◆◆リレー小説 魔法使いの弟子◆◆

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黒雲に乗って降臨したのは、まごうかかたなき唯一にして真なる
金日成主席さまだった。厳かにのたまわく
「元売娼婦だったハルモニの泣きパワーを注がねば冥府に眠ると言う
あの究極物質は取りだせん。急ぐのじゃ、実世界に繋がる通路を開いて
総書記に送り届けねばなるまい。米帝の侵略は火のごとく速い。
チマ・チョゴリを自作自演で切り裂いて騒ぎ立てるのじゃ」
一同ひれ伏し、感涙に咽びながら

「天にまします主席さま、縮地の術を我らに与え給え。」と一斉に
唱えた。すると、
「マスゲームを捧げよ。されば、得られん」