛り上げるの下手なんですが。
「なんで自分が書き込むとレスが止まるのか」についてよく悩みます。
>>29 じゃ僕もダイトンでお願いします。
>>30-33 ゴリラ…なつかしいな。
といっても数回しか行ったことありませんが。
>>34 投稿する側にとっては非常にいいことだと思いますです。
>>35-36 ありがとうございます。盛り上げ下手な僕のかわりに
みなさんで盛り上げてください。
>>2 うりさん、それはシナリオっぽくないと思われますが。
なんか総合して、このスレに好意的な意見が多くて心強いです。
とりあえずはどなたかうpを。
42 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/01 20:48
お、1が戻ってきたか。
批評する時に、10点満点ぐらいで点数をつけるってのはどうよ?
みんながどの程度に評価してるかも知りたいし。
基準も難しいけど、まあ例えば
「テレビで放送しててもおかしくないレベル=8点」
ぐらいの感覚でさ。
そういう意味では、1の作品は俺的には5点ぐらいだな。
なってない部分も確かに多いけど、なんかがある。だから5点。
みんなは何点つける?
43 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/02 00:34
>>42
点数つけるのはいいかも。
俺は6点で。テーマに沿っていて見やすい。
綾ださないで、浩二と慶子のやり取りにしたらどうでしょ?
バスのシーンは台詞要らないかも。
最後、慶子も自分から水被ったら?シーンとする式場で。二人顔を見合わせて、微笑む。
やりすぎか?
ふーむ、1が書いたのはたぶんペラ(200字)で20枚だろうけど、
こうやって載せるのはこの長さが限度だろうな。
これ以上長い場合は、またりにでも投稿して
このスレにリンク貼りつけるのがベストか。
45 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/02 17:19
とりあえず、だれかなんか載せれ。
つーか、流れ的に1がもっかい載せるべきだな。
46 :
1 ◆DS40EWmSfc :02/10/03 09:34
トリップ10ケタ化記念をかねてあげ。
前2ケタが追加で、後8ケタは今まで通りとのことらしいです。
>>42-43 点数つけるのは激しくいいと思います。
やっぱり、数字で言われると評価のされ方がはっきり分かりますし。
>>44 そうです。ペラ20枚です。
確かに、これ以上長いとキツイですね。またりリンク方式に賛成。
>>45 ……。
じゃあ、ちょっと考えときます。前向きに。
というか、他に投稿したい人いませんか?遠慮なくどうぞ。
す ご く 勉 強 に な り ま る よ 。
47 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/03 12:41
自他ともに認めるドラマ界の風雲の革命児ですが、呼んだか?
48 :
革命児 ◆ohhmSvNs4w :02/10/03 13:36
革命児だが、トリップつけてやったぞ。
だれか呼んだか?
メール欄
何だ、カスばっかりか。つまrん
せっかく俺が、お前らはドラマの本質がわかってないみたいだから、
その一端でも箴言として与えてやろうと思ったが、無駄みたいだな。
お前らぜは、俺の言うことのハン分も理解できmい
じゃあ、お前らうぜえから俺は行くぜ。
アジュー、アジュー。
ドラマについて俺の考えを思うさま語ってやろうと思った
んだが、お前らはそうやって自分らだけで盛り上がって
るのがお見合いっぽいからな、それで満足なんだろう
肝心なのは視聴者の心であるために、そこをないがしろにした
ドラマなんて成立せん そこを踏まえてるかどうかが俺と
お前らとのつがいなんだが、そんなことはわかんねだろうね。
じゃ、俺は忙しい身だからそろそろ行くぜ。
もう会うこともないだろうがな。
もう一度行っておくが、本当に行っていいんだな?
別に居たいんなら居ろよ。ただし他の人間に迷惑かけんな。
ま、sageてるあたりに君の良心がカイマ見えるが。
そんだけ言うんだから、君もなんかうpすれ。
アイデはもうほぼ固まってるので、近じかうpしてやるよ。
ただ、これを字にするのにほんのちっと手がかかる。
シナリオには独特の書き方のめんどうな約束があるんで、
図書館で「シナリオの基礎技術」って本を借りてきた。
今からこれを見ながら書いてやるから、待ってな。
ちっとはまともに話できそうなのがいたようだな
お前らのためにもよかったよ
もう少し自演の練習してこいよ。名前負け君。
ワラタ
つーか、なんでネタスレにしてんだよ
そんな暇あったら投稿しる!
58 :
1 ◆DS40EWmSfc :02/10/03 22:00
分かりました。
じゃあ、また僕が投稿します。
たぶん明日あたりになると思います。
59 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/04 11:22
1の投稿を待つ
60 :
裏山にて 7−1 ◆DS40EWmSfc :02/10/04 20:28
じ ゃ あ う p す る ぞ ゴ ル ァ !!
― ― ― ― ― ― ― ―
人 物
小林 珠子(40)中山信隆の元妻
中山 房江(67)信隆の母
中山 信繁(71)信隆の父
中山 正悟(75)信隆の伯父
○円祥寺・門
「中山家式場」との看板がある。
喪服姿の小林珠子(40)が、門に近づ
いてきて、一旦立ち止まる。
ややためらい、思い切って門を入る。
受付に、中年の男女数人がいる。
珠子に気づき、驚いて目を見開く。
珠子、軽く会釈して通り過ぎる。
男女たち、戸惑いながら会釈する。
○同・本堂
お坊さんが読むお経が流れている。
中山信繁(71)、中山房江(67)、中山
正悟(75)などが座っている。
房江は涙ぐんでいる。
珠子が現れる。
信繁「あ…珠子さん」
皆が一斉に珠子を見る。
深く頭を下げる珠子。
房江は厳しい表情になる。
信繁が、ゆっくりと頭を下げる。
正悟、すぐに前を向く。
珠子、一番端の席に座る。
お坊さんのお経の声。
61 :
裏山にて 7−2 ◆DS40EWmSfc :02/10/04 20:31
○同・別の部屋
祭壇がしつらえてある。
信繁、房江、正悟などが座っており、
酒と簡単な食事などが出ている。
その端に珠子も座っている。
信繁が、徳利を持って珠子の席に来る。
信繁「ま…よく来たね。遠慮せんとおあがり」
珠子「あ、ありがとうございます」
信繁「交通事故なんて、あっという間だなあ。
昨日の朝、知らせを聞いてみんなで病院に
駆けつけたら、もう…」
珠子、だまって酒を受ける。
房江「ほんとに、よく来たもんだね。男作っ
て出て行った人が」
信繁「おい」
房江「で、どうなの?新しい人とは、うまく
やってるの?」
信繁「やめんか。こんな時に」
やや沈黙する場。
正悟「まああっという間だよ。昨日の朝に轢
かれて、もう焼いて墓に入れるなんてな」
珠子「あ、実は、そのことで、お話があって
きたんですけど」
信繁「ん?」
珠子「信隆さん、生前に、その…死んだら、
家の裏山に散骨してほしい、って…言って
たんですけど…」
信繁「さんこつ?なんだ、それ」
房江「それってあんた、まさか…」
珠子「はい。遺骨は墓に入れずに粉にして、
昔から遊んだ裏山にまいてほしい、って」
62 :
裏山にて 7−3 ◆DS40EWmSfc :02/10/04 20:33
房江「やだよぉそんな気持ち悪い!ちゃんと
代々のお墓があんだから。ねえ、お父さん」
信繁「それはちとまずい、近所だとか色々と」
房江「大体あんた、今ごろ急に出てきて、そ
んなこと言い出して」
珠子「信隆さんが言ってたことなんです!」
しんとする一同。
珠子「すいません、大きな声出して」
信繁「兄さん、どうするか」
正悟「どうもこうも、こりゃお前んちの事だ。
おれがとやかく言う筋じゃねえ。とにかく
(立ち上がりながら)納骨はひとまず中止
だな。今日は焼くだけだ」
部屋を出て行く正悟。
○中山家・外観(夜)
○同・座敷(夜)
珠子、房江、信繁が大きな机を囲んで
座っている。茶の湯のみが出ている。
部屋の片隅に、骨壷が置いてある。
房江「あんなに、小さくなって…」
房江が骨壷を振り返る。
房江「やっぱり、ちゃんとお墓に入れてやら
んことには…」
珠子「でも、それは…」
房江「裏山にまいたりしたら、すぐに散らば
って無くなってしまうでしょが。そうなっ
たらどんなに可哀想よ。私らも、信隆に会
えんようなる」
63 :
裏山にて 7−4 ◆DS40EWmSfc :02/10/04 20:37
珠子「信隆さんは、暗くて狭い墓に閉じ込め
られるのはいやだと。土に帰りたいって、
お墓の話とか出るたびに言ってました」
房江「とにかく私は反対だね。そんなこと、
私らにはこれっぽっちも言ってなかったよ。
ねえお父さん、なんか聞いてた?」
信繁「聞いてないな」
房江「そうでしょう。なんで珠子さんだけに、
そんなこと言うのよ。出てった人に」
信繁「出て行く前の話じゃろうが」
房江「あの子が、そんなこと、家の墓に入り
たくないなんて…」
珠子「だからだと思います。信隆さん、お父
さんやお母さんは悲しむだろうって言って、
まあ俺の方が親より長生きするだろうから、
親には言わんでいいだろうって」
房江「そんな――」
珠子「もしも、俺に万が一のことがあったら、
私に、お父さんとお母さんを、ちゃんと説
得するようにって」
房江「――ああ」
深くため息をつく房江。
信繁が神妙な顔でお茶をすする。
○同・信隆の部屋(夜)
房江が部屋の真ん中に力なく座り込み、
ぼうっとしている。
珠子の声「お母さん」
房江「何だい?」
珠子が入ってくる。
64 :
裏山にて 7−5 ◆DS40EWmSfc :02/10/04 20:39
珠子「入ってもいいですか」
房江「もう入ってるがね」
珠子「失礼します」
珠子も床に座る。
房江「何か用かね?」
珠子「いえ、別に…」
房江「ふうん」
やや沈黙する二人。
房江「何にもさわれないし、動かせないよ。
片付けようと思って来たんだけどね。部屋」
珠子「あ、ああ。はい」
房江「アハハ」
珠子「――フフ」
房江「お骨のことよりも、それを信隆から言
ってもらえんかったことの方が、堪えるよ」
珠子「そういう所がどうしても合わなくて」
房江「ん?」
珠子「別れたんです」
房江、目を丸くしている。
房江「あんたからそんなこと聞くの初めてじ
ゃね。――まあ、親子だけあって、よう似
とるわ」
珠子「え?」
房江「私らの頃は、そんなことでどうこうな
る時代じゃなかったし、それなりにやって
いくやり方も分かったし。長年かけて」
珠子「お母さん――」
足音が近づき、部屋の前で止まる。
信繁の声「母さん。信隆のことはどうするか、
決まったか」
房江「今、話してるよ」
信繁の声「そうか」
65 :
裏山にて 7−6 ◆DS40EWmSfc :02/10/04 20:41
房江「そうかじゃなくて、お父さんはどうす
るがええ思うんよ」
やや間があって、足音が遠ざかる。
房江「噂をすれば何とやらだわね」
珠子「フフ」
房江「私、あんたと――」
珠子「はい」
房江「もっと、ちゃんと向きおうて話せんと
いかんかったかもしれん」
珠子「――はい」
珠子と房江、座り込んだままである。
○裏山
珠子、房江、信繁、正悟などの親族が
登ってくる。
信繁が骨壷を持っている。
見晴らしのいい場所で止まる。
信繁「珠子さん。この辺は、信隆が子供の頃、
よく遊んだんだ」
珠子「はい」
信繁「わしらも、よう遊んだ。なあ兄さん」
正悟「うむ」
一同、しばらく物思いにふけっている。
信繁「じゃ、やるか」
信繁、骨壷のふたを開ける。
66 :
裏山にて 7−7 ◆DS40EWmSfc :02/10/04 20:52
信繁「珠子さん、あんたから」
珠子「いえ、お母さんから」
房江「――ありがとう」
房江がまず骨壷から粉状に砕かれた灰
をつかむ。
続いて珠子、信繁、正悟などもつかむ。
信繁「しっかり、土に戻るんじゃぞ」
房江「じゃあな、信隆」
珠子「お疲れさま、信隆さん。さようなら」
それぞれ、つかんでいた灰をまく。
珠子、房江、信繁などは涙ぐんでいる。
房江「こういうんでいいんかい?珠子さん」
珠子「別に、やり方は決まってませんし」
信繁「なるほど、広々しててなかなか気持ち
よさそうだなあ」
正悟「ふうむ。俺もこうしてもらうかな」
みなそのまま、山を眺めている。
房江「珠子さん」
珠子「はい」
房江「あんた、信隆のこと思い出すことあっ
たら、こことかうちとかに、これからも来
てやって下さいな(深々と頭を下げる)」
珠子「や、困ります、そんなにされると」
房江「多分あの部屋も、もうしばらく、あの
ままになってるだろうから」
にっこりと笑う房江。
珠子も、にっこりうなずく。(終)
67 :
1 ◆DS40EWmSfc :02/10/04 20:56
終 わ っ た ぞ ゴ ル ァ !!
煮 る な り 焼 く な り
好 き に し ろ や ゴ ル ァ !!
(ただし放置だけはいや…)
おまけ:想定問答集
Q「なんで投稿する時はテンション上がるですか」
A「テンション上げないと投稿できません」
できれば、点数もなるべく添えてお願いしたいです…
もうテンション下がってます…
>1さん
俺の評価……5.5点くらい
まず思ったのが、この脚本はどの年齢層・性別をターゲットにしているのかがはっきりしないかも。50代以上なら孫との絡みを入れるとか、小細工をもっと仕掛けてもいい。
あと、登場人物の気持ちが見えづらいかも。
>珠子「入ってもいいですか」
>房江「もう入ってるがね」
という台詞は唯一、といっては失礼だけど活きていると思う。おそらく房江は肩越しに返事をしたのだろうが、それなら
鏡台の鏡越しに目が合う。慌てて化粧直しを続ける房江。
とかの描写で彼女の気持ちを表しては。
あと、登場人物の力関係。やはり、ここは信繁<房江とすべきだろう。房江は珠子に対してややつらく当たるが、信繁は珠子を許していて、やさしい言葉を掛ける。とか
ラストは、散骨している両親、親戚を離れて見ている珠子の元に房江が歩み寄り、彼女に散骨を勧める。それが二人の確執を解き放つ瞬間になると思われ。
決めの台詞欲しい!!それだけで完成度がかなり違うかも。
こんな感想でいい?
70 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/05 00:01
こういう場では○の部分にはシーンナンバーを書いといたほうが、
部分的に感想とか批評とかいうときにはやりやすいかもなあ。
長い文になると特に。
房江が珠子に心を開くきっかけはよく書けていると思います。が、
散骨を許す気になった、会話が抜けてる。そこがドラマなのに。
起、珠子がためらいながら登場
(葬式に来ることのメリット、デメリットも加筆して欲しい)
承、珠子が散骨しろと発言、反対する両親。
(人物達の気持ちの裏と表をみたい)
転、珠子のキメせりふで散骨、ケテーイ!
(ここが濃くないとおもしろくない)
結、散骨
こうなればイイんじゃないでしょうか?
それにしても、作品のうPは、なかなかできるもんじゃありません。
その勇気に頭がさがる思いです。
これからもがんがってね。
点数は、前作より読みやすいです。6点献上!
71の言うように房江が散骨を許す気になるきっかけが抜けてる。
ここが重要と言うか、ここを視聴者に提示するためにドラマがあると言っても過言ではない。
そこが完全に欠落してるってことは、厳しいようだけど、ドラマを何もわかってないと言うこと。
中の悪い二人はよく表現できているのに、『仲直り』のないまま仲良くなって終わってしまっている。
以後の精進を期待しつつ4点かな・・・
73 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/05 01:25
上に同じだな。
あと、この文章では、役者がノレない。
言いかけてやめるような中途半端なセリフが多い。
魂を揺さぶるような、切ったら血の出るようなセリフが欲しい。
2点、では厳しいか。
74 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/05 01:37
山なんてフツーの場所じゃ駄目だね。東京タワーでやれ。
そうすれば動きのある映像が撮れる。
ガンガン登っていく珠子と、それを助ける信繁、正悟、房枝という順番でやれ。
わかったな。これは命令だ。逆らうことは許さん。
75 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/05 01:54
>>74 意味がよくわかんないんだけど。
>それを助ける信繁、正悟、房枝という順番
??
76 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/05 02:59
俺はわかる。
77 :
デリダ、この詩はなに?:02/10/05 03:16
「喝采」
私の父は、一生を舞台に捧げた人間だ。遂に、殆ど、
世間に知られることはなかったが、彼ほどの演技者を、
私は知らない。
彼は、常に、独りで仕事をした。己れの血と帽子だけ
で、己れだけの暗黒の舞台を創り、黙々と務めを果たし
て去った。いつも同じだった。
敢えて、所謂、卑しい芸人と、彼を呼んでよいと思う。
彼は、奇術師であった。舞台で、彼は、いつも、首の無
い男を演じた。それしか、できなかった。
しかし、それは戦慄であった。脚光をあびて、彼が現
われただけで、観客は息を呑んだ。
首のない彼は、舞台を歩きまわり、例えば、椅子から、
転げ落ちて見せた。例えば、首のあるべきところへ、花
を挿して見せた。さらに、両手を広げて、彼は、そこか
ら、もう一本の血塗れの手を、のばして見せさえしたの
だ。
まさに、世紀の戦慄であった。常に、彼は、帽子の舞
う、烈しい喝采の裡に、退場したのだ。彼は、絶対に、
失敗しなかった。
だが、そのために、彼が、どんなに犠牲を払ったか、
私は知っている。彼は、一生、舞台のほか、何も知らず、
遂に、本当に、自分の首を持たなかった。
最初から、最後まで、彼は、現実に、生存することす
らできず、彼の舞台も観客も、悲鳴も、喝采も、全く架
空の幻に終わったのだ。
私のみが、彼の舞台の唯一の証人である。
勿論、私も、彼と一度も逢ったことがないが、例えば、
暴動の群衆のなかにいる時、静かな彼の囁きを聴くこと
がある。この世は、俺の巨大な幻の劇場である、と。
おれはこのあっさり加減がいいと思ったな。
行間を読め!って感じで。
その行間も、離婚とか嫁姑とか、ありがちなので容易に想像できるし、
かえって書いたら食傷気味のドラマになりそう。
あとは、映像次第の話だと思った。
7点。
>76
俺も分かる。ありじゃねえ?
富士山まで行ったらどうか?二時間かかるけど。
つうか2が放置されてるのは?
でもこれ、どこかで見たような記憶があるのは俺だけ?
81 :
土日は来れない1 ◆DS40EWmSfc :02/10/07 19:04
…自分で立てといてなんですが、疑いなく良スレの部類に入ると思います。
皆さんの熱のこもった的確な簡素。まさに道場のような張りつめた緊張感。
すばらしい。そして激しく勉強になります。
>>69 確かに決めゼリフないです。今後の課題。
今回は、あまり誰にも感情移入して書けませんでした。
それでセリフが余計生きなかったのだと思います。
しかし、その簡素にしては点数がやや甘なような…(w
遠慮せずに4点でも3点でもつけてやって下さい。
>>70 名案です。簡素書きやすい。さっそく次の人からやってもらいましょう。
>>71-72 散骨でGO!となった部分については、もう、あえてはしょりました。
散骨に一番強く反対してるのは房江で、それは半分は珠子への反感から
来てるもんなんで、房江と珠子が共感した時点で、散骨で行こうという
流れになるだろうと…まあ「省略」に挑戦してみたわけです。
>作品のうPは、なかなかできるもんじゃありません。
>その勇気に頭がさがる思いです。
勇気を出しただけの見返りは確実にありますよ。
みなさんもぜひどうぞ。
82 :
投稿待ちの1 ◆DS40EWmSfc :02/10/07 19:22
>>73 切ったら血の出るようなセリフ…書けるようになりたいです。
いや、なりたいじゃなく、努力します。
>>74-76、
>>79 東京タワーから散骨!斬新ですね。華もありそうだ。
ただ、東京タワーで散骨すると世間の反感を買うかも。
なんか信隆か誰かが富士山に思い入れがあれば、うまく行くかも。
>>77なるほど。
>>78 高評価ありがとうございます。
しかし
>>42の基準では
「テレビで放送しててもおかしくないレベル=8点」
ですから、7点は自分でもややどうかと…(w
ただ、おっしゃってることは、まさに僕の目指してるものです。
そのことが一番うれしいです。
あとは、いかに精度を上げて、言わなくても書かなくても、
視る側に伝わるように工夫するかだと思ってます。
>>80 2については、
>>41のレスの最後で触れてます。
真剣勝負そのものの簡素つけていただき、本当に有難うございます。
あと、1つだけ注文をつけるとすれば、何度も言いますが、投稿です。
みなさんもどしどしこの場を利用して、なかなか聞く機会のない
自分の作品に対するいろんな人の率直な簡素を受けてみてください。
きっと大きな影響を受けることと思います。
83 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/08 00:44
なかなか良いスレになってんじゃん。
84 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/08 03:27
>東京タワーで散骨すると世間の反感を買うかも。
なら竹島だな。世間の喝さいを浴びるよ。
このスレを消してたまるか。
保守してやるぜ。
age
86 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/10 01:53
>85、86
だかれそういうお前らが投稿しろって。
おれが批評してやっから。
トリップ付け損ねた、、、まあいいや、めんどいからつけやめた
だれか呼んだか?呼んでないなら行っちゃうぞ。
不夜塔どこいった?
あ、革命児さんだ、わーいこんにちか
そんな行かないでずっといてくださいよ!
ドラマなお革命にずっと期待してます
これからもよろ
うむ。話の分かれそうなやつがいてよかったよ
これからもいてやるから新派オするな
上で名前間違えてら
92 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/10 11:00
不夜塔どこいった?
自分がまず投稿しろっていう意見は的を射てるな。
演じる役者もすんなり役に入れるような本を書きたいと俺もいつも思う。
うっかり投稿すると叩かれそうで怖いが、前向きに考えてみよう。
ざっくり言って、革命児さんの意見に大賛成です。
いつまでもここにいて下さい。
94 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/10 12:03
ざっくり言う。。。良い表現だす。
96 :
1 ◆DS40EWmSfc :02/10/10 14:12
>>85-86 期待されるのは激しくうれしいですが、
しかし困ったな…多くの人の投稿の場にしたいのに。
また僕も、新作をまだ書いてませんし、今月はテレ朝に集中するため
学校も休んでるほどなので、短編はなかなか書く余裕がないです。
昔書いたのをアーカイブ的に載せるのもありかも知れませんが…
僕がやたら長いのを投稿したから、みんな構えちゃったのかも。
もっと、1〜2レス程度で終わる短いのでも気軽に載せれるような
雰囲気にしたいとも思います。
ともあれ、もう一度言います。
投 稿 を 待 っ て ま す 。
投稿しろだけで1000目指すスレはここですか?
98 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/10 19:56
オラオラ、たまちゃん様が100getしちゃうぞ〜?
たまちゃん様がおめーらの恥ずかしいシナリオ批評してやるよ!!!
〜⌒〜⌒〜⌒〜/⌒\〜⌒〜
⌒〜⌒〜⌒〜/ `・ω)ミ
〜⌒〜⌒〜⌒〜 U彡〜⌒〜⌒〜⌒
〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜⌒〜
>>101女子高生の名前に今どき「民子」って(プッ
>>102時間経過表わすのに日めくりカレンダーって(プ
>>103家に帰るたび「ただいま。今会社から帰ったよ」って(フ
>>104読んでる新聞の名前が「朝毎新聞」って(
>>105「今夜は君の瞳で乾杯」「いやですわ、もう昭吉さんたら」って(
>>106「マイコンとかメカにはどうも弱くて…」って(
>>107「食パンくわえた美少女と曲がり角で激突。」って(
>>108失恋の痛手から逃れるため髪切ってニューヨークへって(
>>109「尾崎豊のI LOVE YOUが流れるボーリング場」って(
>>110「机上の雑誌、コーヒー缶、灰皿を右からスローにパン」って(
>>111「君はロンリー・バタフライ。蒼い虚空を力一杯飛べ」って(
>>98 待ちきれなかったのかよ(プッ
3日ぐらい前から必死に考えてたんだろうな?
あっ、100ゲット。
101 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/11 12:58
某有名脚本家だが後輩らの健闘を見守りつつあげ
102 :
2−1 ◆DS40EWmSfc :02/10/11 19:11
即興で書いてみました。1シーンのみ。
ストーリーにはなってません。
こんな感じで、軽い気持ちで投稿してみて下さいというつもりで書きました。
と、またしてもムダな予防線を張ってみるテスト
― ― ― ― ― ― ― ― ―
群 集 ス ク ラ ン ブ ル
美里(28)
健二(35)
○コーヒーショップ・中
スクランブル交差点を真下に見下ろす
二階の窓際の席。
美里(28)が、携帯電話で話している。
美里「そんな…急に解雇だなんて言われても、
私だって困ります。いくら不採算部門だか
らって、そんな突然に…」
周囲の客がそれとなく振り向く。
美里「とにかく、納得できませんから。明日
そちらに行って、ちゃんと話させてもらい
ます。(急に声が大きくなり)私、自分の仕
事はちゃんとしてきたつもりです!――す
いません、大きな声出して――はい、じゃ、
明日」
携帯電話を切る美里。
美里、机の上で勉強を始める。
真下の交差点には、信号待ちの群集。
真横には、図面のようなものを広げて
いる健二(35)が座っている。
健二が急に身を乗り出して、美里の手
元をのぞきこむ。
103 :
2−2 ◆DS40EWmSfc :02/10/11 19:14
美里「何ですか」
健二「ふうん、簿記か…大変だねえ」
美里、無視して勉強に戻る。
健二「闘ってるんだね。いや立派立派」
美里「あの、忙しいんですけど」
健二「独り言だよ」
ため息をつく美里。
信号が青に変わり、群集がいっせいに
歩き出して交差点を埋めつくす。
健二、その様子を眺めている。
健二「闘えるってことは貴重なことだよね。
闘えないで撤退していく人が多い中で。あ
の中の何人が、ちゃんと闘えてるかなあ」
美里も、群集に目を転じる。
健二「以上。独り言、終わり」
健二、図面の作業に戻る。
美里は、しばらく交差点を眺めている。
急に、健二の図面をのぞきこむ。
健二「どうしたの」
美里「あ…あなたが私のを先に見たんだから、
私もあなたのものを見てもいいってことだ
よね。そういう合意は成立してますよね」
健二「うん…まあ、見てもいいけど。…何?
そんなに見たいの?」
美里、健二をきっとにらむ。
― ― ― ― ― ― ― ―
ざっと読み返した。
すげえ駄作…激しく鬱
104 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/12 09:58
>>102 サンクス。
いやいや、いい出来じゃないですか。
セリフがいいと思いました。
解雇と簿記の関係がわかりませんでした。
検索して調べたんですがそれでもわかりません。
俺は常識がないのか?
以上。感想、終わり
転職かスキルアップのための資格勉強じゃないの?
簿記は採算に関係ないし。
106 :
1 ◆DS40EWmSfc :02/10/15 18:38
>>104-105レスさんくす。
解雇と簿記の関係は
>>105さんの言うとおりです。
それであるものの、投稿をお待ちしております。(当方切実)
僕は残念ながら今完全にネタ切れです。残り魚雷数ゼロ本。
援護射撃をひたすら待って耐えてます。
107 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/15 19:33
投稿シナリオ召喚あげ。
ジエン革命児でも誰でもいいから投稿しる!
108 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/15 19:40
雨ごいみたいになってきたな…
109 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/16 18:08
ξノノλミ
ξ `Д´> アンジョンファンガコノスレヲ上ゲルニダ
へ└ノL セメテ1ツクライ日本ノ役ニ立ツニダ
○ く
110 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/18 20:38
なんで止まってるのー?このスレ(><。。。)
111 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/20 10:32
良スレ挙げ
112 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/21 19:16
空揚げも愛想ないので回文でも;
・壇ふみが実踏んだ
・年末つまんね
・ウッシッシ
↑ ↑ ↑ ↑
114 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/23 09:45
薬飲みのリスク
115 :
放心状態の1 ◆DS40EWmSfc :02/10/24 17:04
116 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/24 17:57
117 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/25 19:28
>>115 1さん、早く掲載して。
>>116 あんたそのHPの作者本人なの?
せめて脚本のページを直リンしなよ。話はそれからだ。
118 :
116です:02/10/26 16:45
119 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/26 17:58
120 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/27 08:14
>>118 読めないんだけど・・・
どのソフトで読むの?
>>120 PDFだから、Adobe Acrobat Readerですな。
122 :
投稿があって大喜びの1 ◆DS40EWmSfc :02/10/28 18:55
>>118 うわー、待ちに待った作品うpだ!!!すごーい。
さっそく読ませて頂きます。
― ― ― ― ― ― 読み込み中 ― ― ― ― ― ―
舞台の脚本ですね。うーん、僕の知らない世界だなあ>舞台…
じっさいに演じたらどんな感じになるのか、うまく想像できない…
そもそもこの話、どんな人を対象にやるんだろう…(テンばっかりだ、やべ…)
ハーメルンという題材でこのアクの強いギャグ攻勢は新鮮でした。
ギャグっぽい部分はいいと思うんだけど、最後までずっとそのテイストで
引っ張られるとちょっときつかったです。うへー、とか思っちゃう。
しかし、かなり砕けたギャグですね(w
市長と神父がリベートを奪いあい、責任のなすりあいをするってのは
まあ、ある程度先が読めちゃうパターンなんで、そこをどう突破するか
だと思いました。ギャグの強烈さの方が勝っちゃったって印象です。
あ、でもまあ、退屈はしなかったです。ある意味面白かった。
サイト拝見しましたが、かなり通の方とお見受け致しました。
立ち上げて間もないんですね。がんがって下さい。
あややは僕も好きです(w
トレンディものの構想を抱いてるそうですが、差し支えなかったら
またうpして下さい。ぜひぜひ!
123 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/31 12:14
>>118 >>122も言ってるが、この題材とこのギャグの組み合わせが
いまいちミスマッチなような気がする。
あと、どんな年齢層を対象として書いたのか。まあ俺も演劇のことは
ほとんど知らない訳だが。
話の作りは独創的ではないが、まあかっちりしてて破綻はない。
点つけるとしたら、うーん、5点か。
>>116
僕は舞台の脚本書いていますが、たとえばこのくだり
「医師といっても、いしじゃない、医者だぞ」
というのは、演者が台詞として表現したら明らかに伝わらない、もしくは伝わりにくいと思います。
台詞を書いたら、自分で実際に発声してみた方がいいかもしれません。始めのうちは。
126 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/02 14:22
ここは初心者とか独学で学んでいる人もOKなのでしょうか?
それと友だち(アマチュア)の書いたシナリオを黙って載っけても大丈夫ですか?
「私のドラえもん」
人物
竹田美夏(18)アイドルタレント
田中友之(24)AD
安井浩(30)美夏のマネージャー
---------------------------------------------------------------------------------
○テレビ局・廊下
廊下を竹田美夏(18)と、その右手側に安井浩(30)が並んで、急ぎ足で歩いている。
安井、腕時計を見て、手帳を見ながら
安井「二時四十分にここを出て、三時から日テレで打ち合わせ、で四時からフジテレビで収録」
美夏「(いかにもいやそうに)はいはい」
安井「それから六時から記者会見ね」
美夏、安井に聞こえないような小さい声で
美夏「ったく……どれだけ働かせるの」
とつぶやく。
安井「ところで密会、って報道なんだけど……」
美夏「(語気を荒げて)してるわけないでしょ!」
安井「ごめん……」
ふくれっ面の美夏。
○同・控え室
美夏と安井が並んだまま控え室に入ってくる。
美夏、イスにけだるそうに座る。
安井「コーヒー、飲む?」
安井、用意されていたポットからコーヒーを入れて美夏の前に差し出す。
美夏、違う方向を向きながらコップに手を出すが、コップに手が当たり服にコーヒーがこぼれる。
美夏「あちぃっ!」
美夏、バタバタと体を動かす。
田中の声「はい、使って下さい」
美夏の左手側からハンカチが差し出される。
声の方へ振り向く美夏と安井。
笑顔の田中友之(24)が立っている。
美夏「(戸惑いながら)あり……がとう」
美夏、友之のハンカチに手を差し出し、服を拭く。
そこにディレクターが入ってくる。
ディレクター「そろそろ本番です……あ、大丈夫ですか?!」
ディレクター、田中を見ながら
ディレクター「テメェなにぼーっとつったってるんだよ!」
と言いながら、台本を丸めて田中を何回も殴る。
田中「ごめんなさい」
と言いながら頭を下げる。
ディレクター、笑顔に戻って
ディレクター「それじゃ今日もヨロシク」
安井、美夏の背中を押して、控え室から二人、出ていく。
美夏の手にはハンカチが握られたまま。
○同・スタジオ
スタジオでは番組収録が始まっている。
美夏と司会者が並んで座っている。
美夏「(笑顔で)あのぉ、本番前にコーヒーこぼしちゃって……」
と言いながら服のシミを見せる。
司会者「それは災難だったね〜」
笑う二人。
× × ×
収録が終わり、セットが片づけられている。
ディレクター「お疲れさまでした〜」
ディレクター、笑顔で美夏に頭を下げる。
美夏、その声を無視して安井と共にスタジオを出ていこうとするが、田中を見つけて
美夏「あの、これ……」
と言いながらハンカチを差し出す。
田中「あ、今度でいいです」
安井「ほら、時間無いんだから」
と言いながら美夏の手を引っ張る。
ディレクター「テメェ、動け!」
と言いながら丸めた台本で田中を殴る。
田中「ごめんなさい」
と言いながら頭を下げている。
美夏、田中の方を見ながらスタジオを出ていく。
○タクシーの中
後部座席に美夏と安井が座っている。
安井「いい?笑顔よ、笑顔。さっさと済ませてね」
美夏、安井を無視して窓の外を眺めている。
窓の外を、女子高生が楽しそうに喋りながら歩いている。
美夏、ため息を付く。
美夏、手に握られていたハンカチを見る。
ハンカチには小さいドラえもんがプリントされている。
美夏、一瞬笑顔になる。
○記者会見会場
会場は記者でごった返している。
雛壇に美夏と、他に何人かが並んでいる。
雛壇の後ろには「新ドラマ制作発表記者会見」の文字。
美夏「……この役は、とても難しい役だと思いますけど」
美夏、ちらりと会場の隅の安井を見る。
安井「(声を出さずに)笑顔で」
と口を動かす。
美夏「(笑顔になって)精一杯、がんばります!」
美夏、マイクを置いて座ろうとするが
記者A「ところで、先日報道された密会の件ですけど」
進行役「関係ない質問はおやめ下さい」
記者A「そこどうなってるんですか!」
記者B「どうなってるんですか!」
進行役「おやめ下さい!」
会場は怒号に包まれる。
美夏、笑顔がみるみる戸惑った表情に変わり、引きつってくる。
記者A「竹田さん、答えて下さい!」
記者B「答えて下さい!}
美夏「いい加減に……」
マイクを記者に投げつける。
美夏「してよ!」
と怒鳴る。
会場は静かになり、ざわついている。
立ちつくす美夏。
カメラのフラッシュが何度もたかれる。
○同・トイレ
トイレには誰もいない。
美夏、フラフラとトイレに入ってくる。
美夏、トイレの壁にもたれかかり、天井を見上げてため息を付く。
美夏、目を閉じると涙が流れ出す。
しばらく涙を流した後に、声を上げて泣き出す美夏。
鏡を見る美夏。化粧が崩れている美夏の顔。
美夏、顔と手を洗い、ハンカチで拭こうとする。
ハンカチを見る美夏。ハンカチのドラえもんのプリントに、コーヒーが付いて茶色くなっている。
美夏「はは……」
美夏、悲しげに笑う。
○テレビ局・廊下
廊下を並んで歩く美夏と安井。
二人とも何も喋らない。
通り過ぎていく人間がちらちらと美夏を見ている。
美夏、誰かにぶつかる。
美夏「きゃっ!」
田中「あ、ごめんなさい」
頭を下げる田中。
何も言わない美夏。
田中「どうかしたんですか?」
美夏「……あ、これ……」
美夏、ハンカチを取り出し田中に差し出す。
美夏「汚しちゃってごめんなさい」
田中「いいですよ、ハンカチは汚れるんです」
美夏「え?」
田中「汚れたら洗えばいいんです」
美夏、呆然と立ちつくす。
田中「それじゃまたお願いしますね」
田中、立ち去ろうとする。
美夏「あ!あの……」
田中「何です?」
田中、立ち止まる。
美夏「ドラちゃん……」
田中「気に入りました?」
田中、笑う。
田中「小学生みたいでしょ?」
美夏「あの……あの……」
田中、にっこりと笑って
田中「何ならあげますよ」
美夏「いいんですか?」
田中「気に入ってくれたのならドラえもんも喜びますよ」
美夏、とびっきりの笑顔で
美夏「(元気良く)ありがとう!」
微笑む田中、安井。
○テレビ局・トイレ
トイレの中には美夏が一人。
安井の声「早くしてね」
美夏「は〜い」
といいながら手を洗っている。
美夏、ハンカチを取り出す。
美夏、ハンカチを見る。新品の様に綺麗なハンカチにドラえもんのプリント。
美夏「(笑顔で)よし!」
美夏、トイレを出ていく。
<終>
135 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/02 18:33
ギョフ
137 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/02 18:58
>130
田中という登場人物の顔が、島津製作所の田中さんの顔になった
>>130じゃなくて「私のドラえもん」の作者さんへのレスでした
139 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/02 23:14
田中の登場シーンが不自然
140 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/04 02:31
>>126 オールオッケーだからさっさとやりなさい。
141 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/04 03:14
>>127-134 ドラえもんのハンカチは良いけど、
美夏が密会をしたのかどうかが曖昧にしてあるのはまずいでしょ。
したのかしてないのか、したけどあえてウソをついてるのかさ。
そこが曖昧なので
>田中「いいですよ、ハンカチは汚れるんです」
という台詞の、「汚れる」というのが、
美夏が記者会見で怒ったことなのか、密会していたことなのか、
そこがわかりにくくなってると思いまふ。
○ 川原・夕方
一眼レフを携えた達也(22)秋の夕暮れをカメラに収めている。
撮りながら何度も首をひねる達也。
達也「(カメラを降ろし)ダメだ。終了」
振り返った達也の目が偶然女の姿をとらえる。
女−夏美(28)は川面を見ながら物思いに耽っている。
その佇まいに目を奪われる達也。
夏美、ふと何かに気付き足下を見まわす。
達也、ためらいがちに女に向けてシャッターを切る。
夏美、達也に気付き歩み寄ってくる。
達也、あわてて視線を外す。
夏美「あの…」
達也「(平静を装い)はい」
夏美「…携帯持ってます?」
達也「え、ええ。一応」
夏美「お願いがあるんですけど」
× × ×
夏美、達也の携帯から電話をかけている。
興味深げに見ている達也。
夏美「(周囲を見回し)いつもこの辺で写真撮ってるんですか?」
達也「え、ええ…着メロ、何使ってるんですか?」
夏美「聴かれたくないんだけど(微笑む)」
達也「あ!」
夏美「聴かれちゃった」
どこからともなく聞こえるドラえもんのテーマ。
達也、音の出元に駆け寄り落ちていた携帯電話を拾う。
達也、夏美に携帯電話を差し出す。
夏美「どうもありがとう」
達也「いえ」
夏美、何か言いかける。
達也「じゃ、僕はこれで」
一礼して立ち去る達也。
夏美「(呟くように)どうも、ありがとう…」
○駐輪場
達也、自転車のキーをはずしている。
携帯が鳴る。
達也「はい、もしもし…(明るい表情)…はあ?(一瞬にして表情が曇る)」
○川原
夏美が携帯電話を片手に話している。
夏美「(震え気味に)やっぱり、あなたのした事って卑怯だと思います」
○駐輪場
達也「(電話中)盗み撮りって…。そんなつもりじゃ…。僕は風景を撮っただけで。
もし仮にあなたが写っていたとしても、それは…」
○川原
夏美「それは何だって言うの?」
○駐輪場
達也「風景の一部であって…(力無く電話を切る)」
自転車を押しながら、とぼとぼと夕闇の中を帰っていく達也。
○都心のビル・外観
○同・一室
客もまばらな写真の展示会場。
夕暮れに佇む夏美の写真。
その前でぼうっと立ちつくしている達也。
初老の男が後ろからのぞき込み、達也を突っつく。
男 「イ〜イ写真撮れたじゃない」
達也「あ、どうも。まあこんなもんですよ」
男 「いい女だな。彼女?」
達也「…風景の一部ですよ」
達也、男に会釈して立ち去る。
腕組みして写真に見とれている男。<終>
148 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/04 09:08
(;゚З゚)ミュミュミュ
149 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/04 14:16
>>143-144 思わず笑った。「私のドラえもん」への返歌?
狙ったとしたら面白いがスレ違いか。
150 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/04 23:45
>>142-147 >達也「…風景の一部ですよ」
この直後の初老の男のリアクションが欲しい
151 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/05 03:22
映画・8mm板から来ました。
ここに発表してる作品って映像化を想定して書いてるの?
コンクールに応募するとか、自主で撮るとか・・・。
何かどれも???な作品ばかりなんだけど。
映像で観てみたいって作品待ってます。生意気言って失礼。
>151
習作のつもりで書いてると思われ
153 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/05 04:01
>>152 詭弁です。要するに別に映像で観たいとも思えない作品ですね。
154 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/05 04:36
>達也「え、ええ…着メロ、何使ってるんですか?」
と言う台詞はさすがにやや唐突すぎでしょ。
155 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/05 07:06
156 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/05 07:10
157 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/05 12:57
なんかよくわからんが
活気づいてきたな
ちなみに1はどこだ?
158 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/05 13:20
>>156 >>152は自分は脚本分かってるよ〜すごいよ〜
と言いたいだけだと思われ…。
逆に他板に小説書くスレがあって
「どれも???って作品なんだけど」
って誰かが言うのと同じだと思われ…。
(そんなやつが居たらの話だが)
確かにここで書いてる人の大部分は確かに
>>152より
映像化を想定した脚本の書き方は分からないでしょうが…。
159 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/05 13:39
160 :
投稿の批評は日を改めて書きます1 ◆DS40EWmSfc :02/11/05 19:35
うわー、なんか一気に盛り上がってる。投稿も2本ほどある。
予想もしない展開に、すげーうれしいかぎりです。
>>126 僕のシナリオを見てもらえば、初心者で全然OKだと
わかってもらえると思います。
ただまあ、友達のをだまって乗っけるのはちょいとどうかと…
>>151 また手厳しい…(w
いやいや、厳しい意見こそ勉強になります。ぜひ頻繁に来て下さい。
僕に関しては、ここに書いてるシナリオそのものは
映像化を目指して書いたものではありません。
>>152さんの言うとおり、
習作のつもりです。まあ詭弁といわれればそれまでで、20枚が面白く
書けないものに長編が書けるわけがないとよく学校とかで言われるし、
僕もその通りだと思ってます。日々研鑽研鑽。
あなたもぜひ、作り手の視点からの容赦ない批評を加えてって下さい。
>>155 >初心者が場を汚してしまいすみませんでした。
そんなこと言ったら、僕なんか到底うp出来ませんyp!(←これ抵抗ある)
初心者だからとか下手っぽいとか気にする場所ではありません。
どんどん自由にどうぞ、ただし批評は覚悟の上で。
161 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/05 21:14
盛り上がってると言っても投稿も3つしかないし、
批評らしい批評もないじゃん。
>>151はまともな事言ってると思う。
162 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/05 23:21
163 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/06 02:03
まあどれも悪くはないけど、世界が小さいよね。
別に宇宙人と戦争やれとは言わないけどさ(笑)
164 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/06 11:42
シナリオセンターの先生とかに言わせると、
20枚シナリオはデッサンらしい。
これを繰り返すことで上達するとかしないとか書いてあった。
>>163は
>>151?
違ってたらごめんなさい。
しかし、それこそ映像化を意識した結果ではないかと思うのですが。
現実に映像化を前提にした脚本って多大な制約がつきまとうものでしょう?
得にここ日本では。
得に→特に
167 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/06 16:01
>>142-147 達也が夏美をコソーリ撮りする時の葛藤、
それがバレそうになるサスペンス、
達也の夏美への思い(両者の関係)、
この3つのポイントを踏まえて書き直しなさい。
168 :
映画板住人:02/11/06 18:50
>>167 気の利いたアドバイスをしたつもりだろうがちょっと違うと思う。
この作品の場合主人公の葛藤は「いい写真が撮れない」ことにあるのでは?
そう考えないと意味がわからないし、これだけの尺じゃ描ききれないだろ。
>>142-147作者はもっと勉強してくれ。
169 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/06 19:10
>>168 あなた様は、もしやミステリ板住人として、映画板で大活躍されていた方でしょうか?
170 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/06 19:20
映画板住人さんは最近「シナリオの基礎技術」を読まれたようですね(w
「良スレ」が「名スレ」に変わる瞬間かも…ドキドキ
172 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/06 19:38
テーマをいい写真に絞ったほうがいいのは明らかだろ
173 :
1 ◆DS40EWmSfc :02/11/06 20:15
>>142-147さん、まずは投稿お疲れさま。
全般的にムーディで素敵なシナリオだと思いますが、
登場人物たちのホントの気持ちが、たしかに分かりにくいようです。
僕も、達也の心情は「いい写真を撮ること」だと読めました。
ただ、本当に風景の一部としてしか夏美を見てないのか、
それとも撮る時にとっさに別の心情が働いたのか…
そして、夏美が携帯電話を借りて、あとで電話してなじる
(現状では不自然かもですが、うまく心情を描けばぴったりはまるかも)
その心理もまた微妙です。
達也が自分に好意を寄せてるとみたのか、あるいはただ勝手に撮られた
ことに腹を立ててるのか。
そしてそもそも、夏美は達也のことをどう思ってるのか。
そのあたりの心情をきめ細かく描けば、
>自転車を押しながら、とぼとぼと夕闇の中を帰っていく達也。
というト書きで現わされる達也の心情もよく伝わり、
すごくいい、短編シナリオの鑑のような作品になると思いました。
とにかく「心情」です、「心情」。僕も人のことは言えませんが、
お互いに頑張りましょう。
174 :
142-147:02/11/07 06:26
色んな御意見いただけて嬉しいです。
みなさんのアドバイスを参考に書き直しました。
どうもありがとうございます。
175 :
127-134:02/11/07 06:32
こっちももうちょっと感想が欲しいな・・・
>>175 うう、すいません、放置してるわけじゃ全然ないです…
感想書くのに時間かかるほうなんで…
たまたま感想書こうと思ったら、
>>142-147さんへの
批評が交わされてたんで、つい先に感想書いてしまいました。
>>175さんの感想ももちろん書きます。悪しからず。
177 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/07 15:53
最近「シナリオの書き方」を読んだばかりの素人ですが、感想をひとつ。
>>142-147 類型的な美夏というキャラクターに観客の共感を集めるのが難しいですね。
これではヒロインが逆境にあっても見てる人は何とも思わないような・・。
179 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/07 19:12
>177
『類型的な登場人物』に魅力を与える方法を御教授下さい。
類型的でなくすればいいんだよ
簡単じゃん
文盲
182 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/07 20:42
ドラえもんには何か意味あるの?
こういうのはよくわからんけど、著作権とかの関係もあるかもしれんから、
特にドラえもんである必然性がなければ「愛嬌のあるアニメキャラ」
とかでごまかした方がいくない?いや、全然わからんけど。
「私のドラえもん」というタイトルは、美夏が田中のことを指して言ってる
んだろうけど、俺から見ると田中はドラえもんという感じとはちとちがう…
183 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/07 20:45
>>179 ヌレ場でも書くんだな。歌舞伎以来の日本の伝統だ。
・マターリ、ヤサシミ、マジレスの創文板精神でよろしく。 ヽ( ´ー`)ノ
185 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/08 00:22
>>185 そうそう。すごいんだろーな。
天井桟敷か?
187 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/08 15:14
>>127-134 これは作者の頭の中でキャスティングが出来ててそれに頼り過ぎ。
シナリオというよりはメモ書きです。
作者自身が監督するならこれでもいいかも。
このスレで偉そうに批評してる香具師は
自分の作品も投稿すべし
>>188 批評ってのはそれだけで自律してんだよ。
作品作る必要もないの。
職人の語り合いじゃあるまいし。
191 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/08 18:06
格闘技やったことがない格闘技評論家と同じだね。
そんなのたくさんいる。
192 :
1 ◆DS40EWmSfc :02/11/08 21:43
>>127-134 >田中「汚れたら洗えばいいんです」
というのが決めゼリフで、そこへ向かって全てが動いてるという感じで、
構成はとてもよかったと思います。
ただ、ドラマとしてメリハリをつけるには、美夏が本当に汚れていなければ
ならないわけで、その点で少し物足りなさを感じました。
具体的には、密会とは一体何だったのか。18歳の女性アイドルなら、
ごく普通の健全なデートだって、「密会」と大々的に報道されるでしょう。
その後に記者会見でぶち切れたのも、逆に一種の爽快感が感じられるほどで、
「汚れた」という感じはあまりしません。
例えば、仕事を取るために好きでもないPとかと見境なく交際してるとか、
それがこうじて、ある種の薬を服用してるとか、そこまでいけば
「ああ、汚れてるな」という印象を受けそうですね。
そうすれば、かなりメリハリが出るんではないかと勝手に想像したりします。
「主人公は徹底的にいじめろ」とかいう先人の教えもありますね。
美夏が類型的か…うーん、類型的とまでは思わないけど、確かになんか
張りつめてて余裕がない女の人みたいで、
全く別の側面がなんかあれば、もう少し立体的にできるかもしれません。
例えば、実は美夏もドラえもん好きで、ドラえもんグッズを身につけてるとか…
まあ例えばドラえもんのパンツをはいてて、転んだ時にそれを田中に見られ、
そこで田中がドラえもんハンカチを差し出し、とか(ヤヴァイ、本性がばれる…)
まあ少し脱線しましたが。。。とにかく、そんな感じで。
これからも、どしどし投稿して下さい。
193 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/09 02:05
>>191 しかし脚本書かない人間には脚本の批評は出来ないのでは…
どう思われますか?
>>193 そして小説の評論家は小説を書き、
映画の評論家は映画を撮り、
政治の評論家は霞ヶ関にいるわけだな。
すばらしくご立派な世界だよ。
195 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/09 02:49
まあ、脚本も批評も書くことでしか証明出来ない罠
バカヤロウ
批評ってのはそれだけで自律してんだよ
>>193 それを言ったらこのスレの意味がなくなると思うが
お前らの大きな勘違いを教えてやる。
シナリオってのは職人同士が使う見取り図に過ぎない。
だから小説やら映画やら、そんなご立派なものとは比較も出来ない。
批評なんて「おこがま」しいんだよ。
200 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/09 03:31
200おこがま
201 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/09 03:32
200
マターリ、ヤサシミ、マジレスの創文板精神でよろしく。 ヽ( ´ー`)ノ
203 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/09 03:41
お、祭りだね。
自作自演まじりの(w
204 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/09 03:50
>>203 違う。早く気づけよ。
このスレ自体が
>>1の書いたシナリオだ。
俺もお前も
>>1の書いたシナリオに踊らされてるだけだ。
>>193 シナリオ書かない人が批評してもいいと思うけどな。
ただ書く人のほうが100倍ためになる意見をいうと思うけど。
またーりいこうよ。
206 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/09 04:14
素人には批評出来ないとか言ってるヤシがいるようだから
俺がやってやる。
とりあえず
>>142-147。
これ、脚本というより単なる筋書き?技量不足。
既に指摘されてるような欠点については、
よく読めばちゃんとフォローした形跡はある。
つまり表現の仕方がおぼつかないんだな。
ではどう表現すればいいかというと・・・。
おこがましいが専門家にきいてくれ。
>>195 煽られてその気になったが、どうしよう。
「わたしのドラえもん」だったか?
やばいくらいに無内容な脚本だ。
とりあえず「予定調和」だな、これは。かなりの勢いで。
美夏は田中に「ドラえもん」のキャラクターを通して好意をいだく。
これはすでにタイトル(わたしのドラえもん=わたしの田中くん)からも容易に想像ができるし、そこには裏切りもなにもない。
…ステレオタイプなのは、この安易な親和性であって、人物そのものではない。
人物は親和性を達成するためのマリオネットでしかない。
プロットにもとくに仕掛けはないし、時系列は平板。
伏線は物語の説明のためにあるだけで、効果は見られない。
カット割りはできていないこともない。
ただ独創性はない。
そもそも冒頭に「スキャンダルの真偽」というワイドショー的で説明的な会話を入れること自体、作劇を放棄している。
全編にわたっても、説明的な場面が多すぎる。
そしてクライマックスの田中と美夏の会話の場面。
これ、どうやって肉付けするつもりだ?
そこの親和性にいたるまでのドラマツルギーが用意されていないのに、ここにクライマックスは置けないはずだ。
かなり間抜けな絵になると思うぞ。
まあ、作者の言い分としても、短いから難しかったというところだろうな。
あまり、いじめる気はない。
あと
>>199の言い分によれば、同様の形式の「戯曲」も批評できないな。
「夕鶴」も見取り図か。大変な世の中になったものだ。
208 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/09 04:18
>>207 え?今まで一生懸命書いてたの?
ご苦労様でした。
さっき起きた。
もう寝る。
ぐう…。
210 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/09 04:27
211 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/09 04:29
戯曲は見取り図でしょ。どう考えても。
212 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/09 04:31
>>207 言葉が難しくてわかりません。
で、どうやったらいいシナリオが書けるのでしょうか?
213 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/09 04:33
>>211 そういう考え方もあるって感じだな。
読む人の目的が違うので何ともいえないだろ。
214 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/09 04:52
>>142-147の感想です。
やはり登場人物の関係が不明でした。
達也と夏美の関係が薄い→夏美に文句を言われたときのショックが小さいはず
葛藤はどこに置いたのですか?
文章的にはいいと思います。
215 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/09 05:00
>>214 こういうのが分かり易くていいなあ(笑)
何か荒れる寸前って感じで。
216 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/09 05:03
218 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/09 05:10
葛藤という言葉を使うのはシナリオ勉強している人でしょうね。
ところで気になるのだが、シナリオってカット割りも書くの?
219 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/09 05:12
>>218-219 これ気になった?
>カット割りはできていないこともない。ただ独創性はない。
221 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/09 05:17
>220
揚げ足とりはやめときましょう。
マターリ、ヤサシミ、マジレスの創文板精神でよろしく。 ヽ( ´ー`)ノ
222 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/09 05:23
223 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/09 05:29
>あまり、いじめる気はない。
ということです(w
しかも
>>199のネタにマジレスしてるし。
どっかから紛れ込んできたんですね。
放置せよ
225 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/09 05:32
了解。もう寝ます。おやすみ。
226 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/09 06:01
>>207には脚本は書けないと思うが、
批評するのは勝手だと思う。
227 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/09 09:16
ここに投稿してる方々へ。
所詮私や
>>207さんはシナリオを書く実践能力は持たない素人なのですから
気にしないでどんどん投稿して下さい。こういう感想もある、と何かの参考
にしていただけたら良いかと思います。
228 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/09 10:18
229 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/09 10:45
批評は創作能力のない人間のための表現のひとつだという考え方はある罠
230 :
142-147:02/11/09 12:06
>>214 ご意見ありがとうございます。
葛藤をどこに置いたのか、というご質問ですが
全然考えていませんでした。
字数制限があるということなので、
短かめに書くことを意識しました。
231 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/09 13:03
>>193 批評は出来ると思うが書き方のアドバイスは無理。
シナリオの書き方を知らないか、知ってても書けない。
バカヤロウ
批評ってのはそれだけで自律してんだよ。
233 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/09 14:30
>>207 ほう・・・
シナリオに独創的なカット割りを盛り込む必要があるのか。
大変な世の中になったものだ。
起きた。
なんだか切ない人たちだなぁ…。
ちなみに俺は脚本も書くし、マジレス以外も書くよ。
カット割りのこと考えないで、どうやって脚本を肉付けできるんだ。
というか、あの脚本はやたらカット割りのことを意識しているように思えたから、そう書いただけだ。
テレビドラマなんかを想定していないか? 俺はそう思ったが。
脚本の書き方なんて人それぞれだよ。だから批評もそのときどきで変わる。
カット割りを意識する脚本もあれば、そうでないものもある。
なんにでも葛藤葛藤葛藤と書いておけばいいと思うのは、批評の慢心だよ。
ついでに言うと葛藤は心理学用語だ。
どこでも使うよ。
しかしまあ、放置されているそうだから、俺は去る。
あとは勝手に揚げ足でもなんでもとってくれ。
235 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/09 15:45
>>234 まあそう言わずに。
煽ってるのは一部の人だけでしょう。
脚本書かれるのでしたら気が向いたら投稿して下さい。
マターリいきましょう。
236 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/09 18:20
194は2度とこのスレには来ないだろうな
来たら「お前の書いたシナリオ見せろ」って言われるから
237 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/10 23:06
>>237 それは皆わかってると思われ
放置の方向でお願いします
「わたしのドラえもん」
誉めたたえられる出来栄えではないにしても
シナリオスクールで教えられたことを程よく
実践してある。
習作としてはそんなにひどいとは思わない。
それより自らシナリオも書くという194が
どんな作品を投稿してくれるのか楽しみ。
放置出来ない香具師は194と同レベルということでいいですか?
241 :
◆DS40EWmSfc :02/11/11 16:47
僕の考えとしては、批評ってのは思いっきり自由にしてもらった方がいい。
極端なこと言うと、脚本の書き方なんか知らないし書くつもりもない、
ただの(というのも変だけど)ドラマ好きな人の意見も、とても役に立つと思います。
むしろ、そのような意見の方に、聞くべきところが多いかも知れません。
ただ、ここでの批評は、作者が創作の参考にできるものにしたいとは思ってるので、
『批評』というジャンルとして自立した高級なものよりは、
具体的に「ここはこうした方がいいんでは?」という批評の方が望ましいかも。
そんなわけで、
>>194さんも他の人も、どんどん投稿・批評よろしく。
(そういうお前がさっさと投稿しろと言われそうだ…)
242 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/11 18:57
>>240 自治厨うざいよ。
194さんは「初心者のためのシナリオ講座」読んで勉強中なんだよ。
今にお前らをギャフンと言わせるからな。見てろ。
荒らすな荒らすな。
ここは上達を目指すシナリオライターが投稿し、感想を求めるスレだ。
それ以外の議論はすべてスレ違いと見なして告訴する。
マターリ、ヤサシミ、マジレスの創文板精神でよろしく。 ヽ( ´ー`)ノ
244 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/12 23:28
なんだか投稿しづらい雰囲気になりましたね…
245 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/13 09:14
そんな雰囲気を君の荒削りながら魂の入ったシナリオで一気に打破してくれ
246 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/13 09:20
>ここは上達を目指すシナリオライターが投稿し、
>マターリ、ヤサシミ、マジレスの創文板精神でよろしく。 ヽ( ´ー`)ノ
正気か?
247 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/13 10:01
こういうときは次の投稿が出ると一気に空気が変わるんだよね。
248 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/13 11:02
こういうスレでは、評者は言いっぱなしだよね。
作者が評者のレスに文句を言うのはタブーなのか?
ダメな批評には作者の立場から何かあってしかるべきという気もするが。
250 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/13 13:14
まあ、そう言うな。
251 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/13 13:46
>具体的に「ここはこうした方がいいんでは?」という批評の方が望ましいかも。
そういう批評は実作者にしか出来ないと思われ。
252 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/13 13:58
結局まともな批評書いてるのは
>>1ひとりだけですな
253 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/15 10:31
それはないよ〜w
254 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/15 12:13
なんでもいいが、次の作品はまだか? 待ってるんだけど。
255 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/15 13:56
見てるとあまり建設的な意見が出てこないので
私は投稿やめときました。
256 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/15 14:34
>>255 建設的な意見なんて、10のうち1か2あればいいほう。
どんなテーマのどんな議論でもそうだよ。
ウソだと思うなら同人誌スレでも最初から読んでみな。
とくにこういう場での批評なんて、いろんな意見を一つの塊として受け止めて
ああ、世間の反応はこうなんだって思うのが最大の収穫だろう。
age
258 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/15 14:45
来週には必ず投稿します。
と書いて自分を追い込んでみるテスト
260 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/16 14:18
>>258 赤ちゃんみたいなこと言うのやめようぜ。
262 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/16 15:49
言い訳ばかりで投稿しない人々のスレはここですか?
263 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/16 16:09
今までに投稿した人には失礼かもしれないが
未完成のまま発表する勇気のある奴ばかりとは限らないよ。
264 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/17 00:59
未完成のまま発表する勇気?
265 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/17 03:52
>>263 かなり失礼。失礼すぎる。ひどい。ひどすぎる。
266 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/17 11:57
投稿前に誰かに読んでもらう?
267 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/18 01:58
>>266 僕は書き終わってそのまま投稿しました。
シナリオの書き方をあまり知らないので、
前に投稿した人の書き方を真似して書きました。
それで自分で読み返してみて、良いのか悪いのか
よくわからない部分が多かったので
他の人の意見が聞きたくて投稿しました。
その結果大変勉強になりました。
268 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/18 17:07
推敲ぐらいやってから投稿しる
269 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/19 13:48
>>268 オイオイ、イヤミばっか言ってんじゃねーよ、気の毒なやつだな。
270 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/19 13:51
清冽
272 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/19 18:12
そろそろ新脚本がほしいね。
273 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/19 18:42
だね。だれかうぷしてくんないかね。
274 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/20 17:22
じゃあおれがうpろうかな
275 :
1 ◆DS40EWmSfc :02/11/20 17:25
ぜひお願いします。
僕も書き上げ次第うpしますが。
276 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/20 19:00
うp祭りだぁーー
人 物
吉見幸二(29)ホテル係員
笹森有里(26)吉見の同僚
小川隆太(27)有里の恋人
山崎史郎(31)新郎
山崎智子(28)新婦
○高級ホテル「ウィンザー東京」・外観(夜)
超高層ホテルである。雨が降っている。
鐘の音が高らかに響いてくる。
○同・レストラン「ヴァリヤーグ」・中(夜)
結婚披露宴が開かれている。
新郎の山崎史郎(31)と新婦の山崎智
子(28)を始め、出席者が、上を見上
げて目を見開いている。
係員の吉見幸二(29)が緊張した顔で、
裏方に手で合図を送る。
係員の笹森有里(26)が小さくうなず
き、素早くボタン類を操作する。
天井から白い布がはらりと落ち、ウエ
ディングベルが現れる。
大きく揺れて荘厳に鳴っているベル。
智子の目から、涙があふれる。
吉見、満足そうな笑みを浮かべる。
そんな吉見の横顔を見ている有里。
鳴り続けているウエディングベル。
○同・客室・中(夜)
窓の外は雨が降り続いている。
山崎と智子が窓の外を見ている。
智子「ホント、いい式だったね」
山崎「おう」
山崎にそっと寄りそう智子。
山崎「雪になりそうだな」
智子「雪も先取りなんだって。さっき、吉見
さんが言ってた」
山崎「雪も先取り?」
智子「この五二階が雨から雪に変わると、そ
れからちょうど五分後ぐらいに、地上が雪
に変わるんだって」
山崎「――へえ。すごいな」
智子「この地上の誰よりも早く、今年の初雪
をごらんになって下さい、だって」
山崎「ハハ、あの人らしいな」
智子「フフ」
ややあって、山崎と智子、見つめ合う。
唇を接近させる二人。
○「ヴァリヤーグ」・中(夜)
係員らが後片付けをしている。
店内の飾りつけが外され、床に乱雑に
散らばっている。
ベルも床の真ん中に置かれている。
吉見がテーブルを運ぼうと手をかける。
その反対側のはじに有里が手をかける。
有里「こっち持ちますよ」
吉見「あ…う、うん。お願いします」
吉見と有里、テーブルを持ち上げる。
有里「今日も大成功でしたね」
吉見「うん…」
有里「新婦、涙浮かべてましたよ。吉見さん
の演出、すばらしいと思います」
吉見「あ、ありがとう…」
有里「吉見さん、新郎新婦が喜んでるのが一
番嬉しいって顔してますよね、いつも」
吉見「う、うん…」
吉見、有里と目を合わせられない。
有里、そんな吉見をちらっと見る。
二人、無言でテーブルを暗がりに運ぶ。
有里、レースのテーブルクロスを何枚
か取って丸め、台車の中に投げ込む。
レースの塊が、パチパチと音を立てる。
吉見「あ、気をつけて、パチパチ君…」
有里「え?」
振り向く有里と吉見の手が当たる。
バチッという電気音。
有里「きゃっ!」
吉見「うわっ!」
吉見と有里、飛び上がって、しゃがみ
こんで手を押さえる。
有里「いたた〜」
吉見「あーびっくった、何なんだよこりゃ」
有里、吉見の顔を見て急に笑い出す。
吉見「え、な、なに?」
有里「吉見さんも、そんな喋り方するんだ」
吉見「え――え、ああ、いや」
有里「フフ」
吉見「アハハ」
吉見と有里、しばらく黙っている。
吉見「じゃ――畳むか。腹くくって」
有里「はい。腹くくって、ね」
吉見と有里、レースをバチバチいわせ
ながら一枚ずつ取り、畳んでいく。
有里はにこにこしている。
吉見「婚約者とはうまくいってる?」
真顔になり、一瞬だけ手を止める有里。
吉見「あ、いや、俺、なに変なこと聞いて」
有里「最近、あんまりうまくいってなくて」
吉見「――そうか」
有里「なんかこう、素直になれなくて。もっ
と甘えればいいのにって自分でもいつも思
ってるんだけど、どうもそういうの苦手で、
つい強がっちゃって…」
吉見、硬い表情でじっとしている。
有里、それを見て言葉を止める。
有里「すいません、こんな話、迷惑ですよね」
吉見「いや…あ、じゃ、ここ俺がやっとくよ」
有里「――」
レースを置き、出て行く有里。
吉見、しばらくして、ため息をひとつ。
気を取り直してレース畳みを再開する。
畳んだレースを束にして、鉄製のワゴ
ンに載せる。
バチッと音がする。
吉見「イテッ!」
畳んだレースを床にばらまいて痛がる。
○同・外観(夜)
冷たい雨が降り続いている。
○同・従業員フロア(夜)
私服に着替えた有里が歩いている。
数歩歩き過ぎ、振り向いて戻ってくる。
窓際の食器棚の所で、吉見が二つのグ
ラスを見比べている。
有里「お先に失礼します」
吉見「あ、ああ。お疲れさま」
有里「今から、彼と会うことになってます」
吉見「――そう」
有里「はい」
吉見、黙っている。
有里も黙っている。
有里「(おどけて)あはは。そういうことで」
吉見「今日は――」
有里、吉見の顔を見る。
吉見「お疲れさま。ゆっくり、楽しんでな」
有里「――は、ありがとうございます」
有里、きびすを返して歩き出す。
その背中を見送っている吉見。
○同・「ヴァリヤーグ」・中(夜)
片付けられ、がらんとした店内。
照明が落とされ、真っ暗になる。
○同・従業員フロア(夜)
窓の外を見ている吉見。
目を閉じて、窓ガラスに額を当てる。
目をゆっくり開ける。
その目が急に大きく見開かれる。
何か思いついた様子。
あたふたと携帯電話を取り出し、一心
不乱にメールを打ち始める。
○公園(夜)
雨が降っている。
すぐ近くにウィンザー東京が見える。
有里と小川隆太(27)が、それぞれ傘
を差して歩いている。口数は少ない。
有里の携帯電話が鳴る。
有里が携帯電話を取り出す。
画面をじっと見ている。
有里「そんな…」
小川「どうした」
有里、大きく深呼吸する。
有里「ねえ、一つお願いがあるの」
小川「何だ?」
有里「クリスマスのプレゼント」
小川「ああ。何がいい?」
有里「雪」
小川「え?」
有里「私のために、雪、降らして。今すぐ」
小川「そ…そんな、急に無茶なこと言うなよ、
らしくもない」
有里「らしくないってどういうこと?」
小川「――」
有里「お願い。私のこと、ホントに思ってて
くれてるんなら、今、祈って。この雨が、
雪に変わりますようにって」
小川「――でも、祈ったからって…」
小川、自分を見る有里の視線に気づく。
小川「分かった」
小川、手を合わせて目を閉じ、祈る。
有里も同じく祈る。
二人とも、しばらくそのまま。
通行人「雪だ!」
有里と小川、目をぱっと開ける。
空から、白い雪が舞い降りている。
小川「ゆ…雪に、なった…」
有里「雪…」
有里、ぼうぜんと空を見上げている。
後から後から湧くように降り落ちる雪。
小川の顔が有里に近づいてきている。
いっしゅん間を置き、目を閉じて唇を
重ねる有里。
二人の傘が地面に落ちる。
○ウィンザー東京・従業員フロア(夜)
窓の外には雪が降っている。
満足そうに窓の外の雪を見ている吉見。
やがて、その顔がふと曇る。
沈んだ顔になる吉見。
部屋からゆっくり出て行く。
部屋の明かりが消える。
284 :
1 ◆DS40EWmSfc :02/11/22 19:13
うpしました…。
うpしました…。
うpしました…。
何か、書くたびにヘタになってってるような気がする…やだな
まあいいや。明日があるさ。衣着せぬ批評のほど、よろしくお願いします。
あ、それと、僕もさいきん忘れてたけど、
10点満点で採点するのも、よかったらついでにつけてって下さい。
285 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/22 21:35
読後感はかなり良かったです。
話もいいけどやりたいこともちゃんとわかったし。
技術的な難を言えば、
>>278では、雪の五分間のタイムラグの説明がやや説明的だというところすかね。
それと、最初の結婚式のシーンで新郎新婦が最初に出てるけど、
吉見・有里を先に出したほうがすんなりいくのではと思いました。
286 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/22 22:25
有里がメールで雪が降るのを知ってたというのは、ずるい女じゃないか?
287 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/22 23:26
>>285と逆の感想。
雪の説明は適切だと思うが読後感は悪かった。
288 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/22 23:51
「雪も先取り」というフレーズで興味を惹かせて
タイムラグの説明に入るのは上手いと思います。
むしろ説明的なのは
>>279で吉見の性格を有里に
語らせている部分でしょうか。
習作としては良く出来てると思います。
289 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/22 23:56
俺はタイムラグの説明をもっと印象的にするべきだと思うな。
なんとかして。
新郎新婦の会話で説明したって、視聴者は忘れちゃうよきっと。
つーか頭に入らないんじゃないかと思う。
291 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/23 01:28
一ヶ所で説明してしまわないで、
>>278の山崎と智子の説明シーンを3つぐらいに分ければいいんじゃないか?
前半・中盤・後半に割り振って、同時進行という感じで。
タイムラグについては大丈夫と思う(というかみんな思い出す)
俺も
>>287と同じで、説明は質量ともに適当だと思うが読後感が好きくない。
有里が吉見のことを何とも思ってないにしても、
ラスト吉見が窓から雪を見ているカットで、有里からメールで「ありがとう」の言葉くらい届けて欲しい。
そして、それを見た吉見が微笑んで「あぁ俺の恋も終わったなぁ〜」って吹っ切れる感じ。
さらに、ホテル(?)から出たところ、一人佇んでいる女がいて、雪のなかで始まる新たな恋って感じ。
吉見もがんばってんだから、そんぐらいのフォロー欲しいな、と。まぁ妄想だから気にしないで。
そういえば、
>>283冒頭の通行人が気になった。有里の顔にでも雪が感じられれば、それでいいと思った。
293 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/23 02:16
新たな恋まで始まっちゃうと欲張りすぎ。
294 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/23 02:31
「雪も先取り」って、他に何が先取りなんだろう。
印象的でないのはそこが唐突だからじゃないの?
295 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/23 02:59
いい感じに進行してるね。
296 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/23 06:27
トリップまで付けたなら書いてくれよ
>296
トリップには触れないでください。
他のスレでつけているものを消し忘れただけなのです。
298 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/23 19:00
5分間のアイディアもいいし、ラストシーンの高層ビルから見た、雪の街、東京の
俯瞰図も絵的にいいと思った。
ただ、一番の泣き所(だと思われる)吉見の悲しさが表現しきれていない(理解は
出来るんですけどね)気がすたよ。
それから、
>智子「雪も先取りなんだって。さっき、吉見
さんが言ってた」
多分、視聴者は係員=吉見さんということはこの時点では分からないはず。
人物の固有名詞を出してそれに関する説明をさせるときは注意が必要な気がするが。
299 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/24 21:41
「雪も先取りなんだって。吉見さんが言ってた」
って新婦に言わせないで、
吉見がそれを説明してるシーンを直接書けばいいんじゃねーかな。
つーか新郎新婦が語り合うシーンっていらないでしょ。
説明にしかなってないし。
300 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/24 22:33
300
301 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/25 01:19
>>299
>つーか新郎新婦が語り合うシーンっていらないでしょ。
>説明にしかなってないし。
自分もそれは思ったが、逆にラストに新郎、新婦のシーンを再び出すことにより、
幸せと不幸せのアンサンブルを出せるんじゃないかとも思った。
新郎、新婦(幸せ)
↓
小川、有里(幸せ)
↓
吉見(不幸せ)
・・・それからこれ短編だからこんなものかな、と思うけど長編だったら尻つぼみすぎ・・・、
というか、吉見と有里が結ばれるハッピーエンドパターンが見たいよな、やっぱり。
302 :
革命児 ◆ohhmSvNs4w :02/11/25 19:42
なるほど、そこそこよいと思う。
自分の言いたいことがうまくまとまらん。
だれか僕の気持ちを適切にまとめた簡素書いて下さい。
などと言いつつ良スレあげ
304 :
映画板住人:02/11/26 01:23
「それぞれの雪」俺は良い話だなーと思った。
欠点はあってもいいんです。
というより欠点かどうかは映像として完成してみないとわからん。
ほんの少しでも撮りたいと思わせる部分があるのは凄い。
しかしこの作者も演出家にいじられるの嫌がるんだろーなー(w
305 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/27 03:40
吉見と有里の関係も、有里と小川の関係も、
イマイチ曖昧でよくわからない部分があるね。
306 :
1 ◆DS40EWmSfc :02/11/27 17:49
うわ、なんか20レスほど簡素がついてる…(感涙
>>285-305の方々、ひとえに有難うございます。
「読後感がよくない」という感想が多いようですね。
>>292さんの言うとおり、有里に「ありがとう」のメールを送らせようかとも
思いましたが、なんか冗長になりそうだというだけの理由で止めました。
「新郎新婦は必要ない」という意見も。たしかにタイムラグの説明と、あと
吉見の演出が当人たちにとって感動的なものだということを表わしたいだけ
だったので、この二人はいなくてもいいかも。考え直してみます。
>>305さんの言うとおり、やっぱり人間関係ですね、あと心情。
書いてみて思ったのは、有里も吉見に対して、一瞬ふと尊敬以上の気持ちを抱いて
しまうように書いたつもりですが、この長さで僕の技術ではどうも無理ぽかった
ようでした。有里はどこまで行っても吉見を先輩としてしか見ていなかった
ことで通した方が、すっきりしたかも知れません。
でないと、有里と小川が最後すんなりと仲良くなるのが、(一人の男としては)
どうも気になってしまう。
>>304うれしい言葉、有難うございます。
どうだろう…シナリオに関しては、批評は素直に受け入れる方針なんですが、
やっぱり現場とかに出ると全然違うのかなー(w
307 :
1 ◆DS40EWmSfc :02/11/27 17:51
何度も言いますが、みなさんもぜひ投稿を。
すごくためになります。
308 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/28 09:31
このさい1はコテハンつけて創文板随一のコテをめざせ
プロへの道もぐんと近づくぞ
遠のくと思われ
310 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/28 20:26
よいしょ、あげとくよ。
誰かうpすれ。
すごくためになるよ。
311 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/29 17:13
賛否両論合わせて、これだけレスがつくことを1は誇りに思ってもいいと思う
本当につまんなければ、否定的なレスさえつける気にもならんのだし
シナリオ書き以外の住人もかなり参加してると見た
313 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/29 18:41
1のシナリオを貶しているのは
自分のシナリオを貶された他の奴らだろ。
>>311 >これだけレスがつくことを1は誇りに思ってもいいと思う
違うと思う。
要するに
>>1のシナリオは批判しやすいのよ。
自分ならもっと巧く書けそうな気にさせるというか。
本当はそんなことないんだけどね。
>>314 まあ、それもあるとは思うが。
しかし原点に帰ると(なんの原点だ?)批判しやすいってのは
大衆受けする要素の一つであると言えなくもないような…
どっかのシナリオ講師かなんかが書いてたが、賛否両論がはっきり分かれる
人がシナリオライターになった人には多いって書いてた
感想を言うのに苦労するようなのを書く人はなかなか大成しにくいって
316 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/29 19:32
1はヘタウマってこと?
大成するかどうかは、まずもって華があるか否かだろう。
そういう見地からみて、1はどうだろうか。
318 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/30 00:10
319 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/30 00:51
分かり易い作品を書けってことよ
320 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/30 10:26
>>317 1がどうこうじゃなくて、今までの投稿作品のレベルが低いだけ。
「それぞれの雪」テレビドラマ化しても観ないと思う。
あくまでも「よくできました」レベル。
それが1の限界なのか、これから化けるのかは知らない。
321 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/30 22:58
>>320 ガイキチじみたところがあってもいい。
おもいっきりメロディアスになってもいい。
・・・でもあくまでも習作レベルってこと?
20枚ってシナセンが始めたもんだと思うけど、あそこに通うときれいにまとまっちゃうよねー
322 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/01 02:36
まあ、最初は練習のつもりで
無難な線を狙っていいのではないでしょうか?
323 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/01 04:26
>>320 なんだこいつ?投稿作品って……投稿って……作品って……プ
324 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/01 16:44
326 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/01 17:14
雰囲気悪っ
ただでさえこの板人が少ないのに
くだらない煽りで投稿が減るんだよなー
327 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/01 17:25
>>320 マジレス
初めは「よくできました」レベルの作品を目指すべきだと思う。
素人が実験的で野心的なのは厳しいでしょう。
1さんも我々も基本的には素人が努力している段階ですよ。
まだまだこれからのがんばり次第です。
328 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/01 19:08
329 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/01 20:50
323 名前:名無し物書き@推敲中? :02/12/01 04:26
>>320 なんだこいつ?投稿作品って……投稿って……作品って……プ
330 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/02 00:07
まぁ、まったりしていきましょうや
331 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/02 02:23
>>323 なんだこいつ?
プって……プって……屁でもこいたのか?
332 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/02 04:35
屁コキ虫ですた
ごめんなさい。(
>>325除く)
自分は何様だったのか良くわかりました。
334 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/02 07:11
なんでもいいからさっさと次出せよ。
全力で感想書くからさ。
335 :
1 ◆DS40EWmSfc :02/12/02 10:52
うわ、全然空気が読めない…別スレに迷い込んだか?(w
なんかやや荒れ模様だったようですね。 ま あ そ れ も ま た 良 し
投稿者と批評者の息を飲む鬩ぎ合いの副産物と理解します。
出来れば、今週中にまた投稿します。
ここに投稿するようになってから、書くピッチが急に上がってきました。
皆さんもぜひ投稿してみて下さい。
マターリ、ヤサシミ、マジレスの創文板精神でよろしく。 ヽ( ´ー`)ノ
336 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/02 13:09
↑なんだこいつ?投稿って……投稿って……プ
■[投稿]の大辞林第二版からの検索結果
とうこう ―かう 【投稿】
(名)スル
読者が新聞・雑誌などに載せてもらうために原稿を送ること。また、その原稿。「俳句欄に―する」「研究論文の―」
338 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/02 19:44
この板に最近来たんですけど
ここでは投稿って言葉NGなんですか?
NGって……
テレビ局でドラえもんのハンカチ渡すヤツはひどかった。
他のはまあまあ面白かった。
341 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/03 01:07
>>1の書いた『それぞれの雪』は、そのままドラマで見てみたいなー。
343 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/03 02:11
345 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/03 13:17
『私のドラえもん』を超える名作希望!!
早くうぷして。
346 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/03 17:40
シナリオ工房にうpされてる作品と比べてどうかな?
あすこもこれ位の短編ものを集めてるよ。
知らない人で興味ある人は「シナリオ工房」で検索して
「今までに選ばれた作品」をざっと見てみて。
347 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/03 18:13
349 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/04 01:08
意味不明。何で謝ってるの????
ごめん。
意味不明なんて言い過ぎだった。
煽られたショックで頭がおかしくなりました。
ごめんなさい。
死んでお詫びします。
いえ、悪いのは屁コキ虫のわたくしです。
死んでお詫びいたします。
いつもセンスのかけらもない書き込みでごめんなさい。
自分のことでした。ごめんなさい。
悔しかったんです。許してください。
センスが無いという自覚は無かったんです。
でもここで知りました。
ごめんなさい。
357 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/04 01:43
どっちもうぜーよ
やめろ!
358 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/04 01:44
『屁コキ虫』ってword出ちゃう時点で終わりかも
言い過ぎました。
360 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/04 01:46
今、試したら屁コキ虫って変換出来るな
何で屁コキ虫なの?
361 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/04 01:48
>>323 待て!
逝くのはいいシナリオうpしてからにしろよ!
>>361 すみません。結局逝けませんでした。
必ず1を超える傑作をうpします。見てて下さい。プ
363 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/04 02:04
↑よっぽど悔しかったんだね。
>>320 君の実力じゃ無理だよ。
弟子にしてあげようか?
俺もそう思った。悔しまぎれで荒れている320だとオモタ。
365 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/04 02:07
>>363 ん?別人だと思うが…。わかんないのか。
366 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/04 02:08
俺もそう思った(w
368 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/04 02:11
↑俺もそう思った(w
いや、俺の方こそオモタ。
何だよ、結局騙りで荒らしてたのは
>>323じゃねーかよ!
371 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/04 03:10
>>323氏はこのスレで何か発表したんですかね?
プロの人なのかな?
372 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/04 03:18
何故にプロという発想が・・・
373 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/04 04:12
>>371 >363の過剰反応を見ると投稿者臭いよね。
スレの最初から読み返したんだけど――
>2はともかくとして、1以外でうpしてるのって
>>127〜と
>>142〜だけだね。
同一人物の可能性もあるけど。
自分の作品貶されたぐらいで切れないでしょう。
荒らしは放っといてスレの本題に戻しませんか?
じゃあ俺がアップする。
皆さん面白すぎです。
一晩で30以上も伸びてるから、
てっきり投稿があって熱い批評が展開されてるのかと
期待しちゃったじゃないですか(w
>>375さん
お願いします。
377 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/04 11:41
>>377 まだやるか(w
関係ないがスレタイ「シナリオ・脚本の…」ってなってるけど、
シナリオと脚本って厳密にはちがうものなの?
379 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/04 13:47
このスレ敷居が高い?
結構叩かれてた私のドラえもんにしても
誉める所はないけど、そんなにひどいかな?
初心者は尻込みしちゃうよー
380 :
DS40 ◆DS40EWmSfc :02/12/04 14:55
>>378 たぶん違わないと思います。
スレタイは「シナリオ」「脚本」どちらでも検索できるように付けました。
>>379 叩かれる練習にはなると思います。
シナリオライターは叩かれるのが仕事ですから。本当に(w
そういやこないだ、通ってる学校で
>>277-283の作品を発表したところ、
けっこう反応悪かったです。
主な批判点は「2シーン目の新郎新婦のシーンはいらない」
「主人公が送ったメールの内容を書かないとわからない」
何より「主人公がなぜ有里にそんなメールを送るのか、その心情がおかしい」
と批判されました。
難しいですね、シナリオって(←そんな落ちか)
次の球は、絶対にスタンドに放り込みます。いや、スタンドを越えて場外へ(r
381 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/04 15:45
>>363 弟子入り希望。
その前に何かシナリオうpしてくれよ。
なるべく急いでな。
382 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/04 17:32
>>373 僕は
>>142〜ですが、断じて荒らしてなどいません。
かと言って
>>127さんだとも思いませんが。
誰か関係ない人が面白半分でやってるのではないでしょうか。
人間ですから褒められれば嬉しいし
貶されれば嫌な気持ちにはなりますが、叩かれるのは覚悟の上ですし、
むしろ勉強になったと感謝していますよ。
こういう時は黙して語らずだよ。言い訳すると怪しまれる。
384 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/04 18:03
このスレは1専用になりました。
何で俺が煽られてるんだ?
>>363よ、お前弟子をとるほどの実力があるんだろ?
悔しかったらこのスレで存分にその能力を発揮してみろよ。
批評してやるからさ。
387 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/04 22:36
なんだよ伸びてたから
新作うpされたのかと思ったよ
ごめんなさい。
これが最後の書き込みです。
さようなら。
だれだ!!
>>388俺のふりをするな!!
もうすぐアップします。
392 :
DS40 ◆DS40EWmSfc :02/12/05 08:41
>>384>>390 激しく望ましからざる傾向ですな(鬱
なぜ投稿がないんでしょうか。またりとかにはあんなに投稿があったりで、
批評を求めてる人は多いはずなのに…
どなたか、いいアイデアがあったら教えて下さい。
僕は来週あたりに投稿します。
393 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/05 09:15
俺は毎回つい批評を手加減しちゃうんだが、
やっぱ批評は忌憚ないほうがいいのかな?
>>392 冷やかしの客で満員だけど
売り上げはゼロに近い古本屋みたいな(w
まあ居心地がいいから群れるんでしょうな、などと適当に言ってみる
マ…マターリ、ヤサシミ、マジレスの創文板精神でよろしく。 ヽ(ll;´ー`)ノ
397 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/05 16:26
>>323 ????
何を煽ってるのか良くわからん。
投稿作品でいいんじゃないの?
↑ログ見たら荒れ模様だったみたいね。失礼失礼。
よよよよよよよよ400
401 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/06 00:27
>>392 1の投稿が結構レベル高いので次に投稿するのは気がひけます。
もうちょっと適当なヤツをうぷして。
_,,,,,,,,,,,,,,,__
┌''ニ三三三三三ミミミ=、,
,.-┤三三三三三三ミミミミ,\
,/,彡l三三三三三三ミミミミミミミミ\
/〃,彡レべキ三三三三ミミミミミミミミミヾ、
,//〃彡{" ~゙''=ニ三ミミミミミミミミミミミ;;}
レ〃三l; ,, ~゙"''ーーー=弌ミミ三;}
l/彡三;j , . - ' ' , :._,,..-―‐‐、ヾ;三j
,!;三;三j ,.-'''~ ̄`ヽ i ::.,,..-―‐'' 、_!'i"
'ヾ;三;;j ,.:-'ニ二ニ'⊥ ≡~ ̄ !i
ヾツ ; .:;l i;_ !l
l! ;!:: ':;l,_;;.. r-' ヽ、, l !
.} ;{:::. ,  ̄ ヽ, |"
{,,.j::::;:: ::'' _,. -― ''''ユ∧ !
゙:, ヽ. :.弋;;;:::ニニニ‐" / 糞よ!糞!脚本が下手すぎよ!
,入.ヽ, 、 = = = ,/
403 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/06 10:44
枚数がもっと少ないのもうぷしてよ。
600字ぐらいのでもOKよ。
枚数が多いと間が開いちゃうからさ。
404 :
1レス脚本祭りやる。 ◆DS40EWmSfc :02/12/06 19:22
>>393 そこは微妙ですね。原則としては、建設的な批評であれば、ある程度辛辣でも
かまわないと思います。
>>401 ……。
>>403 それ面白そうですね。超短編シナリオ。
それで思いついたんだけど、時間を決めて一斉にしませんか?うp祭り!
僕の経験では、20字×30行ちょいぐらいが1レスの限界なんで、
その長さ制限の中で勝負する。どうでしょう。
泣いても笑っても1レス!1レスの中に広がる無限の世界。
テーマ・ジャンルは完全自由!
日時は、来週の火曜日、夕方からってことで。
とりあえず僕一人でもやります。皆さんもふるって参加してください。
405 :
1レス脚本祭りやる。来週火曜日。DS40 ◆DS40EWmSfc :02/12/06 19:43
とりあえず参考のために、参加するかもって人は
ひとことそう書いてってくれると助かります。
_,,,,,,,,,,,,,,,__
┌''ニ三三三三三ミミミ=、,
,.-┤三三三三三三ミミミミ,\
,/,彡l三三三三三三ミミミミミミミミ\
/〃,彡レべキ三三三三ミミミミミミミミミヾ、
,//〃彡{" ~゙''=ニ三ミミミミミミミミミミミ;;}
レ〃三l; ,, ~゙"''ーーー=弌ミミ三;}
l/彡三;j , . - ' ' , :._,,..-―‐‐、ヾ;三j
,!;三;三j ,.-'''~ ̄`ヽ i ::.,,..-―‐'' 、_!'i"
'ヾ;三;;j ,.:-'ニ二ニ'⊥ ≡~ ̄ !i
ヾツ ; .:;l i;_ !l
l! ;!:: ':;l,_;;.. r-' ヽ、, l !
.} ;{:::. ,  ̄ ヽ, |"
{,,.j::::;:: ::'' _,. -― ''''ユ∧ !
゙:, ヽ. :.弋;;;:::ニニニ‐" / ん〜もうっ!みんな意気地なし!誰もいないじゃないの!
,入.ヽ, 、 = = = ,/
407 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/08 14:39
いっぺんにアップされると、感想書くほうは面倒くさいな。
408 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/09 12:37
>>407 超短編だし、感想も自然と短くなるんじゃない?
>>406ワラタ
というかお前らみんな、それじゃ本当にただの冷やかしの客じゃねーか
店の人に「何かお探しですか?」といわれたとたんに、
聞こえない振りしてフェードアウトしてく奴らみたいだぞ(和良
1レス脚本祭りなんて無謀な賭けに出た1の心意気に感じる奴は
ここには一人もいないのか?
明日の夕方か…俺もちょっと考えてみるか
しかし、やや難しいなnnn…1レスに収めるなんて…
409 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/09 13:11
20字×30行だったら、時間にして1分半。
ドラマが成立するには十分な長さだ。
みんながんがれ。期待してるぞ。
410 :
DS40 ◆DS40EWmSfc :02/12/09 13:50
>>408 期待してます。
>>409 そんなあなたもぜひ参加を。
僕は2本ほどうpする予定です。
というか、なんか水をかけたみたいに静まりかえってるんですが…
どうしたのかな?
みなさん明日の祭りに向けて、真剣にアイデアを練ってるんだと解釈しておきます。
411 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/09 21:24
みんな楽しみにしてるよ〜
412 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/10 08:48
いよいよ今日の夕方な訳だが、1以外にだれか書くのか?
やけに静香だが
413 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/10 09:06
こういう時こそ
>>1の自演で乗り切れ
自分の以外に、名無しのふりして10本ほどうpしろ(w
415 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/10 14:20
おう!
416 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/10 15:21
「夕方」の定義によってはそろそろ始まってもおかしくないななどと言いつつ期待あげ
もう確実に夕方、つーか夜だが。
じゃあ俺が勝手に号令かけるな。
さあ。いよいよ、この時がやって参りました。記念すべき、
第 一 回 1 レ ス 脚 本 祭 り
こ れ よ り ス タ ー ト !
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
418 :
見果てぬ夢 DS40 ◆DS40EWmSfc :02/12/10 17:54
○バッティングセンター・中(夜)
パーン、パーンと鋭い打球音が響く。
時折、バスッという鈍い音が混ざる。
音の方をけげんそうに振り返る客たち。
上下ジャージ姿の中西浩二(28)が、
ミットを構えてしゃがんで球を受け、
マシンの方向に正確に投げ返している。
球速は150kmにセットしてある。
Yシャツネクタイ姿で腕まくりした沢
村亮輔(28)が、汗を拭いながら、バ
ット片手に中西の後ろに近づいてくる。
沢村「お前…まだんなことやってんのかよ」
振り返る中西。
沢村「聞いたよ。去年も全滅だったって?入
団テスト」
中西、無言で前を向き、球を受ける。
沢村「なんつーか、人生って一つじゃないと
思うんだよな、うん……じゃあ、行くわ」
歩き去る沢村。
中西、球を受け、急に立ち上がってマ
シンとは別の方向に思い切り投げる。
落ちていた別の球に勢いよく命中する。
また座って球を受ける中西。
ゲージの扉が開いて、沢村がバッター
ボックスに入り、バットを構える。
中西、不思議そうに沢村を見る。
沢村「バッターいなきゃ、練習にならんだろ。
あと、受けたら立ち上がりをもっと早くだ。
そんなんで、イチローとか刺せるかよ」
沢村がにやっと笑う。中西も少し笑う。
球が来る。沢村が空振りし、中西が捕
球する。立ち上がり、思い切り投げる。(終)
419 :
ホームの玉将 DS40 ◆DS40EWmSfc :02/12/10 17:57
○地方の駅・ホーム
二両だけの電車が発車待ちをしている。
ホームの沢田昭弘(65)と、電車内の
沢田由紀(37)が向かい合っている。
沢田「どうしても、行くのか」
由紀「引き止めるなら、もっと早くしないと。
お母さんの時もそうだったじゃん」
沢田「誰が引き止めたりするか、不倫しに戻
るような馬鹿な娘を」
二人、しばらく黙っている。
沢田「せっかく、将棋も教えてやったのに」
由紀「だって父さん、無理やり教えるんだも
ん。ま、将棋でも教わってないと、父さん
と話すこともないもんね。あ、これは失礼
しました、先生(おどけて頭を下げる)」
沢田、紙に包んだものを差し出す。
由紀「え、なに?(包みを開く)」
中から将棋の玉将が出てくる。
沢田「持ってけ。お前の将棋はな、どうもド
タバタしてていかん。もっとどっしり構え
て進めにゃあ、まだまだ、俺には勝てん」
玉将をじっと見ている由紀。
沢田「もし、もっとうまくなりたいと思った
ら…いつでも、教えてやるから、戻って来
い。その玉も忘れずに持って来いよ」
由紀の目から涙がこぼれる。
ホームの発車ベルが鳴り響く。
由紀「(満面の笑みで)――分かりました。私、
いつか絶対、先生のこと、ぎゃふんと言わ
せてみせます、はい!」
電車のドアが閉まり、動き出す。
ホームに立って見送る沢田。(終)
420 :
DS40 ◆DS40EWmSfc :02/12/10 18:00
とりあえず、上記の2本うpします。
いいわけはしません。
皆さんも参加してって下さい。
○公園・夜
薄暗い公園のベンチに座っている慎二
(28)。左手に缶ビール、右手は背広
のポケットに入れたまま。
慎二「っくそ…あいつ、いつまでも俺のこと、
子供扱いしやがって…こちとら主任様だぞ、
ったく…」
慎二、缶ビールをあおり、ポケットの中
のものを苛立ったように弄る。
慎二「大体、俺様の誘いを断っといて…」
慎二、空缶をゴミ箱に投げるが入らない。
慎二「っくそ…」
慎二、立ち上がってゴミ箱に缶を投げ込
む。振り向くと、すっかり頬の赤い
薫(29)がベンチの後ろに立っている。
薫「(笑顔で)なに拗ねてるのよぉ」
慎二「拗ねてなんかいません。そちらこそ
お楽しみはもうよろしいんですかー?」
薫「(笑顔で)馬鹿ねぇ…ほ・らっ!」
薫、慎二の袖を掴んで、引っ張る。慎二、
薫に抱きつきそうになって慌てて転ぶ。
薫「んもう…ほおらっ、(視線を落とす)あら?」
薫「見いつけたっ!」
薫の手に赤い指輪の箱。慎二慌てて
ポケットを探る。
慎二「お前に上げるなんて言って無いぞ」
薫「(笑顔で)私が見つけたんだもんね」
薫、箱を抱えて走り出す。慎二、慌てて
後を追う。桜の花びらが吹き付ける。満開の
桜の中、赤い箱を笑いながら、取り合う二人
(F.O.)
422 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/10 23:14
あほか
○部屋の中
雨戸の隙間から微かな光が漏れる。
達彦は布団に包まり、安らかな眠りに落ちている。
目覚まし時計が7時ちょうどを指すと、けたたましい音をたてる。
布団に包まっていた達彦はむくりと上半身を持ち上げ、寝ぼけ眼で
目覚まし時計のボタンを押すと、再び布団の中に潜り込み眠りの中
に落ちる。
○部屋の中(夢)
雨戸の隙間から微かな光が漏れる。
達彦は布団に包まり、安らかな眠りに落ちている。
担任「―っ!」
布団の中でうっすらと眼を開け、上半身を起こし部屋の中を見回
す達彦。
布団の横にジャージ姿の人の下半身。
徐々に上の方に眼を持ってゆくと、怒りの形相をした担任の顔。
○部屋の中
かっと眼を開き目覚める達彦。
上半身を起こし部屋の中を見回し、時計に眼をやる。
時計の針は7時30分。
達彦「―っ!?」
布団の中から飛び起き、慌てて部屋から出てゆく達彦。
424 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/11 00:27
公募ガイドの落選作品。テーマ「包帯」
〇喫茶店・内(夕)
騒々しい店内の奥の席で、柳貴久(42)、陰気感じの川島円(30)
と向かい合っている。柳、落ち着きなく、声を潜める。
柳「…もうこれ以上続けられない。妻にバレそうなんだ。わかって
くれ」
円「バレない様にする。私だって家庭をブチ壊そうなんて気、全然
ないんだから」
柳「イヤ、もうよそう。元々遊びだろ…」
円、ムッとし、柳に右手を差し出す。上着の袖口が上がり、包
帯の巻かれた手首が現れ、ぎょっとする柳。
柳「き、君、バカなマネ…?」
円、柳を睨みつつ、無言で包帯を少しずつ、少しずつ、解いて
いく。
柳、水をごくりと飲む。
解けた包帯から、湿布が現れる。
円「腱鞘炎だって。編物なんて慣れない事して、無理がたたったの
ねェ」
柳、しばし唖然とし、声を荒げる。
柳「セーターか何か知らないが、手編みなんてもらっても困る。考
えたらわかるだろ!」
円「帽子よ! 柳さんの為に編んでるなんて誰も言ってない」
柳「(意地悪そうに)へぇ、じゃ、誰の?」
円、笑顔になり、腹部を撫でる。
円「今、3ケ月目なの。女の子でも男の子でもいいように毛糸は白
にしたのよ。楽しみねー」
柳、硬直し、言葉を失う。<終>
425 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/11 00:34
やっぱり1さんは上手いですね。
426 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/11 13:57
き、き…奇跡が起きた…(アワワワ
ま、まつ…まつ…
祭りキタ――――――(゚∀゚)――――――!!
427 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/11 14:02
サアコイサアコイ♪ モットコイ♪ サアコイサアコイ♪ モットコイ♪
(ノ・∀・)ノ(ノ・∀・)ノ(ノ・∀・)ノ(ノ・∀・)ノ
とか言いつつ…全部1ってことはないよな…
428 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/11 17:36
おわり?
429 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/11 18:23
まだまだ序の口、龍の口だよ、決まってんじゃん
今夜あたりがクライマックスだ
みんながんがれ〜〜
>>422 マターリ、ヤサシミ、マジレスの創文板精神でよろしく。 ヽ( ´ー`)ノ
430 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/11 19:45
>>418-419 は、ふたつ合わせて1時間モノのイントロかと思ったよ。
各個の短い作品としてはもっと絞れる感じ。
たとえば
>時折、バスッという鈍い音が混ざる。
というト書きはどういう意味かよくわからない。
テーマ「結婚」
〇結婚式場・披露宴
ウェディングドレスに身を包んだ福永望(24)と新郎の喜多寿浩
(29)。今まさに指輪の交換が行われようとしている。
突然、扉が開き、その向うの派手目な春日雅幸(23)が、背に抱
えていたギターを叩き捨て、大声で叫ぶ。
春日「望、迎えに来たよ。ちゃんと就職するから俺について来い」
春日、驚く望の手を強引にとり、ざわめく式場を走り去る。
喜多の声「大丈夫?」
はっと我に返る望、目の前にいるのは心配そうな喜多の顔。
望「ご、ごめんなさい…何でもない」
〇同・新婦の控え室
ホッと一息ついているドレス姿の望。
ノックの音がし、ドアに振り向く。
式場のスタッフの声「式が終わったら渡して下さいって頼まれたん
ですけどー…」
望がドアを開けると、抱えきれない程のピンクの薔薇の花束が
目の前に現れる。中にカードがあり、「君の幸せを世界で一番
望む」と手書きで書いてある。
〇同・ロビー
花束を抱え、ソファにポツンと座る派手目な青年の後ろ姿。(イ
メージ)
スタッフの声「お友達ですかね? 今風の若い方で、披露宴の間、ロ
ビーにいらしてたんですけどね」
〇元の控え室
望、薔薇に顔を埋めて、肩を震わせる。
望の声「私も願う。夢を、きっと叶えてね」 <終>
432 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/12 08:54
おお、盛り上がってるねえ
祭りだ祭り
433 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/12 12:15
ワラタ
434 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/12 17:11
みんなお疲れさま〜
じゃあそろそろ、感想も書いてくか…
……短すぎて感想書きづらい罠
「おもろい」か「つまらん」で終わっちゃいそう
435 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/12 18:52
436 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/12 19:19
批評つーのも結構難しいんだよな
批評者のレベルも丸裸になっちゃう うっかりした批評はできない
批評する側される側 これ真剣勝負です
なぜかそんなことを考えた
437 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/12 20:01
あまり短いと批評しにくいつーのもあるかもよ。
短いという利点を生かして、
いっそ、アップされてるシナリオを別の人が書き直すとかどうだろう。
438 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/12 20:15
>>437 なかなか建設的な意見かも
ためしに君に頼むわ
好きなのをどれか選んで、自分ならこう書くってのをやってみて
439 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/12 20:29
違うよ
ちなみに俺は句読点はほとんど打たない派
つまり俺=
>>436 まあそんなことはどうでもよくて
批評に戻ろう
とか書くとまた ごまかすのに必死だなとか言われそうな予感
441 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/12 20:50
たしかに短いシナリオだと書き直したほうが早いかもね。
442 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/12 20:56
後夜祭の予感
443 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/13 09:30
>>442 なってねーし(w
じゃ俺がまず、俺の偏見で寸評&採点しよう。
それをたたき台として異論・反論自由にしてくれ。
>>418「見果てぬ夢」悪くない。6点。
>>419「ホームの玉将」唐突な感があるが、まあいい。7点。
>>421「ドレッド帝王」長編の中の1シーンだな。人間性を出してくれ。4点。
>>423意味はわかるが、これも1シーン。人間性を頼む。4点。
>>424「包帯」恐い話だな。よく書けてるがありがち。しかし完成してる。6点。
>>431「結婚」説明しすぎ。回想やイメージは多用しない方が伝わりやすい。5点。
俺はまあこんな感じかな。
444 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/13 18:50
盛り上がってまいりました!!
445 :
DS40 ◆DS40EWmSfc :02/12/13 18:57
皆さんすばらい。投稿が予想以上に来たことにびっくりしました。
参加していただいた人たち、どうもお疲れさまです。
それで…たしかに感想つけにくいですね(w
まあこの祭りというのは、気軽に投稿してもらえる雰囲気を作るのが
大きなねらいだったので、その点では大きな成果かと思います。
これからも定期的にやっていけたらいいななどと考えてます。
たとえば2週間に一回ペースで、隔週火曜日にやる!!とか決めて。
で、二回目以降は回ごとにテーマなり題材なりを決めた方が面白いかも。
(「二重生活」「タクシーの中」「フライパン」etc.)
446 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/13 19:31
批評が難しいというのはあれだ、短いからというより、
やや別な原因があってな、
一つはまず、ぶっちゃけ、ぱっとしない作品が多いから。特に1以外。
いわゆる、批評欲がわかない、コメントが浮かばない作品ってやつだ。
なんか、どっかで見たようなべたべたな展開なやつ。
で、それと関連するが、そもそもどんな位置付けで書いたのか。
長編ドラマの印象的なシーンを切り出して書いたようなのが1だし、
他はドラマの中の単なる1シーンか、あるいは無理やりオチつけたような
展開のやつか。
やっぱりこんだけの短さの中で、それ自体である程度オモロイと思わせるのが
勝負だと思うね。
うーん、なんかハッキリ書いちゃったが、
みんななんとなく言いにくそうだから書いたわけだが、要はそういうこって。
447 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/14 00:11
つまりつまんねーんだな?
448 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/14 00:46
449 :
爾爾(´Д`)爾爾 ◆dAFV6EyZhY :02/12/14 06:38
450 :
第二回祭りやる。24日。課題は「クリスマス」 ◆DS40EWmSfc :02/12/14 15:47
まあ、あの、ええと……いろんな意見があるみたいですが。。。
まあ一回だけじゃ何とも言えないし、何らかの結論を出すのは早いし。
とりあえず何回か続けてみて、様子を見ようかと考えてます。
そんなわけで、さっそく第二回やります。24日の火曜日で。
ちょうどイブの日なんで、課題は「クリスマス」ってことでお願いします。
より多くの皆さんの投稿をお待ちしてます。
あ、それと、今までのような長めのやつも、もちろん随時投稿OKです。
どんどんうpしてって下さい。僕も来週には出します。
451 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/14 16:48
ごめんクリスマスは先約があるんだ
452 :
第二回祭りは24日。課題「クリスマス」 ◆DS40EWmSfc :02/12/14 16:59
そのような人もかなり多いと思います。
24日の午前0時から始めることにしましょう。
24日の深夜でも、翌日ぐらいになってもかまわんわけですし。
ぜひ、万障繰り合わせの上、ご参加お願いします。
453 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/14 17:14
祭を見慣れない住人が多いから
興奮して荒れだすかもな
455 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/14 17:19
クリスマスにネット上で祭りなんていうと
どうしても撲滅系のやつを想像してしまう…(w
456 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/14 17:19
展開だろ
ごめん。うそでした
458 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/14 17:24
>>457 そうだよ、無理すんな。
クリスマスに予定あるようなやつに、いいシナリオが書けるか。
女なんてみんな糞という基本認識をみんなも確立しとけ。
>>455 じっさい、次々とうpされるシナリオもそんな作風のばっかだったりしてな
460 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/14 17:34
勝手に基本認識にするなよ(w
>>458 (゚∀゚)アーヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ
ヒャヒャヒャヒャヒャャヒャヒャヒャヒャ
ヒャヒャヒャヒャ
463 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/14 18:43
脚本家になればもてますか?
465 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/15 03:15
どきどき
>>463 とりあえず主演女優は当然のように役得で食える。
まあ俺は少ないほうでまだ7、8人程度だが。
それ以外にも端役でもいいから使ってほしいって女が毎日のように来るけど、
レベル低いのが多いからあんま相手しない。
まあ君も早く俺らの仲間に加わってくれ、期待してるぞ。
>>467 期待してます。
僕も今考え中ですが、けっこう難しいですね(w
ちょっと間違えると、ベタベタになっちゃいそうで…
どうでもいいことですが、24日に入籍します。
などといいつつあげ
おめでとう
>>1 おめでd
作品うpしよっかなと思ってるんですが…
あるところで反応がイマイチだったものをさっき書き直したんですが
書き直してもイマイチでした。
472 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/19 04:20
473 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/19 06:52
めでてえなあ
474 :
24日は祭り。皆さん宜しくDS40 ◆DS40EWmSfc :02/12/19 11:47
>>470-473 ありがとうございます。今後ともよろしく。
>>471 シナリオはそういうことの繰り返しで上達するんだと思います、たぶん。
僕がこのスレを立てたのもそれが目的です。
また、そうやって一度書いたのを直すのは、かなり上達に効果的かと思います。
ぜひ、その意気でうpして下さい。
(指示語多い…ヽ(;´ー`)ノ)
秋野一哉(24) 大学院生
澤口夏希(24) OL
澤口淑子(55) 夏希の母
@ イタリアンレストラン(夜)
明るく賑やかな店内。
秋野一哉(24)と美人でスタイルのいい澤
口夏希(24)が向い合って席についている。
夏希はちょっとイラついた表情で携帯電
話を持ち、あさってを向き、
夏希「言ったじゃん、ママ。今日はデートや
けん夕飯は要らんって。うん、じゃあね」
夏希を見つめながら、一哉はそわそわと
テーブルの下で何かを触っているみたい。
夏希、電話を切り、一哉に向き直し、寂
し気な表情で呟く。
夏希「一哉、無事就職決まって、おめでと。
そして、さよなら…」
一哉「さよならかよ!」
夏希「だって…遠距離、絶対続かんよ。なん
で関東なんかの会社に就職したと?」
一哉「俺がここからいなくなったら寂しい?」
夏希「一哉はどうなん?」
一哉「しょうがないよね。ここは住みやすく
て居心地よかったけど、商業都市だから、
俺の分野じゃないし…」
夏希「そうたい…だよね…」
暗く俯く夏希を見つめる一哉、テーブル
の上に指輪のケースを出す。
一哉「これ」
指輪のケースを夏希に差し出す一哉。
一哉「安物で悪いけど」
夏希「これって?」
一哉「俺達、結婚しよう!」
夏希、笑顔になるどころかわなわなと震
えだし、無言になる。
一哉、その様子をじっと見ながら、つく
り笑顔で、
一哉「俺達今までよりずっと近距離になるん
だぞ…」
夏希「私にここを離れてついて来いって?」
一哉「そう。(溜息)…夏希、福岡から出たく
ないんだよな? やっぱり」
夏希、はっきり頷く。
夏希「だって…自信ないよ。…仕事も友達も
みんなこっちやし、知らん土地で暮らすの
って口で言うより簡単じゃないやん。…ね
え、ここにはほんとに研究機関ないと?」
一哉、指輪のケースを開けたり閉めたり
している。
夏希「私、親を捨てる事出来んよう…」
一哉「(吹き出し)捨てろなんて誰も言ってな
いじゃん。海外に行くわけじゃないんだよ。
時々帰ればいいじゃん?」
夏希「子供がうまれたらどうする?」
一哉「? どうするって…育児にはちゃんと
参加するつもりだよ」
夏希「二人で一緒に映画観たくなっても、気
軽に子供、預けられるとこないと…ないの
よ! ここに住んでたら、うちのママに預
けて、みてもらう事ができる。そういう、
細かい事まで考えた事はない…でしょ?」
一哉、黙る。
夏希「今は一哉の事は好きや、好きだけど、
結婚は…なんか後悔しそうで嫌!」
夏希、泣きそうになる。
一哉、溜息混じりに、
一哉「じゃあもう別れるって事? それか、
俺の卒業までの期間限定で付き合うか」
夏希「イヤだそんな言い方…」
一哉「だってそーゆー事だろ? 俺と別れて、
ここに住める人と結婚する方がお前みたい
な女は、幸せになれるかもな」
夏希「お前みたいなってどういう意味? 私
みたいにとりたてて才能ない仕事もようし
きらん女はいろんなもの捨てて男について
いくのが当たり前って事? そんな言い方
ってひどくない?」
一哉、すっかり困惑顔。
険悪なムードになっていく二人。
二人のテーブルにウエイターがパスタ料
理を運んで来る。
その時、夏希、急に両手で口を押さえ、
トイレに駆け込んでいく。
A アパート・一哉の部屋・内(夜)
妊娠検査薬を黙って眺める一哉と夏希。
夏希はハンカチで目を拭く。
一哉「…生んでよ。ね」
夏希、ヒステリックにいきなりハンカチ
を壁に向って投げる。
一哉、ちょっと驚いた顔。
夏希「いやよう。出来ちゃった結婚なんて!
しょうがなく結婚するのなんか死んでも嫌
だあ」
一哉「しょうがなくなんかじゃないよ。俺は
夏希と結婚するつもりだった」
夏希「…私の夢は?」
一哉「夢?」
B 社宅・外観(夜)
テロップ「2年後」
C 社宅・秋野家・玄関口
一哉、ドアを開け、入る。
一哉(26)「ただいまー」
太っている澤口淑子(55)が割烹着姿で、
のれんをかき分け出て来て、小声で囁く。
淑子「お帰り。遊びつかれて、さやか、今寝
たところなんよ。夏希も一緒になって寝と
るわ。ご飯出来とるけん、食べり」
一哉「すいません、お義母さん」
恐縮しながらカバンを渡す一哉。
D 同・居間
縮こまって食事する一哉。
身なりを整えながらかなり丸くなった夏
希(26)が部屋に入って来る。
夏希「お帰り、一哉〜。ねえ聞いて。今日さ
やか、英会話教室ですごい流暢にご挨拶で
きたとよ〜」
一哉「へえ、すごいな」
夏希「ネイティブみたいって先生に褒められ
ちゃった。リトミックでも耳がすごくいい
なんて言われるし、天才よ、あの子。こん
な風にさやかの才能を伸ばせられるのもみ
んなママのお陰ね。ママがこっち来てくれ
んかったら、私、さやかをいろんな教室に
通わせる時間、なかなかとれんかったろう
と思うもん」
夏希、嬉しそう。
一哉「(淑子に)でも、いいんですかね? お
義父さんをずっとひとりで放っておいて…」
淑子「あら大丈夫よ。うるさいのがおらんも
んやけん、マージャンだのパチンコだの、
釣りだの、好きな事やれるしね。気、使わ
んで」
一哉「大変じゃないですかね? 身の周りの
事とか…」
夏希「お父さん、料理得意やし、世話ないわ」
淑子「まだ全然元気やし」
夏希と淑子「亭主元気で留守がいいってほん
とね!」
一哉、微笑しながら味噌汁を飲む。
夏希「お父さんも定年になったらこっちに来
ればいいんよ。家売り払って」
一哉、味噌汁を吹きそうになる。
夏希「(一哉に)あ、ねえ勝がこっちの方の大
学受けたいって言いよんやけど、合格した
らここに居候させてやってもよか?」
一哉「え、ここ狭いし、さやかうるさいだろ
うけどけど…勝くん、嫌じゃないのかな…」
夏希「よかよー。贅沢よ。6畳もあるとよ。
文句言わせんけん」
一哉「あー…俺の部屋をね…勝くんに…俺、
どこでパソコンしよっかな」
夏希「ここで私のノートパソコン使ってよか
くさ。ね、話変わるけど、今度さやかと3
人で温泉旅行にでも行きたいと思っとんや
けど」
一哉「え? ああ、いいねぇ。新婚旅行も行
ってないしね」
夏希「(淑子に)いいって! ママ、明日一緒
に服買いに行こうっ」
一哉「…気をつけて、行って来てね…」
幸せそうに笑う夏希をじっと見つめてい
る一哉。
一哉のN「そういえば夏希の夢って…」
一哉、夏希を見つめる顔が段々笑顔に変
わり、なんとなく満足そうな表情になる。
E 回想・アパート・一哉の部屋(夜)
夏希、一哉を見つめてポツリと呟く。
夏希「私、サザエさんになりたかったの…」 ・・・終・・・
も う 逝 き ま す
481 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/20 00:15
意味はわかるけど。
482 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/20 02:29
オチは笑えたけど、どーなんだろうなあ。
読んで、時間を無駄にした気分になる人の方が
多いんじゃないかという危惧がある。
そんなことじゃなくて、もっと別の部分の感想が聞きたいんだよ!
という場合は遠慮なく言ってくれ。
484 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/20 08:20
いや、ストーリーの内容がね、まあ、なんだ。
所帯じみてるんだな、少し。
485 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/20 16:35
すまん、俺には分からんかった。
サザエさんてなに?
マスオさんは肩身の狭い婿養子(だっけ?)のことをさすみたいだけど、
サザエさんにもなんかそんな意味があるの?
酔った勢いで駄作をうpしてしまいました。
読んで頂いた方には貴重な時間を割いてもらってマジ申し訳ないです。
>>481−
>>485 ありがとうございました。
「クリスマス」出来ました…
487 :
24日は祭り!テーマ「クリスマス」 DS40 ◆DS40EWmSfc :02/12/20 21:07
424さん、うpおめでとうございます。
ごめんなさい、しっかり読んで、簡素は来週ちゃんと書きます。
今週はついにうp出来なかった…来週こそはの想いです。
クリスマスの祭りもよろしく。
なんかすごい中途半端で…申し訳ありません。
>>485 そうです。サザエさんは独身女性の憧れとして書いたんです。
数年前はプロポーズされても地元離れたくないとか親元を離れたくないとか
愛とかなんとかよりそういう事を言う人が多かった(っけ??)
だから古臭い感じがするのかも知れません。
そんなの思わない人にはなんのこっちゃって感じですよね…
それにしても改めて読み返しても台詞がおかしいし読みにくいですね!
ほんとにすいませんでした…
>>1 気を使って頂いてありがとうございます。
「クリスマス」ペラ2枚になってしまったんですけど…
卑怯な手使っていいかな…
489 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/23 06:51
>>488 >それにしても改めて読み返しても台詞がおかしいし読みにくいですね!
読みにくいとか台詞がおかしいとかじゃないんだよ。
オチに到るまでの劇がまったく面白くないの。
490 :
いよいよ今日が祭り!クリスマス DS40 ◆DS40EWmSfc :02/12/24 11:10
>>488 なるほど。僕もサザエさんの意味はよくわからなかったので、それを読んで納得です。
話のあらすじそのものは、かなり面白くなる可能性があると思います。
一番疑問なのは、一哉の気持ちでしょうね。一哉はこれでいいと思ってるのか?
最後の回想シーンで「サザエさんになるたかったの」と言われてて、それを回想しながら
満足そうな笑顔になってることを考えると、一哉はこれで満足なのかと思えます。
で、一哉がこの状況に満足なのであれば、ドラマが成立しにくいのではないかと。
僕も読んでて「うわ、この女最悪!一哉かわいそ〜〜……つか、結婚するなよ(ボソ」
とか思いました。
こんな、大多数の男が反発するような状況なのだから、一哉も心に思うところが
あるはずで、そこが見どころではないでしょうか。
あと、話の流れから仕方ないかもしれませんが、説明ゼリフが多いように感じました。
最後の回想シーンがオチみたいになってますが、コントや落語じゃないので、
むりにオチで終わる必要はないと思います。むしろ心情をきちっと描いた方がいいかと。
だから話の中盤で「夢って?」のあとに「サザエさんになりたい」と言わせて、
その後の展開を追った方が興味をそそられるかもしれません。
1レス祭りなので、できるだけ1レス内でおさめるように努力して頂ければありがたいです。
>皆さん
そ…率直な感想も書き手にとって非常に貴重なものですが、
出来れば、「こうしてみたら?」とかいう感じの前向きな提言も入れて頂けると
さらにありがたいものになります。
マターリ、ヤサシミ、マジレスの創文板精神でよろしく。 ヽ( ´ー`)ノ
491 :
じゃあ僕から駄文投げます DS40 ◆DS40EWmSfc :02/12/24 12:09
○東京通信 本社・中(夜)
香川美弥(26)が、パソコンに向かっ
て仕事をしている。
他には誰もいない。時計は十一時過ぎ。
ドアが開き、掃除婦姿の山根和子(48)
が入ってくる。
和子「あれ、まだどなたかいらしたんですか」
美弥、不機嫌そうな顔で振り向く。
美弥「いちゃ悪いですか」
和子「――すいません」
黙って掃除を始める和子。
しばらくして、美弥が立ち上がる。
美弥「ごめんなさい、つい…」
和子「(硬い表情で)いえ、大丈夫ですから」
美弥「私、その…急に、明日プレゼンが入っ
ちゃって…」
和子、掃除を続けている。
美弥「(つぶやくように)せっかく、初めての
イブなのに…」
手を止める和子。
美弥、力なく座ってパソコンに向かう。
その机の端に、飴が一つ置かれる。
振り向く美弥。和子が立っている。
和子「うちも今年が初めてなんですよ」
美弥「え?」
和子「今の旦那と」
ぼうぜんとする美弥。
和子「フフフ、どうでもいいことね」
フロアから出て行こうとする和子。
美弥「あ、あの!あの――お互い、早く……
家に、帰りましょう」
にっこりとうなずく和子。
492 :
DS40 ◆DS40EWmSfc :02/12/24 12:18
今回はかなり駄文だなー。なかなか難しいテーマでした。
そりゃそうと、昨日の深夜1時ごろに入籍して来ました。
だから日付は今日です。うっかり忘れなくていいですね。
みなさんも祭りに参加よろしく。
ペラ2枚は4枚の間違いでした。今ちぢめ中。
>>489 そうですね…ありがとうございます。
最後まで読んでもらって嬉しいです。
>>1 ありがとうございます。アドバイスまで…
ラストから話が出来てくるんです。だからドラマがないんだと自分でも
思います。このラスト(オチ)を見せたいが為にって感じで…
一哉の複雑な心情もどう表せばいいかわかりませんでした。
私の場合は、時間を返せとか〇行で読むの止めましたとか、そういう率直
な感想でも全然かまいませんよ。「こうしてみたら」といわれるレベルに
至ってないんだと思って受け止めます。
独学であんまり人に読んでもらう機会がないんで本音が聞ける有難いスレ
です。
〇ボロアパート・真美の部屋・内(夜)
ドアを開け、暗い部屋の中に志賀真美(27)が入って来る。 片手にクリスマスカードを持ち、一方の手でスイッチを押
すが、電気つかない。手探りでストーブに火をつける真美。
仄かに明るくなり部屋の中が荒れ放題なのがわかる。真美、
ストーブで煙草に火をつけながらカードを見つめる。
真美「病院? ああ、ばーちゃんか…こんなの珍しいな」
真美、手で空缶を探しながら、ふっと苦笑いする。
サンタが飛び出す可愛いカードに「辛くとも腐る事なかれ」
と書いてある。と、一瞬携帯の着信音が鳴り響く。
真美、びくっと携帯を見る。
真美「…え何? とめられてんのに…」
真美の表情、みるみる凍りつく。
〇総合病院・病室(夜中)
志賀フサ(82)、ベッドで眠っている。周りには志賀哲也
(59)、有田久美(32)、その夫が沈痛な面持ちで立っている。
物凄い足音が近づき、ドアが開き、真美が息切らし入って
来て、一瞬立ちつくす。
久美「…あんた…待ってたのよ。全然連絡取れないんだもん」
真美、フサの元へ駆け寄り笑いながら、
真美「ばーちゃん、真美だよ。彼氏とはラブラブだし、仕事も
順調。毎日楽しくって全然腐ってなんかないよ!」
フサ、微笑し、真美の手を握る。
フサ「…たはほんとは、とっても可愛いんだからね…」
フサ、それだけ言うと眠りにつく。
真美「ばーちゃん、ばーちゃん!」
病室の窓に映る煌くイルミネーション。
↑鬱だ
496 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/24 18:01
盛り上がってる?
○タクシー・中(夜)
後部座席にさとし(25)。運ちゃん(35
)が運転している。
さとし、酔っている。
運ちゃん「クリスマスですね。彼女とデート
なんかは?」
さとし「ダメダメ、残業だ飲み会だってそん
な暇ないない」
運ちゃん「私も仕事ですよ」
さとし「くだらん休み増やして、クリスマス
くらい休みにしろー」
窓の外は雪がちらほら。
さとし「雪だ・・・あいつ怒ってるんだろう
なあ・・・」
車停車する。
運ちゃん「着きましたよ」
さとし「(窓の外を見て)・・・」
× × ×
アパートの窓から明かりが漏れているの
が見える。
× × ×
さとし「あいつ・・・」
おしまい
てきとうに作りすぎた。
それにしてもなんちゅう題名。
んじゃ仕事行ってきます。
ばいちゃ。
○タクシー・中(夜)
後部座席にさとし(25)。運ちゃん(35
)が運転している。
さとし、酔っている。
運ちゃん「クリスマスですね。彼女とデート
なんかは?」
さとし「ダメダメ、残業だ飲み会だってそん
な暇ないない」
運ちゃん「私も仕事ですよ」
さとし「くだらん休み増やして、クリスマス
くらい休みにしろー」
窓の外は雪がちらほら。
さとし「雪だ・・・あいつ怒ってるんだろう
なあ・・・」
車停車する。
運ちゃん「着きましたよ」
さとし「(窓の外を見て)・・・」
× × ×
アパートの窓から明かりが漏れているの
が見える。
× × ×
さとし「あいつ・・・」
おしまい
半角スペースははじかれるみたいです。
もう一回アップしました。
500 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/24 20:52
500
501 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/25 14:24
集まりがいまいち悪かったね…
やっぱテーマは絞らない方がいいかも。
じゃ、そろそろ批評に移るか。
↓よろしく。
ん、僕を含め三人か…やや盛り上がりに欠けるクリスマスでしたね。
でも投稿してくれた
>>494さんと
>>499さん、有難うございます。
次どうするかは、やるかどうかも含めて少し考えましょう。
で、お断りですが、年が明けるまで基本的に来れなくなります。
会社から書き込んでるせいでして、パソコン買ったけどまだつながってなくて…
それまでに皆さんの投稿・批評が熱く盛り上がってて
1000逝ってるぐらいのことを期待してます。
じゃ、年の最後にうpします。
↓↓↓
野村英三(24)
相本涼子(51)
佐森美和(22)
○高級ホテル「ウィンザー東京」・外観
よく晴れた青空。
○同・ロビー・中
きちんとした身なりの人々がゆったり
と行きかい、にこやかに談笑している。
その壁を一枚突き抜けた向こう側は…
○同・従業員用通路
ごみを山盛りに積んだ台車が猛スピー
ドで突進してくる。
曲がり角から出て来たシーツ類を積ん
だカートと接触する。
台車の男「どこ見てんだよおい!ちゃんと見
てから出て来いよ」
シーツ類のカートを押していたのは野
村英三(24)と相本涼子(51)。
涼子「そっちこそ、スピード出しすぎじゃな
くって?危ないのはどっちなんだろうね」
台車の男「何?何て言った?」
台車とカートに通路をふさがれ、後か
ら通りかかった台車などが次々と立ち
往生し、身動き取れない渋滞になる。
他の係員「おーい、何してんだ、早くどかせ」
台車の男「そんな詰めたら通れねえだろ」
他の係員「何だと?そんな言い草あるか?」
詰め寄る係員。台車の男も向き直る。
そこに、カツ、カツ、カツと軽やかで
小刻みな靴音が聞こえてくる。
野村が靴音の方を振り向く。
涼子、そんな野村をにやにや見ている。
涼子「今日も会えたねえ」
その場の全員が、靴音の方を振り向く。
すらっと背の高い、ウエイトレス姿の
佐森美和(22)が、にこやかな笑みを
振りまきつつ、凄い早足で歩いてくる。
美和「(すれ違う人に)お疲れさまです。お疲
れさまです」
言いながら、猛スピードで歩き過ぎる。
すれ違った人は皆、笑顔になっている。
髪をガチガチに固めた長身のドアマン
が、美和の進行方向に出てくる。
ドアマン「いつも大変だね…」
美和「(にこやかに)お疲れさまです」
猛スピードでドアマンの脇を通過する。
首を振り、頭をかくドアマン。
野村と涼子の近くに来る。
美和「(にこやかに)お疲れさまです」
野村「(ぎこちない笑顔で)お疲れさまです」
涼子「(満面の笑み)お疲れさま、美和ちゃん」
台車の男「ど、どうもお疲れ…」
通り過ぎて行く美和。
その後ろ姿をじっと見ている野村。
涼子、その野村を横からどんと突く。
野村、ふいをつかれてよろける。
涼子「アハハハハ。英ちゃん、好きなんでし
ょー。美和ちゃんのこと」
野村「そ…そんなことない」
涼子「うそだねー!顔にはっきりと書いてあ
ります。思い切ってデートに誘っちゃえば
いいのに。あ、でもその前に、美和ちゃん
の足を止めさせて、振り向かせないとね、
今のままじゃ話もできないわねー」
野村「うるさいなあ」
台車の男「すまん、さっきは言い過ぎたな。
ちょっと急いでたもんでな、つい」
涼子「いいってことよ、お互いさま!」
他の台車も、それぞれ散っていく。
野村も涼子とカートを押し始める。
野村、もう一度、美和が消えた方を振
り返る。
○「ウィンザー東京」・外観(夕)
曇り空である。
○同・従業員エリアの階段(夕)
人気は少ない。
缶ジュースを片手に階段を降りていく
野村。急に立ち止まる。
階段の下の方から、美和が顔に手を当
てて、ゆっくりと上がってくる。
疲れたような、つらそうな表情である。
美和、野村に気づき、急に背すじをし
ゃんと伸ばし、一瞬遅れて笑顔になる。
美和「お疲れさまです」
軽やかな早足で、階段を上がっていく
美和。
野村は何も言えず、じっとしている。
○「ウィンザー東京」・外観(朝)
雨が降っている。
○同・従業員フロア(朝)
廊下の一角で、野村と涼子がバスロー
ブの帯から出ている糸をハサミで一本
ずつ切り落としている。
カツ、カツ、カツと靴音が響いてくる。
涼子「(目くばせして)あら、来たみたいよ」
野村、無反応。
涼子、不審そうな顔になる。
507 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/27 09:24
会社から書きこみ
またりした会社だなあ。いいなあ
>>507 書き込み、超感謝!
連続投稿に引っかかって続き書けないで困ってました。すばらい
では駄文続けます
↓↓↓
美和が、にこやかに猛スピードで歩い
てくる。
美和「お疲れさま」
涼子「お疲れさまあー。毎日大変ね」
野村「(目を合わせず)――お疲れさま…」
野村を一瞬見て、通り過ぎる美和。
涼子「いっつも明るくていいわねえ、あの子。
ん、どうかした?」
野村「いや…」
涼子、ややあって糸切り作業に戻る。
野村も戻る。
しばらくして、
野村「いつもあんなに元気にふるまって…す
げー無理してるみたい。なんか、見てらん
ない。痛々しくなってくるよ」
涼子、持っていたバスローブを野村の
顔に投げつける。
野村「いてっ。な、何すんのさ」
涼子「英ちゃん見損なったよ」
野村「え?」
涼子「あれが、あの子の精一杯のプライドだ
って分からないの?もちろんキツイ時もあ
るに決まってるさ。そういう時でもあの笑
顔で、ギリギリの戦いをしてるんだよ。そ
れも分からないのかい、このとんちき!」
涼子、そっぽを向いて糸切りにかかる。
野村、うつむいている。
その様子をちらっと見る涼子。
○「ウィンザー東京」・外観
雨が降り続いている。
○同・従業員通路
野村と涼子がナプキンを畳んでいる。
カツカツカツ…と靴音が響いてくる。
美和がにこやかに近づいてくる。
野村、美和の真正面に立つ。
美和「お疲れさまです」
涼子「お疲れさまー」
猛スピードで野村の脇を通り過ぎる。
野村「それがあなたのプライドですか!」
立ち止まる美和。
不思議そうにゆっくり野村を振り返る。
野村「あ――いや、そうじゃなくて、その―
―ええと――うん、つまり、こういうこと」
野村、居ずまいを正す。
そばでじっと見ている涼子。
野村「プライドってのは、とても大切なもの
だと思います。うまく言えないけど、それ
ってただ表面だけのことじゃなくて、人を
内面から支えるものにもなり得るはずです。
でも、僕は、あなたの、そうじゃなくて、
もっと別な角度で――つまり、それだけじ
ゃ、そんな早足で、いろんな人の横を通り
過ぎるだけなんて、それだけですか。嫌な
んです。それじゃ、寂しいんです」
511 :
あなたの素顔が7 DS40 ◆DS40EWmSfc :02/12/27 09:55
美和、真顔になり、野村を正面からじ
っと見つめている。
野村「僕は、あなたの、ありのままの素顔が
見たいから…」
野村、言葉を切り、美和を見る。
美和、少しうつむく。
美和、ややあって顔を上げ、微妙な、
それでいて自然なほほえみを浮かべる。
美和「おつ……」
言いかけて、改めて言い直す。
美和「――こんにちは」
野村の顔にも、自然と笑みを浮かぶ。
横で見ている涼子の顔にも。
ぺこりと頭を下げ、歩き去る。
いつもよりゆっくりしたペース。
その後ろ姿をずっと見送っている野村。
○「ウィンザー東京」・外観
雨は上がり、青空がのぞいている。
(終わり)
― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
終わりまいた…何とぞ批評のほどよろしく。
絶妙のタイミングで書き込んでくれた人、ホントにありがとです。
ネットカフェに走らなくてすんだ…
では、少し早いですが、よいお年を。来年もよろしくお願いします。
512 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/29 00:01
あなたの素顔・感想
ト書き、余計な物が多すぎて、絵として浮かばせるのに苦労する。
美和のキャラクターが、後半になってやっと分かる。
つまり、前半部分には、美和の心情がわからない。
「笑顔で、早足で通り過ぎる」
これだけでは、後半のプライドと言う台詞がしっくり来ない。
よって、美和のプライドが、見えないから最後の台詞が生きない。
美和にとって、プライドとはなんですか?
ここの部分を掘り下げて欲しい。
プライドとは、そんな簡単なものじゃない。
後半になると、作者の言いたい事が、わかった。
ただ、台詞でわかったので、これをもっとドラマとして
展開させて欲しい。
513 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/29 02:26
あなたの素顔・感想
なかなかいいと思いました。
特に出だしはいいですね。
ただお疲れのシーンが多いと思いました。
お疲れの4シーンの内1、2シーンは省略できるかな
あんまりシナリオ知らないので的外れしれません。
すみません
514 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/29 07:53
明日は、大丈夫か・感想
全体的には、まとまっている様だが、
タクシー中での会話が、何も心に残るものがない。
主人公の実は、家で待っている彼女が気になってしょうがない。
忙しくて平気なフリをしているが、
本当は、彼女と過ごしていたい。
この主人公の思いを、見てみたかった。
具体的な、考え方として、
そんな、気持ちの時、作者は、どう行動する?
最後の、気になっている様子だけでは、
思いに共感できなくなる。
515 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/30 23:39
>514
感想ありがとうございます。
かんげきです。
>>タクシー中での会話が、何も心に残るものがない。
まったく言ってる通りですね。
>>そんな、気持ちの時、作者は、どう行動する?
俺なら家に帰ってむて寝するなあ。そんなのじゃ話にならないですね。
別の行動を考えなければダメか
ありがとうございました。
>>491,
>>494の感想がないのですがこちらもお願いします。
(俺が書けって)
516 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/02 01:10
491>感想
まとまって、いいと思う。
でも、インパクトがない。
主人公の帰れない設定が、もっと必要不可欠な物だと面白いかも。
プレゼンじゃ、あまりにもありきたりだし、
それで帰れないのは、自分の力不足になるわけだから、
同情の余地があまりない。
例えば、何かの事故に巻き込まれるとか、
困った人助けとか、自分に非が無い様にすると
読み手は、もっと納得する。
517 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/02 12:27
そんなのありきたりでばかみたい
田舎から帰ってきた。
感想入れます。
>>494 前の投稿ではオチがきまっていたが今回はいまいちだと思う。
状況を説明しきれていないので感動もできない。
状況も複雑そうなので長さ的には無理か。
いいセリフがもう少しあればよさげに見えるのかな
(俺の作品にもそのまま当てはまるな)
>>491 1さんの作品です。
1さんはだんだんつまらなくなっている。
最初の方はこりゃ敵わないというレベルだったが
あなたの素顔も読んだがこれならなんとかなるなというレベル。
この差はなんなのかな。セリフなのか?
俺の評価としては491>494>499だな。
(俺が一番下じゃねえかよ)
失礼があったかもしれないが気にしないでください。
あと1も感想入れてくれい
エース(17)
はーと(17) 本名 西田心
監督(42) 本名 高山進
私服警官
○ラブホテル・前(夜)
はーと(17)が金を持って出てくる。
エースの声「はーと」
エース(17)が自転車に乗っている。エ
ースは坊主頭。
はーと「あっ、エース」
エースが自転車に乗って来る。
はーと「5万円もらっちゃった」
エース、たばこを吸う。
はーと「たばこ吸ってるの?」
エース「かっこいいだろ」
はーと「ガキねえ」
エース「うるせー」
はーと、エースの自転車に乗る。
自転車が出発する。
○道
エースとはーとが自転車二人乗りしてい
る。エースはたばこをくわえている。
はーと「スカウトされちゃった」
エース「えっ」
はーと「今日、渋谷でね・・・」
× × ×
都会の街並み。
はーとの声「芸能界かあ・・・芸能界って私
の夢なんだよね」
× × ×
はーと、ポケットから名刺を取り出し見
つめる。
エース「見せろ」
エース、はーとから名刺を奪い見る。
エース「ばーか、これAVだよ。アダルトビ
デオ」
エースから名刺を取り戻し見つめるはー
と。エースのたばこの煙。
○高校・グラウンド(昼)
エースが投げている。プロ野球のスカウ
トがエースの投球を見ている。スカウト
はくわえたばこ。
監督(42)が来て、
監督「(エースに)おい」
エースが行く。二人、部室の方へ歩く。
○部室
エースと監督。
エース「監督、何か?」
監督、エースをぶん殴る。
監督「援助交際してる家出娘かくまってるっ
て?俺の耳に入ったぞ。どうするの?」
エース「・・・」
監督「いいか、その女を切れ。プロのスカウ
トも来てるんだ。こんなことで台無しにし
たくないだろ」
エース「・・・」
監督「大人になれよ」
エース「・・・そんなことできないよ」
監督「俺から話つけようか?」
間。
エース「くっくっくっ(笑)」
監督「なんだ?」
エース「自分がかわいいだけじゃねぇのか?
万年予選落ちのB級監督のくせして。チャ
ンスだと思ってはりきってんじゃねーよ」
エース、出口の方に行く。
監督「どこへ行く?」
エース「くだらねえよ」
エース出て行く。
○クラブ・中(夜)
人でにぎわっている。エースとはーと。
エース「高山進って知ってるか?」
はーと「誰?」
エース「野球選手さ。八十年ドラフト5位、
通算十五打数三安打、打率二割。たいした
ことないだろ」
はーと「知らなーい」
エース「うちの監督だよ・・・プロ行ってい
いことあるのかなあ」
はーと「あるんじゃないの、プロだもん」
エース「野球やめようかなあ」
はーと「ふーん」
エース「お前、ふーんってよー」
はーと「野球やめたって私好きだよ」
エース「・・・お前に言われてもなあ」
はーと「エース、あのさ、この前スカウトさ
れたじゃん、行ってみようかなって」
エース「アダルトビデオじゃねーか」
はーと「AV出身のタレントっていたじゃん。
そういうのもありかなって」
間。
エース「・・・お前はばかだよ。ばかだ」
はーと「でもチャンスなんだよ」
エース「・・・芸能人なんて無理なんだよ」
はーと「でも・・・」
エース「行くぞ」
エース出口に向かう。はーとはエースを
追いかける。
はーと「エース!」
○同・前
エースとはーと出てくる。はーと、私服
警官に取り囲まれる。
私服警官、はーとに警察手帳を見せて、
私服警官「西田心だな」
はーと、エースを見る。エース後ずさり
をする。
はーと「(エースに何かを言おうとするが言
葉にできない)」
エース、走って逃げる。
○街道
エース、走っている。
エース「ちくしょう、ちくしょう、ちくしょ
うー」
エース息を切らしている。エース、止ま
りたばこを取り出しくわえる。ライター
で火を点けようとするが、点かない。
エース「(たばこを投げつけ)ちくしょう」
○グラウンド(昼)
グランド整備をしているエース。
携帯電話の音。エースは電話をとり、
はーとの声「エース・・・」
エース「どうした?」
はーとの声「なんか声聞きたいなって・・・」
エース「・・・で今何してる?」
はーとの声「帰ってきた。学校も行ってるし
・・・ばかだった、家出なんてして」
エース「でも・・・」
はーとの声「もういいの・・・芸能会なんて
私には無理だったの・・・学校も楽しいし」
エース「いいのか?」
はーとの声「夢をあきらめる度に人は大人に
なるんだよね」
エース「・・・そんなのでたのしいのか?」
はーとの声「たのしいとかじゃなくて、なっ
ちゃうもんなの」
エース「・・・」
はーとの声「野球は?」
エース「やってるよ」
はーとの声「プロ行くんでしょ?」
エース「たぶんな」
はーとの声「がんばってね、応援してる」
エース「・・・」
はーとの声「じゃあね、もうかけない・・・」
電話切れる。
エース「(電話を持ち)おい!おい!おい!」
エース、空を見上げ、
エース「大人か・・・かなしいな」
監督の声「いた、いた」
エース「?」
監督来る。
監督「お前、東京ベアーズ入れ。俺もいろい
ろ話聞いたんだけど、あそこはいいぞー。
スカウトの話じゃーなー・・・」
END
感想よろしくお願いします。
527 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/05 03:44
寺山修司のサード意識してる?
528 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/05 08:56
>527
書いてる途中で似てるということにきづいてしまったが
もうストップできないので最後まで書いちゃいました。
題名なんて5回も変更したのに、サードのことを忘れて
よりによって1番似ている題名をつけるとはまったく俺はどうかしてる。
よく考えたらひどい話でかなりへこんでます。
529 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/05 18:13
旧友 作 冗長度100%
登場人物
小林三郎 30 工学博士 研究所勤務
優子 23 女優の卵
太田 30 小林の旧友 武道の達人
#01 優子の部屋 古い木造アパート 朝
ちゃぶ台に向かい合い、話をしている小林と優子
優子 「大体そんなこと私には関係ないじゃないですか」
小林 「素直じゃないな。俺と一緒にいたい癖に。」
優子、眉をひそめて、
優子 「小林さん、ほとんどストーカーですよ。」
小林、考える。
優子 「もう帰ってください。」
ドアを指さす優子
小林 「じゃあ、アルバイトだと思えばいい。」
優子 「バイト?」
小林 「そうだ。これだけ出そう。」
小林、指を二本たてる。
優子 「200万円ですか?」
小林 「半年くらい愛人やる気か?
・・・今日一日言う通りにしてくれれば、
2万円出そうといっているんだ。」
逡巡する優子
530 :
旧友2/7:03/01/05 18:16
#02 ファーストフード店
カウンターに立つ店員姿の優子、にっこり微笑んで、
優子 「いらっしゃいませ。こんにちは。ご注文をお伺いします。」
店内に客はいない。
ひとり、小林が店の隅に座っている。
小林、全く関心ない声で、
小林 「ふん。初めてにしては上手いもんじゃないか。
さすがは女優と言うところか?」
優子、顔をしかめて、
優子 「それで何をさせたいんですか?」
小林 「要は、人助けだ。」
優子 「・・・・」
小林 「じゃ、よろしく頼む。」
小林、背を向け、店から立ち去ろうとする。
優子 「え?ちょっと・・・・訳の分からないまま帰ろうというのか?」
小林、立ち止まる。
優子 「ただ誰かの代わりをしていればいいんですか?」
小林、振り返る。
小林 「・・・・」
小林、踵を返し、足早に店を立ち去る。
優子 「待ってください。」
優子、小林を追おうとするが、
カウンターに制服を引っかけて手間取る。
店外の通りを見るが、すでに小林の姿はない。
優子 「・・・・」
531 :
旧友3/7:03/01/05 18:17
#03 優子の部屋 夜になっている。
優子、帰ってくる。ちゃぶ台の前に座り込む優子
優子 「これで2万・・・それにしても、普通だったら時給・・・」
腑に落ちない優子
電話が鳴る。
優子 「もしもし」
#04 何処か
小林 「大丈夫か?」
以下カットバック
優子 「え?小林さんですか?大丈夫って何がですか?」
小林 「そうか。だったらいいんだ。」
優子 「それにしても2万円ですか?」
小林 「約束だからな。それより、本当に何もないな?」
優子 「・・・なんなんですか?」
優子の部屋のドアが開いて、携帯電話を耳に当てた小林が入ってくる。
小林 「そうか、大丈夫か。それは良かった。」
小林、上がり込む。優子立ち上がって、
優子 「勝手に入ってこないでくださいよ。」
小林 「まあまあ、・・・いいから座れ。」
小林ちゃぶ台の前に座り込む。
小林、1万円札を2枚ちゃぶ台に上に置く。
小林 「今日の報酬だ。」
優子 「説明してください。あれだけで2万円なんですか?」
小林 「時給850円の方がいいのか?」
小林、1万円札を財布に戻そうとする。
優子 「いえ、そうじゃなくて・・・・」
小林 「じゃあ、黙って受け取れ。」
小林、札を置いて立ち上がる。
532 :
旧友4/7:03/01/05 18:23
優子 「・・・・」
小林、思い直して再び座る。
小林 「よし、説明するぞ・・・」
突然、明かりが消える。闇。
小林の声 「うわぁぁっ!」
優子 「どうしたんですか・・・小林さん?」
灯りがつく。小林の姿はない。
優子 「小林さん!」
部屋を飛び出す優子
#04 優子のアパートの前
飛び出してくる優子
小林の姿はない。
優子 「・・・・」
#05’ 優子の部屋
戻ってくる優子
ちゃぶ台の上には何か書かれた紙片
手にとって紙片の内容を読む優子
徐にお茶を淹れ、啜る優子
× × × ×
#06 回想 優子の部屋 朝
小林 「私の古い友人に太田という男がいるんだが、
実はこの男がトラブルに巻き込まれているんだ。」
優子 「・・・・」
小林 「こいつは武道の達人なんだが、この無骨な男が
ある娘に一目惚れしてしまったんだ。」
533 :
旧友5/7:03/01/05 18:25
優子 「それでその女に騙されるかなんかしたんですか?」
小林 「そうじゃない。太田はその娘が愛しいあまり、
昼も夜もその娘のあとをついてまわり、
電話をかけまくったらしい。」
優子 「ストーカーじゃないですか。」
小林 「それで君に協力して貰いたいんだが・・・」
優子 「なんで?大体そんなこと私には関係ないじゃないですか。」
× × × ×
#07 優子の部屋
紙片の文章を読んでいる優子
紙片の文章
『小林三郎は預かった。返して欲しければあの店でバイトしていた、
大川桜子ちゃんの引っ越し先を、この番号の留守電に入れておけ。
090−××××−××××』
優子 「さすがに名前は書かなかったか」
優子、受話器を手に躊躇う
舌打ちした後、電話をかける。
優子 「もしもし、太田さんですか?」
#08 太田の部屋
トレーニング器具が並んでいる。
太田 「そうだが・・・誰だ?」
以下カットバック
優子 「出るのか?・・・・あ、あの、大川さんの知り合いなんですが」
太田 「桜子ちゃんの?」
534 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/05 18:25
535 :
旧友6/7:03/01/05 18:26
優子 「ええ。それで、お伝えしたいんですが・・・
彼女、あなたのこと何とも思ってないんですよ。
だから、あなたにつきまとわれて迷惑してるんです。」
太田 「うそだ・・・」
優子 「あなただって本当は分かっているんでしょう。
もう追いかけ回すのをやめてください。
二度と会いたくないんです。
いいですね。わかりましたか?」
太田 「・・・・・」
優子 「分かっていただけたようですね。それじゃ。」
優子電話を切る。
--
#09 太田の部屋
太田、携帯電話を手に呆然としている。
やがて、声をあげて泣きじゃくる太田
トレーニング機器の間に
縛られ、猿ぐつわを噛まされている小林が横たわる。
#10 優子の部屋
優子、鼻歌を歌っている。
窓の外、見上げると、星空が綺麗だ。
[終わり]
536 :
旧友7/7:03/01/05 18:27
小林はかつて優子の家庭教師でもしていたのかも知れません。
そもそも、太田は馬鹿だからはっきり言われないと分からないのに、
大川桜子ちゃんは傷つけまいとかなんか知らないが、
曖昧な態度をとるからいけないんだ。
というお話にしてみたつもりです・・・とか不要のコメントですか。
ほぼ、シナリオ初挑戦でしたので作法がよく分かっていません。
誰かの真似して書いてみました。冗談ですので、まあそう怒らずに。
537 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/06 01:02
あけましておめでとございます。
>>518 感想有難うございました。
放置はつらかったんですごーい感激です。
「明日は大丈夫か?」の感想ですが、タイトルの意味わからんかった…
ストーリはあれですよね。幸せの黄色いハンカチ?っぽいお話ですよね?
(違ったらスマソ)
きれいにまとまっているけどハンカチみたいなインパクトはあんまないかな?
3つの作品に共通してるのは、クリスマスらしからぬ場面ばかりでしたね??
↑494です
「あなたの素顔が」の感想です。
・3のシーンの涼子さんの「足を止めさせて、振り向かせないとね」という台
詞で、展開をすごい期待してしまったのに、野村が美和を呼びとめて心情を
告白しただけだったので少し残念でした。どうやって足をとめさせるんだろ
う? 野村が何かしでかすのかな(事件が起きるとか)と思ったんで…
それをきっかけに2人の関係に何か変化が生まれるんかなと思ったんで。
・涼子さんが、2人の関係の説明役だけでは、もったいないかも。
540 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/06 03:40
エース!の感想
技巧も何もないんだけどストレートな表現が気持ちよかった。
541 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/06 05:47
『旧友』・・・意味がわからん
542 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/06 07:28
エースの作者さん、年齢はおいくつでつか?
(^^)
544 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/06 18:29
下がりすぎ
545 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/06 19:22
546 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/06 19:28
547 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/06 19:53
お前らになれるわけないじゃん
俺はなるけどなw
548 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/06 20:06
禿同!
549 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/06 20:52
誤爆?
550 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/06 22:24
>537
感想ありがとうございます。
>ストーリはあれですよね。幸せの黄色いハンカチ?っぽいお話ですよね?
当たってるような違うような
>きれいにまとまっているけどハンカチみたいなインパクトはあんまないかな?
インパクトがないのはわかってるけど、ハンカチってなんだああああ
あの作者とは違う人です
551 :
エースの感想:03/01/06 23:43
エース、はーと、東京ベアーズというネーミング、
「狂い咲きサンダーロード」の石井聰亙ばりの頭悪そうなセンスが
逆に格好良くて新鮮。多分誰も誉めないと思うけど俺は好き。
他の作品も読みたい。
552 :
とり急ぎ、DS40 ◆DS40EWmSfc :03/01/07 09:56
心の時代の2003年へ
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
このスレの皆さんが今年一年、幸せでありますように。
そして、一人でも多く、それぞれの夢をかなえられますように。
心暖まる、心打たれるドラマを作るため、互いに研鑚しましょう。
追伸 あいさつが大変遅れましてすいません。
活発な投稿・批評が交わされてたみたいですね。幸先いいことです。
これからじっくり読みます。
>>1さん、お邪魔します。
とても面白いスレですね。
私も頑張って一作仕上げてみます。
554 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/07 16:52
エース!の高評価は意外ですな
555 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/07 17:17
未熟な作品を過大評価するのは
本人の為になりません。
「遅れて来ても」(6−1)
倫子(28)スナックホステス
スナックのママ(31)
綾乃(6)倫子の一人娘
倫子の父親(55)
○4人ほどの酔客でざわついているスナックの室内
カウンターを隔てた洗い場で、一身に皿洗いをしている倫子に、
店のママが歩みよってくる。ママ、カウンターへ肩肘をつく。
ママ「みっちゃん、今日はもういいから、お上がりなさいよ。
夜中は雪になるって予報だから、お客さん増えそうもないし」
倫子は顔を上げるが、皿をすすぐ手は休めない。
ママはカウンターのなかへ入り、器用そうな手つきで
水道の蛇口を捻る。そして、倫子の背中を柔らかく押す。
ママ「さぁさ、後はあたし一人でやっとくから」
557 :
葛の葉 ◆Leaf.p8Qac :03/01/08 04:06
(6−2)
倫子「(前掛けで手を拭いながら)ご免なさい、ママ。いつも・・」
ママ「ねぇ、これ。さっきね、金森さんが下さったの。
一件目のお店で、女の子に貰ったんですって。」
ママはプラステックの箱に入った動物の形の砂糖菓子を取り出し、
手のひらに乗せて倫子へと差し出す。
ママ「ちょっと、可愛いでしょう。綾乃ちゃん、喜ぶんじゃない?」
倫子は笑顔で、ゆっくりと受け取る。
倫子「本当、可愛い。ありがとうママ。金森さんにお礼、お願いします」
ママ「うん、言っとく。・・・・みっちゃん、昼間もバイト掛け持ってたら、
きついでしょうに。(俯きがちな倫子の顔を覗き込むように)ちゃんと、寝てる?」
倫子「あっ・・大丈夫です。綾乃、来年小学校だし、ちょっと・・頑張らないと」
ママ「そっか・・じゃあ、帰り道、気をつけてね」
倫子へ背を向け、小ぶりな冷蔵庫の前でかがみ込んだママに、
倫子は前掛けを外しながら、軽く会釈をする。
558 :
葛の葉 ◆Leaf.p8Qac :03/01/08 04:08
(6−3)
○寒々とした繁華街の裏道。地味な色合いのコートの襟元を押さえて歩く倫子。
どこからか、クリスマスソングが洩れ聞こえてくる。
○場面変わって、倫子親子が暮らすアパート前。街頭少なく寂しげなたたずまい。
靴音を響かせてアパートの階段を上る倫子。すると、部屋の前で、
幽鬼のように佇む人影が視界に入り、倫子は不審そうに表情をこわばらせる。
倫子「(つぶやく)・・・・お父さん・・・・・・」
倫子、視線を反らし、自嘲するかのように微笑む。
倫子「(絞り出すような声で)なんの用なの?いまさら・・・・」
倫子の父、憂いをたたえた面持ちで娘をみつめる。無言。
倫子「(父親を睨みつけながら)あっちの家には、内緒で来たんでしょ?」
倫子、震える手でハンドバックからシガレットケースを取り出す。
倫子「(苛々とした仕草で煙草に火を点けながら)母さんの葬式にも
顔見せなかったのにさあ、いまさら・・・なんで来るのよ・・・・」
父親、無言のまま。
559 :
葛の葉 ◆Leaf.p8Qac :03/01/08 04:12
(6−4)
倫子「母さん、一人で苦労してさあ・・(頬を涙が一筋伝う)」
倫子「(白煙をゆっくりと吐き出しながら)帰ってくれない?」
不意に、倫子の部屋のドアが開く。綾乃が顔を覗かせる。
2人の視線が、一斉に綾乃に注がれる。
倫子の父は素早くかがみ込み、綾乃を両腕に抱きすくめる。
倫子は駆け寄るとハンドバックを頭上に振りかざし、父親に叩きつける。
倫子「(父親を叩きながら)アンタに・・・この子は・・絶対抱かせないっ!」
綾乃の頭上へ顔を伏せ、叩かれ続ける父。呆然と母親を見上げている綾乃。
ハンドバックから化粧品や小物類が飛び出し、辺りに散らばる。
砂糖菓子の動物も、コンクリートの床へ叩きつけられ、無残に潰れる。
不意に、父親は綾乃から身を離す。同時に倫子は、綾乃を引き寄せる。
父親は、娘と孫の顔を交互にみつめてから、きびすを返し、立ち去る。
綾乃を抱いたまま、脱力して、その場にしゃがみ込んだ倫子の目に、
ドア脇へ置かれている、綺麗にラッピングを施した袋が映る。
560 :
葛の葉 ◆Leaf.p8Qac :03/01/08 04:17
(6−5)
○アパートの室内。
倫子、袋の中身を広げている。母の脇に座り、
瞳を輝かせている綾乃。
玩具をみつけて手に取り、歓声をあげる。
その内のひとつを手に取り、ぼんやりと弄ぶ倫子。
やがて、倫子はいきなり立ち上がると、壁にかけてあった
コートを手に取り、玄関へ向かって駆け出す。
○寒々とした道路。雪がちらついている。白々と息を吐きながら、
父親の姿を求めて、駆ける倫子。しかし、人影はない。
○夕刻。開店前のスナック。女2人、並んでカウンターで呑んでいる。
ママ「それで、お金は受け取ることにしたんだ?」
倫子「(グラスを傾けながら)はい・・綾乃へってことだし・・・
退職金のなかからだから、あっちの家族とは、揉めたと思うし・・・」
ママ「そうよね、(やや力強く→)それでも
お父さんは、貴女たちに受け取って欲しいのよ」
561 :
葛の葉 ◆Leaf.p8Qac :03/01/08 04:20
(6−6)
倫子「(頭を抱えるような仕草)なぁんか・・・わからないですよねえ、人って」
倫子「お金のことだけじゃあ、なくってね。母とあたしを捨てた人が、
あんなに、悲しい顔、するなんて。綾乃を、あんな風に・・抱きしめるなんて。」
倫子「(顔をあげ、ママの方へ首を傾げ)ねえ、ママ、こんな話、知ってます?
目が見えない人は、相手の手に触っただけで、心の中が、見えるんですって。
ただ、手に、触っただけで、あったかい人だとか、
こわばった心の人だとか・・・わかるんですって。」
倫子「(顔を正面に向け)でも・・・最初っから、わかるわけでは、
ないんでしょうね。わかりたい、わかりたいって、願っているうちに、
わかるように、なれるんでしょうね・・・きっと」
倫子「(遠いまなざしで)あたしも、わかるようになれるでしょうか?
そうしたら、一番初めに・・・お父さんの手に、触ってみたい・・・・」
終わり
短いなかにエピソードを詰め込むのってケッコー大変。。
562 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/08 11:25
563 :
覆面簡素人 :03/01/08 12:57
(1−1)
太鼓が散乱している闘牛場。猫が三匹牛の背中の上に乗っている。
近藤正彦がジャックナイフを舐めながらオナニーをしている。
太陽が燦然と輝いている。
正彦「(射精し終わり)はぁはぁ、俺も年を取ったぜ……(白濁液を指でなぞりながら)あっ、陽子か?」
陽子「(牛に乗って正彦のそばまできて)またやってたの?」
正彦「やってた、やってたぁ(ジミー大西の物まねで)」
陽子「(軽蔑の眼差しで正彦を見ながら)気安くお尻に触らないでっ(正彦の腕を振り払う)」
正彦「(逆上して)ピィー(口笛を吹く)」
○牛に乗った老人たちが続々と門から出てくる。そいつらはサーベルを口にはさんでいる
陽子「(老人を見ながら大声で)こいつらはいったい何なの?」
正彦「見てのとおりだ」
陽子「老人というわけね」
正彦「彼らは深い悩みを抱えている鬱病患者たちだ。
(未完)
564 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/08 13:08
未完でうpするのは、なぜ?
565 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/08 13:17
>>563 他の作品を引き立てる為にネタであげたのね。
ご苦労様でした。
566 :
うんこぶた:03/01/08 13:17
(1−1)
ライオネス・オスカー賞授賞式に北米までやってきたノーベル田中さんであったが、
婦人用下着着用の嫌疑で御用となった。
署に連行されたノーベル田中さんは精神異常の疑いがあるとされた。
ノーベル田中「つ、妻に合わせてください」
ライオネス・オスカー「ダメだよキミ。キミは一生奥さんには会えない」
ノーベル田中「なぜですか刑事さん」
ライオネス・オスカー「キミは鑑別所行きだ」
ノーベル田中「(取り乱して)もう俺の人生終わりだ!」
○婦人デカ登場。
婦人デカ「犯人はまだ口を割らんか」
ライオネス・オスカー「ごらんのとおりの騒ぎようさ」
婦人デカ「アハハハハハハ」
ノーベル田中「何がおかしいんだ。笑いたきゃ笑え」
婦人デカ「お前にはもっと恐ろしい事が待っているのさ」
ライオネスオスカー「さあ立て(ノーベル田中を連行していく」
ノーベル田中は人体実験用人間としてその後の人生を送ることになる。
ノーベル田中「ここはどこだ?」
ライオネス・オスカー「人体実験室さ」
ノーベル田中「助けてくれえ
(未完)
567 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/08 14:47
566 :うんこぶた :03/01/08 13:17
(1−1)
ライオネス・オスカー賞授賞式に北米までやってきたノーベル田中さんであったが、
婦人用下着着用の嫌疑で御用となった。
署に連行されたノーベル田中さんは精神異常の疑いがあるとされた。
ノーベル田中「つ、妻に合わせてください」
ライオネス・オスカー「ダメだよキミ。キミは一生奥さんには会えない」
ノーベル田中「なぜですか刑事さん」
ライオネス・オスカー「キミは鑑別所行きだ」
ノーベル田中「(取り乱して)もう俺の人生終わりだ!」
○婦人デカ登場。
婦人デカ「犯人はまだ口を割らんか」
ライオネス・オスカー「ごらんのとおりの騒ぎようさ」
婦人デカ「アハハハハハハ」
ノーベル田中「何がおかしいんだ。笑いたきゃ笑え」
婦人デカ「お前にはもっと恐ろしい事が待っているのさ」
ライオネスオスカー「さあ立て(ノーベル田中を連行していく」
ノーベル田中は人体実験用人間としてその後の人生を送ることになる。
ノーベル田中「ここはどこだ?」
ライオネス・オスカー「人体実験室さ」
ノーベル田中「助けてくれえ
(未完)
568 :
変態オナニーマン ◆5edT8.HnQQ :03/01/08 15:17
(19−2)
ノーベル田中「お前らには血も涙もないのか(泣きながら)」
ライオネス・オスカー「無いね。そんなものはとっくの昔に忘れてしまったよ。
本当は言ってはいけないのだが、お前は初めから人体実験のためのモルモットとして決められていたのだ」
ノーベル田中「何だって?」
ライオネス・オスカー「お前がライオネス・オスカー賞を受賞したと言うのは真っ赤な嘘。お前をおびき出すための猿芝居だったのだ」
ノーベル田中「しかし私が妻のブラジャーと、パンティを身につけていたのは事実(恥ずかしそうに)」
ライオネス・オスカー「俺たちも当初はそんな理由でお前を逮捕するつもりは無かった」
特殊タイツを穿いた医師らが現れる。彼らは勃起している。
医師の一人「オペを開始します」
ノーベル田中「ま、麻酔はしないのか?」
ライオネス・オスカー「そうだ。さすがノーベル田中、物分りがいい」
ノーベル田中「いやだ、いやだ、いやだー、怖いよお、怖いよう」
569 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/08 16:17
急に常識的な展開になっちゃってどうしたの?
570 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/08 17:24
>>569 まあまあ。
うP完了するまで茶々入れるのはやめましょう。
571 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/08 17:38
☆☆本当の八頭身 ☆☆
一年たった今でも、
(誇大+被害)妄想とか言ってる奴正直言ってキモい。
俺が、おまえにやった事は言動においても行動においてもすべてが
"暴力"なんだよ。
Internetで「ケロッ」とやったそれだけで、俺だと一発でバレる。
それはまったくのオリジナルで、人にない物だ。
俺は、八頭身モナーに一番近いゆえに2chで育てられる。
ホモだろうが精神異常者だろうが勝手にいってろ。
俺は、当時そういった情報の流出に対して座禅をしてこられた。
アルバイトやサイクリングして何かにヒタスラ精進した。
故郷に、帰ってもなぜ自分から見て社会の最底辺の人間を襲うよ
うなことしたのか物凄く悔いている。
だけど、それらは命を削って精進した事によりすべてを相殺した。
572 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/08 17:38
□■過去の生産と正当化だ□■
俺は、1,2回しか人に相談したことがない。「「意固地が、ない」
と思われたんだろう」それだけでキッパリ忘れようと思った。
高校の時は、よく部活の仲間と賭けで1対1をした。 センターで
あるという理由からゴール下のシュート以外禁じられた。
高校の時と大学の時も、大富豪でガッポガッポ金取られた。
今、思えはお金は取られたが後輩の'+’になったのだ
ろう。(バスケ)
自分のルールの上で考えると当たり前自分の都合のよい物にな
るだろう。
決して、私利私欲のためじゃない。
俺は、「誰にも相手にされなくなった。」なんて気にした事がな
い。 恣意て言えば、孤独をモデル化したんだろう。
八頭身を悪いように言う奴勝手に書いてろ。
1年前の事を、今でもウジウジやってるのは正直キモい。
っていうか、忘れろ。
お前らに、その考え方は相応しくない。
573 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/08 17:44
妥当な評価です(笑。
正直、まとめることを優先して面白さはあんまり考えていなかったです。
台詞も荒っぽい。しかし、この短さで「面白さ」を追求するとすれば、
意表をつく展開とか、インパクトのある台詞が必要ですね。
しかし、大げさ過ぎると読み手置いてけぼりな展開になっちゃうし・・
575 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/08 17:56
576 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/08 18:04
>>574 今までこのスレにアップされたシナリオは
面白い物もたくさんありましたよ。
別に葛の葉 ◆Leaf.p8Qacさんを貶める気はありませんが。
577 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/08 18:54
ところで作品に点数つけるっていうのどうなったの?
578 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/08 18:57
きょえええええええ
579 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/09 00:32
なかなか厳しいですね。
580 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/09 19:08
あげ
○市民会館・外
『成人式会場』の看板。
着物姿の弥生(20)が足早に入ってい
く。
○同・入り口
弥生が入ってくる。奥に大勢の人。そ
の中に山崎がいる。
弥生の顔。
× × ×
山崎の姿。
× × ×
弥生、奥に入っていく。
○同・奥
大勢の人。弥生、山崎の脇を通りぬけ
ようとする。
山崎「よう、弥生」
弥生、足を止める。
弥生「おす」
山崎「きれいじゃねえか」
弥生「へ?」
弥生、にこにこしだす。
山崎「仕事どうだ?」
弥生「ぼちぼちでんな」
山崎「リストラされたんじゃねえかと心配し
たぜ」
弥生「そっちこそ、東京どうなのよ?」
山崎「楽しんでやってますよ」
弥生「留年したんじゃないかと心配したぜ」
男の声「山崎ー、こっちこいよ!」
山崎「今、行く!」
弥生「ねえ、終わったらボウリング行くんだ
けど、一緒に来ない?」
山崎「わりい、先客あるんだ。じゃあな」
山崎行く。
スーツ姿の則子(20)来て、
則子「弥生、きれい!」
弥生「へ?」
則子「着物かあ、いいなあ」
弥生「・・・そうよね、着物だよね」
弥生と則子、行く。
おしまい
583 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/10 00:54
『成人式』
ほのぼのしてて、いいんじゃないですか。
役者に演じる楽しみを持たせる書き方ですよね。
584 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/10 15:38
ノーベル田中ストーリーはどうなったんだ?
続きが気になるんだよー
585 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/10 17:34
586 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/11 00:26
>583>585
感想ありがとうございます
意外な高評価に驚いてます
書きなおしたいところもあるし個人的には全然ダメダメなんだけど
>誰に影響受けたのか気になる。
今回のは倉本聡的かな
これだけ短いのでも色々勉強になったので
しばらくはこの長さでいきたいと思います
587 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/11 01:07
588 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/11 04:57
>>581-582 率直に言って素人臭いんだけどそこが良い。
弥生という人間が目に浮かぶもんね(笑)
すごく魅力的に描けていると思う。
589 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/11 04:59
590 :
冗長度100%:03/01/11 16:33
541 >
>『旧友』・・・意味がわからん
545 >
>なぜというのが目立ちます。
適切なアドバイス、感想ありがとうございます。
いずれにしても、
さらに、説明しなければ分からないようでは駄目ですね。
退散
591 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/12 00:03
あけ゛
592 :
葛の葉 ◆Leaf.p8Qac :03/01/12 00:30
「・・幼ナ友ダチ」
遠藤里枝(26)・・・主婦
遠藤知美(6)・・・里枝の一人娘
由佳(29)・・・・・里枝の夫の姉
遠藤家の居間。主婦の里枝と、義理の姉である由佳が談笑をしている。
由佳「本当にいいお家ねえ。忠志は、随分無理したんでしょ?」
里枝「(紅茶を煎れながら)そうでもなかったんですよ。
ここの前の持ち主の方は、なにか不幸がおありになったそうで、
手離すのを急いでいましたから、かなりお値打ちでしたの。
先方にはお気の毒でしたけど、私たちはラッキーでしたわ」
室内をゆっくりと歩いていた由佳、何かに目を止めると、
窓辺で身を乗り出す。その視線の先の、晴天下の芝生の片隅に、
人形を抱きしめた知美が、一人で座り込んでいる。
由佳「・・知ちゃんは、あんな所でなにをしているの?」
里枝「(カップとソーサーをテーブルへ置きながら)ここへ越して来てから、
空想で友達を作ることを覚えてしまって・・。
ああやって半日、庭のすみっこで、一人で遊んでいるんですよ。」
由佳「空想の友達ごっこかあ・・懐かしい。私が子供だった頃にも、
やった記憶、ある。可愛がっていた、人形の名前をつけたりして」
里枝「そういうものですよね、子供って。知美は、ちょっと内気な子だから、
心配しているんですけど。来年、小学校へあがったなら、
普通に友達と遊ぶようになりますよね?」
由佳「ダイジョブよ。知ちゃんは可愛いから、男の子にももてるわよ、きっと」
里枝「(笑いながら)いやあね。からかわないで下さい」
593 :
葛の葉 ◆Leaf.p8Qac :03/01/12 00:33
「・・幼ナ友ダチ」その2
夜。子供部屋。里枝は、知美を寝かしつけているところ。
里枝「(ふと思い出したように)ねえ、知ちゃん。
知ちゃんのお友達って、どんな子なの?ママに教えてくれない?」
知美「(毛布で顔を半ば隠し、笑っている)・・・・」
里枝「駄目?」
知美「うん、とね・・・・お羽根があるのー」
里枝「お羽根が?じゃあ天使かしら?それとも妖精さんかな?」
知美「・・・・」
里枝「お名前は、なんていうの?」
知美「・・アーちゃん」
里枝「アーちゃんかあ・・そのアーちゃんと、
知ちゃんは、いつもなにして遊んでいるの?」
知美「・・アーちゃんねー、お手々で、キラキラ作ってくれるのー」
里枝「(怪訝そうに)キラキラ・・?」
知美「キラキラキラって、いっぱーい」
里枝、知美に背を向け、玩具や絵本を片付け始める。
暫くして娘の顔を覗き込むと、熟睡している。
布団を掛け直してから明かりを消し、部屋を出て行く。
暗闇のなか、知美の寝顔。すこしフレームアウトして、
数体の人形のアップ。どことなく不気味。
594 :
葛の葉 ◆Leaf.p8Qac :03/01/12 00:36
「・・幼ナ友ダチ」その3
居間。里枝、途方に暮れたような表情。
足元には、数個の植木鉢が砕けて散乱している。
バタバタと足音を響かせながら、知美が現れる。
里枝「(掃除機を用意しながら)知ちゃん、おはよう、は?」
知美「(立ち止まる)・・・・おは、よ」
里枝「早く、朝ご飯を食べちゃいなさい」
知美「・・・アーちゃん、お花嫌いなのー」
里枝、掃除の手を止めて知美を見る。知美、台所へと消える。
キッチンで手を洗っている里枝。その後ろ姿へ、徐々にカメラ近づく。
里枝「(なにかが体に触れた様子で)ちょっと、くすぐったいわ。
(笑いながら)知ちゃん?ご飯の途中でしょう?だめよ・・・知・・」
里枝が振り返ると、そこには何も無い。暫く、呆然と立ち尽くす里枝。
バシッ、と音を立てて、勝手口のドアが開く。身をすくめる里枝。
突風が吹き込んでくる。風にのって、知美の笑い声が聞こえる。
昼。里枝、洗濯物を手に、子供部屋の前へ。室内から、
知美の楽しそうな笑い声が聞こえてくる。ドアを開ける里枝。
知美、振り返る。その手元には、クレヨンと10枚ほどの画用紙。
里枝「知ちゃん、手を洗ってらっしゃい。おやつあるわよ」
座ったまま、笑い続ける知美。
里枝、たんすの前で膝をつき、知美の洗濯物を畳み始める。
595 :
葛の葉 ◆Leaf.p8Qac :03/01/12 00:38
「・・幼ナ友ダチ」その4
知美「ママー、アーちゃんねー、ママのこと好きなんだってー」
里枝「(手元へ視線を落としたまま)そうなの?嬉しいなあ」
知美「ママとも、遊びたいってゆってるー」
里枝「そうねえ、天使さんとだったら、ママも遊んでみたいわね」
知美、おもむろに立ち上がり、ばたばたと廊下へ駆け出て行く。
絨毯の上に、知美のクレヨン画が散乱している。
洗濯物を仕舞い終えてから、
それらを手にとった里枝、うちの1枚に目を留める。
兎のような生き物。しかし蝙蝠を思わせる羽根とカギ爪がある。
横には、あーちゃん、という幼い文字。
里枝「(・・天使じゃない。カギ爪のある天使なんていない。
これじゃあ・・・・これじゃあ・・・・・・・・)」
里枝の背後。空中で、何者かの息遣い。そのすぐ横の壁に、
細く長く傷がついていく。めくれ上がっていく壁紙。
キチッ、という音とともに、空中で火花が散る。
里枝「(アーちゃんって・・・・・
アって・・・・一体なんの略なのよ!?)」
里枝の背後で、床板が軋む。軋みはゆっくりと、
座り込んでいる里枝へと近づいて行く。
震えながら、振り返ろうとする里枝。
里枝の息遣い。怯えた瞳に、巨大な影が映る。
終わり。
596 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/12 02:47
「・・幼ナ友ダチ」の感想です。
小説として書き直してみたら良いのではないでしょうか?
映画「リング」の高橋洋氏の書き方も参考になるかもしれません。
597 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/12 03:23
葛の葉氏の作品はまとまっているけど、それだけなんだよね。
でも難しいジャンルだし、よく頑張ってると思う。
598 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/12 04:23
>598さんも書いて!
600 :
葛の葉 ◆Leaf.p8Qac :03/01/12 17:15
>>562-576-596-597の4人の方
感想どうも(^ヮ^-)ありがとう。ウレシイ
んと、、今3作目が、3分の1程仕上がりました。
ミナサンの言葉を教訓にして、頑張って作るです。
私の書く台詞は(|||- -)言い難い言い廻しが多いとオモタ。
葉書職人やってた頃も、たま〜に葉書を採用して貰った時には、
パーソナリティーの人が、舌噛みそうになっていたものでした。
601 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/13 15:03
>>592-595 葛の葉さんの“・・幼ナ友ダチ”に対するレス.
CX“世にも奇妙な...”の1話を1/2 - 1/3程度の時間に短縮すると
こういう展開になるのかなぁ.違うかな.違うな.
(1) - (4)で下地があって,(4)の最後で展開を観衆の想像に
まかせるというのは手法が普遍過ぎる.
(閑話休題.
>>596 この投稿された方の場合,小説にして分量を長くすることで,
もう少し力量展開が図れるのでは?という意図ですかね.
)
以下はぼくの嗜好.本作に拘るという束縛条件.
さて,この作品では,主人公はお母さんで娘は副主人公であるという
前提なんだろうけど,むしろ娘も主人公に格上げしてもっと娘の存在
を(4)で強調してほしい.短編であることが束縛条件なので,
(1) - (4)レス程度という前提でお話しします.
(1), (2)を(1)の分量程度に一気に省略して,(2)で盛り上げて(3)前半
で最高潮に持っていく.(4)でその間の娘の振るまい,加えて何か
アッと愕くような展開が観たい.もちろんお母さんがどうなったか
というのでも構わない.由佳が実は...というのは観たくない.
あくまで娘の幻想世界 + 母がその世界に遭遇する,という限定条件で.
こうすると,展開が早いしありきたりな絵から一歩出る可能性が模索
できる.投稿された方の想像力も拝見できると期待する.
下地の展開に時間をかけない,というのがぼくの言いたいことの本質.
602 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/13 21:13
それよりもシナリオの書式になってないんだけど
いいのか?
603 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/13 22:11
>>602 御意.前レスからの経緯を眺めても確かに改善がみられていない.
# しかし,スレをたてた1がどう考えているか,と.
それではシナリオ書式などの基礎知識を知るためのポインタをご提示を.
ぼくは脚本家を目指していませんので,そこまで言えません.
604 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/14 02:10
些細な事なんですが一応基本なので。
「主婦の里枝と、義理の姉である由佳」と書いても
シナリオでは通じないんですよ。
主婦、といっても色んな主婦がいる。
それを「主婦」という一般的な概念の中に押し込めて
人物を描いているのが葛の葉さんの作品なんですね。
その結果どうなるかというと、人間が生きてこない。
そこがつまらなさの一因でもあると思います。
605 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/14 02:19
>>604のようなことは「シナリオの基礎技術」などの本を読めば
ごく普通に書いてある事です。
606 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/14 03:54
>>592はセリフで説明しすぎでしょ。
こんな感じでどうよ↓
庭で意味不明な独り言を言っている知美。
居間で新築の家について雑談している里枝と由佳。
里枝は雑談の最中にも庭にいる知美を気にしている。
(時間経過)
由佳が玄関を出てくる。見送りに出る里枝。
由佳が庭の知美に話しかける。
由佳「知美、何してるの?」
知美「アーちゃんがね……」
由佳「ん? アーちゃんって?」
里枝「あ、お義姉さん、タクシーが」
かなんかごまかして由佳を送りだす里枝。
で、
>>593へ。
607 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/14 17:43
608 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/14 20:53
1はどうしたのかな
609 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/14 21:52
610 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/15 07:02
もう祭りはしないの?
611 :
DS40 ◆DS40EWmSfc :03/01/15 09:31
>>608 定期的にROMしてます。会社の目が厳しくなって、なかなか書き込みはできなくなりました。
もうすぐ(早ければ今週中にも)家のパソコンがネットにつながるので、それまでの辛抱と思ってます。
>>609 グッジョブ!!(AA略)
>>610 またそのうちやりたいと思ってます。
放置してる人とか簡素まだ書いてない人とか、どうもすいません。近いうちにちゃんとできます。
乱筆乱文スマソ
PS 盛り上がってるみたいで非常にうれしいです。
いきなりだが構想中の多分書くことはないであろう小説の原案を載せる。好きに使え。
がちゃん。ぱたぱたぱた。
「ああ、来たか」
「すまないユンケル。来て早々悪いが、おびただしい量のお湯を用意してくれ」
「判った。だが何に使うつもりだ?」
「お前が沸かしたお湯を使って……」彼は続ける。
「この、カップ・ヌードルを食おうと思ってな!――――」
「…………(なんで妙に盛り上がりのある展開なんだ?カップ麺ごときに)」
ネタ系活劇アクション、タイトル未定。
outline
時は現代、より少し未来かあるいは少し昔。
法律の下では裁けない異端の存在を狩るために派遣されたキリヌト教カトリシクの使者!
よくある話ですな……
keyperson
・ユンケル
カトリシク教会の使者1。異端審問代行者。銃使い。愛用の銃は駄菓子屋で買った水鉄砲。
弾は都心の蒸留してない汚れた水道水や有機水銀。これを食らってまともにいられる奴はいない!
・リポビタン
カトリシク教会の使者2。七聖刀の使い手。ジャパネット高田で買った万能包丁7点セットを使い分ける!
口癖は「とっとこ〜〜」
・モカ
上の2人の上司。公書を受け取り指令を出している。
情報通でコンピュータに詳しい。
ハッキングやリモートコントロール(ようはPC犯罪の類)を特技とするが、いかんせん共産党主義者なため、
「情報というのは我々兄弟の共有資産だから」と自分のパソコンのファイアーウォール等のセキュリティを外している阿呆。
ちなみに、上の3人は名前は仕事上の仮の名前。それぞれ自分が中毒症状を起こした栄養ドリンクの名前からとっている。
続き
第一話『貧しさが招く狂気!(80年代風テロップ)』
街では連続猟奇殺人が起きていた。
死因は決まって「増えるワカメ」を増やす前に飲んで、胃の中で膨張→窒息という原因。
犯人の意図は何なのか?
なぜ人はワカメを食うのか?
「なあ、というか増えるワカメってとっとこマズくねぇかぁ?」
乞うご期待!
第二話『そんなにおもちゃが欲しいのか!?(ワイドショー風テロップ)』
チョコエッグを日夜食い続ける人がいる。
チョコエッグはメスカリンなどの幻覚症状のある物質を含まないので、阿片などと違い法的には認められている。
だが最初はおもちゃ目当てで買っていたチョコエッグも、その甘い味に魅せられ、チョコエッグ依存症になった者は少なくない。
「俺たちは、チョコエッグのような法の隙間を抜けるようなものを裁く者さ!」
彼らはさまざまな手段を用いて、夏に馬鹿買いしたチョコエッグの調理法を考えていた。
うなる七聖刀(万能包丁7点セット)!!!
というかチョコを調理するのに包丁はいるのか!?
昏い表情のチョコエッグ依存者たちにリポビタンは叫ぶ。
「そもそもこれ賞味期限切れてるからとっとこ捨てちまおうぜ!」
乞うご期待!
以下、続く。
そして、つまらなかったらごめん(土下座)
615 :
死んだおじいちゃん:03/01/15 18:34
>614
気にするな
つーか、今アニメでやってるゲットバッカーズを見るに、どうせそのうち映画化するんだろうよ。
そこで思った。
劇場版 ゲットバッカーズ 奪還屋
〜北方領土を取り戻せ!〜
これをプロジェクトX調にやると面白そうな予感だがどうよ?
あ、知らない人ごめん(土下座)
617 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/16 12:23
618 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/16 19:31
新作楽しみにしてます。
自分は今なんどめかのスランプ……
619 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/16 19:33
火浦巧パロ?
age
621 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/17 18:11
622 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/17 22:14
ここに投稿したいんだけど、
書くのにちょうどいいエディタはありますか?
○タクシー・中
ドライバー(42)、新聞を読んでいる。
田中(32)が乗りこむ。ドライバー、
新聞を置く。
田中「田端まで」
ドライバー「(不機嫌そうな顔で)・・・」
田中「田端までお願いします」
タクシー急に動き出す。
田中「おっ」
ドライバー「(ぶつぶつと)何なんだ、今日
はやたら忙しいなあ・・・」
田中「えっ?」
ドライバー「いや、何でもありません」
× × ×
タクシーがすっーと反対車線に入って
いく。
田中の声「あっ」
タクシーが元の車線に戻る。
× × ×
ドライバー「すみません。なんだかんだいろ
いろあって最近この仕事はじめたんですよ。
運転してると突っ込みたくなっちまう」
田中「・・・止めてください」
ドライバー「いいんですか?」
田中「もういいから止めてくれ」
タクシー止まる。
ドライバー「すみません」
田中「今日は忙しいって・・・いいもの見せ
ようか」
田中、拳銃を取り出す。新聞にタクシ
ー強盗の記事。
おわり
624 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/18 00:07
625 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/18 17:10
>624
サンクス。かなりいいと思う。ただ登録料1000円だよん。
626 :
DS40 ◆DS40EWmSfc :03/01/18 22:36
ADSLキターーーー(AA略)
どうもごぶさたしてました、ついに今日、家にネットがつながりました。
これからおいおい、いろいろ書き込んでいくつもりですので、
どうかよろしくお願いします。
ネットにつながってから、初めて書き込みするわけですが。
とにかくそんなわけです。
これからいろいろやってきます。
投稿や批評とかがなんか増えてて、喜ばしい限りです。
これからもよろしく。
(^^)
>>601-607 ご助言と感想、どうもありがとうでした。
>601-604-606さんたちに、特に感謝しています。
おかげで、シナリオの概念がよく理解出来ました。
今後は戯曲をたくさん読んで、魅力的な台詞を書く
ために、精進したいと思っています。
シナリオは(私にとって)難しいのですが、
お目に掛けられるようなモノが書けましたら、
こちらへ投稿をさせて頂きますね。
629 :
激しくタイミング外しての感想 ◆DS40EWmSfc :03/01/20 20:18
>>520-525 エース!ですが、僕は非常に面白いと感じました。
工夫がないとか、ありきたりとかいう意見もあるだろうけど、
僕は自分が分不相応に凝った設定のものを書きたがるせいか、
こういうストレートなものには「かなわないなあ…」とかすぐ思ってしまいます。
というわけで、面白かったです。(やばい、語彙が貧弱なのがばれる…)
630 :
◆DS40EWmSfc :03/01/20 20:24
>>529-535 旧友 ですが、うーん…ごめんなさい、僕には意味がわかりませんでした。
ですが、嫁に見せたら、わかるって言ってました。
シナリオ初挑戦とのこと、どうもお疲れさまです。
これからもぜひ、がんがって書き続けて下さい。
(感想になってねーし…本当すいません)
631 :
DS40 ◆DS40EWmSfc :03/01/20 20:40
葛の葉さん、ようこそ当スレッドに。いくつも投稿お疲れさま。
>>556-561 遅れて来ても ですが、いい話になりそうな気がします。
僕はよく、ト書きがくどいとか言われてますが、これを読むとなんとなく、
その意味がわかるような気がします。
書いてる本人が必要だと思う描写が、本当に必要だとは限らない場合ってたまにありますね。
倫子のセリフで「母とあたしを捨てた人が、あんなに、悲しい顔、するなんて。
綾乃を、あんな風に・・抱きしめるなんて。」というのがありますが、
これに効果を持たせるのであれば、どんな風に抱きしめたのかがポイントとなると思います。
それで最後に「一番初めに・・・お父さんの手に、触ってみたい・・・・」というセリフですが、
なぜいきなりそこまで思えるのか。ついさっきまで、あんなに嫌ってたのに…と思います。
ここは、お父さんに対する気持ちが、ほんのちょっと変わりかけた…ぐらいの変化に抑えるのが
自然な流れではないかと思います。
632 :
◆DS40EWmSfc :03/01/20 20:46
>>581-582 成人式 ですが、いい味出してますね。
へんに感想つけると台無しになっちゃいそうですね。いい雰囲気です。
もっと書いて下さい。
>>590 冗長度100%さん
そう言わずに書き続けて下さい。
最初は誰だってそんなもんです。
633 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/20 20:54
さすが
>>1さんはわかってらっしゃる。
慧眼ですね。
634 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/20 20:55
エース!と成人式は僕の中でもヒットしました。
635 :
たまに猫に戻るDS40 ◆DS40EWmSfc :03/01/20 21:16
葛の葉さんといえば、書評スレも熱心に書いてますね。あっちもこっちもがんばって下さい。
僕の経験だと、100レス超えるぐらいの頃に、同志が出現してくれるような気がします。
それまでは自分との戦いでしょう。
>>592-595 ・・幼ナ友ダチ ですが、これもなかなかいい話になりそうな気がします。
問題なのは、ラストの里枝の「(アーちゃんって・・・・・アって・・・・
一体なんの略なのよ!?)」というとこですね。
ここが、観てる側も最後まで興味をひかれるとこですが、結局わからないままで終わっちゃう。
(…ん?もしかして、僕以外はみんなわかってるとか?だったら鬱だな)
とりあえず、今日はここまで。また明日できたら書きます。
そろそろシナリオ書かないと…正月休みからいまだにシナリオ脳に戻れてません。
来週あたり、もう一回正月来ないかなー。
>>633 にゃがにゃが。
>>634 ごろごろ。
636 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/21 13:45
さすが1さんは適確ですねえ。
私の中でも成人式はすっごいヒットでした。
面白かったです。
また書いてほしいなあ〜。
637 :
DS40 ◆DS40EWmSfc :03/01/22 09:45
>>623 タクシー ですが、恐い話ですね。
斬新なインパクトを持たせてひねればもっと面白くなりそうな予感がします。
そういえば、ショートフィルムを集めたビデオが最近レンタル開始されましたが、
その中にすごく印象に残るのがありました。こんなのです。
@市街地の雑踏。通行人が鈍い音とともに急に倒れる。別々の場所で何人も倒れる。
A打ちっ放しのゴルフ場。鉄カゴのついたカートに乗った男がボールを集めている。
客が打つボールがカートにガンガン当たる。客の方をにらむ男。
Bビルの屋上に上がる男。前方には市街地が広がっている。
男、ボールをセットし、思い切り打つ。何発も打つ。
C雑踏の通行人が鈍い音とともに倒れる。何人も倒れる。
倒れた人のそばに、ゴルフボールが転がっている。
5分ぐらいの話で、セリフは一切なし。それでいてこの迫力です。
参考になるかもと思って書きました。
ぜひ、もっと書いて投稿してって下さい。待ってます。
>>636 メギャーン
638 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/22 13:00
639 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/22 13:02
↑ゴルフの短編映画のことです>傑作
640 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/22 15:34
その映画のタイトルは何というのでしょう?
もし良かったら……
641 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/22 21:46
>>641 ありがとうございます。
ツタヤで借りてみようと思います。
どれもこれもむっちゃ面白そうじゃないですか。
643 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/23 07:18
>637
感想ありがとうございました。
イマイチだったということですね。
ビデオはできれば借りてみます。
今度もどんどん投稿します(名無しで)
644 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/23 07:44
645 :
DS40 ◆DS40EWmSfc :03/01/23 18:45
>>641 そうそれです。サンクス。
それ見て思い出しましたが、「78」も面白かった。これもブラックユーモアですね。
しっかり作りこまれたブラックものはやはりすごいと思いました。
>>643 最初は、イマイチかどうかはさほど重要ではないと思います。
書き続けて、叩かれ続けることが肝要です。
その上で自己修正していけば、おのずと上達していくものです。
全く関係ないんですが、家のPCから見れるんですが書き込めません。
「ブラウザ変ですよん。。。」とか言われて撥ねられます。
クッキーを設定してもダメでした。
対処法がわかる人いたら、ぜひお教え下さい。
646 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/23 18:50
78,78,78,78・・・・
ゴルフのやつと78くらいですね、面白いのは。
だいたいみんな同じ意見。
スレ違いですね。ごめんなさい。
>>645の最後のとこ、初心者板で聞いたら解決のメドが立ちました。(速っ!)
板違いな話でお騒がせしました。
>>646だいたい衆目は一致するんですよね、恐いもんで。
さて、そろそろ気合い入れて書かないと…
648 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/24 18:49
新 作 投 稿 求 ム
>645
そうは言っても気にしてしまうんだなあ
650 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/26 22:00
タクシー面白いじゃん
ショック…ツタヤに無かった。
ブラックユーモアのべんきょしたかったのに。
他をあたってみるか…
>>649 「タクシー」意外性があってよかったです。
ただ感情移入しづらいかも。
誰が主人公かはっきりわからないように書いたのはわざとですか?
(あんま気にしないで下さいね)
>650,651
感想ありがとうございます。
主人公は田中と設定していたのですがわからないようではダメですね。
修行がたりません。
653 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/28 00:20
これ位のショートショートならどっちが主人公でも関係ないでしょ。
そうか…!
確かに映像化されたらどちらでも全然かまわないのかも
森修治(27)
遠山茉莉(31)
坂井(24) 藤川(36)
○森の部屋・夕
雑誌などが散らばる薄暗い部屋。ノー
トパソコンに向かう森修治27。パジャ
マ姿。パソコンの横にはプレゼント用
に包装された小箱。電子音。パソコン
画面に「送信しました」の文字が浮か
ぶ。森は笑顔になる。ドアを開ける音。
茉莉の声「あれ?ただいまぁ〜」
森は急いで小箱を胸のポケットに入れ
ようとするが入らない。立ち上がり、
見回して、タンスの引き出しの中にし
まう。襖が開き、遠山茉莉31が入る。
茉莉「修治―、疲れたよ〜」
抱きつく茉莉。パソコンを閉じる森。
茉莉「何してたの?」
森「シナリオ」
茉莉「そう、頑張ったねー!どうせ何も食べ
てないんでしょー?(電気を点ける)」
森「うん」
茉莉「すぐ料理作るから待ってて」
森「ごめんね(後ろから茉莉の腰を抱く)」
茉莉「(振り向き)良いの!私、できる限り修
治の力になりたいもの。あっ」
森が茉莉の体をまさぐっている。
茉莉「こ・ら。どうしたの?今日の修治H……」
森は茉莉のスカートの中に手を入れる。
茉莉「だめ!今、汗でベタベタしてるから」
森「(手を下ろし)やめた(座る)」
茉莉「うそっ。あ〜ん、ここまでして寂しい
ー。じゃ、一緒におフロ入ろ?」
森「え〜……いいよ、もう」
茉莉「あっ、じゃアソコの毛―剃るの今日や
って良いから。ね!だから一緒に入ろ」
森は茉莉の顔を暫く見て、億劫そうに
腰を上げる。
○浴室
黙々と体を洗う森。浴槽で茉莉が下を
向いて手を動かしている。剃刀の音。
茉莉「見てー修治もやってみるー?」
森「いや、良い」
茉莉「笑えるー!」
茉莉から顔を逸らす森。二人は黙々を
作業を続ける。
茉莉「バイト、辞めたの?今日仕事だよねぇ」
森の動きが止まる。
森「うん。シナリオに集中しようと思って」
茉莉「ふうん。じゃ明日、ずっと一緒なんだ。嬉しいな!どこか出掛けようよ」
森「明日は制服を返しに行ってくる」
茉莉「じゃ私も一緒に行くー」
森は立ち上がり、シャワーを浴びる。
森「お前さぁ……AVに出てみないか?」
茉莉「えっ、何言ってるの?」
森「加藤鷹って知ってる?」
茉莉「……知らない」
森「そういう凄い人がいてさ」
茉莉「何が」
森はシャワーを止め、振り返る。
森「SEXの技がさ!ダメ元でその人に電話
したら相手してくれるって言うんだ」
茉莉「(立ち上がり)何で電話するの?修治は、
茉莉とその人がHしてほしいの?」
森は座ると蛇口を捻り、垢すりを洗う。
それを黙って見詰める茉莉。
森「お前、イッてみたいって言ってただろ!
俺じゃダメなんだよ。きっと一度イク感覚
が分かればイキやすく……」
茉莉「イクとかそんなのどうだって良いの!」
森「今日、俺は無職になったんだよ!お前に
は惨めな生活をしてほしくない。早く認め
られるように頑張るからさ。一度だけ」
茉莉、顔を背ける。森は立ち上がり、
茉莉の両肩を掴む。
森「嫌だったら途中で辞めても良いんだよ?
ちゃんと向こうにもそう言ってある。俺、
お前だから言えるんだぜ?頼むよ……」
茉莉「……分かった」
大きく息をつく森。笑いかけると茉莉
も吹き出す。森は座ると茉莉の股間を
指差し、
森「これ、どうする?」
茉莉「(湯船にしゃがんで)ばか」
○玄関・朝
仕事に出る茉莉をパジャマ姿で見送る
森。茉莉は靴を履き終えると、森に唇
を突き出す。
森「何をやってんだよ」
茉莉「何か修治がいなくなっちゃうような気
がして……ちゅ」
森は唇を合わせる。茉莉は微笑み、ド
アを開ける。
茉莉「じゃ、いってきまーす」
見送る森。ドアの閉じる音。森は流し
に向かい、唇をゆすぐ。タオルで念入
りに拭き、踵を返す。
森「さてっ、何を着ようかなー」
○工場前
髪型を整え、おめかしした森がポケッ
トから小箱を出し、息を吸い込む。顔
を上げて、
森「よし!」
柵に囲まれた工場の敷地内に小さな箱
型の守衛所。窓から受付の少女、坂井
24が座っているのが見える。
○守衛所内
森が中に入ると、坂井は立ち上がり、
守衛、藤川36の前を通り過ぎて奥の
ドアに引っ込む。それを目で追う森。
藤川「やあ、わざわざ持ってきたの?送って
くれりゃ良かったのに」
森「いえ、ウチ近いんで」
森は鞄から守衛の服を取り出し、渡す。
藤川「そうか。三ヶ月お疲れ様でした。あっ、
こないだの約束どうする?」
森「えっ?」
藤川「彼女さんと三人で焼肉食うの」
森「ああ、あれは良いです、もう」
藤川「何で?」
森「彼女、都合悪くて」
藤川「それ君の都合じゃなくて?ていうか、
ちゃんと言った?」
森「(溜息)それ以上、何も聞かないで下さい」
藤川「何が」
森「彼女、藤川さんの事、嫌がってるんです。
藤川さん俺に彼女の誕生日聞いた事あっ
たでしょう。それ話したら」
藤川「何でそんな話すんだバカ」
森「一度顔合わせたら友達だって言ったの、
藤川さんじゃないですか。それで誕生日を
聞いたンでしょう?」
藤川「それとこれとは違うだろ!言って良い
事と悪い事の区別もつかんのか。君それで
脚本家になれるの?だからキモイって言
われるんだよ」
森「……誰が言ったんですか?」
奥のドアを振り返る森。坂井がこちら
を伺っている。森、顔を逸らす。
藤川の声「森君、仕事辞めたからって朝昼晩
メールしてたら女の子は引くぞ?彼氏は
いるか、なんて別れてから聞け」
森のポケットの中で小箱が握られる。
○マンション前
ポケットから箱を取り出す森。投げよ
うとするが止め、箱からバースディカ
ードを抜き捨て、ポケットにしまう。
向こうに高級マンションが見える。
○マンション内・地下
廊下をキョロキョロ歩く森。突然、前
のドアが開き、照明機材を持った青年
が数人、飛び出す。森は横に弾かれる。
後を追ってバスローブ姿の茉莉が監
督らしき人間と話しながら出てくる。
森「おいっもう良いよ、茉莉!帰ろうぜ?プ
レゼントがあるんだ」
真剣な表情で打ち合わせを続ける茉莉。
森「なぁ!いつまで」
茉莉は気付かずに通り過ぎる。廊下の
真ん中でぼ〜っと見送る森。その後ろ
でカメラマンが顔をしかめている。
カメラマン「お〜い、邪魔だよ」
殴ろうとする森。大型カメラを見て手
を下ろす。小箱をカメラマンの胸ポケ
ットの中に入れ、去る。
○森の部屋・夜
暗闇の中、森がソファにパジャマ姿で
横になっている。目は開いている。イ
ンターフォンの音。
茉莉「修治〜開けてー!」
ノブを捻る音。ドアを叩く音。
茉莉「お願―い。いるんでしょう?わたしー」
物が沢山落ちる音。森は怒った表情。
動かない。股間を見ると勃起している。
廊下から響く足音。振り返る森。音が
遠ざかると立ち上がり、玄関に急ぐ。
○森の部屋・玄関前
外に出て、ドアの陰を覗く森。沢山の
プレゼントがある。森は中に駆け込む。
○森の部屋
森はバッとカーテンを開ける。窓の外、
茉莉がこちらに振り返る。森は急いで
カーテンを閉める。隙間から覗くと、
茉莉がこちらを見上げながら携帯を
取り出している。森は振り返り、床の
携帯を取り上げ、素早く番号を押す。
電話の声「ポーン熊谷地方気象台発表の……」
微笑み、そーっと窓を覗く森。驚きの
表情に変わる。茉莉が楽しそうに電話
している。床に落ちる森の携帯。森は
窓に背を向け、座り込む。電話の声は
気象予報を話し続ける。森の後ろに、
満月の方へ歩き出す茉莉が見える。
(おわり)
送るのゆっくりですみません!パソ初心者で、掲示板に書き込みするの初めて
だったんですー!まだまだ下手ですが一生懸命作りました。良かったら感想ください。
つまらん、でも構いません。よろしくお願いします!
663 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/29 06:31
こりゃ男のシナリオだな
664 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/29 18:25
>>604さんがお書きになっている事と同じような事ですが、
「守衛、藤川36」などの表現はシナリオでは通じないのではないかと・・・。
あと、やはり台詞で説明し過ぎかなあと思いました。
受付の女の子が気持ち悪がる話とかエピソードでちゃんと書いた方が
いいのではないでしょうか?
それから、個人的には茉莉の行動の心理が良く理解できませんでした。
665 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/29 18:53
読解力がない方なんでもう一度読んでみようと思います。
それから感想書きます。
666 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/29 20:54
>>664さん
この場合は守衛、藤川でいいと思いますよ。
制服で判断出来る職種ですから。
○公園(夕)
自転車が2台並んでいる。鉄棒、ブラ
ンコ等。ベンチで制服姿の里香(17)
と田中(17)が教科書を見て話してい
る。
里香「微分積分ってわかる?この問題」
田中「授業でやったろ」
田中、ノートを見て、
田中「書いてないの?」
里香「・・・」
田中、自分のノートを里香に渡し、
田中「ほら」
里香「サンキュー」
里香、ノートを写す。
田中「んじゃ行くわ」
田中、里香を見つめる。田中の顔が里
香の顔に近づいていく。
里香「へ?」
田中、里香にキスをする。
里香「何、今の?」
田中「え?いや、なんでもない」
里香「あっそ、びっくりするじゃない」
田中「わりい」
田中、自転車に乗る。
里香「さばら」
田中、行く。鉄棒にぶらさがる里香。
里香のN「微分積分ってわかる?・・・んな
もんわかんないです、はい」
夕日。
おしまい
さばら……(w
O's Editor使ったんだけど
整形しながら保存だと行頭の空白は半角スペースになってしまう。
行頭の半角スペースははじかれるんだよなあ。
670 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/29 21:04
さばら。
>668,670
サンクス
672 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/29 22:37
>>666さん
あ、そうなんですか?
すんません。
勝手に「守衛服姿の」とかじゃないといけないのかなあと思ってたんです。
673 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/29 22:47
674 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/29 22:47
「守衛服姿の」の方がよりいいと思います。
663さん、664さん、673さん、感想ありがとうございます!!
>663
男のシナリオ→主人公が男ですからね。あえて男男した感じにしました。
>664
台詞で説明し過ぎ→そうですね。少ないと分かりにくいし、さじ加減が難しいです。
受付の女の子のエピソード→本筋から離れるので要らないと思いました。
でも必要を感じさせたのは、茉莉の心理も含め私の力不足だと思います。
>673
無理を感じたのはどの辺りか、くわしく聞きたいです。
今回、等身大の話に挑戦しました。
見返すと、あまり面白くないですね。直したい処もたくさんあるし。
つまらないものをお見せして、みなさんに申し訳ない気持ちでいっぱいです。
批判、苦情、他にもありましたら、ぜひ聞かせてください!
「今夜は月が見えるでしょう」の感想
自分の思い通りになる筈の女が自分の言った事で変化し、男は戸惑う
がテーマですかね? 男のズルさや甘えは理解できました。
台詞も説明し過ぎって事はないように思います。というよりも、もう少し
説明して欲しいところが不足し、遊びの部分がやや多い印象が……
あと茉莉という人物はやはりちょっと不可解でした。
茉莉のラストの行動は?? 彼女は元々不思議ちゃんなのか?
神秘性を持たせるのが目的であれば成功していると思いますが、
(ラストの1行はすごく神秘的だったんで)もうほんのちょっとわかり易い
方がのれるような気がします。
それと、森が何故好きな子がいる仕事辞めちゃったのかが謎ですた。
感想文ってやっぱ苦手……いろいろ間違っていたらすいません!
kissの感想
絵的にはきれい。長編でみてみたい。
678 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/31 18:58
「今夜は月が見えるでしょう」の感想です。
きちんとしたシナリオにはなってると思います。
ただ、登場人物に何の感情移入も出来ないまま淡々と読み終わりました。
特に面白くもなかったです。
kissの感想です。
こういうのは「成人式」だけで充分だと思います。
あの作品が良かったのは短い中に人物像が見て取れたからであって。
Kissはやや安易に思えました。
679 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/31 19:15
日本海の名称を韓国が「東海」に改めるよう主張している問題で、米ニューヨーク・タイ
ムズ紙が最近、「日韓間水域」と記事で表記したり、地図で日本海の表記をなくしたりし
ているとして、韓国メディアが“歓迎”記事を伝えている。
31日付の朝鮮日報紙はニューヨーク発で「韓国人社会によるキャンペーンの成果だろ
う」とする韓国総領事館のコメントを紹介した。総領事館はニューヨーク・タイムズ紙に、
日本海と東海の併記を要請する書簡を送ったが、同紙は「読者が誤解する可能性があ
り、難しい」と回答。これを受け、在米韓国人団体などが昨年12月から、投稿や電話で
要請を重ねていたという。(ソウル支局)
665さん、678さん、本当にありがとうごさいます!
>665
=673だと思っていました。感想を書くために時間をかけて読んで頂いて、
その心遣いに感激してます。内容は適切で、何も間違っていません。
台詞について→具体的にどう直していけば良いのか分からなかったので
とてもありがたかったです。
なぜ森は辞めるのか→痛いです。森の長続きしない性格、書けてないです。
藤川のセリフ「3ヶ月…」だけじゃ、分からないですもんね。
ラストの茉莉→電話の相手は、AVで会った誰かです(おそらく監督)
AVの世界で存在意義を見つけた茉莉は森を特に必要としなくなった…
ってこれだけじゃ分かりませんよね。説明が要る処で、逆に描写が不足。
665さんの言うとおりだと思いました。
>678
「登場人物に何の感情移入も出来ないまま淡々と読み終わり、
特に面白くもない」 最も、このシナリオを言い得てると思います。
とてもよく分かりました。ありがとうございます!
>kiss
僕は安易だとは思いません。kissの良さはセリフだと思います。
特に最後は秀逸です。
ぶっちゃけ加藤鷹のテクニックにより変わったのかと思ってました……
683 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/01 00:22
俺kissって良くわかんないんだけど、アホかな?
「ナニこれ?」としか思わなかった。
684 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/01 01:16
>里香「さばら」
この名台詞がわからん奴はアホ(w
685 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/01 06:13
殆どの人は暗黙の了解でシナリオ=ドラマ(劇映画)と想定して
書いてると思うんだけど
>>667『Kiss』は…?
何となくTVコマーシャルを思い起こしました。
雰囲気モンで悪くないんじゃないですか?
686 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/01 06:18
687 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/01 06:26
>>655-661 『今夜は月が見えるでしょう』
シナリオというより小説ですね。
演じる方にとっては非常に面白くないホンです。
役者の動作を細かく指定し過ぎ。
>677,678,681,683,684,685
感想ありがとうございます。
マンモスうれピーです。(このセンスを何とかしなければ)
>絵的にはきれい。長編でみてみたい。
今度はもちょっと長いの書きます。
>あの作品が良かったのは短い中に人物像が見て取れたからであって。
>Kissはやや安易に思えました。
まったくその通りだと思います。
>kissの良さはセリフだと思います。
少しましなセリフが書ける様になったのかな。
>俺kissって良くわかんないんだけど、アホかな?
すごく全然まったくアホじゃありません。
>684
ぐわし
>685
わかりやすいオチがある方がいいのかなあ。
また投稿します。
689 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/02 22:48
gangare
690 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/05 15:25
>>655-661 今夜は月が見えるでしょう。
主人公の気持ち、分かるなぁ。
エピソードもいい。
部分部分正確な描写がありました。
このまま妥協せず、完成度をあげるべきだと思う。
そうなると短編じゃページ足りないので、
一時間ものや、二時間ものにしちゃえば。
とにかくこの作品のメッセージは野心的過ぎるので、短編じゃ物理的に無理。
表現しきれない。
表現しきれなくてもいいや思っている?
その気持ちはよく分かりますが。
691 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/06 00:38
690さん、ありがとうございます!!
今、スランプの真っ最中で、このシナリオはその象徴でした。
他の方の言う通り、僕も今まで書いた中で一番の駄作だと思い、
これまでやってきたことまで、ダメになったような気持ちでいました。
前に進んでいると思って、実はぐるぐる回っていたんじゃないか?・・・
690さんの言葉、おそれおおくてまだ少し信じられません。
でも今までの苦労や時間が無駄じゃなかったんだと思い、
また頑張る力が湧いてきました。アドバイス、参考にさせていただきます。
表現しなくてもいいやなんて、とんでもないです!
努力がまだ足りないだけっす!頑張ります!ありがとう。
691さん、素直な感想どうもありがとうごさいます!
褒めてないのかも知れないけれど、僕にはとても嬉しい言葉でした。
またよろしくお願いします!
694 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/06 01:22
>>693 ふかわ領さんはどういうつもりで脚本を書いているのですか?
ドラマ化を目指しているとか、趣味で書いてるだけとか・・
695 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/06 01:48
>692
他にこの作品あるの?
696 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/06 01:54
>今夜は月が見えるでしょう
プロを目指しているんなら話は別ですが
駄作ではないし良く書けてると思いますよ。
わぁ!気がつかなくてすみませんでした!!
694さん、695さん、696さん、ありがとうございます!
>694、696
残念ながらプロ、目指してるんです・・・だから厳しい批評ビシビシお願いします!
>695 ごめんなさい!ちょっと意味がよく分かりません。別の作品って事ですか?
698 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/06 02:26
今夜は月が〜みたいなのは脚本家の言いたい事と
視聴者・観客の見たい物が遊離しやすいよね。
699 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/06 02:32
テーマはシンプルな方がいい。
その辺が
>>1さんは上手いと思う。
本っ当にそうですね!最近、難しさが骨身に染みて…書けなくなりました。
初めた頃の方が書けたし、楽しかった。
皆さんはきっと脚本じゃなくても何か、創作をなさってる方だと思います。
良かったら普段、どんな訓練をなさってるか教えてくれませんか?参考にしたいです。
※煽りじゃありません。
書くの遅くてごめんなさい!700は698へのレスです。そしてキリ番ゲットyeah!
>699
なるほどー!確かにそうかもしれません。
702 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/06 02:56
703 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/06 02:59
誰だっけ…パゾリーニか誰かがシナリオ構造論とかいう小難しい事を
書いてるんですけど、あれが参考になりました。
多分検索すれば出てくると思います。
704 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/06 03:24
>703
難し過ぎ!
検索しました。すんごい難しい本読んでらっしゃいますね!
意識が遠くなりました。降参です。703さん、貴方は何者!?
706 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/06 03:32
>>705 しかし良いシナリオを書く事はまた別の話であって…。
もっとシンプルに楽しく考えればいいんじゃないでしょうか。
いったん歩き方に疑問を持つと、なかなかいつもみたいに歩けないように
シンプルって、やろうとするとムズカシイ〜!
もうこうなったら作為に作為を重ねて、一周させようかと思っています。
708 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/06 03:53
ふかわさん。良い脚本家って誰ですか?
709 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/06 11:12
いっぱいいるよ
良い話は思い浮かぶんだけど、良い脚本家って浮かばない・・・
好きな監督とか漫画家はいるのに。
野田秀樹は脚本だけ見ても、凄く良いなぁって思いました。でも
彼はどっちかって言うと役者兼、演出家ですよね。
711 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/06 17:13
ふかわさんの好きな監督は誰でつか?
712 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/06 17:15
野田マンセー
野田は神
野田は天才
脚本だけ読んでもおもしろさわからないけど。
そしてエッセイは面白くないけど。
713 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/06 23:53
714 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/07 07:46
ダッセーなふかわ。
715 :
ふかわ領(≠713):03/02/07 15:26
返事が遅れてすみません。
ビリー・ワイルダーとティム・バートンと黒沢清が好きです。
ごめんなさい。話がこの掲示板の趣旨からズレてきてますね。
近いうちまた作品を投稿します。それまでさようならー
716 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/09 19:02
scenario
森登喜雄(24)
ゆら(17)
山崎隆(40)
金田銀二(30)
少年A、B
○タワー(朝)
雪。タワーの時計が7時を指す。
ジャンパーに手袋の女、ゆら(17)が
タワーを見上げている。
○街
雪。森登喜雄(24)が走る。
登喜雄「雪だ」
登喜雄、ゆらにぶつかる。
登喜雄「ごめんよ」
登喜雄、時計を見る。8時5分。
登喜雄「やべ、遅刻だ」
登喜雄、走る。
○会社・廊下
壁に時計が掛かっている。時計は8時
15分を指している。登喜雄が走って
くる。山崎隆(40)がいる。
山崎「おはよう」
登喜雄「おはようございます」
山崎「今日も重役出勤か?」
登喜雄「すみません」
山崎「でももういいや。来週から秋田工場に
行ってくれ」
登喜雄「え?なぜ?」
山崎「いやならそう言ってくれていいんだよ。
世間の風は厳しいぞ」
山崎、行く。呆然とする登喜雄。
○アパート・登喜雄の部屋玄関・外(夜)
借金返せの貼り紙がべたべた貼ってあ
る。登喜雄来る。
登喜雄「くそ」
登喜雄、貼り紙をはがす。目覚まし時
計の音。
登喜雄「やべ」
あわてて中に入る登喜雄。
○同・中
登喜雄、入ってきて目覚ましを止める。
目覚ましは7時30分を指している。
登喜雄、電気を点ける。中に金田銀二
(30)かいる。
金田「よう」
登喜雄「・・・」
金田「金返してよ」
登喜雄「今ないんで待っていただけませんか」
金田「困るなあ、遅れる時は連絡してくれな
いと」
登喜雄「すみません」
金田「お前、田舎どこだ?」
登喜雄「え?・・・函館ですけど」
金田「そうか、一緒にドライブするか。実家
まで」
登喜雄、逃げる。
○歩道橋
登喜雄逃げる。金田追う。登喜雄は金
田に捕まる。もみあいになる登喜雄と
金田。登喜雄、金田を突き飛ばす。落
下する金田。下をのぞきこむ登喜雄。
× × ×
下で倒れている金田が見える。
少年達。紙幣が舞ってくる。
少年A「金だ」
少年達、金をかき集める。少年が金田
のところに来て、
少年B「おっさん、大丈夫か?」
× × ×
逃げる登喜雄。
○公園
登喜雄が息をきらしてくる。
登喜雄「どうしよう」
ゆらがいる。
ゆら「よう」
登喜雄「誰?」
ゆら「今、何時?」
登喜雄「ああ、ええと」
登喜雄、時計を見る。
登喜雄「七時五九分」
雪が降ってくる。
ゆら「雪だ」
登喜雄、手を広げる。手に雪がのる。
雪がとける。
登喜雄「とけた」
ゆら「なんか、はかないね」
登喜雄「・・・」
ゆら、登喜雄にキスをする。
ゆら「はじめて・・・しちゃった」
ゆら、手袋をぬぎ手のひらを見せる。
手のひらに時計が埋め込まれている。
時計がチクチク動く。
登喜雄「何?」
ゆら「爆発するよ」
登喜雄「・・・」
ゆら「後5秒で」
時計の音。
おわり
721 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/10 20:50
>5秒前
全然意味がわかりません。
722 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/11 00:11
「5秒前」
すいません。私もよく理解できませんでした。
ト書きがわかりづらい気がします。
あと、心情もイマイチつかめませんでした。
>721,722
感想ありがとうございます。
いつか言われると思っていました。
>ト書きがわかりづらい気がします。
いままでセリフ中心のが多かったせいかト書きへの意識が低かったです。
思い知らされました。
もう一回分析してみます。
勉強になりました。
724 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/11 02:13
意味が分からないって、主張したいことが分からないって事ですか?
想像するに多分そんな大したものは無いでしょう。
情景が浮かばないって事ですか?
情景は浮かんでくるような気がするけどなあ。
誤解があったらすみません。
何で爆弾が埋め込まれて(?)いるのかとかそんなことはどうでもいいんでしょう。
心情とかあんまり考える気しません。
ただ、登喜雄のいい加減な感じとかはよく分かったし、
(目覚ましなってるのに気付かず、寝坊し、停めてなかった目覚まし時計が
12時間経ってまたなってる。なんてのは工夫なんでしょう。
考えたら分かるけど、画にして分かるのかなあ。それくらい分かるもんですかね。
人物描写のためだけ、それでいいのかという気もするし。)
歩道橋でもみ合いになって金田を殺してしまったか?
というシーンも全然情景が浮かんでくると思う。そう書いてあるし。
その後ゆらと出会って・・・というシーンにつながるのが
なんなのかはよく分かりませんでしたが、もう御破算にしたい、
とかいう意味ですかね?ドラマというより、映像にしての雰囲気
ということを重視したいのかなあ。
素人が適当なことを言いました。失礼しました。
725 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/11 02:52
一言で言えば面白くないってことだよ
726 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/11 02:57
俺なんかはシナリオの教科書通りの読み方しか出来ないから
テーマがあってテーマを定着させるためのラストがあって、
というシナリオ以外はわかりません。
成人式やKissはあれでいいんですよ。ドラマじゃないんだから。
でも5秒前は少なくともドラマの体裁をとろうとして
ドラマになってないのがツライかな。
727 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/11 03:13
728 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/11 03:52
『5秒前』の感想です。
要するに雰囲気を楽しめということでしょうか?
ちょっと僕にはわかりませんでした。
この作者は、自分でカメラ回して自主映画撮った方が良いと思います。
729 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/11 12:19
728さんの意見に共感。
シナリオ書けなきゃ、撮ればいいんですよ。
しかしまあ、その代わり撮るほうの実績がなきゃ、
誰もスタッフ・キャストやりたがらないでしょうが。
730 :
♪ころにゃん♪ ◇5Kj9EAvOZQ:03/02/11 12:24
○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●
●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○
○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●
●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○
○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●
●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○
○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●
●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○
○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●
●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○
○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●
●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○
感想ありがとうございました。
>724
すごい分析です。すごすぎます。
大体当たってます。
指摘のあった点は自分でも気にはなっていたのですが
多分大丈夫だろうと押し通してしまいました。
他の方の意見も大体同じで
「もっと一般的なもの書け」と言うのと
「才能が無い」と言うことだと思ってます。
当たってます。
ちょっと萎えました。
退散します。ありがとうございました。
732 :
感想遅くなりすいません ◆DS40EWmSfc :03/02/11 19:13
>>655-661 今夜は月が見えるでしょう ですが、
こりゃ漢のシナリオですな。
細かいことから言うと、工場のシーンはたしかに不要かも。
絶対に必要な描写以外は全部削れ、と僕もよく言われます。
あと、素材は面白いというか斬新だと思いますが、残念なことには
二人の心情が分かりにくかったです。
森はなぜみり(変換できない…すいません)にAVに出てほしかったんでしょう。
お金のため?でなく、イッてもらいたいため?
ここの心理は、男としてやや理解しにくいところです。
(31歳でAV出演か…すこぶる萌えるシチュエーションですが)
あと、みりさんが出演をOKした心理も。
そのあとのみりさんのラストの行動もやや謎です。
特に携帯電話の気象予報は何を意味するんでしょうか。
そのへんがきちっと描けてれば…というところが残念です。
で結局、みりさんはAVに出たんですよね?
僕としては、AVに出る女など、もう無条件である意味尊敬の対象です。
自分が女だと想像したら、なおさらそうだと思います。
社会的な後腐れとかが一切何もないと仮定したら(金銭的な報酬を抜きにしても)、
一度AVに出演してみたいと考えてる女は少なくないと思います。
世の女たちのAV女優に対する視線には、蔑みとともに、
「自分らにできないことをやっている」という、一種の羨望がつねに
つきまとっているような気がします。
やや話がずれましたが、今後も投稿して下さい。末永くよろ。
733 :
◆DS40EWmSfc :03/02/11 19:24
>>667 kiss ですが、僕はとてもいいと思いました。
微分積分とからめたセリフも効いてるし、青春時代の雰囲気がよく出てます。
里香の「さばら」ってのはわざとですか?動揺して言い間違えたってこと?
だとしたらなかなかうまいと思いました。きれいな映像が浮かんできます。
またぜひ投稿して下さい。今後ともよろ。
734 :
↓偉そうなこと言ってるが最近スランプな ◆DS40EWmSfc :03/02/11 19:44
>>717-720 5秒前 ですが、
>>724さんの言うように、
こういう作品なんだと思って世界に浸って鑑賞することもできますが、
そしてそれなりに面白いと思いますが、
やはりもう少し一般的にした方がいいかと思います。
登喜雄の心情はなんとなく分かります。もうなんでもいいやって感じなんですね。
ゆらはどういう心理なんでしょうか?
最初ぶつかったときに、登喜雄に何を感じたんでしょう?
そして、爆発のときに登喜雄のところに戻ってきたのはどういう気持ちでしょうか。
なぜ爆弾が埋め込まれているかはあえて説明しなくていいと思いますが、
ゆらの心情は分かりたいと思います。
どうか退散しないで、また投稿してって下さい。
ここはマターリ叩かれるための場所ですから。
山崎「でも、もういいや。来週から秋田工場に
行ってくれ」
登喜雄「え?なぜ?」
山崎「いやならそう言ってくれていいんだよ。
世間の風は厳しいぞ」
文がよくわからない・・・
736 :
強制リライター:03/02/12 15:33
○公園
登喜雄が息をきらしてくる。
登喜雄「どうしよう」
ゆらがいる。
ゆら「・・・・・」
登喜雄「誰?」
ゆら「・・・・・」
登喜雄「ああ、ええと」
登喜雄、時計を見る。
登喜雄「七時五九分」
雪が降ってくる。
ゆら「・・・・・」
登喜雄、手を広げる。手に雪がのる。
雪がとける。
登喜雄「とけた」
ゆら「・・・・・・」
ゆら、登喜雄にキスをする
ゆら、手袋をぬぎ手のひらを見せる。
手のひらに時計が埋め込まれている。
時計がチクチク動く。
登喜雄「何?」
ゆら「・・・・」
登喜雄「・・・」
登喜雄笑う
時計の音。
おわり
737 :
強制リライター:03/02/12 15:34
暇をみつけて
強制リライトしますんでよろしく。
738 :
強制リライター:03/02/12 15:42
えーと
「五秒前」は・・
なんかこう・・不条理もの・・・?
大友克弘のショートショートみたいなものかな?
私は「ゆら」ってのを登喜雄の分身もしくは何かの象徴と考えたので
喋らせないことにしました。以上
739 :
DS40 ◆DS40EWmSfc :03/02/12 19:51
>>732-734 読み返すと、どうにも要領を得ない感想だ…
調子悪い時は感想まで調子悪いですね。それもあって感想ずっと書けなかったんです。
>私は「ゆら」ってのを登喜雄の分身もしくは何かの象徴と考えたので
>喋らせないことにしました。以上
なるほど、そういう考え方もありですね。
あまり意味付けを求めてはいけない作品のような気がします。
それぞれが好きなように受け止めるって感じですかね。
更に遅レスで恐縮ですが、「あなたの素顔に」に簡素下さった皆さん、ありがとうございます。
激しく駄作でしたね。見返すたび鬱になってます。
察しがついてる人も多いと思いますが、昔ホテルでバイトしてた時の
あこがれの人をモデルにしました。
しかし、それをそのまま書いてもぜんぜん伝わらないですね。
嫁からも「この女の人には魅力を感じない」と言われました。
手際よく台車の交通整理をするとかならまだしも、笑顔でただ通り抜けられても…
といった感想です。
次作ではもう少し考えて工夫して書くよう心がけます。
740 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/12 22:00
”5秒前”は台詞を全部省略してもいいような気がする。
741 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/13 23:30
それだとわからんだろ、さすがに
5秒前の感想ありがとうございます。
また、別人のふりをして投稿するかもしれません。
743 :
ホワイト×ピンク 1:03/02/15 22:03
人物
金村修平(20)大学生
内田あゆみ(20)大学生
佐藤萌(24)女優
岡嶋耕一(20)大学生
木村慎也(33)映画監督
------------------------------------------------
○軽井沢駅前
観光客でにぎやかな駅前。
金村修平(20)、内田あゆみ(20)、岡嶋
耕一(20)が駅前に立っている。
3人の足下には荷物。
金村の手にはビデオカメラ。
大きく伸びをするあゆみ。
あゆみ「涼しい〜!」
岡嶋「いや、ほんといいわ。修平、ありがと
うな」
金村「いい絵が撮れそうだろ?」
岡嶋「んなことよりテニスだろ」
あゆみ「ゴルフ場もいっぱいあるんだよね」
金村「あのねぇ……」
荷物を担ぐ金村。
○万平通り
うって変わって人通りの少ない道。
小鳥のさえずりが聞こえる。
道を歩く金村、あゆみ、岡嶋。
金村「今日はいいけど、明日から撮影だよ」
岡嶋「お前なぁ」
あゆみ「撮影なんか一日あればできるでしょ
?」
ため息を付く金村。
あゆみが向こうを指さす。
あゆみ「ねぇねぇ、あの人たちもそうかな?」
向こうから佐藤萌(24)、木村慎也(33)
を中心に、集団が歩いてくる。
中にはカメラを担いでいたり、レフ板
を持ってたりする者もいる。
すれ違う3人と萌達の一団。
あゆみと岡嶋、会釈をする。
金村、見とれている。
木村、会釈を返す。
萌、微笑んでウインク。
一団、去っていく。
あゆみ「ねぇ、あの人女優さんかな?」
岡嶋「いや、知らねぇ、けどかわいかったな」
あゆみ「ああいうのが好みなの?」
岡嶋「まあな、修平、あの人たち知ってる?」
金村、我に返る。
金村「あ、いや、知らない」
あゆみ「へぇ、修平君でも知らないんだ、新
人さんかな?」
岡嶋「その割にはすごかったな、やっぱ本物
は違うわ。あゆみ、何ならあの監督とこ行
って一気に映画デビューしねぇ?」
あゆみ「あ、それいいかも!」
金村「(語気を荒げて)それはダメだ!」
あゆみ「修平君、どうしたの?」
金村、浮かない顔。
○軽井沢銀座
観光客であふれており、あちこちに出
張店が出ている。
金村が、あちこちを見ながら、手で枠
を作って見ている。
萌の声「ロケハン?」
金村振り向く。
萌、微笑んでいる。
萌「真面目ねぇ」
金村、会釈したきり固まる。
萌「あの子達は?」
金村「(高い声で)テニスです」
萌「へぇ、私も混ぜてもらおっかな」
萌、微笑む。
金村、赤くなる。
萌「今のうちに未来の大監督に媚び売ってお
かなきゃね」
萌、笑う。
金村「(絞り出すように)あの……」
萌「なぁに?」
金村「あんな映画に出て……恥ずかしくない
ですか?」
萌、一瞬驚いてから上を向いて
萌「考えたこと無かったな……」
萌、微笑んで
萌「フィルムに貴賤無し、ね」
金村、呆然としている。
萌「何なら撮影、見に来る?」
金村、呆然としているが、我に返って
うなずく。
萌「監督には内緒でね」
金村、何度もうなづく。
萌、立ち去る。
金村、その場に立ちつくす。
○ペンション・ミントスマイル・全景(夜)
白く綺麗な大きいペンション。
○同・プール
プールサイドに萌と男性がバスローブ
を着て立っている。
二人を取り囲むように、カメラを持っ
たスタッフ、照明を持ったスタッフ、
マイクを持ったスタッフなどが立って
おり、木村がディレクターズチェアに
座っている。
傍らの生け垣の裏に金村が隠れて、撮
影の様子を覗いている。
金村、つばを飲む。
誰かが金村の肩を叩く。
金村、びくっと反応してから肩を叩い
た方を見る。
そこには同じように生け垣に隠れてい
るあゆみがいる。
あゆみ「(小さな声で)一人で撮影見に来る
なんてズルいよ」
金村、あわてふためいてあゆみの口を
押さえる。
あゆみ、うなっている。
金村、撮影現場の方を見る。
萌ががさごそと動く。
金村、あゆみの口を押さえていた手で
あゆみの目を押さえる。
あゆみ「(小さな声で)ってか何するのよ!」
金村「(小さな声で)見ちゃダメ!」
あゆみ「(小さな声で)何があるの?何か知
ってるでしょ?」
金村、あゆみの口と目を交互に押さえ
つつ、合間に撮影現場の方を覗く。
木村「では本番行きまーす」
萌、バスローブを脱ぎ捨て、一糸まと
わぬ姿になる。
金村、固まっている。
あゆみ「きゃぁっ!」
木村「誰だ!」
× × ×
木村の前に金村とあゆみが並んで立っ
ている。
傍らに再びバスローブを着た萌がたた
ずんでいる。
木村「ったく困るよ、勝手に覗かれちゃあ」
金村「ごめんなさい」
ぺこぺこ頭を下げる金村。
あゆみ、真っ赤になっている。
萌「私が呼んだの」
木村「ったく萌ちゃんにはしょうがねぇなあ、
とりあえず君」
木村、あゆみを指さす。
木村「お詫びの印に俺の映画に出ない?」
金村、あゆみ、同時に首を横に振って
否定。
木村、笑って
木村「冗談だよ、冗談」
あゆみ、視線を外して萌の方を見る。
萌、ウィンク。
あゆみ、真っ赤になったままうつむく。
○道
金村とあゆみが並んで歩いている。
二人、しばらく黙っている。
あゆみ「あの人……きれいだったね」
金村「へっ?何?」
あゆみ「明日は撮影ね」
金村、立ち止まる。
あゆみ、そのまま歩き続ける。
○ペンション・リトルラビット・全景(朝)
小さくて、伝統の感じられる風合いの
建物。
○同・食堂
テーブルを挟んで金村と岡嶋が座って
食事をとっている。
金村、パンをかじっている。
岡嶋「やっぱ軽井沢最高、テニスコートなん
かそこら中にあるしさ、サイクリングとか
乗馬とかも出来るみたいだぜ」
金村、パンを食べ続ける。
岡嶋「ホント、撮影なんかやってる場合じゃ
ねぇって。せっかく来たからには遊ばなき
ゃ」
岡嶋、金村の耳元に近づいて
岡嶋「(耳打ち)お姉ちゃんはかわいいしさ」
あゆみの声「おはよー」
バスローブ姿のあゆみ、階段を下りて
来る。
岡嶋「お前リラックスしすぎ」
金村、黙々と食事をとり続ける。
あゆみ「今日は撮影でしょ?」
金村、うなずく。
岡嶋「どうしたんだよ、殊勝だなぁ」
あゆみ「女優になりたいからね。そのために
はいっぱい映画に出なきゃ」
岡嶋「学生の自主映画でも?」
金村「そんなの関係ないだろ」
あゆみ「(金村と同時に)そんなの関係無い
でしょ」
岡嶋「おい……」
岡嶋、紅茶を飲む。
あゆみ「もうそれこそ何だって出ちゃうわよ、
キスシーンも濡れ場もOK」
あゆみ、二人の方に向き直り
あゆみ「じゃーん」
あゆみ、バスローブを脱いで体を二人
に見せる。
岡嶋、紅茶を吹き出す。
金村、パンをくわえて固まっている。
sos?
753 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/17 18:16
なんだ?
投稿があるのに、なんで誰も簡素書いてないの?
とりあえず俺も今から読むが。
754 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/17 18:27
俺はけっこう好きだったりする。
最後に終わりとかENDとか書いてくれ。
このスレでは終わったのか続くのかわからなくなりやすい。
755 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/17 21:04
1さん早く復活してください
1さんのシナリオ読みたいよー
756 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/18 17:43
レベル低下気味あげ
>>755,756
投稿する人のやる気を奪ってること、1さんにプレッシャーを与えてること
自覚しろよ
レベルは上がってると思うけどな
759 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/18 20:02
でも感想つけようがないよ
760 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/18 20:24
ホワイト×ピンクの感想。
ドラマになってないですよね、これ。
ホワイト×ピンク
あれで終わりとは思わなかった。なんか消化不良な感じ。
あゆみの心の変化に違和感がある。
ヤンシナ1次落選者が言うのもなんですが……(泣)
762 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/19 13:16
じゃ簡素いきます。ホワイト×ピンク。うーん・・・
無理して長所を探さなきゃいけないようなシナリオってどうなんでしょう・・・。
エンディングがどこかわからないシナリオなんて論外では?
シナリオの技術書を熟読した方が良いと思います。失礼。
763 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/19 15:02
>>723 ホワイト×ピンク感想
登場人物が何者かという説明が薄い。
北村側がいかがわしい映画を撮っている人たちだとは
わからんでもないが、
金村側が学生映画を作っているというのがわかりにくい。
最終シーンの岡嶋の台詞でやっとわかるかわからないかだろ。
遅いよ。
764 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/19 21:20
>763
723って何だ?
ちなみに俺は自主映画の人だってわかったよ
ホワイト×ピンク
なんか古臭い感じがした。時代設定が20年前でもいけそう。
「ピンク」という単語からも「ピンク映画」という単語を連想させるし。
あゆみがバスローブを脱ぐラストは「?」という感じ。
単にあゆみが「これからAVにも出ちゃうよ」と思ったの?
766 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/20 01:06
>763
自主映画ってのは
最初のシーンでカメラ持ってて、2番目のシーンで「撮影・・・」云々
「本物は違う」云々
言ってるから直ぐ分かったけどなあ。
木村の撮るのがAVってのも、2番目のシーンの最後、金村の反応で
大体予想するんだろうし。
どうこの2つのグループが絡むのかなと思ってきたいしました。
ラストは何じゃこりゃ、という気もしましたが、
いつか1さんが書いていた、女性の、自分には出来ないこと(AV出演)
をする女性へのあこがれとか、
自分には出来ない、というのがそれほど高い敷居でもないんじゃないの、
とかって感じが出ている気がしました。
ドラマとしてどこかへ向けて盛り上がっていくというような
構成にはなってないかも知れないですけど、
別にいいんじゃないですか、これはこれで。
少しにやりぐらいさせたいんじゃないかという気がしました。
適当なこと言いました。
ホワイトxピンクはそれほど悪くなかったけどね。
俺は好きな感じだったよ。
爽やかにバスローブを取るとこがいい。
暗い感じの金村に対して明るいあゆみは一種の救いになってる。
フィクションとして悪くはないんじゃないだろうか。
自主の監督だと言うことはすぐに分かった。
だけども俺は自主の経験者なので、一般の人が分かるかどうかまでの判断は出来ない。
まあ、平均点に半点おまけ、ってとこかな。
ってか付けたし。
AVじゃあないでしょう。
今はもう下火なのでしょうが、
ピンク映画は「芸術作品」として作られてるものであって、
AVなんかとは全く違う世界が開けてます。
769 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/20 01:49
けっこう皆さん厳しいですね。
別にみんながみんなプロ目指してる訳じゃないし、
アマチュアが趣味で書いてるレベルならどれも良く書けてるよ。
770 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/20 02:21
プロ目指しています。
771 :
マイブーム:03/02/20 02:25
フロ目指してます。
773 :
DS40 ◆DS40EWmSfc :03/02/20 09:01
>>743-751 ホワイト×ピンク ですが、
うーん、難しいですねえ、批評ってのは…
というのが、上に書かれた皆さんの感想を見ての感想です。
僕はこれ、かなり面白いと思って、すんなりと入れましたが。
テーマ性というか、作者の言いたいこともはっきりしてるし、
遊び半分で女優目指してたあゆみが、本物の女優が脱ぐところを見て
真剣さに打たれ、決意を新たにするという心情描写もなかなかいいと思いました。
こっち側の三人の描き分けもはっきりしてるし、萌や木村もちゃんと描けてるし。
難を言えば、主役が金村から途中であゆみに変わっちゃったことで、読む方が混乱したのかも知れません。
最初からあゆみ主役で通せば、もっとすんなり出来たかも。
あと、細かいけど重要なとこは、木村に「俺の映画に出ない?」と言われた時に、
あゆみは否定するんじゃなくて、木村の顔をじっと見て考えているぐらいにした方が、
あゆみの心情変化の瞬間が的確に伝わるんじゃないかと思います。
最後のシーンを生かすには、前段で「脱ぐのはいや」とか「私、仕事は選ぶよ」とか
あゆみに言わせておくと、より効果的だったかも。
あるいはもう少し進めて、誰にも葛藤があまりないことを考慮して、
今回の映画の中で、脱いだり、ちょっときわどいシーンがあると金村に言われ、
それで悩んでいたという設定にすると、よりよかったかも。
「脱ぐべきかどうか」を題材として話が進んでいけば、視聴者の関心をきっちり集中できるかも。
でも総合的に見て、完成度はこのスレの中でかなり高いほうでは?
僕は7点をつけますが。
ラストシーンを中心に議論になってますが、
僕はあゆみの思いっきりのいいキャラと相まって、さっぱりした読後感を感じました。
>>755 ありがとうございます。そう言って下さると、すごく励みになります。復活に向け努力します。
>>757 大丈夫ですよ。むしろとっても力になりました。
774 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/20 12:57
マジ?俺は全然つまらんと思ったよ、ホワイト〜
775 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/20 13:04
>>774 漏れも。
>ホワイト
金村が女優と会った辺りから面白くなくなった。
776 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/20 14:59
「ホワイト×ピンク」は何故つまらないのか?
まず葛藤(出たっ!)がない。シナリオの教科書に葛藤が大切だと書いてました(笑)
人物の描きわけが不足しています。言動で人物を表現するならもっと魅力的な台詞を。
(読んでいて誰が誰なのか、わからなくなりました)
以上の事から、これだけの短編であるのにも関わらず興味が持続しませんでしたね。
作者自身がメガホンをとるなら問題ないでしょう。
しかしこれでは脚本として「完成度が高い」とは言えませんね。例えこのスレの中であっても。
777 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/20 15:53
>>775-776に同意
人物の描き分けに留意している点は認められるんだけど・・
金村のピンクへの差別意識がズレてるのと、
岡嶋の軽〜いキャラが空々しい
で、主役は最初から最後まで金村でしょう
そういう意味じゃ脇役としての女2人の描写は悪くないと思った
778 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/20 16:14
まあお前等がいくら議論したところで
このスレからプロになる奴など出ないわけだが
うわ、こりゃまた無個性な煽りやな〜
無個性な煽りに反応するアホ一匹発見
781 :
さらしあげ:03/02/20 18:09
782 :
更にさらしあげ:03/02/20 18:11
783 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/20 18:13
こうやって永遠に続くんだろーなーアフォの競演が
784 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/20 22:19
ホワイト×ピンク
賛否両論はっきりしてますね。
最初は?と思ったんですが、1さんがものすごく褒めてるので、もう一度
読み直してみました。
やっぱり最後のあゆみはとっぴすぎで唖然としました。
目の前で脱いでる人を見たからといって、自分も脱ごう!という気持ちに
なるものかな? 例えば普段の萌は地味で芝居とはいえ、とてもじゃないが
人前で脱いだりしなさそうなキャラクターで、しかし、芝居が始まると途端に
プロ根性を発揮して、必要とあらば潔く脱ぐ!とかそういう描写をきちんと
してくれたら、あゆみが感動した気持ちはすごくわかるんですけど……
それに萌役の人にとって「芝居どころ」になると思うんだけど……
あと金村もピンク映画に対して差別意識があったんだとしたら、やはり萌の
女優魂を見た後、あゆみ程でなくともなにかしら変化して欲しいと思います。
金村は主人公というより傍観者ですね。
好き勝手スマソ
785 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/21 02:24
>777
>金村のピンクへの差別意識がズレてるのと、
岡嶋の軽〜いキャラが空々しい
それだ!金村は単なる失礼なやつだし岡嶋は寒い。
キャラクターに感情移入できない&主役が誰かわからない。
えーと。
つまり登場人物に魅力がないということです。
787 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/21 06:02
何か盛り上がってるね
しかしホワイト×ピンクって作品、叩いたり擁護したり
議論の対象になるような問題作とは思えないけどw
ポエム板で電波発見!
557 名前:月とナイフ :03/02/21 05:19 ID:pkPq5AVS
ハッとしてグゥ! そんなおまえはちりめんじゃこ
いつもの食卓には ハウ・メニィ・イイ顔 超キボンヌだぜ
しらばっくれてもわかるのさ トゥ-・マッチな上腕二頭筋の動き
アメリカナイズされた後背筋の ダンサブルにしてブルーズィ-な
天使の様にしなやかに 悪魔の様に大胆な イカレてるぜワシ
恋? なんつて! 肉じゃがみりん多すぎ
計算され尽くされてる??
まあ、スレが伸びるのはいいことだ
790 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/22 11:20
なぜか(w)盛り上がってたね。
さて、そろそろ新作投稿求ム
シナリオ書こうっと
792 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/23 02:38
>>772 >読んでわかるかどうかの話じゃなくて、
>観客にわかるように書けって事だよ
そうだとは思いましたが、それでもあれだけ台詞で言っていて、
撮影機材とかも持ってるわけだから分かるんじゃないかなと思ったんですけどね。
ま、しろーとの意見です。
793 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/23 02:44
>>792 俺は自主の経験があるから当たり前のようにわかるけど、
確かに一般の視聴者にはわかりにくいかも。
794 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/23 03:34
ま、しろーとの意見です。適当なこと言いました。
795 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/23 05:49
>794
言い訳すんなよ。
796 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/23 19:12
ペラ34枚ぐらいになってしまったんですけど、ダメですか?
もう少し頑張って縮めてみようとは思いますが。
797 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/23 19:19
そのままでいいです。
798 :
DS40 ◆DS40EWmSfc :03/02/23 22:11
>>796 いいんじゃないですか?ただ、その長さで連続投稿できればいいですが。
このスレもいつの間にか約800になったし、
この辺で読みごたえある長さのが来ても。
799 :
変身願望(前) 1:03/02/23 22:37
ぢゃあ頑張ります!
〇コンビニ(夜)
鮫嶋昭二(26)のN「会社帰りにコンビニに寄って晩飯を買うのが僕の毎日の日
課だ」
鮫嶋が雑誌コーナーで雑誌を立ち読みしながら、商品出しをしている小谷 ゆりえ(21)を何気にチラチラ見ている。
ゆりえの容姿は、目が一重、頬骨が張って、色黒で一般的には美人ではな
い。
鮫嶋の近くにいた男がエロっぽい本を手に持って堂々とレジに行く。
ゆりえ、レジに入り勘定する。
鮫嶋、エロ本に手を伸ばしかけるが、止めて、弁当を選んでレジに持って
行く。鮫嶋の番になる。
ゆりえ「(ニコリともせず)温め……ませんよね? いつも」
鮫嶋、表情が嬉しそうになりながら頷き、お金を支払う。
ゆりえ「有難うございました」
鮫嶋のN「ここの弁当はあんまり美味くないと評判だ。僕も決して美味い思っ
ているわけではない。だけど……」
鮫嶋、店を出る時、後ろを振り向く。ゆりえ、商品出しをしている。
〇鮫嶋のアパート・室内(夜)
寝ている鮫嶋。
ドアをドンドンノックする音。
滑川(26)の声「鮫嶋ゴメン、泊めてぇ」
× × ×
鮫嶋、布団を敷きながら、
鮫嶋「喧嘩出来るだけ、羨ましいよ」
滑川「俺は気楽なひとり暮しのお前が羨ましい」
鮫嶋「明日は来るなよ」
滑川「お前、彼女作んないの?」
鮫嶋「出会いがないもん」
滑川「誰か紹介しようか? どんなのが好み?」
鮫嶋「……ナチュラルな子」
〇コンビニ・前
出て来る鮫嶋と滑川。
滑川「お前……ブス専だったんだな!」
鮫嶋「失礼だな!」
滑川「だって……あの娘、愛想もない」
鮫嶋「お前にはよさがわかんないんだよ!」
〇回想・コンビニ
鮫嶋がレジで弁当を買い、金を支払っている。
と、鮫嶋、焦った表情になり、服のポケットを探る。
鮫嶋「あ、すいません。10円足りない……」
ゆりえ、自分のポケットから財布を取り出し、10円を鮫嶋に差し
出す。
鮫嶋「え……」
ゆりえ「立て替えときますから」
鮫嶋「あ、ありがと。すぐ持ってくる」
ゆりえ「いつでもいいですよ」
〇元のコンビニ・前の道
鮫嶋と滑川、歩きながら、
滑川「なるほど。顔はイマイチでも気配りが出来る娘ってわけか」
鮫嶋「それもだけど、あの娘、今時髪は黒いし、パーマはかけてない
し、化粧はしてないし、ピアスなんかは当然してなくて、お前ならや
ぼったいと思うだろ。まさしく俺の理想なんだよ」
滑川「ちょっと人とズレてない?……いや、
まあ言うまい。頑張ってコクってみれば。
案外うまくいきそうだよ」
鮫嶋「……え〜……何て言って? コクる程
彼女の事知らないし、なんかナンパと思わ
れない?」
滑川「そうだよなぁ、普通客にコクられたら
ヒいちゃうよなあ。普通はな……でもあの
娘ブサだし嬉しいんじゃないの?」
鮫嶋「あ〜、どうにか、なんとか、無理なく
いい感じにならないかなぁ」
滑川「お前女っ気なくなって何年だ?」
鮫嶋「かれこれもう2年ぐらい。寂しいなぁ」
滑川「店に免許証とか携帯とか落とすってい
うのは? ……古典的すぎるか?」
〇コンビニ(夜)
店内で携帯電話を拾うゆりえ。
携帯電話、着信音(地上の星)が響き渡る。
ゆりえ「……もしもし」
鮫嶋の声「あ、僕、自分の携帯、落としちゃ
ったみたいなんですけど」
ゆりえ「私、お預かりしてます」
鮫嶋の声「どこ? とりに行きたいんですが」
同・表(夜中)
ゆりえ、私服を着て自転車の側に立って
いる。
鮫嶋、ゆりえに近づく。
ゆりえ、携帯を見せる。
鮫嶋「私のです」
ゆりえ「声でわかりました。いつものお客さ
んだって」
〇公園(夜中)
ゆりえ、ブランコにすわっている。
鮫嶋、ゆりえに缶コーヒーを渡している。
ゆりえ「ありがとう」
鮫嶋もブランコに腰掛ける。
鮫嶋「女の子なのにこんな夜中まで働いて、
大変だね」
ゆりえ「お金儲けたくって。深夜って時給が
いい割に楽なんです」
鮫嶋「危なくないの? 親御さんは心配する
んじゃない?」
ゆりえ「全然平気」
〇鮫嶋のアパート・前の道(夜中)
鮫嶋「ここが僕んちです」
ゆりえ「へえ」
鮫嶋「おおお茶でも」
ゆりえ「え、いえ」
鮫嶋「そうですか。僕……月曜から出張なん
で、しばらく弁当買いに行けないけど」
ゆりえ「はい」
鮫嶋「君は素敵です」
ゆりえ「は?」
鮫嶋「い、いや、なんてゆうか、ナチュラル
っていうか、作ってないってゆうか、そう
ゆうとこ僕前からすごく……ファンなんで
す」
ゆりえ、驚いた顔している。
鮫嶋「だから毎日たいして美味くもない弁当
を……君めあてで」
ゆりえ「ほ、ほんとですか? 嘘だとしても
……そんなの言われた事ないですよ。すご
く嬉しい」
鮫嶋「他のヤツにはわかんないんですよ」
ゆりえ「出張、気をつけて。待ってますから」
ゆりえ、自転車に乗り、帰ってゆく。
鮫嶋、その後ろ姿を見送る。
鮫嶋のN「いい雰囲気だった。ちょっと曖昧
だけど自分ではプチ告白をしたつもりだっ
た。ところが、僕にとってこの恋はこの日
以来急激に冷めてしまう」
つ づ く
……ゴメソ。読みにくくなってしまいました。
805 :
千円の包丁4−1:03/02/23 23:57
山岡(21)
小学生(9)
警官(38)
主婦(49)
○住宅街
向き合っている山岡と小学生。
ポケットから包丁をちらつかせている山
岡。
山岡「お母さんがいなくなったら悲しいだろ
?」
無表情の小学生。
山岡「何回言えば気がすむのかねー」
無反応……
山岡「(フッと笑い)早く取ってこいつって
んだろ、このクソガキ!」
警官「何言ってんだい、あんた」
自転車を止めている警官。
山岡「いや、ちょっとしつけを……」
小学生「おまわりさん、こいつ情けないんで
すよ」
806 :
千円の包丁4−2:03/02/23 23:59
警官「えっ?」
小学生「小学生、相手にカツアゲしてんです
よ」
ギクリとする山岡。
警官「お前、ショボイなー」
小学生「しかも包丁で」
おもわず笑いそうになる小学生。
警官「小学生相手にも凶器使うのかよ……、
はー情けね」
山岡「どうしようたって俺の勝手じゃないか!」
小学生「逆ギレかよ」
山岡「(今にでも噴火しそう)おまえ……」
主婦「いい包丁だねー」
割り込む主婦。
主婦「よく切れるでしょ、それ」
山岡「ババアは黙っとけよ」
主婦「それ、職人が作ったでしょ。職人」
山岡「うるさいよ、あんた!」
警官「そろそろ飽きたから帰るかな……」
小学生「そうだね」
807 :
千円の包丁4−3:03/02/24 00:00
警官「坊主、乗せてってあげようか?」
主婦「千円で売ってくれない?」
小学生「でも、それっ違反じゃ……」
警官「大丈夫、俺は神奈川県警だから」
小学生を後ろに乗せ、ペダルをこぐ警官。
山岡「待てよあんた」
警官を追いかける山岡。
主婦「今だすから待って」
と、自転車が倒れる。
警官「いててて……」
呆然としている山岡。
手には包丁がない。
主婦「やっぱりよく切れるわね」
警官「大丈夫か、坊主」
小学生「こっちは大丈夫だけど、おじさん……」
警官「ん?」
警官のわき腹に刺さっている包丁。
警官「あ」
刺さっている包丁を抜く主婦。
警官「どうも、すみません」
808 :
千円の包丁4−4:03/02/24 00:01
主婦「(山岡のそばに行き)はい千円」
倒れこむ山岡。
主婦「いらないの?」
警官「それじゃ」
自転車に乗っている警官と小学生。
主婦「あ、どうも」
小学生「じゃーね、おばちゃん」
にこやかな顔で見送り、血だらけの包丁
をカバンに入れスタスタと歩いていく主
婦。
気絶している山岡。
終わり
とにかく変なの作ってみました。
>>千円の包丁
なんか途中ぐだぐだになってないか?
出てくる人が全員キ○ガイぽくて、ねこぢるの漫画くさい。
>>変身願望
続きは??
810 :
千円の包丁 作者:03/02/24 00:16
>809
ご批評ありがとうございます。
確かにグタグタの感はありました。
技術不足ですね……
私も後半グダグダになってしまったので、今書き直しているんですぅぅぅ
しばらくお待ち下さい。
>>千円の包丁
ていうか、もともと狙いが無い話なんだろうし、
シュールな雰囲気が感じられればいいのでは。
それ以上、何もないとは思うけれども。
あ、強いて言えば、セリフによる切り返し、「常識で言えば
こうなるんだろうな」というお客さんの読みを崩していくあたりが
ちと鈍い。テンポが悪いというか無いと言うか
小学生も警官も主婦も、最初はごく普通の人っぽく出てきたほうが
いいのでは、と思った。
〇コンビニ(夜)
入っていく鮫嶋。
店内、客が多い。
鮫嶋、弁当を選んでレジにもっていく。
レジにいるゆりえを見て鮫嶋の表情が変わる。
ゆりえ、目がぱっちりしていて、明らかに美
人になっている。ほんのり化粧もしている。
そして、表情は以前と比べ物にならないぐら
いにこやかである。鮫嶋の番になる。
ゆりえ「いらっしゃいませ。あ、鮫嶋さん」
鮫嶋「……(呆然)」
ゆりえ「温め……ませんよね」
鮫嶋「……どうしたの? その顔」
ゆりえ「え、メイクしてみたの」
ゆりえ、とっさに手を顔にもっていく。
後ろに客がいるため、それ以降は会話も
出来ず、鮫嶋、コンビニを出ていく。
〇同・前の道(夜)
鮫嶋、険しい表情で缶を蹴る。
鮫嶋「なんだよ、あれ」
〇ビルの屋上
昼飯を食べている鮫嶋と滑川。
滑川「きれいになってる? あの娘が?」
〇コンビニ(夜)
ゆりえ、にこやかな表情で仕事をしている。
鮫嶋、無表情でレジに弁当を持っていく。
鮫嶋「……どうも」
つっけんどんな鮫嶋に表情が曇るゆりえ。
〇同・表(夜)
滑川が待っている。
滑川と鮫嶋、歩き出す。
滑川「……驚いたよ。あれは、完璧整形だ」
〇鮫嶋のアパート・室内(夜)
鮫嶋と滑川、ビールを飲む。
鮫島「整形なんて……俺は嫌だ」
滑川「なんで? あんなにきれいになって、表情
もイキイキしてて、見違えたよ。地球上に美人
がひとり増えて俺はいい事だと思うけどな」
鮫嶋「言っとくが俺だって美人が嫌いなわけじゃ
ないんだ。だけど整形して美人になった女は好
きじゃない。不自然だ」
滑川「そんなに腹立てる事かよ。芸能人はどうな
る? してない方が少ないっていうよ? もと
もと美人に生まれても、もっときれいになりた
いのが女心だって……」
鮫嶋「親からもらった顔にメス入れるなんて信じ
られない」
滑川「うわ、お前、何年前のひと? 古いよ。時
代にあわせなよ。うちのみつ子だって歳とって
シワが増えたらなんとか注射やりたいっつって
たぞ。俺なら……」
鮫嶋「バカ! あれは筋肉を弛緩させるんだよ。
体に良くないよ。歳とったらシワが出来るのは
当然だ。俺のかあちゃんやばあちゃんがそうい
うのやりたいっつったら断固阻止するぞ。シワ
のないかあちゃんなんて逆に気持ちもん。
……あ〜あ、あの娘のナチュラルなところが俺は
好きだったのに、なんかガッカリだよ」
滑川「せっかくお前、好きな子出来たのにな……」
鮫嶋「別にもういいよ。俺の勘違いだったんだ!
あの娘、もうモテモテで彼氏の1人や2人、平
気で作ってるよ!」
〇コンビニ(夜)
鮫嶋のN「……とは言ったものの、急に店に行か
なくなるのもなんかいやらしいのでそれからも
一応通ったんだ」
鮫嶋、弁当を買う。客は他にいない。レジに
は、おじさんが入っている。
〇コンビニ・表(夜)
ゆりえ、外のゴミ箱のそうじをしていると、
酔っ払いにからまれてしまう。
酔っ払い「可愛いねぇ、今度おじさんといい事し
ようよ」
ゆりえ、肩を叩かれている。
ゆりえ「やめて下さい」
と、酔っ払い、鮫嶋から服を引っ張られ、ゆり
えと引き離される。
鮫嶋「(小声で)おっさん、あの子、オカマだよ」
酔っ払い「はあ?」
鮫嶋「飲みすぎだよ。気ィつけて帰んな」
鮫嶋、酔っ払いの背中を押す。
酔っ払い、千鳥足で帰っていく。
ゆりえ、鮫嶋に近づき、頭を下げる。
ゆりえ「ありがとうございました」
鮫嶋「いえ、別に」
そそくさと帰ろうとする鮫嶋。
ゆりえ「あの、私、今日でここ辞めるんです」
鮫嶋「えっ」
〇公園(夜中)
ブランコに腰掛けている鮫嶋のもとにゆりえ
が走ってくる。
ゆりえ「こんな夜遅くにごめんなさい! 一言鮫
嶋さんに挨拶がしたくて」
鮫嶋「……挨拶か……」
ゆりえ「就職が決まったんです。私、バレてると
思うんで言いますけど、整形したんです」
鮫嶋「うん……」
ゆりえ「自分で言うのもなんだけど、きれいにな
ったでしょ。自分に自信がついたからか、面接
でも笑顔でハキハキとしゃべれる事ができたん
です」
鮫嶋「そう……よかったね。俺は偏見ってわかっ
てるけど整形って嫌なんだ。ま俺の事なんかど
うでもいい事だろうけど」
ゆりえ「……だからよそよそしくなっちゃっ
たんですね。そうだろうとは思ったけど」
鮫嶋「でも自分ではして良かったと思ってるんで
しょ」
ゆりえ「……ええ。笑えるようになったから」
鮫嶋「笑える?」
ゆりえ「前、笑うなキモイって言われた事がある
の。お客さんに。それ以来怖くて笑えなくなっ
てしまって」
鮫嶋「そ、そんな酷い事言うヤツいるのか」
ゆりえ「だからこの前鮫嶋さんに言われた言葉、
ほんとに嬉しかったんですよ。わざと笑わない
ようにしてたのに人によっては自然体に見える
んだなぁって。こんな私を素敵って……。でも
ほんとは私、楽しい時はもちろん、辛い時も泣
きたい時も笑ってたかった。笑うかどには福来
たるって言葉、信じているから」
鮫嶋「そう……」
ゆりえ「それに――整形して、キレイになって、
彼氏がすごく喜んでるの」
鮫嶋「!! 彼氏!? やっぱり出来たんだ……」
ゆりえ「付き合ってもうすぐ1年になるんですけ
どね」
鮫嶋「……マジ!?」
ゆりえ「とってもモテる人だったの。ダメモトで私
告白したんだ。そしたら、嘘みたいだけど私を選
んでくれたんです。その代わり自分に自信を持つ
事。その為にキレイになる努力を惜しまない事。
この条件をクリアできるなら付き合うって言って
くれたの」
鮫嶋「……そんな、条件つきで……」
ゆりえ「私頑張って10キロの減量にも成功した。だ
けど……顔立ちは変わらない。瞼を自分で切って
みたけど二重にはならないし。だから頑張ってお
金ためて整形したんです」
鮫嶋「……そう。……幸せ者だな」
ゆりえ「……はい」
鮫嶋「君の彼氏がだよ。じゃあね……」
立ち去る鮫嶋。
ゆりえ「鮫嶋さんに会えてよかった。最後にありが
とうって言いたかったんです」
ゆりえ、鮫嶋の背中を見送る。
〇鮫嶋のアパート・室内(夜)
鍋を囲み、ビールを飲んでいる鮫嶋と滑川。
滑川「そっか、しょうがないよな、それは」
鮫嶋、少ししょんぼりしている。
鮫嶋「……よく考えたら俺ってあの娘に対して随分
失礼な事思ってたんだよな」
滑川「失礼? 整形の事?」
鮫嶋「いや。まさかあの娘に彼氏がいるなんて思っ
てもみなかったんだ。あの娘のよさがわかるのは
俺ぐらいのもんだと思ってた。あの娘と俺はなん
ていうか……勝手に釣り合うって思ってた。だか
らきれいになったのを見て、焦ったんだよな……
彼氏がいるのも知らないでさ(笑)」
みつ子(25)がキッチンから鍋の材料を持って来る。
みつ子は茶髪でピアスをしている普通の女の子。
滑川「お前も変われよ。まず頭のかたさをどうにかし
ろ」
鮫嶋「そうだな。女がきれいになりたいのはごく自然
な事と思わなきゃ、ダメだよな、な、みっちゃん」
みつ子「そうよ鮫嶋君。あとナチュラリストなら添加
物の多いコンビニ弁当も止めて自炊しなくちゃね」
〇イメージ
整形前のゆりえが笑っている。
お わ リ
819 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/24 15:51
乙あげ
今から読むね
820 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/24 16:17
オレ、ヒッキーでセックスした事ないのに無理に初体験シーンを書いてみました。
すごく不安なので添削してみて、おかしいところ突っ込んでくれ。
○太郎の部屋
太郎「電気消す?」
花子「消す?」
問い返す花子。
ベッドに二人、横に並ぶように座る。
花子がTシャツを脱ぐ。
太郎も脱ぐ。
太郎「あの・・、俺初めてなんで」
花子「わかってる」
太郎「・・ごめん」
花子「そんなの私もだって、わかるでしょ」
太郎「なんとなく」
真記子の胸に触れる太郎。
どう?
○ベッドの中
なかなか挿入できずに痛がる花子。
困惑する太郎。
太郎「痛い?」
花子「痛い」
太郎「ああ・・、やめる?」
花子「体質じゃなく、きっと慣れだから」
何度か試みてぎこちなくもなんとか入る。
太郎「入った?」
花子「入った」
太郎「こっから腰動かすんだけど、どうしよう・・、なんか泳ぐより疲れる」
説明・・友達連中と泳ぎに行ったひと夏の夜の出来事です。
とりあえず、この二つのシーンが不安なのでよろしくおねがいします。
822 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/24 19:15
↑
大丈夫だと思いますが。
真記子は花子の間違い?
そうです、すいません。
ちなみに真記子は田中真紀子を想定して書きました。
付き合った彼女がいままで、ひとりもいないので。
>>823 な、何故田中真紀子を想定!?気になる。
別に変ではないと思うけど、しいていえば花子が落ち着きすぎ?
花子にとっても初体験なんだよね?
>>824 うーん、なぜに、田中真紀子を想定!?にですか?
それは・・・ヒッキーだから少し自虐的なのかも知れない。
が、一番それっぽいのは、あまりにもかわいいアイドルとか女優、
例えば、僕が好きなのは麻生久美子さんとかですが、
そう言う女の子をイメージすると、あまりにも自分勝手に理想化された女の子を描いてしまい、
あ、こいつ女を全くわかってないよとか、思われるのが嫌だったのだと・・・
その点、田中真紀子だと、ある一定の距離感を保てるじゃないですか。
というわけです。
>>825 「自分勝手に理想化された女の子」を書いてもいいのでは?
女だっていろいろなタイプがいるわけで。
どこにでもいるような女を書くよりも、そっちの方が面白いのでは・・・
と書いてみるテスト
827 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/25 23:24
変身願望へのレスが無いのでフォロー
これ面白いよ!
でも長いので色々と感想書きたくてつい躊躇してしまうのさ
828 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/25 23:26
↑長所も短所もね
でもこのスレの中では一番好きかな
1の書いたそれぞれの雪と双璧だと思う
そんな体験した事も無い事を、ごまかしながら書くよりも
君が書けるものを素直に書いたほうがおもしろそうだ。
変身願望はドラマというより、なんかマンガっぽい感じがしたよ。
831 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/27 15:05
さいきん投稿が増えたと思ったらこんどは批評が少ない…
なぜだ?
>>819 長いのに読んで頂きありがとうございます。
>>827-828 勿体無いお言葉、ありがとうございます。
出来れば気になるところ、直した方がいいところとかも、遠慮なく
どんどんお願いします。長台詞、動きがない とか。
>>830 ありがとうございます。マンガ原作の応募もした事があります。
でもマンガとドラマのストーリーの転がし方(?)の違いってよくわかって
ません。去年、ドラマでは無理そうな設定のやつをマンガに応募しましたが、
落ちました。
>>831 前にも言われた事ですが、批評欲がわかないのかな……(´・ω・`)
833 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/28 00:45
>>832 もっと効果的なナレーションの使い方があるのでは?
>>833 なるほど。
ナレーションってあんまり使った事無かったのですが、一度使うと
癖になりそうなほど楽ちんでした。
多分ナレーションのおかげで数枚減らす事できました。
でも、やっぱり、詩的じゃないっていうか、下手糞なのがまるわかり
ですね……今後はあまり使わないようにしたいです。
835 :
名無し物書き@推敲中?:03/03/01 01:15
>>834 要は使い方だと思います。
枚数を減らしても構成が引き締まる訳ではないと思うんですよね。
836 :
ラッキーアイテム:03/03/01 16:08
837 :
簡単WEBアルバイト募集:03/03/01 16:09
838 :
名無し物書き@推敲中?:03/03/03 15:29
上手くなりたいならNは、あまり使わないほうがいい。
本人もいってるとおり状況説明が楽にできる。でもうま
いシナリオっていいシーン、映像でいかに語る(見せる)
かです。作品自体はよくかけてると思う。もっと余分
なシーンやNを削ってコンパクトにしたら、より秀作に
なると思うな。
パクトにできるはず、頑張って
>>835 >>838 ありがとうございます。ナレーションは使わないようにします。
これからも頑張ります!
841 :
名無し物書き@推敲中?:03/03/08 22:59
あげ
842 :
名無し物書き@推敲中?:03/03/10 11:52
次。
843 :
名無し物書き@推敲中?:03/03/11 07:48
次
844 :
やさいぢる:03/03/11 08:20
映画の卒業制作で男運が死ぬほど悪い悲惨な女(二浪)の脚本を書こうと
おもうのですが、こういったものはガイシュツでしょうか
845 :
名無し物書き@推敲中?:03/03/11 09:05
>>837 ちょっと散文的ですね。
もっと目的を絞ったほうが
メッセージが伝わりやすいかと思います。
846 :
名無し物書き@推敲中?:03/03/11 11:21
>>844 自主映画でそんな流れの作品結構あるぞ
少し違うが矢口もそんなの撮ってたし
847 :
名無し物書き@推敲中?:03/03/12 16:48
848 :
名無し物書き@推敲中?:03/03/17 20:45
○海辺の道
木本勇二(26)と、川原時子(32)が
海岸線を歩いている。雲一つない青空。
木本が先に立ち、時子がやや後から、
うんざりした顔でついていく。
砂浜では子供たちが海水浴している。
青いブルーシートを風呂敷がわりに敷
いて使っている子供たち。
時子「ねー、勇二君。どこまで歩くのー?」
木本「(立ち止まり)ん?」
時子「もう三時間もずっと歩きっぱなしじゃ
ない。ちょっと止まって遊ぼうよ」
木本「遊ぶ?何して?」
時子「ちょこっと海に入ろう」
木本「水着も持ってきてないのに」
時子「泳がなくてもいいじゃん。ちょっと裸
足になって、足だけでも入ってみようよ」
木本「そんなことしてどうすんの?」
時子「だってせっかく、わざわざ海に着たん
だし、水に触りもしないなんて信じられな
い。君の方こそ、どこまで歩けば気がすむ
のよ」
木本「だって…ほら、海岸線はまだずっと続
いてるよ、ほら」
木本、海岸線の向こうを指差す。
時子「海岸線はそういうもんなの!それをず
うっと果てしなくたどって行ったら、長い
時間をかけて、しまいにはまたここに戻っ
てくるの!歩きだと何カ月かかるか、検討
もつかないけどね!」
木本「誰も、日本を一周しようなんて言って
ないだろ?ただ、ほら時ちゃん、あそこに
岬が見えるだろ、あれを越えると、また別
の海が広がって、別の空気が流れてるはず
なんだよ。それ見たいと思わない?」
時子「そういってもう四つも岬を越えてきた
んですけど。じゃ聞くけど、今まで通って
きた海岸って、そんなにかわりばえした?
どこもきれいで楽しそうだったじゃん。休
みは今日だけなんだから、ここって決めた
らその場所で楽しくすごそうよ、時間もっ
たいないじゃん」
木本「でも…」
時子「でも何よ」
木本「あれを越えると、また別の…」
時子「もー我慢できない!」
砂浜の子供たちが振り向く。
時子「そんなに歩きたかったら、どこまでも
一人で歩いてけばいいじゃない!いっつも
そうなんだから!自分だけでずんずんもの
ごと決めて、一人で歩いてって!」
木本「そんなつもりは」
時子「…なんでもそう…今の店やめてミラノ
だかで修行するって話だってそう!私に相
談ぐらいしてくれたっていいじゃない。私
はどうなるの?私は君の一体なに?」
木本「時ちゃん…」
時子「私、ここにいる!もうついてかない!
勇二君なんか、好きなとこに行っちゃえ!」
時子、砂浜に駆け下りて子供たちの中
に入り、靴と靴下を脱いで裸足になる。
時子「(子供たちに)さあ、遊びましょう!」
おびえて後ずさりする子供たち。
木本、そのようすを見ている。
しばらくして、再び歩き出す。
時子「(小声で)行くのかよ」
○別の海辺の道
木本が一人で歩いている。
見晴らしのいい岩場を見つけ、座る。
木本「ふう…」
しばらく一人で座っている木本。
もと来た道をちょっと振り返る。
ポケットからタバコの箱を出す。
タバコは入っていない。
箱を握りつぶす木本。
見回すと、道端に万屋がある。
木本、立ち上がって歩み寄る。
○万屋・中
木本が入っていく。
おばあさんが一人で店番をしている。
木本「あの…」
おばあさん「はい、これかね」
言いながら、木本が持っていたのと同
じ銘柄のタバコの箱を出す。
木本「ああ…はい、そうです。よくわかりま
したね。見てたんですか」
おばあさん「まあ、あんたもここに八十年も
座ってるとな、いろんなことが見えてくる
ようになる。海を見に来なすったんだね」
木本「はあ、そんなところです…あ、じゃあ
お願いします(金を出す)」
おばあさん「はいな、どうも」
木本、出て行こうとする。
おばあさん「まだ先へ行くのかね」
木本「…え?」
おばあさん「この先は大きな国道が走ってる
し、新しい工場もある。あんまりつまらな
いとこだよ」
木本「そうですか」
おばあさん「それに、もうすぐ雨になりそう
な雲行きだよ」
木本、外の空を見上げてみる。
澄みわたった青空が広がっている。
おばあさんはにこにこしている。
木本「まさか…それに天気予報でも、今日は
一日晴れだって」
おばあさん「そうかい、そうかい」
木本「とにかく、もう少し行ってみます」
おばあさん「なるほど…まあ、若い人はそう
だろうねえ。じゃ、悪いことは言わないか
ら、これだけ持ってきな。特別にタバコの
おまけだよ」
おばあさん、大きなこうもり傘を出す。
木本「いえ、とんでもない」
おばあさん「いいからさ」
○砂浜
スカートをたくし上げた時子が、足ま
で海に入って、子供たちと遊んでいる。
子供たちも、すっかりうちとけてはし
ゃいでいる。
○大きな車道
傘を持った木本が道路脇を歩いている。
すぐ横を何台も車が通り過ぎていく。
道の片側に、大きな工場がある。
建物の隙間に、ほんの少し海が見える。
それを見てため息をつく木本。
ふと空を見上げる。
雨粒が勢いよく落ちてくる。
傘を差す木本。
ふと何かを思い出したような木本、き
びすを返して走り出す。
傘を差したままでは走りにくく、畳ん
で手に握って走る。
○万屋・前の道
ずぶ濡れになって走る木本。
万屋からおばあさんがそれを見ている。
○砂浜
木本が走ってくる。あたりを見回す。
木本「時ちゃん…」
時子の声「勇二くーん」
木本、声のした方を振り返る。
青いブルーシートの下に、子供たちと
一緒に潜り込んでいる時子。
シートごと走ってくる時子と子供たち。
時子「すごーい雨だねー。急に降ってきたね。
ちょっと勇二君、びしょ濡れじゃない、早
く入りなよ。すっごく面白いよ、ここ」
木本「え?あ、ああ」
木本、シートの中に入る。
時子が木本の髪や顔をタオルで拭く。
854 :
海辺の雨.7 ◆DS40EWmSfc :03/03/17 22:32
木本「馬鹿」
時子「フンだ」
顔を見合わせ、くすくす笑う木本と時
子。周りの子供たちも笑う。
木本「なあ、一緒に来てくれないか?」
時子「ん?」
木本「ミラノ」
時子、驚いた顔。
木本「何年かかるかわからないけど、とにか
く本場で腕を磨きたいんだ。そのためには、
はっきり分かった。時ちゃんに、そばにい
てほしいんだ」
時子、木本の顔をじっと見ている。
時子「行かない」
木本「…そうか」
うつむく木本。
時子「ずっと、ここで待ってる」
木本、顔を上げる。
時子「ちゃんと、ここに帰ってくるんだよ」
木本「時ちゃん」
にっこりうなずく時子。
木本も笑顔になる。
子供たち、わあっと歓声をあげる。
時子「あ…」
シートの外を見る時子。
木本も見る。
雨が上がっている。
くっきり晴れた空が戻ってくる。(終わり)
― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
で?とか言われそうですが、久しぶりの投稿です…よしなに
855 :
◆DS40EWmSfc :03/03/17 22:39
>>854の最初に、
>時子「走ってきてくれたんだ…」
という一行が抜けてました。
ちなみに、
>>854は7じゃなくて6ですね。
そういや人物表も入れてないし…もうなんかめちゃくちゃだ。
856 :
名無し物書き@推敲中?:03/03/18 23:55
きみは相当若い人だよね>> ◆DS40EWmSfc
857 :
名無し物書き@推敲中?:03/03/19 00:23
858 :
名無し物書き@推敲中?:03/03/19 00:26
海辺の雨の感想
嫌いじゃないんだけど、盛り上がりに欠けるというか
カタルシスが足りないような気がしました。
859 :
DS40 ◆DS40EWmSfc :03/03/19 23:07
>>856 そんなことない。32歳です。
>>857 責任感は強くないと思います。
>>858 そうですね。盛り上がりにはとにかく欠けすぎです。
盛り上がり方も思い出せない…
感想ありがとうございます。
とにかく書き続けます。
前に作品うpした人に簡素書いてませんが、他意はありません。
いま、自分の簡素にも自身が持てなくなってて…
間違ったこと言ってもいけないと思うと、どうも簡素書けません。
しばらくお許し下さい。
1960年ごろはじまった皆保険制度は、実は皆保険でもなんでもない。
実際医者の何割かは入ってないし、払っってない。
なのに医者以外の国民には無理やり強制している。
1960年ごろ、日本の経済や環境が急速に改善され、
また抗生物質がききはじめたため、
病人が急激に減って誰も病院にこなくなった。
それで医者をはじめとする医療関係者の収入確保のため、
ウソ八百な皆保険などというものをはじめたのである。
同時にはじまった、健康診断などという
健康体にX線を浴びせるだけの、はなはだ怪しい制度も、
実は国民のためではなく、
医者をはじめとする医療従事者の定期収入安定のためにつくられた。
861 :
名無し物書き@推敲中?:03/03/20 01:48
「海辺の雨」
1さんが自分の個性を掴みかけている過渡期の作品なのではないでしょうか。
基本的に「ペラ20枚以下程度の短編」という制約の中でずっと発表し続けて
いるのは1さんだけなのですから、出来にバラツキがあるのは当然のこと。
私の先生が「オリジナル脚本は誰にでも書けるが、誰が書いても良い訳ではない!」
と言っていました。そこに人間的な資質が問われるという事だそうです。
1さんにはその資質があると思うので頑張って下さい。
維持
863 :
名無し物書き@推敲中?:03/04/04 22:21
人をむやみに詮索するなよ。人間素直が一番だぞ。
864 :
名無し物書き@推敲中?:03/04/12 01:21
ナンノコッチャ↑
(^^)
866 :
名無し物書き@推敲中?:03/04/18 23:29
あげときます。
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
868 :
名無し物書き@推敲中?:03/04/21 08:15
やっぱこのスレって、ずっと
>>1があげ続けてたのかな?
妙に
>>1絶賛、
>>1待望レスが多かったけど、そういうことか?
869 :
名無し物書き@推敲中?:03/04/21 12:23
ぼくのちんちん みせてあげる
まあるく かわいい おちんちん
くろびかりして びんびん うごく
かわいい かわいい おちんちん
ぼくのちんちん いれてあげる
どうして そんなに おどろくの
あんまり かわいくて おどろいているのかな
よしや いれてあげましょう
あれあれ どうして ないちゃうの
はじめて あったばかりだから
はずかしかったのかな
でも あんしんして ゆっくり うごかすから
そして あたたかいものを だしてあげるから
期間限定!!お急ぎください!!限定7名様まで!!
現在、多様化するPCビジネスの中で、
確実に急成長している堅実ビジネスです。
私自身、様々なネットビジネスを試してきましたが、
今回初めて自信を持ってご紹介できます。
初期費用2000円以外は年間費などの費用は一切かかりません。
その日によって変わってまいりますが、平均日収8000円位になっています。
詳しい内容をメールにて返信いたします。
上記の「TRB」をクリックし件名に「詳細希望」と書いてお送りください。
よろしくお願いします。
871 :
名無し物書き@推敲中?:03/04/22 06:54
872 :
名無し物書き@推敲中?:03/04/22 17:23
全部ってことはないだろうけど、怪しいね・・・
うんこっこ
875 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/02 20:05
あんだけたくさんいた書き手が、
いきなり全員いなくなったスレ、ふたたび浮上w
とりあえずまた祭りやれ
877 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/05 09:47
なんで人がいなくなったの
878 :
動画直リン:03/05/05 10:30
879 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/05 20:54
DS40が出てきたら祭になるんだろうな
880 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/05 22:23
祭りキボンage
「海辺の雨」の感想
かなりいいと思うんだけど、なんか評判はあまり良くないな。
やたらうまいよ。
882 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/05 23:27
>>881 初心者なのですが、どの辺りがうまいのでしょうか?
883 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/06 10:25
∧_∧∩ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ´∀`)/< 先生もろDVDはどこですか?
_ / / / \___________
\⊂ノ ̄ ̄ ̄ ̄\
||\ \
||\|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
|| || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
.|| || (´Д` ) <
http://www.dvd01.hamstar.jp だ!
/ \ \___________
|| ||
|| ||
__ //_ //___
/ // // /
/  ̄  ̄ //
|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ||
|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ||
|| 教卓 || ||
|| ||
884 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/06 20:49
885 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/06 21:37
上手いっていやぁよ。
飯島愛だよ、飯島愛。プラトニックセックスの。
週刊朝日に連載コラム持ってる事になっとるんだが、
これが矢鱈メッタラ上手い。ちょっと異常。
書いてある事が素晴らしいって事は全然無いのよ。
単純に、文章として、その造りが上手い。なんか、ビジネス文書の
模範みたいな上手さ。
いや、真面目に本人が書いてるのかもしれんのだが、そうしたら
普段のTVでのアホキャラとギャップありすぎ。
そういうゴマカシはどうかと思うぞ。↑
887 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/07 13:20
>>881 俺も詳しい感想希望。
良さがわからなかったので。
888 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/08 00:35
どうせ適当なこと書いたんだろ
某サイト行ったらレベルが著しく下がってた。
ここの住民が大量に移動した予感。
またりしてたから別にいいんだけどね。
890 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/13 16:01
移動しなくてもいいじゃん
ここでもいいと思う
ココの脚本は、
「演劇」 「映画」 「テレビドラマ」
のドレを狙ってやってるの?
特に、演劇と映像メディアはカナリ違いがあるので。
批評するにしても、そこを考慮しないと、意見しにくい。
893 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/15 17:59
テレビドラマでつ
演劇ではない
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
896 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/22 07:46
ageru
○病室
窓を雨が叩くのを見て、小島浩史(14)
はスケッチブックをしまう。飾られた
花や漫画をゴミ箱に入れ、持って行く。
○廊下
病室から出る浩史。焦ってる様子。
爺の声「ヒューヒュー!モーレツじゃあ!」
浩史、振り返ると足を止める。
談話室で田中愛(10)が爺相手に歌を歌
ってる。アイドルのコンサートのよう。
爺「ぐわっサリンじゃ!皆、逃げろ」
非常口を指し、倒れる。浩史振り返る。
小島里美(31)が電話しながら歩いてく
る。濃いメイク。ボディラインを強調
する服はサイズが合わず破れそう。鼻
を押さえて病室に逃げる人達。
里美「母親だもの、毎日見舞い行くのは当然
でしょう!……姉ちゃんは姉ちゃんやがな。
ぐだぐだ言わんと親ならさっさと振り込め
や、ボケェ!」
浩史はゴミ箱を後ろに隠す。
里美「調子は?」
里美、病室と浩史を目で往復し、
里美「良いみたいね。来た甲斐あったわ。田
辺誠一はどこ?」
○病室
ベッドに浩史。横で里美と田辺誠一似
の医師、看護婦の榊(25)が向かい合う。
榊「お母様が来た日にいつも調子を崩してい
るんです」
里美「ハァ?どういう意味よ(立ち上がる)」
医師「あああ、違います。そういうんじゃあ
りません。浩史君が体を壊す瞬間に、お母
さんが立ち会っていた可能性がある、とい
う事が言いたかったんです。そこで何か思
い当たる節は無いかと」
里美「……息子に心配かけてたのかも知れま
せん!ここに寄るの結構大変なんです。で
も片親って理由でこの子に不自由な思いさ
せたくなくって……無理してたのかな。先
生、今度ご飯食べながらその事について話
しません?私、近くに良い店知ってます」
× × ×
里美、落ち込んだ様子。浩史はベッド
から降りてカーテンを引く。
医師の声「花粉用じゃダメだな(笑)」
カーテンの隙間から、医師が眼鏡とマ
スクを外すのが見える。榊、後ろから
榊「先生、浩史君のお母様にカウンセリング
を薦めてみてはどうかと……」
医師「シッ!折角の金づるじゃないか、ほっ
とけよ。本人もそれを望んでいるんだ」
浩史、カーテンを閉める。
里美「ああ、クズ掴まされなくて良かったわ!
あれ、きっと看護婦にたぶらかされてるの
よ。あの雌豚のどこが良いんだろうネ!」
笑顔で、振り返る里美。浩史の肩越し
にカーテンからゴミ箱が出てくる。
男の声「坊主、置きっ放しだったぞ」
浩史、しまったという表情。
里美「(ゴミ箱の中を覗き)誰か来たんだ」
浩史「うん、友達」
里美「女の子?」
浩史「違うよ。男」
里美「お父さんみたい。あの糞ババアも。み
んなそうやって私を捨てていったわ」
浩史「嘘じゃないよ(袖を引っ張る)」
里美「あぁ、ウルサイなぁ!今日アレなのよ」
里美はTVの電源を入れる。
里美「浩史は今日、悪い子でした」
里美は音量をどんどん大きくする。
里美「青ヒゲが来るよ」
× × ×
カーテンを開ける榊。浩史の口や鼻、
布団のシーツに血が付いている。食事
をベッドの机に置き、駆け寄る榊。
榊「浩史君、血!どうしたの?」
浩史「大丈夫。コケただけ」
榊「お母さんね!こんな……先生に言ってく
る!」
浩史「そんなんじゃないんだ。やめて下さい」
榊「大丈夫。世の中にはね、君の事理解して
くれる大人が沢山いるの。かばわなくって
良いのよ、あんな人!医者の気を引く事し
か考えてな……ハッ、もしかして」
起き上がる浩史。食事の器が落ちる。
浩史「僕のお母さんだ!バカにするな!」
立ち竦む榊。浩史は床を片付ける。
浩史「もう、僕に構わないで……」
榊、手で制して床の片付けを代わる。
浩史はシーツを剥がす。
浩史「理解って、されなくちゃいけないの?」
振り返る榊。シーツをまとめ、浩史は
病室を出る。
○病室(個室)
ベッドの上にフルコース。それを払い
落とす愛。響く音。愛の母(38)驚く。
入口に人だかり。後ろから覗く浩史。
愛「何コレ?」
愛の母「たまには栄養のバランス――」
愛の母、コップの水を掛けられる。
愛「長生きしようがしまいが関係ないだろ!
そん時にはお前はもう死んでんだからよ」
看護婦が来て、愛の母を拭く。
看護婦「愛ちゃん!お母さんに謝りなさい!」
愛「私を待たせて今、お前は何をしてる訳?
さっさと買って来いよ!百個限定なのよ」
看護婦、愛の肩を掴み顔を張ろうとす
る。そこへよたよたと愛の母が近寄る。
愛の母「すいません。後で片付けますから」
病室を出る愛の母を見送ると皆、居づ
らそうに病室を去り始める。
愛「皆さーん、他人を構う時間があって良い
ですね!する事ないなら私のCD買ってよ。
最近ホサれたとか言われてるけどこれには
裏があってさー。ねぇ!聞かないの?」
見送ると愛は布団を被り丸くなる。肩
をゆする手。起きると、浩史がいる。
浩史「する事ないから……さっきの歌、聞か
せてくれない?僕も一人ぼっちなんだ」
○病室
愛は枕の下からスケッチブックを出す。
愛「なぁに!ねぇ、何か描いてあるの?」
取り返そうとする浩史を制し愛は開く。
昔の浩史と里美が鉛筆で描かれている。
彼らは幸せそうに笑い合っている。
愛「すごい上手ー!」
浩史は照れて顔を覆う。愛はスケッチ
ブックをパラパラとめくる。
愛「子供の頃のばっかね」
浩史「好きじゃないんだ。今の、自分」
野原でご飯を食べる浩史と里美の絵。
風景が一部、人の形に抜けている。
愛「お父さんに似てるから?」
うつむく浩史。
愛、スケッチブックを閉じる。
愛「さっきの話だけど。育てて貰ってるだけ
まだましよ。アンタ甘えてんじゃない?」
浩史「君と一緒にするなよ!君ぐらい稼いで
たら親を服従させる事だってできるだろう
さ。けど僕はそうじゃないし、そうだった
としても……しない」
愛「(ため息)アンタが私だったら?奴らと一
緒に死んでるよ!何かさ、一人で頑張って
る気になってるけど、アンタまだ何もして
ないよ。(時計見て)時間の無駄ね(立つ)」
着信音が鳴り、愛は電話に出る。
愛「ううぅん、大丈夫。人と話してたから。
平気よ。次は気をつけて(切って)こんな
買物もできないような人達でも、何かして
あげれるの私しかいないから……アンタの
事、私と同じだなんて思わないよ。だって
そんな絵かけないもん(スケッチ返す)」
カーテンを開ける愛。浩史、描いたペ
ージを破り捨てる。愛、振り返る。
浩史「他に描きたい物ができたから」
愛「……また見せてくれる?」
○病室・夜
雨が窓を濡らす。里美、浩史を起こす。
里美「しょうがないなぁ、折角来たのに。体
調も悪そうだし、ま、いっかー」
眠る浩史の爪が絵の具で汚れている。
愛の声「明日、退院するんだー」
○病室
病室を出る浩史。一滴の雨が窓を叩く。
○エレベーター・中
閉を押す浩史。慌てた様子の里美がそ
の前に現れる。驚き、急いでボタンを
連打する浩史。
里美「浩史!どこにいるの!」
里美、こちらを振り返る。その直前に
前を爺が通り、エレベーターは閉まる。
○玄関
寂しそうに振り返る愛が背を向ける。
浩史の声「愛ちゃーん!」
浩史が息を切らせて、やってくる。
スケッチブックを高く掲げる。
里美の声「浩史ッ!」
驚く浩史。後ろに里美が立っている。
里美「病気なのにこんな所にいて。部屋に戻
りなさい!」
浩史、振り向かずそのまま歩く。
里美「お父さんみたいにお前も私を捨てるの」
浩史、立ち止まる、
浩史「お母さん、悪いんだけど、後にして」
里美「青ヒゲが来るよ!」
浩史、歩き始める。
浩史「いないよ」
呆然と浩史を見送る里美。笑い出す。
里美「その子は知ってるの?お前の初めての
相手」
振り返る浩史、目を見開く。里美、愛
を見ながら唇を舐める。うろたえる愛。
浩史を一瞥し、背を向ける。里美、浩
史に近付き抱きしめる。自動ドアの音。
里美「ホラ見なさい。お前はお母さんの言う
事を聞いてれば良いの」
浩史は顔を上げない。雨音が強くなる。
床のスケッチブックが捲れ、開く。
寂しげな表情の里美を浩史が抱きし
めている絵を誰かの足が踏んで行く。 (終わり)
905 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/27 14:23
学校で「よく分からない」って言われたシナリオです。
2ちゃんねるの人達ならちゃんと批評してくれると思い、
投稿しました。
よろしくお願いします。
>899
投稿してくれてありがとう
よくやった
>899
投稿には感謝するけど、よくわからない
これで、作品自体に問題があるんだと受け止める事ができます。
読んでくれて、ありがとうございました。 >906,907
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
age荒らしか
age
911 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/28 15:42
はい、そうです。
913 :
名無し物書き@推敲中?:03/05/30 21:33
今後に期待しつつあげ
914 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/03 19:03
もうすぐ1000か。長いような短いような…
>>908 近親自体は魅力的な題材だと思うけど言いたいことが見えてこない。
917 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/06 07:38
むしろ近親相姦をオチにしないで、最初に設定しちゃえばいいんだよ。
919 :
無料動画直リン:03/06/10 18:31
921 :
いきなりすんません。シナリオネタ:03/06/10 21:09
「記録」
TVを捨てようと人気のない山中に、夜中車でやってきた大学生A。
ふと懐中電灯の光の先に真新しいダンボール箱を見つける。
Hな本が捨てられてるのではないかと期待したAは、ダンボールの中を確認した。
ダンボールの中には、大量のノートと何冊ものアルバムが入っていた。
Aがその中を見ると、そこには何ヶ月にも渡る少女監禁の記録が記されていた。
Aはそれを自宅に持ち帰り、目を通した。
紙上に刻まれた狂気の記憶…
当初その記録の作成者を探すべく、ノートやアルバムを細かく調べていたAは、
次第にその狂気の世界へと埋もれていく。
ノートの最後に記された衝撃の事実。そして、その記録者の正体は…
>>921 それだけだと評価のしようが無いので、
a.フルにシナリオに起こして、どっかにアップ
b.もっと短い話のシナリオにして(だいたい20字*20行の10枚くらい?)ここに書く
c.ちゃんとしたシノプシスにする(途中経過をもう少し詳しく具体的に、最後の結末まで書く)
のどれかがええんじゃないかと。
そもそも、「次第にその狂気の世界へと埋もれていく」とかの表現をどうするかが
最も重要だと思うので、是非aが希望。
923 :
いきなりすんません。シナリオネタ:03/06/10 23:35
>>922 頭の中にあったいくつかのコンセプトの一つを試しに挙げてみました。
もうちょっと具体像が描けたらまた来てみます。
方向性としては
1)Aが次第にサデスティックな性癖に目覚め、殺人を犯すに至るという内容を、
人間の潜在的な残虐性というアプローチから淡々と描く。
2)写真の女性、監禁した犯人を推理していく過程で、意外な犯人に辿り着く。
その過程で、Aは主観的な推理によって、犯人の心理に同一化してしまい、
最終的には自分も同様の過ちを犯してしまうというオチ。
3)Aは記録の対象である女性に対して恋に落ち、遂には彼女を救出するが、
「記録」はAによって続けられることになるというオチ。
以上の3つの他に、もう1つを用意しています。
4)Aは「記録」に魅了され、ある時遂に夢にまでその情景を見る。
「記録」には無い展開。Aは夢の中で記録者となり、
監禁していた女性を殺害し、解体する。
見覚えのある壁、浴室、キッチン…
夢から覚めたAは驚愕の事実を知る。
この「記録」が作成されたのは、たった今自分が寝ていたこの部屋だった。
というオチ。
>>921 まあ、具体的な形にならないと評価しにくいですねえ。
個人的には、コンセプトの段階であるにせよ「A」のキャラクターをどう設定するか
ということを全く気にかけてないことが、気になる。
実際に形に起こす時には、キャラクターからかけていくことが多いからさ。
キャラクターから入ってストーリー組む人と
ストーリーから入ってキャラクターを作る人といるね
貼り付けてみます。m( )m
『呪いの結果』
<登場人物>
土居 貴子(二四歳) 真紀の幼馴染。
占い好きで麻紀に呪い
方を教えてやる。
多中 麻紀(二四歳) 旦那に裏切られた腹
いせに呪詛を画策する。
□ 貴子のアパート(深夜)
貴子、ブ厚い本を読んでいる。
部屋のあちこちに難しそうな本。占星
術、神道、仙術の本……突然、ドア
を叩く大きな音。驚いて玄関へ向う。
(続く)
□ 同・玄関先(夜)
貴 子「あっ……麻紀?」
貴子が玄関を開けると大きな四角い包
を持った女(麻紀)が座り込んでいる。
麻 紀「あ?っ貴子だ! ヤッホ?貴子ぉ!
お元気ですかぁ?私は全然ダメですぅ」
麻紀、声が妙に大きい。
貴 子「ちょっと、アナタ酔ってるの?」
貴子、玄関の前に座り込む麻紀を立た
ようとする。
麻紀、そんな貴子に抱きついて大泣き
しはじめる。
貴 子「ちょ、ちょっと麻紀?一体全体どう
したっていうのよ?」
麻 紀「貴子ぉ私はもぉお終いなの! アイ
ツを殺して私も死ぬの」
貴子、自分に抱きつきながら大声で泣
わめく麻紀に困惑の表情。
□ 同・室内(若干の時間経過)
貴 子「えーっと……これは、何?」
コタツの上、麻紀の持ってきた怪しい
包みが包装をはがされて置いてある
毒々しいデザインの大きな藁人形。
麻 紀「お願い貴子……私に力を貸して」
貴 子「(絶句)……は?」
麻 紀「これでアイツを……隆大を呪ってや
るの。呪って、呪って呪い殺してやるの」
麻紀、貴子の目を見て真剣な表情。
貴子、麻紀の視線から逃れように目が
泳ぐ。貴子の視界には押入れ。
(続く)
貴 子「ちょ、ちょっと落ち着いてよ麻紀、
旦那と何があったっていうの?」
麻 紀「浮気よ……去年から様子がおかしか
ったから思い切って興信所に頼んだの」
貴 子「そ、それで? 相手は?」
麻紀、黙って首を横に振る。
麻 紀「いつも途中で尾行が失敗するの。で
も色々と私に嘘をついてたわ。アナタも昔、
隆大と付き合っていたから知ってるでしょ
う? アイツが嘘をつくときは、浮気よ」
貴子の目が見開かれる。
部屋の壁にかけられたコルクボードに
貴子と隆大の写真が何枚も貼ってある。
そして隆大を真中にした麻紀と貴子の
写真が数枚。一枚だけ麻紀と隆大の
ツーショット写真もある。
麻 紀(off)……この頃に戻りたい」
貴子、麻紀の言葉に我に返る。麻紀、
貴子の視線の先にあったコルクボード
を眺めていたのだ。
(続く)
麻 紀「ねぇ、私の事……恨んでない?」
貴 子「な、何言ってるのよ! 私は、二人
の結婚の事、お祝いしたつもりよ」
麻 紀「あぁ、アンタって親友だわ!憎むべ
きは隆大よ!」
貴子、黙って聞いている(無表情)
麻 紀「(藁人形を手に)お願い貴子! コ
レの使い方を私に教えてちょうだい」
真剣な麻紀。貴子その視線から逃げる
貴 子「(溜息)残念だけれど、こんなのは
迷信よ……それに麻紀には絶対に無理」
麻 紀「そんなぁ! 無理でもやるからキチ
ンと教えてよぅ。呪わせて!」
貴子、再び大きく溜息をついて、
貴 子「藁人形を使った呪いは別名『丑の刻
参り』と言って、深夜にやるのが普通なの。
他人に見られると効果が無くなるって言わ
れてるわ。麻紀は暗いの苦手でしょう?」
麻 紀「う……(考える仕草)貴子に付き添
ってもらう」
(続く)
貴 子「アンタねぇ……他人に見られたら効
果が無いって言ってるでしょうに!」
麻 紀「貴子は友達だから他人じゃないの」
貴 子「(溜息)……儀式に臨む時の衣装だ
って白装束にて髪を振り乱し、その頭に逆
さまにした五徳をかぶり三本の蝋燭を立て、
胸元には鏡、足には一本歯の下駄って決ま
りがあるの。ね? 大変でしょ?」
麻紀、肩を落として無言。
貴 子「まだあるわよ。顔に白粉、歯には鉄
漿、濃い口紅をして櫛をくわえて七日間も
繰り返して五寸釘を打つなんてできる?」
麻紀、やはり俯いて黙ったまま。
貴子、大人しくなった麻紀に一安心。
貴 子「呪いの藁人形なんて迷信よ。効果な
んてありはしないわ。隆大の事は、ツライ
だろうけどハッキリするまでは……」
麻 紀「(小さな声で)……て」
貴 子「えっ?」
麻 紀「(ハッキリと)衣装貸して! 道具
も! 必要な物は全部貸して!」
貴 子「ア、アンタ! な、何言って……」
麻紀、貴子の言葉を遮って、
麻 紀「持ってるんでしょう? 本当は。
占いオタクのアンタが持っていないはずが
ないわ。貸してよ! 友達でしょう!」
麻紀、立ち上がって部屋を物色しだす。
それを止めようとする貴子。狭い部屋
でもつれ争う2人。
(続く)
(最後)
貴 子「やめて! いい加減にしてよ!」
麻 紀「貸して! 貸してったら!」
貴 子「アンタはそうやって昔っから人に頼
りっぱなしで……持ってないったら!」
貴子、押入れをかばうように抵抗する。
麻 紀「そこね? そこにあるのね!」
□ 同・部屋の押入れの中
暗い押入れの中。引き戸が麻紀によっ
て開け放たれる。
麻 紀「あぁっ!」
押入れの中には儀式の道具一式と麻紀
の写真が打ち付けられた無数の藁人形。
貴子「(off)だから言ったのよ。藁人形
なんて迷信だって……アンタ死なないし」
麻紀の貴子を振り返る動作で画面暗転。
<終り>
<註釈>
○五徳(ごとく)
火鉢の上に鉄瓶などを掛けるのに使う道具。
○鉄漿(かねつけ)
歯を黒を見せる道具。鉄片を酢などにひた
して作る。かね。
-----------------------------------------
以上..297からですm( )m
なにかしらコメントをいただければと…
933 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/11 09:48
あげ
>>925 Aのキャラクターはちょっと自分を投影してます。特徴は
・容姿は良くも無く悪くも無く、いわゆるどこにでもいそうな地味なタイプ。
・探究心が強く、物事に没頭しやすい。
・肉体派というよりは知性派。ただし、臆病者ではないし、ケンカとかもする。
・完璧主義者で、引っ込み思案。典型的なA型気質。
・交友関係は、親友が少数、恋人なし(ストーリーによって変更)。
以上の点をおさえるだけで、後はAにはこれといって印象が無いくらいの
人物設定にする予定です。つまり、誰にでも当てはまり得るという
意味合いも持たせたかったので、特別に個性が強い人物にしたくはないです。
環境的設定は
・大学生
(学生としては真面目で、普通に授業に出て単位も適度に。)
・一人暮らし
(比較的裕福な家庭で育ち、仕送りだけで生活には困らない程度。)
・専攻は犯罪心理学系
>>932 会話で引っ張れるほど面白い会話でもないし
オチもありきたり。もうちょっと呪い系が中身に絡んだ方がいいのでは。
>>934 共感しやすいのと無個性なのは違うのでは。
極端に無個性なら逆に個性になるでしょうが。
>>935 あっはっは コメントありがとう
ございm( )m
-------------------------
麻 紀の旦那が押入れから
でてくるっていう
(浮気の相手に相談していた)
ってオチも考えてあったんです
けどねー。まぁダメですか。
そですか ははは。
938 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/14 17:44
つーかおまいら、投稿しろしろ言ってるからには
投稿者にはちゃんと批評ぐらいしろ
939 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/14 18:54
『呪いの結果』
「……アンタ死なないし」という最後の台詞は思わず笑った。
940 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/15 09:03
>>921にはスティーブン・キングの「ゴールデンボーイ」を、
>>927にはスティーブン・キングの「キャンパスの悪夢」を、
それぞれ一読を勧めます。
どっちもネタとして古いってことです。
それと、
>>927は人物表でネタバレしちゃだめです。
多中 麻紀(二四歳)主婦
土居 貴子(二四歳)麻紀の幼なじみ
ぐらいにしときましょう。
人物表では麻紀を先にしたほうがいいと思います。
>>939 おありがとうごさいm( )m
笑うトコなんでOKです うれしぃす
>>940 イタイイタイ
古いっすねたしかに
ネタバレしてましたか
精進しますですm( )m
942 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/20 13:59
lifting
943 :
名無し物書き@推敲中?:03/06/23 20:25
シナリオってむずかしいね。
梶さん。待ってる。
終わった作品なんて、忘れて早く来て。
・・・・・ね。
待ってるよ、待ってる。
、、、
ま
ッ
て
る
。よ。。。。
945 :
名無し物書き@推敲中?:03/07/08 15:14
あげ
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
947 :
名無し物書き@推敲中?:03/07/14 15:37
再びこのスレが盛り上がる日を待ち望んであげ
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
>>947 つーか書いても殆どResこないじゃん…。
950 :
名無し物書き@推敲中?:03/07/16 10:32
なんか急激に下がってる…
950を踏んだな!
952 :
先は長いさ、のんびり行こうよ。:03/07/26 13:45
みんな、とりあえず一服しる! (
) ノノ
(( ) (
) ノ ) (
( _⌒) ( ( )
)ノ ヽヽ ノ
( ( ) ))
∧_∧)ノ プカー (,, (
( ´∀`)O____________)ノ
ノ つ(;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;( ((;;)
(,,⌒つと)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
即死しそうな煙草だな(w
955 :
名無し物書き@推敲中?:03/07/30 20:15
956 :
名無し物書き@推敲中?:03/07/31 15:14
次スレきぼんぬ
気分一新してマターリ邁進しましょう
やはりまたりが大切だな
残り使って今スレの大賞決めないか?
・最優秀作品賞
・セリフ賞
・構成賞
・最優秀作家
どう?
(^^)
初めてきました。最近創作に目覚めた者です。
>>927 初めてプロを目指してる人の作品を見ました。
大変面白かったです。
映像化する価値は充分あると思ったのですが評判はあまりよくないですね。
質問してもいいですか?
1、このぐらいの話はみんな書けて当たり前の世界なのでしょうか?
2、その話の制作日数はどのくらいかかりました?
3、賞に応募して受かったことはありますか?
4、こういう場所で発表してパクられるみたいな心配をしたことはないのでしょうか?
960 :
名無し物書き@推敲中?:03/08/06 13:53
パクられる心配はしてないと思うよ。
パクられたら逆に自信つく。
961 :
名無し物書き@推敲中?:03/08/06 15:22
>>957 全部読んでないけど、
140くらいに出てくる作品の「風景の一部であって・・・」
ていう科白が好きだ。
セリフ賞に一票。
963 :
名無し物書き@推敲中?:03/08/06 17:34
最優秀作家はDS40じゃないかな
他のは知らん
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
1000鳥準備中
このスレは1000鳥推進委員会によって利用させていただく。
本日午後11時ちょうどに1000鳥を開始する予定である。
それまでにこのスレを見つけたとしても上げずに放置しておくこと。
975まで進める予定なので時間までレスは控えるように。
失敗したくないからもう、次スレは立てないよ。
もう話すこともない
しかし、なんでこの板は1000を目前したスレを放置するかなぁ。
まぁ、だからこそ、こんな遊びができるんだけどさ。
そろそろ975
じゃあ、11時までごきげんよう
976 :
(´・_ゝ・`)ノ:03/08/15 23:00
それでは、1000取り合戦を開始する。
参加者は各自虎視眈々と1000を狙うがいい。
参加者が揃うまで少し待つので、始めのうちはまたりとしていてくれ。
977 :
(´・_ゝ・`)ノ:03/08/15 23:04
早く来るのだ参加者達よ。
きました
979 :
名無し物書き@推敲中?:03/08/15 23:04
atilyoltu
980 :
(´・_ゝ・`)ノ:03/08/15 23:05
うむ。揃ってきたようだな。
各自1000ゲットを始めてくれ。
981 :
(´・_ゝ・`)ノ:03/08/15 23:06
まだ人が少ないな。
この企画は失敗か?
(・∀・)ノ1000ゲトー
983 :
(´・_ゝ・`)ノ:03/08/15 23:08
>>982 早過ぎる。
最後の最後まで待つのだ。
ここぞと言うタイミングを逃すな。
C(・∀・)つサンペイデツ
985 :
(´・_ゝ・`)ノ:03/08/15 23:10
うむ。この板では無謀な企画だったか。
いや、まだ諦めんよ。
参加するのだ。
1000という終焉の果実をもぎ取るために。
最後の力を振り絞るのだ。
今がその時だ。
986 :
(´・_ゝ・`)ノ:03/08/15 23:11
まだまだ諦めんよ。
次の夜だってある。
その次の夜だってある。
いつかは人が集まる。
その時を信じるのだ。
・・・実は978=982=984です!
988 :
(´・_ゝ・`)ノ:03/08/15 23:13
くそぉ、なぜ人が来ない。
お前らには見えているのだろう。
この1000まじかのスレッドが。
1000を取ろうとは思わないのか。
それでも2chねらか。
決して煽るわけじゃないんだけども。
過去ログをすぐ見れるように残してある、って可能性もあるよ。
dat落ちしたらしばらく見れないからね。
まあこの板はHTML化は早いようだからいいと思うけど。
逆にスレ保持数が少ない板だと、1000取りによって
終わったスレを沈めないと迷惑になる。
まあスレ住人が決めたら良いことなんだけど。
990 :
(´・_ゝ・`)ノ:03/08/15 23:15
いくらでも自演するがいい。
ていうか、もっとしてくれ。
もっと人がいる。
1000鳥には活気が必要なのだ。
もーすぐ
992 :
(´・_ゝ・`)ノ:03/08/15 23:16
>>989 なるほど。
そういう意見もあるか。
しかし、この板にはイベントが必要だ。
活気が必要なんだ。
過疎だからどっちでもいいんだけどね。
古参ぶってごめんね。
994 :
(´・_ゝ・`)ノ:03/08/15 23:17
今回は失敗したが、
いつかは成功して見せるさ。
この板が活気づいちゃったら変なのがいっぱい来て荒れちゃうよ〜
996 :
(´・_ゝ・`)ノ:03/08/15 23:18
だから、今日は1000ゲットして終わろう。
そうはさせない!
998 :
(´・_ゝ・`)ノ:03/08/15 23:20
負けんよ。
えいやぁっ!
とや!
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。