皆に今から殺し合いをしてもらいまぁす♪
それに色々決まりがあるから覚えておけよぉ
○会場は一緒だけど施設とか建物を新たに多少造れるからなぁ♪
○名前に生徒名・メール欄に支給品武器を入れてなぁ♪
○このスレが1000まで逝くと全員の首輪が爆発しまかす。その場合
優勝者はいないからそれまでに1人になるまで殺しあえよぉ♪
○禁止エリアとかも一応定期的にアナウンスするからなぁ♪
○詳細は後々決めるからなぁ♪
○言っておくけど主人公を優先的にするなよぉ、他の奴が悲しむからなぁ♪
じゃあ頑張れよぉ♪
関連スレ
http://cocoa.2ch.net/test/read.cgi/charaneta/1026652500/l50
ハセケン、みんなで団結してあの偽者教師を追い出そうぜ。
七原秋也は分校を出ると辺りを確認する。乾いた空気が不気味にのしかかる。
誰かが見ている可能性は高い。しかしそれを避けては前に進めない。
七原は樹海へ全力疾走していた。
その姿を中川典子は確認したが声をかける隙さえも無く単独行動をとり七原を追うように
樹海へ向かった。
4 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/17 01:39
七原と中川が樹海の中に消えていく。
国信は分校の影から一部始終を眺めていた。
「秋也、典子さんは渡さない。お前には死んでもらう。」
国信は不敵な笑みを浮かべ、樹海に向かって歩き出した。
このボウガンは使える。皆僕を殺したがるにきまってる!
だから僕が皆を殺して優勝者だ!
赤松は島の中心地に来ていた。すると周りの気の2倍・・・3倍はある
丸々太った立派な樹木が生えていた。
赤松は幹を観察する…。
すると器用にも赤松はその幹の取っ掛かりを利用して登っていった。
しかし幹は5メートルはある。しかし登りやすく枝も伸び赤松は5分ほどで
葉が茂ったなかへ進入していった
赤松は茂った中を見渡すと流石に見通しも悪く動きにくいが寝れるような太い枝
ポイントを発見するとそこに細工を施し工夫をし枝を折り誰かが来ればボウガンで
一突きできるようになっていた。
この行動は運良く誰にも見られることは無かった。
桐山は塔へ来ていた。回りを確認し静かに螺旋の階段を上っていく。
塔は風通しが良い・・・というより強風に煽られている。
(このゲームに乗るか…、それとも…)
桐山は500円玉をコインに投げた。
柵に当たり淵から転がってきたコインは自分の爪先に辺り倒れると
それは表だった…。
(やはりゲームに乗る定め…。仕方ないリミットは1000だからな)
桐山は塔の屋上に腰掛周りを見渡していた。
(・∀・)来てやったぞ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
杉村弘樹は集落付近を移動していた。
-どうする?貴子、琴弾を捜すべきか?しかし間に合うのか?リミットに
杉村はやはり決断した!
貴子っ、お前だけは失いたくない!
杉村は集落内を奔走した。既にレッキについていた長い木棒を
携えていた。
藤吉文世は、木々の間に身を隠していた。
月夜に照らされた木の枝から鮮やかな葉が一枚
ひらりと落ち、文世のやや広い額に掠った。
文世が分校を後にしたのは、野球部の旗上忠勝が出発した後だった。
軍服に囲まれた廊下を通り、玄関を出て、運動場に出た文世は、友人の内海幸枝達を探した。
無論、幸枝達は居なかったのだが。冷たい夜風の音だけが鳴り響くこの場所が、それを悟った。
――― そして、現在に至るワケだ。
文世は、松井知里の事を考えた。彼女は文世の友人である。
知里は文世の次の次に出発するハズであった。三村信史さえやり過ごせば、合流できたはずだ。
しかし、文世はそれを出来なかった。あの広い運動場で棒立ちでもしていたら格好の的だ。
それは知里と同じく友人の中川有香や野田聡美にも言えることだろう。
ただ、文世は、知里を待っていればよかったと、ひどく後悔をした。
あたしは参加しちゃ駄目なの?
13 :
コギャルとHな出会い:02/08/17 14:44
14 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/17 16:53
ドメイン エロ業者pinktower.com と ドメイン ime.nu は、無断でひとのHPのアドレスを掲載している。取り締まりを!!
※参考
分校から出発した順番
赤松→飯島→稲田→内海→江藤→大木→小川→織田→金井→川田→北野→桐山
→日下→国信→倉本→黒長→琴弾→榊→笹川→清水→杉村→瀬戸→相馬→滝口
→谷沢→千草→月岡→天堂→七原→中川(典)→中川(有)→新井田→沼井
→野田→旗上→藤吉→松井→南→三村→元渕→矢作→山本
旗上忠勝は野球部で培われた足を存分に発揮し樹海を走っていた。
ここまでくる途中に清水や野田の姿が確認したが、野球に視野狭窄されていた
旗上は女の子には奥手であった。(正直女子にもあまり人気は無い)
旗上の仲間は滝口や新井田らへんと言ったところだろうか…いずれにせよ自分を
誰か待っているかもしれないをいう期待は分校の入口を出る際あったのだが
見事に裏切られたのだった。
やはりこんなもんだ。
ちょっとした失望も浮かぶがかまう暇も無くとりあえず隠れ場所を捜すことにした。
榊祐子は集落を転々としている。
「琴弾っ?」
突如いきなりの言葉に驚嘆し悲鳴をひいっと上げながら振り向くとそこには
大柄な男━━━杉村弘樹が立っていた。
杉村は女子の間では中堅である。やはりクラスではダントツで七原秋也の人気は
圧倒的だった。そして友人と戯れている杉村はとても良い人に見えるが一人で読書を
しているときなど、個人でいると威圧感が感じられたという。
「さっ、榊か…?」
杉村は安堵と後悔の混じった感情を顔に浮かべた。
「すまない榊、驚かせてしまって…、俺っ急がなくちゃいけないんだ」
杉村は振り向くと女子の目には信じられない速さで駆け抜けて行った。
「あ・・・・・。」
榊は杉村が去ったことに安心したのか?それとも後悔しているのか?
一人じゃ不安だった。しかし相手は杉村弘樹。
そうっ、これで良かったのよ
榊は集落をまた彷徨った。
怖いわ…、闘いたくなんかない、でも死にたくないわ。
恵、佳織、秋也クン、ドコにいるの?
・・・・・・・ストッ
そこで天堂の思考は断ぜられた。
またも天堂の脳天には綺麗にアンテナが生えていた。銀色のアンテナは太陽の光を
間に受けしたいとミスマッチして輝いていた。
赤松義生はぐふっと息をこぼすとまた気配を殺すように茂みに寝転がった。
(また私はこんな死に方なの・・・?)
はぁ〜い♪俺も本格的にこっちに引越ししてきたからなぁ♥
じゃあまず
死亡した生徒を言うぞ〜・・・でも少ないなぁ、1人だ。
女子14番天道真弓さん
それと原作には無い施設とか建物を発表するからなぁ♥
H・2〜H・4の山の下を抜け通った洞窟(トンネル)
B・6に第2の集落
C・5に県立C高校
この3つだ♪そんなに増やさないから安心しろよぉ♪
まだ始まったばかりだから禁止エリアはありませぇ〜ん♪
じゃあ皆頑張って殺しあえよぉ♥せんせぇ応援するからなぁ♥
・・・真弓・・・・ぐすん、どうして?どうしてなの??
なんで・・・なんで・・・
江藤恵は坂持の放送で天童真弓の死を知り涙が止まらなかった。
江藤はプログラムに放り込まれたことを理解してから落ち着き
がなくなり思考も錯乱までには至らないが動揺を隠せない状態
に陥った。分校を出たとき人影が一瞬目に入ったが誰か確認す
る余裕もなく反射的に反対方向に走ってきてしまったのだ。
そしてそのまま手近な民家に駆け込み息を潜めていたのだった。
しかし、天童の死がクラスメートの仕業であったなどとは夢
にも思っていなかった・・・・。
そうか。
「人殺し」すらこのゲームのルールなら、あたしは負けない。
絶対、負けない。
支給武器は鎌か…手っ取り早く銃が欲しかったわ。
誰かから奪うか。
どのみちあたしが優勝よ
武器はもう大当たり みんながゲームに乗る前に殺すわ
今は一人しか死んでない 武器もまだ弱い奴だっている
さーもう皆殺しよ!!
どっかで誰かが泣いている…
この泣き声を頼りに動いていけば… ふふふふ…感謝しなさい
あなたが最初の犠牲者よ!!
なんで戦わなくちゃいけないのかな・・・
欝だ
薄暗い民家の一室。玄関のすぐ横のL字型の廊下を進み、居間の白いテーブルの奥、
ややホコリが被っている深緑色のソファーの横に、谷沢はるか(女子12番)が
寄り掛かっていた。
バレー部のアタッカーである彼女の頬に、冷汗が一雫流れてきた。
それもそのハズだ。 ――――誰かが侵入したのだ。この民家に。
確かに聞こえた…風呂場か何所かの窓が割れる音を……
はるかは、居間の一番奥にあるソファーの奥に隠れ、これは民家にあったフライパン
(本当は包丁かなんかが欲しかったが、丁度キッチンに来た瞬間に誰かが侵入してきたので、
とっさにフライパンを取り出し隠れた。ちなみに、支給武器は携帯用とうがらしスプレーだった)を
強く握り締めた。
『ガチャッ』と、居間の扉が静かに開いた。誰が潜んでいるか分からない民家に
入るのに躊躇があったのか(私もそうだった)、懐中電灯で慎重に一歩ずつ歩いてきた。
そうして、ソファーの所まで来た所でその足を止め、はるかの方に光を当てた。
はるかも、必死になって長身の身体を折り畳んだ…が、もう遅かったようだ。
「誰なの!?」
女子の声だった。誰だろう…そう考えようとした瞬間、はるかの耳元に
カチャっと、引き金をひいた音が聞こえた。
――― これはマズい…相手は銃を持っている!!
「はるか…谷沢はるか…」
そう、はるかは答えた。そうすると、女子の誰かが
「――なぁ〜んだぁ…はるかかぁ…驚いただけ損したよ…」
と言った。
その言葉に、はるかがキレた。
私が!私が!!私が怖くないっていうの!!?笑わせてくれるわね!!!
はるかは、後ろを振り返ると同時に持っていたフライパンを徐に侵入者に投げつけた。
バレー部のアタッカーの真の力は恐ろしく、見事に侵入者の頭に当てた。
「!!」
侵入者は一瞬戸惑いを見せ、フライパンの衝撃に耐えきれなくなり頭部を抑え込んだ。
その瞬間を、はるかは逃さなかった。ソファーを飛び越え、右足を大きくあげて…
『パンッ』と、乾いた音が居間に鳴り響いた。
はるかの胸元に赤い穴がポツリと開き、一気に赤い液体が飛び出した。
そのまま床に転落し…その頃にはもう、はるかの意識は無かった。
頭を左手で抑え、右手に細い煙を出したCz.M75を握り締めた
中川有香(女子16番)は、はるかの死体を見下ろした。
「私は…別に悪くないモン!」
そう言うと有香は、はるかのデイバッグから食料と水だけを取り出し、
隣の民家へと移動しに玄関を出た。
その時、背後から野田がウージーを発砲
月岡の頭に数弾の銃弾がめり込んだ
こうして、ラスト・スタンディング・月岡は死んだ(プ
「いや実に勘弁してほしいわけだが」
佐間は木陰に身を潜め支給された鞄を投げ出した。
体が火照っている。頭がチリチリと痛む。
殺し合いをしろといわれてはいそうですかわかりましたではいってまいります、とすぐに
意識を切りかえられるものか。
この悪趣味なイベントの存在は知っていたが真逆自分が参加するとは思いも寄らなかった。
十数分間立ち尽くしていたがどうにも埒があかないのでとりあえず己の武器を確認
しようと鞄を開いて佐間は再び呟いた。
「実に勘弁して欲しい」
>29
わ…我が野望が…ばかなぁ
琴弾加代子(女子八番)はあても無く分校の北、F-7あたりをさ迷っていた。
その手にはしっかりとS&W(スミスアンドウエスン):M59ショートが握られていた。
「なんで…なんで私がこんなこと…」
先ほどから銃声のような音が何回も聞こえていた。
ガサ・・・
その時加代子の右方で草が擦れ合う音がした。
ひ・・・という声を押し殺し、加代子は様子を窺う。
そこには新井田和志(男子十六番)が立っていた。
迂闊にも姿を晒していた琴弾を新井田が認めた。
「おいっ、琴弾か!?」
新井田が近づいてきた。
「ひっ」
今度こそ琴弾は声を上げた。
興奮状態にあった琴弾には、新井田の顔が嬉々としていて「やる気」のように感じられたのだ。
まあ、実際大差無かったわけだが。
琴弾は走った。
「おい!!琴弾!」
後ろから新井田の怒号が聞こえた。
「いや−!」
しかし、新井田はサッカー部だ、足の速さで琴弾がかなうわけがない。
だめ…追いつかれる、やるしかない。
一瞬の判断で琴弾は後ろを振り向くと、片膝をつき、M59を新井田に向けた。
「!?」
新井田が一瞬立ち止まるが、すぐにまた突っ込んできた。
バァーン
琴弾のラングレー仕込みの銃の腕は見事だった。
狙った通りに銃弾は新井田の右太ももを貫いた。
「ぐ・・・」
新井田がその場に崩れ落ちる。
琴弾はまた振り返り、全力で走り出した。
「手前ェ!琴弾ー!!」
新井田が琴弾にぶつける激しい怒りにも構わず、琴弾は西へ走っていった。
言っておくけど
登場人物は原作どおりだぞ〜
荒らしも完全放置だぞ〜
登場人物は原作の人だけだぞ〜
35 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/17 23:22
kokoは何をするスレですか?
※支給品参考
飯島敬太 文化包丁
大木立道 ナタ
織田敏憲 防弾チョッキ
川田章吾 レミントンM31RS(ショットガン)
桐山和雄 ナイフ(と思われる)
国信慶時 −(未支給)
倉本洋二 短刀(錆がういている)
黒長博 不明
笹川竜平 イングラムM10サブマシンガン(推測)
杉村弘樹 簡易レーダー
瀬戸豊 フォーク
滝口優一郎 金属バット
月岡彰 ハイスタンダード22口径2連発デリンジャー
七原秋也 軍用ナイフ
新井田和志 三味線糸
沼井充 ワルサーPPK9ミリ
旗上忠勝 スミスアンドウエソンM19・357マグナム
三村信史 ベレッタM92F
元渕恭一 スミスアンドウエソンチーフスペシャル38口径
山本和彦 コルト・357マグナムリボルバー
女子は
稲田瑞穂 両刃ナイフ
内海幸枝 ブローニングハイパワー9ミリ
江藤恵 ダイバーズナイフ
小川さくら 不明
金井泉 不明
北野雪子 ダーツ(的つき)
日下友美子 手榴弾(2個)
琴弾加代子 スミスアンドウエソンM59オート
榊祐子 特殊警棒と毒薬
清水比呂乃 コルト・ハイウェイパトロールマン38口径
相馬光子 鎌
谷沢はるか 不明
千草貴子 アイスピック
天堂真弓 ヌンチャク
中川典子 ブーメラン
中川有香 CZ・M75
野田聡美 ウージー9ミリサブマシンガン
藤吉文世 −(未支給)
松井知里 不明
南佳織 シグ・ザウエルP230 9ミリショート
矢作好美 コルトガバメント45口径
38 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/17 23:24
39 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/17 23:27
BR映画なら見たけど登場人物とか覚えてない
40 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/17 23:32
>>39 現在ヤングチャンピオンで連載中
1〜7巻コミックス400万部突破!
小説版(原作)BRも発売中
全てを知るなら小説
こういうのでいいんですかね?
このスレを楽しむために小説買うのもなぁぁぁ
43 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/17 23:34
キャラの性格とかいじったらだめなの?
「ぐ・・・ううう…。」
新井田は悶絶の表情。脂汗が滲む。右太腿からでる血はドス黒い。
「痛ぇ・・・痛ぇ…、こんな苦しむならいっそ殺してくれりゃあ…」
そう、普段絶対味わない銃弾の味は想像を絶していた。
新井田は涙を浮かべ仰向けになると様々な思いが颯爽する。
「じゃあ死んでね♪」
新井田の視線に綺麗な天使の一部分が覗いていた。しかし周りは天使とは認めぬ
死の女神・相馬光子だった。
鎌は新井田の額から顎にかけて一直線に食い込むと鮮血と液体が噴出した。
相馬は周りを警戒しながらバッグや体ををまさぐられる。生きていればさぞ
快感なことであっただろうに。
と三味線糸が出てきた。
(なぁに銃じゃないの?とことん腐った男ねっ)
相馬は琴弾との一部始終を見ていたので銃を所持していたことも知っていた。
相馬は琴弾を追うように北へと軽く走っていった。
45 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/17 23:42
買う買わないは自由ですけどツイテいけませんからご承知を
>>43 キャラは変えて結構。あまりにかけ離れるのもどうかと思いますが。
>>44
西、西だよ、原作と違って。
47 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/17 23:43
せめて古本屋とかでコミックスを読めば…
48 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/17 23:43
失礼。
とにかく琴弾を追いました
49 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/17 23:49
>36
国信って武器なしだけど、こちらで勝手に武器を持たせてもいいですか。
50 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/17 23:51
51 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/17 23:55
>50
いや、一応設定されてますが、36で未支給になっていたので・・・
52 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/17 23:56
日テレ24時間テレビでウンザリしている人
2円募金をやりましょう。
マンネリ化した24時間テレビを2ちゃんねらーの手で打ち切りにしよう。
理由
・障害者を見せ物にした3流芸人のカラオケ大会はやめてほしい
→なぜ募金にカラオケが必要なのかまったく意味不明。こういうものに
何千万円という金がかかるのに視聴者に募金しろというのはふざけている。
・毎年マンネリ化した感動の押し売りはやめてほしい
→主催者側は勝手に泣いているが、視聴者はどうでもいいと思っている。
TVで泣くのは、鈴木ムネヲまたは、かくし芸で大泣きする「山瀬まみ」だけで十分である。
・ってゆうか24時間じゃねーじゃん。ウソつくな。
→うそばっか、どうせマラソンも偽善あきたよ。
実行方法
・募金はモナーの絵をペットボトルに貼ってペットボトルの中に2円を入れて募金しよう。
→募金は金額の大小ではないということを今一度わかってもらうようにしよう。
・外貨貯金も受け付けます。
8/18 12:00武道館前に集合
24時間テレビなんて見てないからウンザリしてません
54 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/18 00:01
55 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/18 00:03
国信の武器は自由だけどウージーじゃかぶるからやめておこう
ごめなさい、自殺します
ドラえもん、ショックガンをちょうだい
あら死ねないわ!
57 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/18 00:06
>55
54式拳銃はダメ?
58 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/18 00:06
三八式歩兵銃とか
59 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/18 00:07
>55
いっそ釣竿ってのは?
三村信史は奔走すると県立C高校へたどり着いていた
しかしこれは目的外だが功を奏した。
(オーケイ♪ここなら爆弾の材料もある程度揃っているだろう。
叔父さん、俺はやるよ)
しかし仲間は欲しかった。爆弾作りだけに集中するわけにもいかない。
それでも三村は高校へゆっくり足を進めた。
一周学校を回ると立派な施設だった。体育館もプールもある。最近造られたのか?
それに窓もどこも割れてはいないし空いてない。三村は石を窓のうちの鍵周辺に投げ込むと
ガシャンと小さく響いた。窓を開けると一人でさっと跳躍力を披露すると素早く校舎内を
移動しはじめた。
61 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/18 00:10
銃はありきたりで飽きたな…
なんかこう奇抜なのが俺的には欲しいけど
62 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/18 00:11
【残り38人】
三村はまず職員室に足を運んだ。三村はノートPCを探している。
三村にPCは強力な武器になる!しかしデスクトップではダメなのだ。
職員室の先生の机の中をまさぐると出てきた!
最新機器!(こんなイイもんがあるとはな、親切なことにバッテリー付きだ♥)
VAIOと背に刻まれていた。三村はバッグへPCを入れると次の目的地である
科学室へ向かった。
科学室にたどり着いた…。やっぱりあらゆる科学薬が揃っている。
高校ともなると中学より格段と違う。まず三村はPCをバッグから開くと
噂の改造された携帯電話を繋いだ。
(より強力な爆弾を作るためにはただのガソリンとかじゃだめだ、流石に
俺もそんなマニアックなのは知らない、調べるしかないのだ。)
しかし三村には行きつけの裏サイトがあった。あらゆる情報を載せてある。
三村が最大の信頼を寄せるサイトであった。
検索欄に[爆弾]
と入れるだけで出てきた出てきた。あらゆる方法が、種類から制作方法まで
ニヤッと微笑むと三村は素早いブラインドタッチで作業に没頭した。
何故三村はハッキングをしないのか!?この疑問が浮かぶであろうが三村はあらゆる状況を想定し
スペアを確保することを優先した。ハッキングがばれればこの携帯もオジャンだ!
オーケイ♪三村は立ち上がると画面を確認しながら薬を物色し始めた
瀬戸豊は森を歩いていた。
すでに精神状態は極限であり、臆病さに拍車がかかっていた。
「瀬戸君?」
豊がハッとして振り返る。そこには日下友美子がいた。
「日下さん!」涙を流し豊は走り寄る。
ガッ、豊は石につまづいて転んでしまった。
「あっ・・・・・」
ブサッ
豊の手に嫌な感触が走った。
「いてて…!!!」
豊にシャワーのように暖かいものが降り注ぐ。
それはべっとりとした、血だった。
見上げると日下が喉元を押さえており、その指のスキ間から豊の持っていたフォークが生えていた。
「が・・ゆた・・かくん・・・・どうして・・・・・・・・ゴボッ」
日下は口から血を吹くと、どっとその場に倒れた。
「う、うわあああああああ!!!!」
豊が恐怖の叫びを上げる。
「友美子!どうしたの!!」
草をかき分けて北野雪子が顔を出した。
「友美子!?、豊くんが!?い、いやあああ!!!」
雪子はその場を見ると叫び、豊から逃げ出した。
「ち、違うんだ、雪子さん・・・!」
もはやその声は雪子には届かない。
そこには全身を赤く塗りつけられた瀬戸豊だけが残された。
元渕は誘われたように安心な隠れ場所(?)と自分が思う県立C高校をさ彷徨っていた。
三村よりも早くだ。三村は校舎を一周しただけで体育館の奥までなど隅々までは検索していなかった
いや、余裕が無かったのか…。
しかし元渕は委員長と風格を漂わせ(もっとも今は関係の無い状況だが)思考を集中させると
先を考え後を考え学校を隅々まで脳裏に記憶した。
元渕は校舎内に入ろうとすると窓が割れている。自分が割った記憶は勿論無い。
自分は出たのは後方だから誰かがココに来ていてもおかしくは無いが…
しかし覚悟を決めその窓から静かに進入した。
元渕は1階を片から弄っていった
67 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/18 00:29
【残り37人】
元渕は1階を終わると三村も居る2階へと階段を上っていく。
元渕は慎重に一個一個潰す…。今のところ以上は窓が割れているところだけだ。
幸いまだ明るいので明かりを灯すのを避けることが出来やりやすい。
そして三村の居る科学室のドアに手をかけた。
スライド式のドアは音が解りにくい。しかしすぐ異常には気づいた!
三村の姿こそ確認できないがPCの画面が光り机に置かれている
元渕は最大限・・・いや本来なら避けるべきだろう。しかし入った。
するとドアの外からは確認できなかった左に三村信史は背を向け
薬に手を出していた。
「みっ、三村?」
三村は過剰に敏感した。腰の右に差されたベレッタを右手で抜くと銃口を向け振り向いた。
元渕もスミスアンドウエスンの銃口を向けた。
しかそ両者発砲はしなかった。
「もっ、元渕じゃねえか!」
意外な人物との遭遇だ。正直合うほうではなかった。しかし特別中が良いわけでも悪いわけでも
無かった。
しかし回転の速い三村は元渕の頭脳に賭けた!
「元渕っ、俺と一緒に行動しないか?」
これも意外な言動だった。元渕も一緒のような考えをしていたからだ。
両者一向に銃口はそむけない。
「な・・・なんでだ?」
69 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/18 00:37
>>65 でも良くわからないな
結局何でそんな風に死んだんだ?
70 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/18 00:40
握り締めてたフォークが転んで大きく腕を振りかぶった拍子に
日下の喉にクリティカルヒットしました
「実は今俺・・・爆弾を作ってるんだ。政府の連中をぶっ殺すためにな
それにこの作業は一人じゃ大変だ・・・、一人でもいれば心強いんだっ、お願いだ元渕」
元渕は迷ったが政府を倒すという言動には強く魅かれた。魅力的だった。
「わ・・・解ったよ」
三村は一通りの爆弾完成までの作業を説明すると二人で作業に没頭した。
しかし三村の考えは仲間ではなく「利用」だった。元渕は委員長で成績優秀。
なにかとこういう系には役に立つであろうと踏んだのだ。
政府を倒すというのは口実ではないがあわよくばだった。
戦闘用にも踏まえていた。
二人はしばらく邪魔されること無く順調に進めていった・・・。
72 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/18 00:44
本部に作業する野村は坂持に問いかけた
「あの〜・・・、もし三村の話が本当なら…」
坂持も当然考えていた
「・・・口実だろぉ?もしもの事があれば天皇陛下には申し訳ないけど…」
野村は少し安堵した
「それにしてもなんで三村はNETを使えたんだろうなぁ?野村ぁ♪
三村の関連を調べておいてくれよ♥」
74 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/18 00:50
もっと大事では?
材料有るの三村が作り方知ってるのはつつぬけなんだし。
倉本洋二は塔の下を移動していた。
片手には頼り無い錆びの浮いた短刀。倉本は彼女である矢作好美を探していたのだ。
塔を見上げると螺旋の階段を駆け上がる。上る毎に地上が離れ逃げ場は失われていくことと鳴る。
不安はつき物だったのでしかたなかった。
塔へ駆け上がると息が切れた。はぁはぁと息をつき両手を膝につき項垂れた。
ぱららららららららっ
銃弾が散乱した。その銃弾は倉本の胴体に複数の穴を開け貫いた。信じられない顔。
まだ狙撃されたことを認識できず。痛みさえ覚えない。
しかし顔を上げると塔の丸い塀から桐山は冷たい目で顔を覗かせていた。
またも古びたタイプライターのような音が響くと運良く顔は貫かれなかったものの
首から下は鮮血に染まっていた。痛みを越え何がなんだか解らなかった。
倉本は後ろによろめくと腰のした辺りが柵に当たった。塔の屋上は柵が低かった。
桐山はもう一度銃口を向け引き金を引いた。しかし玉を1,2発出ると切れた。
しかし十分だった。額を貫き倉本の頭は分度器の周辺のように一定の弧を描き
無力となり宙へ浮くと足が地から離れた。
桐山の視線からすっと倉本は消えた。桐山は死体を確認することも無く。また
座り込んだ。
すこし倉本の血に汚れた地面が気にかかった。
国信は倉本は確認出来なかったが黒い物体が高い塔からドサッと落ちるのを見ていた。
七原への怒りよりその恐怖に体が震えた。
その場から逃げ去った。
国信はバッグからもう一度武器を確認すると最初は手榴弾だと思っていたがなにやら説明書みたいなものが入っている
ご丁寧にも効果が記されていた。
それは例のバスジャック事件にも用いられた閃光弾であった。
一瞬で辺りを光が包むあれである。それが3個支給されていたのだった。
77 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/18 01:06
【残り36人】
朝方、文世は小鳥のさえずりの音で目を覚ました。
どうやら恐怖心が睡魔に完敗したらしく、政府支給の腕時計によると
ぐっすり5時間は寝ていたことになる。こんな事態でも良く寝られたものである。
もし寝てる途中に襲われたりしたら、そうだ…私、寝言とかいびきがうるさいから…
寝るのは危険だと思っていたけど、いざとなると人間、そうもいかないらしい。
誰にも寝首をかかれる事も無く、身体に異常が無いのは、幸運だった。
いや…不幸中の幸いか…
暗闇の夜は月の光しか明かりが無かったため見えなかったが、緑色の木々の葉が
とても鮮やかでキレイだった。これは――― シラカバの木であろうか?
「ダンッ!」「パンッ!!」
突然、どこかで銃声が鳴り響いた。どうやら銃声は、方角で言えば南方面…
ちょうど地図で言えば「倉庫のある農家」と明記されたF-6辺りであろうか…?
文世は、もしかしたら流れ弾が飛んでくるのでは、と突然思った。
ここに居たら、流れ弾が飛んでくるかもしれない…!銃は何m飛ぶのだろうか…!!?
20m?50m??100か??いや200m!?それとも500mか!!?
再び銃声が交互になった。
銃の知識などゼロに近い文世にとって、銃器は別のパラレルワールドの代物と
同様な存在だった。とりあえず、荷物を全てかき集め、北方面に移動をすることにした。
また、音の違う2種類の銃声が、交互に2度3度聞こえた。
樹海の中、二人の男女が黙々と歩き続けている。
中川と七原だ。
国信はそんな二人から少し距離を置いて歩いていた。
(典子さん、俺は君が好きだ。でも、君は秋也のことが好きだった。そう、
それは仕方のないことだ。しかし、俺は考えずにはいられなかった、秋也さ
えいなくなれば・・・・と。だけど、なんてことだろう!神様は俺にチャン
スを与えてくれたんだ。俺はこのチャンスを逃すつもりはない。)
国信は二人の後を追いながら秋也が一人になる機会を窺っていた。
加代子は戦慄した
銃声
これまでにも何回か聞こえてきてはいたが、今回のは段違いで近い気がする。
「ダンッ!」「パンッ!!」
銃声は二種類…どうやら、撃ちあっているらしかった。
「もう・・・」
しばし考えたが…音のする方に行ってみることにした。
物影に身を潜め移動し、銃声の元を角から覗く。
そこには…
「ボス・・・何処に」
沼井充は途方にくれていた
てっきりボス・桐山からなんらかの指示がくると思っていたが、
分校を出てもなんの連絡も無い。
このクサレゲームが・・・
ザザザザ
後ろに感じた気配に沼井の思考は中断させられた。
バッ
沼井に飛び掛る人影、その右手にはナイフが握られていた。
とっさの判断でそれを左に避ける、桐山の実力の影に隠れてはいるが、沼井自身の喧嘩のセンスも相当のものがある。
ガッ、そのまま勢い余った人影の背中に左足でハイキックを入れた。
「ぐあっ」
そのまま前のめりに倒れこんだ人影に、もっていたワルサーPPK9ミリを向けた。
「動くな!」
その人物を観察する。見覚えのある頭・・・派手な金髪だ。
「笹川・・・・か?」
人影が驚いたように振り向く
「その声、沼井?」
「なんだ、お前かよ」
こうして二人は合流した
83 :
沼井充書いた人:02/08/18 02:30
いや、>36には悪いんだけど、
漫画みたら桐山の支給武器イングラムになってたから、
ナイフは笹川ってことにさせてもらった。
84 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/18 09:42
言っておくけど月岡は死んでないから
野田を書いた人は不適切と思われる
文末に「プ」とか入れる時点でおかしいので
月岡は生きています。ただ野田とは遭遇しただけということにします。
87 :
コギャルとHな出会い:02/08/18 09:51
http://s1p.net/kado7net 朝までから騒ぎ!!
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…復活!!!!!!!!!!!!!!!!
野田めーー!! 今度あったら殺すわよ!!
>87
ちょっとあんた あちこちのスレで見かけるけどあたしはそんなもの興味ないわよ
ってかあんた馬鹿? つまんないわよ それ
あんたは自分で張って勝手に馬鹿うけしてるっぽいけど正直に言うわ
つ ま ら な く て う ざ い だ け
ちょっと反応しちゃったわ ごめんなさいね
でもこいつにオカマの忠告をしとぁげるわ
http://www.2ch.net/accuse2.html これをみなさい これ以上続けるとあんたはもう荒らしはおろか2chに来ることもできなくなるわよ
はぁ〜〜〜い♥
じゃあまずいままで死んだお友達を発表するからなぁ♪
○谷沢はるか(女子女子12番)
○新井田和志(男子16番)
○日下友美子(女子7番)
○倉本洋二(男子8番)
の4人だな〜♪いいカンジになってきたぞ〜♪でももっと頑張ろうなぁ♥
じゃあ今から禁止エリアを発表するぞ〜
今回は2つ
12:00〜D・9
15:00〜H・1
だぞぉ
【残り37人】
少し三途の川を見てきたけれど無事、あたしは生きていたわ
残りはあと37人… いい感じじゃない
どのみち優勝はこのあたし 優勝したらドラゴン先生に告白するんだから♥
おそらく人を殺したやつは強力な武器を持っている
さらにあたし同様「その気」になってるわ
できる限りあたしも武器を集めなきゃ 自殺者とか出てくれれば楽なんだけど
瀬戸は不意の事故に驚愕する。しかし北野は信じられない。
あの瀬戸が・・・チビで気の弱い瀬戸が親友でお互いより背の高い日下が
殺されたのだ
「うあああああああああああああああああああ!」
瀬戸は逃げた。思考より先に本能がそれを優先した。
北野は呆然と立ち尽くした。しかし親友の死に大量の感情・・・
憎悪が溢れ出た。
「待てっ、待ちなさいよ!!」
北野は追いかけようしたがまず頭に浮かんだのは武器であった。お互い武器は織り込み済み
だったので日下の支給品が手榴弾であることも承知。バッグからさっと取り出すと
また追いかけた。
意外に早かった。いや・・・瀬戸が遅いのだ。クラス1とも思われる運動能力の低さ。
やはりこいつが三村の親友とは・・・?
しばらく走るとすでに姿を確認できた。
瀬戸は振り向くと黒い物体が放物線を描き何やら飛んできた。
次の瞬間辺りを閃光が照らし爆発音が響いた。
北野の視線からは瀬戸が爆風で確認できないが浮いたのだけは確認できた。
これ以上は危険だと北野は急に恐怖が襲い振り向くと去っていった。
瀬戸は死んではいなかった。しかし痛手・・・重症…いや手遅れであろうか?
爆発に両足の膝から下はもげていたのだ。それを確認すると激痛に意識が切れそうになった。
「信史・・・。信史・・・、僕…、もうダメだよ。ごめんな…、シン━━━━━・・・」
思考回路は断たれた。大量の出血に命は昇華された。
ひとつの偶然…そして勘違いに将来のコメディスター・瀬戸豊は死んだ。
川田章吾は南の山頂付近を下っていた。
山のふもとへたどり着くと大きな洞穴のようなものがあった。警戒しつつも興味ありげに
近づいた。洞窟・・・トンネルであった。この山を抜けるH・2〜H・4にかけての!
日は明るいが洞窟は深く長い。加工されてもいなく。下手したら崩れるであろうか。
光は全て通じてはいないだろう。
しかし川田は進入した。皆に支給されている懐中電灯を照らし洞窟を移動していった。
と5分ほど歩いた所だった。
一人の後姿が明かりの延長線に灯された。
「誰だっ!?」
その言葉に初めて気づいた!
2人だった。それは山本和彦と小川さくらだった。ひどく震えてたのは小川。
両者は銃口を合わせた。
川田の銃はレミントンM31RS、山本のコルト・357マグナムリボルバーより
破壊力は明らかに上回っていた。
(2人か・・・しかし小川は何を持っているんだ?銃は持っていないようだ。)
「悪いがそっちがやる気なら容赦はしないぞ」
山本は顔をゆがめる。詳細を知らない川田の存在は脅威だった。
「消えてくれ・・・、頼む。」
しかし山本は腹黒い。勿論ただの演技である。振り向けば容赦なく撃つであろう。
ドンッ・・・ドンッッ!!
銃声が2度響いた。密室に何回も音が跳ね返り凄まじい音だった。
山本の右目に川田のショットガンはクリーンヒット。
後頭部は脳髄が飛び出した。その血の破片が小川の顔についた。
小川は彼の存在にただ飛び向かった。武器を持たず素手でっ・・・!
「なんで殺したのぉッ!?和クンが・・・和クンがァッ・・・・!
うわああああああああああああああああああ」
しかし無意味な特攻。またもショットガンが洞窟内に響いた。
小川さくらの鼻のてっぺんは逆に凹み無残な姿へと変えた。既にただの
肉の塊だった。
「ちっ・・・」
川田は撃つことは出来るがやはり良い気分じゃない。しかしルールでは必然。
これでよかったのだ…ッ
川田は懐中電灯を地面に照らすと小川さくらのバッグを発見した。
弄ると出てきたのは・・・
「何だこれは???」
丸く包帯のようなもに包まれている。しかし導火線のようなもの・・・
無論導火線であった。それは特大の花火である。普段遊ぶようなレベルではない。
大会に使うような特大の花火だった。即席の放射塔も付録されていた。
それをバッグへ入れ山本の銃を奪うと走って洞窟を出て行った。
95 :
コギャルとHな出会い:02/08/18 10:56
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江藤はいまだ民家に身を潜めたままじっと動かずにいた。
時折、銃声が遠くから鳴り響くのが耳に入り気が狂いそう
になるのを必死に押さえて。
・・・・ぐす・・・・ぐすん・・・・はるか達まで・・
なんで?・・
クラスの皆がこんな恐ろしいことするわけないわ・・・・
・・政府の兵士たちが見つけ次第やってるんだわ・・・・
兵士に見つかったら殺される・・殺される・・・・殺さ・・
そうだ!携帯電話持って来てたんだわ。ママに電話して
助けてもらおう。090***・・・・プルルル プルルル ブツ
あ、ママ!恵、恵よ。怖い、助けて・・・・
97 :
コギャルとHな出会い:02/08/18 11:43
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ママ!ママ!どうして?出てくれないの?
何度かけてもどこにかけてもエロサイトの宣伝
文句が流れるばかりで全く外部につながらないの
だった。それもそのはずプログラム地周辺の電波網
は今回くだんのサイトしかつながらないようになっ
ていた。政府も暇なものである。
北の山南付近。
大きな山道に草木が溢れ、日光が樹海を照らし、より美しい緑色に染まっていた。
文世は、息を切らしていた。大きな木に寄り添い、そのまま倒れ込むように座った。
文世は支給のデイバッグを開け、中から封を切っていない水ボトルを一本取り出し、封を切った。
それから二口飲み、それを置いた。
文世の口元から、大きなため息が出た。
はるかが――― 友人の谷沢はるかが死んだのだった。
それは、文世にとって衝撃の出来事だった。もうこの世界に、はるかはいない。
放送に間違えがなければ…
考えているうちに、自分が涙を流しているのだと文世は気づいた。
ぱらららららっ…と、何か古びたタイプライターに近い音が聞こえ、
文世を目掛けて何かが飛んできた。
文世の背中や肩、左腕に小さい穴が数箇所に開いた。
「ああぁ…っ!」
文世は倒れそうになり…なんとか右手で身体を支え、そのまま後ろを振り返らず走り逃げた。
これが銃弾というモノ…?予想以上の痛み、予想以上の出血。
またマシンガンの銃口から火が吹き、文世の足を捕らえた。
「っ!!」
文世は勢いよく地面に倒れ込んだ。いやっ!パンツみられた!?そんな問題じゃない。
もう大量の血が地面に流れているのだが、文世はポケットに隠しておいた手投げナイフを
必死に取り出し―――
再び9ミリパラベラムのシャワーを、文世は浴びた。
文世の頭部は損壊し、赤い色の池の他に灰色の何かが混ざっていた。
ただ、もう、文世は息をしていなかった。
イングラムM10サブマシンガンを片手に持った桐山和雄は、文世の手投げナイフを奪い、
山を降って行った。
その冷たすぎる瞳は、果たして文世のパンツを見たのだろうか?
101 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/18 12:56
【残り33人】
「人を…殺しちゃった、友美子…」
北野雪子は呆然としていた。
怒りに我を忘れ、復讐を遂げて目が覚めた雪子の目に映ったのは、
無残に転がる瀬戸の死体だった。
「うっ、うっ、いやあ…」
しばらく泣いていた雪子であったが、突然顔を上げると、友美子の死体がある場所まで歩く。
その手には残りの手榴弾が有った。
ピンを抜く。
「七原君…さよなら、友美子、すぐ行くから…」
きっかり五秒で手榴弾は爆裂し、北野雪子は即死した。
全島放送
それは、矢作好美に残酷な事実を告げるものだった。
「よ・・洋ちゃんが、洋ちゃんが死んだ!?」
愕然とする、ショックのあまり体が小刻みに震えていた。
「誰、誰がやったのよ!ぶっ殺してやるわ!」
興奮し、持っていたコルトガバメントを見つめて叫んだ。
どことも無く、矢作は走り出した。
その先には、C-5・県立C高校があったが、勿論矢作が知るはずも無く・・・・・
「はあ、はあ、疲れた・・。」
滝口優一郎は、森の中を歩いていた。
体力もさほど無い滝口はすでにバテていた。
「ふう、なんだってこんな重いもの。」
その手には金属バットが握られていた。
「あー、もう駄目だ」
滝口は、ひときわ大きな木を見つけるとその根元に座り込んだ。
バットとデイパックを地面に置き、木に寄りかかる。
しかし、その木の反対側には、アンテナの生えた天堂真弓の死体が転がっているのだった。
105 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/18 13:41
【残り32人】
106 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/18 16:19
>>98 そういうのはやめなさい
97から続きを誰かよろしく
矢作は奔走する。彼も死に目的も無い。
しかし走る。しかしその思いとは無情にも霧散する。
大きな樹木の横を走り去った後だった…。
ストッ
矢作の後頭部に刺さったアンテナは眉間を突き抜けた。
矢作は頭からダイブするとアンテナは矢作を貫通したまま地面に刺さった。
片手には45口径のゴツい銃が握られていた。
赤松義生はまたも笑った。矢作の銃を確認した。魅力的だった。しかしあれを
餌にすれば…あそこに人が集まるのでは?しかし銃という魅力にはかなわなかった。
赤松は降りようとすると枝が俺まっさかさまに落ちると尻餅をついた。
すこしの振動が地を伝った。
「いたたたたたた・・・・はっ」
赤松は矢作のコルトガバメントを手に入れると木を登り始める。
ぱららららららららっ
またもこの悪夢の音は響いた。赤松は衝撃に崩れ落ちると背中を強く叩かれた。
「グゥッ」
赤松は尻餅したまま振り向くと自分の額には銃口が突きつけられた。矢作の銃だった。
「ここで・・・、何をしていた?」
赤松はやっと恐怖する。涙があっという間に顔をぬらす。
「教えれば殺さない…、心配するな…。」
赤松は不思議な説得力に押されると木の上に待ち標的を探し殺していたことを話した。
証拠にアンテナの刺さった天堂と矢作の姿がある。
「・・・・・・・・。」
ドンッッ
桐山は撃った。制約を無情にも破り、赤松は頭が苺が潰れた様だった。幹が
はっきり血に染められていた。
桐山は周りを見渡すとボウガンを回収し木を軽業師のように登っていった。
三村三村!
バスケ用語いっぱい言ってくれ。
できれば会話の中に使ってくれ。
109 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/18 16:41
滝口の立場考えてやれよ・・・
110 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/18 16:42
てか伏線をことごとく潰すな
七原秋也は中川典子と共に貯水池周辺に逗留していた。
「典子さん・・・、どうする?やはり仲間が必要だ。」
典子もまた同様の考え。
二人の親友はクラスの人気者といわれる人ばかりだった。
「そうだ典子さんっ、ブーメランを貸してくれ。」
典子は言われるがままに渡すと秋也は自分のバッグから剃刀を取り出した。
七原は軍用ナイフを取り出すとブーメランの淵を器用に溝を彫っていった。
そして10分後。ブーメランの外側に彫られた溝に剃刀をはめ込んだ。ピッタリだ♪
「オーケイ♪これが役に立つかどうかは解らないけど価値はある。剃刀付きブーメラン♥
ちゃんと飛ぶか確かめてみよう。」
七原は振りかぶるとかつて野球部で試したサイドスローを披露した。
空を華麗に弧を描き舞う。剃刀が太陽の光に反射し輝いている。
「あっ、あたるわよ!」
進路を変えたブーメランは茂みのある樹木に向かった。しかし引っかかるかと思われると
綺麗に立たれた枝と共にブーメランは落ちてきた。それを急いで回収した
「大成功だ典子さん!」
二人に少し安堵の表情と勇気が沸いた。
112 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/18 16:45
【残り30人】
滝口は見た!
一部始終を見たのだ!矢作が奔走してくるとすぐさま隠れた滝口は矢作が…
赤松が死に・・・、そして桐山がそれを殺し木に登るところまでっ
どうする?今自分の手に握られている銃で桐山を殺すか?
(※36の支給品滝口と旗上逆だったよ?)
自分の力量を考えると逃げるのが賢明な選択だった。
どうする?
114 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/18 17:21
いや、相馬と滝口の会話から、最初に拳銃を持っていたのは旗上だとわかる、
だから
>>36が正しい
「は、早く逃げなきゃ」
滝口は決断した、どの道バットでは勝ち目は無い。
草陰から身を出すと、矢作が走り去ろうとしていた方向に一目散に走り出した。
ガキッ、バットに鈍い金属音と共に衝撃がはしった。
「うっ」
バットを取り落とす、見ると、バットと一緒にスチールの矢が転がっていた。
「うわああああ!」
バットを拾おうともせず走り去る。
新たな狙撃者、桐山も滝口を狙うのを諦めたようだ。
体力の限界まで滝口が走っていると、やがて視界が開けて建物が見えた。
「これは…学校?」
ぜいぜいと息をつき、もう走れない滝口が校舎に近づく。
すると、窓ガラスの一枚が割れているのに気づいた。
誰か居る…、会って、仲間を集めるんだ。
滝口は、赤松がしていたことを聞き、桐山に命を狙われた後でさえ、他人を信じようとしていた。
そして、滝口はその窓から校内に侵入した。
うふふふふ… 哀れなお嬢さんね
いくら携帯で助けをもとめても無駄よ このプログラムを生き残る方法はただ一つ
自分以外の生徒を皆殺しにするのよ それしか生き残る道はないわ
あらあら…ナイフをあたしに向けながら振るえちゃって うふふふふ…
もう終わりよ あなたの人生はね
ママもパパもどうして出てくれないの!!
江藤は何度も何度もかけ直したが、その甲斐なく
同じ内容が繰り返されるばかりだった。あきらめ
かけたその時、プルルルル プルルルル・・・・ 着信音が鳴
り響いた。その音に江藤は心臓が飛び出るほど驚い
た。しかし次の瞬間はっとした、ママがかけてきた
んだ!急いで着信キーを押した、非通知であったの
も気づかず。
ママ!ママ!恵よ!怖い、助けて!
ママ!ママでしょ!もしもし!もしもし!
・・・しかし応答はない、かけてきたくせにおかし
い。間違い電話だろうか、いやこの際誰でもいい、
江藤はこの絶望的な状態にこれ以上絶えられなかった。
もしもし!もしもし!助けて!助けて!
そのとき裏手の方から、ガシャンと音がした。誰かが入っ
てきたのだ。江藤はその音に気づき自分が無防備に大声を
出していたのに気づいた、しかしもう遅い。
兵士だ、やられる!
侵入者は江藤の隠れている台所にどんどん近づいてくる。
しかし恐怖のあまりもう体が動かない、足音はもう入り口の
前まできているのだ。
携帯はすでに切れていた。
スマソ>116 みなさん117→116と逆に読んでくださいです。
残念ね… あなたの人生はこれにて終わりよ
でもあなたの犠牲は無駄にしないわ 必ずあたしが優勝してみせる
だから安心して眠ってね♥
120 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/18 18:24
【残り29人】
121 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/18 18:28
>>114 違うって
滝口は旗上に銃を預けることで信用を得ようとしたって言ってたじゃん
それにもう設定されたし旗上は金属バットのほうが合ってる
122 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/18 18:35
>>121 「旗上君はピストルを持ってたのね」って相馬が言ってるだろ。
滝口もそれを認めてる。
実際に17の旗上は金属バットはメール欄にあるけど使ってないんだから変更きくだろ。
合ってる合ってないの問題じゃない。
三村と元渕はハンドメイド爆弾を完成させた時には技術室にいた。それは三村の掌を少し溢れる
大きさだった。
「三村っ、これは強い衝撃で爆発するからな」
元渕は頼りになった。三村が知識を総動員させたのより上回っていたからだ。
三村は爆弾をバッグへ入れると右手にベレッタを握った。
と三村は銃口を元渕へ向けた。
「なっ、何のつもりだ三村!?」
突然の事態!混乱は隠せない。
「元渕っ、お前には感謝している。お前がいたお陰で完成時間は予定の半分で済んだ。
でもそれだけだ。お前は運動能力においては低い。邪魔なだけだ。悪いな。」
元渕は反射的に銃口を向けると引き金を引いた。しかし銃弾は出なかった。
「無駄だぜ、お前の予備弾も銃の弾も回収済みだ。」
元渕は絶望の淵に落とされた
「ひっ」
ドンドンッ!
銃声が校舎内全体に響くと元渕は無念のまま逝った。
と銃声が響いた瞬間技術室のドアは開かれた。
124 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/18 18:38
>>122 解った漫画と小説だと違うんだな。漫画だとそうなんだよ。じゃあ
そういう事にしますよ
滝口は技術室のドアを開いた。
地面に鮮血と元渕の死体が転がり三村が銃を向け立っていた。
「み・・・むら?」
その声にやっと気づいた三村。
「たっ、滝口ッッ!?」
滝口は逃げた。悲鳴を響かせ逃げた。事態をそこまで理解できないがとにかく
正義の3銃士の一人と思われた三村信史はクラスメートを殺したのだ。
三村は考えた。
予想外だ、俺が人を殺すのを見られるとは、良い人で通っているんだ俺は。
今すぐ滝口を追って殺すか?
しかし三村は辞めた。
滝口は運動能力も低くこのゲームに残れる可能性は0に近いと確信していたからだ
「み、三村!?」
滝口は校内の探索していた。
すると何やら話し声が聞こえてきた、興奮しているらしい声、それは技術室から聞こえてきた。
そして、技術室のドアを開けた瞬間、ドンドン!と銃声が響いた。
そこで見たのは銃を構えた三村。
その銃から漏れる硝煙。
そして額から血を噴出しゆっくりと倒れていく元渕だった。
「元渕ィ!・・・三村がやったのか!?」
元渕に駆け寄る滝口。
「ち、違うんだ滝口、元渕が俺に銃を向けてきたんだ、撃たなければ殺されてた。」
「そんな…元渕が…。」
滝口は元渕の手に視線を向ける、その手には確かに銃が握られていた。
そして元渕の顔を見る、額に開いた穴からは、ドクドクと血が流れ出していた。
滝口が元渕に気を取られていた時。
「バーカ」
三村が近寄り、滝口の後頭部に銃を突きつけ、引き金を引いた。
ドウッ・・・・・
くぐもった音が校舎に反響し…消えた。
滝口優一郎は絶命した。
127 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/18 18:50
やべ、被った。
じゃあ先の方で、後のやつ無効にしてくれ…
”戦士プリーシア・ディキアン・ミズホ”は自分のバッグの中身を確認し愕然とした。
「こ、これは・・・ナイフ?」こんなチープなナイフでどうやって戦えというのだろう。
せめてビームサーベルなら・・・しかしここまで考えてハッと気が付いた。
「これはただのナイフではないわ! これは・・・光の神が悪魔と戦う為にあたしに与えた
光の剣!!」そうなのだ。あたしには天にかわって悪と戦うという使命があったのだ。
きっとこの剣は凄い力を秘めているのね! 第一、神の加護を受けたあたしが死ぬはず無いもの。
「変身コスチュームが無いのは残念だけれど」そう言うと稲田瑞穂は神社の境内へと向かった。
129 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/18 18:55
【残り28人】
うふふふふ… もうこのあたしが優勝だわ
だけど戦利品がナイフなんかだとわね まったく
まあいいわ こんなとこにいたら誰かに狙われちゃうわね
森に行きましょ 夜になったらひそかに移動するのよ
あたしのストーカー能力でもう誰も気づかないわ うふふふふ♥
・・・? なんか今変な感じがしたんだけど
132 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/18 18:57
あ、あと滝口はもう金属バット無くしてる
清水比呂乃は原作戸通り南佳織と撃ち合いをしていた。
くそっ、なんで当たらねえ。
驚いた、農家を出ていきなり遭遇した南が、何の躊躇いも無くいきなり発砲してきたのだ。
銃を撃つたび南にやられた左腕の傷が痛む。
「くそっ、くそっ、くそっ!!」
二発撃った、南が慌てて身を隠す。
逃げるか?いや、ここで引けるか、あのクソ女、ぶっ殺してやる。
装弾が尽きる、慌てて身を隠すと、パン!パン!という音がし、
角の木片が削れた。
畜生、やってられるか。
素早く弾を再び銃にこめ、銃声がやんだ所で身を乗り出し南に向かって発砲しようとした。
ダーーン…
と、その銃が弾かれる。
南では無い、南は陰に隠れたままだった。
何より右から左に衝撃が来た、その方向を見ると…
銃を構えた琴弾加代子がいた。
「二人ともやめなさい!次は頭に当てるわよ!」
普段と勢いがまるで違う琴弾に清水はいささかビビり気味だった。
男子1番 赤松義生:森の木の上からボウガンで天堂真弓、矢作好美を殺害するが桐山和雄に射殺され死亡
男子5番 川田章吾:トンネルで山本和彦と小川さくらに遭遇、二人を射殺。大きな花火を回収。支給武器はレミントンM31RS
男子6番 桐山和雄:倉元洋二、藤吉文世、赤松義生を射殺。死体からそれぞれ投げナイフ、ボウガンを回収。
支給武器はイングラムM10サブマシンガン
男子7番 国信慶時:七原秋也と中川典子を尾行中。典子を自分の物にするため秋也の殺害を目論む。支給武器は閃光弾×3
男子8番 笹川竜平:誤って不良グループの仲間である沼井充に襲いかかるも、誤解が解けて合流。支給武器はナイフ
男子9番 杉村弘樹:千草貴子を捜して集落付近を移動中。レッキ(デッキブラシ?)の棒の部分を拾得。支給武器は対人レーダー
男子10番 瀬戸豊 :事故で日下友美子を殺害してしまい、報復として北野雪子に手榴弾で爆殺され死亡
男子13番滝口優一郎:赤松に矢作好美が、そして桐山に赤松が殺害されるのを目撃。逃げる際に支給武器の金属バットを失う。
さらに移動先の県立C高校で三村信史が元渕恭一を殺したことを知る。辛くも三村からも逃げおおせる
男子14番 月岡彰 :江藤恵を殺害、ナイフを回収。支給武器はサブマシンガン
男子15番 七原秋也:典子と行動を共にする。典子のブーメランに剃刀を仕込んで威力を上げた。支給武器は軍用ナイフ
男子16番新井田和志:琴弾加代子に太腿を撃たれ、相馬光子に鎌で頭を割られて死亡
男子17番 沼井充 :笹川と行動を共にする。支給武器はワルサーPPK9mm
男子18番 旗上忠勝:隠れ家を求めて樹海を移動中。途中、野田聡美や清水比呂乃を目撃したが無視。
支給武器はスミス&ウエスンM19・357マグナム
男子19番 三村信史:高校に潜入、ノートPCで爆弾の作り方を調べて制作にとりかかる。
元渕恭一を仲間に引き入れるも、用済みになると射殺。その現場を滝口に目撃される。支給武器はベレッタM92F
男子20番 元渕恭一:高校で三村に遭遇、爆弾の製作を手伝うが完成と同時に射殺され死亡
男子21番 山本和彦:小川と共にトンネル内で息を潜めていたが、川田にショットガンで射殺され死亡
女子1番 稲田瑞穂:神社に向かう。支給武器は両刃ナイフ(本人的には光の剣)
女子3番 江藤恵 :私物の携帯電話で助けを求めようとするもエロサイトにしか繋がらず、月岡に殺害され死亡
女子4番小川さくら:山本の仇をとろうと川田に襲いかかるも、あえなく射殺され死亡
女子6番 北野雪子:日下の仇討ちとして瀬戸を殺害するが、罪悪感に耐えかねて手榴弾で自殺、死亡
女子7番日下友美子:転倒した勢いで瀬戸のフォークが喉に刺さり、死亡
女子8番琴弾加代子:新井田の太腿を撃って逃走、現在清水比呂乃と南佳織の戦闘に介入する。支給武器はS&W M58ショート
女子9番 榊祐子 :集落で杉村と出会うも、そのまま別れる。支給武器は特殊警棒(毒薬付き)
女子10番清水比呂乃:農家で南と交戦中、琴弾に支給武器のコルトハイウェイパトロールマン38口径を撃ち落とされる。
女子11番 相馬光子:琴弾との戦いで負傷した新井田にとどめをさし、三味線糸を回収。
銃を求めて琴弾を追う。支給武器は鎌
女子12番谷沢はるか:潜んでいた民家に中川有香が訪れ、フライパンで奇襲をかけるも拳銃で反撃され死亡
女子13番 天堂真弓:赤松にボウガンで撃たれ死亡
女子16番 中川有香:民家で谷沢を射殺、水と食料だけを奪って引き続き他の家を探索。支給武器はCz.M75
女子18番 藤吉文世:桐山に射殺され死亡
女子20番 南佳織 :農家で清水と交戦、清水の左腕を撃ち抜くも琴弾に制止の声をかけられる
女子21番 矢作好美:赤松にボウガンで撃たれ死亡
135 :
状況整理・付記:02/08/18 19:49
【死亡者リスト】
男子
1番 赤松義生 10番 瀬戸豊 16番 新井田和志 20番 元渕恭一 21番 山本和彦
……以上5名
女子
3番 江藤恵 4番 小川さくら 6番 北野雪子 7番 日下友美子 12番 谷沢はるか
13番 天堂真弓 18番 藤吉文世 21番 矢作好美
……以上8名
現在 死亡者合計13名 生存者合計28名
【殺害数】
桐山和雄 3人殺害(倉元洋二、藤吉文世、赤松義生)
川田章吾 2人殺害(山本和彦、小川さくら)
赤松義生 2人殺害(天堂真弓、矢作好美)※死亡
北野雪子 2人殺害(瀬戸豊、北野雪子)※自殺
月岡彰 1人殺害(江藤恵)
三村信史 1人殺害(元渕恭一)
相馬光子 1人殺害(新井田和志)
中川有香 1人殺害(谷沢はるか)
瀬戸豊 1人殺害(日下友美子)※死亡
はいは〜い、皆ぁ〜殺しあってるかぁ?
じゃあ死んだお友達を発表するぞ♪
今回は中々だなぁ?
○瀬戸豊(男子12番)
○山本和彦(男子21番)
○小川さくら(女子4番)
○藤吉文世(女子18番)
○北野雪子(女子6番)
○矢作好美(女子21番)
○赤松義生(男子1番)
○江藤恵(女子3番)
○元渕恭一(男子20番)
の9人だな♪
じゃあ禁止エリアを発表するぞぉ
22:00〜J・2
24:00〜C・3
だぞ〜
じゃあ皆頑張れよぉ♥
沼井と笹川は観光協会の建物にいた。
「ボスと・・・あと博を探すんだっ!」
二人には暗黙の了解が既にあったが確認であった。
二人は観光協会の建物を出た。出るとなにやら沼井の視線を横切った。
そして液体が沼井の顔面に付着した。
視線を下すと金色の髪が靡いていた。自分の左隣にいる笹川に振り向くと
首より上が無かった。しかし立っていた。首無しの笹川は絶命しながらも立っていた。
首は太い骨が覗き鶏の首をもいだように即席の噴水が出来上がっていた。
「う・・・ゥあああああああああああああああああああああ!!」
自分の後ろを確認すると背丈は自分と同じ位・・・しかしガタイは明らかに勝っていた
大木立道が血の塗られたナタを握り立っていた。
充はすぐさま銃口を大木に向けるとその時間内に大木は間合いを詰めていた。
ナタを真っ直ぐにワルサーへ振り下ろすと
またも鮮血と共に血が吹き出た。沼井がワルサーの引き金にかけていた
右拳の人差し指は第1間接から切断された。と同時にワルサーも落とした。
沼井は逃げた。予想外に速い!大木を突き放していく。大木がハンドボール部で鍛えた
足をも振り切る。
持ち前の運動神経は桐山の前に隠れていたが今こそ発揮された。
沼井は西の樹海へと逃げ込んでいった。
138 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/18 20:20
ちょっとペース早くないか?
900くらいで終わればいいだろうけど
500くらいで終わっちゃったらこのスレ腐っちゃうし
もっと機密に書いていこう!
1レスごとに1人死んだらあっという間だからな
「な・・琴弾、何を」
はじかれた銃を横目で確認しながら、琴弾の姿を見据える。
琴弾がこちらにピタリと銃を向けていた。
「動かないで!」
今の腕…狙ったのだとしたら相当なものだ。
拾おうとしたら即撃たれてしまうだろう。
南の方を見る、南佳織は、呆然と琴弾の方を見ていた。
ブツブツと何か呟いている。
「お風呂・・・ニキビのクリーム・・・・ココア・・ジュンヤ・・・・・・・容赦なく・・・・・撃つ・・・撃つ!!」
南が銃を上げた。その目には狂気が宿っていた。
清水にばかり気を取られていた琴弾は、一瞬反応が遅れる。
パン!パン!
「くっ」
一つが壁に、もう一つが琴弾の近くの地面にあたった。
琴弾が角に身を隠す。
パン!パン!
なおも南は撃ち続ける。
今だ…今なら銃を拾える。清水は銃に走り寄った。
無防備な姿を晒す。
不意に南が清水の方を向いた。
「しまっ・・・
パンッ
南が清水に発砲する。
カチッ、カチッ。
南の銃はそこで弾切れした。
しかしそれで十分だった、清水は胸に銃弾を受け、血を吐きながら仰向けに倒れこんだ。
「ガハアッ!」
南は再び琴弾が隠れた角に向き直ると、弾をこめ直し、その角に走り出した。
その角から様子を覗う。
すでに、そこから琴弾の姿は消えていた。
南は呆然とそこに立ち尽くしていた。
清水比呂乃はその時既に事切れていた。
そして、そんな南の後ろに、相馬光子の影があった。
【残り26人】
午前7時を過ぎた頃、野田聡美は隠れていた灯台の入り口から静かに出てきた。
ずっと暗闇の中で潜んでいたためにか、日光が目に軋んだ。
聡美は何故か、内海幸枝との分校でのことを思い出した。
聡美が分校の玄関を出ると、幸枝が待っていてくれた。どうやら丁度今戻ってきたらしい。
とりあえず、安全な場所で後から出てくるクラスメイト(もう極一部なのだが)を待った。
「幸枝…他の皆って…誰?」
「旗上君でしょ?それから文世に知里。そして…」
「旗上って…男子もなの?」
「うん。まぁ…」
「私は信用できないわ!旗上なんて!」
「何よそれ…確かに旗上君は女子には人気無いけど…って聡美!」
「とにかく、幸枝!貴方とは一緒には居られないわ!」
「ちょっと!聡美!」
――何よ幸枝!貴方そうやって男子にも好印象与えて良い子ぶりたいんでしょ!?
官僚主義!! 尊大!! 石頭!! 自己満足!!
とにかく、幸枝には悪かったと思ってたけど…男子と一緒に居るのだけは絶対ゴメンだった。
幸枝はその後、どうしたんだろうか―――?
文世や元渕恭一とか、最後の方の出席番号の生徒はすでに4人放送で呼ばれている。
あの後、一人で深い森へと去っていったのだろうか…?それとも―――
幸枝…ゴメンなさい。
143 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/18 20:43
ペース落とそうか
金井泉は南の海岸に来ていた。
独りで海岸に座り込む。
放送はしっかりと金井の耳にも届いていた。
「もう、十四人も…」
既に涙は出尽くしていた、散々泣きはらしたのだ。
「そうだわ・・・これ、何が入っているのかしら」
デイパックを開く、そこには、無線機のような黒い小さな機械が入っていた。
スイッチを入れるとパチッ、と青い光が出た。
「これは・・・スタンガン?」
稲田瑞穂は自分の耳を疑った。「恵が・・・死んだ」確かに坂持は弾む声でそう言った。
「恵・・・」しかし、あたしは悲しんでばかりいられない。だってあたしにはこの世界を救うという
使命があるんだもの!! そう思うと少しの犠牲はやむを得ないわ。
「良かった。神社は禁止エリアにはかかっていないみたい。」 瑞穂が社で腰を下ろすと
一枚の紙切れが手にあたった。「何かしら?」 月明かりに紙を照らすとそこには一つの文章が書いてあった。
そんな事より1よ、ちょいと聞いてくれよ。スレとあんま関係ないけどさ。 このあいだ、近所の沖木島行ったんです。沖木島。
そしたらなんか中学生がめちゃくちゃいっぱいでウザいんです。 で、よく見たらなんか垂れ幕下がってて、プログラム実施中、とか書いてあるんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。 お前らな、プログラム如きで普段来てない沖木島に来てんじゃねーよ、ボケが。 プログラムだよ、バトルロワイアル。
なんか彼女連れとかもいるし。アベック2人で沖木島か。おめでてーな。 よーし和彦自殺しちゃうぞー、とか言ってるの。もう見てらんない。
お前らな、脱出させてやるからその廃校空けろと。 沖木島ってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。 向い隣の家に住んでる奴といつ喧嘩が始まってもおかしくない、
刺すか刺されるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。女子供は、すっこんでろ。 で、やっと全員出発したと思ったら、坂持の奴が、うらー、とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。 あのな、口癖でうらーなんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。 得意げな顔して何が、うらー、だ。
お前は本当にうらーを崇拝しているのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。 お前、うらーって言いたいだけちゃうんかと。
プログラム通の俺から言わせてもらえば今、プログラム通の間での最新流行はやっぱり、 ぱらららっ、これだね。 イングラムM10サブマシンガン。これが通の支給武器。
イングラムってのは弾が多めに入ってる。そん代わり威力が少なめ。これ。 で、それに撃った時の音(ぱららら)。これ最強。
しかしこれを使うと次から川田にマークされるという危険も伴う、諸刃の剣。 素人にはお薦め出来ない。
まあお前、1は、大坂名物ハリセンちょっぷでも使ってなさいってこった。
・・・・・・実際サブマシンガンなんて支給されている人なんているのかしらね?
いいえ、それでもあたしの光の剣には敵わないわ! 自分の力を信じるのよ!
あなたは神の使い ”戦士プリーシア・ディキアン・ミズホ” なのよ!!
あたしは夜の闇にまぎれて森を抜けた
するとそこは… 神社だった
え? なんで? うそでしょ? 何で神社なんかに?
しかしここにも誰かがいるかもしれない 早くあたしが優勝するためにも勇気を持っていかなきゃ
するとそこに…またあいつがいた
(ジャリッ…)(何!? だ、誰かが来る!!)あたしは一瞬にして心臓が止まりそうになった!!
まさか!!まさか!!まさか!!まさか!!! こんな所で悪魔に出会うなんて!!!
月明かりに浮かぶ悪魔は大柄で手には何か黒い固まりを構えていた!!!
あたしは光の剣を振りかざし悪魔に向かって突っ込んで行くつもりだったのに・・・
気が付けば悪魔のやって来る方向とは反対の神木の間を一心不乱に駆け抜けていた。
後方より何か声がしていたが、あたしには悪魔の言葉はもう理解出来なかった。
神 様 !! 神 様 !! 神 様 !! 神 様 !!!!
ほほほほほ… また獲物が一人… ん? 何かしらこれ?
そんな事より1よ、ちょいと聞いてくれよ。スレとあんま関係ないけどさ。 このあいだ、近所の沖木島行ったんです。沖木島。
そしたらなんか中学生がめちゃくちゃいっぱいでウザいんです。 で、よく見たらなんか垂れ幕下がってて、プログラム実施中、とか書いてあるんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。 お前らな、プログラム如きで普段来てない沖木島に来てんじゃねーよ、ボケが。 プログラムだよ、バトルロワイアル。
なんか彼女連れとかもいるし。アベック2人で沖木島か。おめでてーな。 よーし和彦自殺しちゃうぞー、とか言ってるの。もう見てらんない。
お前らな、脱出させてやるからその廃校空けろと。 沖木島ってのはな、もっと殺伐としてるべきなんだよ。 向い隣の家に住んでる奴といつ喧嘩が始まってもおかしくない、
刺すか刺されるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。女子供は、すっこんでろ。 で、やっと全員出発したと思ったら、坂持の奴が、うらー、とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。 あのな、口癖でうらーなんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。 得意げな顔して何が、うらー、だ。
お前は本当にうらーを崇拝しているのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。 お前、うらーって言いたいだけちゃうんかと。
プログラム通の俺から言わせてもらえば今、プログラム通の間での最新流行はやっぱり、 ぱらららっ、これだね。 イングラムM10サブマシンガン。これが通の支給武器。
イングラムってのは弾が多めに入ってる。そん代わり威力が少なめ。これ。 で、それに撃った時の音(ぱららら)。これ最強。
しかしこれを使うと次から川田にマークされるという危険も伴う、諸刃の剣。 素人にはお薦め出来ない。
まあお前、1は、大坂名物ハリセンちょっぷでも使ってなさいってこった。
…………どこかで聴いたような言葉ね
ハッ!! あの娘はどこに行った!?
149 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/18 22:35
川田章吾は島の南端、浜辺に立っていた。
特に理由はない。海が見たくなったから、ここに来た。それだけだった。
――センチメンタルに過ぎる、このクソゲームでは。川田は感傷に浸りたがる自分に毒づいた。
トンネルの中で川田が撃ち殺した二人――山本と小川――は、本当にいいカップルに見えた。
ただ自分に銃を向けたから、殺した。それだけだ。
これは殺し合いだ。武器を持った者同士が出会ってしまったら、あらこんにちは、はいさようなら、という訳にはいかない。
だが――だが、だ。何もあんな風に、お互いをかばうように折り重なって倒れることはないだろう?
自分で撃ったくせに、理不尽だ。そう思いつつも川田の煙草の減りは早くなっていた。
ここは次の禁止エリアになる。さっき坂持の耳障りな声で放送があった。
話すにせよ戦うにせよ、しばらくは誰にも会いたくない気分だった川田にとってそれは好都合なことだった。
禁止エリアを宣告されたら普通は慌てて退去するものだからだ。
しかし、何本目かの煙草を足で揉み消したとき、川田は視界の隅で動く人影を認めた。
肩から吊してあったレミントンM31RSを素早く構える。
ひっ、と小さな悲鳴が聞こえた。――人影は女子だった。
川田が記憶の中のクラス名簿からその顔に一致する名前を探し当てるまでに数秒を要した。
「――金井?」
金井泉は川田の前で竦んでいた。
何か黒い、無機質なものを両手で握り締めながら震えている。
普段はおっとりした印象をしか与えない顔は恐怖に凍り付いていた。
――まあ、いきなり散弾銃を向けられたら誰でもそうなるだろうが。
泉の手中の機械からぱちっと紫電が走るのを川田は冷静に観察していた。
「スタンガン、か。おまえの武器はそれか?」
「――え」
話しかけられたことが意外だったのか、泉はしばらくぽかんとしていたが、やがて二、三回せわしなく頷いた。
川田は一瞬、本当はスタンガンは私物で武器は他に持っているかもしれない、と疑ったが
目の前のクラスメイトはたとえ護身用という名目でもスタンガンを振り回したりはできないだろうと思い直した。
誰かから奪ったというのも考えにくい――この怯えが演技だとしたらアカデミー助演女優賞ものだ(主演でないのはなんとなく、だ)
「金井」
できるかぎり穏やかな声を出したつもりだったが、それでも泉はびくりと過剰な反応を見せた。
「俺は無理に殺し合うつもりはない。だから、おまえも武器を捨ててくれ」
「――い、いや。これを捨てたら撃つつもりでしょう」
「殺すつもりならとっくに撃ってる」
ストレートな、かつ事実の言葉だったが、「撃つ」という単語を口にするのは川田にとっても賭けだった。
キーワードに逆上して相手が襲いかかってくる可能性も充分にあるからだ。
――しかし泉はスタンガンを地面に置き、両手を上げた。
川田はそれを拾い上げると電源を切り、言った。
「その大袈裟なポーズはやめてくれないか、おねえちゃん。
これじゃ俺はまるっきりホールドアップを強要する悪役ガンマンじゃないか」
川田はレミントンM31RSを肩に負い直す。
それは臨戦態勢の解除を意味していた。
涙を流し尽くしたはずの泉の目から、また雫がこぼれた。
川田は苦笑しつつも、よろしければどうぞお嬢さん、とおどけながらハンカチを差し出した。
織田は港にいた。
支給品である防弾チョッキを装備している。
しかし頭と足には不安が残る。何か無いのか?まず思い浮かんだのは
頭を覆う硬いカバー・・・ヘルメット!
でもこんな小さな島でバイクを使うのか?でも探すしかない。
問題は足だ。足には防弾チョッキなんて無いだろうし・・・
鉄板かなんかを民家から回収するか?そうすれば持ち運びには不便だが
多少はカバーできる。
・・・それにしても元渕…、何で死んでしまったのだ。
元渕と織田は親友であった。しかしはっきり言って女子からは、特に織田は
軽蔑的存在。色物とあしらわれていた。
優しく接してくれたのは思考の中では敵対していたが七原くらいのものか。
元渕とは話も合う。
織田は急に酷い悲しみに襲われる。自分の視界が一瞬ゆがんだ。
涙が浮かんでいた。
(俺が涙ッ?こんな感情を持っていたのか俺が・・・)
織田は港にある軽トラの荷物沖にカバーを被せしばしの眠りについた
ち、あの小娘!! 逃がさないわよ!!
未だ欲する人を捜し当てられない。杉村はD・4の丘に座っていた。
見通しもよく周りに人もいなさそうだ。
杉村は集落からここへかけてくる際天堂の姿を遠くから確認できた。
(これでも目は良いんだ、両方2・0だ)
杉村は今何を思うのか・・・?
愛する人・・・大切な友人…。どちらも優先することは出来ない。
オレンジ色の夕影は杉村を暖かく照らした。しかし心は残酷なデスゲームに
酷く凍てついていた。
杉村がクラスで一番思っている人・・・千草貴子は県大会陸上歴代2位の俊足を
生かし奔走していた。
D・2に千草貴子はたどり着いた。息が乱れ一呼吸置く意味で尻をついた。
(杉村のいる丘はD・3でした)
そう━━━━━━━━━━
すぐ近くにいたのだ。無情にも一エリアおきに…。
しかし運命は二人が出会うことを拒否する事となる。
「弘樹・・・。」
職人さんが増えてきました
書き込む際に文章はコピーしリロードして被らないことを確認したら
改めて書き込んでください
※今までの禁止エリア
D・9 H・1 J・2
本日24:00〜C・3
もういや!なんでこんな目に合わなくちゃならないの!
千里は何度も何度も心の中で叫び続けた、すでに14人
クラスメイトが死んだのだ、信じられない、しかし銃声や
爆音が聞こえたのは事実。千里は分校を出る順番が遅か
ったため内海達と落ち合えず無我夢中で島の外れの灯台
にたどり着き、ここに身を隠していたのだった。
幸絵、有香、聡美どこにいるの!
意外だった。
クラスでも滅多に話さない、怖い感じのする人だった川田君が、
散弾銃を向けてきた、殺される、と思ったが、川田君は撃たなかった。
私が大人しく武器を渡すと、殺す意志は無い、と言うかのように銃口を私から逸らした。
この残酷なゲームの中に、唯一のオアシスを見つけたような気がした。
「あ、あう、川田君・・・」
涙が溢れた、枯れたはずの、涙が。
涙で視界がぼやけたが、川田君がこちらに何か差し出してくるのがわかった。
「よろしければどうぞお嬢さん」
それはハンカチだとわかった、私はそれを受け取って涙を拭った。
しかし、すぐにまた溢れてきた。
緊張が解けて安心感と共に押し寄せてくる涙は、止めようが無かった。
やがて落ち着きを取り戻し、川田君を見つめる。
「ごめんなさい、私ったら」
「いやいや、信じてもらえただけで結構、
それより、ここはもうすぐ禁止エリアになるぜ?早く移動しないと」
「う、うん、今どこかへ行こうと思ってたの。」
「そうかい、じゃ、これはお嬢ちゃんが持ってな。護身ぐらいにはなるだろう」
そういって、スタンガンを返してきた。
「それじゃ」
川田君は振り向くとそのまま片腕を上げてサヨナラをした。
「ま、待って!」
私は慌てて止めた。
「川田君…一緒に行っちゃ、駄目?」
三村信史はまだ高校に逗留。
先ほど元渕を撃った・・・そして見られた…。予想外。
そして人を殺したという事実を元渕の姿を確認して初めて気づいた。
叔父さん・・・俺は間違っていないよね?
俺は生き残る。叔父さんの無念・・・、ある意味この状況は復讐できるチャンスじゃないか!
三村はやっと外を出た。安全な場所を探して・・・、
そうだ!ここにはいろいろな施設があったじゃ…。
三村は体育館に一直線に向かった。場所は織り込み済み。政府(?)は丁寧にも
体育館のドアも開けてある。(一応職員知室から鍵は用意したが)
三村は体育館に入った。誰も居ない体育館は不気味な雰囲気をかもし出している
自分の足跡が妙に響き警戒が高まる。
異常なく三村は華麗にステージへ上がると段幕の奥へ入っていった。
そこで改めてVAIOを開いた。
特製の携帯電話は最大の味方♪ハッキングを試みた。
160 :
コギャルとHな出会い:02/08/18 23:26
http://s1p.net/kado7net 朝までから騒ぎ!!
コギャル系
コギャル〜熟女まで
メル友
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女性の子もたくさん来てね
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各種スポ−ツ情報
全国女子高生制服集
お金儲けみっけた
おしゃれ&女性に大人気
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30分後・・・
三村は没頭する。
しかし
「くそっ!」
何で繋がらない?さっきまで繋がっていたじゃないか?
そう、坂持は遅くも手を打ったのだ。三村の携帯の秘密も頭に織り込んだ。
これで名人級のPCは封じられた。
VAIOはこれ以上使い道も無い。
あっさり捨てた。何もこれだけが復讐の手道ではない。それに爆弾はある。
改めて爆弾を見つめなおすと予想以上の作品だ。この高校を破壊したらどれくらい・・・?
しかしショックに弱いからデリケートだ。三村は一部分をはずした。これで
衝撃でも爆発することは無い。
ガラッ!・・・
扉の音に戦慄する。誰かが入ってきた。三村は全ての荷物をしまった。
(PCも必要なかったが手がかりは残したくない。)
三村は弾幕の隙間から覗く。
オールバック・・・恐ろしく冷たい目・・・、不良たちのボス・・・
(桐山ッッッ)
最悪の敵だった。運動能力でも頭脳においても劣っているかもしれない。
ここは悔しいが切り抜けることに全力を注いだ。
桐山は天井・・・そして応援席のような通り道を(2階?バスケットゴールの上にある
柵に囲まれた道)
そして桐山は階段を探した・・・。すぐ見つかった・・・。自分の中学に似ていたのだ。
桐山はバスケットゴールの上の道(柵道と称します)に出てきた。
ガチャッ・・・
しまった!三村は致命的なことに桐山と反対側の柵道のドアに出てしまった。
桐山は矢作から奪ったコルトガバメント45口径を取り出すと2度火を噴いた。
虚空だった体育館には酷く響いた。
162 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/18 23:35
三村は屈むとベレッタが3度・・・4度火を吹いた。何処にも響かない密室の
銃弾戦・・・。
勿論誰の耳にも入らなかった。
桐山も柱に隠れる。ちょうど桐山がかくれた柱に打った3発が当たった。
(オーケイ♪あんなに長距離でもあたるじゃないか!)
桐山は体制を低くしながら走った。速い!しかし単純なスピードなら三村が
上回っていた。(センスは桐山が抜群)
桐山は反対方向の扉に消えた。それと反対方向に走る三村。
何処だ・・・何処へ来る?
実は柵道の上には裏からはしごでいける道がある。しかし柵道ほど頑丈でもなく
弊社物が無く危険である。
そこに桐山は出てきた。三村も気づいた。桐山は動きを止める意味で
イングラムM10サブマシンガンを撃った。
脅威・・・悪魔の音である。
しかし長距離に向かないマシンガン、しかし確実に三村の足を止めると片方の腕で
ガバメントは火を噴いた。
ダァァアンッダァンダァアアアンッ!!
3発!
しかし上に上ることで意外性をとろうとした桐山の意図は外れた。
さらに距離は遠くなり。
グサッ!!
桐山はマシンガンしまうと同時に赤松義生の支給品・・・ボウガンが生えた。
三村の靴の爪先・・・それは右足の親指に見事に生えた。
「ぐぁぁっ!」
三村は蹲るがすぐに抜くと反対の腕でベレッタが火を噴いた。
それを桐山が避けている間に柵を越え三村は馴染みのバスケットゴールの上に
腕を掴み反転するとそれを軸に跳んだ。(それは三村が七原をかばったときの動きに似ていた)
リングはきしみ壊れそうだがお構いなし。
(大丈夫だ♪相棒!)
ゆっくり落ちる三村と共に爪先から血が夥しくは無いが吹く。
三村は巧く着地した。爪先は怪我をしそれに伴い激痛が走った。
そして上を確認すると・・・!!
桐山は3階の柵に足をかけていた。
(まさかだろ・・・?いくらなんでも死ぬぜ?天井より少し下くらいの
高さなんだぜ?)
桐山は翔んだ。しかし三村の思考はフル回転すると逃亡を選択された。
あいつが無事か否かなんかを確認できる余裕は無い!
これも桐山は意図違いだった。3階から飛び降りるというパフォーマンスは
確実に足を止めるだろうと確信していたのに・・・
三村はスライドの扉を両側開けると走り去っていった。
桐山は学生服をバスケットゴールに引っ掛けると勢いは急激によわまり
リングがバネのように落下速度を急襲してくれた。それに一部分服は破けたが
地面に舞い降りた桐山。
しかし追わなかった。
三村は逃げ切ったのだ。三村はそのまま県立C高校を去った。
「・・・・・・。」
長考する。正直気が進むところではない。金井とは接地点も無い。
義理が無いのだ。
166 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/19 00:04
桐山(・∀・)イイ!
スーパマンですか?あなたは?
川田は元々、集団行動が得意な方ではない。
どうにか煙に巻いて断ろうとも思ったが、泉の真剣な表情を見ているとそれはとても骨の折れる作業であるように思われた。
だから川田は率直な真実を述べた。――できるだけ辛辣な演出を加えて。
「――ついてくるのは勝手だ。けどな、俺も無敵のヒーローじゃない。
おねえちゃんの命よりは自分の安全を優先するし、俺の戦闘に巻き込まれていらない危険に晒される可能性もある」
川田は自嘲に近い苦笑を浮かべて続ける。
――これを言っておかないとフェアじゃないからな。
「それに――俺はもう、この島で人を殺した」
「――!」
泉が唾を呑んだ。
「山本と小川の二人だ。俺に銃を向けてきたから、撃たれる前に撃った。
自分の身を守るためだが、これも人殺しには違いない。
それでも俺についてくるか――おねえちゃん?」
川田は静かに泉を見据えた。
驚きが隠せなかった。
事実、あの二人が死んでいることは全島放送で聞いていた。
「あの二人が、川田君に銃を?」
川田君は黙って頷いた。
考えられない、何故、幸せそうだったあのカップルがクラスメイトを殺そうというのだろう。
しかし、川田君が嘘を言っているとは思えない、ここで嘘をついてなんの意味があるだろうか。
さくらとはクラスでもまあまあ仲良くしていた友達だ。
自分の身を守ろうと…、実際に、川田君は私を撃たなかった、
自分から誰か殺そうとする人ではない。
様々な思考が錯綜する。
金井は川田を見た。
川田はじっと金井を見据えていた。
「私は……川田君を信じる!だから、お願い」
川田の視線を跳ね返すように金井は川田を見つめた。
「私は――川田君を信じる! だから、お願い」
きっぱりと泉が言った。
川田は内心驚いた。殺人者である自分と泉の間には確実な隔たりがあると思っていたからだ。
あれだけ怯えていた相手だ、ちょっと脅かせばすぐに前言を撤回すると踏んでいたのだが。
――やれやれ。案外と気丈なんだな。
川田は泉に対する評価を改めることにした。
「――わかった。おねえちゃんのしたいようにするといい」
自重でだんだんとずり下がってきたレミントンを引き上げつつ、降参を告げる。
泉が相好を崩す。こんなゲームの中なのに。いや、だからこそ笑うのか――
その笑顔と先程の「信じる」という言葉に、川田の額の古傷が少し疼いた。
「センチメンタルに過ぎる」
歩きながら川田は聞こえないようにもう一度呟き、ワイルドセブンに火を付けた。
泉は同級生の喫煙シーンを物珍しそうに眺めていた。
「しかしこれだけは確認しておきたいが解っているのか?このゲームのルールは
1人になるまで殺しあうこと。もし俺とおねえちゃんが最後に残っても
俺はお前を殺すかもしれないんだぞ。
最後の確認の前に俺の事実を言っておこう。
俺は2年前兵庫県で・・・プログラムの対象に選ばれた・・・俺はその優勝者だ」
「――――――!!」
またも驚愕し汗が額に滲む。
「それでも尾いてくるんだな?これは最後の確認だ。」
川田は問いた!
「・・・・・・・・――――うん、でもやっぱり信じるわよ!」
「・・・本当にお人好しなんだな。OK、じゃあ禁止エリアにまもなくなるから走るぞ」
川田は金井を引き連れ北東へと移動いていった。
この交錯している最中川田は何を思っているのかはいつしか解る時がくる…。
あれ・・・?
恐怖から目を閉じていたのを開けると眼前の敵・月岡彰の姿は無かった
(夢・・・?)
でも時間帯もかぶりリアルすぎた残像が頭に浮かぶ。夢とはとても思えない!
何があったのか?
とにもかくにも助かったのだ。安堵の表情と共に一気に全身の力が抜けた。
戦士プリーシア・ディキアン・ミズホ、あなたに少しの休息を与えたのです。
あなたは悪の撲滅に全力を注ぎなさい。
この残酷なルールにおいては・・・クラスメートでさえも悪魔なのです・・・敵なのです!
状況を逃げず受け止めなさい。
そして立ち上がりなさい。あなたならきっと出来る!誓っています・・・
戦士プリーシア・ディキアン・ミズホ
母のような暖かい響きだった・・・
稲田瑞穂は立ち上がると鳥居を潜り断崖の方角へ走っていった。
飯島敬太は怯えきっていた。
森の中、かすかな物音にも反応し、その手にある文化包丁を向ける。
未だ睡眠は取れておらず、体力的、精神的にも限界に近いところであった。
ガサッ…
また森の草木が悪戯に音をたてる。
「ヒッ」
飯島の視線がそちらに行く、しかし、それ以上の変化は起こらない。
「もう…もういやだ…」
その時、またしても物音が聞こえてきた。
ザッ、ザッ、ザッ。
自然に立つ音では無い、これは、誰かの足音だ。
それは、段々と近づいてくるようだった。
「だ、誰か来る、かか隠れないと」
その音とは反対方向の木に身を隠す飯島。
やがて姿を現した足音の主は、杉村を探し森内を探索する
千草貴子であった。
誰も居ないわね・・・
千草も警戒を高める。千草は昔から勘が良く感性が鋭い。ここらへんも
何か嫌な感じがあったのだ。
千草はクラスでは誰にも属していない(もちろん杉村以外だが)
特定の中の良い女子もいない。あえて喋れるのなら・・・
いや・・・やはりいないだろう。
千草は周りを見渡すと黒い何かが見える。千草は杉村に似ているところもある。
視力がとても良い。
黒い何かとは飯島敬太の頭であった。
千草は咄嗟に木の陰に身を遮断する。
(千草さん・・・だ・・・!)
正直苦手である。女子に対し少し奥手でもあるが苦手である。
ここはやり逃げよう・・・。
しかし飯島は孤独という状況から逃れるため思考とは反対に本能が
「千草さん!」
という言動に至った。
何を言っているんだ俺は!?
千草は顔を覗かせた。
(飯島だ!あんな気の弱そうな奴・・・いても邪魔なだけ、私は弘樹だけを探す)
一途な想いは途切れることは無かった。
千草はバッグを肩にかけると俊足を飯島に披露し飯島の視界から消えるように
疾走して行った。
「あ・・・。」
自分の思考と本能はまだ対立している。本当は仲間が欲しいんだろう?
でもそれも遅い。飯島の身体能力で千草に追いつけるはずも無かった。
飯島はまた恐怖の孤独へと帰った。
夢なんかじゃないわよ♥ 戦士プリーシア・ディキアン・ミズホ
あなたが見てきたのは全て現実 まったく… 逃げ足だけは速いんだから
あなたが二人めの犠牲者よ ん? 何か言いたそうな顔ね 何よ?
黒長博はB・5の露出した岩肌の上に座っていた
島でも見通しは1位2位を競う。分校を出てからずっとここにいる。誰も来ないし
まだ死体を目撃もしていない。ちょっと寝ると目が覚めたら光がまぶしかった
朝方まで狙撃もされず寝ていたことになる。
(ここは安全だ)
でも仲間が欲しい。竜平、充・・・・ボス!
黒長の支給品はライフル銃。狙撃しやすいような望遠鏡のようなものも
親切に付着している。
ここにいたら何も始まらない。黒長は重い腰を上げると振り向いた。
!!
振り向くとそこには国信慶時が立っていた。
「国信か!?」
黒長は両手でライフル銃を持ち上げ銃口を合わせる――――――の瞬間だった。
黒長の認識は爆発だった。凄まじい閃光が自分を包んだ。黒長は銃を捨て
両手を頭に合わせると屈んだ。
国信は大丈夫なのか?事前に目を閉じていた。国信は何の問題もなかった。
黒長は目を開けるが閃光に一時視力を完全に失っていた。
何も見えない。見えないことがこんなにも恐怖だとは!!
やっと視力が快復してきた時には国信の姿は無かった。
そして支給品であるライフル銃も
――――やられた!最初からこの武器が目的だったのか!
気づいた頃にはもう遅かった。
大きくうなだれるとやっと上げた腰をまた下ろした。
七原秋也と中川典子は北へと樹海を歩いていた。
正直武器は乏しい。ブーメランを改造したとはいえ確実性が無い。
常に片手に軍用ナイフを握りながら中川を気遣っていた。
――ガサッ!
風に揺れる茂みの音ではない。人だ!
音の方角へ軍用ナイフを向ける。
そこから出てきたのは滝口優一郎だった。ひどく怯えていた。
無理も無い。武器も失い殺してくださいといわんばかりだ。そういう雰囲気だった。
「滝口!滝口じゃないか!」 「滝口君。」
笑顔が綻ぶ。それは滝口も同様。
「七原ぁ!」
仲間だ!仲間だ!頬に涙が伝う滝口。
「ねっ、仲間に入れてくれない・・・か?」
疑いの余地も無かった。
「勿論じゃないか!なあ典子さん?」
中川も頷く。
こうして合流したが七原以外は運動能力は低い。不安は募る箇所もあったのだ。
「くそ・・・あの野郎―――ぶっ殺してやる」
国信へ怒りをぶつけつつもその場を動こうとしない黒長。
パスン―――その眉間に穴が開いた。
国信に武器を奪われたこと、そしてそれが狙撃用のライフルだったこと、
遭遇した”敵”を国信が見逃すはずが無いこと………
何故、黒長は逃げるということを思いつかなかったのか。
しかしその頭はもう何も思考することは無くなった。
180 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/19 13:15
【残り25人】
181 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/19 13:17
残り22人
182 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/19 13:33
不意に島の上空に、轟音とともにいくつもの影が差した。
島にいた誰もが(もちろんまだ生き残っている人が)上を見上げた。
それは鳥のように見えた。
もちろん、鳥なんかではなかった。全身が鋼鉄でできていた。とても巨大だった。その重いからだを、音速領域まで加速させるための巨大なエンジンが、ふたつ、翼ではなく、胴体の中央からやや後ろ、両脇についていた。
その幅の広い、楕円形の主翼に、米帝の星型のエンブレムが見えた。
それが太平洋のほうから、いくつもいくつも、雲霞のようにおしよせてくるのだった。
「な、なんなんだ、なんで米帝の飛行機が、こんな場所に!?」
坂持が信じられないというふうに、呆然とした表情でそれを見ていた。
大東亜共和国は神によって護られた国なのだ。それを盲信している坂持は、共和国の領空が、突然、なんの予告もなしに米帝に侵犯されるなど想像すらしていなかった。
だいいち共和国軍はどうしたのだ。こんな大規模な侵攻に気づいていないのか。バカな、ありえない。
いままでに見たことのない、それは巨大な戦闘機群だった。
米帝が対共和国戦争用に開発した、新型のガンシップなのだった。
大きさは爆撃機に近かったけれど、コクピットと尾翼の付け根にひとつずつ、そして寸胴な胴体の左右に、いくつもの突起が行儀よく、並列に並んでいた。もちろんそれは銃身に違いなかった。
用途別にいろいろと設置されているらしく、やたらと太いものや(坂持の見たところ、どうやら120p砲らしい)、細い銃身がいくつか束ねられているようなもの(これは20oのバルカン砲のようだ)まであった。
それが一斉に火を噴いた。
弾丸の雨がふりそそいだ。それはまさにスコールといっていい密度だった。
バルカン砲がうなりをあげて鉛弾の豪雨を降らせた。ときおり雷のように120p砲が轟いて、その爆発の閃光が視界を焼いた。
大地も、木々も、動物も、人間も、人の手になる建造物も、もちろん坂持のいる校舎も、弾丸の洪水には抗すべくもなかった。氾濫した河川が家々を飲み込むように、なぎ倒され、破壊されていった。
いままでこのクソゲームでなんとか生き残っていた生徒達も、次々に穴だらけになって、死んでいった。まあ、生徒同士殺しあうよりはよっぽどマシな死に様といえるかもしれないけど。
坂持は、すでにこの世にはいなかった。
ガンシップから放たれた120p榴弾砲が、まっさきに、狙い済ましたように校舎の窓から中に飛び込んで、坂持を始めとする共和国軍兵士達ほあっさりと爆殺したのだ。悲鳴をあげるひまもなかった。
はいはいはーい、死んでしまいましたね、どうですか、いたいですかー?
すでに、瓦礫の山と変じたその部屋は、有機物も無機物も、徹底的に完膚なきまでに破壊されていたけれど、ただ、床に落ちていたラジオだけが、どうにか、まだ、動いていた。
そのスピーカーから朗々と流れているのは、よりによって、米帝の宣戦布告文なのだった。
悪の枢軸三国のなかでも最大の全体主義国家、大東亜共和国(残りはもちろんイラクと北朝鮮)に、ついに米帝を中心とした国連多国籍軍が、解放戦争を仕掛けてきたのだ。
この島は徹底的に破壊されるだろう。そして、多国籍軍は、ここを前線基地として、共和国本土内部に侵攻していくに違いなかった。
183 :
滝口優一郎:02/08/19 13:37
七原たちは移動すると井戸の家に落ち着いた。E・4である。
「今まで何をしていたんだ?」
滝口に問う七原。すると滝口は少し間をおくと話した・・・。
赤松が矢作を、天堂を殺し・・・そして赤松を桐山が殺した事を。
「じゃあ・・・桐山君はやる気になってるのね?」
現実に酷く項垂れた。信じたくは無かった。中川も既に谷沢など仲の良い
クラスメートが死んでいるのだ。他にいてもおかしくは無い。
「それとな・・・七原、これは僕も信じたくないんだけどね…、三村が・・・。」
その言葉に過剰に反応する七原
「三村に会ったのか!?三村がどうしたんだ!?」
七原と三村は絶対の友情で結ばれているだろう。これから滝口が話すことは驚愕だった。
「三村と・・・、ここから北にある学校で会ったんだ・・・、いや、見たんだ。」
七原は唾をごくりと飲む。頭の中ではなんで滝口と一緒に三村がいなかったのか悔やみがあった。
「三村はな・・・、恭一を・・・殺したん・・・だ。撃ったんだッ!!」
「――――――――――――・・・え?
な・・・何バカな事いってるんだ!?三村が人を殺すなんて・・・そんなバカなことっ」
「でも見たんだよ!銃を持ち上げて・・・恭一が血を流して死んでいたのを!」
その後七原は言葉を失い虚空の中の時を過した・・・。
ずっと考えていた。
(三村・・・本当なのか?)
あたりまえですが長々と書いてくれた
>>182は無しですよぉ♥
馬鹿は放っておこうなぁ♪
聡美は、しばらく灯台付近をチェックしていた。
何か生き残るための道具は無いか…無論、クラスメイトの存在も気に掛かった。
しかし予想通り、とでも言おうか、何も役に立ちそうな物はなかった。
仕方なく聡美は灯台の入り口へと戻った。
聡美は、入り口を静かに開けて、周囲を確認した―――
「ドンッ」という音が、灯台内に響いた。
――――誰か、居る!!?
聡美にとって予想外のことだった。ずっと聡美は玄関と廊下を挟んだ小さい寝室に
隠れていたのだが、灯台内部は念入りに調べたハズだった。
キッチン付きリビングやトイレ、バスルームも倉庫も全部調べたはず―――
そこで聡美は、リビング付近の扉の奥、鉄の階段を何段か上がった所にある
高さ17メートルの灯塔の灯室の存在を忘れていた事に気がついた。
もしかしたら、ずっと其処に…勿論、聡美が灯台外周辺を探索している時に侵入したのかもしれないが。
聡美は片手に重たい機関銃、ウージー9mmサブマシンガンを持ち、再び全室内を念入りに調べた。
しかし、結局鉄の階段の上だけが、結果的に残った。聡美は息を飲み込んだ。
聡美は、慎重に鉄の階段をカンカンッと、金属的な音を鳴らしながら一段一段上がっていった。
相馬光子は気配を殺していた。南の背後に立っているのだ。
南は正気を失っている。それに銃が握られている。鎌で一撃だが
それでも慎重に・・・慎重に・・・
相馬は計画的に銃争奪作戦を開始した。最初のミッションは新井田から奪った
三味線糸をあいつの銃の握られた右手首ラ辺へ巧く引っ掛けることだ!
ミッションT:開始!
相馬は三味線糸の先端を輪の形に作る(その輪の大きさは調節できる)と引っかかった。
清水比呂乃が死んだのもちょうどその時だった。
(比呂乃・・・、お手伝いありがと♥)
南の右手首に三味線糸はかけられた。正気を失い感覚の麻痺する南には
そんなのは確認しがたいだろう。
ミッションT成功!引っかかったらグイッと引っ張ると南は見えない手に引っ張られたようだった。
振り向くと天使のような顔・・・、しかし悪魔は笑っていた。
相馬はもう一方の腕で鎌を横に放物線を描くと南の顔面に一直線!
南は事態を認識しておらず恐怖さえ覚えない。
しかしその時銃声と共に相馬の右くるぶしに鈍い激痛が走った!
「うぁッ!」
(だ・・・誰!?)
相馬は衝撃に右手の鎌を・・・左手に結ばれた三味線糸もぽろっと綻んだ。
相馬は傷の受けた反対の方角を伺う。
そこには仰向けながら右手でコルト・ハイウェイパトロールマン38口径を握り
銃口からかすかな煙を漂わす。清水比呂乃だった
「比呂乃!あんた・・・生きてたの!?」
予想外にもほどがある展開。死んだ・・・死んだだろうあれは!?
生き返った・・・ゾンビを現実に発見した感情だ。頭を貫けば即死だっただろう。
胸であり致命傷ではあったが即死では無かった。しかしそれは清水の苦しみを
長引かせることだけ。
清水は上げていた銃の握られた右手が地面に地を着いた。そこで初めて
事切れたのだ。
相馬はもはやこの怪我では銃どころではない!
ハッ、南と目が合った。その瞬間南は目が夜叉と化し銃を両手で握られていると
2発3発放たれた。しかし相馬は咄嗟にしゃがんだ反射神経で交わすと鎌を拾い上げ
背を向け逃げた。
南は呆然と立ち尽くした・・・。人を殺している本能はこれ以上を拒否したのか?
なんいせよ相馬は九死に一生を得ただろう。相馬は民家置くの樹海に血の跡を残し
消えていった。
しかし南の本能は衰え・・・そして、強力な殺傷本能が沸いた。
「そうよね♪ジュンヤ・・・、殺さなくちゃね♥」
南は相馬の血の跡を辿るようにゆっくりと歩いていった。
その速度では追いつくはずも無かったが…。
清水はあの発砲の瞬間何を考えていたのだろう――――?
清水は相馬グループに一番親しい。矢作好美はいじめを避けるため・・・
見返しの理由での相馬グループへの入団。
相馬の素行の理由はこそ、義父の強姦などによるものだ・・・、清水は環境に
乏しかったのか?
しかし清水の実家は決して乏しくない。比較すると中流階級以上の金持ち。
不自由無く暮らしていた。
おそらく清水は恵まれた環境に溺れたのだろうか?素行の理由はそれこそ相馬と同様
家にあった。清水の両親は裕福そうな夫婦であった。
それゆえに屈折した。挫折の無かった人生はそれこそが清水を曲げてしまったのだろう。
しみずもまた同様、悪への入り口は小学校5年の相馬との出会いだったのだから――。
>>179 黒長の思考は脳髄に食い込んだ鉛弾に断ち切られたが、
それでも最後の一瞬、彼に意識があったとしたら
自分を殺したのは武器を奪った国信だと思ったことだろう。
しかし事実は少し違っていた。
標準よりはだいぶ太めの身体に汗をかいて、中川有香はCz.M75を握り締めていた。
有香ははるかを殺しB-6の集落を物色した後ここまで移動してきたのだ。
「はぁ〜、疲れたよぉ」
ついさっき黒長を背後から射殺したことなど気にも留めない様子で、その場にどっかりと腰を下ろす。
持久力のない有香にとって、この小高い岩の上まで登ってくるのはかなり大変な作業だった。
「おなかすいた〜」
あの後数軒民家を回ってみたが、食べられそうな物はほとんどなかった――夏場は料理の傷みが早いのだ。
調理されていない生の野菜や肉があるにはあったが――有香は料理ができなかった。
結論、この島で確実に食料を手に入れるには人から奪うのが一番。
「こういうのって、えーっと――そうそう! キンキューヒナンとかいって罪にはならないんだモンね!」
ミステリーもののTVドラマで得た知識で自分を正当化する。
「それに、黒長クンって不良だし、ぶっ殺してやるとか呟いてたし。
セートーボーエイ! そうそう、ほっといたらきっとあたしの方が殺されてたって!」
ひとりごちながら黒長のデイパックを漁る。――あった、パンだ。
何が挟まっているわけでもないコッペパンだったし、アルミ箔に包まれたバターはずいぶん柔らかくなっていたが、
空腹の有香にとっては充分なごちそうだった。
「うめぇ〜!」
額から血を流す死体の横で、有香はまるでピクニックにでも来ているかのような陽気な声を上げた。
――殺人の罪悪感よりも食欲が勝っていることに、有香自身もうすうす気付き始めていた。
>>175 突然だった。後を付けられているとは思いもよらない瑞穂からしてみれば突然そいつは目の前に現れた!
大柄の体格にリーゼントスタイル。桐山ファミリーの月岡彰!!
しかし今度は逃げなかった。 逃げる必要が何処にあるのだろう? あたしは戦士プリーシア・ディキアン・ミズホよ!
さぁ、ミズホ、フォースを信じるのよ!!
悪魔の化身である桐山ファミリーの一人が今、目の前にいるのだ。これはピンチではなくチャンスなのだ!
「不良なんて悪だわ! あなた達のような悪魔を生きてこの社会に解き放つ事など出来ません!! 覚悟っ!!」
瑞穂は勢い良く月岡の胸めがけて光の剣を突きだした!! 一瞬、瑞穂には光の剣から目映い光が溢れ悪魔が倒れるシーンが頭をかすめた。
だが、しかし現実では軽く両刃ナイフの突きは避けられ、そのまま手首を捕まれてしまった。手首の痛みがこれはリアルだと物語っていた。
>190
うふふ…あなたじゃ役不足だわ
しかもこのあたしが悪!? オカマにも人権ってもんがあんのよ!!
おびえてるわね…もうおねんねの時間よ
すると月岡はナイフを勇敢な戦士プリーシア・ディキアン・ミズホの背中に突き刺した
戦士プリーシア・ディキアン・ミズホ・・・。
あなたは悪を倒しにこの世に舞い降りたのではないのですか?
あなたにナイフを突き刺したのは悪なのです。あなたに危害を加えたものは
悪なのです
立ち上がりなさい戦士プリーシア・ディキアン・ミズホ!
あなたは━━━━━━━━━━
・・・・・・。
戦士プリーシア・ディキアン・ミズホの命は逝きました
魂は昇華しました
戦士プリーシア・ディキアン・ミズホは光の国へと旅立つ。
正義のヒーローきどりが…
このナイフはあたしが使うにはもったいないわ
これはあなたの物ね あたしが奪うことはできないわ
だからこれはあの世までもって行きなさい この光の剣をね
すると月岡は稲田の死体に光の剣を突き刺してその場をさっていった
194 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/19 20:52
【残り24人】
沼井充の気分は最悪だった。
大木から逃れようと無我夢中で森を駆けているうち、大木の根本で死体を見つけたのだ(洒落にもならない)
頭から矢を生やした天堂と、トマトのように潰れた顔の肥満体――笹川がいつも虐めていたからわかる、赤松だ。
ああ、だけどもうその笹川も首なしになったのだ。
「――うえッ」
また死体の様子を思い出し、充は何度目かの酸っぱい胃液を吐いた。
がさり。草をかき分ける音がした。
充は慌てて顔を上げる――女子だ。その顔にはニキビが目立つ。
「南――」
呟きに反応したのか、佳織は充の方に首を巡らせ――にいっと笑った。
充はそれでようやく佳織が正気を失っていることを悟った。
「いたわ、ね、ジュンヤ」
ゆっくりとシグ・ザウエルを充に向ける。
もしこの時拳銃を持っていたなら、早撃ち勝負は充の圧勝だっただろう。
しかし充は大木との交戦でワルサーを失い、手持ちの武器は天堂の死体そばで拾ったヌンチャクだけだった。
「うああッ!」
恐怖にかられてヌンチャクを振り回す充――佳織とは数メートルほども離れている、目測も何もない。
だが悪運が強いと言うべきか、大木に右手の人指し指を切断されていたことが幸いした。
握力の弱まった手からヌンチャクがすっぽ抜け、佳織の顔面を直撃したのだ。
硬質な木の棒を遠心力つきで投げつけられ、佳織はそのまま仰向きに倒れる。
予想外のダメージを与えたことで充は逆に冷静になっていた。
すぐさま佳織に駆け寄り、拳銃を握る右手を踏みつける。
ナイフなどの凶器を持った相手と喧嘩する時のセオリーだ――まあ、さすがに拳銃は初めてだったが。
足に体重をかけていくとやがて佳織の手がゆるんだ。充はすかさずシグ・ザウエルを奪う。
よし、勝った、後はどうにでもなる――充はそう確信した。
ぱん、と乾いた音がした。充には自分の身体の中から聞こえたように思えた。
それはあながち間違いではなかった――肩を銃弾が貫通していたのだから。
「ぐあああああッ!!」
佳織の左手で、コルトハイウェイパトロールマン38口径が煙を上げていた。
そう――佳織は比呂乃の拳銃もしっかりと回収していたのだ。
激痛と驚愕に充はたまらず飛び退いた。飛び退いてから後悔した。
距離を離してしまって左手で撃った弾が当たるだろうか?
自分の利き手の右ではそもそもトリガーを引けないのだ。
つまり、銃撃戦では充が圧倒的に不利。
――くそ、昔から指にはろくな思い出がない。
充に残された選択肢はそのまま逃げることだけだった。
肩の傷のことを思った――弾は貫通しているが、出血が多い。
地図で見たあの場所。診療所へ行かなければ。
充は起き上がり、走り出した。
「――♪」
佳織は歌を口ずさんでいた。フリップサイドの「銀河のマグナム」。
これで持っている銃もマグナムなら面白かったような気もするが、それはさておき。
佳織は痛む右手に左手を添え、両手でコルトハイウェイパトロールマンを構えた。
充の背中に正確に狙いを定めた。トリガーを引いた。
しかし――弾は吐き出されなかった。
「あれ? ジュンヤ?」
佳織の手の中でかちかちと気の抜けた音が鳴った――弾切れだ。
充は本当に悪運だけは強かった。
三村は島の中心の大きな樹木に腰掛けていた。最初は天堂・矢作・赤松の
死体が転がっていたのに驚愕した。
しかし死体が転がる場所に人が集まるわけも無かろうと裏を取ったのだ。
クールな判断を・・・そう・・・、最後までクールにっ・・・。
三村は樹木を見上げると
「♪」
格好の隠れ場所だ――と思った。(皆この木を見ると登りたがるのか?)
三村は登り始めた。桐山にやられた右親指が痛々しく登るのには苦労した。
親指は方向転換など足の第2の心臓だ。ここがイカれるとやばい。
三村はやっと登ると明らかに人工的に作られた平面枝の寝室。誰かがここに
来ていたのか。皆考えることは同じだな。
その考えを裏返すと皆が集まるのだ。そこは盲点になるかは不明である。
三村はやっと落ち着くとまず右の靴を脱ぎ親指の状態を確認した。
――酷いもんだ。爪は蜘蛛の巣のように皹が入り蜘蛛の箇所はボッコリと穴が開いている。
三村は自分のバッグから救急道具のようなものを取り出すとまず薬を塗る。
今まで感じたことの無いほど沁みた。そのあと包帯を巻きつける。オーケイ♪
何でもひとつレベルの上を行く三村。(完成だ♥)
ザ・サードマンは伊達では無かった。
それにしても赤松やらの死体。特に赤松は目を瞑りたい。頭部粉砕状態。
その幹に夥しい血と液が付着していた。
しかし三村は確信していることはある。矢作と天堂の死体にはボウガンの矢が
刺さっていた。つまりこれは桐山がここにいたんじゃないか?
しかし引っかかるのは赤松には矢が刺さっていなく粉砕された状態。
あれは俺が元渕を撃ったときの姿にダブる。つまり銃殺されたんだ。そしてこの3人の
死体は桐山が殺したんだろう。桐山は俺に3種類の武器を使ってきた。
ノーマルな銃・・・マシンガン・・そしてボウガン。マシンガンなら
こんな部分的に壊滅した死体は出来上がらない。やはり銃を駆使し赤松を撃ったんだ!
つまり推測だがこの2通りだ。
桐山は━━━━━━━━━━。
そうか!赤松だ!赤松の最初の支給品がボウガンだったんだ!
三村はどんなジャンルにも知識が豊富だ。天堂の死体を少し観察したとき
うつ伏せの天堂の地面と接着していた体は紫色に変色していた。
しかし矢作にはそれはあまり見られない。つまり矢作と天堂との殺害時刻は
違うんだ。
つまり赤松は信じられないがボウガンで天堂を殺した。きっとこの場所から
狙ったんだ。そして問題は矢作――。矢作は正直赤松が殺したのか桐山が殺したのかは
解らない。
まず赤松と桐山がやりあい赤松を桐山は殺した後、今度は桐山がこの場所から
赤松同様矢作を殺害したか。それとも赤松が矢作を殺した後桐山との対戦で
殺されたのか?
何にせよこの2通りだ…。
故に桐山は大量の殺人鬼だ・・・ッ、関わり合いはこの怪我も通し
不利だ!
三村はこの推理を済ませると一息つき、支給されたパンを素で口に入れた。
そっけのないコッペパンに舌打ちした。
はぁ〜い♥HRの時間だぞぉ。じゃあ皆の大嫌いなコーナーぁ
死んだお友達を発表するからなぁ♪
○笹川竜平(男子10番)
○黒長博(男子9番)
○稲田瑞穂(女子1番)
○清水比呂乃(女子10番)
の4人だなぁ♪
それで次に禁止エリアの発表だぞぉ
先生優しいから今回も1つだ、感謝しろよぉ♥
2:00〜 H・6(農協の建物がある辺り)
だぞぉ。忘れないでメモしておけよぉ、じゃあなぁ♪
織田は港の軽トラにいる眠りから醒めた…。
今は何時だ?
暗いな…、すっかり日は沈む当初の3時間睡眠の予定が大幅に変更となった。
織田はこのゲームに精神と体力は削られ自分が思う以上に疲労が
蓄積されていたのだ。何にせよ良い寝場所だったのか。誰にも襲われなかったんだ。
それにしても夜か・・・。
このデスゲーム内においてほぼ全ての生徒の恐怖は夜であった。しかも今日は
曇り月も雲の隙間から僅かに覗かせている程度。飛び道具を持つ者に襲われたら・・・
それが恐怖であった。
しかし俺は仲間なんか作らない!仲間を作ることは生存確率を半分以下に下げるだろう。
そう確信している。いや――投降に近い行為だ。
織田は軽トラから降りると周りを歩く。
しかしその時野生のような殺気が背中に走った!
振り向くと月が向かいにあり顔は確認できないが男子生徒であろう。
頭の形は平ら、ガタいも良い━━━━━━━━━━ドウッ!思考の途中に
銃声が響くと織田の身体はくの字に屈折し走り幅跳びのときのような体勢になり
後方へ吹っ飛んだ。
と同時に「がはぁっ」という叫びも響く。
大木立道は沼井充のワルサーPPK9ミリを撃った。手応えは十分。
というか死んだと確信した。
振り向くと大木はすぐ去って行った。荷物も確認せず。正気の消失は
その思考を奪っていたのだった。
もちろん消失の起因はこのゲームにあるわけだが
織田は目を閉じている間。恐怖に涙さえ浮かびそうだった。暗闇とはこんなにも
恐怖を与えるのか?そして次の襲ってきた奴の行動は何なんだ!?
小刻みに震えるがそれは大木の去った後
様子に気づき織田はゆっくり目をあけ腰を上げると誰の姿も無かった。
自分は死んだと勘違いされたのだろう。とにかくよかった。大きくため息をついた。
しかし防弾チョッキ越しにも銃弾の衝撃は凄まじくみぞおち辺りが鈍い痛みを
持っていた。
(くそ・・・、銃だ…、銃が欲しい!)
つくづく思った。
誰だか走らないが・・・その詰めの甘さを後悔させてやるぞ。恐怖の感情は
復習への憎悪に押しつぶされた。織田は立ち上がると禁止エリアになるであろう
農協の方角へ歩いていった。
A・8&9断崖
B・5露出した岩肌 B・6第2集落
C・4小さな神社 C・5県立C高校 C・7北の山頂(展望台) C・10灯台
D・3丘
E・4井戸の家 E・8ミカン畑 E・9観光協会
F・6ブロック塀のある家・倉庫のある農家
G・6丘 G・7分校 G・9診療所
H・2〜H・4の山の下を抜け通った洞窟(トンネル) H・3南山頂 H・6農協
H・8第1集落 H・9港
I・6砂浜
J・3砂浜の岩
他のエリアは樹海や平坦な道など
杉村弘樹は農協周辺辺りを奔走していた。まだ探しているのだ。
しかしちょっと動きを間違えれば禁止エリアの餌食だ。細心の注意を払う。
右手には頼りな武器であろう、レッキの棒がある。
と杉村の肩に鈍い鈍器のような物が狙撃された。鈍い痛みが走る。銃ではない
「ぐっッ」
飛んでくる方向を見るとそいつは身を咄嗟に隠すが確認できた。
織田だ。織田敏憲だ。あいつは銃を持っているのか?やる気になっているのか?
――いや、銃は持っていないだろう。もっていれば最初から狙撃されたはず。
「織田ッ、出て来いっ」
ピクッと言葉に感応する。知られたのか?
織田の両手には糸の先に結ばれた分銅があった。織田は左手に糸を巻きつけ
右手の人差し指と親指に糸を挟み分銅を円に廻している。速い。しかし
杉村の目ならではこそなんとか追うことが出来た。
織田はやる気なんだ。ならばやるしか無い!杉村は織田に一直線に走り出した。
あまりにも速い。織田は驚嘆した。自分では絶対出せないであろう速さだ。
織田は分銅を投げると杉村の頭部に一直線だ。しかし杉村はヒットの瞬間
首から上を左に動かすことで簡単にいなした。そして間合いを詰めると
織田の脇腹へ棒を渾身の打撃を繰り出した。
一瞬織田の身体は横へ曲がる。その時杉村の後頭部に鈍く固い物質がヒット!
分銅を巻き返し器用に当てたのだ。
わずかだが血が杉村から伺えた。その時棒も落とした。しかしひるまない!
地面を激しく蹴ると刹那織田の視界から消えると自分の眼前に杉村が確認できた。杉村は腹に
掌底を両手で当てると身体の反動を全て手に集めた。功夫の習い。形どおり
決まった。(漫画では見事に桐山も吹っ飛ばした)
・・・・・・・・・何故だ?何故成功しない?織田は吹っ飛ばなかった。少し
後退した程度だ。織田は分銅を上に振ると一直線に振り下ろす。
杉村は横へ飛ぶ!
分銅は地面に大きくめり込んだ。
横へ飛ぶと同時に器用に足でレッキ棒を蹴り上げ手にまた携えた。
織田は分銅を回収する。また振り出すと勢いをつける。そして投げた。
織田自身も一番の改心の速さ。
速い!分銅は動体視力の限界こそ超えないが早かった!それを天性の反射神経に
従い棒を突き出すと分銅はレッキ棒に巻きついた。それを話すと。棒が柔らかい地面に刺さり
一瞬回収に戸惑う織田。しかし戦闘ゆえに見逃さない。杉村は拳を右足で地面と
踏み込むと同時に織田の喉へ拳をめり込ませた。
「ぐっはぁ!」
(喉への突きは禁じて!使いたくは無かった。)
しかし生死が隣しているゆえに規律を守する暇も無かった。
織田は激しく吐露し血も混じっていた。大きく倒れこむと少し杉村は織田を見下ろした後
棒を回収し去っていった。
杉村は去っていく中で掌底の失敗を心残りにしていた。
それは織田の防弾チョッキに衝撃を吸収されたのは知るはずもなかったわけだが。
(それにしても織田にあんな苦戦をするとは・・・ッ)
聡美はベランダに通じる小さな扉の前まで来ていた。やはり扉のノブのホコリに、
人の指の型がくっきり見えていた。
とりあえず、こっちはマシンガンを持っている…マシンガンを支給される生徒は極わずかだろう…。
聡美は勇気を持って扉を静かに開けた。
ベランダは予想以上に狭く、すぐ目の前に北の山の山頂だろうか…?それが見えた。
さらに、縁付近に鉄柵が無かった(!!)。一歩足を踏み入れたら、
そのまま高さ17mの灯塔から空中ダイブするであろう。
聡美が視点を右に変更させると…そこには、松井知里が怯えた表情で座っていた。
その手には、消火器を握って…
次の瞬間には、知里の手から消火器が消え、代わりに聡美の目の前に瞬間移動していた。
力いっぱい投げつけた知里の消火器は聡美の顔面に当たり、
『パリッ』っと、クールな印象を与えていた、聡美のお気に入りのボストンタイプの眼鏡を叩き割った。
聡美は狭いベランダの地面に倒れこんだ。
「聡美ぃ…?聡美なの??」
そこで初めて知里は、消火器を投げ込んだ人物を親友の野田聡美であることが分かった。
また、その声で聡美も相手が知里だという事を知った。
「っ知里!!!!!」
聡美は立ち上がりながら叫んだ。そして、千鳥足のように歩きながら右手にウージーを握り…
その瞬間、『パパパパッ』という音と共にウージーの銃口から火が飛び出た。
しかし、知里の姿はそこには無かった。知里が逃げた、という訳ではないのだが。
もう一度、フルオートでウージーを連射しながら、聡美は知里が居るはずのベランダに歩み寄った。
知里は唖然していた。聡美…何をしているの?
「あああああぁぁぁぁ・‥…...」
聡美が右足を踏み入れた所は、地面ではなかった。
眼鏡を割られた近眼の聡美にとって、その瞳は知里を北の山の山頂と認識したのだった。
もちろん、北の山の山頂を目掛けてウージーを暴発して歩いていった聡美は
自ら灯塔からダイビングしたのであった。
『グ…チャッ』と灯台の下からにぶい音がし、聡美の命の炎が消えた。
知里はただ、ベランダで涙を流しているだけであった。
(知里の消火器は灯台にあった物で、実際の支給武器は不明)
207 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/20 16:43
野田編を書いた人
>>1 のスレで詳細を知りたがっています
俺もだけど
織田敏憲は目を覚ました。随分経っていた。
「ぐ・・・」
起き上がると喉と腹に痛みが走る。と咳き込んだ。
少しの唾液と血が吐き出された。
杉村にやられたか――、でも俺は生きている。良かった。
分銅も手に握られている。これも幸運、唯一の武器が残されている。杉村も
爪の甘い男だったか。
織田は改めて思った。その考えは餓え――、喉の渇きのようだった。
銃・・・銃っ・・・銃!!!!
織田は銃を獲物に走り去っていった。
七原秋也達は仲間を求めたどり着くとそこには県立C高校が建ち聳えていた。
「典子さん、滝口、ここに入ろうか?」
典子さんは頷いたが滝口は・・・、
「解ってるだろ?ここには三村はいるかもしれないんだ。だけど仲間になれる
保証は無い。」
七原も当然解っていた。だから行くのだ。三村が仲間というのは絶対感の安堵に
繋がるのだ。
「行こう。」
正門を入ろうとすると地面に辿られた血を見つけた。誰の血だ?ここで誰かが争いをしたのか?
七原は長考する
「裏門へ行こう。きっとあるはずだ。ここで誰かが争いをしたんなら勝った方が
残っているかもしれない。そしてそれは三村かもしれない。」
裏門も当然あった。裏から入ると体育館の裏の小さな通り。一行は同意で
体育館に入る。!!血だ!さっきの血か?ここで争いをしたのか?なら
ここに入るのは危険か!?いや・・・三村を…探す!仲間になるんだ!俺には
どうしても三村が人を殺したとは思えない。何かの状況で仕方なく殺したのを
滝口が誤解したのかもしれないじゃないか!
ガラッ、あけると蛇が通ったような血がバスケットゴールの下から綴られている。
間違い無い。ここで争ったんだ。
「手分けして探そう。」
七原と中川はしたのフロアを両端から。滝口は2階から探すことにした。
210 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/20 17:23
【残り23人】
211 :
七原秋也達:02/08/20 17:28
七原は思った。不自然な血の跡だ。ゴールの下から綺麗に綴られその周りに
少しだけ血の水滴が落ちている。ここで傷を負って逃げたのか?
しかしその予想は少しだが覆る。滝口は少し響く声で七原に叫ぶ。
滝口は七原の上に位置する。
「七原っ、ここに血が結構広がってるよ!」
つまりそこで傷を負ったわけか。やっぱり俺は頭脳がねえや。そして七原と中川がちょうど
ステージ前まで調べた時、七原は滝口に振り返ると
「異常ないか?」
滝口は親指を力強く立てる。
ダァアアンッ!
一瞬のうちに銃弾の音という波は体育館内を襲った。七原の遠く前で
滝口の体が揺らぎ後頭部から鮮血が噴出すと。滝口は倒れた。まだ息があった。
しかし敵は七原と中川という獲物を逃さずためにとどめは刺さなかった。というより
十分だった。即死を確信しただろう。
「たッ、滝口ィッ!!」
七原の叫びに現実を理解し中川の目に涙が浮かび始める。七原は中川に向かい
走り出す。
「誰だ!?典子さんみたか?」
ブルブルと震える中川。しかし見てないのだろうと理解した。
くそッ。七原は中川の背後にあるスライドドアを開けようとするが鍵がかかっている。
開いた鍵は七原が入ってきた正面のドアだけだった。
212 :
七原秋也達:02/08/20 17:47
「典子さん!!走るぞ!!」
中川の手を強く引っ張る。中川は先導されるとやっと走り出した。
ぱらららららららっ
古びたタイプライター・・・、あの音だ!七原たちには初の音だが
私達には馴染みのあの恐怖の鎌。桐山和雄はイングラムM10サブマシンガン
を2階から狙撃しやすい位置に移動し放ったのである。
鳴り止まない音!いつあたってもおかしくない状況。長距離なのだけが幸いだ。
血が少しだけ噴出した。七原の首の後ろを一直線にかする様に皮を剥いだ。
皮が剥けただけで軽傷だ。問題なくノンストップ。その血は少し中川の額に当たると
「シュウヤクン!!」
「大丈夫だ!!いいから走るんだ!!」
そして桐山が柵道を走り途中柱の影を走り遮蔽物になるその瞬間だけ攻撃はやむのだ!
(今だ!!)
七原は腹に差し込んだ剃刀ブーメランを差し出し。そして投げた。昔の野球部で
ワイルドセブンと謳われた七原。内野で鍛えた瞬発力・そして命中率・精度ともに
抜群!
桐山は柱の遮蔽物を抜けると自分に放射状に描かれたブーメランが自分の顔に
延長線を辿ると理解した。
しかし桐山は天性・・・天性の中の天性といわれいわゆる天才。研鑽を重ねずとも
七原の運動能力の同等・・・、それ以上かは不明だが。
顔をものすごい勢いに横へ動かすとその横にブーメランはすり抜け、ブーメランは
さらに勢いから延長線を辿ると体育館のフロアに戻り地面に激突。皹が入り剃刀は
割れた。もう使えない。――いやそんな余裕さえもない
桐山の首の左がすこし刈られた。血は吹かず首を辿り肉体の岩へ滝たる血は
下へ流れる。
今が機――――!
七原たちは思いっきり走ると正面のドアに辿りついた。
213 :
七原秋也達:02/08/20 17:53
━━━━━━━━━━その時っっ!
七原・・・中川・そして桐山の目の前は真っ白になった。体育館内は真っ白いような
黄色い閃光に照らされ弾幕の裏まで鮮明に映し出された。窓からもその光は溢れた。
それは閃光弾・・・。人間の本能を逆撫でする爆弾。外傷を与えずとも攻撃を
一瞬に静止する威力、それは視力の強奪であった。
七原は目を開けると何も見えない。見えないが眼前は暗闇ではなく真っ白。
不思議な感覚。
そしてうっすらと視力が戻ると周りを見渡す。
!!
中川の姿が無い!しかし桐山は柵道に半立ちで蹲っている。
「典子さん!何処だ!」
とにかくここにはいない!状況が理解できないがとにかく出口を出た。
中川は視力が戻ると自分は意志と関係なく動いている。足も浮いているのに?
国信は中川典子を背負い走っていた
「国信クン!?国信クンね!どうしたの?・・・・・・・
秋也クンは!秋也君は!?」
この問いに顔を湿らせた。
「ねぇ・・・国信君!」
好きな女の子を目の前に問いを受け返答しないのは駄目だろう…。
「秋也は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
死んだ・・・。死んだんだ!!」
何を言っている?さっきまで私を先導してあんなに頑張っていたのに死んだ?
「え・・・?」
「俺が閃光弾を使った後、秋也も典子さんも助けようと思ったんだ。桐山に襲われてたんだろ?
だけど・・・俺が確認したら、秋也は・・・血を流して倒れてた・・・、凄い大量の
血を流して・・・、息もしてなかったんだ」
これは国信の性格から行くと壮大な演技だった。勿論七原は生きている。
愛の故国信は七原から中川を奪うため・・・、すべて計算事だった
「そんな・・・そんな・・・・・。」
国信は立ち止まると中川を降ろした。
中川は大粒の涙が零れ落ちた。これほどまでに愛してたのだ。国信は改めて
七原を嫉妬した。
「とにかくここは離れよう。桐山が追ってきたら危険だよ。」
中川は重い足取りで南へ向かった。
うふふふふ… なんだか知らないけどもう半分じゃない
既にもう二人殺したんだけど…
少し森に隠れるとするわ… 10人くらいになったら行動開始よ
こうして月岡は森の中へと消えて行った
七原秋也は焦燥していた。
典子の姿が見えない。呼びかけにも答えない。
なのにあの恐ろしいマシンガン使い――桐山の視力は刻一刻と回復されつつある!
もうブーメランも使い物にならない。ナイフでマシンガンと勝負になるか? ――ノー、サー。
だが典子を置いて逃げるなど秋也にはできなかった。いや、できないはずだった。
「な、七原」
――その小さなうめき声を聞かなければ。
「滝口!? 大丈夫なのか!」
「あ、あんまり大丈夫じゃないけど――」
駆け寄って見てみれば、滝口の傷は決して浅くはないが銃弾が食い込んではいない。
弾は滝口の後頭部の髪と皮膚と少しの肉をこそげ取ってすり抜けていったらしかった。
秋也に確認された瞬間、首の角度を変えたのが幸いしたのだろうか。
しかし唾をつけて治るような怪我でもない――手当てをしなければ。
そのためにはここを離れなければならない。秋也は決意した。
「滝口、走るぞ! せいいっぱいでいいから、走れ!」
最後まで典子のことを気にかけながらも、秋也と滝口は体育館から逃亡した。
秋也は滝口の傷口を消毒し、ガーゼを当て、包帯を巻いた。
応急処置の知識なんてないから、以前自分が怪我をして手当てされた時の記憶を辿りつつだったが――
とりあえず出血は押さえる事ができたようだった。
診療所ではない。滝口の提案で、二人は県立高校の保健室にやって来ていたのだった。
秋也はすぐにも桐山のいるこの高校を離れたかったが、
「桐山がここを探し当てるには時間がかかると思う。血を垂らさないように傷口は押さえてきたし、
この高校だってけっこう広い。灯台下暗し――ってね」
滝口の話し方は冷静で、助かりたい一心での根拠のない言い分ではないと秋也は感じた。
実際、手当てが終わるまで二人があのタイプライター音を聞くことはなかった。
秋也は滝口がただ内気なだけの人間ではないことを理解した。
「七原――これは言っておこうか迷ったんだけど」
秋也が包帯の裾の結びに四苦八苦していると、滝口が不意に口を開いた。
「俺、この先いつ死んでもおかしくないと思うからやっぱり教えておく。
中川をさらったのは、国信だ」
「なん、だって――?」
「かすかにだけど聞いたんだ。典子サン、って呼びかける声を――
中川のことそう呼ぶやつは七原と国信しか心当たりがない」
まだ生きてる中ではだけど、と滝口は付け足さなければならなかった――
それは例えばいつも明るく人なつっこかった瀬戸豊とかを思い出させて、滝口の気分を重くさせた。
「嘘だ、ノブがそんな、なんでノブが!」
必死に否定しながらも、秋也は慶時が典子のことを想っていたのを知っていたし
滝口がこんな場面で嘘をつくような人間ではないということも知っていた。
「――ちくしょう」
丸椅子の上で秋也はうなだれた。
慶時は典子に危害を加えたりはしない、と信じられることがせめてもの救いだった。
「ノブも、三村も、なんでこんなことするんだよ――」
秋也は親友の行動についていけないようだった。無理もない。
三村が元渕を殺したことも、国信が典子のことをさらったことも、証言者は滝口なのだが
滝口が嘘をついていると疑わないあたりが秋也のお人好しなところであり、賢明なところだった。
「みんなこのゲームに乗せられてるんだ」
肩を落とす秋也に滝口が言う。
「殺し合いをさせられてる中で、せめて自分の大切な人だけは守りたい。
きっと国信はそう思って中川を連れていったんじゃないかな」
滝口は内心、秋也に対する嫉妬も少なからずあったのではないかと思っている。
ネアカな秋也に自覚はないだろうが、国信が秋也を羨む気持ちは滝口にはよくわかるような気がした――
だが言わなかった。これ以上秋也を追いつめないように、美化して滝口は言った。
「三村は――少し桐山に似たところがあるんじゃないかと思う」
つい先刻まで自分たちを殺そうとしていた相手と親友を同列に並べられて、秋也は文句を言おうとしたが
「俺は三村のこと、よくは知らないけどさ。いつも冷静なやつだって思ってた。
あいつが、その――何人もの女の子と付き合ってるって噂も聞いてた。
三村は、醒めてるんじゃないかな。桐山と同じに」
そう滝口が続けるのを聞くと、反論するのをやめた。
「それでも瀬戸が生きてれば、あんなことはしなかったと思う」
秋也ははっとした。そうだ、三村と一番親しかった瀬戸はもう――
「国信と違って、三村にはもう守る相手がいないんだ」
それが三村を冷徹に変えてしまった理由なのだろうか。
秋也は滝口の分析に感心し――また、国信と三村のことを思って胸を痛めた。
保健室の薬品や包帯一式をデイパックに詰めると、滝口は立ち上がった。
「そろそろ行こう。桐山は頭がいい、さすがに気付かれる頃だ」
秋也は物音を立てないように保健室の窓を開けた。ここから直接校庭に出るのだ。
「中川を、それに信用できそうなやつを探さなきゃ」
あれだけ現実的な判断をしておいてなお他人を信じようとしている滝口に、秋也は少し呆れ――
そして頼もしいと思った。
千里はおそるおそるベランダの下をのぞいてみた。
案の定その下には頭がすいか割り状態の聡美が地面に伏していた。
まともに頭から落ちたようだ、完全に即死。
あああああ!聡美!聡美!ごめん!許して!こんなことになるなんて、
ああああ!
千里は野田聡美とこの灯台まで同じ道程でたどり着いたのだ、十数分
野田が先に灯台に来たわけだが外を調べていたわずかな時間、千里が
階段を上りあの北の山を見渡せる灯室に忍び込んだのだった。気も小
さく、恐怖感でいっぱいの千里は人の気配やあたりをうかがう余裕は
持ち合わせておらず思いつくまま行動したまでだった。もしもう少し
慎重さがあれば聡美と2人で居られたかもしれない。千里は友人を信
じていた、そして今でも。
・・そうか?我々(読者)にしてみれば、いやいや逆にやられてたろ
とツッコミを入れたくなる。神経質なのはお互い様でも頭脳や行動力
で優る野田がやる気だったら千里が蜂の巣だったろう。事実千里に向
けて撃ったつもりだったではないか。
下に人の気配を感じたときうっかり千里はそばにあった消火器を倒した、
カンカンカン・・・・誰か来る!もうだめかもしれない!
何で友だちかもって考えなかったのだろう、まさか聡美だとは、なんて
ことを・・・
聡美!ごめん、ごめんね!
幸絵、有香、あたし聡美を殺しちゃった・・・・
千里は野田が転落したのも自分のせいだと感じている。
ベランダにはレンズが割れ、への字に曲がったフレームのボストン眼鏡だ
けが残されていた。
220 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/20 22:49
あの〜 松井の名前
千里じゃなくって知里が正しいんですけど。
221 :
本部(坂持代行):02/08/21 01:35
【死亡者リスト】
男子
1番 赤松義生 8番 倉本洋二 9番 黒長博 10番 笹川竜平 12番 瀬戸豊
16番 新井田和志 20番 元渕恭一 21番 山本和彦
……以上8名
女子
1番 稲田瑞穂 3番 江藤恵 4番 小川さくら 6番 北野雪子 7番 日下友美子 12番 谷沢はるか
10番 清水比呂乃 13番 天堂真弓 17番野田聡美 18番 藤吉文世 21番 矢作好美
……以上11名
【生存者リスト】
飯島敬太 大木立道 織田敏憲 川田章吾 桐山和雄 国信慶時
杉村弘樹 滝口優一郎 月岡彰 七原秋也 沼井充 旗上忠勝
三村信史
・・・以上13名
内海幸枝 金井泉 琴弾加代子 榊祐子 相馬光子 千草貴子 中川典子
中川有香 松井知里 南佳織
・・・以上10名
【残り23名】
うるせーな、何これ?
223 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/21 03:30
,;i|||||||||||||||||||||||||||||||ii;、 _/
/||||||||||||||||||||||||||||||||||||||ii;、 \
/ ̄ ̄\||||||||||||||||||||||||||||||||||||ii;゙ヽ, /
'" ̄ヽ ヽ!!|||||||||||||||| ||||||||||!!"ヘ < ロマンティックageるよ
ヽ ゙!!!|||||||||||| |||||||!! iヽ── /
|||l ゙゙ヽ、ll,,‐''''"" | ヽ|||||||||ロマンティックageるよ
|||l ____ ゙l __ \|||||||||
||!' /ヽ、 o゙>┴<"o /\ |'" ̄| ホントの勇気 見せてくれたら
\ / |ミミヽ──‐'"ノ≡- ゙'──''彡| |、 | |
 ̄| |ミミミ/" ̄ 、,,/|l ̄"'''ヽ彡|| |、/ / ロマンティックageるよ
ヽ、l| |ミミミ| |、────フヽ |彡l| |/ /_
\/|l |ミミミ| \_/ ̄ ̄フ_/ |彡|l/  ̄/ ロマンティックageるよ
\ ノ l|ミミミ| \二二、_/ |彡| フ
 ̄\ l|ミミミ|  ̄ ̄ ̄ |メ/ \トキメク胸に キラキラ光った
| \ ヽ\ミヽ  ̄ ̄"' |/ /
/ \ヽ、ヾ''''ヽ、_____// /_夢をageるよ
/ ヽ ゙ヽ─、──────'/|  ̄/
. / ゙\ \ / / \__
───'''" ̄ ̄ ゙゙̄ヽ、__,,/,-'''" ̄ ゙''─
放送を聞いた川田章吾は予定を変更しなければならなかった。
身を隠し、色々な物資を集めようと思っていた場所――農協が禁止エリアになると知ったからだ。
「仕方ない。目的地を診療所に変える」
「でも――危なくないかしら? 近くに集落や港があるからみんな集まってきそう」
「この島に100パーセント安全な場所なんてないさ」
泉の言葉に川田が皮肉っぽく笑った、その時――
糸に結わえた分銅を振り回しながら背の低い影が突進してきた。
「織田君!?」
泉が叫ぶのと川田がレミントンM31RSを構えるのはほぼ同時だった。
「止まれ――さもなければ撃つ」
早口で最終勧告をまくしたてる。
織田は目をぎらぎらさせて川田のレミントンを見た。――銃だ! それも特大の!
お世辞にも長いとは言えない織田の足は回転を止めようとはしなかった。
川田は眉をしかめて引き金を引く。
何かが弾けるような音がして、散弾が織田の胴体に食らいついた。
小柄な身体は後ろに飛び、織田が提げていたデイパックは空中に投げ出され、弧を描いて地面に落ちた。
「一応言い訳させてもらうと――今のは正当防衛だぞ。おねえちゃん」
不機嫌そうにレミントンを肩に掛けながら川田が言う。
確かにそうだ、川田は織田を止めようとした。
それにもし川田が撃たなかったら、泉の武器――スタンガンでは織田の分銅に為す術もなく殺されていただろう。
――でもやっぱり、クラスメイトを殺すなんてしっくりこない。何かが酷く狂ってしまっている、と泉は思った。
川田は織田の死体に背を向け、投げ捨てられたデイパックを物色し始めた。
泉は倒れ伏す同級生をしばらく眺めていたが、やがて川田の隣に屈み込んだ。
何にせよ、いま泉の味方はこの川田だけなのだ。
「ね、川田く――」
気まずい空気を断ち切ろうと、泉が話しかけた瞬間。
川田がその頭を引き倒した。
自分の頭上をひゅん、と風切り音が通過するのを泉は聞いた。
背後に忍び寄った何者かが自分と川田の頭を狙って攻撃してきたのだ、と理解するまでにかなりの時間がかかった。
一方、川田の反応は迅速だった。
咄嗟に身を低くして(ついでに泉も伏せさせて)分銅をかわすと、
次の瞬間には身体を反転させながらズボンに突っ込んでいた拳銃
――山本から奪ったコルト357マグナムリボルバーだ――を引き抜き、西部劇の早撃ちよろしく引き金を引いていた。
弾は胸の辺りに命中し、襲撃者――織田は、うっと呻いて仰向けに倒れた。
再びピクリとも動かなくなった織田を、川田は冷ややかに見下ろした。
「――おねえちゃん、貸してくれないか」
泉は慌ててスタンガンを渡す。
川田はゆっくりと織田に近付くと、素肌が露出している足首の部分にそれを押し当てた。
小さな悲鳴と共にびくんと織田の身体がけいれんし、ぐったりと脱力する。
泉はいつか参考書で読んだカエルの筋肉に電流を流す反射の実験を思い出した。
「死んだふりって作戦は悪くなかったが、演技力がないな。
あんなに大袈裟にデイパックを投げ捨てたんじゃ、あれが囮だってことはすぐにわかる。
それに、こんな手を同じ相手に二度も使うあたり――賢くない」
「死んだふり――?」
川田は織田の上着を乱暴に左右に開いて見せる。
泉は目を覆う。散弾銃の直撃を受けた無惨な傷跡を見たくはなかったのだ。
しかし、織田の学生服の下から現れたのは血塗れの胴体ではなく、奇妙な質感のベストだった。
「防弾チョッキだ」
泉はその名前くらいしか聞いたことがなかった。いや、存在を知っていたというだけでもましな方だろうか。
「こいつはわざと撃たれて死んだふりをして、俺たちが油断したところを不意打ちしようとしたんだ。
もっとも今は電気ショックで身体が麻痺してるが」
「川田君は――織田君が死んでないってわかってたの?」
「以前のプログラムでもこれが支給されたやつがいたんでな」
呆然とする泉を尻目に、川田はコルト357マグナムを織田の喉元に押し当てた。
「それじゃあ、さよならだ。織田」
「ま――待って!」
一も二もなく泉が叫んだ。
「殺すの!?」
川田は銃はそのままで首を巡らせると、大きなため息をひとつついてから口を開いた。
「いいか、おねえちゃん。こいつは俺たちを本気で殺そうとした。ごていねいにだまし討ちまで織り交ぜて、だ。
計画的だ――恐怖で錯乱して襲ってきたわけじゃない。こいつは冷静に、確実に、このゲームに乗ったんだ。
今殺しておかなければ、こいつは必ずまた誰かを襲う。
あるいはスタンガンのダメージから回復する前に他のやつに見つかって、殺されるかもしれないが――
それなら今ここで殺しても結果としては同じだ」
冷徹な言葉を聞いて、織田の目が見開かれた――ように泉には見えた。
「とにかく――こいつは殺すか、殺されるかするやつだ」
「武器を取り上げるだけでいいじゃない。何も殺さなくても」
「その辺りの木から折り取った枝、道端で拾ったちょっと大きな石でだって人は殺せる」
「でも、だけど」
川田は泉と織田の顔を見比べてから、重々しく言った。
「おねえちゃんはこいつを生かしたいわけじゃない。
ただ――殺したくないだけなんだろう」
泉は押し黙った。
「気にすることはない。殺すのは俺だ。金井の手は、汚れない」
「そんなわけにいかない! だって、スタンガンを渡したのは私――」
「外科医に言われてメスを渡した看護婦のようなものさ。手術の責任は執刀医の俺にある」
いや、この場合は執行人かな――川田は面白くもないジョークを飛ばし、苦々しく笑った。
その引きつった笑顔が消えた時、辺りに銃声が響いた。
泉の目からはまた涙が流れていた。
目の前の殺人を止められなかったこと、中途半端な正義感を振りかざしていた自分、無力感――
織田の死体から引き剥がした防弾チョッキは泉のサイズに合っていなかったし、ごわごわして着心地が悪かった。
それでも川田の口元から流れてくる煙は懐かしい匂いがした。
227 :
無料オンラインネットゲーム:02/08/21 09:33
228 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/21 13:36
【残り22人】
229 :
2チャンねるで超有名サイト:02/08/21 13:38
230 :
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231 :
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232 :
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233 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/21 16:27
ゴルァッ!
ここは宣伝板じゃねえぞ!
内海幸枝は南山頂の樹木に寄りかかり座っていた。
不安だ。聡美とも別れちゃったし・・・、仲間が欲しいよぉ…。
まだ坂持の放送はなく幸枝の死を知らない。
とにかくココにいても始まらない!そうよ!私は委員長よ。皆の信用もあるでしょ?
皆を今まで必死にまとめてきたじゃない!その片方は死んでしまったわけだが、
幸枝は山頂を下ると洞窟を発見した。
なんだろう?でも何か嫌な感じもあるし明かりも当たってないし危険だわ
でももしかしたら仲間が怯えて探しているかもしれないじゃない!このゲームで
場所を避けてたらとても仲間なんか出来ないわ。
幸枝は進んだ。懐中電灯を灯し洞窟に頼りない明かりが加わる。
ピチャッ
え?水溜りでもあるのだろうか?雨が降ってもここなら中々乾かないだろうし
不思議じゃないわ。でも何か嫌な臭いが鼻を突くわ。
!!
誰!?誰かの背中があった。洞窟に馴染む黒い服・・・、男子だ!
顔を灯すと、内海は腰を下ろした。右目が抉れ紫に色のような黒いように
変色した肌・・・そして血だ…。
「やっ、山本クン!!」
しかし駆け寄るのは怖い。この顔は無残すぎ、しかもこの暗闇。身体が振るえ腕も振るえ
明かりの線があちこちに揺れる。
足だ!!細くて白い綺麗な素足。まさか・・・まさか・・・・。
「さくらぁっ!!!」
山本も小川も・・・・顔に大きな空洞が製作され顔が破壊されたプラモデル…。
付き合っていたこのカップルが2人して死んでいる。
自殺?
いや!!この死体から察するにありえない。
ガッガッガッガッ・・・・
「!!・・・?」
誰か来た!!誰かこっちに向かってくる!危険だ!殺される!この銃で迎え撃つか!?
いや無理だ!どうする?どうする?どうする!?
咄嗟に取った苦肉の策。
大木立道は洞窟内の反対側から出てきた。
手にはナタと銃が握られている。ナタには血がベットリとついていた。
内海を殺したのだろうか?真新しい血がナタから滴っていた。
大木はまた北へ向かい樹海へと消えていった。それは生き生きと張り切っている
ように見えた。野に放たれた獣はつぎなる獲物を荒喰るう。
洞窟内10分前━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
内海の取った苦肉の策は――――?
内海は恐怖に打ち震えながらも身体が、本能が内海を救助しようと脳から電波が発せられた。
(山本君――、さくら!ごめん!)
山本の身体を横から持ち上げを下へ入れる。そして小川を持ち上げると(具体的には
横へいったん転がしたと解釈したほうが良いだろう)頭を小川の死体の下へと
いれた。死体に下敷きとなり目隠しを敢行。これが精一杯だった。
大木は片手に銃を、もう一方に懐中電灯を照らすと転がる死体。山本和彦を
発見した。狂乱している大木は人間を見ればそれが攻撃に直通する。
ガァアンガァアン!!!
洞窟内に銃声が響いた。それは山本の死体の脇腹を貫いた。貫通せず山元の死体に
止められた様だ。さらに小川の死体を発見すると銃をしまいナタを振りかざすと
小川の腰にザクッとめり込んだ。
血は噴き出さなかった。血は下へ沈み少なかった。ナタを取ると血が夥しく
付き滴った。
(ヒィィィィィッ!もう駄目!)
しかしほぼ完全に重なった死体に内海は確認されなかった。――いや、明るければ
死んでいただろう。洞窟内というのだけが幸いだった。大木は山本の身体を、
そして小川を、そして上越しに内海の身体を踏み込んで去っていった。
踏まれたときウッと声が出そうになった。涙が血に混じり血にセーラー服は
朱に染まった。
10分動かなかった。ようやく安全を確認。内海は助かった。
ガタガタ震えた身体はそこらのバイブレーションに上回りリアルさを演出していた。
大きく大きくため息を吐くと、自分は失禁していることに気がついた。
最初は血に湿っただけだろうと理解したが。奥から濡れているのが感覚で
確認できた。
この恐怖にそれをあざ笑い否定する者はいないだろう。
はぁあい♪皆元気にしてるか〜?坂持金発でぇ〜す
じゃあまず死んだお友達を発表しちゃうぞ〜♪
○野田聡美(女子17番)
○織田敏憲(男子4番)
の二人だな♪
じゃあ禁止エリア発表するぞ〜
23:00〜D・4
01:00〜J・3
の2つだぞぉ♥
※今までの
D・9 H・1 J・2 C・3 H・6
239 :
七原秋也達:02/08/21 21:16
七原秋也と滝口優一郎は灯台前の樹海にいた。
「七原、この先には灯台がある。行ってみようよ。誰かいる可能性は
高いかもしれない。」
その言葉には説得力があり仲間への渇きはそれを灯台へと足が導いていく感じだった。
樹海を抜けると荒野が広がる・・・。人の気配もない。
灯台は少し遠くに見える。しかしここは見渡しも良く銃を持った敵に狙われたら危ない。
――とにかく灯台へ向かう。足をゆっくり周りを見渡しながら進める。
灯台までわずかな登り道。逆のすり鉢状な地形になり野田の姿は直前まで確認できない。
七原と滝口は直前まで気づかないのが不思議だった。そこにはトマトを潰したような
頭部にボストンの歪んだ眼鏡の破片が転がる野田聡美の死体が転がっていた。
「の・・・・・野田さん!!!野田さんッッ!!」
七原は涙を浮かべ膝を落とす。またも仲間に近い存在が失われた。皆信用が薄れていく。
滝口は終始見下し歯を食いしばった。何も言わないが悔しいのだ。そして二人は
恐怖に震えた。七原は死体を見るのが初めてであり衝撃は大きかった。
240 :
七原秋也達:02/08/21 21:30
滝口は野田の右手に握られるウージー9ミリサブマシンガンを発見した。
そして静かに野田の右手をほぐしウージー9ミリサブマシンガンを手に取った。
「七原・・・、これ・・・。」
銃を差し出される七原は少しの怒りを覚える。
滝口、今ここに死体が転がっているんだぞ?なぜ何も言わず銃を取る?
しかし賢明な判断だった。それを口には出さず押し殺した。
「これはお前が持っていた方が良いよ。俺は鈍いし怪我もしてるから…」
「あ・・・・ああ。」
しかし思わぬ報酬。こんな簡単に銃を手に入れられるとは、そして少し離れたところに
転がるバッグ。滝口はバッグを弄ると予備弾を取り出し七原へ謙譲した。
「行こう七原、気持ちは解るけど今は仲間を探すんだよ。」
灯台のふもとにたどり着いたときだった。
ダァアアン!!
銃声が響いた。自分より高い位置。灯台からだ!!
と銃声が鳴り止んだ直後灯台のドアがガチャっと空くと男子生徒が鉄の階段を
激しく音を立て降りてきた。
「だっ、誰だ・・・・!?」
姿が近づくにつれ、それは歓喜へと変わった。
「み・・・三村だ!三村ァッ!!」
その声はまだ耳には届いてはいなかったがそれは紛れもなく三村信史だった。
誰だ!?2人組みだ・・・。
シュ・・・・秋也!!秋也!!何でこんな時に!!
秋也は笑って三村を待っている。しかし三村には最悪のタイミング。
階段を降り終わると七原は自分に向かい走ってきた。しかし三村の意図は全く違う。
「三村ぁッ!!」
滝口の顔は曇る。人を殺したんだ。信用できるものか!!しかし信用したい。
正義の3銃士なのだからッ・・・でも・・・。
そして駆ける三村、待つ七原。二人は交わりそしてすれ違った。
その時の三村は冷や汗を流し七原と顔をあわせず苦悶の表情だった。
後悔のような・・・、複雑な表情をして樹海のほうへと走る。
「お・・・、おい三村!!俺だよ七原だ!解らないのか!!?三村ァッ!」
声に感応せず三村は背を向け走っていった。その意外すぎる行動に七原の思考は
追行もせずただただ立ち尽くした。
そしてしばらくの沈黙が流れると――――
「三村待ってくれっ!」
七原は急いで置いてあるバッグを担いで追いかけようとした。
「待てッ、待ってくれ七原!!」
「何だ!?待ってなんかいられないだろ!?三村が・・・ッ」少々興奮気味だった。
無理もないが・・・。
「待ってくれよ!今追っちゃまずいよ!あいつは人を殺してるんだ!七原が
全力で三村を追ったって俺はついていけないし・・・、三村と対1になって
三村がお前を撃とうとしたらどうするんだ?七原は三村を撃てないだろ?
でも三村はゲームに乗ってるかも知れないじゃないか?そしたら七原は・・・ッ」
その言葉にようやく冷静を取り戻す。しかし焦る。何回も三村が走り去った
樹海の方角を振り向く。
「さっき銃声が聞こえただろ?信じたくはないけど・・・、三村はあの上で
誰かを撃ったんじゃ・・・?」
「馬鹿を言うな!!そんな事三村がするかぁ!そんな・・・」
「行って見れば解るよ・・・。」
七原の腕を引っ張ると滝口と七原は灯台の上へ向かった。
しかし七原は千歳一隅の好機!逃した!しかし何だったんだ三村?
どうしたと言うんだ?
242 :
七原秋也達:02/08/21 21:50
三村を追う意味でも急いで七原は鉄の階段を上った。
そして禁断とも言うべき・・・開けたくはないが真実を知るために・・・!
重くドアをギィッと開けた。
そこには松井知里が壁に寄りかかり倒れセーラー服に血が染まっていた。
目が半開き・・・、まだ息もあった。
「松井さん!松井さん!!しっかりしてくれ!」
その声に半開きの目が少し開く。そして顔を重苦しく上げると七原をみつめた。
「何だ・・・?何があったんだ!?」
重苦しく松井は口を開き真実を語り始めた。
「早く人減らないかしら…」
ハァハァ写真でハァハァしながらタバコをなめて月岡はただ待っていた
「・・・もーう待つのはいや!! たいくつよ!!
でももう半分くらいいってそうね そろそろあたしがまた行動しようかしら」
月岡はその場をゆっくりと立ち上がった
「…プッ そろそろいくわよ」
こうして月岡は森の中をあとにどこかへ行こう━━━としたが…
「せっかくだし、森も燃やしちゃいましょうか♥」
月岡はそういうとタバコに火をつけ森を燃やし、その場を去っていった
ぐるるるRRRRRR,きゅうう〜〜〜〜〜〜
あ〜またおなかすいてきたわぁ〜。あんなんじゃ
足りないぃ、なんかないかしらぁ〜〜〜
245 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/22 08:59
>月岡
残り10人じゃまだまだかかるわよ
中川(有)、人食いきぼんぬ。
相馬光子はC・7=展望台にいた。右くるぶしに受けた痛みは今も相馬を襲う。
銃弾はくるぶしの骨にとまって未だめり込んでいる。相馬は血に尾行されている。
血の跡を辿れば誰でも相馬に遭遇できる。
相馬は人が来てもばれないように展望台の柵の外――、芝に腰掛けた。
「く・・・。比呂乃の奴、仲間なんだからアタシを助けなさいよっ、」
しかし意図は外れる。清水は最初は相馬とつるみ今までにない刺激を受け
親しむようになったが、次第に相馬の恐ろしさと同時に表現できない胸の中での
拒否――、相馬への嫉妬?良くはわからないがとにかく相馬の存在への男の目線、
清水は中学3年の頃には快感と同時にただの金づるだった。
こいつと親しんでいれば男と遊べて金も入る。こんなおいしい奴はいない。
しかし深層は嫌いだった。できれば最後は殺したかった。無念半ば。
相馬は清水が一番信頼できる友であったわけだが。
と痛みの中思考を働かせる最中だった――.
カツッ、いつの間にか誰かいる!
「くそッ、いてぇ・・・。」
この声は沼井充だ!ドッと音がすると沼井は相馬の背後に壁越しに腰掛けた。
(沼井は銃を持っているのかしら?)
相馬に握られる鎌、そして沼井にはワルサーPPK9ミリが握られる。予備弾もばっちり装填。
しかし両者痛手を負っている。
相馬は右くるぶしに銃弾を受け、沼井は右肩に銃弾が、そして右人差し指がもげているのだ。
カチッ、と音がした。それは相馬には希望の響き。
それは銃の撃鉄を起こした音だと解したからだ。相馬は決断。銃があれば…。
鎌の柄を両手で握ると背後から鎌で襲うことにした。得意の色気作戦の余裕もない。
相馬は素早く立ち上がり振り向くと柵の上から鎌を振り下ろした!
カッ!
?これは人に食い込む音なのか?なにか硬いものに食い込んだのだ。
それもこれもそこに沼井はいない。またも沼井は運に助けられた。まったくの
ラッキーボーイである。沼井は銃弾の傷に水に渇き少し離れたバッグに身体を起こし
前へ乗り出しバッグを弄っていたのだ。その時鎌は振り下ろされた。
沼井はこの音に当然振り向くと相馬の顔と鎌が覗いていた。
「そっ、相馬!」
「沼井君!待って、違うのよワタシ・・・「うるせぇ!!」
その叫びと共にワルサーPPK9ミリを両手で握り左の人差し指で引き金を引いた。
銃声が響く。――が咄嗟に屈むと相馬は柵の奥へ姿が消えた。
(どうしよう?やばいわっっ――――あっ・・・!)
相馬は身体が崩れた。展望台は山の山頂に位置する。そこから急激な坂に
相馬は体勢を崩し下へ転がっていった。沼井は柵から見ると転がっていく相馬の姿が
あった。
逃がすものか!
沼井は銃口を転がる相馬へ向けると引き金を2発、3発!
相馬に一直線に向かう弾道。
そして1発が相馬のくるぶしの怪我している足の裏から甲にかけて銃弾が
貫いた。
「ああ!」
沼井の位置からも少量だが血が飛ぶのが確認できた。よし当たった。この傷で
深追いは危険だ。当たったし死んだかもしれない。
沼井は見送るとその場から立ち去った。くそ、せっかくここまで来たのに!
相馬との遭遇に苦虫を噛み潰した顔を浮かべた。
相馬は転がった。また転がった。すると途中の木に頭部が激突。あまりの衝撃に
相馬は意識を失い木に懸かっていた。
249 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/22 23:09
いろいろと困惑しているぞ
沼井は銃を失くした
それに沼井は治療のために診療所へ向かった。
でもややこしくなるから・・・どうしよう?
250 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/22 23:15
あと何人?
251 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/22 23:22
252 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/22 23:24
>>249 ややこしいからあったって事で続けようぜ。
じゃあ沼井は診療所に行くのに迷って発見した展望台で休んだと
銃は・・・・・・どうしよう?
253 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/22 23:28
こういう争いでペースが早い分レスを埋めようとか考えてる自分
(・∀・;)エヘヘ...
254 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/22 23:41
>>252 銃どうしようか?
じゃあ失くさなかったって事で
255 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/23 01:47
>254
いや、ワルサーPPKはいま大木が持ってるんだよ。織田とかに向けて撃ってる。
沼井の拳銃をワルサーからコルトハイウェイパトロールマンに脳内変換すればいいんじゃない?
256 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/23 08:40
257 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/23 12:03
>>255 俺もそう思う。
南はもともと持ってるそうしよう
258 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/23 12:05
というか
>>1の貼ってあるスレまだ残りあるのに
消されちまったぞ
誰か新しいの建てれば?
259 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/23 12:26
260 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/23 12:30
これまでの参考資料をまとめました
・参考支給武器一覧
>>7=
>>36-37 ・生徒分校出発順番
>>16 ・地域情報
>>202 今までの禁止エリア23:00〜D・4
01:00〜J・3
D・9 H・1 J・2 C・3 H・6 D・4 J・3
生存者経緯
男子
2番:飯島敬太 現在樹海を仲間を求め奔走。
3番:大木立道 現在樹海に逗留。北へ向かっている。沼井からワルサーPPK9ミリを奪う。
5番:川田章吾 金井泉と合流後、織田を殺害し北の展望台方面へ移動中。
6番:桐山和雄 現在も県立C高校に逗留。
7番:国信慶時 中川典子を救出(奪回?)。現在I・6の丘に逗留。
11番:杉村弘樹 織田と対戦後北西へ樹海を奔走。
13番:滝口優一郎 七原秋也と県立C高校を逃走後、灯台で三村と交錯後、中で松井知里を発見。
14番:月岡彰 北東の一本の樹木を燃やし南西へ樹海を奔走。
15番:七原秋也 滝口優一郎と同様。
17番:沼井充 大木に銃を奪われ大木と南に負傷。展望台で相馬と対戦後、現在診療所へ移動中。
18番旗上忠勝 現在F・6のブロック塀の家に逗留。
19番:三村信史 七原と交錯後西の樹海を移動中。
女子
2番:内海幸枝 H・3の洞窟で山本と小川の死体を発見後、大木と対戦。逃げ切り現在も逗留。
5番:金井泉 川田と同様。
8番:琴弾加代子 G・6の分校隣の丘に逗留。
9番:榊祐子 現在E・8のミカン畑周辺を移動中。
11番:相馬光子 展望台で沼井と対戦後足を負傷。転落により現在昏倒。
13番:千草貴子 現在C・4の小さな神社で小休息。
15番:中川典子 国信と同様。
16番:中川有香 黒長を殺害後。空腹に獲物を捜し樹海を移動中。
19番:松井知里 三村(?)に腹を負傷。灯台で七原&滝口と遭遇。
20番:南佳織 相馬…沼井と対戦後、展望台周辺に逗留。
現在の生徒持参武器
男子
2番:飯島敬太 文化包丁
3番:大木立道 ナタ・ワルサーPPK9ミリ
5番:川田章吾 レミントンM31RS(ショットガン)・花火(砲台付き)
6番:桐山和雄 イングラムM10サブマシンガン・ボウガン・コルトガバメント45口径
7番:国信慶時 閃光弾×1
11番:杉村弘樹 簡易レーダー・レッキ棒
13番:滝口優一郎 無し。
14番:月岡彰 ハイスタンダード22口径2連発デリンジャー
15番:七原秋也 軍用ナイフ・ウージー9ミリサブマシンガン
17番:沼井充 コルト・ハイウェイパトロールマン38口径
18番旗上忠勝 スミスアンドウエソンM19・357マグナム
19番:三村信史 ベレッタM92F・スミスアンドウエソンチーフスペシャル38口径
女子
2番:内海幸枝 ブローニングハイパワー9ミリ
5番:金井泉 スタンガン・防弾チョッキ
8番:琴弾加代子 スミスアンドウエソンM59オート
9番:榊祐子 特殊警棒と毒薬
11番:相馬光子 無し。(鎌は展望台)
13番:千草貴子 アイスピック
15番:中川典子 無し。
16番:中川有香 CZ・M75・ライフル銃。
19番:松井知里 未だ不明。
20番:南佳織 シグ・ザウエルP230・9ミリショート
264 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/23 23:26
乙〜
旗上は樹海を抜けF6にある家に身を潜めていた。銃器を持って
いるしブロック塀もあって多少安全だと判断したからだ。幸い付近
には誰も居ない。
うううう・・・・眠っちまってたか、呑気なもんだぜ俺も。
野球部旗上も疲労には勝てず30分ほどうつらうつらしていた。
滝口はどうしてるんだろ、あいつだってこんな状況じゃ俺を信用
しないかもな、俺も正直自信ない。だって助かるのは一人、たっ
た一人なんだ。くそ、何のために頑張ってきたんだ、もう甲子園
どころじゃないぜ。俺は、俺は・・・このままこんなくされゲーム
で死ぬのか・・・ううううう・・・・。
やはりゴツイイメージのある旗上も中学生だ、涙があふれニキビだ
らけの頬を伝い畳に落ちた。
ふとここに来る前に見た清水や野田の姿が彼の頭に浮かんできた。
女子も同じ条件なんだよな、女子にはこんな銃も使えないだろうし
全く赤子状態だよな、お気の毒、ヘン!
旗上は奥手で女子と接するのが苦手だった、もちろん興味は
津々だが。モテモテの三村をいつも羨ましく思っており、
三村がC組の美人委員長と寝たという噂を聞いて所詮、自分
にはムリな芸当とあきらめ、さらに野球にうち込む結果となっ
たのだ。それでも旗上に黄色い声援を送るコはいなかった。
ちくしょう、三村だけが男でもないだろがぁ!!
・・・・あぁ女子と話がしたかった、デートもしたかった、
・・キスしたかった・・・あれも・・・したかった。
はっ! で、できるかもしれないじゃんか!
どうせ、俺たち死ぬんだよな。ははははは!!!
旗上は最後の生き甲斐を見つけたようだ。
ミカン畑の北東が禁止エリアになった。祐子は禁止エリアから
遠ざかるため南へ移動している。数時間前、杉村と会って以来全
く人影を見ない。ただ銃撃や爆発物の音は祐子の耳にも届いてい
た。恐ろしい音が轟くたび今にも自分に弾丸が、手榴弾が飛んで
くるのでは・・・・祐子は気が気でなかった。祐子には親友と呼
べる友人はいなかった、嫌われているわけでもなく、浮いてるわ
けでもなく、目立たないだけだ。たまに同じくおとなしい江藤恵
とテレビや芸能人の話をする程度、警棒など使えるわけもなかっ
た。
恵・・・もういないのね、あたしももうダメだわ、こんなの耐えら
れない!
おそるおそる南下していくと右手に邸宅が見えた。周りはブロック
塀で囲われ隠れるにはもってこいだ。祐子は近くに人がいないか用
心しながら家のほうに向かった。
もう周り木ばっかで見通し悪いわぁ〜、おなかすいたよぉ〜
もう歩けなぁい!
有香は自分の体重を恨んだ、どうにもならないことだが。
さらに思考能力も落ちて木の切株がバームクーヘンに、
空の雲がシュークリームに見える。有香はあまりに空腹で
ゲーム中であることも忘れてかけている。
今、彼女の前に死体があればどうであろう、いやこれでは
ホラー小説になる。いやそれも悪くない?
森の中に食べ物はない、有香もやっとそれに気づきF6に近
づきつつあった彼女の目にブロック塀で囲われた家が目に入
った。
ごめんください・・・・うっかり声を出しそうになるのを
祐子はすんでのところで止めた。だが玄関は閉まっており
祐子は塀に隠れるように縁側に移動した。しかし窓はすべ
て鍵がかかっており割らない限り侵入は不可能だった。そ
れにカーテンが引いてあって中も良く見えない。
祐子は武器の警棒で割って入ろうかと思ったがためらった
中に誰かいるのかもしれない。しばらくどうするか考えて
いたがやはり割る勇気が出ない。かといってここを離れて
他を捜す気力もない。祐子は尻餅をつき頭を縁側にもたれ
かけた状態で力が抜けてしまった。祐子の大き目の瞳に涙
があふれた。
おはようございます、坂持先生お目覚めでしょうか?
はぁ〜あ良く寝たなぁ♪
皆ァ〜今回は死者も禁止エリアも無いからなぁ♥
じゃあ先生はもちっと寝るぞぉ〜・・・
ンッガガ
相馬光子は目を覚ました。木に引っかかったまま昏倒していたが
約3時間は意識を失っていた。起き上がると貧血のように眼前がクラクラする。
それに頭部を激しくぶつけたので鈍い痛みが残っている。それに右足に新たな
傷を受け移動を奪われる。
そしてその痛みを増す光景が眼前に広がっていた。
自分の約5メートル先は暗い夜の空を紅く照らしていた。部分的に蒼く、緑が
炊き登る。炎だ・・・!炎が目の前に!
それは月岡彰の手段でありそれは着実に少しずつ炎は広がっていた。
火の源点はD・6風の影響なのかそこから北上するように炎は侵入していた。
相馬はまず上へ逃げた。沼井はいないのか?そんな不安も抱くも炎を前には
仕方ない。右足を引きずり展望台へ這うように登っていった。(実際はそんな
這うほどの急な坂ではないが負傷により)
展望台の柵へ5分掛けやっとたどり着く。柵を沿うように廻る。
展望台内へ入ると鎌が残されていた!
(やった!武器があった!)
希望の光が絶望感の中僅かに照らす。
そして柵から状況を見渡した。
相馬は視線からほぼ真正面に南を見た。
展望台ふもとにまで炎は広がるがあっち側はまだなんともないようだ。
ほぼ炎に埋め尽くされたエリアはD・5 D・7 E・6。すでに3エリアが潰された。
このままでは樹海は全て燃やされるだろう。
「どうなってるの?」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━本部
「あ・・・あの、このままにしておいていいんですか?我々は・・・」
野村が坂持に必然の問いかけた。
「だぁ〜いじょうぶだよ、心配性な奴だなぁお前は〜
ここは草も生えてないグラウンドに囲まれてるんだよ。火が燃え移るわけないだろ?
それにこの炎でどんどん死んでいくなら都合がいいじゃないか♥
大丈夫。俺はこのケースは初めてじゃないからな♪」
説得力のある経験を経て繰り出される坂持の言葉。野村は安堵の表情と共に
座り込んだ。
川田章吾と金井泉は北へ移動するにつれ異変に気づいた。
変な臭いだ。煙・・・?なにやら焦げ臭い。
「川田君・・・、何か変な臭いしない・・・?」
少しの勇気を振り絞って川田に質問。まだあまり親密でもないので無理はないか。
「・・・そうだな。おねえちゃん、こいつは俺の推測だが、この臭いなのに
原因は解らない。空からこんな臭いが降って来るワケもないだろ。多分火事だ。
誰かが木を燃やしたんだ。俺は煙草吸うからこんな臭いは平気だが、ねえちゃんは
大丈夫か?」
「うん・・・、大丈夫よ」
「とにかく展望台を目指してみるぞ。あそこに行けば見渡しも良いし何が
起こってるか一目瞭然だ。」
二人は目的は変えなかった。展望台を目指し北へ歩いていった。
しかし僅かに少しずつ臭いの増進に気づかなかった・・・。
BR文庫版でたね。
275 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/25 09:30
沼井充は診療所へたどり着いた。傷も酷く渇きも限界。井戸を発見するとそれを
ペットに入れると診療所へ入っていった。
沼井もここへ来る途中炎が燃え上がるのを見ていた。でもここなら大丈夫だ。
見ると医療道具は揃っている。しかし専門外――、扱い方は解らないがやってみるしか
ないな。
生石灰や、マグネシウムと書かれた薬品…。とにかく使ってみよう。沼井はコットンに
薬品を染みこませる。その間に綿棒などで傷口の異物を取り除き水を用意する。
残ったペットの水で肩の傷を洗った。流石に痛む。激痛だ。まだ血が少量ながら
流れている。とまるのか?そして染みこませたコットンを銃弾の傷にあて包帯を用意する。
包帯を右肩から左のわきの下辺りまで何回も巻きつけそこから胸を覆うように
さらしの様に巻いていった。そして留めて出来上がりだ。こんなので大丈夫か?
薬品も変に染みるが仕方ないか…。
そして右人差し指だ。これは洗面器に溜めた水にしばらく置いた。人差し指が無いだけで
大変な苦労だ・・・、クソッ!
そしてこれは薬品を塗ることもせず水で洗い流しただけだがそこにバレーボール
選手がしているようなテーピングを施し指が包帯に包まれた。
こんなものだろう。俺は最善を尽くしたはずだ。
そして水のストックがいるな…。
さっき井戸から拾った水をやかんへ流し熱し消毒をする。そして金井を弄り
冷蔵庫を発見すると開けた。異臭が漂ってきた。電気が通じていないので
食品がやられているようだ。しかしドアの裏に置かれたペットを発見した。
色がついている…。何かのジュースか?臭いをかぐと甘い匂いがした。
そして恐る恐る口にする。コーラだ。炭酸はすっかり抜けマズい。しかし
水しか口にしていないのでえらく染み渡った。
冷凍室はやはり凍りも溶けていた。仕方は無いことだが・・・。
そして沸騰したやかんから熱湯をペットボトルへ流し込んだ。案の定ペットは
急な熱温度に変形したが。
まともに飲めるようになるまで何時間覚ませばいいんだ?でもまだコーラが
ある。沼井は少しここに長居することにした。
千草貴子は未だ奔走していた。全力疾走。弘樹への想いはスタミナの減少を
抑制するのか・・・?それほど長い時間走り続けていた。
ガサッ!
音――!人――!弘樹――?そこを見つめると出てきたのは体格のガッチリした
角刈りの狂乱気味の男・・・大木立道が立っていた。
大木はすぐさま銃口を向け引き金を絞った。千草はしゃがむと運良く避ける。
そして走った!
スタミナなど無いのか?陸上部にいたころよりも最高のタイムをはじき出して
いるのかもしれない。生死が懸かるとそれほどの力を発揮させた。
大木は撃つ!しかし千草は木を遮蔽物に逃げる。大木に銃は当たらない。さらに
引き金を3回絞る。すると千草の右頬が裂けた。かすっただけだが頬に温かい血が
伝わる。
しかしなんて事ない!まだ走る。大木は引き金を絞るが弾切れ。大木は桐山の様に
走りながら器用の弾を変える事など出来ない。マガジンも用意してなくバッグの中だ。
そしてナタを振り出す。そして追った。大木もまたハンドボール部で培われた俊足を
遺憾なく発揮した。速い。通常よりも速い。そんなことには気づかない大木ではあるが。
両者の速さに差はそこまで無かった。
しかし決定的な差は出てきた。スタミナだ。流石に千草のスタミナもきれた。
もともと短距離ランナーなのだ。短距離にスタミナは要しない。いらないわけではないが
マラソンとは違い気にするまもなく勝負は決するのだ。千草の足は重くなり
格段に速度が落ちた。しかし大木は詰める。するとさらに千草を追い詰める事態へと発展した。
何――?変な臭い。息がまともに出来なくなってきた。そして眼前には気づくと
炎が広がっていた。これ以上前へは進めない。横だ。
しかし振り向くと大木はいた。ナタを真っ直ぐに振り下ろす。
「くっ!」
培われた瞬発力で横へすぐさま方向転換。しかしそれは大木も同じ能力を
兼ね備えている。所詮は男子と女子なのか?その差か!?
くっ、不公平すぎるわよ!なにが男女平等よ!
すると千草の左肩のデッパリ(肩幅の端)を刈った。血が吹き出た。しかし
致命傷には至らないが腕を振るごとに激痛が走る。腕を触れないランナーなど
選手生命は死んだも同然!
そしてナタを横へ倒し大木は腰を回転させ大きく振った。しかし逃げた!
まだ余力があったのか?そんなものはあるはずもなかったがこれが精一杯だった。
横に何やら突っかかった。壁?岩だ!岩の壁が横に立ちふさがっていた。
これが絶望の淵へ追いやった。横は高い岩の壁、後ろは炎。袋小路だ!
炎に突っ込むか?自殺行為だ。英断し大木に突っ込み活路を見出すか?体格からも
武器から言っても不利だ。どの選択にしても――――、選ばなきゃいけないのだ。
(弘樹ッ!!)
千草は振り返るとバッグを大木の顔に投げ捨て、その瞬間に振り向き炎へダイブ。
セーラー服の様々な箇所は爛れ焼け、それでも炎の中を走った。
あとどれくらいこの炎が続くのだ?1分?10分?それとも――?
千草はいまさらなんでさっきアイスピックを刺さなかったか後悔した。
こんな状況なのにだ。そして千草の目の前に青い光景が広がった。炎を抜けた。
抜けたのだ。しかし火の移った服を自分から地面に転がりけした。身体から・・・
服からは僅かな煙が噴き出していた。そして千種は意識を失った。
そこは県立C高校約50メートル手前だった。
ガチャガチャ・・・・ガチャガチャ ザッザッ・・・・
は! だ、誰か来る!
玄関の方からだ! とっさに祐子は縁の下にバックを投げ込み
自身ももぐり込んだ。
ザッザッザッ・・ ザッザッ・・・
足音が大きくなってきた、気づかれてはいないだろうか?
ザッザッ・・・ 音の主は祐子が隠れたあたりで止まった。
おねがい!気づかないで!!
訪問者は祐子には気づいてはいなかった。家に侵入しようと
縁側の窓を開けようとしてる。だが鍵がかかっており開かない。
カチャカチャ・・訪問者は金属音がするモノを持っているようだ、
まさか銃?心臓はバクバクもう生きた心地がしない、見つかっ
たら殺される!!
ブツブツ・・・しょうがないわねぇ・・・
え?女子だ、祐子は勇気を振りしぼり隙間から外部を覗き見た
すると足首が見えた、やはり女子。そしてその特徴ある足の主
はあのコに決まっている。
せーのぉ!ドン!バン!バリン!
中川有香はライフルの柄でガラスを割り内鍵を開け中に入って
いった。
282 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/25 12:00
いやいやいやライフルは国信だろ?
今なら間に合うから全員CZ・M75に脳内変換しとけ
283 :
>282スマソ:02/08/25 12:29
中川有香は「CZ・M75」の柄でガラスを割り内鍵を開け中に入って
いった。
そうだよそう、もう俺たち100%死ぬんだよ。
もうやってやる、やってやるぞ・・・やらずに死ね
るかってんだ!坂持の放送ではまだ全滅してないはずだ。
旗上はスミス&ウエスンを片手に立ち上がろうとした、
ふと窓ごしに外を見ると人影が見えた、セーラー服だ。
おいおい、いいのかよこんなタイミング。
神様、俺もうすぐ死ぬんです最期に一人だけオーケーですよね?
全く信仰心のない旗上この素敵なプレゼントにおもわず神の存在
を信じてしまったようだ。
次の瞬間窓の外にその姿はなかった。
誰だったんだろう?小柄だったからなぁ、稲田、江藤、北野は死
んだはずだし・・・榊か、それとも琴弾?榊も悪くないが琴弾だ
ったらサイコーだ・・どうせもうすぐ俺も女子も死ぬんだから。
ガチャガチャ・・・誰かが玄関を開けようとしている、おそらくさっき
見た女子だ。走って出て行こうとしたがいざとなると足が動かな
い、真性童貞の哀しさ、二塁ベースを奪いに逝くのとはわけが違
う、全然違う。
しばらくして旗上は若干冷静になり、このまま俺が出てってもお
そらく女子は逃げるだろう、なんとか警戒心をとって中に入れる
んだ!どうすれば・・・時間は経つばかり。。。
樹海の火はまだ小さかった
あらあら本当に良く燃えたわねえ♥
じゃあそろそろ…あら? なにかしら? あの二人組みは…
川田と金井? あ〜らちょうどいいわねん♥
ここで一気に二人殺しよ!!
286 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/25 15:23
>286
邪魔よ(BANN!!)
288 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/25 18:09
289 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/25 18:45
千草貴子は昏倒から目を醒ました。しかし炎に突入した際に大量の煙を吸い込み
意識がはっきりせず視界がぼやける。
立つことも出来ず這うように千草は樹木に移動し寄りかかった。他にも鋭いような
鈍い痛みが走っていた。大木立道に刈られた肩。断切面がくっきり観察できた。
千草は状態をみると休息を取ろうとした。
しかし下に視線を当てている貴子の前に影が忍び寄った。
千草は視線を素早く上げるとそこには冷たい目―――を持った桐山和雄が
静かに見つめ立っていた。
「きっ、桐山・・・」
絶望感・・・それが頭の中に充満した。桐山はイングラムM10サブマシンガンの銃口
をすっ、とむけた。千草はその銃口を見つめると右手で地面を素早く叩くと立ち上がった。
野球部のスライディングのような形で少しだけ滑り右足を更に地面で蹴ると左足を地面に打ちつけ
それを軸に右足を弧を描き桐山の足元を蹴り込んだ
千草の右足には接触の感触は伝わってこなかった。
千草の腰から下には黒い影が重なっていた。
桐山は飛んでいた。肩にかけた学生服を羽の様になびかせていた。それは悪魔の
黒き翼をかもし出していた。
桐山は跳躍の頂点から下降し始めるとイングラムM10サブマシンガンの銃口を
絞った。
ぱららららららら、という古びたタイプライターのような音が響くと耳、胸、腹
腰、大腿部、脛、様々な全身の箇所に穴を開けられた。しかし至近距離ながらも顔は
弾に皮膚を削られた程度だった。これが最後の幸運だった。
千草は鼻や口から血を垂れ流す。身体は一気に脱力し重力感が何倍にもなって
襲った。そして解した・・・、脳も身体も・・・、モウダメダ…。
(やっぱり私達は会えなかったのね・・・、ごめん。)
そして桐山は軽やかに着地するとなおも銃口を今度は顔へ向けた。銃口に千草は
吸い込まれるようだった。
ぱらららららららら、またも悪魔の器が歯軋りをし空に響いた。
そして弾直撃直前に言った。
「弘樹・・・。」
そして大量の銃弾は千草の首から頭部の頂点へかけめり込み弾けた。
大量の黒いような血が噴き出し千草貴子は絶命した。
桐山は未だうねりを上げる炎の方角の方の樹海へと姿を消した。
292 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/25 19:06
>>289 お前のアホさには笑っちゃうね
つまり国信は別に武器を強奪とは別に予想外に黒長と遭遇して咄嗟に閃光弾を
使用したんだろ?そして逃げた
でも視力回復の後黒長は武器がないから国信が武器目的で襲ってきたのだと勘違い。
でも閃光弾使用後中川登場。
奪いライフルを撃った。
読解力をつけなさいチミ!
293 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/25 19:13
【残り21人】
294 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/25 20:18
けんかしちゃだめだよ。
飯島敬太や七原とかはどーなったの?
本部さん現在の進行状況を教えて下さい。
297 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/25 23:24
>>292 あのさ、貴方の解読方法でもいいんだけど
いちお中川はCz.M75で殺したっていうのが作者の考えらしいの。
国信はライフルだけ奪って逃げた。
ま、解読方法は人それぞれだからね
298 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/25 23:32
何かもめてる様だけど書かれちゃったんだから
中川が持ってるって事でいいだろ
299 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/25 23:33
>>298 いや・・・
やっぱり
>>283でいいんじゃないか
結論は
国信がライフル所持
中川はCZM75ということで
300 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/25 23:36
三村か杉村のラスボス化キボン。
301 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/25 23:42
>>296 今七原と滝口は灯台で負傷した松井と遭遇したようだ
>>239-242を参考にすれば?
どうやら職人さんは真相まで考えていないようだな
気になるんだが
302 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/25 23:48
三村の爆弾はどうなったの、体育館に置きっぱなし?それとも桐山が回収?
303 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/25 23:53
>>302 まだ所持しているよ
とっておきだからな、すぐには使わない
やばいココすっごくおもしろい。(゜∀゜)ドキドキ
沼井は時間が経ち傷の痛みも癒えてきたので(慣れたといってもいいだろう)
診療所を出た。
――さて、これからどうする?あと俺の仲間は月岡とボス。月岡は置いておこう。
あいつは読めない。とにかくボスだ。ボスを捜すんだ。
その忠実までの参謀を桐山は知るまでもないのだが。
!
これはバイクだ!しかもスクーターじゃない!オートバイだ!塗装に浮いて
V-TWIN MAGNA Sという文字が刻まれていた。これがこいつの名前か!
これは好機!沼井はバイクも馴らしたものである。桐山との関わり合いとは別に
扱っていた。もちろん無免許ではあったが。
(このバイクを説明すると
乾燥重量172kg・排気量249cc・最高出力27ps/10000rpm)
沼井は銃も知るがバイクもそれなりの知識があった。こんな最新のバイクが
あるなんてな。ここの先生が乗ってでもしたのかもな♪しかしキーが無い。
それを探しに再び診療所へ入っていった。
あった!あったぞ!希望の光!スクーターではあの樹海は移動できない。
でもこれならイケるんだ!バッグを入れる。
嬉しさがこみ上げた。そして跨りキーをさす。(俺のサイズにあわないが何とか・・・)
すると配管筒は筒抜ける様な乾いた音と重量感のある音が暗い夜に響いた。
ぶるんぶるんと唸りを上げるエンジンは見る見るうちに熱気をもち火照る。
沼井はスタンドを上げ足をギアにかけると思いっきりふかした。まだ1速だが
目いっぱい絞った。そして豪腕を押し付けられたような重力感が沼井の腕から身体にかけて
襲うが押さえ込む。
そして一気に速度を上げ樹海の方角へ走っていった。
バイクの音やばくない?
308 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/26 07:27
仕方ないだろ?>307
つーか、ここって原作に忠実でなくてもいいんだよね?
ある程度、雰囲気とバランスは守れみたいな感じ?
例えば俺みたいなのはアウトかね?
310 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/26 11:51
>>309 言っておくが原作に出た人しか登場は不可だぞ
織田信長出す気ならやめてくれ
ただ生徒のキャラを変えるのはありだけどな
「あのね・・・、三村君が突然入ってきたから、私・・・、驚いて撃っちゃったの。
でも私は殺意とかなんて無かったのよ。でも三村君は勘違いしたのね…、あたしに
銃を向けて・・・」
「俺はお前を殺したくは無いがそういうつもりなら仕方ない。」って言ったの…
「どれで三村君は撃ったの1発だったけど私の腹に・・・、ウグッ!」
松井は激しく吐血した。
「松井!大丈夫か!?」
松井は返答をしなかった。すでに脱力し息もしてなかった・・・。
「松井っ、松井ィッ!!」
312 :
七原秋也達:02/08/26 12:33
「くそゥッ!何で・・・、三村がッ・・・?!」
七原は涙腺を緩め頬を伝わり顎から雫が落ちた。しかし滝口はこの状況にも
まだ冷静だ。松井のバッグを弄り支給品を探しているようだ。弄ると透明な
袋から鉄の串が入ったのが出てきた。数十本入っている。しかしこんな武器では
銃の相手には役に立たないだろう。
「七原・・・、ここはもうでよう。銃声が外に響いたんだ。こんな高くて目立つ場所は
危ないよ。」
七原は無言ながらすくっと立ち上がった。
七原と滝口は扉を開け鉄の階段をカンカンと音を立て降りていった。野田の
死体を見て思った。
「なぁ滝口・・・。野田も三村がやったのかな?」
「解らないよ。でも多分上から落ちたんじゃないかな。撃たれた様な傷もないし
頭部が潰れてるみたいなんだ」
七原は舌打ちをすると、ひとまず三村を忘れよう。杉村だ・・・、そして典子さん!
「行くぞ滝口!」
沼井充はバイクに跨り走っていた。今ミカン畑前にくるところだ。ここまで
は誰にも遭遇してない。
そして畑の上を豪快に削りタイヤの後が夥しく残っている。そしてミカン畑を越え
ると異変に気づいた。夜の空の向こう側がオレンジ色に照らされている。
バカな・・・、もうすぐ10時だ…。陽が落ちてないわけが無い。
そして足でギアを掛け3速に上げ更に進み樹海に入ると解した。燃えている。
何で燃えてるんだ?誰かが燃やしたのか?自然発火か?とにかくこっちは危険だ。
そしてその炎に気を取られていたのか背後に人影が近づくのに気づかなかった。
そして自分の肩をポンっと叩いた。軽い感触に小さい。女か!?沼井が振り向くと
そこには片手に文化包丁を握り締めた飯島敬太が立っていた。
よくもまあ弱気な飯島が不良の沼井を訪ねたものだ。しかしそれほど追い詰められ
仲間を欲していた。
「沼井クン♪」
しかしそんな声も恐怖だった。沼井はギアを1速に下げアクセルを思いっきりふかした。
後輪が激しくうねり地面の土をタイヤの勢いで後ろにはじき出し飯島の顔に
ビチビチッ、と当てた。飯島の顔に少しの痛みが走る。砂利やらが高速で叩きつけられた。
そして沼井は一瞬前輪が浮いたのに驚嘆したが問題なく走り去った。
飯島はまたも好機を逃し項垂れた。
はぁ〜い皆元気にしてたか〜?先生はたっぷり寝て元気いっぱいだぁ♥
じゃあ死んだお友達から発表するぞぉ
女子13番:千草貴子
女子19番:松井知里
の二人だなぁ♥
それと禁止エリアを発表するぞ。今回は1つだぁ♪
24:00〜E・4
※今までの禁止エリア
D・9 H・1 J・2 C・3 H・6 D・4 J・3
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
※――本部連絡
C・5が炎に埋められました。
>>313 スマソ。C・5は県立C高校がありました。
埋められたエリアは今のところD・5 D・7 E・6です
316 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/26 20:39
【残り20人】
またも目撃された・・・。しかも今度は秋也までにも!
・・・もう俺は誰にも信用してもらえない。このまま分校を爆破して
一人で逃げるか?でも分校を爆破できても首輪の管理機器を破壊できる保障は
無い!
――俺は・・・、のる。このゲームにのる!いや・・・、俺の自己の声はそれを
すでに囁いていたのかも知れない。それが始めて行動に出たのが元渕の時なのか?
叔父さん、俺は、間違っていないよね?俺は自己に従う。これも一つの選択なんだ!
オーケイ♪
元は政府への奇襲の為の爆弾。これも使わせてもらう。”とっておき”だ!
秋也は俺をそれでも信用するかもしれないお人好しだ!免じて後回しにしてやるよ♥
ザ・サードマン三村信史はゲームも中盤に差し掛かるが初めてゲームにのった。
318 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/26 23:41
三村キタ━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
飯島原作がアレな感じだったからこっちではいいキャラだといいなぁ
三村に殺されんのかなぁやっぱし。
バリン!
はっ!おいおいおい、入ってきたのかよ、いいのかよ神様♥
もうこのチャンスを逃すわけにはいかねぇ!今行かなきゃ
一生童貞だぁぁぁ!!!
トントントントン・・・
その足音はまっすぐ台所に向かっているようだ、縁側から
台所へは旗上のいる居間を通らない。案外いやしいな琴弾
ってよ、いや榊か、いやもしかして中川典子かもな。
旗上に興奮が再び訪れた。
ガサガサと台所で物色する音、その扉の隙間から旗上が中を
覗くと、セーラー服の斜め後ろ向きの背中と尻がちらっと
見えた。床の収納庫をまさぐっているようだテーブルとイ
スが邪魔でよく見えない。、ハァハァハァハァ、旗上はますます興
奮し、活火山が噴火しそうな勢いで熱く熱く猛り狂っていた。
も、もう我慢できない。琴弾許せ〜!銃を持つ手ももどかしく
旗上はズボンを下ろし、セーラー服の尻に突進していった。
あれ? おい、このデカ尻、おいおい詐欺だぜこりゃ〜
気配に気づいた中川有香はその体格からは信じられない反射神経
で後ろ足を蹴り上げ、見事に旗上の○○○にヒット!!ぐあぁ!
旗上は生出しの股間を押さえ仰向けに倒れた。ズガァァァン!!!
有香のCZ・M75が火を噴き旗上のみぞおちを姦通した。
どっと血が噴出し、旗上の体が痙攣を起こした。
きゃあぁぁぁぁぁあああああああああああああああ!!!!!!!
へんたぁーい、きもぉーーーーい!!!!!
ズガ、ズガァァァァン!中川有香は旗上の剥き出しになった下半身に
顔を赤らめつつももう2発旗上の腹に撃ちこんだ。
やだぁ〜〜、もぉーーー、男子ったらやーね〜。有香は台所でゲット
した菓子類をバッグに詰めスミス&ウエスンと旗上の残した食料も奪い、
家を後にした。
・・・・ううう・・・・神様・・・俺はデブ専じゃ・・ねぇ・・
旗上は恥ずかしい姿のまま事切れた
321 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/27 05:41
【残り19人】
しかし酷い死に様だな
コソコソ… うふふふふ♥
川田と金井…あんたらについていこうと思ったんだけど♥
やっぱりここで殺しちゃうわ♥ 悪く思わないでね♥
パララララララララララララララララ←銃を打った音よ♥
ほっほっほっほっほっほ!!
323 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/27 15:44
324 :
2チャンねるで超有名サイト:02/08/27 15:53
沼井は飯島から逃走しながらも冷や汗をかきながら大きくため息をついた。
飯島は俺を殺す気だったのか?けどそれなら肩に手なんか置かないで容赦なく
後ろから刺すはずだ。何か理由があったんだ。アイツのことだ。仲間でも探してたんだろ。
まあ俺は求められても断るけどな。あんなのは足手まといだ。今はボスだけだ。
沼井は荒れた樹海の地面を器用にローで走っている。
ダァアアアアアアアン!!ダァンダァアアン!!
いきなり銃声が響いた。沼井にもバイクのも外傷はない。でも近い。狙撃されたのか?
バイクを止め周りを見渡す。
「お・・・・大木!!」
俺の人差し指を奪ったアイツだ!急の胸の底から湧き上がるように怒号を発した。
そしてバイクをふかせ怒りを満たし大木に向かった。
「大木ィッ!!」
自分を傷つけたからか憤怒の咆哮を発する。そして左手でコルトハイウェイ
パトロールマン38口径の銃口を向けた。また大木も自分が奪われたワルサー
PPK9ミリの銃口を向けてきた。
二つの銃声が交わりあい空に響き二人は激しくすれ違う。
沼井にはまたも外傷は無かった。しかし大木は左の肘先が銃弾の削がれ掌に向かい
鮮血が流れる。
僅かな痛みにより「くっ」と声を上げた。
沼井は後輪をドリフトさせるように地面に滑らせ土を飛ばすとブレーキを掛け
止まった。
326 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/27 16:19
沼井はまた走った。大木は引き金を絞ると銃弾が切れているのに気づいた。
大木はワルサーを横へ投げ捨てるとナタを振りかざし銃を恐れる感情を持たぬのか
向かってきた。しかし沼井はナタを見ると人差し指を断たれたビジョンが脳裏に
浮かんだ。それが銃口を震わせた。引き金を3度絞るが的外れ。そしてさらに1発撃つが
恐怖に震える腕・・・、そして6発はすぐに使い切った。
そして再度すれ違い一瞬バイクが歪むように衝撃が走った気がした。
するとプシュッ、と空気が漏れる音がした。大木のナタは前輪を僅かの裂いた。
みるみるうちに前部の角度が崩れる。さらに大木は追撃してきた。焦り沼井は
アクセルを握力の無い右手で精一杯絞るとウィリーの形に前輪が高く浮いた。
それは大木を逃げるようにそのまま走ると沼井は初体験のウィリーにバランスを崩し
・・・たかと思うと後輪は激しくうねり後輪を軸に180度回転した。(これを
フローティングターンと言うのだろうか???)
大木の視線からはゴツイバイクが口を開けたように襲ってきた様に見えた。
そして沼井の握力が弱まりアクセルが緩むと前輪が急激に下がり激しく回転している
タイヤの部分が大木の平坦な顎に接触し大木は後ろへ吹っ飛んだ。
大木は激しく地面に打ちつけられ吹っ飛ぶと樹木の麓までヘッドスライディング
し意識を失っていた。
沼井は前輪が接地するとバランスを崩しバイクと反対方向に倒れバイクも
ガシャンと鳴り倒れた。
「いて・・・・」 や、やったか?
しかし前輪の空気は完全に無くなりこの樹木はもう走れないか諦めた。そして大木の捨てた
銃と自分が放り出した銃を回収した。やっと自分の銃が戻ってきた。ナタは何処へ
消えたのか見当たらなかったが。予備弾はまだ所持していた。沼井は樹海の奥へ
消えていった。
打倒・大木!というワケではなかったが嬉しかった。一矢報いたのだから。
そのころ空は曇り小雨が振り出してきた。
329 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/27 16:49
大木立道は沼井が去った10分後に驚異的な回復力で醒め立ち上がった。
「うぐ・・・、」
しかし脳は激しく揺らされ平衡感を保てない。無理も無い。高速回転のタイヤが
顎にモロにヒットし脳を縦に揺らされた。顎には広く浅いが酷く痛む擦り傷が
残っていた。
大木は辺りを見渡すが武器が無い事に気づく。くそう!ナタもないのか!と
自分の足の裏が鉄を踏んだ感触を感じると砂に半分綺麗に埋まったナタがあった。
沼井め、見逃したな。不幸中の幸い。銃を失ったのはイタイ。
沼井ッッ・・・・、借りは必ず返すぜ!!
331 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/27 22:27
ここは悪いインターネットですね。
でもオレは好きだ、この板。
>>331 かなりまともと言えばまともな板だ
俺も好きだこのスレ
333 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/27 23:41
メール欄に持ち物を入れるというこのスレのルールをわかってない大木君は
松井・七原達と同一人物かな?
榊祐子は突如の銃声に驚愕した。僅かな女子の叫びと男子の叫びが混じってた。
冷や汗を全身に滲み出し身体は家から出ることを選択すると塀沿いに走り門から
走り去った。
杉村弘樹は落胆し涙を薄く浮かべていた。坂持の放送には探し続けていたあの
幼馴染の千草貴子は死んでいたのだ。
あとは琴弾だけ・・・、しかしもう死んでいるのか?何やら酷く疲れた感じだった。
もう・・・、疲れたよ貴子…。人を捜すには広すぎる範囲だった。
そして杉村は思った。
まだもし琴弾が生きているのなら…、俺が・・・、この手で・・・。
人が他にいるから障害になるんだ。でも俺は人をこの手で殺せるのか?
それは無理だ・・・。
杉村は酷く考え込んだ・・・。
選択は2つ・・・。
このまま地道に捜すか?
それとも・・・、俺が人を殺してゆき遭遇確率を上げるか?
杉村の結論は━━━━━━━━━━?
━━━━━━━━━━ダメだ!
俺は乗れない!死亡勧告が無い限り捜し続ける!踏みとどまった。
この極限状態に意志を固めた。
「無駄だぜ杉村?」
その言葉にレッキ棒を背後へ振り回した!するとなにやらに接触し振り向いた。
そこには三村信史が立っていた。
「みっ、三村!」
しかし事態は違う。今俺が弾き飛ばしたのは銃。三村は俺に銃を向けていた?
俺を殺そうとしていた?しかしそれこそ信じられない事態だった。この思考は
脳裏へ隠された。
杉村は顔を安堵と共に崩し歩いて近づいた。そして三村と握手した。かたく結ばれた絆。
それは既に崩れていた。
杉村の目線には三村の左腕は後ろへ隠れ見えない。それが背中に悪寒を感じ
その瞬間━━━━━━━━━━!
杉村は体勢を一瞬にして低くすると共にレッキ棒を弧に描いた。その瞬間
ガァアンッ!
という激しい銃声。三村は巧みに銃口を悟られないように引き金を絞っていた。それを
避けた杉村はさすがというべきか天性だった。そしてレッキ棒は空を切ると素早く戻し
両手に添え三村の左手を突いた。
三村の左手から銃がこぼれた。
「・・・流石だな杉村っ」
軽く笑みを浮かべ肩をすくめた。三村はこんなにもやられるものだろうか?
杉村はそれよりも自分が三村に狙われた事態に驚愕した。
「三村っ・・・、どういうつもりだ!?」
少しの沈黙の後また笑みを浮かべプレイボーイのような顔に変わると
「ゲームに乗った…、それだけだ。
・・・・それよりも杉村っ、ということは俺と勝負するのは必然だな。
安心しろ。銃は使わない。俺はいつかお前と喧嘩で勝負したいと思っていた。」
杉村は何を言ってるか理解しきれない。三村がのった?俺と勝負?
何を言ってるんだ?
しかしその思考中にも間髪入れず三村は飛び込んできた。素早くコンパクトに
拳を容赦なく振ってきた。
杉村は反射的にレッキ棒でそれを縦にしていなした。
もう信じるしかないのだ。三村は俺と闘うのだ。
三村は容赦無く攻めてきた。杉村はその攻撃に一発も喰らうことなく防ぐ。しかし
反撃しない。いまだに理解しきれなかった。
「おいおい。お前は殴られてるんだぞ?これは勝負だ。・・・殺し合いなんだ。杉村」
その言葉に反応せず杉村はただ三村を見つめる。
そして杉村には気がないと察すると誘いの手を発動した。
「お前は俺を殺す理由がある・・・。
・・・・・・・・・放送聞いたんだろ?千草さん・・・、あれは俺が殺したんだ。」
もちろんこれは三村の嘘だが杉村の中には衝撃が走った!
三村――、俺と貴子が幼馴染だという関係も知っているんだろ!?何故・・・。
そして思考は途絶え憎しみが沸いた。
初めてやる気になった。
339 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/28 00:37
ミム&スギーキタ━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
杉村は僅かな咆哮と共にレッキ棒を突いた。しかし三村は身体を捻りいなすと
棒を掴み膝でテコを作り棒を折った。
しかし折れた一方は地へ転がるがもう一方は杉村に握られしかも折れた部分は
棘になっている。それを槍投げの様に三村目掛けて投げる。それを三村は左手で素早く
払うと眼前に杉村がいた。
「ぅおッ・・・!」
三村は素早く左足を軸に回転し右足の裏で杉村を襲う。それを杉村は両方合わせた掌底で
受ける。そして腕を捻ると三村はその回転に釣られ三村は空中で回転し地面に打ちつけられた。
さらに三村は素早く体勢を低いまま立て直すと水面蹴りの様に右足を綺麗の弧を
描いた。
杉村はその一瞬で思った。これを跳べば追撃が来る!空中では避けきれない!
杉村は一瞬動きを止めると水面蹴りに右足を刈られ勢いがつき頭と足が空中に横へ向いた。
三村は立ち上がった。そして構えると杉村は空中の体勢から右手を地面に着き
三村へ左足を繰り出した。
「はぁッ!」
三村は素早く両拳を握り自分の顔面をガード。その上から
勢いの乗った凄まじい威力の蹴りが入り後ろへ後ず去った。
「・・・・ッ、流石だな杉村っ、それで千草さんを守・・・「黙れ!!」
千草の名前が発せられると急に言葉を挟んだ。激昂していた。怒りに己を
失っているわけでもなかったが・・・。
杉村は怒りを覚えながらもやはり習った拳法の動きが緻密なまでに攻撃に
表現されていた。
県大会優勝の実力者に喧嘩を素手で挑んだ三村は意図があるのか?
三村は僅かに身体を縦に揺らし始めた。それはアウトボクサーのリズムの取り方の
ようだった。
と詰めた。そして豪腕とは行かずも素手による打撃は防御しても鈍い痛みが杉村を襲った。
さらに回転良く打撃を繰り出す。反撃の余地が無い!拳法にこんなマニュアルは・・・
ある!杉村はガードの形を崩さぬままジリジリと詰めていった。そして左手で右手を
右手で左手を掴んだ。あんなに速く動いていた腕を捕獲したのだ。
その腕を掴んだまま間合いを詰め胸が密着するくらいだった。そして右の爪先を
三村の左足の踵に引っ掛け激しく振った。三村の身体はい一瞬空中に泳いだ。
追撃――、しかし杉村は三村の打撃を防御していた箇所が激しく変色し腫れて意志と関係なく
震えていた。
しかし貴子の仇――?玉砕覚悟!
三村は泳いだ身体を空中で立て直せず地面に受身を取りながらも接地した。
ぱららららららららっ
古びたタイプライターのような音が響いた。
三村と杉村の周りの土は次々抉れ吹き飛んでいた。そして鮮血が三村を染めた。
しかしそれは三村の血ではなかった。杉村の背後から狙撃した桐山和雄の銃弾は
杉村の右肩を後ろから貫いた。
「ぐぅおッ!」
杉村は激しい痛みを感じ振り向いた。
「桐山!」
三村と杉村はほぼ同時に桐山の名前を挙げた。三村は2度目――。
三村は素早く瞬発力を発揮すると地面に放った自分の支給品、ベレッタM92Fを拾い上げた。
杉村は三村が放ったスミスアンドウエソンチーフスペシャル38口径を拾うと
素早く散った。ほぼ反対方向へ移動した両者に桐山は一瞬迷い発しなかった。
杉村も三村も木の陰に素早く隠れその場に止まると体勢を整えた。
(余計な邪魔を・・・、それどころでは無い!間違いなく杉村の上を行く)
三村は樹木の背中を当て一息つくと桐山の方向を見た。
杉村は銃弾を確認した。リボルバー式で銃弾が覗いていたが2発ほど使われているようだ。
すでにお互いはさっきまで戦闘していたのを忘れ桐山和雄という強大な敵に
酔っていた。
344 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/28 19:03
この編はすこし休憩すれば?続きすぎるのはよろしくないかと
琴弾加代子は南香織から逃れ、南へと歩を進めていた。
禁止エリアである分校、その近くなら、自ずと近づこうとする者は少ないだろう。
歩きながら、手に持っている拳銃の装弾数を確認する。
新井田に一発、清水(の拳銃)に一発…
説明書によれば、残りの弾薬は銃の中に13発入っているはずだ。
デイパックの中を確認する、中には、黒い小さなマガジンが5つ入っていた。
まだまだある…しかし、節約しなければ。
さきほどの南と清水のように次々撃っていれば、すぐに弾切れになるような数だ。
と、さっきの情景を思い出して、琴弾は身震いした。
南の目に浮かんでいたもの―――――狂気。
危ない。やっぱりこのゲームは危険だ。
学校では仲のいい方だった南さんが、なんの躊躇もなく発砲してきた―――
私が銃を構えていたからかもしれない、でももうどうしようもなかった。
だから逃げた――――
と、考え事をしていると木にぶつかりそうになった。危ない危ない。
木の間を抜けて大きな建物が見えた。
あれは――支給品の地図によると農協だ。
「ということは、禁止エリアね――――」
ここでうっかりするわけにはいかない。
琴弾はコンパスを確認すると、西へと方向を変えて再び歩き出した。
2番:飯島敬太 現在樹海を仲間を求め奔走。
3番:大木立道 現在樹海に逗留。北へ向かっている。沼井からワルサーPPK9ミリを奪う。
5番:川田章吾 金井泉と合流後、織田を殺害し北の展望台方面へ移動中。
6番:桐山和雄 三村と杉村と交戦中。
7番:国信慶時 中川典子を救出(奪回?)。現在I・6の丘に逗留。
11番:杉村弘樹 やる気になった三村に遭遇、格闘するも桐山に襲撃され右肩を負傷、現在交戦中。
13番:滝口優一郎 灯台内にて松井知里の死を見取る。
14番:月岡彰 北東の一本の樹木を燃やし南西へ樹海を奔走。
15番:七原秋也 滝口優一郎と同様。三村の様子に戸惑う。
17番:沼井充 樹海で再び大木に遭遇、バイクを捨てるも撃退。
19番:三村信史 杉村と交戦後桐山に襲われ杉村とともに対戦中。
女子
2番:内海幸枝 H・3の洞窟で山本と小川の死体を発見後、大木と対戦。逃げ切り現在も逗留。
5番:金井泉 川田と同様
8番:琴弾加代子 G・6の分校隣の丘から西に移動。
9番:榊祐子 ブロック塀の家に逗留していたが、中川有子が放った銃声に怯え逃走。
11番:相馬光子 肩、足、右手くるぶしを負傷、現在展望台に駐留。
15番:中川典子 国信と同様。
16番:中川有香 黒長を殺害後。空腹に獲物を捜し樹海を移動中。
20番:南佳織 相馬…沼井と対戦後、展望台周辺に逗留。
(゜_゜)・・・・・。
(゜∀゜)・・・・!
348 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/29 07:43
?
相馬光子は未だに展望台に腰掛けていた。
しかし右足が唸っていた。痛む。踝は割れ銃弾に貫かれた足。しかも未だ微量ながら
流血している。貧血になりそうだった。
「どうしよう・・・、これじゃ危ないわね。」
しかし3時間前に降っていた激しい雨に火事は完全に鎮火していた。移動は出来る。
展望台から見渡すと炎に尽くされた部分は黒くクッキリと林がなくなっていた。
ここに長居すればいずれ禁止エリアになって移動範囲も狭まる。動こう。
相馬は起き上がるとき激痛を伴いながらも展望台をゆっくり降りていった。
その方向は県立C高校に向かっていた。
坂持先生は就寝中により代行いたします野村です
今回は死亡生徒はいません
そして禁止エリアは1つ
14:00〜C・6
※今までの禁止エリア
D・9 H・1 J・2 C・3 H・6 D・4 J・3 E・4
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今までの情報整理
・参考支給武器一覧
>>7=
>>36-37 ・生徒分校出発順番
>>16 ・地域情報
>>202 ・生存者経緯
>>346
相馬光子は展望台をやっとの思いで麓までたどり着いた。
そして今の放送を聞き焦った。――C・6?今行こうとしている所じゃないの!
でもこの足じゃ遠回りも辛すぎる。14時まで後20分――、大丈夫間に合うわ。
相馬光子は必死に足を引きずりながらも歩いていった。
それにしても誰も死んでないの?アタシは今の怪我じゃ難しいわ。今は皆に
まかせましょ♥
相馬光子はゆっくり歩いていると何やら黒い物体を発見した。小柄でゆらゆら
動いている。
男子だ――!小柄の男・・・・・、飯島だ!小柄なのはもう飯島しかいないわ!
獲物を見つけ相馬は胸が踊った。銃を持っているかもしれない。それに
後ろを向いているし格好の的――!
相馬は気配を精一杯殺し音も殺し近づいた。飯島も少しずつ動いているが相馬より
遅い。これなら捉えられる!
そして獲物は残り4メートル。木を遮蔽物に尾行したがもういける!相馬は
走った!激痛を我慢し懸命に走り飯島の前で飛んだ。
飯島も気づいた!
「ひっ!」
振り向くと鎌を振りかざした相馬が下着を覗かせ跳んでいた!
ドンッ………!
━━━━━━━━━━その時銃にサイレンサーをつけたような音が響いた。
飯島は腰を抜かした。そして飯島の顔や服には鮮血が僅かながら染まった。
相馬が奇襲してきた恐怖それも一瞬に粉砕するような新たな恐怖――、
自分の目の前に糸を靡かせた黒い物体が自分の1メートル眼前に転がっていた。
飯島は何が起こった?という感情と共に吐き気が激しく襲った。
そして身体が地面に打ち付けられた。誰の身体――?
相馬光子だった。
相馬光子は忌わしい束縛の首輪・・・、『ガダルカナル22号』は発動していた。
首から上は捥げ首から噴射のような鮮血、無情にも秒針は0を越え
2:00を回っていた。
――――――――――相馬光子は禁止エリアに散った・・・。
自分の眼前によこたわる首のもげた死体とその首。吐露した。血と吐露した液体
の異臭が交わりさらに吐き気を掻き立てるような臭いが辺りに充満した。
禁止エリアのC・5とC・6の境目・・・、それは丁度飯島と相馬の身体の中心を横切っていた。
飯島は凄惨な光景に初めて理解し立ち上がり振り返りそして逃げた。
相馬は虚空のなか首のもげた死体を転がしていた。死体は死神の遺憾か鎌が
握られた。
死の女神、相馬光子自身が誘われた。
無情な…僅か・・・1メートルに逝った。
354 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/29 14:14
【残り18人】
355 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/29 15:06
阿呆ォォォォォォォオオオオオオオ!!
356 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/29 16:31
銃声が聞こえ、思わず飛び出したもののどっちが北か南かも
わからない、ただ道なりに走っていた。ふと左後方が明るい
のに気づいた・・・火事・・・そういえば風にススが混じっ
ているゴホゴホ・・・。こんな無防備な姿を攻撃されなかったのは
運が良かったとしか言えない。しばらくして元来たミカン畑
が目に入りようやく方向感覚がつかめてきた、真東に向かって
いる。観光協会を過ぎ海外沿いに北に向きを変えた。祐子はま
っすぐある建物に向かって行った。
飯島死んでなくってよかったぁーー。
分校を出てすぐ杉村に会ってから誰とも会ってない。
もっとも有香を見かけたが・・・おそらく中にいた男子
を銃で撃ったのは彼女だろう。
--ぎゃぁぁああああ、へんたぁーい、きもぉい--
あの声、あの間の抜けた口調は絶対有香だ、こんな最悪
な状況でもあのキャラは変わっていない。コワイ・・・
私有香がわかんない・・・有香だけじゃない誰も、誰も、
信じられない・・・。
不安でおびえて真っ青になりながらも目的の場所が目前十
数メートルになるところまで近づいた。
あ・・・・そばの太い幹に身を隠す。誰か居る!
目的地・・そう灯台の前では学生服がなにやら向こうむきに
ひざまづき何か黒いものを抱えていた、学生服はあちこちが
破れたり土砂で汚れていた、血もついているのだが目立たな
かった。学生服の主の頭はデカく髪は短髪で体もゴツイ。
大木・・・くん・・・
祐子は大木とは全く話をしたことがない、ハンドボール部で
活躍していたぐらいしか思い出せない。
しばらくして大木はその黒いものをゆっくり反転させたかと
思うと黒い布をめくりなにやら顔を近づけごそごそしている。
あ!!!あああ!!!!!心の中で祐子は叫んだ、同時に
ひざが震えその場にへろへろと座り込んでしまった。
祐子は見てはいけないものを見てしまったのだ。
大木は転落死した野田聡美をなぐさみものにしていた
ハァハァ・・・死体を仰向けにし、スカートをまくりあげ下着
に愛撫していたのだ。どこでこんな知識と技を覚えたの
か知らないがこの極現状態に超変態に変貌した大木。
セーラー服の上着をまくると血染めのブラが覗いた。
聡美の死体は転落の衝撃で骨が折れ鬱血し青黒かった、
大木は聡美を全裸にし、ズボンを下ろすと自らを慰め
始めた。ハァハァハァ・・・大木のゆがんだ顔がだらしなく緩
みよだれもたらしっぱなし、変態というより完全に猟
奇的行為だ。ハァハァ・・・・ウッ・・・やがて大木は快感の絶頂
に達し白いものを聡美の青い乳房から薄い密林を生や
した下腹部にかけて大量に放出し果てた。
祐子は吐きそうになるのをこらえ、観光協会の方に
戻るしかなかった。
360 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/30 07:43
こらこら
ひまだね君たちw
362 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/30 10:29
(ちっ、銃を一つ取られたか!)
三村は不覚だったが余裕が無かった。ベレッタM92Fの方向に走っていく逆に
スミスアンドウエソンチーフスペシャル38口径は転がっているためそれも拾いに
行けば桐山にやられていただろう。
どっちかしか無かったのだ!それにベレッタの方が銃弾の数もあるし扱いやすい。
「杉村っ、一時中断だ。」
意外な言葉だ。さっきまでやり合っていたのにそんな言葉が信じられるのか?
しかしそれほど桐山は強大だった。
桐山も三村も杉村も全て木の陰に隠れ様子を伺っている。
動けば不利か?それとも待ちが不利か?3人は相当の駆け引きの中に居た。
一人が動いた!
杉村はバッグを盾にし振り返ると走り出した。ここは避ける逃げるんだ!
桐山が反応した。追う。三村を常に警戒しながら追う。それに伴い三村も動いた!
桐山は的確に木の陰に隠れながらも速く移動する。
ぱららららららっ、ガァアアアンン!!
二つの銃声が響いた。それは両方とも桐山によるもの。三村には比較的距離が
近かったからかイングラムM10サブマシンガンが火を噴き三村を襲った。
そしてコルトガバメント45口径が火を噴き杉村を襲った。
しかし両者無傷。――外れた!
(ちっ、俺もここは退くしかないな)
三村も振り向き場を去った。桐山は三村を気にせず杉村を追った。杉村は
肩に負傷を負っている。分が悪いからだ!
三村は樹海へ消えていった。
そして杉村は逃げている。
肩が痛み走るたび振動で軋む。杉村は右手でまたもスミス&ウエスンを吹き
桐山の足を止めた。銃の激しい振動にまたも肩に激痛が走った。
桐山は徐々に詰めた。恐るべき速さだった。杉村の俊足さえ凌駕する――。
その一瞬桐山の視線から杉村が消えた。黒い残像を残し消えた。その異常な状況に
桐山も聊か驚く。桐山は警戒しながら歩いて近づいた。
近づくと深々とした穴が空いていた。
――落とし穴?いや深すぎる。
――――枯れ井戸か?その可能性が高かった。しかし杉村の姿は確認できない。
それほど深かった。
桐山は少し間を置くとその場から去った。すこし遺憾が残った。
「ぐ・・・ぉっ、」
杉村はその底に身体が打ちつけられた。ここは何処だ?暗い。上を見上げると
樹海が光をさえぎり光はここまで届かない。
杉村はバッグから懐中電灯を取り出すと照らした。地面は滑りコケが生えている。
やはり枯れ井戸なのか?
しかし違うことに気づいた。照らすと一つ加工されていない道があることに気づいた。
これでは上に上るのは不可能か・・・、それに桐山がいる可能性は高い。それに
桐山はあの上から銃を撃てば俺はやられていただろうに・・・、助かった。爪の甘い
ところも残っていたか。
杉村は洞穴を進んだ。直立できずハイハイの形でないと進めなかった。
どこなんだココは?
国信慶時と中川典子は未だI・6(砂浜)に逗留していた。時より聞こえる銃声はお互いを
大きく脅かした。
しかし今中川典子はそんな事を気にせずいても立ってもいられなかった。
「ねぇ慶時クン!秋也君生きてるのよ!捜しに行こうよっ」
(ち・・・、秋也の奴生きてやがったのか)
だからと言って中川さんの言うことを無視するわけにもいかないが・・・
「でも典子さん、さっきから銃声が聞こえるだろ。もう人数も半数以下になってるし
やる気になってる奴の人数が増えてきてると思うしそういう奴が生き残ってきている
はずだよ。無理に動くのはよそう。確かに俺も秋也を捜したいよ。」
勿論本心ではない。今すぐ典子を自分のものにしたい、自分に惹かせたい。
「でも・・・、やっぱり捜しに行くわよ。知ってるんでしょ慶時クン?私は
・・・・・・・・、ん、何でも無いわ。ごめんね」
言葉を濁らせた。でも解っていた。典子さんの気持ちはとうに知っていた。
ここで束縛しすぎればそれこそ危ないな。典子さんがいなくなったら困る。しかし
秋也に会うのも困る。しかし決断した
「解った・・・、行こうか」
典子はその言葉に希望の輝きを知り笑顔になり立ち上がった。
国信と中川は北へ歩いていった。
突然核弾頭が上空で炸裂した。
全員が即死した。
終了
368 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/30 23:37
369 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/31 09:30
age
370 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/31 19:28
ワクワク
創作進み具合遅いな、まぁ時間制約より1000レス
がリミットだからね。続き楽しみに舞ってます。
七原・滝口らは大木が灯台に来ていたころ、既に観光協会にたどり着いていた。
聳える建築物が見えると滝口が提案した。
「ちょっと休憩していこう」
「ああ、そうしようか、それに中に誰か居るかも知れない」
二人が門がある所の角を曲がろうとすると、地面に何かが見えた。
「なんだろう?あれ」
「髪の毛―――?誰か倒れてるんだ、滝口、行ってみよう」
二人が走り寄る。
段々と近づくにつれ、よく見えるようになってきた。
角からはみ出るように流れている髪、それは金色をしていた。
3−Bで金髪の生徒といったら――一人しか居ない。
笹川―?
だとしたら、随分前の放送で死の宣告をされている。
秋也に目配せをする、秋也も承知しているらしく、軽くうなずいた。
そして角にたどり着き、二人は「それ」を見た。
顔は確かに笹川のものだった―――口を半開きにし、キョトンとした表情で――
しかし、その奥には、その笹川の首に繋がっているべき―――胴体が無かった。
ちらりと見えたそのソーセージのような断面から、鮮血の道が同じ断面をこっちに見せている胴体まで続いている。
まるで外車から出てきた赤いカーペットのようだ、ワオ。
笹川だったものの胴体は、まるで非常口の看板のようなランニングスタイルのまま横たわっていた。
滝口は口内にこみ上げた吐瀉物を――飲み込んだ。
口の中に嫌な味が広がる。
「滝口……もう行こう。」
「そうだね、こんなところじゃとても休む気にならない」
二人はまた南に歩き出した―――
一匹のカラスが飛び立った、その嘴には一本の指が咥えられていた。
榊がそこを通ったのはその五分後だった。
374 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/01 11:06
ワオ?
内海幸枝はやっと洞窟の反対側から出てきた。洞窟内は死体が充満し死体が
いつまでも隣にいるのは耐えがたかった。内海は出てきた出口の上を登り
南の山頂を目指した。
「もう・・・いやよっ。」
涙が零れる。とっくに親友の谷沢はるかも死んでしまったしあとの友達は
中川と榊?でも今更無理でしょ?
でも私は自殺という選択も出来ない。どうにかして生き残るしかない。でも
この手で人を殺せる・・・?無理だわ。
見つからない活路に内海の瞳から雫が顎にかけ流れ零れ落ちた。
杉村弘樹は暗闇の洞穴を徐行していた。未だ懐中電灯以外に光の差さない
場所。じめじめして温度も高く汗が滲む。
何処なんだココはっ?未だ目的無しに動いた手口があるかも解らなかった。
━━━━━━━━━━もう1時間は進んだだろうか?未だ見えない光それより
何でこんな穴があるんだ?動物?人工?土竜が掘ったわけでもあるまい。
動物などで無いだろう。出ても蛇か・・・、だがこっちは銃がある。負けない。
――!
光!向こう側に僅かな光が伺えた。通じた!どこかに通じていた!
しかしここにいては方角が解らない。禁止エリアに入ったらどうするんだ?
しかしもう引き返せない。
島の外に通じたのか?それなら首輪を破壊されるだろう。それもない。とにかく
恐れず進むしかない!
光の点は徐々に大きくなってきた。。やっと出られる。しかし警戒するんだ。
出た場所に誰かいたらどうする?
杉村は出た。入口を出た。そして起き上がろうとすると
頭がゴツッと平たい何かに当たった。上を振り向くと木だ。
・・・建物?何処だ?どこの建物だ?そこは建物と地面の間だった。
そして出て確かめた。
鳥居がある・・・、木造の…神社?ここは神社か!ここまで通じていたのか!
何にせよ逃げることも出来たし結果的に助かったわけだ。しかし傷は流石に
痛んだ。来る途中もこの右肩で時間が遅れたのかもしれない。
杉村は神社の何かが祭ってある正面の階段に腰掛け学生服を脱ぐと傷口の
応急処置を始めた。
378 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/01 23:23
(・∀・)ワキュワキュ…?
379 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/02 13:18
伸びが遅いが良スレなのでジクジク逝こう
川田章吾と金井泉は展望台に到着した。すっかり炎も納まり移動もしやすい。
焼けた樹海部分は荒野と化し見渡しも良く解りやすかった。そして先程銃撃戦と
思われるようないくつもの銃声が聞こえた。
「川田君、さっきの銃声・・・」言葉を留めた。
「・・・・ああ、おそろく2,3人で撃ち合ったんだろうな。銃声は3,4種類は合った。
南西は危険だ。まずこの展望台で様子を見よう。でもここから真西は禁止エリアだ。
ココで動かなければしばらく安全だ。見渡しもいいから敵が来てもやりやすい。」
その言葉は安堵感に満ちており金井は安心した。
金井は酷く疲れドッと座り込んだ。座る際ドッと木に響く音がした。
「おいおいお姉ちゃん、静かにしなよ、高所だから音も周りに響くんだぜ。それに
しても座るとき音が大きかったな。太ってるんじゃないか?」
ちょっと眉間にしわを寄せ川田を見た。しかし言葉に出さなかった。
(失礼ねっ、)
でもその冗談の混じった会話は金井には幸福だった。
お馬鹿さん達…もう終わりよ
あんた達はよくあたしを展望台につれてってくれたわ…
でももうここまで…あとあなたたち役目はあたしに殺されるだけ
さあ、死になさい…
月岡は川田達に襲い掛かってきた
ダァアアン!
銃声が響いた。それは金井泉の足の1メートル先の木板を弾いた。
「ちっ!」
川田はレミントンM31RSをシュコッと引くと引き金を絞った。激しい銃声と
共に銃弾は月岡の左肘をかすり僅かに血が飛んだ。
月岡は木の陰に隠れると
「おい!塀に隠れるんだ!」
金井と川田は素早く塀を越し塀を盾に隠れた。
「お前はここを降りて樹海を真っ直ぐ進んで行け!この方向は禁止エリアじゃない!」
金井はコクッと頷くと駆け下りていった。
月岡はまたも引き金を2度絞ると銃弾が4発飛び塀に当たった。もちろんのこと
このちっぽけな銃では塀を貫通するわけもなかった。川田は塀の上からスッと
覗くとまたも引き金を絞った。身体に凄まじい振動が伝わった。
銃弾は月岡が隠れる木に撃ち込まれそれに一瞬月岡は怯んだ。
(・・・・・・、まずいわねっ。このままじゃやられるわ)
(銃が違いすぎるわねっ、何かいい作戦は無いかしら?せっかく夜中だから
奇襲したのに)
思考の途中に更に銃声が割り込んだ。銃弾は足元から幹にかけ撃ち込まれるが
月岡には当たらない。もう一つの銃…コルト・357マグナムリボルバーがあるが
まだ使う時期じゃない
(だめだな、このまま撃ち合っても当たらない。銃弾の無駄だ・・・・・・!!
俺にはコイツがある!)
川田は塀に隠れると何やらバッグを弄り始めた。
攻撃してこない様子に月岡も気づいた。
(どうしたのかしら?罠かしら?)
385 :
kgkgygds:02/09/03 17:24
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突然ゲームは終了した。
参加者全員が出会い系サイトの設立を開始したからだ。
387 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/03 17:40
月岡の視線から川田が現れると腰から上まで露になった。
(撃てって事?)
川田は砲丸投げのように豪快にこちらにむかって投げ込んできた。
それは鉄球が包帯に包まれているような物体。その一部分が赤みを帯び
通った後に線が残されている。――導火線だった。
導火線はジリジリと核にまで到達していく。月岡はまだ確認できずにいた。
━━━━━━━━━━その瞬間。暗闇がハイライトスポットを受けたように
空を照らした。それとともに月岡は体中に熱い・・・いや熱すぎる熱を感じた。
そしてさらに大きく華麗な爆発音が虚空に鳴った。
月岡の眼前は蒼白化し視力が数瞬失われた。そして焦げ臭い・・・。
川田は素早く堀に伏せ銃とバッグを握り締めると坂をあの時の相馬光子の様に
転がっていった。しかし勿論川田は被害を食らわないタメだった。
川田の放った特大の花火は悲劇に包まれる島を一瞬照らし島中の生徒がそれに
気を取られ目撃した。
389 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/03 18:07
花火は完璧に空に彩られなかったが閃光は十分島に届いた。
━━━━━━━━━━七原秋也&滝口優一郎
「なっ、なんだ!?」
二人は驚愕した。しかし不審な点もあった。
まず手榴弾の様な激しい爆発音じゃない。それに何色もの閃光が覗く。
「何だろう…。爆弾か…。」
七原は一瞬体育館での閃光を思い出した
「滝口!もしかして慶時がッ・・・」
━━━━━━━━━━中川有香
「なぁに?あれ〜〜っ、何か綺麗だわ?行ってみよ〜〜〜う」
中川は向かった。
━━━━━━━━━━杉村弘樹
杉村は無言ながらも驚嘆する。
「・・・・・・・・・・・!!」
杉村は応急処置を急いだ。
━━━━━━━━━━国信慶時&中川典子
「何だ?あの光は?俺と一緒のような支給品があるっていうのか?」
中川は一瞬にして不安な表情に変えた。七原が関わっているのかと頭を
よぎった。
月岡は空を仰いでいた。凄まじい閃光が自分を襲い体は焼け爛れた。
意識がボォッとし切れそうだ。
(だ・・・・めよ、意識を失ったら危なすぎ・・・・・・・・・・。)
月岡は思考が途切れると意識を失った。
391 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/03 18:15
ヅキタン死ぬなよォ!!?
「なんだ?」
坂持金発は凄まじい轟音で目を覚ました。
「はっ、川田章吾が小川さくらに支給された花火を使用したようです」
「そうか…こっち狙われないでよかったな〜」
「あれ撃ち込まれたら危ない所でしたね」
「そうだな、誰だ?デイパックの中に花火混ぜた奴は?
逃げ出したくなったぞ」
「祖父が花火職人だという部下が一人…」
「………呼んで来い」
馬鹿ばっか
…死ぬ前に一言
あたしは…ハァハァ…オカマにも人権のある国に…ハァハァ…生まれたかったわ…
だけ…ど…それも…ハァハァ…もう…不可能のようね…グフォ…
あた…しの手で…ハァ…つく…り……日常で…オカマが平気に…歩けるような…時代を…ハァハァ…作りたかった…
わ…我が野望が…ハァ…ばかなぁ……………………─────
END
394 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/03 19:53
【残り17人?】
395 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/03 22:35
月岡は意識を失っただけです
死ぬほどの傷ではありません
あしからず
・・・・あら?また復活したわ♪
まったく職人さんの勘違いは困っちゃうわね?
※現在も展望台付近で昏倒中。
私の生命力はゴキブリ以上ですか…
398 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/04 18:29
age
399 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/04 19:17
もうすぐ400か・・・
中盤戦も終盤だな
400 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/04 19:49
【残り18人!!】
…川田め…よくも…あたしのから…だを…美しい体をこのようにしてくれたわね…グフォ…
(リーゼントはすでにアフロとなり体のあちこちが火傷をしている月岡彰を考えましょう)
武器も…どっかに吹っ飛んだようね…グファ…ハァ…痛い…痛いわ…
ハァ…こんなところを…みつけ…ハァ…られ…れ………(意識が────)
(このままだとまずいわ とりあえず武器を探さなくちゃ…でも体が思うように動かせないわ…)
七原秋也と滝口優一郎は南下の途中展望台からの閃光に驚嘆していた。
「なぁ滝口!あの光ッ…、慶時だよ。向かおうぜ!」
しかし迷う滝口
「確かに七原が中川さんを守りたいのは解るよ。でも行ってもどうするんだ?
もし逢えたとしても国信はお前に中川さんを手渡すと思うか?それとも国信と仲間になるのか?
国信はお前と中川さんを無理矢理離したんだぞ。自分のために。お前と逢ったら
攻撃してくる可能性があるじゃないか。でも七原は国信を攻撃なんて出来ないんだろう?
はっきり言って得策じゃないよ。それにあの閃光のをまだ持ってるかも知れないんじゃ
分が悪い。」
その的確な理論は当たっていた。
「・・・・・でも…。」
「俺も仲間が増えたほうが良いし行きたいけど中川さんだけを器用に連れ出せるか?
それにそれが成功しても国信はまた俺達を探しに来るよ。
また奪ったら今度は憎しみが沸いて幼馴染だろうとお前を殺すかもしれない。
それに国信は中川さんは好きなんだろう?それなら殺すことはないだろうから
安全じゃないか。」
次々出てくる滝口の言葉――、これほどの状態でも・・・こんなに頼れる奴だったのか。
しかし不安もある。国信は運動が得意のほうじゃない。最後まで中川を守り
通せるのか?
さらに悩みは深くなった――――――。
―――フフッ
知里は演劇部で生かした演技力をフルに使い、
死んだフリをしていた。
そうして知里は、デイバックを手に取り、負傷した腹を押さえながら
灯台を後にしようとしていた…
【残り18人+1人】
ハァ…ハァ…痛いわ…だけど………死なないわよ!!
優勝者はこのあたしなんだから!! グフォ!!…叫びすぎたわ
だけどもう武器もどっか…ハァ…にいっちゃったから…ハァ…ん?…あれは…?
太い…木……まあ、武器代わりにはなるわね…
405 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/05 23:14
うん
滝口はいい味だしてるよ
はぁ〜い?
呼んだかぁ?松井の死亡の件だけどなぁ
首輪にも故障無かったみたいだしな・・・
やっぱり死んでると思うぞぉ
そういうワケだ?
坂持の死亡宣告後も生きていた・・・
坂持は知らなかった。忌わしき首輪ははずされていた。
「さてと・・・、どうしようかしら?政府襲っても返り討ちよね
首輪もないし逃げるとしましょ♪これでもツテはあるし」
松井は灯台のドアを開けゆっくり降りていくと鉄の階段を降りた
「聡美・・・、馬鹿だったわね」
松井はまっすぐ北上した。
「そ、それじゃあ、私は……?」
「いいや、駄目だね」
「――え」
「何故なら、君はもう死んでいるんだよ――よく考えてみたまえ、君が三村に撃たれ、
七原達と会った時、ほんとうに君の出血はすぐに停まってしまうほど軽い傷だったのかな?」
「え……」
「ぼくは君に、死ぬべき理由を教えに来たんだ。
理由がなくては――君のその歪んだ“死”とやらが変な残り方をするだろうからな」
「心おきなく“世界の敵”として消えるがいい……」
そして彼女自身までもが、その存在がぼやけて、ゆらめいて――
409 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/05 23:30
三村は樹海を奔走し抜けると診療所へたどり着いた。
しかし三村には用は無かったが一つの思案があった。ここに罠を仕掛ける。
怪我した奴はここに集まる。
しかしその前に親指から血が滲むのが解ったので治療を始める。消毒をし
包帯を巻き替える。そして罠の実行を始める・・・しかし即席の簡単な罠。
まずガス栓を開けガスを漏らす。全ての部屋にガスが行き渡るよう開放する。
(窓は開けないがな)
そしてコイツだ♪三村はバッグから瓶に入った液体を取り出すとこれを引き戸の
下の隙間に流し埋めた。
「オーケイ♪完成だ」
この液体はリンだった。高校で支給したものだ。このリンという液体はマッチの
先などに使用される。非常に敏感で繊細な燃料で指で擦るだけで激しく燃え出す。
つまり引き戸を開けたときの摩擦で着火――――そしてガスに引火してご愁傷様です?
三村は罠を完成させた。しかしもちろん診療所から必要最低限の救急用具を回収するのは
怠らなかった。
三村はゆっくり・・・ゆっくりドアを閉めると診療所を後にして走ってまた樹海へ
消えていった。
月岡彰は重傷を負いながらも懸命に歩いていた。立派なリーゼントも垂れている。
お気に入りの煙草も全部焼かれちゃった。
川田・・・、あんた覚えておきなさい!!
しかしこの傷では返り討ちがオチだ。武器は何とか見つけた。ハイスタンダードデリンジャー
22口径2連式は黒く焦げながらもしっかり作動するだろう。
とにかく・・・これで身を守りながら…。行くしかないわ、
月岡はゆっくりと樹海を歩き診療所を目指した。
2番:飯島敬太 C-5にて相馬が目の前で爆死。現在も樹海を仲間を求め奔走。
3番:大木立道 沼井にバイクでKOされた後、意識を取り戻し灯台にて野田を死姦。所持はナタのみ
5番:川田章吾 展望台付近で月岡に襲われるが、小川さくらの花火でこれを撃退。その際金井を一人で逃がす。
6番:桐山和雄 杉村・三村と格闘後逃げる杉村を追跡、が、取り逃がす。
7番:国信慶時 中川典子と共にI・6の丘から北上。
11番:杉村弘樹 桐山と交戦、井戸に落下後、横穴から神社に抜け、現在傷の治療中
13番:滝口優一郎 観光教会で笹川の死体を見た後、さらに南下。
14番:月岡彰 展望台付近にて川田・金井を襲撃、が、反撃にあい川田の放った花火により全身に被害をうけ、アフロになる、現在昏睡状態。診療所へ向かう。
15番:七原秋也 滝口優一郎と同様。
17番:沼井充 樹海で再び大木に遭遇、バイクを捨てるも撃退。
19番:三村信史 S&Wチーフスペシャルを杉村に取られるがまんまと桐山から逃亡。診療所に罠設置。
女子
2番:内海幸枝 H・2の洞窟出口から外に出て、南の山頂を目指す。
5番:金井泉 月岡の襲撃をうけ、川田と離れる、樹海を奔走中。
8番:琴弾加代子 G・6の分校隣の丘から西に移動。
9番:榊祐子 灯台にたどり着くも大木の奇行を目撃し観光協会の方向へ逃亡。
15番:中川典子 国信と同様。
16番:中川有香 川田の花火を目撃、近づくことに。
20番:南佳織 相馬…沼井と対戦後、展望台周辺に逗留。
沼井充は樹海を奔走すると確実に足音が耳に入った。
――誰かいる?ボスか?それとも誰なんだ?そして見ると見たことも無いような
髪型―――、そして全体は震え爛れている。
月岡彰だった。沼井と月岡は桐山ファミリー。しかし月岡は得体が知れない。
博や竜平のように親しくも無かった。あのオカマが全て怖くもあった。
沼井は気を取られ尾行すると枝に左手が当たりワルサーPPK9ミリがこぼれ地に
落ちた。その音は届いた。
月岡は無言だが激しく振り返った!そして銃口を向けた。両腕はブルブルと震え
とても撃てるとは思えない。
「誰よっ!?出てきなさい…」
沼井は銃を拾うと銃口を向け姿を現した。
「あら・・・・充━━━━ダァアアアアン!!
沼井は言葉の途中に銃声を割り込ませた。月岡の得体の知れない恐怖に痺れを
きらせ引き金を絞った。
――――とともに月岡の身体は後ろへ大きく揺らぐが倒れなかった。しかし銃弾は
月岡の左肩を見事に貫通した。服の中に鮮血が染み出してくるのを実感。
気持ち悪いわ・・・っそれどころじゃないじゃない!!
「ぐあ!!」
普段のオカマ口調からは考えにくい悲鳴をあげた。
そして一直線に振り向くと木を遮奢物に逃走した。
しかし沼井は追わなかった。
自分のした行動は常軌を少し逸した。俺は今どうかしていたんだろう。
我に返ると沼井はまた樹海へ消えた。
414 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/06 23:53
ヅキも相馬みたく悲惨に怪我するな
美しいボディが…
ゆるさない…許さないわよぉ!!
このあたしが何でこんな目にあわなきゃいけないのぉ!!
もう完璧に起こったわよぉ!! 必ずあたしが優勝してあげグフォ…!?
ま…まだ傷の痛みが…ハァ…ちぃ…オカマをなめんじゃないわよぉぉぉぉぉぉおおおおお!!!
必ず絶対優勝するんだからぁ!! オカマにも人権!!
! 榊祐子は浅い眠りから覚めた、プログラムが始まってから
ろくに休んでないので無理も無い。灯台で大木の奇行を目撃、
観光協会に戻れば笹川の切断死体、とうとう我慢できず嘔吐。
とりあえず観光協会の裏の植込みの陰でしゃがみこみ気分が
回復するまでじっと座っていたが、いつのまにかうとうとし
てたようだ。
・・・・知里・・・・・放送で呼ばれてたわね。榊は知里と
修学旅行のバスの中で談笑してたのを思い出した。
「祐子あたしね、今読書にハマッってんの」と見せてくれたのが
「ブギーポップは笑わない」だった。いろいろ説明してくれたが
雑誌くらいしか読まない榊はあまり興味をそそられず聞き流して
いた。が、不思議でなんともいえない雰囲気はなんとなく頭の隅
にこびりついて離れなかった。手作りのクッキー、本当は三村に
食べて欲しかったのだが、勇気がなくけっきょく知里や幸枝たち
に振舞った。幸枝は「祐子はまめだから彼氏そのうちできるよ」
その言葉は渡す勇気を出せなかった祐子を大変励ました。もっとも
半分以上は有香が「あーうんめぇ〜」とか言いながらボリボリ食べ
てしまったのだが・・・。
--------幸枝や三村君に会いたい、幸枝たちなら信用できるかも・・
榊はもちろん知里が三村に殺されたことは知らない。
ハァハァハァハァハァハァ・・・・
思いを遂げたというか、とにかく出すものを出した大木。
英雄色を好むというが、彼の場合はエセ英雄のニヲイが
プンプン、ああザーメンクサイ。
ムフフフ・・大木は聡美の胸をまたぐように腰を下ろし、いまだ白
い液体が染み出すモノの先を聡美のぽかんと開いた口からだら
んと伸びている舌に当てしこしここすりつけた。そして徐々に
口中深くモノを納め残り汁を中で放出。・・・ウウ・・・・
・・・快感の潮がひいてしまうと彼は立ち上がりナタとバッグ
を手に灯台の内部へと向かっていった。
419 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/07 11:06
「行こうぜ滝口。」
頷くと二人は立ち上がり周りから歩き始めた。
「!」
断崖に立ち海を見つめている一人の男…、冷たい目に特徴的なオールバック。
桐山和雄は海を眺めていた。何を考えているのかは読み取れない。異様な風貌は
不思議な威圧感を醸し出し近づきがたい。
七原は小さな声で
「滝口…、桐山がいる。バレないように逃げるぞ。悔しいがあいつには敵わない」
これも小さく頷くと樹海のほうにスリ足のように移動していく。
その時樹海の奥から鳴き声を立て鳥が空へ飛び出した。その声は空に一瞬響いた。
二人は最悪のタイミング!と感じただろう。
しかし桐山もこの状況に大きな音には反応した。空のほうへ後ろを振り向くと
物影が動いたのを確認した。
激しく振り向き素早くイングラムM10サブマシンガンを取り出すと引き金を力強く絞った。
ぱららららららららっ
ばららららららららっ
二つの銃声が響いた。七原はウージー9ミリサブマシンガンが火を噴かせた。
421 :
bloom:02/09/07 11:25
銃弾が交錯すると桐山の足元に銃が線の様に並んだ、しかし桐山に外傷は無かった。
しかし一方で鮮血が噴き出した。銃弾の一つは滝口の脇腹の皮、そしてもう一つの銃弾は
七原の脇の上ら辺を貫いた。
「ぐっ」
二人の悲鳴がハモる。
「滝口!木に隠れてろ!俺が何とかする!逃げ切れる相手じゃない!」
桐山は断崖の慎重の3分の2くらいの岩肌に身を屈め隠れた。そしてまたパラベラムの
シャワーを降らせた。
ぱらららららららっ
銃声に身を木に隠す。
(あいつは崖にいるんだ。位置的にこっちが有利だ。でも逃げ切れない。)
七原は考えも無くウージーを吹かせた。
この繰り返し――、何の進展も無い。このままじゃお互いの銃弾が切れるか?
でもあの時桐山は他に銃を持っていた。
と一瞬の思考に動きが止まった――――――――――ハッ!
振り向くと桐山の姿が見えない。何処だ?こんな一瞬に遠くへ移動するのは人間の
限界を超える。岩肌に隠れても覗くはずだ。
しかし気配さえない。左右上下を確認するが居ない。・・・消えた?
そんなバカな。
そして10分静寂が過ぎた。動きが無い。
痺れを切らせた七原は木の陰から出て崖の方へ歩いていった。
「滝口っ、動くなよ。包帯かなんかで怪我を治療しておけ。俺は大丈夫だ。」
ウージーを片手に進んだ。
一歩・・・、そしてまた一歩進んだ。そして断崖に来た時!
崖から下を覗くと桐山和雄は崖の一部から飛び出た岩肌に静かに立っていた。
桐山は銃口を向け引き金を絞った。
とっさに後退し外傷を免れた。桐山はバッグを肩に掛け片手を上の淵に手を掛けると
一気に勢いをつけ上に跳躍――、舞い降りると七原は尻餅から立ち上がるとき――、
無防備だった。
ぱらららららららっ
南佳織は展望台付近に逗留していた。
南は一部始終を見ていた。月岡と川田&金井の対戦を、
月岡を殺すチャンスは十分にあった。意識を失っていたのだから。
しかし南の意図は探れないが殺さなかった。そして行方のわかる川田、金井を
追う事もしなかった。
南は空を見上げるとまたブツブツといつもの言葉を発している。狂気は納まって
いなかった。
そして丘を下り県立C高校へ向かった。
頭脳は正常なのか禁止エリアは避けるように行った。
途中で首の?げた相馬光子の死体を発見したが気にも掛けなかった。
(そろそろ行くか・・・)
杉村弘樹は傷の治療を終えた。まだ傷は痛むがそれほど支障も無いだろう。
それにさっきの閃光・・・、琴弾は関わっているのか?
・・・それはないだろう。琴弾がこのプログラムに乗るとも思えない。仮に
琴弾がゲームに乗っているとしても…、あれは琴弾の支給品なのか?
乗ってはいないが追い詰められアレを使ったという理由なら納得できる。しかし
琴弾を発見しても安心は出来ない。安易に声をかけたらもしやる気なら・・・
銃を持っていたら撃つかもしれない。でも俺が銃を向け声をかけても一緒のことか。
やはり銃も無く投降したかのように行くのが賢明か・・・、
これも空念仏。まず遭遇が条件だ!
杉村は立ち上がると鳥居をくぐり県立C高校の方向へ走っていった。
426 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/07 18:33
職人さん
カ モ ン ナ ! !
427 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/07 18:37
428 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/07 19:24
内海タンは何処へ行ったんだ!!?
三村信史は樹海を奔走している。
何か疲れてきたな・・・、休みたいが危険だ。またあのでかい木の所に戻るか。
それにゲームには乗ったが矢張り人を殺すのは良い気分じゃぁ無いな。
オーケイ♪
罠だな。島中に罠を仕掛けてあの木で眠るとしよう。でも問題は島中を動き回ると
いう事は人との遭遇回数が増える。危険は伴う。
(まあその時は殺すしかない。例え誰であろうと!!)
・・・・・・・・といっても罠といっても人を殺すほどの物だ。即席のものじゃダメだな。
やはり人を一撃で絶命しなきゃダメだな。でも地雷があるわけでもない。爆弾は
一つあるがこれは最終兵器。使うわけにはいかない。
刃物で一刺しか・・・?
人を短時間で同じ場所へ集めさせる方法があれば・・・、この爆弾を目印に・・・?
しかしこの爆弾に恐怖して逆に離れる可能性がある。
たった一つだけ方法はあるが望みは断たれている。政府のコンピューターを
ハッカーして禁止エリアを・・・、いやそれなら俺が居るところ以外を禁止エリアに
すれば早い事だ。どの道PCはあるが繋がらない。
・・・・・罠作戦は得策ではないが以降考えておこう。
「うあぁぁああッ!!」
七原は全身にパラベラムのシャワーを浴びた。運良く首より上に当たることは無く
意識もしっかりしていた。しかし視界もボヤつき体は重くなった。
脱力感に襲われウージー9ミリサブマシンガンは手からこぼれた。拾う力も失われそうだ。
さらに桐山は引き金を絞った。
ぱらっ
銃弾が1,2発出ると弾が切れた。その銃弾は地面を削った。桐山はマガジンを落とすと
バッグから新しいマガジンを取り出した。
「七原っ!!」
滝口は木の陰から飛び出してきた
431 :
滝口優一郎:02/09/08 00:23
「く・・・来るなっっ、何も持ってないんだ・・・・お前は…」
桐山は滝口に視線を送るが無視をしマガジンの交換を実行した。そしてマガジンを
差し込もうとしたとき桐山の手首に鈍いが軽い衝撃が走るとペットボトルが地に落ちた。
滝口は七原秋也の天才ショートのお株を奪うように見事投げるとヒットさせた。
そして桐山の手からイングラムM10サブマシンガンがこぼれた。
七原は咄嗟に地に転がるウージーを拾った。桐山はもう一つの銃もボウガンも
バッグに眠っている。イングラムを拾うしかない!
素早い動作で拾う。しかしその隙に七原は引き金を絞った。
ばららっ・・・
こちらも今度は不運にも銃弾がすぐに切れた。しかしその銃弾は桐山の左脇腹を僅かに貫き
飛ぶ鮮血を確認できた。
しかし銃弾が切れたのは絶望的だった。
桐山はイングラムを拾い再び七原に銃口を向けた。
「逃げろォっ!滝ぐ・・・ぱらららららららっ
パラベラムのシャワーを再び全身へ受けた。服の中は血の水に流される。
しかしその傷に肉体的に限界にも関わらず立ち上がると七原は桐山に向かい姿勢を
低くすると懸命にダッシュした。
432 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/08 00:31
内海タ〜〜〜〜〜ン
「秋也ァ!」
桐山は無謀とも言える七原のタックルに意表をつかれ、一瞬反応が遅れた。
その腹部に勢いよく七原がブチ当たる。
「おおおおおおぉぉぉ!!!」
七原が振り絞るかのように大声を上げ、そのまま桐山を崖へと押しやった。
そして七原自身も――――
二人が足場を失い、落下する直前、七原と滝口の目が合った。
「滝口!典子さんを―――
それ以上は聞こえなかった、二人の影が消え、辺りには波の音だけが響く。
「秋也!」
滝口が急いで崖際に駆け寄り、下を見ると、ザパン――という音とともに
海に波紋ができ、徐々に広がり、消えていく所だった。
「秋也………」
しばらく海を見ていたが、何も起こらなかった(魚が一匹跳ねたが)。
滝口は我に返ると、周囲を見渡した、あれ程派手な音がした後だ、誰か来るかもしれない。
すると、秋也が捨てたウージーが落ちていた。
滝口はそれを拾い、再び海の方を振り返ると急いで森の方へ隠れた。
はぁはぁ・・はぁはぁ
金井泉は東に向かい走っていた。
川田とはぐれてしまった、月岡の襲撃を受けやむを得なかったのだが。
東に向かい走り始めた一瞬辺りがまばゆくなり激しい熱風を感じた、
が、後ろを振り向く余裕も無かった。わずかに火の粉を浴びたようだ
左手甲に軽い火傷を負った。一人になると相当な不安感に襲われた、
なにしろ川田があんなにやさしく頼りになる存在だと気づいた今では
・・・あ、武器がない、スタンガン渡したままだわ。川田君、どこに
いるの? そのとき、ぱららら、ダダン、2種類の銃声が遠くから聞こ
えた。は!走りながらも本能的に身を縮める。自分のいる位置からは
全く関係ない発砲だがゲームにのったクラスメイトが他にもいると思い
暗澹たる気持ちに陥った。自分たちを襲ってきた織田でさえ、殺すのに
抵抗があった、・・・死にたくない、殺したくない、殺し合いなんて見
たくない! 少なくとも川田と一緒にいれば自分の手を汚さず、身を守
ってもくれてただろう。脱出することもできたかもしれない、いやそれ
はなんとなくだが。 金井はけっきょくキレイゴト言いの自分がイヤに
なってきた。やはり自分が一番かわいい、この結論にしかたどりつかな
い。・・・・・・・・・・・・灯台が目の前に迫ってきていた。
金井は入り口に近づいていった・・・・「ひっ」悲鳴をあげそう
になった。 マネキン人形が倒れてる!もちろんそれは野田聡美
の無残な姿だった。「あわわわ、ぁぁぁ・・・・」
がぁぁぁん!!! ゴツ!!ガン! ゴロゴロゴロ・・・ 次の瞬間
何かが灯台の上から彼女めがけ落下してきた。幸い直撃は免れたが
はね返ったその物体に激しく背中を打ち付けられうつぶせに倒れて
しまった。防弾チョッキで衝撃はかなり吸収されたがすぐには動け
ない! 上を向くと灯台の塔の窓からうすら笑う角刈り兄ちゃんの
姿があった。大木が消火器を金井めがけ投げつけたのだ。
カンカンカンカン・・・・・カンカンカン ざくざくざくざく・・・
大木は、塔から降りてきた。いまだ起き上がれない金井はもう目
の前だ。「やめて、何す・・・グググ」大木は金井の口を袖で
ふさぎ、金井の体を持ち上げた。無言で大木は金井を灯台のほうに
連れて行く、入り口そばの階段を上り消火器を投げつけたあの灯室
に入っていった。 むん!中はかなりの異臭が充満していた、金
井は吐き気を覚えた、体はいまだ抵抗できない状態だった。
部屋の中央で胸から血を流した松井知里が仰向けに制服が乱
れた状態で倒れていた。
・・・知里、いやぁぁぁ!!やめて!離して、離してよ!!
大木は金井を下ろすと非常用ロープで腰をくくり、一方はベ
ランダの柵にくくりつけた。大木はクククと笑みを浮かべてい
たが、その目は逝っていた。ずいぶん前から逝っていたのだが。
大木は松井の死体を持ち上げるとニタニタとしまりのない顔のま
まベランダに向かっていった。「ひぃ!」(金井)
薄笑いを浮かべた顔を金井に向け大木は松井の死体を下に放り投
げた。ドス!鈍い音が階下に響く。
大木は野田のあと灯台内に侵入、松井を見つけ同様にコトにおよ
ぼうとしていたが、足音で金井に気づき消火器を投げつけたのだ。
お嬢様金井は松井よりグラマーだった、それにまだ生きている。
変態大木もやはり温かい肉体がいいのだ。
大木は金井の前でいきなりズボンを脱ぎ、そそりたったモノを金
井に見せつけた。恐怖に金井は声も出ない・・・た・す・け・・・
436 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/08 09:24
>>433 続き書かれちゃった…
でも俺が書こうとしているのと全く同じだった。サンクス
>>434 松井は居ないよ。生きてるんだから
437 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/08 09:50
松井は榊の夢ですた
月岡彰は樹海を徐行している。
更に増えた傷は絶望感を漂わしている。喉も酷く渇くが水さえない。でも診療所に
行けば幾らでもあるはず。
なんでアタシがこんな目にあわなきゃいけないのよ!?
しかし悲劇は加速していった。
――――――――――誰!?
あちら側からは確認されていないがこちらからはっきり確認できた。
あっ、アタシ好みの三村くんじゃないの?
でも片手に銃が握られてるわ。不意打ち?今はそれどころじゃないわね。
失敗して狙撃されたらたまらないわ。
月岡はダッと走り出した!
しかしそこから生み出された僅かな足音に三村は気づいた。咄嗟に銃口を向けると自分の
10メートル横方を見た事もないような奴が走っている。
つ・・・月岡かっ!?なんだあの髪型は?
しかしゲームに乗っている以上見逃すわけにはいかない。三村は追った。あれだけ
の傷――スグに追いついた。
そして負われていることにも月岡は気付いた。
ちっ、
右手だけを後ろへ翳し引き金を絞った。銃弾が2発飛ぶが標的を確認しながら撃っていない
ため見当違いな方向だった。しかし威嚇にはなったか!?
三村は気にせず追って来た。
そして三村はザ・サードマンの異名に標的を饐えると引き金を絞った。ベレッタの
銃弾はまたも月岡の怪我している。沼井にも撃たれた左肩を貫いた。
「ぐゥッ!」
しかしここで止まれば死ぬのは確定的!走るしかない。また月岡は右腕だけで
引き金を絞った。しかしやはり見当違い。――が1発は三村の足元の地面を抉り
走行を数瞬止めた。
さらに力を振り絞ると
樹海の奥から白い光が見える。
樹海を抜ける!この先には診療所がある。ダァアアアアン!!
さらに三村は撃った。三村の命中率は天才的とも言っていいのだろうか?悲惨にも
またも左肩を貫いた。左肩に開けられた3発の弾痕からは血が大量に流れ運動神経を
侵していった。
樹海を抜けた!診療所が確認できた。あの家に立てこもればとりあえず安全じゃない?
三村めぇっ、見てなさいよ!!
三村は急にスピードを落とすと徐行にした。それは勿論意図的だった。
あら追って来ないわ?諦めたのかしら?何にせよ後悔するわよ!!
そして診療所が眼前にせまり引き戸を開けた!
「グッバイ♪月岡さんよっ、」
三村は樹海の出口の木の陰から月岡が引き戸を開けるのを確認した。
月岡は引き戸を開けた。すると自分の下のほうから何かに照らされている。
足元が激しく燃えていた。
「きゃっ!なっ、何よ!?」
そして次の瞬間――――――――――――――――
月岡の視線は真っ白な閃光に満たされた。リンに炎は導火線となりそれは根元へ到達した。
扉から一直線に50メートル先くらいまで光が差していた。
そして一瞬の閃光の後に炎と破片は空へ舞い散った。診療所全体は紅い炎に
覆い尽くされ激しい爆発音が響いた。
三村の視線から月岡は爆発の火炎に巻き込まれるのを確認できた。先ほどの一瞬の閃光は
月岡の背後の影を巨人のように伸ばしていた。
さらに爆発音が鳴ると三村は場を後にした。
――――10分後、家は廃墟と化し黒の巣窟になっていた。そしてその廃墟の眼前に
月岡彰は倒れていた。身体からは異臭のような煙が発せられていた。
既に絶命していた。爆発の被害で既に限界に達していた身体に止めを刺された。
こうしてラスト・スタンディング・マンと称した月岡彰は死んだ。
441 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/08 10:12
創作文芸板はあらゆるオンラインでの創作に反対します。
もちろんスレの中での作品発表などにも反対の立場を取っています。
どうしても作品を発表したい、この思いを読者に伝えたい、という方は
自分でサイトを作ってそこで発表してください。
ルールは守ろうぜ。
442 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/08 10:18
443 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/08 10:19
ルールは守ろうぜ。
444 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/08 10:37
>>441 うるせえぞバカ
2chでそんな易しいモン通用するかよ
445 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/08 10:38
ルールも守れないなら他の板行けよ!
甘 え る の も い い 加 減 に し ろ !
446 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/08 10:40
ルールも守れない阿呆はとっとと消えろ。
447 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/08 10:43
448 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/08 10:46
スレ住人だろ。
449 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/08 10:49
ハイ!
>>441さん!
僕は初心者だからHPの作り方なんて解りません!
作るのも考えたけどわかりません!
だからここなら出来ると思って僕もここに住みました!
あなたは僕にHP作成を教えてくれるのですか!?さすれば
去ります!
450 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/08 10:50
>>441 作品発表じゃないぞ
俺は自己満足だ
別に作品を汚そうとかそういう心は無い
発表の気も欠片も無い
451 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/08 10:51
>449
はい。教えてあげます。
だからさっさと外部にサイト作ってください。
452 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/08 10:52
>>451 ここは結構住人が居るから一人去っても無駄だ
453 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/08 11:09
>452
自作自演が横行するこの板で何を言ってるの?
飯島敬太は県立C高校へたどり着いた。聳える大きな建物にそそれた。
安全だ。安全そうだ。人もいそうだ。仲間が作れる?
踊る気持ちを抑え県立C高校へ入っていった。校門から印されている血が気に
かかった。裏返せば人が居るかもしれない。
それの証拠に窓が割れている。
決定的だ。
飯島敬太は校舎内に入った。明かりもない校舎は不気味さが醸しだされていた。
小心者の飯島にはキツかったかもしれないが仲間のためなら――――!
飯島は校舎内を創作した。
455 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/08 11:14
皆さん荒らしは無視で終わりですよ
456 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/08 11:24
ルールは守ろうぜ。
「はっ!」
松井は目を覚ました。今までのは夢だったのだ。
「知里〜!内海さ達が待ってるよ〜!」
松井はセーラー服に着替え、玄関を開けた。
終 わ り
はいはぁぁ〜〜〜〜い♪皆久しぶりだなぁ頑張ってたかぁ?
先生はタップリ寝てハキハキしてるぞぉ?
じゃあまず死んだ生徒を発表するぞ〜
●相馬光子(女子11番)
※改めて松井知里(女子19番)
○月岡彰(男子14番)
○七原秋也(男子15番)
の4人だな♪
じゃあ禁止エリアを一つ発表するぞぉ〜
20:00〜H・3
※今までの禁止エリア
D・9 H・1 J・2 C・3 H・6 D・4 J・3 E・4 C・6
じゃあ残りも少なくなってきたし頑張れよ?
459 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/08 18:06
【残り16人】
滝口優一郎は樹海を奔走しているとき放送を聞くと驚愕した。
「七原・・・・・・・・ッッくそっ!何でっ、桐山は!?」
詳細は解らないが七原は死んだ…、そして桐山はまだ生きている。この事実を
受け止めるしかない。
あれだけ奮闘したのに・・・、結局結果的には負けたという事なのか?
滝口をやりきれない感情を押さえつけた。
七原が残したのはウージーと元の支給品だった軍用ナイフ。
絶対生き残る!七原のためにも中川さんは守る!
七原が死んだ事実は生徒に大きな波紋を与えた。
七原しんだの!?
…こんな…ところで…おちて…ハァ…逝くとは…ハァ…
オカ…マの社…か…いは…つくれ…ハァ…ない…ハァ…よう…ね…
まあ…いい…ワ…あた…し…は…おそ…らにかえりま…しょ…うか…
しつ…こい…オカ…マは…嫌われ…るし…ね…グフゥ…
こうして世界一美しいオカマ 月岡彰はお空に帰りましたとさ
わた…は……つぎ…う…ると…は…オ…マ……時だ……に………────
fin
アナウンスは勿論届いた。その事実は憎んでいた国信慶時に――――、そして
想っていた中川典子の耳へ飛び込んだ。移動中に動きが数瞬止まった。
樹海の中で静寂が流れる。
そして国信は中川の顔を見ると大粒の涙が伝っていた。
「典子さん・・・、」
中川は声を立てることは無かったが小さく
「秋也ク・・・・・ン・・・・。」
と何度も呟いていた。そして国信も気付いた。自分の視界はボヤケ泣いているのを。
いくら憎んでいても(嫉妬?)小さな頃から共にしてきた七原秋也はもうこの世に
いない。あの楽しい日々にも戻れない。そして自分の気持ちにも死でやっと気付いた。
この状況に混乱し中川のことだけを考えていたが本当は秋也と共にしたかった。
そんな好機はいくらでもあった。それを自分は典子さんを奪っただけ。
・・・・俺には何が残る?
――――――――――――――――なら俺は典子さんを守る。国信はそして
声を上げ天を仰ぎ号泣した。
「え・・・・・・・・?」
内海幸枝は南山頂でそれを理解した。自分は秋也を愛していた。想いを告げることも
無く・・・。
そして泣いた。
あの輝きに満ちた秋也君は見られない。
もう何も考えられない。信頼できる仲間も残り少ない・・・。好きな人もいない。
仲間もいない。
「あぁ・・・・・・あ・・・・・・。」
変な奇声のような呻き声を立てた。しかし不思議と涙が流れることは無かった。
そしてさらに内海を追い詰めるのはここ・南山頂H・3は禁止エリアになる。
移動しなければならない。ここに長く居すぎたのか。
内海は立ち上がると高い位置から島を見渡すとそこから北東へ移動し始めた。
「ぁあ・・・ァ・・・ああああああああああああああああああ!!」
奇声を急に発すると息が荒くなり様子がおかしくなった。確認できないが
何やら呟いていた。
内海は狂気を失った。
先程まで迷っていた選択。ここで自殺か?それとも術無く彷徨うか?
その二つの選択は選べぬまま思考は故障し狂気と化した。
不気味な雰囲気を身に纏い樹海のほうへ歩いた。
465 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/08 19:24
狂気第2号と化したか内海タン…
南のようになっていくのか・・・・・・?
ねぇ、せっかく知恵絞って書いたのに無視ですの?
467 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/08 22:24
残念ながら
468 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/08 22:35
「え?知恵を絞りきってあの文章なの?」
とか言いたくないから、もう少し文章力上げてみてね。
469 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/08 22:47
知恵?
どちらさんのお名前ですか?
471 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/08 22:55
>>470 ぷっ
勘違いだぞそりゃ知恵は名前じゃないぞ
知識の「知恵」だぞ
秋也・・・
ワイルドセブン七原秋也は死んでいる。三村はゲームに乗ったものの秋也は
この手で殺すまいと・・・、いや死んで欲しくはないと願っていた。
誰の手で殺された?
桐山か?それは妥当な判断ではあるが可能性はどうとも言えない。
しかしポジティブに考えようぜ♪秋也が死んだならもう俺は誰だろうと躊躇無く
殺せる。
オーケイ♪やりやすくなるぜ
473 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/09 16:39
age
金井は号泣・・・
しかし性欲に流される大木は次々と金井の未知の行動へと移る。
「いやっ、いやぁ!!」
そんな悲鳴も川田が居なければ無為。大木は胸倉の服を破り始めた。必死に抵抗するも
馬乗り状態で反抗の術が無い。
そして5分後――――
金井は全身を露にしていた。地面には未だ涙が伝う。
そして大木は一通りすると満足したのかいよいよ本番というように顔を引き締めると
自分のモノを掴みゆっくり近づけた。
そして・・・
(まさか・・・まさか・・・)
金井は首を振る。もはや無視の息のようだ。
ドンッッッ
何の音だ?大木が挿入た音か?んなバカな。
そんなボケた考えも思考も途切れた。銃声が激しく響くと金井の視線から
大木の右目から後頭部かけ抉れその勢いで大木は後頭部を地面へ打ち付けた。
金井は後ろを振り向くと川田章吾はレミントンM31RSの引き金を絞っていた。
「かっ、川田君!」
しかし川田は金井を見つめると何も言わず異様な雰囲気で微笑んだ。
475 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/09 17:19
【残り15人】
川田は微笑んだ。そして見つめた。その異様な雰囲気は不気味だった。
そして金井は自分の露な身体に気付き隠した。
「やっ・・・」
と声をたて必死に隠した。
「川田君・・・・、ちょっとあっち向いててくれる?」
川田はその問いには無言。そしてゆっくり銃口を金井の方向へ定めた。
「え・・・・?かっ川田君?」
不気味に微笑み何も言わない。
「言っておくが俺はおねえちゃんの裸には興味ないぞ。これでも経験はあるからな。
正直あんたはタイプじゃない。それに・・・」
そこで言葉を切らした。
引き金を絞ると銃声が空に響いた。
金井の乳房の間に大きな穴が空き後ろへ滑り血が吹き出た。
「あんたとは契約解除だ。やっぱり足手まといに他ならない。俺は経験があるから
もっと利口にこのゲームは動く。
残念だな。それに俺はもう人は平気で殺せるんだ。自分でも不思議だがな。」
川田は大木と金井の死体を横切り樹海へ消えていった。大木の顔面は既に変色し
金井の裸体は無残に目を覆いたくなる状態だった。
477 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/09 17:22
【残り14人】
478 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/09 17:23
そろそろまたペース落としますか
香ばしい焼き鳥の匂いがほのかにするやや広い居酒屋の店内、
松井知里は友人の谷沢はるかや藤吉文世、野田聡美らと畳式の室内で
お茶や茶菓子を嗜んでいた。
ここは天国。プログラムで死んだクラスメイトが集まる、天国の3丁目。
いや、地獄の三丁目、か。
知里がここにやってきた時には、すでに20名以上のクラスメイトが
焼き鳥を食べ、お菓子をつまみ、酒(あるいはジュース?)を飲んでいて賑やかであった。
「故人の同窓会」だと、はるかは言う。
先ほど、近寄りがたいオカマの月岡彰と、私の大好きな三村信史
(彼はここには居なかった。居てほしくなかったが、複雑な気分だった。)
の友人の七原秋也が居酒屋の扉を開けたばかりだ。
知里はとりあえず、聡美に謝ることにした。
聡美は、案外簡単に許してくれた。その際、大木だけは許せない、と聡美は怒鳴った。
ここではプログラムの進行状況をモニターで映し出すことが出来、大木の死姦現場が
モニター一杯に広がったからだった。聡美はモニターの近くにはいなかったけど、
男子達の噂は女子を通じて聡美の所にも流れてきた。
知里はガラス製の皿の中にある茶菓子を取り、口に含めた。
________________________________________________
知恵を絞って絞って絞りきって書いたわ。こんなんでいいかしら?
ちょっと無理あったわね。反省しる
481 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/09 19:56
三村は死んだのか?
482 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/09 20:10
「三村信史の友人の七原秋也」です。よく読みましょう
483 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/09 20:12
すいません。。。
琴弾加代子は禁止エリアに気付き北へ進路を変え樹海を彷徨っていた。
人がどんどん死んでいく・・・、もう残り16人?半分以上の死体がこの島に
転がってるのね?1日半前はまだ仲の良いクラスメートだったのに…。
虚しさと悲しさとこのゲームの残酷さに項垂れた。
そして歩くと下半身の欠けた瀬戸の死体…そして傍に誰だか確認できない
小柄の女の死体が転がっていた。無残に身体があちこちイカれている。
「ひっ!」
思わず悲鳴をあげると嘔吐感に襲われたが堪えた。不安で仕方ない。
頼りになる人が欲しかった…。
ァァァン…ァァァン…
!!
遠くから銃声が2発聞こえた。それが川田によるものとは知る由はないが進行方向だったので
さらに進路を変えた。
琴弾は神社の方へ消えていった。
486 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/09 22:29
現在殺人数順位
1位:川田章吾 5人(内5人射殺)
2位:桐山和雄 4人(うち4人射殺)
3位:中川有香 3人(内3人射殺)
3位:三村信史 3人(内2人射殺、1人罠)
487 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/09 22:29
死亡者&死因リスト
男子1番 赤松義生:桐山により射殺
男子3番 大木立道:川田により射殺
男子4番 織田敏憲:川田により射殺
男子8番 倉本洋二:桐山により射殺
男子9番 黒長博:中川(有)により射殺
男子10番 笹川竜平:大木により首切断
男子12番 瀬戸豊:北野により爆殺
男子14番 月岡彰:三村の罠により爆殺
男子15番 七原秋也:転落死(出血多量)
男子16番 新井田和志:相馬により斬殺
男子18番 旗上忠勝:中川(有)により射殺
男子20番 元渕恭一:三村により射殺
男子21番 山本和彦:川田により射殺
女子1番 稲田瑞穂:月岡により刺殺
女子3番 江藤恵:月岡により射殺?
女子4番 小川さくら:川田により射殺
女子5番 金井泉:川田により射殺
女子6番 北野雪子:手榴弾により自殺
女子7番 日下友美子:瀬戸により刺殺
女子10番 清水比呂乃:南により射殺
女子11番 相馬光子:禁止エリアにより自爆
女子12番 谷沢はるか:中川(有)により射殺
女子13番 千草貴子:桐山により射殺
女子14番 天堂真弓:赤松により射殺(矢)
女子17番 野田聡美:間接的に松井の手により転落死
女子18番 藤吉文世:桐山により射殺
女子19番 松井千里:三村により射殺
女子21番 矢作好美:赤松により射殺(矢)
現在生徒所持武器一覧
男子
○飯島敬太(男子2番) 文化包丁
○川田章吾(男子5番) レミントンM31RS(ショットガン)・コルト・357マグナムリボルバー・スタンガン・防弾チョッキ・ナタ
○桐山和雄(男子6番) 現在行方不明により不明
○国信慶時(男子7番) 閃光弾×1
○杉村弘樹(男子11番) 簡易レーダー・スミスアンドウエソンチーフスペシャル38口径
○滝口優一郎(男子13番) ウージー9ミリサブマシンガン・軍用ナイフ・鉄串(10本)
○沼井充(男子17番) コルト・ハイウェイパトロールマン38口径
○三村信史(男子19番) ベレッタM92F・自製爆弾
女子
●内海幸枝(女子2番) ブローニングハイパワー9ミリ
●琴弾加代子(女子8番) スミスアンドウエソンM59オート
●榊祐子(女子9番) 特殊警棒と毒薬
●中川典子(女子15番) 無し
●中川有香(女子16番) CZ・M75・ライフル銃
●南佳織(女子20番) シグ・ザウエルP230 9ミリショート
>>488 追加
南佳織(女子20番) ワルサーPPK9ミリを追加します
490 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/09 22:47
滝口は鉄串拾ってない。ライフルは国信所持。
俺の解釈では軍用ナイフも七原ごと落ちた。
あとまた俺解釈だが川田はでかくてかさばるナタはわざわざ拾わない
くくく・・・おねえちゃんには気の毒だったがな、文句はあの世で
月岡に言うこった。川田は金井がつけていた防弾チョッキ(元々織
田所有)を着込んだ。あやうくコイツを見逃すとこだった。これは
いい盾になってくれる、それに足手まといにゃならない。
川田はさらに歩を速め樹海を抜けていった。
492 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/10 01:36
んん?待て待て沼井のワルサーは大木から沼井が取り戻したろ?
パトロールマンは南しか手に入れる機会は無いはずだ。
で、ジグ・ザウエルも沼井が南から奪ったと思うが
川田の性格が違う。映画の七原達だって役立たず(ゴメン)だったけど、助けたし
女の子をそんな理由で殺さないかと・・。
494 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/10 06:54
こうなるのかな?
○沼井充(男子17番) ワルサーPPK9ミリ・コルトハイウェイパトロールマン38口径
●南佳織(女子20番) シグザウエルP230 9ミリショート
確か職人さんが間違えてそれから沼井がパトロール所持で南はザウエルは
奪われてない
495 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/10 15:44
現在の状況整理
男子
○飯島敬太(男子2番) 仲間を求め県立C高校校舎内を移動中。
○川田章吾(男子5番) 大木・金井を殺害後、樹海を移動中。
○桐山和雄(男子6番) 七原と共に崖へ転落後行方不明。放送により生存は確認。
○国信慶時(男子7番) 樹海を北上中。現在G・5。七原の死に号泣。
○杉村弘樹(男子11番) 神社から県立C高校の方向へ移動中。
○滝口優一郎(男子13番) 中川(典)死守を七原と約束し中川(典)を捜す。現在I・6を北上。
○沼井充(男子17番) 月岡に樹海で遭遇し発砲後、いまだ樹海を移動中。
○三村信史(男子19番) 島中に罠を仕掛けようと企てるが低迷。現在島中心の大樹木へ移動中。
女子
女子
●内海幸枝(女子2番) 居た場所が禁止エリアになり現在樹海を北上中。
●琴弾加代子(女子8番) 瀬戸と北野(確認できない)の死体を発見後神社の方向へ移動中。
●榊祐子(女子9番) 観光協会建物寸前。
●中川典子(女子15番) 国信と同行中。七原の死に号泣。
●中川有香(女子16番) 現在展望台周辺に逗留。
●南佳織(女子20番) 県立C高校の方向へ移動中。
497 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/10 17:38
3人が県立C高校か・・・。
ビミョ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜なメンバーです
498 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/10 18:35
>495
それにしたって前の行動と矛盾しすぎだろ……
もうちょっと考えて書いてほしい。
>>499 ん〜難しいトコだ、キャラの豹変とか意外性も
このスレならではだし。ロムってる人にも納得でけるよ
うに創作することも大事だし。むむむ・・・・よくネタ
繰りしなくては・・。
飯島敬太は校舎内を移動している。あらかたの教室を見たが元渕の死体には
腰を抜かした。無残に頭部が抉れていたからだ。
バッグの中には武器などは無かったが水やパンが残っていた。それは頂いた。
もうプログラムも2日目・・・パンも水も底を尽きていた。正直気は進まなかったが
ありがたかった。
校舎には誰もいないのかな。屋上にもいなかったしなぁ
飯島は校舎を諦めると急いで窓から校舎から出るとプールの方向へ走り出した。
502 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/11 06:48
age
南佳織は県立C高校の校門に辿り着いた。校門から奥へ血が連なっていた。
それを辿るように南は歩いた。
辿るとそこは体育館の門だった。扉は半開き。誰かいるかはわからないが確認次第
撃つだろう。
南は状態は変わらずぶつぶつ何かを呟いていた。扉を開けるとステージに誰か居ることに
気付いた。
小柄な学生服の男。
飯島敬太だった。飯島はプールの方へ走ったが体育館に誘われ入っていったのだ。
「みっ、南さん・・・・・!?」
ドゥンッッ!!
返答は銃に返された。しかし扉からステージまで距離は長く飯島の横3メートルの弾幕を貫通した。
しかしそれは飯島には脅威。銃を支給されず頼りない包丁じゃ勝てるはずが無い。
飯島は反対の弾幕の方向へ消えた。
南は標的を確認できないが引き金を2度絞った。それは弾幕を通過したが当たった様子は無かった。
「あれぇ・・・?ジュンヤ、何で逃げるのぉ・・・?待ってよぉ♥」
南はステージに向かい走り出した。
飯島敬太は弾幕の奥に隠れている。相手が銃じゃ女であろうと逃げ切れるものではない。
ましてや俺の運動神経じゃな。こうなったらやるしかない!でも包丁で
飛び掛るのは無謀。そして飯島は上を見上げると長い鉄棒に吊るされた照明が目に入った。
そして自分の隣を見ると太く頑丈な糸につながれているのを確認。
ステージに来たときに切ってやる!そして倒すんだ!やるしかない!
そして気配を殺すと南の足音ははっきり確認できる。相手は工夫も無くただ近づいてくるようだ。
音は次第に大きくなる。
ドォンッ!!
銃声が響くと反射的に飯島は太い糸を勢い良く切断した。南は異様な雰囲気に感づいたのか
策を取ろうとしていたのだ。わずかに思考は残されているのだ。
そして天井から一気にステージの端から端まである照明の繋がれた照明は落下した。
そして凄まじい音が体育館内に響いた。
南もこれにはさすがに驚いた様子だった。するとさらに狂乱し引き金を絞りまくった。
銃弾は飯島に当たることはなかった。飯島には銃声も聞き取れないくらい凄まじい音に
聴覚は一瞬麻痺していた。
そして立ち上がると逃げた。ここは危険だ。どこか逃げる場所は無いのか?
とにかく校庭のほうへ逃げよう。今なら気付かれない。飯島は裏幕の階段奥の扉を開けると
体育館の裏に出て校庭の方向へ走った。
505 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/11 22:48
このスレもうやめない?? 二人でやってるよ。
お釜の活躍は偉大だった・・・・
507 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/11 23:09
>>505 ファンも多いしやめとこう
俺も好きだ
書かないけど
叩かれたらやだもんなぁ
杉村弘樹は県立C高校の前の茂みから姿を現した。
そこに来るまでに見たのは火事によってすっかり荒れた森と、木の付近に転がっていた三つの死体だった。(三村はまだ来ていなかった)
校庭の中ほどまで歩き、レーダーを確認する、これだけ大きな建物だ、必然的に人も集まる。
案の定三つの反応があった―――と、その時、ドウンッ!とくぐもった音が響いた、
もう慣れっこだ、この音は銃声―――!
三つの点の内一つは離れたところにあり、もう二つはお互い近いところにあった。方向からすると体育館だ。
誰かが銃を撃っている――止めなければ、銃声は一つ、一方的に誰かが撃っていることになる。
もし襲われているのが琴弾だったら!
杉村がそれに思い至った瞬間、またドウッドウッと連続した銃声が響いた。
ヤバイ!急がなければ!
杉村が走りだそうとしたその時、
ガッシャアアアアアァァァン!!
轟音、何かが割れたような音、こんな音は拳銃では有り得ない。
杉村は再びレーダーを確認した、二つの点――その一つがこっちに近づいてくる!
杉村はレーダーと照らし合わせ接近している点の方向を見た。
すると体育館の角から一人の影が飛び出してきた、目を凝らす、学ラン、男子だ。
「―――飯島か?」
あちらもこっちの姿をみとめたらしく、一直線に走り寄ってきた。
「杉村!」
こちらに走ってくる飯島を観察する、手に何か持っていた、刃物――包丁のようなものだ。
「止まれ!」
ひっ――飯島が小さな呻きをあげる。
「飯島、俺は殺し合う気はない、その武器を降ろしてくれ」
すると飯島は包丁は持ったまま必死に訴えかけた
「す、杉村、よかった、寂しかったんだ、い、いやそれより南さんが」
そこまで飯島が喋るとまたあのドンッという音が聞こえた。
「うわっ!」
飯島が振り返る、その向こうに杉村が見たのは、銃を構えた南佳織だった。
ヤバイ…あの目はイッてる
「走れ!」
咄嗟の判断で杉村は飯島を引っ張り、投石で校舎の窓を割り蹴りで粉々にした後
県立C高校の校内に駆け込んだ。
杉村弘樹と飯島敬太は校舎内に逗留している。
ドゥンドゥンドンッッ!!!・・・・・・・・・
激しく銃声が校舎内に響いた。南佳織は狂乱し銃を乱射している。
「ジュンヤ・・・・、遊んでくれるのぉ>どこにいるの?待ってよぉ♥」
この状況はまずい、仲間(?)の飯島も危険にさらされる。
「飯島・・・、ここで待ってろ。俺が南を抑える!あいつをあのまま野放しには
出来ない。」
「・・・なら俺も行くよ!」
「ダメだ・・・ッ、待ってろ、そんな包丁じゃ太刀打ちできないだろう。俺は
銃を持ってる。それにこのレーダーもあるから場所も確認できる。」
「・・・・・・ああ」
飯島は渋々了解すると屋上へ向かった。杉村は南のいる場所へ向かった。
どこにいる?レーダーにも反応がない。校舎内にはいないのか?これだけ捜したのに。
もう南を探して25分が経過する。
窓からでるが南の姿は確認できない。
ここで戻ってもかっこ悪いだけだ。どうにか抑えてみせる。人は殺したくはない。
こんな器用なことが出来るかどうかは解らないが持ってる銃を奪えばいいのだ。
不意に手を突き奪うだけ。簡単な算数だ。
あとはレーダーを頼り捜そう。
杉村はプールサイドに来ていた。ここにもいない。
ピッ・・・ピッ・・・
レーダーが鳴っている!うっ後ろ!?振り向くと同時に銃声が響いた。南佳織はプールの門の奥の
間から狙撃してきた。杉村は咄嗟に伏せそれをかわしたようだ。
「くっ・・・・!!」
ダァン!
杉村は迷うが引き金を絞った!それは意図的に威嚇で手前を狙撃した。しかし
南は今恐怖心を持ち合わせてはいない。かまわず撃ってきた。
しかし門の奥からで精度も落ちている。当たらない。
カチッ
(残りの銃弾は3発。予備弾は無い!これ以上は撃てない。)
南はその時門を駆け上がり華麗に着地すると突進してきた。
「ジュンヤ・・・・・、やっと見つけた♥」
さらに銃口を向けてきた。銃弾数を気にする場合じゃない。杉村も銃口を饐えると
杉村は素早く引き金を絞った。
銃弾は南の右肩を貫いた。そしてその反動で激しく横に回転し南はプールへ
落下した。プールはこの時期では汚く水中を確認できなかった。
しまった殺してしまったのか。
水中に沈んだ南の動きを確認できない。しかし助けるほどお人好しじゃない。
俺を殺そうとしたんだからな。しかし汚い水面に僅かに鮮血に染まっていた。
ゴゥン・・・ゴウン・・・
何の音だ!?気付くと杉村が治療していた左肩を銃弾に貫かれていた。
何処から!?
プールからだった。南は闇雲に水中から撃ったのだろう。それが当たった。
水中から突然銃弾に襲われる。避けれるハズもなかった。
杉村は残りの2発を水中に向かって撃った。そして確認することもなく逃走した。
飯島・・・、悪いがお前とは共に行動は出来ない。このまま俺は去る。捜さなきゃ
ならないんだ。その時迎えに行く。
七原・・・、本当ならお前を迎えたかった。
杉村は学校の柵を越えるとさらに北へ奔走した。
ザバァッ
南は水中から姿を現した。肩以外は無傷。プールサイドに這い上がると
またも学校内を彷徨い始めた。
512 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/12 08:00
長い編だったな
513 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/12 20:52
結局誰も死なないか
残りは死ぬとイタイのが多いな
飯島敬太は屋上で一人佇んでいた。
遅いな杉村・・・、まさか裏切ったのか?でも殺されるわけでも無いし時間が
かかっているのか・・・、さっきから銃声が何発も響いたがもうそれも止んだ。
ここからプールが見れないのが残念だ。
ガチャッ
とその時屋上の扉が開く音がした。
杉村弘樹は肩に怪我を負いながらも屋上に上がってきた。
「杉村!大丈夫か!?心配したぞ、遅いから逃げたのかと思ったよ。」
しかしそれはあながち外れてはいなかった。
――――――――――――――――15分前
杉村は柵を越えたとき千草貴子が頭をよぎった。
俺は信念を貫いて生きてきた。それが俺の誇りの一つでもあった。俺の信念には
人は裏切れない。愛するものはいるが今身近な仲間を置いてくるわけにはいかない。
俺は言ったんだ”必ず戻る”と。
俺はイツしか貴子に言った。お前の信念を貫くその誇りはカッコイイと思うと。
それを貴子に告げたが俺に言ったことでもある気がする。
貴子を裏切る気がする――――。
その誇りは杉村を引き返させた。
そして今の現状に至る。
杉村は所持している包帯でまたも治療を始めた。指先まで血は滴っていた。
「大丈夫だ・・・、大したことは無い」
三村信史は巨大樹木の上で目が醒めた。
やべ・・・、寝ちまったよ。でもこの時間ならまだ放送もないな。
・・・・・・・・ん?
――誰かいる!!
剃りこみの入った特徴的な髪・・・、沼井充は周りを見渡しながら樹海を
移動していた。
・・・沼井は桐山ファミリー、桐山があれじゃ信用しろってのも無理だがこいつは
桐山にかなり忠実だった。多分桐山を捜しているんだろう。桐山をボスって言うんだから
解りやすい。
多分桐山がやる気なのを知らないんだろうな。
まぁ俺が殺さなくてもいずれ死ぬだろう。怪我もしてるようだしな。
三村はまた仰向けになると太い枝の上に目を閉じた。
沼井充は三村に気がつくことも無く去っていった。
516 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/14 21:18
最近遅い・・・
517 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/14 23:47
琴弾加代子は神社のお堂内に侵入し息を潜めていた。
あちこち歩き回りかなり疲労が蓄積している、グイッ、ペット
ボトルのふたを緩めぐいと口飲みした。あら、茶道やっている
私としたことが・・・・今更茶道も糞もないもんだが。
・・ダダァァン・・ダァァン・・
!近くだ、おそらく県立C高校で銃撃戦が繰り広げられているのでは・・
琴弾は移動しようかどうか迷った。
なにしろ、南と西は禁止エリア、南東は樹海の焼跡、東はC高。
唯一移動可能な北は足場が悪い、移動に時間がかかりそうだ。けっきょく
体力が回復するまでしばらく休みそれから動くことにした。坂持の放送
はまだない、しばらくは大丈夫のはず。でも誰か来たらどうしよう・・。
琴弾はスミス&ウエソンに弾がこめてあるのを確認傍らに置くと、体育座
りの姿勢で政府支給のパンをかじった。まずかった・・・・でも食べな
きゃ、ペットの水で流し込んだ。
自分を捜している杉村はとなりのC高にいるのだが琴弾は知る由もなかった。
坂持先生!
「首輪が爆発しまかす」ってどういう意味ですか!
520 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/15 10:26
俺もいま気付いた!!
意外だな!!
榊祐子は観光協会の建物に辿り着いた。とりあえずここで一休みしよう。
しかし建物に入った瞬間凄まじい異臭が立ち込めた。
吐き気がする。なんの臭い?血のような吐瀉物のような・・・
こんな臭いの所には誰も居ないでしょうね。ここに長居はしたくなかった。
探索をするとますます異臭が酷くなってきた。
そして車の裏に差し掛かったとき見た。
残酷な死体が転がっていた。
大量の血に全身は染められている。しかし首が無い。
男子生徒の死体だった。そしてその横を振り向くと笹川竜平の首が転がり
目は見開かれている。こちらを見ているように見えた。
「きゃぁあああああああああ!!!」
怒号にも思える悲鳴をあげる。そしてその場で嘔吐した。せっかくさっき食べたばっかりなのに
・・・、そして観光協会から逃げ去った。
榊に吐瀉物にさらに臭いは酷くなっていた。
国信慶時と中川典子は七原の死にもやっと受け止め理解し移動を開始した。
「秋也のためにも生き残るしかないよっ、典子さん」
典子は笑顔で頷いた。
しかしその笑顔は一瞬に冷やつく。
ガァアアン!!
突然の銃声。それは自分達を狙撃したのかは理解できなかった。その銃弾は
国信の視線前方10メートルの地面を抉っていた。
「危ない!典子さん逃げよう!」
国信と中川は走り出すと足音で追ってくるのがわかった。さっきのも狙撃された!
そして中川は走りながら振り向くと信じたくない光景だった。
クラスの委員長―――
内海幸枝はこちらに銃口を向け走ってきていた。しかし中川は何かの間違いだろうと
「慶時くん!!幸枝よ!待って幸枝なのよ!」
その言葉に反応し身を翻すと幸枝も立ち止まり銃を握る右腕を下ろした。
「さっきのは何かの間違いよね?怖くて・・・、咄嗟に逃げちゃったけど…。」
内海は反応しない。顔は下を向き揃った前髪で目も確認できず感情が読み取れない。
「? ゆきえ・・」ガァァアアアン!!
内海は突然またも銃口を定めると引き金を絞った。
典子の視線から真横にいた国信の腹を銃弾が貫いていた。後方には血が僅かに散った。
「よっ慶時くん!!
幸枝!何するの!?」
幸枝は顔を上げると僅かに笑い長い付き合いでも伺えなかった表情を浮かべていた。
銃口を典子に向けながらツカツカと典子に向かい歩いてくる。そして典子の眼前に迫り
典子は突きつけられた銃口を見つめそして幸枝の顔を見た。
「幸枝・・・・、どうしてなの?
あなたもしかしてこのゲームに乗ったの?違うわよね?ね・・・・?」
その言葉も無情に幸枝は引き金を絞っ・・・
ばららららららら
突然明らかに違う銃声が響いた。典子は目を瞑り自分は死んだのかと思ったが何とも無い。
「中川さん!」
誰の声?慶時くんなら「典子さん」て言うはずよね・・・?
そして目を開くと幸枝は左足の腿から鮮血が流れていた。スカートだったのではっきりと
確認できた。
そして国信と反対の方向に視線を合わせると手を震わせながらもウージー9ミリサブマシンガンを
抱えていた。銃口から僅かな煙も伺えた。
幸枝は蹲り唸っている。
「う・・・、」
「早くこっちへ来るんだ中川さん!!」
その言葉に引き寄せられるように反応すると滝口に向かい走り樹海の方向へ消えた。
「国信は諦めてくれ。死んでるかどうかはわからないけど銃を握ってる内海さんの前まで
行くなんて危険だから。」
中川は涙を浮かべると少し頷き内海の視線から消えた。
国信は唸りとともに立ち上がった。
ああ・・・俺は死んだのか・・・、典子さんを守ることも出来ず・・・、
しかし視界からは見慣れたが信じたくない現実が広がっていた。死んでいないのに
理解した。
国信は脇腹に鋭い痛みが走った。さきほどの内海の銃弾・・・、撃たれたんじゃないのか?
事実としては典子の視線からは貫いて見えたが実際は脇腹を抉っただけだった。
致命傷ではないものの酷く痛む。想像を絶した痛みに意識を失ったようだ。
自分が横たわるところには鮮血に染まっている。
はっ!
典子さん・・・、どこだ?いない?
逃げたのか・・・?・・・・・・・・・・・・・・とりあえずよかった。
しかし国信の目の前には蠢く内海が居た。足から血を流している。――逃げよう!
内海は国信の生存に気付き銃口を向けてきた。
「ぅあッ!!」
国信が咄嗟にポケットに携帯した閃光弾を器用に片手でピンを抜くと内海に向かい
投げた。閃光弾は手榴弾の様に時間もかからず直に輝きを放った。
国信は咄嗟に目を瞑り内海は両手で後頭部を抑え身を屈めた。
一瞬にして閃光は発せられ消えた。国信は自分のバッグを拾うと痛みを我慢しさらに北へ走り出した。
武器を奪うことも出来ただろうが危機に回路はそこまで届かなかった。
しかし中川典子は反対の南に移動していた。
ジュンヤ、ジュンヤ・・・・・どこ行っちゃったのぉ?
佳織なんだか体がだるいよ〜、もう歩けないぃ・・・
南佳織は右肩から流れる血を止めようともせずズブ濡れのまま
校内を全くあてもなくさまよっていた。
ジュンヤ〜会いたいよ〜
・・・ジュンヤ、佳織ね来週のライブ行くよ。今まででいっ
ちばん前、前から4番目よ。かっこいいジュンヤが目の前、うふ♥。
新しいアルバムもう全曲覚えたの、合いの手もバッチリよ。
ジャンヤを応援する気持ち佳織がイチバンなの。佳織最っ高のおしゃれ
していくからジュンヤ♥。・・・・佳織にウインクしてね絶対よ絶対・・・
はぁはぁ・・・どたぁん!
南は撃たれた傷口が感染しひどい熱を発していた、おまけに止血していない
、貧血でうつ伏せに倒れてしまった。その際メガネが飛び右レンズが割れた。
ここは一階の廊下、1年生のクラスの前、見通しはよく無防備きわまりない
場所だった。
はぁはぁ・・・ジュンヤ、絶対、絶対行くよライブ・・・。佳織ずぅっと
はぁはぁ・・・楽しみにして・・たもん・・ジュ・・ジュンヤのライ・・ブ♥
ジュン・・、ねぇ・・・・何か言って・・答えて・・ね・・・ジュ・・
すでに虫の息となった佳織の意識はジュンヤのライブ会場ではなくもう後戻り
できない世界に向かって旅立とうとしていた。
・・・どうしよう。杉村は考えた。
このまま琴弾を探すのに飯島も連れていくべきか・・?飯島は俺の私事に付き合って
くれるだろうか?でも―
脳裏に再び千草 貴子が浮かんび、胸が痛んだ。ちらりと飯島の方へ視線を移し、
・・・驚いた。
「飯島 どうした何で泣いてるんだ」
そう聞くしかできなかった。今まで考えていた事など忘れ、突然泣き出した飯島
へ視線だけでなく体全体を向けた。
「目の前でっ・・相馬が・・死んだっ・・」
目から涙をポロポロ流しながら必死に搾り出したような声で吐き出された言葉に
杉村は何も―
そう何も違和感を感じなかった。ただ 泣き崩れる飯島の肩を抱き、
熱いまぶたを閉じた。
榊祐子は観光協会を離れ西に向かっていた。灯台は変態大木がいたし
診療所はいましがた爆発し今だ煙がくすぶっていた。その前に隠れよう
とした家は有香が発砲してたし危険なことだらけ、今全く無傷なのは奇
跡的だ。もう行くところが限られている、でも幸枝や三村君たちに会え
ればなんとかなる・・なんとか。幸枝たちなら信じられる、力を合わせ
て脱出できるかもしれない・・・それしかあたしには希望がない・・
でもどこにいるのか分からない・・・また嘔吐感が襲ってきた、同時に
涙腺が刺激され涙があふれてきた。
あらー祐子じゃない。ねえ、元気ぃ〜?
樹海の前方らしばったハムのような肉体が目に入った。
右手には銃を、左肩にはぱんぱんに膨らんだバッグをかついで
いる中川有香が近づいてきた。
ゆ・・有香・・ど、どうしよう・・
ゆ・・有香・・ど、どうしよう・・
ねぇどうしたのぉ、青い顔して〜。おなかすいてんじゃない〜?
あたしも30分前えびせん一袋食べたきりなの〜もうおなかペコ
ペコよ〜。有香は祐子に対しては警戒してない様子だ。祐子は少
しほっとして答えた。
そう・・ね。あたしなにも食べてないの・・。
祐子のその言葉に有香の瞳が輝いた、
祐子ぉ、食べなきゃハラペコで死んじゃうよ〜、ちょっとでも
いいから食べよ〜よ。食べきれなかったらアタシが手伝ったげ
るワ〜。
・・・この極現状態でこの余裕、無神経というかバカ!なの有香・・・
食べ物があっても死ぬかもしれないのよ次の瞬間には!
ねぇ〜祐子ぉ〜早く食事にしようよ〜〜〜
あ、じゃ私こんなに食べきれないからこのパン一切れあげる。
いいの〜〜祐子ぉ〜悪いわね〜じゃ遠慮なく・・・バクバクムシャムシャ
祐子はどう対応すべきか考えた。
ともかく有香は私に対して殺意はないみたいだけど。。。でも銃は放そ
うとしないし・・・・・!・・ひょっとして私の食べ物がなくなったら
殺される・・かも・・・
祐子は有香が食べるのに夢中になっているのを見てポケットから毒薬を
出し少し、ほんの少しだけつまみ。有香の目を盗み有香のペットの中に
入れた。殺すつもりは無い、逃げる時間を作るだけ・・・
そ知らぬ顔をし祐子は有香に話し掛けた。ねぇ有香、幸枝見なかった?
ムシャムシャ・・いんや〜、知らないわよ・・・どうかしたの〜?
ん〜私考えたんだけどね〜幸枝なら優しいし責任感あるし、
信用できると思うの。こんな状況でも冷静な判断ができるわきっ
と、・・幸枝だけじゃない・・・男子だったら、み・・み・・ポッ、三村
君も信用できそう、頭いいし運動神経もいいしきっと守ってくれ
るわ。で、みんなで力を合わせれば脱出できるかもって。。。きゃぁああ!
ガツ!祐子は頭部に衝撃を受けた。
ふーん、幸枝、三村君・・信用できる・・・力を合わせて脱出するぅ?
でもアタシはぁ信用できないんだぁ〜 有香は銃で榊を殴ったのだ。
有香は祐子を押さえ込み自分のペットボトルを祐子の口元に持っていき
無理やり口を開かせ流し込んだ。ゴホッゴホッ!祐子は咳き込んだ。
わかってんのよぉ、毒かなんか入れたんでしょぉ〜ねえ、祐子。アタシを
殺して幸枝も利用したあと殺して三村君と2人で脱出するつもりなんで
しょぉ〜そんなこと、そんなこと許さないわよぉ〜〜!
ゴホゴホッ・・・体がしびれる、目がかすむ。ほんの少ししか入れてな
いはずなのに。祐子は苦しさに顔がゆがみ目はかっと見開かれ意識が薄
れていった。・・・・ドガァン!次の瞬間祐子の額に風穴が一つぽっかり
開いていた。有香がとどめをさせたのだ。有香は榊のバッグから食料、
ポケットから毒薬を抜き取るとブツブツ言いながら南に向かって行った。
530 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/16 00:58
【残り14人】
531 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/16 13:52
んで、食料に入ってた毒を食べて即死、と。
琴弾加代子は県立C高校を行くのを諦め南下していた。来た道をそのまま通るようだ。
しかしこのままいけばあの無残な死体にまた遭遇する。
もうあれは見たくない。琴弾はその場所から東へ移動し始めた。
全身には汗が滴る。この極限状態に常人の何倍もの汗を一日でかいているだろう。
そのためか水分補給も進んだ。
もうペットも残り僅か・・・、水が足らないわね。
琴弾はあちこちをいったり来たりした結果北東の第2集落を目指した。
533 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/16 22:36
534 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/16 22:39
麟麟麟麟麟緑緑緑麟麟麟麟麟麟麟麟麟麟麟麟麟麟
麟概緑緑麟料緑凡麟緑緑緑麟麟麟麟麟麟麟緑緑麟麟
麟緑凡凡麟料凡料麟凡凡凡麟麟麟麟凡凡麟凡凡麟麟
麟緑凡凡麟緑麟緑麟凡凡凡麟麟麟麟凡凡麟凡凡麟麟
麟緑凡凡麟麟麟麟麟凡凡凡麟麟麟麟料凡麟凡凡麟麟麟
麟緑凡凡麟凡凡麟麟凡凡凡麟麟概麟凡凡麟凡料麟麟麟麟
麟緑凡凡麟凡凡麟麟凡凡凡凡凡凡麟凡凡麟凡凡麟緑緑麟
麟緑凡凡麟凡凡麟麟凡凡凡凡凡凡麟凡凡麟凡緑麟凡凡概
麟緑凡凡麟凡凡麟麟凡凡凡凡凡凡麟凡凡麟凡緑麟凡凡緑
麟緑凡凡麟凡凡麟麟凡凡凡麟麟麟麟凡凡麟凡緑麟麟麟麟
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麟凡凡凡麟凡凡凡緑凡凡凡麟麟麟緑凡凡麟凡凡凡緑麟麟
麟凡凡料麟凡凡凡緑凡凡凡麟麟麟緑凡凡麟凡凡凡麟麟
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緑凡凡麟麟凡凡概凡凡緑麟緑凡凡麟麟麟緑凡凡凡凡麟麟緑緑緑概料凡緑凡凡緑凡凡麟麟
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緑凡凡麟麟凡凡麟麟麟麟麟緑凡凡麟凡凡凡凡凡麟麟麟麟緑凡凡凡凡麟麟凡凡緑凡凡麟麟
緑凡凡麟麟凡凡麟麟緑緑緑凡凡凡麟料麟麟凡凡麟麟麟麟緑凡凡緑涼麟麟凡凡緑凡凡緑緑緑
緑凡凡凡凡凡凡麟麟緑凡凡凡凡凡麟麟麟麟凡凡麟麟麟凡凡凡凡麟麟麟料凡凡緑凡凡凡凡麟
緑凡凡凡凡凡凡麟麟緑凡凡凡凡緑麟麟麟麟凡凡麟麟麟凡凡凡緑麟麟麟凡凡凡緑凡凡凡緑麟
緑凡凡凡凡凡凡麟麟緑凡凡凡料麟麟麟麟麟凡凡麟麟麟凡凡料麟麟麟麟凡凡麟麟凡凡凡麟麟
緑料料料料料料麟麟緑料料料麟麟麟麟麟麟料料麟麟麟緑料麟麟麟麟麟料涼麟麟緑緑緑麟
535 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/16 22:40
・・・ここらからストーリーは難しくなってくるぞ人数が少ないし
あんまり殺すなよ〜
536 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/16 22:45
537 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/16 22:57
現在の状況整理
男子
○飯島敬太(男子2番) 杉村と共に県立C高校校舎内を移動中突然泣き出す
○川田章吾(男子5番) 灯台にて大木・金井を殺害後、樹海を移動中
○桐山和雄(男子6番) 七原と共に崖へ転落後行方不明、放送により生存は確認
○国信慶時(男子7番) G・5にて内海に銃撃され負傷、閃光弾で逃亡企て北に移動
○杉村弘樹(男子11番) 県立C高校にて突然泣き出した飯島にとまどう
○滝口優一郎(男子13番) 内海に襲撃されていた中川(典)を救出、南に移動
○沼井充(男子17番) 月岡に樹海で遭遇し発砲後、いまだ樹海を移動中
○三村信史(男子19番) 島中に罠を仕掛けようと企てるも順調に進まず、
現在島中心の大樹木の上
女子
●内海幸枝(女子2番) 国信を狙撃負傷負わすも滝口に足を撃たれる、閃光弾で国信をも逃がしてしまう
●琴弾加代子(女子8番) 神社で休憩後東へ移動中
●中川典子(女子15番) 内海に襲撃されるも滝口に助けられる、滝口と南へ逃亡中
●中川有香(女子16番) 榊を殺害後ミカン畑を南下中
●南佳織(女子20番) 県立C高校の一階廊下で虫の息
【残り13人】
あたりはもう夕日も沈み、完全に真っ暗になった。しばらく泣いていた飯島は
落ち着いたらしく、杉村の肩に頭を預けてぼーっとしていた。
「七原、死んじゃったね。」
飯島が口火を切った。飯島の言葉に改めて何かがこみ上げてきた。
「ああ。」
「瀬戸も」
俺達どうなっちゃうんだろうと付け加えるとまた鼻をすする音が聞こえた。よほど
今まで怖かったのだろう、誰かといれる安心感から飯島は少し感傷的になっている
ようだ。
「俺達3人になっちゃったんだぁ・・。」
「3人?」
「うん。だってまだ三村の名前呼ばれてねぇじゃん?」
「!!」
「・・!」
「あいつはきっと平気だよ。」
そうか・・飯島は知らないんだ。三村がこのゲームに乗ったことを。
やる気になってることも。そしてー
俺を襲った事も。
「とにかく・・仲間を見つけなきゃ。三村はもちろん、あっ慶時とかもきっと大丈夫だよ!」
「・・・・」
「杉村?」
「・・出口だ。とりあえずここを出よう。」
「あっ・・うん・・。」
おそらく裏庭へと続くガラス張りのドアを見つけ、鍵を開ける。ガラスに映る飯島
は目をこすっていた。
ああ俺もちょっと眠いかも
少しそんなことを考え、周りに誰も居ないか確認すると外へ出た。念のためもう一度
あたりを見まわしたが、誰も居ないようなので、走って近くの茂みの奥へ入っていった。
鈴虫のような鳴き声がしている。今日は満月だった。
みんなぁ元気にしてたかぁ?
じゃあお馴染みの生徒死亡コーナーでぇ〜す♥
○大木立道(男子3番)
●金井泉(女子5番)
●榊祐子(女子9番)
次に禁止エリアを1つ発表しまぁす♪
20:00〜 C・5(県立C高校所在)
※今までの禁止エリア
D・9 H・1 J・2 C・3 H・6 D・4 J・3 E・4 C・6 H・3
じゃあまた先生は寝るからその間に決めとけよなぁ〜
生存生徒負傷状況
男子
○飯島敬太(男子2番) 無傷。
○川田章吾(男子5番) 無傷。
○桐山和雄(男子6番) 不明
○国信慶時(男子7番) 右脇腹に銃弾を貫かれている。未治療。
○杉村弘樹(男子11番) 左肩を2発銃弾で貫かれる。治療済み。
○滝口優一郎(男子13番) 後頭部の皮膚を銃弾に削がれる。治療済み。
○沼井充(男子17番) 右人差し指消失。右肩を銃弾で貫かれる。治療済み。
○三村信史(男子19番) 右足人差し指を矢に貫かれる。治療済み。
女子
●内海幸枝(女子2番) 右大腿部を銃弾が炸裂。銃弾は大腿部に混入。未治療。
●琴弾加代子(女子8番) 無傷。
●中川典子(女子15番) 無傷。
●中川有香(女子16番) 無傷。
●南佳織(女子20番) 右肩と腹部を銃弾で貫かれる。腹部には銃弾が混入。未治療。
ステキ〜〜♥ ジュンヤ〜♥
佳織は幸せだった最高に幸せだった。ジュンヤのウインクは佳織に向けられていた
たしかに佳織に・・・
ボンッ!
鈍い音がしたかと思うと一階の廊下が血の海と化した。
南佳織の首輪が爆発、ついに佳織はジュンヤライブの夢を見つつ逝った。
切り離された彼女の頭部は幸せそうな表情を浮かべていた。
544 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/17 21:45
【残り12人】
「危なかったな・・・。」
飯島敬太と杉村弘樹は禁止エリアのC・5をギリギリで脱出した。
「あいつは・・・、南はきっと禁止エリアに引っかかったんだろうなお前の話なら。
ちょっと心に残るけどやる気になってたから仕方ないよな?」
「・・・・・・」
杉村は無言で表情が曇っている。その様子に飯島も気付いた。
「・・・なぁ杉村。さっきから何で何も言わないんだよ?俺何かいけない事
言ったか?」
その言葉はまさに真意をついていた。
「・・・さっきお前は何で三村の名前を出したんだ?」
トンとした表情をした飯島、何を言い出すんだ?
「何でって・・・、お前等は俺らの中で3銃士なんて言われてるんだぜ?
七原とお前と三村でさ。お前達は正義感は強いし頼りになるしそう言われてるんだよ。
だからこのゲームでも頼りになるし乗らないんじゃないかと思ったからだよ。」
その言葉はさらに杉村の失意を増したようだ。
「・・・やはり言っておくべきだな。…飯島、三村はこのゲームに乗った。
俺にも攻撃を仕掛けてきた。これは確実とはいえないがそうだろう。」
「・・・・・・・!」
飯島はその言葉の後何も言わなかった。いや言葉を驚愕に失ったのか。つまり3銃士は
目の前の杉村だけなのか?
その後杉村はやる気になった者と今までの経緯を話した。
「・・・そうか。」
失望しながらも飯島は杉村と第2集落の方向へ消えた。
546 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/18 00:05
坂持先生、ナニを決めるですか〜?
坂持先生は就寝中のため私が代わって応えます
つまり「優勝者を決めておけ」と言いたいのでしょう
しかしそれは我々は干渉できないのであしからず
548 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/18 00:14
わかりますた。しかしよくお休みになる方だすな〜、もっとちゃちゃ入れて
もよろすぃのに。
川田章吾は灯台に辿り着いた。野田聡美の死体を発見したが何も感じなかった。
もはや死体には慣れている。
川田は目的無く鉄の階段を音鳴らし上った。カンカンという音は妙に響くのを嫌がり
静かに上って行った。上に辿り着くと周りを見渡し室内を見渡す。
そしてドアを開けるとまず松井知里の死体が目に飛び込んだ。これにもまったく
干渉しない。感情があまり出てこない。自分でも不思議なくらいだ。
とにかく全く寝てないからな。奥にベッドもあることだし寝るとするか。
これは勘だがしばらくここには誰も来ない。・・・いやこのエリアにさえだ。
あいにく勘は今自分で一番信頼できる。それに当たる。
いま寝てもさっき放送があったばかりだ。まだ寝ても余裕がある。
そしてしばらく川田は誰にも干渉することも無くしばらく灯台のベッドの上で
就寝することになる。
550 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/18 00:21
川田が金井と大木殺したの灯台だよ
551 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/18 17:01
552 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/18 17:02
>>551 灯台だよ
まぁ辿り着いたを消せばいいワケだな
沼井充は樹海を奔走していたがやっと抜けた。目的も無いままひたすら彷徨う虚しさ。
さすがに精神的にきた・・・。
そして抜けた先には丘がありそこから分校が見渡せた。
丘に座り分校を見下ろすのはとても感傷的だった。そしてやりきれない悔しさが滲み出る。
あいつらのせいで・・・、今のこんな状況があるッ、全ての根源はアイツなんだッッ
あのクソ政府がッッ!
・・・しかしどうすることもできない。何も術が無い。自分の無力さに苛立つ。
そんなことを仰向けになりながら空を見ると雲がかかり辺りは薄暗い。
ダンッッダンダンッ!!
突然の3発の銃声!沼井は素早く半立ちすると分校を挟む向かい側の丘に銃口を向けた
者・・・
スカート・・・、少し太めな・・・、沼井は目が良く今までずっと2.0だ。
杉村に並ぶ視力かもしれない。
中川有香は間違いなく自分を長い銃口から狙撃していた。
スマソ
名前途中でエンター押してしまったミス!
何たる誤行ッッ!!
沼井は急いで立ち上がると左手でコルトハイウェイパトロールマンを握り引き金を絞った。
しかし標的は約300メートル先にいる。遠すぎてあたるわけが無い。
さすがに中川のライフルでも命中はしなかった。
そして銃弾が切れると樹海へまた走り出した。
中川は後悔した。あんなに遠くなのに当たるワケがない。気付かれないようにある程度近づくのが
得策だった。
中川は大きく溜息をつくとその場に胡坐をかき座った。分校を見下ろしながら
満面の笑顔でバッグからパンと水を出し貪りはじめた。
――――――――――本部
坂持金発は突然の銃声に目が覚めた。
「なんだぁ?敵襲かぁ?」
しかし周りは落ち着いている。兵士の一人の野村が
「いえ・・・、どうやら分校を挟む丘と丘で撃ち合いをしていたようで。
心配はありません。」
「ん・・・そうか?じゃあまた寝るから時間になったら起こしてくれよ♥」
野村は軽く会釈した。
坂持は軽い口調を残しまた目を瞑った。
557 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/18 23:21
558 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/18 23:37
ハア…もうライフルは中川でいいか。
何か意地になって中川に持たせたい奴が居るんだな
559 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/19 06:47
またまたスマソ
CZ・M75
に変更して
560 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/19 17:59
>>559 300mも飛ぶのですか。そうですか。さようなら。
銃声だ・・。幸い自分達の向かってる方向とは逆だったが、杉村は焦った。
ーー琴弾。
「杉村?」
「え・・あっああどうした?」
考えていた思考は飯島の声で覚醒された。そうだ心配してても状況は変わらない。
とにかく今。一刻も早くーーー。
「あれ・・。」
飯島が震えた指先で示すその先は・・・・。
「三村・・?」
何時間か前、自分を殺そうと襲ったきた。親友・・だった男だった。
「飯島、逃げよう。」
悪いがアイツは信用できない。千草を本当に殺したのかは分からないが、
アイツはゲームに乗った。それは事実だ。飯島はそのことは聞いていたので
おとなしく頷いた。何か言いかけたようだがすぐに口をつぐんだ。三村のことは
諦め、行こうとしたそのときー
「待ちなよ」
空からそんな言葉が降ってきた。
562 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/19 19:11
何でもいいよ
いろいろ意見を出すからややこしくなる
CZに変更した
でいいんだよ
国信慶時は第2集落へ辿り着いた。
一応移動しながら包帯を巻いたが痛みは一行におさまらない。一歩歩くたびに
血が流れ出るようにも思える。国信は脇腹を確認すると包帯は紅く染まってきている。
まだ範囲は小さいが無理をすればこれが広がっていくだろう。
とにかく集落なら色々な家がある。どんな民家にでも救急用具くらいはあるだろう。
国信の目に飛び込んだのは自分の背より高く2メートルはある塀に囲まれた民家だった。
一番ココが安全そうだ。国信はライフル銃の銃口を撃ちつけると窓ガラスを割り鍵を開け
民家内の入り込んだ。
民家内は明るかった。それになかなかの広さ。国信はタンスを弄り始めた。
三村信史は大樹木を降りしばらく樹海を移動していた。
さてこれからどうするか?
残りは13人か?まだ微妙な数が残っているな。最大の敵、桐山和雄も死んでいない。
必然とも言うべきだろうか・・・、このゲームはやる気になったら運動能力で劣ろうとも
乗ったほうが強い――それが事実。
俺はどうなんだ?このゲームにのった。これで強くなったのか?桐山は元々何においても
天才的だ。あれがやる気になればさらに強さが上乗り鬼神の強さ・・・、
・・・・・・俺は本当にこのゲームに完璧にのっているのか?本当に乗っていたなら
あの時容赦なく杉村を殺したんじゃないか?七原もあの時ころっと殺したんじゃないのか?
まだやはり私情を捨て切れていない。3日前は修学旅行に胸を躍らせていたのだ。
それは一瞬に崩壊し最悪のプログラムへ・・・、
俺は死なない――、誰のために?秋也の為?叔父さんの為?それとも己のためか?
はたまたそのどれでもないのか?
・・・ならばそれを俺はこのゲームの中で捜してみせる。
その方法はやはりこんな中途半端な位置にワケでもなく乗るか乗らないか?
殺すか生きるか?
三村は厳しく遺憾な表情を浮かべると樹海の奥へ足を進めた。
杉村に見られていたことには気付くこともなく・・・。
564さん
561なんですけど、一応最後の台詞は三村が言った事にしてたんですけろ・・。
「待ちなよ」はなかったことにしてください・・・。
(´д`)分かりにくくてごめんなさい!!
パキッ
「・・・!」
やっちゃった・・。飯島は杉村と顔を見合わせた。ゴメンッ・・。足元を見ると、
飯島の足によって二つに割れた木の枝がまるで現実を突きつける様にあった。
「誰だ?」
どうしよ杉村ぁ・・。俺今きっと情けない顔してんだろなぁ。いや んなことどうでもいい
少し難しい顔をしたあと意を決したように杉村は俺の前を過ぎてった。
「俺だ。」
「おう!またお前か何か俺達運命あるなあ♪」
なんていつもみたいに話す声が聞こえた。顔では笑ってるけど三村は銃口を下げて
なかった。まあそれは杉村も同じ。ああやっぱ三村。お前こんなゲームなんかに
乗っちまったんだな。
「後ろはー飯島か?」
一瞬ビクっとしたけど一応頷いた。
「三村。」
杉村の声がした。何でお前そんな冷静なの?
「何?」
「お前。本当はこんなゲーム乗ってないだろ?」
おいおい杉村何言って・・
杉村の顔は本気だった。
「は・・?」
思わず三村も間の抜けた声を出していた。女の子が見たら泣くぞー。ってか三村は女の
まえじゃこんな顔しないか。女の子は守るべき存在だしね・・あっ・・・。
「お前こんなのに乗るような奴じゃないよ。」
「何いってんの?俺は生きて帰りてえんだよ。」
「友達を殺してでも。か?」
「ああそうだ。それがこのゲームのルールのはずだ。」
「瀬戸か・・?」
三村と杉村が一斉に俺を見た。スイマセンねぇお二人の会話に口だして。
「違ぇよ。」
「そう・・なのか?」
「違ぇっつてんだろ!!」
パァンッ!!
銃声と共にすごい土ぼこりが舞った。幸いどこにも当たっていないようだ。
568 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/19 23:13
ん・・・、別にどう繋げようが自由のはずですが・・・
569 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/19 23:18
なんかミムタン台詞ダサダサだよ…
「違う!豊は関係ない。」
「三村。」
「違う!」
「いや あの」
「え?」
「もうすぐここ禁止エリアなんだけど・・・。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
三.杉「「ハァ!?」」
飯「いや 言うタイミングがさぁ・・」
杉「そんなのんきなこと言ってる場合か!!あと何分だ!?」
飯「5分」
三「マジ!?おい!早くほら飯島、杉村こっちだ!走れ!」
杉・飯「「う・うん!!」」
馬鹿みたいだ。さっきまで俺達ケンカしてたんだぜ?お互い銃口向け合って。
なのに今は・・。
なんとなく 平和だったときの事を思い出した。マイペースで遅刻しそうな杉村を
同じく遅刻しそうな三村がせかしてる。HRさぼろうと教室を出て階段降りてる俺
にまで声かけて、あのときも三人で階段走ったんだ。三村が前で杉村、俺って順番で。
けど結局間に合わなくて林田に言われて三人居残り掃除したっけ。
何でもない普通の生活。思い出して胸が苦しくなった。禁止エリアはとっくに
抜けていた。でも三人はまだ走ってた。
沼井充は中川有香の狙撃を逃れ樹海を奔走している。
もうここまで来れば大丈夫だろう。運動神経で奴に負けることも考えられない。
・・・にしてもあのデブ…、あんな奴がこの俺を狙いやがった。偶然遭遇したなら
発砲してくることも有り得るがあんな遠くから狙撃してきた・・・、明らかに俺を
殺そうとした。あいつはゲームに乗っている。あんな女子がこのプログラムを飲んだ。
やはり人数も残り13人くらいだとやる気の奴が残ってくるわけか・・・、
沼井は一息つくと木に背中をかけ座り込んだ
パァアン・・・!
座り込んだ突如銃声が遠くから耳に入り咄嗟に立ち上がった。
・・・追ってきたのかと思ったぜ。これくらいの音ならそんなに近くは無い。
しかし危険だ。北の方角から銃声は聞こえた。
多分中川にもこの銃声は届いている。あいつはそこに行くのか逃げるのか・・・?
沼井は一瞬唾をゴクリと飲むと約50メートル西へ動きまた木に腰掛けた。
572 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/19 23:26
>>570 あの〜とっくに禁止エリア時間は過ぎてるんだけど…。
それに少し前の文章で禁止エリアから脱出したって書いてあったじゃん
573 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/19 23:29
>>570 というよりもあなたはメール欄に武器も書き込んで無いし
職人さんじゃないな?
574 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/19 23:30
うるさいなつべこべ!
書かれたんだからいいだろ。荒らしというわけでもなさそうだし
ところで三村は仲間になったわけか?
どうだそっちは?
こっちはすでに仏だ、そっちは?
こっちは脇腹をやられてるが浅いようだ、まだ息がある。
本部からの回答はあったか!
はい!息のあるほうは島の適当なところに寝かしておけとのことです、
何でも特例ということらしいですが・・。
ははぁ〜ん、おそらく総統閣下のお気持ちを察してのことだろう。
は?
お前も勘が鈍いな、本命ってこった今回の。ただ、武器やバッグは
没収だな、まぁ通常ならとっくにここで処刑だからな。
見張船は南の砂浜に接岸し、ズブ濡れの学生服に身に包んだ桐山和雄を
置きざりにし、再び持ち場に戻っていった。
がんがれみんな!
≫576
癒されました。
578 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/20 16:53
≫572≫573
カエレ!(゜▲゜)
「ここまで来りゃ平気っしょ・・。」
杉村・三村・飯島は禁止エリアを無事抜け、近くの家に入って休んでいた。
「ってか何で禁止エリアん近くいたワケェ?」
三村がまだ荒い息を整えながら質問してきた。
「歩いてたらたまたまそのなかに入ってたんだよ。」
「それに三村もいたじゃん。」
「はぁ?お前らそれで死ぬトコだったんだぜ?俺は移動するところだったの!」
「ってかお前に殺されるくらいならあそこで死んだほうがまし・・。」
まだ肩で息をしている飯島は吐き出すようにそう言った。すると三村は急に頭を
上げ、
「やっぱ俺にゃ無理だわ。」
そう言い終わらないうちに手にしてた銃をガシャンッと杉村と飯島の前に投げ捨てた。
「「・・・三村!?」」
思わず声がハモってしまった。その瞬間三村が口の端をあげ、いつもみたく笑った。
もちろんだが今は手に銃は握られていない。
「杉村ゴメン。千草さんを殺したっていうのはウソだ。」
「・・・。」
杉村が無言で頷いた。背を向けていたので、表情はよくみえなかった。
とにかく、三村が仲間になってくれた。よかった。三村がまだ杉村と話してる時
ふと俺は目にした。
「三村・・何?それ・・。」
俺が指差すと、杉村も首を傾げた。だけど三村はちょっと。ちょっとだけ眉をよせ、
難しい顔をしたあと、また俺たちのほうを振り返り、言った。
「やっとコイツの使い道をきめたぜ。」
うさぴょんはまだ仕事みつからないの?
友達もいないみたいで可哀想だけど、いいかげんここ卒業したら?
あなたの書いたもの読んだけど、あれは糞だよ。作文にもなってない。
自分が卒業した小学校の国語の先生に見せてみ。たぶん30点ももらえないと
思うから。結局君のやってる事はだね、世の中うまくいかない→その愚痴を聞いて
くれる友達がいない→何か書く→評価されない→にちゃんねるでヴァカを
相手に頑張る→荒らされる。おまえはただのヴァッカバカのチューバッカ
い い か げ ん 仕 事 s i r o 。
おまえはほんとキモイよ。なぜバラス?お前がただの引き蘢りという事を
なぜ?グロテスクなおもちゃが勝手に壊れてどうするんだ?
しかもカミングアウト後もなぜそんなにうれしそうにしゃしゃりでてるんだ?
おまえはほんとバカだな。このスレはただの痰壷だ。
俺も今日ストレスがたまってるから、自分より確実に下にいるお前がいる
このスレに痰をはきに来た。案の定お前はこのスレにいたからよかったけど
居なかったらイライラしたまま今日一日をすごさなければならなかったよ。
がんばってこれからも、せけんのストレスのはけ口になってろ。この糞が
ザアッ――ザアッ――
意識を超えた遠くで聞こえる音、
それは、母の音だった。
埋もれた記憶―――産まれ落ちる前に死に瀕した記憶―――
自身を母の安らぎから強制的に引きずり出したあの事故―――
自身が感情というものを無くした原因―――
広がるのは絶望的な闇―――――――――
「………」
桐山和雄は砂浜で目を覚ました。
波の音が響いている。
あくまで冷静なままで自分の状態を確認する。
手足は動く、骨は折れていない。
―――武器が無い、手にしていたマシンガンも、バッグも何一つ無かった。
水はあまり飲んでいないようだった、呼吸も安定している。
ゆっくりと立ち上がると脇腹に鈍い痛みが走った。
七原がタックルをしたその場所だ、しかし行動に支障は無い。
「………」
武器の確保が先、と判断した桐山はそのまま森に入っていく。
何か夢を見ていたような気がするが、思い出せなかった。
そして、そのことを考えるのはやめた。
陽は真西に沈みつつある。先刻まで続いた驟雨も止み、湿った空気に混じって、山並みから流れ来る涼風が梢を静かに揺らしていた。
長らく続いた残暑の和らぎを、ようやく肌に感じた頃には、
すでに暦は彼岸を迎えていた。本格的な秋を目の前に、今日、宮中では華々しい彼岸会が催されたばかりである。
京の鬼門に当たる、一条通りにある自邸の裏庭で、陰陽頭安倍晴明は夕刻の風を身体に受けていた。昼間の彼岸会の職務が、
晴明の心身を疲労させていたが、ここにたたずむのは夕涼みのためではない。
晴明は、手に抱えた酒と菊一輪を、足下の墓石に捧げた。昼間の節気祭で、内裏から下されたものだ。
希代の陰陽師として信頼の強い彼の場合、個人的な供養は宮中の仕事が終わってから、慌ただしく行わなくてはならない。
晴明は結界を張った中で、幣帛を振り、略式ながら供養を終えた。太陽はもうその姿を半ばまで沈めている。
「御主人様、内裏様から御使者が参られましたが」
結界が解かれた時、それを待っていたのであろう、下人の川根が晴明に告げた。物静かで分別もある男であるが、
その異相のために他人からは避けられている。晴明の下でなにくれとなく働いているため、ある時などは、
晴明が一条戻り橋の下に隠している式神の一人だ、とすら噂立てられたことがあった。
川根の言葉に、数秒の間瞼を閉じた後、やがて晴明は溜め息混じりに口を開いた。
「で、どのようなご用件だ?」
「なんでも、帝が御頭風にあらせられますとか・・・・」
「そうか」
慌てるでもなく、晴明は簡単に答えた。
帝とは花山天皇の事である。東宮の頃から風狂で知られたこの帝は、
先頃十八で即位したばかりであるが、天皇となった後でもその行状が改まる様子は無かった。
そして、事ある毎に陰陽師、特に晴明を呼び出すのである。
「すぐ、お伺いいたしますとお伝えしろ」
晴明は、そう言って幣帛をしまい、足早に屋敷の中に戻っていった。
583 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/20 18:01
埋もれた訳では無い。
携帯電話の目覚まし機能で目が覚めた。
台所で鍋に水道水を入れ、ガスコンロで火にかける。
俺は必ず金脈を掘り当てる。サラリーマンが数十年かけて稼ぐ額を一瞬でだ。
時間も確保しよう。金を使う暇を作らなくては。
沸騰した湯を、カップラーメンの中に注ぐ。
机の上に置いておいた履歴書を確認し直した。
記入漏れ、証明写真のずれ、志望動機、完璧だ。
クローゼットから取り出したセットアップを寝間着の
Tシャツとトランクスの上に着た 。
履歴書を一回だけ折り、ズボンとトランクスの間にゴムを利用して挟む。
少し麺が伸びたカップラーメンを、胃に流し込んで家を出た。
コンビニマートたけだ、個人経営は狙い目だ
道中、手を口に当て、息を吐いて鼻で嗅ぐとオニオン臭かった。
深呼吸をしてみたが効果はまったく無かった。
人間の腰の辺りまでコンクリートの壁で覆われている。
ガラス張りの店内は本棚が目に入る。
うつむきながら本を読む客、四個並べられたゴミ箱、汚れた軽トラが区切り線を
無視して駐車している。
もえるゴミ、と書かれたゴミ箱の口からは白いビニール袋の固まりが溢れ、何個かが道に転がっている。
ビニール袋から出た、着色料で染められたウインナーに蝿がたかっている。
無理矢理ゴミを押し込もうとする、金髪の肌が黒いキャミソールを着た女を横目に
店内に入った。
「もう終わりなんですか?」
「いい方向だと早めに切り上げるんだ。多分採用すると思うよ。池田君のような
若者嫌いではないから。」
「ありがとうございます。よろしくお願いします。」
自然に笑みを浮かべてしまった。大人と喋るのは好きでないのに。
金脈を理解してくれた始めての大人かもしれない。
「以上です、おつかれさまでした」
「おつかれさまですありがとうございました」
パーマをかけた女は弁当の補充をしていた。
店長と年代が同じように見える。妻だろうか。
一言声を掛け、店を出た。
二日後、奥田民生のイージュー★ライダーの着信音が鳴らない。
夜、携帯電話の発信履歴をコンビニマートたけだで埋め尽くした。
一分ごとに。
俺は金脈を掘り当てる。サラリーマンが数十年かけて稼ぐ額を一瞬でだ。
見張り船はある異変に気付いた。
「坂持殿ですか?少し伺いたいのですが落下前桐山が所持していた武器を
教えて欲しいのですが・・・」
「ん〜?ちゃんといっただろぉ?憶測だけど桐山は自分の手で殺した奴の武器は全部
回収したハズだぞぉ〜?」
見張り船の兵士はバッグを弄る。
「坂持殿。所持しているはずのナイフが見つからないのですが」
「ん〜?
・・・大丈夫だろ。海に武器が落下した武器があったっておかしくないだろ?
だってイングラムも回収できなかったんだろ?落下したとき持ってたんだから
落としたんだろ〜心配するなぁ」
「はッ、ご迷惑を・・・」
「気にするなぁ、じゃあ寝るからあんまり起こすなよ♥」
見張り船は元の位置へ移動中だった。
587 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/20 18:13
埋もれた訳では無い。
携帯電話の目覚まし機能で目が覚めた。
台所で鍋に水道水を入れ、ガスコンロで火にかける。
俺は必ず金脈を掘り当てる。サラリーマンが数十年かけて稼ぐ額を一瞬でだ。
時間も確保しよう。金を使う暇を作らなくては。
沸騰した湯を、カップラーメンの中に注ぐ。
机の上に置いておいた履歴書を確認し直した。
記入漏れ、証明写真のずれ、志望動機、完璧だ。
クローゼットから取り出したセットアップを寝間着の
Tシャツとトランクスの上に着た 。
履歴書を一回だけ折り、ズボンとトランクスの間にゴムを利用して挟む。
少し麺が伸びたカップラーメンを、胃に流し込んで家を出た。
コンビニマートたけだ、個人経営は狙い目だ
道中、手を口に当て、息を吐いて鼻で嗅ぐとオニオン臭かった。
深呼吸をしてみたが効果はまったく無かった。
人間の腰の辺りまでコンクリートの壁で覆われている。
ガラス張りの店内は本棚が目に入る。
うつむきながら本を読む客、四個並べられたゴミ箱、汚れた軽トラが区切り線を
無視して駐車している。
もえるゴミ、と書かれたゴミ箱の口からは白いビニール袋の固まりが溢れ、何個かが道に転がっている。
ビニール袋から出た、着色料で染められたウインナーに蝿がたかっている。
無理矢理ゴミを押し込もうとする、金髪の肌が黒いキャミソールを着た女を横目に
店内に入った。
589 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/20 18:26
荒らしは無視で
590 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/20 19:01
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591 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/20 19:08
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592 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/20 19:39
うさぴょん ◆Gyu73AVw を無視しないと荒らす うさぴょん ◆Gyu73AVw を無視しないと荒らす うさぴょん ◆Gyu73AVw を無視しないと荒らす うさぴょん ◆Gyu73AVw を無視しないと荒らす
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めちゃ進んでる!と思いきや・・・
三村はまだ頭にはてなが浮かんでる俺達をちらっと見たあと、学生手帳になにか
書きはじめた。
『盗聴されてる。首輪を押さえろ。』
達筆だったため、よく見えなかったがなんとか読めた。俺も杉村もビックリして顔
を見合わせてしまった。三村が言うには顎のすぐ下。信号を受け取る部分の裏側に
あるらしく、そこに人差し指と中指を入れた。
「これは爆弾だ。」
「「へえっ!?」」
あっまたはもった。それにしてもさっきから驚いてばっかですねぇ。おれら。
「面倒なんで細かい説明は省く。とりあえずこれを分校にぶつける。」
唾を飲んだ。ゴクリという音がした。
「それってまさかーーーー。」
「ああ。ここから脱出する。」
「「!!!」」
まじで!?嬉しくて嬉しくて叫びそうになった。たぶんそれは杉村も一緒だろう。
「お前ら、協力してくれるか?」
もちろんじゃん!おれはものすごい勢いで首を上下にふった。なあお前もだろ?
杉村ーーー。
「ごめん。俺できない。」
ーーーーーーーーーーーえ?
桐山和雄のズボンの後ろにはナイフが納められていた。桐山も最初は気が付かなかったが
これは不幸中の幸い。桐山はとにかくここに座ることにした。
桐山は考えていた。この時間ということは放送があった。つまり禁止エリアを聞き逃したことは
このゲームにおいて致命的。
もしかしたらここが何時からか禁止エリアになるかもしれない。しかしそれを恐れここを
動き知らない禁止エリアに捕まる恐れもある。とりあえずここは禁止エリアじゃない・・・。
しかしやはり動かなければならない。桐山は最初に地図を完璧に近く暗記した。
何の施設があるかも頭に記憶されている。
とりあえずこのまま北へ上る。そして大樹木を目指す。あそこには自身がやった
赤松と矢作、そして赤松が殺した天堂の死体が転がっている。バッグが残っている。
食料もあったはず。
とりあえず必要最低限の道具は用意しなければならない。そういえば天堂の武器を
回収していない。
桐山は北上し大樹木を目指した。
596 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/20 22:54
>>594さん
「ー」じゃなくて「―」を繋げて使うほうが良いと思われます
「何でだよ 俺のことまだ信用できないのか?」
三村が真面目な顔で問いただす。そりゃそうだ。俺だって疑問だ。
「違うよ。ごめん。俺、どうしても会わなきゃいけない人がいる。」
その言葉だけで三村には伝わったらしく、『そっか』とだけ呟いて下を向いてしまった。
「じゃあ俺達も一緒に・・。」
「だめだ。俺の問題でみんなを危険にさらせない。それに三村。お前やることあるだろう?」
「でも・・。」
つらいよ・・そんなの。だってまた会える可能性は絶対じゃないのだから。
「必ず戻ってくる。そのときはもう一度仲間にしてくれるか?」
ふっと杉村が笑っててを差し出した。
「もちろん。絶対もどってこいよ。」
三村も笑ってその手を握り返した。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「じゃあ。行って来る。」
「ああ。」
玄関に出た杉村が靴を履き終わった。
「飯島、三村の言う事をよく聞いていい子にしてるんだぞ。」
そういうと俺の頭をポンポンっとたたいた。
「なんだよそれ。」
「べつに?」
「じゃあ・・杉村。」
「ああ じゃあな。」
そう言い終わるやいなやすぐに背を向けて、杉村は森の中へと消えてった。
「飯島」
後ろで小さく名前を呼ばれたが、振り返る事ができなかった。
596さん
ありがとう!!!
滝口優一郎と中川典子は樹海を南下していた。
「中川さん。ここらで一回休もう。」
中川は少し頷いた。そして少し悟った
「滝口君て・・・、頼りになるのね、意外だったわよ」
「?・・・」
滝口は変な汗が少し出た。女の子からそんなこと言われるなんて初めてだから。
女に免疫があまりなくオタクのイメージに固められた中川からはそう見えた。
しかし中川も底まで男子と免疫があるわけでも無いがそう見えるのだろう。
普段とのギャップが逞しく見えた。
「はい・・・」
滝口はバッグからパンを差し出した。
「ありがとう。・・・ねぇ、これからどうするの?」
「・・・、あと信用できるのは国信と杉村くらいか。内海さんもまさかあんな
事になってるなんて…、やっぱりでも・・・!!!」
滝口は急に中川の手を抑えた。そしてもう一方の手の親指で木の陰の奥を見た。
そこには桐山和雄が自分達に気付かず走っているのが確認できた。
しかしそれにしても遭った時に比べると軽装というか無防備だ。七原とともに
崖から落ちて持っていたものを全て落としたのか・・・、しかし相変わらず
特徴的な学ランとオールバックは顕在していた。
「・・・中川さん、静かにして。桐山はまず過ぎるよ。」
滝口は激しく首を振った。
そして桐山は去っていった。あまりにも無防備でウージーで不意打ちの考えも
浮かんだが桐山相手に俺じゃ適わないと確信した。
滝口と中川は顔からも身体からも冷や汗が身体を滴るのが感触で解った。
そして大きく溜息をついた。
琴弾は今だ樹海を歩いていた。
あれから誰とも会っていない、大木の根元に転がっていた無残な死体以外には。
銃声が島に響くペースも段々と遅くなってきた。
(最も、先程一発聞こえたばかりだが)
今何人生きているのだろうか?
最後の放送では13人になっていたが―――
あれから響いた銃声は五発。最低でもあと8人。
いや音が出ない方法で殺されているクラスメイトも居るかもしれない。
死にたくない。しかし自分に人が殺せるだろうか?
スタート早々に新井田を撃ったが命まで奪ってしまうことを自分は恐れ、脚を狙った。
しかしその直後の放送で既に新井田は死んだことがわかった。
致命傷の筈は無い、しかし多分その原因を作ったのは私なのだ。
「ふぅ…」
汗を拭う、ひたすら歩いていると考え事をしがちになってしまう。
ザッ…琴弾が目の前の木を避けてすこし横に動いた瞬間、目に飛び込んできたのは桐山の姿だった。
不良グループのボス…きっとこのゲームも”やる気”になってるに違いない!
(まずい、隠れなきゃ)
幸い桐山は琴弾の進行方向と垂直に進んでおり、琴弾から見て横を向いていた。
木の陰に隠れるべく後ろに足を踏み出したその時
ペキッ
足元で音がしてしまった、琴弾は枝を踏みつけ、折ってしまったのだ。
しまった―――
思うと同時に、桐山がこちらを向いた。琴弾は反射的に手にしていた銃を跳ね上げる。
バッ、桐山の右手が横に流れた、「それ」は琴弾の顔の左をかすめ、後ろの木に当たる。
カンッという音、一瞬だけ目に入ったそれは―――
(石?)
投石。こんな原始的な攻撃をしてくるなんて。
琴弾は素早く木に身を隠す。
(まさか、銃を持っていないの?)
緊張が走る、石が掠った琴弾の頬からは血が流れていた。
ハア・・ハア・・くっ、 呼吸が乱れる。
琴弾が木の陰に隠れた一瞬の隙をつき、桐山はその姿を消していた。
(何処へ行ったの?逃げた?それとも隠れた?)
何の物音もしない。ともすれば自分の心音すら聞こえてきそうだ。
あたりは不気味な静寂に包まれる。
――カサッ
ふと琴弾の右方の草が擦れた音を上げる、
「!」
琴弾はその方向を注視し、しっかりと銃口を向ける。銃を握る手には汗が滲んでいた。
しばらく待つ、しかし何の反応も無い。
風か何かかしら?でも―――
ダァン!
琴弾は突然の後ろからの銃声に驚き、咄嗟に振り返った。
それが彼女の命を救った。
なんと琴弾の背後には、ナイフを持った桐山が忍び寄っていた。
「きゃっ!」
琴弾は再び驚愕する、しかし意表を突かれたのは桐山も同様だ。
桐山は飛び掛るタイミングを僅かに遅らせてしまった。
それを見て琴弾がバックにステップを踏むかのように飛ぶ。
桐山のナイフの軌道は琴弾の喉元を正確に通過していた、琴弾が後ろに飛んでいなければ。
再び銃を向ける。それに反応して桐山は横に飛んでいた。
ダァン!ダァン!
続けざまに二発撃つ、しかしその弾丸が桐山を捕らえることは無い。
桐山は同じ手段は二度と通じないだろうと判断すると、琴弾に背を向けて走り出す、
勿論、走る軌道を変えて木を盾にしながら。
琴弾はそれを追おうとはしなかった、肩の力が抜け、ほっと胸を撫で下ろす。
しかし安心している暇は無い。今の銃声を聞いて誰かがここに来るかもしれない。
ここから離れなければ。
(でも――今の銃声、一体誰だったのかしら?)
あの銃声に琴弾は助けられた、そんな疑問を残しつつ、再び東に走り出した。
「言われたもん全部持ってきまきしたよ〜?」
そういうと飯島は手にしていた荷物をドサッと三村の前に置いた。荷物とは言っても
ロープやら滑車のようなものやら・・・。
「・・よしっ全部あるな。」
「んなもん役に立つのかよ?」
「役立たずなもん集めて来いなんていわねーよ。」
今、ここは樹海の中。なんだか脱出するのにはいろいろ準備があるらしい。(説明
されたけど分からなかった。)
「時間がない。急ごう。」
「うん!・・ってあれ・・?」
「・・・?」
耳をすませてみると・・女子と男子の話し声ガ聞こえた。
内海幸枝は樹海を移動している。
移動途中にも桐山に向かい発砲するということもしたが失敗した。相手は
桐山だったからな。どのみち八方現場から桐山も琴弾も去ってくれた。
しかし撃つ実は一歩歩くたびに激痛が走る。右大腿部には銃弾が入ったままだ。
証拠に裏側を見ても血が出ていない。確実に混入している。しかし貫通すれば
もっと出血が酷かったかもしれない。大腿部はよく血が流れて出血多量に
なりやすいのだ。内海はとりあえず包帯を巻いてはいるが移動の自由は奪われている。
このまま生き残るにはどうしたら良いか?
とりあえずここらには誰もいなそうだ。内海は座り込むと大腿部を押さえ項垂れた。
604 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/21 10:44
仲間が増えすぎちゃつまんないなぁ〜
605 :
即アポコギャル:02/09/21 10:51
「あれ・・中川さんと滝口だ・・。」
そう、その声は女子15番 中川典子と・・男子13番滝口優一郎だった。
「なあっ三村。あの二人なら大丈夫そうじゃない?」
仲間が増える喜びからか、声を弾ませ、学ランの裾を引っ張る飯島は二人に声をかけよう
と立ち上がった。
「!!」
しかし、ぐいっと世界が反転し、空を見た。頭に柔らかい感触と香水の匂いがした。
肩を掴まれそのまま三村のほうへ引き戻されてしまったのだ。三村は
飯島の口を押さえ、滝口達に気づかれていないか確認すると耳に口を近づけ、囁くように
「だめだ。今はまだ仲間にできない。あっちが気付く前に行こう。」
と、ほとんど息のような声で言った。飯島は驚いたような顔をしたが、すぐに顔を
引き締め、頷いた。そして気付かれることなく、その場を離れた。
滝口には元淵を殺すところを見られている。恐らく信用してくれないどころか、俺を
見て発砲してくるかもしれない。そしたら飯島までもが・・・・・。ここまできて
ようやく自分のしたことの罪の重さを知った。
607 :
2チャンネルで超有名:02/09/21 21:20
い、痛っ! 幸枝は立ち上がろうとしたが太ももの傷がズキズキ痛む、
けっきょくまた座り込んでしまった。
いつ何者かが襲撃してくるかもしれない恐怖感と裏腹に右足は自分のも
のでなくなったかのようだ。
「・・・・たすけて、七原君・・・。」
幸枝は思い出していた、七原の死亡が告げられた瞬間を・・・
頭に血が上りいつもの冷静な委員長の姿はなくなり、ただただ
七原を殺したヤツ(誰かわからないがとにかく見境なく)に復讐
し、その後生きていいても仕方ないので自分も死ぬつもりだった。
ヤケになっていた。・・・・が負傷し痛みが現実のものとなって
からは勝手なもので恐怖感が蘇ってくるのだった。こらえきれず
に幸枝は泣き出した。目の前が涙でくもり、やがて見えなくなった。
こらえきれずに幸枝は泣き出した。目の前が涙でくもり、やがて見え
なくなった。
あたしのバカ、バカバカバカ!なんでみんなを殺そうとしたの!
そんなことしたって七原君喜ばないのに!バカバカバカあたしのバカ!
国信君、典子、滝口君、ごめんなさい。。。あたしどうかしてた、狂っ
てた。許して・・・でも遅いわよね・・・ごめんなさい・・・
「七原君、あたしどうしたらいいの?」
「死ねばいいのよぉ」
「!」
ぱきゅん!!乾いた音が幸枝の背後で鳴った。
次の瞬間幸枝の左肩に見事なしかし小さな赤い噴水ができた。
幸枝は前に倒れこみながらも右手で握っていたブローニングを後
ろに向け発砲した。バキュゥン!しかし弾はまったく見当外れのほう
に飛んでいっただけだった。・・・カチカチカチおまけに一発だけで弾
が切れてしまった、しかしそれはお互い様のようだ。ガチガチガチ、
「あら〜?出ないわよぉ〜弾切れちゃったわぁ〜」
「え!」幸枝は傷ついた左肩越しにセーラー服を着たボンレスハム
を確認した。ボンレスハムはゆっくり幸枝に近づいてきた。「ゆ、
有香・・・な、なんで・・」しかしハムは幸枝には目もくれずバッ
グをまさぐり「水ちょうだいねぇ、さっき祐子に全部飲ましちゃった
からぁカラッポなの。もう喉カラカラなのよぉ」といいながらハムは
ペットボトルと別にしっかりパンも自分のバッグに詰め込んでいた。
「幸枝ぇ、殺してあげられなくてゴメンねぇ〜」・・ボンレスハムは
去って逝った。
現在の状況整理
男子
○飯島敬太(男子2番) 三村信史と合流後、滝口&中川を目撃するが避ける。
○川田章吾(男子5番) 灯台内奥のベッドで就寝中。
○桐山和雄(男子6番) 政府の船で最南端に運ばれる。武器は全て没収されナイフだけ。現在樹海を北上。
○国信慶時(男子7番) 第2集落の塀の家で傷を治療中。
○杉村弘樹(男子11番) 三村&飯島から脱し琴弾を捜し樹海を彷徨う。
○滝口優一郎(男子13番) 中川典子と共に樹海を南下中。途中で桐山を発見。
○沼井充(男子17番) 分校隣の丘で中川有香に狙撃されるが逃亡。樹海を移動中。
○三村信史(男子19番) 飯島&杉村と合流。滝口&中川を避ける。
女子
●内海幸枝(女子2番) 樹海を移動中中川有香に左肩を狙撃される。現在も樹海で苦悩。
●琴弾加代子(女子8番) 桐山に襲われるも内海の狙撃に助けられる。樹海を東へ移動中。
●中川典子(女子15番) 滝口同様。
●中川有香(女子16番) 内海を狙撃するが弾切れで失敗。水を奪取する。
【残り12人】
611 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/22 11:36
琴弾を救ったのは結果的に内海の銃弾だったのか
なるほろ・・・微妙なタイミングだったのらね。
沼井充は木に腰掛けている。
誰に襲われようと・・・、俺の目的はまだ最初と変わっていない。
生き残りボスに会ってみせる・・・・・
「!!」
という途端!約5メートル先に僅かにオールバック崩れた、しかし冷たすぎる瞳
を持った男――、桐山和雄がそこには居た。
「ボス!!!」
その歓喜の号に桐山は振り返った。
「!・・・。」
桐山も少しながら驚いたようだ。沼井は駆け寄る。顔は喜に満ちている。
「ボスッ、俺もお供しますよ!!一緒に行かせてくださいよッ」
「・・・ああ、解ったよ。」
その言葉は更に歓喜を増した。かなり気は昂ぶっているようだ。
「ボスっ、何で荷物とか持ってないんすか?武器は・・・どうしたんすか?」
「・・・七原に…襲われた。そして俺は七原と崖に落ちたんだ。そこで落とした。」
七原はこのゲームに乗っていたのか?しかし沼井はどちらかというと敵対していた。
それにもう死んでいる。関係ないことだ。七原は正義感が強かったからこのゲームには
乗らないと思っていたがやはり予想通りなんて行かないものだ。
「あ・・・、じゃっ、じゃあボス!俺銃2つ持ってるんで1つ譲りますよ。
俺は元々この銃だったんすけど俺が持ってるプラモと一緒なんで使い方が
解るからとりあえずこっちの銃を渡しますよ。でも残りは4発しか無いんで
気をつけてください。」
桐山は静かに銃を受け取った。そして銃全体を見渡し動作から以上の有無まで見渡すと
ベルトに差し込んだ。
「これからどうするんすか?」
「・・・。」
「・・・実は政府を倒す方法があった…。分校へ行く…。」
「はっ・・・ハイ!!じゃあ行きましょう。」
沼井は更に気分は昂ぶり遠足へ行く幼稚園のようだった。すこし元気が良く
前へ走っていくような・・・、しかし今はそんなおちゃらけた状況じゃない。
桐山の視線から沼井の背中が見える。一片の疑いも無く俺を信用している。
「充・・・。」
「なんすかボ・・・ガァアン!!
沼井は突然の銃声に驚いた。
「え・・・。」
沼井は以上に気付くと自分の左腕の手首上から下が見事に捥げていた。
その腕の切り口から血が放射された。
沼井には激痛が走っていただろう。しかし悲鳴を一切あげなかった。
「ボ・・・ス…?」
ダァアアン!!
その銃弾は沼井の喉から正面に貫いた。その衝撃に沼井は背中から倒れこんだ。
しかしまだ息があり意識もあった。
胸が動くたび口を通るはずの空気は喉から漏れコォーっと透き抜ける音がする。
倒れながら沼井は桐山の顔を見つめた。
桐山もまたとどめを刺さずジッと沼井を見つめた。思えば沼井はずっと桐山の
参謀として通った。しかし桐山にはそんな感情など入らない。冷たい目は既に
氷点下に達しているようだった。
そして沼井の身体もまた温度は急激に下がりそして――――
桐山は樹海を北上している。右手にはワルサーPPK9ミリが握られていた。柄の部分は
僅かに血に染みていた。
614 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/22 19:23
【残り11人】
「ま、待って!有香!」
中川有香は幸枝の声に足を止めた「なによ〜?ペット一本くらい
いいじゃないのよぉ?」
「違うの・・・七原君のこと・・何か知ってるんじゃないの。」
有香はめんどくさそうに幸枝の方に顔だけ向ける「はぁぁ?七原君
なんてアタシ知らないわよぉ。」
違った・・・のか。幸枝はもう有香を呼び止めようとはしなかった。
なんだったのあの娘?
中川有香は樹海を彷徨っていた。そこに転がる死体を発見した。
天堂真弓だった。しかし死体より興味をそそられたのはバッグ。
バッグが横に転がっている。
「やったぁ〜〜〜♥」
バッグを弄ると封を開けていないペット1本とパンが2個。
それをバッグへいれると中川のバッグは自分の体型の様にパンパンに膨れていた。
ちょっと入れすぎたかしらぁ?でもいくらなんでもこれだけあれば大丈夫
だわぁ〜
中川有香はそこから去っていった。そばの大樹木、そして裏にバッグと死体が
転がっているとも知らずに。
中川はバッグを2つ持てばいいという知恵まで回らなかった。
沼井充は桐山和雄に喉を撃たれ事切れる寸前だった。
目には涙を浮かべ樹海の隙間から青々と空が虚しく伺える。しかし視界も
歪みぼやける。呼吸をするたび喉に激痛が走り喉から漏れる空気が不思議な
感覚だった。意識は辟易とし遠ざかるのを待つばかりだ・・・。
ボ・・・ス・・・・・・。何で俺を撃ったんだ?
俺は恵まれない家庭と環境に育ったが暴力が唯一の支えだった。そしてその暴力を
違う形で昇華させてくれた人・・・それが桐山和雄だった。
俺はボスと出会い参謀として仕え世界は変わった。ボスに適う者なんてどこにも
存在しない。もちろん学校にもだ。喧嘩はある意味ボスに頼る部分もあった。
しかし小学校から鍛えた喧嘩はそれなりの自信だった。それは桐山に砕かれたが
誇りだった。ボスの参謀として歩くのが栄誉だった。
そしてこのプログラムはある意味この状況下におかれ俺達ファミリーの絆を試す
試練だったんだ。しかしそれはボスにとっては虚空の世界・・・。何も広がっちゃいなかった。
もう…、ボスをとやかく言えない。もう後ろを歩くことも追うことも出来ない。
「――――――――――――――――・・・・・・・・・・・・・・。」
沼井は青い空の下に虚しく事切れた。白目に浮かぶ涙はさらっと草に滴り根に保された。
誰も知らない事実の中沼井の死体は目を開けたまま死んだはずだった。
しかし誰かが沼井の両目を閉じた。
そこをさる姿に黒い学生服を靡かせ冷たい目が一瞬だけ溶けたようだった。
桐山和雄の姿は樹海の奥へ消えた。
618 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/23 10:09
(;´Д\).・;
ウヘェン、みつっちゃん悲しいわ
そして桐山もいとも簡単に武器を2つ手に入れてしまった
しかしそういう運命なのか…
619 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/23 10:58
>>618 しかも禁止エリアの地図も手に入れたと思われる。これで崖転落前
となんら変わらなくなったねキリ番長。
620 :
コギャルとH:02/09/23 11:08
617
かなり良かったんですけど・・。(TдT)
622 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/23 17:56
唯一違うのは
ぱららららっがないだけ
617ナイス
内海幸枝は絶望の状況下にいた。
滝口に右大腿部を撃たれそして中川有香に右肩を貫かれた。
さらには水までも取られてしまった。酷く喉が渇いている。水が欲しい。しかし
動けない。そんな体力は無い。
アタシはこのままここで死んでいくの・・・?
あそこで落ち着いて国信君を撃たなければ今頃3人で行動してハズなのに…。
後悔後先たたず。
内海は激しく衰弱していった。
「・・・・・・。」
内海はバッグから予備弾を探り出すとブローニングにはめ込んだ。
そして銃口を自分の腹へ向けた。
ズガァアアン!!
銃弾は内海には当たらず地面の土を散らしただけだった。
「七原君・・・、アタシやっぱダメよ。死ねないよ…」
・・・ツミさん・・・、内海さん。
どこかから声が内海に入った。誰の声?とっても温かい。
『内海さん・・・、』
内海は目を開けると空にはハッキリと七原の顔が浮かんでいた。
「あ・・・。」
『内海さん・・・。』
優しく微笑んでくれていた。しかし自分の名前を呼ぶだけ。それ以上なにも
発しようとはしない。しかしそれでも内海には十分だった。
「七原くん・・・。」
やっと解すと涙から瞳が零れ落ちた。
涙は頬を伝い耳の奥へと進む。その感覚も脳へ直結して感じた。
内海はずっと好きだった。中学校から存在を知ったとはいえ衝撃的だった。
その振る舞いから生き方まで全てに酔っていた。
「やっと会えた・・・・・・・・・・・・・・、七原くん。」
『内海さん・・・・・・・・!!』
まだ・・・、声…かけてくれるのね
ズガァアアアアン!!
銃声が響くと内海の額にポッカリと穴が空いた。内海の頭部は打ち付けられたように
一瞬地面から跳ねまた地面に打ち付いた。脳髄が僅かに頭部から流れ出していた。
「あ・・・・・・。」
その光景は凄惨だった。一人の女子が呟きながら天を仰ぎ自分へ向け撃っていた。
自害だったのだろうか・・・。七原君と呟いたのだけはハッキリと聞き取った。
そして膝から崩れ落ちた。
杉村弘樹は下を向き体が震えていた。
内海に聞こえたのは七原の声だったのだろうか?それとも杉村が自殺を食い止める
叫びだったのだろうか?それは既に絶命した内海にしか解らない。
杉村はギッと歯を食いしばると立ち上がり数瞬内海を見つめた。目を閉じていながらも
流れ出ている生温かい涙は杉村に感情の波を起こした。そして杉村は涙を流しながら
内海の前へ歩むと手から零れ落ちた銃を拾い
「お前は会えたんだ・・・、七原にッ!」
言葉を残すと内海が手首に装着していた大き目のリングを形見の様に手首につけ
また樹海を彷徨い始めた。
(琴弾・・・無事でいてくれ・・・!)
626 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/23 20:39
【残り10人】
「こんな小っこい箱であの分校壊せんの?」
飯島が俺(と元淵)の作った爆弾を手でコンコンと叩いた。首輪と首の間には、
ハンカチを挟んでおいたので、もういちいち手で押さえる必要はなく、さっきから
自由になった手で爆弾を触っていた。(もちろん壊れない程度に。)
「あんまいじると手が吹っ飛ぶぞ。」
そう言うと「まじ!?」っというなんとも間の抜けた声がした。
なーんかこいつ緊張感ねえよなぁ・・まぁ・・安心するけど。
俺達は滝口と中川さんを見た後、そのまま声をかけずに分校の見下ろせる丘まできた。
ここからだ−−−---ここからが本当に問題だ。なんとか失敗は避けたい。
「飯島。」
「あ?」
おいおいお前ね。これから何するか分かってンの?そんな虫どうでもいいから早く
捨てなさい。うわっ こっち向けんなよ。
「何?」
「えっと・・とりあえずさっき説明したとおりだから。俺が合図したらその
アドバルーンの糸離してくれ。」
「ん。分かった。よっしやるか!」
「ああ」と短く返事を返して早速一つめのアドバルーンを上げ、分校をはさんでの
向こうがわを目指した。俺達の去ったあとには飯島の持っていた。名前も知らない
虫が鳴いていた。
「ん・・・。」
川田章吾はベッドから目を醒ました。何時だ・・・?OK
まだこの時間なら放送も全然無い。それに寝てる間何も無かったようだな。
それにもしも急襲された時の為にここには窓から灯台の麓まで届く綱を用意してある。
いざとなればコイツで逃亡する。
とにかく外の風にでも当たるか
いつまでもこんなにしてたら腐っちまうぜ。
川田は扉を開けると外は薄暗くなっていた。風も程強く良い心地だ。
川田は灯台の鉄の階段に座り周りを見渡した。
静かにしていればこんなに静かな所で良い場所だ…。クソ政府めっ、俺は
生き残るぞ
629 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/23 22:15
>>627 筆談してんのか?
バレバレじゃねーか?
630 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/24 01:14
631 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/24 06:38
どうみても筆談の会話じゃないと思うがまぁいいか
三村は手に持つ糸を引いた。
(いいぞ飯島…!)
しかし飯島は反応しない
「ォィ!」
「あっ?・・・ああどうするんだっけ?」
この状況の中なんておとボケた野郎だ!
(ちっ、)
「離すんだ…、今なら大丈夫だ。」
やっと理解するというか思い出すと糸を手から離した。アドバルーンに吊られた
糸は追うように宙を舞っていく。
――――そして30分後
アドバルーンに吊られた糸は分校を跨ぐように繋がれた。
(オーケイ、順調だ。少し怖いくらいだが・・・)
「それでどうするんだっけ?」
おいおい、もう2回も説明したんだぜ?いい加減覚えてくれよ。
「いいか?覚えろよ?アドバルーンにまずロープを繋いでくれ。それを繰り返すだけだ」
コクっと頷くと飯島は解ったのか解らないのか微妙な表情を浮かべたが三村は信じた。
「・・・・・・・・良し!完成だ!」
三村信史と飯島敬太は分校を跨ぐロープを繋ぎ終えた。しかし不信感を三村は抱いた。
(いくらなんでも上手く行き過ぎじゃないか?政府が何の手立ても無いのか?
何でもこういう時は何らかの邪魔が入るはずだ。順調なときほど油断禁物!
些細な障害といえばこれまで飯島の理解能力の低さくらいだ。
こいつ何かやらかさないだろうな・・・?)
三村は紙に一所懸命に書き始めた。
[飯島――、これからこの爆弾を爆破させたら反対側の海岸へ一直線に走るぞ。
そこにいくまでに誰かに会うかも知れない。それは覚悟しておくんだ。お前はたしか
泳ぐくらいは出来たよな?けど念のため浮くタイヤも用意してあるし潮の流れも
把握してある。]
飯島は冷静な三村に感嘆しコクッと頷いた。
[じゃあ俺がこれからいよいよだが爆破を遂行する。お前は周りに誰か来ないか木に登って
見張っていてくれ。お前はたしか木登りが得意だったと聞いたからな?]
飯島かは力強く親指を立てると文化包丁をベルトに木に登り始めた。三村がこの時銃を渡さないことは
ある意味完全に飯島を信用していなかったのだろうか?
――その時!飯島は気に登る最中足場の枝がバキッと折れた。
「うわ!!」
ブチッ・・・!
飯島がバランスを崩し落下したと共に不吉な音が三村の耳に届いた。幹から繋いである
ロープの上に飯島は見事に落下するとロープは切れた。
その光景を鮮明に見ていた三村は丘に落ちていくロープに飛びついた。
あと少しで取れる・・・ッ!!
しかし無情にも最大限に生かした瞬発力も及ばずロープは分校の下へ落下していった。
「ああ!」
飯島は悲鳴をあげ三村は驚愕の表情を浮かべた。
「なっ・・・」
ロープは分校の屋根に被さるようだった。
「飯島っ、お前・・・!」
「ごめん!ごめんよ三村ぁッ!」
(コイツ・・・?邪魔するために来たのか?何で繋いである木にそもそも登るんだ?
く・・・、落ち着け…、手立てがなくなった訳じゃない。さっき脳裏に浮かんだ。
順調なときほどアクシデントがつくんだ。
クールに・・・!)
「・・・・・・・・・・・気にするな飯島、まだロープはあっちの木に繋がれてる。時間がかかるが
あっちに行ってからロープを手繰り寄せてまたこっちに張りながら戻ってくれば良い。
まだガスも袋も残ってるぞ。幸い禁止エリアも宣告されていない。まだ時間はある。」
(↑筆談だと思って)
「ぁ・・・ああ・・・、すまかったよ三村」
三村は許容範囲なのか余裕の様に笑みを浮かべるとまたあっち側の木へ向かった。
しかしけっして冷静ではなく余裕じゃなかった。
(大丈夫だ・・・、まだ保てるさ、しかしこれ以上の事態が起こればどうなるか
解らない。)
どうしよう・・・。俺すげー足手まといじゃん・・。ごめんなさい・・!
「・・じま。飯島。」
「え・・あ、何・・。」
また俺ぼーっとしてた?やばい。そろそろ三村怒るよ・・。
「お前どうしたの?何こんな時にぼけっとしてんの?」
前を歩く三村が振り向かずに言った。
「今はまだ取り返しがつくからいいけど、今度失敗したら俺達・・。」
「死ぬぞ。」
少し間を空けて言ったせいか、ひどくその言葉が心に突き刺さってきた。相馬を・・
目の前で死んだ相馬の事を思い出した。口は開いたままで・・目は開いているが
その目には何も映されていない。ああこれが死なんだ・・・。
「・・・・。」
「まっ今回はまだやり直せるし大丈夫だ。次からは気を付けてなっ。」
口調が軽くなったようなのでほっとした。
「生きて杉村に会うんだろ?」
あ・・そうじゃん
「うん・・。」
「じゃあがんばろうな。」
「ああ。」
さっきまでの情けない気持ちはどこかへいった。そうだ。
「生きて帰ろう みんな一緒に!!」
≫634
筆談しなくても平気だぞ。
637 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/25 06:29
筆談しなきゃバレるだろ
≫637
≫627を見ろ。
640 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/25 17:15
参考になってないぞ639
・・・もうここは誰も来ないか・・・?
川田は重い腰を上げると鉄の階段を降りていく。こんなにいればもう禁止エリアに
なってもおかしくないだろ
そろそろ放送の時間か・・・?
プッ・・・プツッ…!
電子が切れる音が島に響いた。
皆元気にしてたかぁ?もう残りも少ないし頑張れよ?
まず死んだお友達を発表でェす♥
●南香織(女子20番)
○沼井充(男子17番)
●内海幸枝(女子2番)
次は禁止エリアだな♪
20:00〜 C・10(灯台付近)
じゃあ残りは10人だな?
頑張れよぉ!
643 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/25 17:29
バトルロワイアルU映画化決定です
644 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/25 18:51
645 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/25 19:21
国信慶時は苦心の末脇腹の治療をとりあえず終えた。痛みは半分にはなったか・・・
(待ってろ典子さん、助けに行くぞ)
今頃一人で怯えているに違いないと思っていた。勿論滝口の存在は知らなかった。
意識があったが激痛に聞き取れなかったのか
国信は覚悟を決めライフルを握ると割った窓から出て行った。
まったく人気が無いな。誰もいる気がしない。
国信は展望台方面へ消えて行った。
645
深作監督ガンらしいけど平気かなあ。
640
えっなんで?首輪の間にハンカチ詰めてるんですよ。映画んときみたく。三村と飯島
の職人は2人いるからどーもうまくいかなひ。
あれから俺達は急いで(でも注意して)もとあるロープの繋がれた場所へ戻り、
先ほどと同じ作業をしている。飯島もさっきの会話が効いたのか真剣な顔つきで
作業に取り組んでる。そのせいか、思っていたよりも案外早く終わらせることができた。
「じゃあ今度こそやるからな飯島。もうロープ切んなよ。」
ちらっと飯島に目をやりそう言うと、視線をそらさず頷いた。悪態ついてみたんだけどね・・。
爆弾を滑車に取り付け、ふと。今俺達を助けてくれる銀の箱をじっとみた。そして
共に作った・・俺が殺した彼が浮かんだ。
「三村?」
飯島が俺の顔を覗きこむように身を屈めた。
「これ、な。実は俺と・・元淵の2人で作ったんだ。」
「えっ・・?」
「元淵殺したの。俺なんだ。」
ザァッ・・と風が通り抜け、かいてた汗が一気に冷えた。
650 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/25 21:26
俺は疑問だったがハンカチ挟むと何なの?
651 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/25 21:30
あー俺も知らないな
「そっか・・。」
「ああ」
なんだろう。こんな話。脱出してからでもいいじゃないか。いや。そうするべきだ。
でも・・俺はきっとまだ決めていないんだ。心でおもったつもりでも。だからこの手
が離せない。俺はきっと。言葉にして誰かにでも聞いてもらわないとまだダメなんだ。
「そんでさ俺。殺しちまったのに−なのにさコレ使って生き延びてもイイのかな?って
最初思ってた。」
飯島は黙って聞いていた。ときどき風が吹いて、飯島の長い髪を揺らした。
「でも、せっかく作ったんだからつかわなきゃな。そんで・・生きて皆で帰るのが
せめてもの報いだよなって思ったんだ。」
「・・。」
「償いはそれからする。っつっても何するか分かんねーけど。でもまずは生きて
皆で帰る!それが優先。」
全部言いきった。途中で泣きそうになったけどこらえた。もう。ぜんぶ吐き出した。
「うん・・。」
「じゃあ・・いくぞ。」
月の光に反射して光った銀色の箱は、頼もしくみえた。
653 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/25 22:13
まだ繋ぎ終えてないだろ?
(良し終わったよ?)
今までの会話はこのハンカチで隠せたのか?それはとにかくとして1時間かけ
全く同じ状況を作り出した。
「いいぞ飯島。・・・・・・・・・・見張りを頼むぞ。今度は違う木に登ってくれよ。」
「ああ、大丈夫だ。2度は繰り返さないって」
この状況でも少ししか焦りを見せない。下手すれば第3の男三村より冷静なのか?
それとも緊張をあまり知らないのか?それはともかく信用するしかないからな。
「飯島、今から10秒後にこの滑車で送るぞ。いよいよ敢行だ。」
三村はベレッタと飯島の文化包丁を片手に目を瞑り祈った。
(叔父さん・・・・・・・!俺は成功してみせるよ!)
三村は爪先で1秒1秒をタップする。そして近づくにつれ鼓動と震えは大きくなり
3秒前で震えは不思議とピタッと止まった。
(行ける・・・っっ)
飯島も雰囲気を感じ取ったのかゴクリと唾を飲み込み冷や汗を流した。周りに異常はない。
風もない・・・!
GO!
三村は滑車に掛かる爆弾から手を離した。
ガラガラガラガラ・・・・・・・
滑車が回りロープを転がる音が徐々に遠くなっていく。三村はタイミングを計ると
一瞬小さな咆哮を発し文化包丁を回転良く舞わした。
刃先が陽炎に線を残す。
(今ッッッ・・・・・・・!!)
スパッ・・・
三村は斧を振るかのように一直線に豪快にロープを切った。
ロープから放たれた爆弾は一直線に分校へ向かった。
「「行け!」」
三村と飯島の声が見事に被った。
ヒュォォォォォオオオオオオオ・・・・
(風!?)
横から殴りつけられるような突風が発生した。分校近辺は何もなく爆弾もモロに風の影響を受けた。
爆弾は綺麗に風に乗り弧を左へ描いていく。プロがドローボールを打った様な・・・!
しかしそれは悪魔の悪戯にも程がある。三村は爆弾が炸裂するのを見守るしかなかった。
絶大な集中力は爆弾が分校へ落下していくまでがスローモーションの様に見えた。
ドッ・・・グワァアアアアアアアアン!!!!
凄まじい轟音が響いた。爆風が宙を舞い埃が竜巻の様に上を舞う。三村と飯島の髪を靡かせた。
しかし三村は複雑すぎる表情を浮かべている。
自分の予想する落下地点より大きく左へずれてしまった。
分校は大きく抉られているがこれで本当にメインコンピューターを破壊できているのか?
坂持は死んだのか?
こんな中途半端な結果で逃げるには危険すぎる。
「やった・・・、三村やったじゃんか!」
飯島はやはり理解しきれていなかった。
飯島は木から降りると
「・・・どうしたんだよ?三村っ、逃げるんじゃないのか?」
三村は返答もせずひたすら考えている。
最大の誤算であり誤差・・・、あそこでの突風は予想できるはずがない。破壊できたか?
無意味な場所を破壊しすぎたか?もし生きていたら・・・このままにげたら容赦なく
爆破・・・、しかしここまでしたのなら逃げるのが得策なのか?
逃げず島の中にとどまるのか?
もし生きていてこの島にいてもあいつは急襲の恨みに俺達を爆破するか?俺達が
やったことは明白に解られている。しかし個人的感情でゲームを変えることは出来るのか
アイツ等に?天皇に背く行為だ・・・、その可能性は低いか・・・。
「おいってば三村!下手したらここに人が集まるんじゃないのか!?逃げるんだろ!?」
そんな事は解ってる飯島!
死の可能性高くしても逃げるか・・・、このまま最後まで生き残るか・・・。
その時三村の脳裏の奥から本音なのか不明だが悪魔の囁きとも言うべき言葉が
降り注いだ。そして三村はそれを実行した。
飯島は三村の様子に気を微かに動転し身体を揺する。
その時三村は静かな目で立ち上がると飯島を見つめた。
ガシッ
「お?」
三村は飯島の学生服を掴むと分校を見渡せる丘(崖に近いか・・・)へ勢い良く
投げつけた。
このままいけば確実に落ちる。この高さは落ちれば死ぬ!死ななくても禁止エリアなら
どのみち・・・!!
「うわぁああああああ!」
必然に悲鳴を発する飯島。何をするんだ?という思考より死が眼前に迫る恐怖に身体は硬直する。
そして崖の直前でギリギリに踏ん張る!・・・が、
三村は非情にも飯島の背中を勢い良く蹴りつけた!
そして飯島の身体が一瞬宙に浮くと土崩の様に転がりながら落ちていく。
゛死のでんぐり返し"を繰り返し鮮血も同じく弧を描き落ちていく。
三村はその状況を全て見つめた。(当然だが)飯島は宙に浮くと悲鳴さえあげず
ただただ重力に落ちていった。
そしてボンッという音が響くと飯島の首から上がもげていた。落下しただけでは
ああはならない。三村はしっかりと首輪が爆発したのを確認した。
悪魔の囁きは飯島を犠牲に禁止エリアの作動を確かめることだったのか。
三村は夜叉のような鬼のような自分でも表したことのない表情を浮かべていた。
三村はこのまま逃げれば死ぬということを改めて再認識するとまた樹海へと
消えていった。
飯島は感情を表すこともなく即死だった。
しかし爆破の轟音は島中に響いていた
658 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/27 00:06
ミムたん・・・
659 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/27 00:36
かなりブラックなミムたん・・・
660 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/27 01:56
【残り9人】
杉村弘樹は樹海を彷徨っていると凄まじい轟音が響いた。しかし杉村はその正体を
知っている。三村は爆弾投下を成功させたのか・・・?それなら俺も早く琴弾を捜さなければッ
それにまだ生き残れる気がする。元々三村のこの銃の予備弾も三村から譲られた。
しばらくは銃弾は持つ。
杉村は北東へ消えていった。
「坂持殿ッ!怪我はないですか?」
政府は分校内で慌てていた。坂持は眠っていたが凄まじい轟音に分校は軋み
一気に目は覚めていた。
「・・・・・・・大丈夫だ、メインは破壊されて無いぞぉ♪これだったら報告も
いらないな。補足として終わったらつけておくか♪」
坂持は三村のことは一切口にしないが何を思っているのか?
しかしメインのある部屋もかなり爆破に抉られているが偶然に破壊された場所も回線も
一切かはまだ解らないが支障はない。
三村は完全に失敗したわけだ。何にせよこのままアイツ等に我々をあらわにするワケにも
いかない。兵士等は分校の外へ出ると応急で木などで補修していった。
まぁでも手榴弾もないしこれ以上破壊される心配は少ないであろう
「三村の奴・・・、まぁでも賭けにも結構人気あるからなぁ。考えておくか。」
飯島死んじゃったのー(´д`)ナエー
何か三村ももどっちゃったし・・(`A´)ナエー
杉村と三村と飯島イイ感じだったのに・(´д`)ナエー
664 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/27 18:42
ナエナエうるさい
665 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/27 19:06
まあまあ終わったことだよ
国信は小高い丘に来ていた、ここからちょうど展望台も見える。
何よりもまず典子さんを探すのが先決だ。国信は周囲を見渡した。
木と木の間に人影らしき点が見えた。ライフルで覗き込む。
―――すぐに木の陰に隠れてしまったが、誰かは確認できた。
中川有香だ。
ふざけんな、同じ中川でも、あの豚には用は無い。
あっちから見つけられる可能性も考えたが大丈夫だ、あの位置からではこちらは確認できないだろう。
さらに周囲を見渡す、すると、先の中川有香の位置から90°ほど右、若干遠くに二つの動く点が見えた。
―――フハハ、人がごみのようだ。
ふとそんな言葉が浮かんだ、――何はともあれ確認する。
―――典子さん!捜し求めていた人の姿がそこにあった。
しかしもう一人の方は――滝口だ、あいつめ、典子さんと二人きりかよ。
しばらくスコープ越しに二人の姿を眺めていると、突然二人が立ち止まった。
滝口が典子さんの横に立ち、典子さんの顔が滝口に被さって見えなくなる。
「!?」国信は狼狽した、あらぬ予感が頭を掠めた。
滝口がさらに典子さんに近づき、顔と顔が密着しているように見える。
ああああああああああああの野郎!!俺の典子さんを!
国信はライフルのトリガーに指を掛けた。
667 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/27 19:47
暴走?
パンッ・・・
鋭い銃声が近辺に響いた。
「なっ何!?」
滝口と中川は樹海を移動中に狙撃された。滝口は中川の肩をポンと押すと
逃げていく。しかしその行為は国信の怒りに拍車を掛ける。
「ぁあああああ!!!」
パンッ・・・・パンッ
しかし虚しくまたも空を切る。冷静さを失えば銃は扱いきれなどしない。
「中川さん走って!!」
「・・・・・・、ねぇ、あれ慶時クンじゃない?」
「え?」
振り向いて冷静に確認すると確かに国信だった。しかし何故俺達を狙うんだ。
「国信はこのゲームには乗っていないんだろう中川さん!?何で・・・っ」
滝口と中川は木の陰に隠れ国信を観察する。
そして周りを見渡すと滝口は気付いた。
「なっ・・・中川さん!?」
「え?なっ何?」
「違うよ!国信の左のほう!中川有香さんじゃないのか!?」
中川有香はCZ・M75を握りゆっくりと国信へと近づいていく。まさか・・・、
撃つ気か!?
「有香?撃つ気なの・・・?やめて!慶時クン!横見てよ!!」
「ダメだよ中川さん!そんな余裕ないよ!だけど俺には人なんて殺せない。また・・・
また・・・国信を見捨てるハメになるかも知れないけど・・・・・・・・・・
俺言ってなかったけど七原から言われたんだよ!中川さんをっ、中川典子さんを守るって!」
「え・・・・」
「だから無理に行かせて死なせるわけにはいかないよ!逃げるしかないよ!今の
国信に向かっていっても撃たれるかもしれないじゃないか!何か狂ってるように
みえるよあいつ。」
非情な選択・・・・、2度も国信君を見捨てる?でも今は状況が違う・・・、私達を狙った。
それに秋也君が・・・、私を守ろうとしてくれてた!
「逃げましょう滝口くん!」
滝口はウージー9ミリサブマシンガンの引き金を一瞬引くと威嚇射撃の目的で
地面を銃弾が抉った。国信には何の支障もない。
一瞬竦んだうちに滝口と中川は樹海を南へ走っていった。
に・・・逃がした・・・。滝口を仕留めきれなかった。
パンパンッ・・・!!
自分はもう引き金を引いていない。それは理解している。つまり自分が狙撃された?
それを理解したときには国信の治療した脇腹を今度は正面から貫かれた。
「ガァッ!」
銃弾は貫通していない。反対の脇腹までは遠すぎて貫ききれなかった。しかし
内臓が潰されたか!?狙撃から3秒後には口内には血が溢れ鼻からも・・・、
鉄のような臭いが自分の中に立ち込めた。これが血の匂い・・・?
そして右を向くと中川有香は自分に銃口を向けていた。かすかな煙が昇っている。
俺を・・・、撃ちやがった!
名前が違うだけで雲泥の差だこの野郎はぁ!!
国信はライフル銃を両手で精一杯支え震える身体で銃口を中川へ向けた。
あーあ。なんか三村失敗してからこの板来る気うせたし。もう職人
も辞めるわ。残りの奴らで一生懸命自演しててください。っと
671言い方超ムカツクけどちょっと同意
673 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/28 18:40
671は何をどうしたかったんだ?
674 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/28 18:41
次スレでの復活に期待します
675 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/28 20:55
スレ存続の危機・・・・
676 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/28 21:02
しかし俺は少なくとも最後までロムるぞ。ミムが黒くてもキリ
がナヨナヨしてもとにかくバトロワキャラだということで続き
が楽しみなのだ。完遂しましょい!
後ろで鍵の閉まる音がした。振り返ってみるとそこには人がいて・・・名前を呼ばれた「飯島」と。
「わ!」
いきなり押し倒された。ゴンっというにぶいおとと共に頭に痛みがはしった。
「・・ってぇ・・なにすんだよ・・。」
背中からコンクリートの冷たくて硬い感触がした。でも押し倒した俺の上に被さってる人物の目は
―もっと冷たく感じた。
「ひゃ!」
いきなり下半身になにか滑り込んできて素頓狂な声をあげてしまった。
「ちょっおい!何して――んっ」
ふいに唇が重なって・・・・
678 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/28 21:04
「っん・・はぁ」
息が苦しい・・やっと口が開放され酸素を胸に流し込んだ。
「や・・」
これから何をされるかくらい分かってる。恐怖で体が震えた。でもなぜ―
「なんで――こんなことすんだよ・・」
すでに学生服は脱がされ、裸に近い格好になった。抵抗なんてできない。
「三村―?」
暗くなった部屋には濡れた音が響いてた。
以上801三村×飯島ですた。
ついにでた・・恐怖のエロシーン。しかもホモかよ!!
書くなら男×女に・・・
ってそうじゃなく!
682 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/28 22:02
番外編かよ
じゃあ本編も続行で
「お・・・、」
貫かれた脇腹は鈍い痛みを定期的に発する。くそッ・・・!
バシュッバシュッ!!
国信は引き金を2度絞った。しかし中川は怯むこともなく一歩一歩近づいてくる。
ぁあ♪バッグもってるわぁ♥また食料手に入るぅ、そっか、バッグごともらっちゃおう♪
・・・はっ!ヤバイ!意識を失いそうだ。なんて痛みだ。一回脇腹を撃たれて意識は飛んだんだ。
また飛んでもおかしくはない。くそっ、免疫しとけっつ〜のに。
どっ何処だ!?中川がいない。バ・・・バッグも武器もない。・・・俺が死んだと思ったのか?
だから奪われたが助かったのか?
「・・・・・・ハァ〜」
国信は大きく溜息をついた。
「そんなワケないじゃ〜ん」
自分の背後から声がした。絶望に陥る悪魔の声、振り向くと自分の額にピッタリと
ライフルの銃口がつけられていた。
「おっ・・・・・・・お前おかしいと思わないのか!?こんな…バシュッ!!
中川は徐に引き金を絞った。
684 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/29 23:06
ganba
685 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/30 22:10
ガンガンガ〜ンバ
686 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/01 08:25
停止?
687 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/01 14:45
いやん止まんないで
688 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/01 23:01
俺の出番かな・・・?
近日書き込もう
689 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/04 16:42
次は〜?
690 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/04 23:07
YC版萎えage
691 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/06 15:59
一応保守
692 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/07 17:16
一週間突破アゲ
693 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/07 20:28
ノブは死んだのか?
694 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/08 22:34
・・・ただいま本スレは充電している
職人さんは文学をつけ帰ってくる・・・・
いつの日か・・・。
職人じゃなくて同人ヲタだと思われ
696 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/09 18:16
695そんなふうに言うなよ
697 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/09 18:47
発信ゆんゆん ゆんゆん ゆんゆん
698 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/10 23:27
ゆんゆんゆゆゆゆん
699 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/11 17:11
なんてなぁ〜
700 :
bloom:02/10/11 17:18
702 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/12 19:36
遂に進まず700
703 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/12 21:20
ダットオチしたらゲームオーバー
704 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/13 09:28
キャラネタのスレ落ちた
国信の額には鋭い穴が空くと後頭部から脳髄と血が吹いた。
「ぁ・・・・・あ・・・、」
何か最後に言いたかったのか。しかし自分が撃たれた理解より前に思考は
途絶えた。
国信は後頭部を激しく地面に打ち据えると飛び血が自分の顔を軽く染めた。
血は涙と混じり薄くピンクになり顎から地面へと滴った。
(典子さん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・秋也ッ・・・・・・!!)
おおっ!?始まったかようやく…
707 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/14 01:48
やべぇ控え室スレ落ちたった
708 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/14 10:45
709 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/14 22:12
お釜降臨きぼん
710 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/15 19:43
いません
711 :
源氏広報部:02/10/15 19:49
712 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/15 19:52
713 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/15 23:22
【残り8人】
714 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/16 13:54
このスレの住人
【残り4人】
715 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/16 19:02
今友達と密かに中学校のクラスメートを題材にしてバトルロワイアル
執筆中♪
おもしー
716 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/16 20:14
友達同士で考えたら楽しい>>バトルロワイアル
717 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/17 21:34
むぅぅ
718 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/17 22:06
なんかねー、こんだけ開いてしまうと書けないね。
719 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/18 20:11
どうするどうなるBR?
・・・・・・もう限界、こんなじっとしててもらちあかない・・・・
あたしやってやるやってやるわ、一人しか生きて帰れないんですもの
そうよ、茶道のあのひとに告白も出来ないで死ぬのはイヤ!
残りは川田、桐山、杉村、滝口、三村、典子、有香ね・・・男子には
もう女の武器で逝って油断したところを・・・うまくいくかしら?
いやなんとかしてみせるわ。
あと典子はお人よしだから楽として、、、問題は有香ね。食べ物で
つろうかしら。
琴弾は勝負に出ますた。
721 :
本部(若干回復):02/10/18 22:48
現在の状況整理
男子
○川田章吾(男子5番) 灯台を出たが行方は不明
○桐山和雄(男子6番) 丸腰からの復活も沼井殺害し銃を手に
○杉村弘樹(男子11番) 三村&飯島から脱し琴弾を捜し樹海を彷徨う。
○滝口優一郎(男子13番) 中川典子と共に樹海を南下中。途中で桐山を発見。
○三村信史(男子19番) 爆弾作戦失敗、飯島を禁止エリアに突き落とし殺す
女子
●琴弾加代子(女子8番) 桐山に襲われるも内海の狙撃に助けられる。樹海を東へ移動中。
●中川典子(女子15番) 滝口同様。
●中川有香(女子16番) 食料欲しさに今度は国信を殺害。
【残り8人】
722 :
残る8人心理描写:02/10/19 10:34
川田 ココからが勝負だな
三村 叔父さん、バグったぜ・・・
杉村 琴弾どこにいるんだ
滝口 秋也僕たちどうすれば
典子 秋也君・・・(涙
有香 ああ、うんめぇ〜
桐山 ・・・・・
723 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/19 11:05
加代子。。。
724 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/19 17:24
725 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/19 23:59
禁止エリア増やしていこうか
樹海を彷徨う杉村のレーダーに一つの光点がともっていた。それもかなり近い。
すばやく、かつ枝を踏み不用意な音を立てないように細心の注意を払い、歩を進める。
生き残りの人数も少ない。これまで遭遇した者との位置関係を考えると、これが琴弾で
ある可能性は十分に考えられたが、それでも慎重にならざるを得ない。
光点を頼りに進む杉村の目に木にもたれかかっている女子の制服の肩が見えた。肩まで
の髪、背格好から察するに琴弾にちがいないだろう。杉村はその背中に呼びかけた。
琴弾は急に後ろから呼びかけられ驚いた。振り向くと杉村がいた。左手には何かを持っているが、
一見したところ銃器の様ではない様だ。とは言え、琴弾には武器の知識など無いので、それが
直接危害を及ぼすものかどうかは判断しかねた。
「琴弾、無事か!?」不安げな声で、杉村が近づいてくる。
『やるのよ、加代子。女の武器で。』心の中で決意を決める。相手は問答無用で殺しに来るかもしれないのだ。
この杉村も、とりあえず武器を構えてはいないが、何を考えているのか分からない。
「・・・杉村君・・・。」演技と恐怖が相半ばしつつ、上目遣いで杉村を見る。
「・・・胸が、胸が・・・苦しいの…。」
「琴弾!?」杉村の歩調が早まった。
普段無愛想な顔をしていても、やっぱり男ね。さあ、そのまま近づいていらっしゃい。
制服のスカートの後ろに差し込んだスミス&ウェスンにそっと手をやる。
「しっかりしろ!琴弾!俺、お前を・・・」琴弾に近づき、様子を伺おうとしてかがみこんだ
杉村に銃を撃ち放とうとした時、その杉村の肩越しに飛んできたまったく別の銃弾が
琴弾の胸を貫いた。銃を右手に、左手にパンをぶら下げた、中川有香(女子16番)だった。
全くの予想外だった。琴弾に気を取られ、近づく気配はおろかレーダーの光点にも
気がつかなかった。片手で琴弾を抱え、樹海の木々を盾にジグザグに走り抜ける。
逃げ切れるか?いや、助かるのか、琴弾は?胸と口から血を流し、力の全く伝わってこない。
杉村はその琴弾の右手から一丁の拳銃が滑り落ちたのにも気がつかなかった。
琴弾を抱え、樹海をめちゃくちゃに進む。枝を踏みしめ、葉を掻き分けて進む音を
追いかけるようにして銃弾が飛んできたが、幸い二人にあたることは無かった。
やがて、弾が切れたのかあきらめたのか銃声は聞こえなくなった。
灯台を出た川田は樹海から聞こえてきた銃声を耳にした。断続的に聞こえてくる
その銃声はいくつかのことを川田に予想させた。ほぼ同一の銃声から発砲者は一人。
また反撃の銃声が聞こえないことから撃たれた相手は銃器を所持していない、あるいは
発砲できない状況である。相手が動けない等、確実に殺害が可能な状況ならば銃声は
一発で終わるはずである。発砲者は銃の扱いに慣れていない(まあ普通の中学生なら
当然だが)。更に、これが重要なことだが、むやみに銃声を発して自分の居場所を知らせる
ようなタブーを冒している。冷静な状況判断の出来ない相手のようだ。
組みしやすい相手と見て川田は樹海へと足を向けた。おそらく自分以外にも樹海へ向かう
者はいるだろう。素早く蹴りをつけ、離れることだ。川田の樹海へと向かう足が速くなった。
川田が樹海に足を踏み入れた頃、三村もまた行動を起こしていた。爆弾の失敗から
飯島殺害の一連の疲労と、爆弾のことを知った本部が自分の首輪を爆破するかもしれない
と言う重圧からさすがの三村も休息の必要性を感じていた。樹海へ入り、空き缶と紐を
組み合わせた即席の警報装置(糸に引っかかると空き缶が音を立てる)を設置した後、
まどろんでいたところに銃声が聞こえた。
三村は銃を取り出し、自らの仕掛けた罠に引っかからないよう狭い休息スペースから
抜け出すと、樹海の奥へと足を進めた。
琴弾の命の火は今まさに消えようとしていた。銃弾で胸を撃たれ出血もひどい。
抱きかかえる杉村にも成す術は無い。
「すまない…。琴弾。俺…お前をずっと探していたのに。」
薄れ行く意識の中そんな杉村の声が聞こえた。自分を抱きかかえるぬくもりは伝わって
きていたが、どこかずいぶん遠くから話しかけている。そんな気がした。
「やっと見つけたのに…。俺が油断したから…!俺がしっかりしてればお前を守れたのに。」
そんな杉村の声を聞いて琴弾の意識が少し覚醒した。と、同時に激しい後悔に襲われた。
『…杉村君は、私を守りに来てくれたのね…。…それを…私…。』
涙が溢れてきた。杉村への熱い感動と深い自責の念の涙だった。
『…謝らなくちゃ、私。…杉村君に、謝らなくちゃいけないわ…。私、何てひどいことをしようと…。』
涙に濡れた琴弾は、もうほとんど力の入らない手で精一杯、杉村の手を握った。
「杉村君、わ…たし…。」
「琴弾!?しっかりしろ。大丈夫だ。必ず助ける…。」
それが無理なことは二人とも十分に分かっていた。杉村の目にも涙が浮かんでいた。
『ああ、何て優しい人なんだろう。自分を殺そうとした私にこんなにも優しくしてくれる…。』
私は何て嫌な女なんだろう。この人は自分を探して傷だらけになりながら辿り着いて来た
というのに。私はその彼を殺そうとしたのだ。私はこんな目に遭って当たり前だ。罰が当たったに違いない。
琴弾の涙は止まらなかった。再び口を開きかけた時、口の中に血が詰まってきて琴弾は
咳き込んだ。苦しい吐息の中、最後の力を振り絞って言葉を紡ぐ。伝えたい。罪滅ぼしと彼の愛に応える
言葉を。
「…ごめんなさい…。杉村君、私…あなた…のこと…。」
「琴弾…」
樹海に轟いた轟音と共に飛来した散弾が琴弾の頭部を柘榴の様に吹き飛ばし、その役割を果たせなかっ
た残りの弾丸は杉村の胸に食い込んだ。
【残り7人】
ショットガンの薬莢を排出すると、川田は二人に近づいた。どうやら相手は杉村と琴弾らしい。
二人を同時に狙ったつもりだったが、琴弾への命中は確認できたが、杉村への直撃は疑わしい。
確認をせず、このままこの場から引き上げる選択肢もあったが、もし杉村が動けた場合、先の
銃声に加えて、今の自分の銃声を聞きつけた誰かに挟み撃ちの憂き目に遭うかもしれない。
ここは杉村の死を確認、あるいは止めを刺してから退散するべきだろう。
この場からもう一射することも考えたが、杉村はちょうど琴弾を抱きかかえるようにして
倒れているため、杉村に絶命の一撃を与えることは難しい。更に琴弾の血を浴びた杉村がこれまた
血まみれの琴弾と重なり狙いをつけにくくしていた。とはいえ、無造作に杉村に近づくことは危険で
あった。杉村が拳法の達人であることは川田も知るところである。不意に接近戦になれば勝てるか
どうか。狙撃地点から杉村の倒れている、少し広い空間へ出るにはためらいもあったが、川田は足を
踏み入れた。
と、その時、川田の握るショットガンが大きく弾かれた。危うく取り落とすところだったが、更に
次の瞬間には肩口と足元を弾丸がかすめていった。弾かれたショットガンに少し体を持っていかれる
形でバランスを崩した川田が顔を銃声の方へ向けると、木を盾に半身にベレッタを構えた三村が川田の
体制の崩れを見て、巧みに周囲の樹木に身を隠しながら接近してきた。
連射性では向こうの方が上だ。倒すなら一撃で仕留めるしかない。そう判断した川田であったが、
自分は大きく体勢を崩している。また、三村は間合いを詰めつつ牽制の射撃を加えてくるので、反撃の
暇が無い。逃げようにも足はおそらく三村の方が速いだろう。つまり絶体絶命だ。三村もそれを知って
いるのか、得意げな笑みを浮かべているようにも見える。こいつ、いつもこんな顔をして笑っている
奴だったか?と川田が思い、一か八かショットガンの一撃にかける決意を決めた時、その笑っている
三村の視線が流れ、それとほぼ同時に銃声が響いた。一瞬遅れて三村が地面へスライディングして、
飛び込んだ瞬間体を丸め込み、やや太めの木の後ろへ回り込んだ。川田もこの隙を逃さずに身を伏せる。
後ろ髪の長い特徴的なオールバック。学生服の上着を羽織り、硝煙の立ち上る拳銃を手にした桐山がいた。
734 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/20 09:09
こらこら幾らなんでも主力全部集合はないだろ
そそり立つ壁を前に御手洗大二郎はひるんでいた。しかし、ここを通らなければ彼らのもとにはいけない。
それぐらいのことは御手洗にもわかっていた。決死の覚悟で御手洗は壁を登り始めた。
登攀から三十分たった。御手洗が下を見下ろすと川田章吾レミントンM31RSの照準を御手洗にあわせている。
壁を攀じ登る御手洗に川田が気づいたのだ。御手洗は豆粒のような川田をしばらく呆然と見つめていた。それは手のひらが擦り剥けていた御手洗にとって
わずかばかりではあったが休息になった。しかし、それも長くは続かなかった。
御手洗に向けて川田がショットガンを撃ったのだ。弾丸は窓ガラスを打ち砕いた。
御手洗はその割れた窓から建物内に入ると、ポケットからバナナを取り出した。
バナナは少し押しつぶれていたが甘かった。
「うまい、バナナとはこれほどにうまいものであっただろうか?」
御手洗は誰にとも無くつぶやいた。
「やばい御手洗がバナナを持って逃げたぞ! 桐山! 休戦だ!」
川田は人生においてこれほどあせったことは無かった。バナナを持って逃げられたのだ。
川田と桐山は協力して壁を登り始めた。さすがに若い二人だけのことはあって、
御手洗とは違い7、8分で御手洗が逃げ込んだ窓までたどり着いた。
「ああっ! バナナの皮だ!」川田はへたり込んだ。「バナナが食べられてしまった……」
桐山が川田のほほをたたいた。「何をするんだ! 桐山!」川田はショットガンに手をかけた。
「ここで気落ちしてどうする! 御手洗は干し柿も持っているはずだ。それを食べればいい」
「桐山、俺が悪かった。お前の言うことはもっともだ。俺がここで気を落としていれば、
御手洗大二郎に干し柿まで食べられてしまう」
「川田、わかればいいんだ。さあ、急ごう」
「どうやら追ってきたようだな」
川田と桐山の荒々しい靴音が建物内に響いていた。
御手洗は胸ポケットから干し柿を取り出し匂いをかいだ。
「うむ。いい」そして、唾を床に吐き出した。「やつらはこれが目当てなのだ」
「川田! あそこのドアが開いているぞ! 御手洗はあの部屋にいるに違いない」
二人は半開きのドアの前までやってきた。室内の御手洗はソファーに腰をかけていた。
「御手洗! 干し柿はどうした! 言わないと殺すぞ!」
川田はショットガンを御手洗に突きつけた。
御手洗はにやりと笑うと、口をあけた。干し柿の先端がのど仏まで突っ込まれていた。
「ああ! こうなりゃ殺すまでだ!」そのとき、桐山が川田の手を抑えた。
「邪魔する気か桐山!」
「待て! お前が御手洗を打てば、御手洗は最後の力を振り絞って干し柿を食うだろう。
もし、御手洗にその力が残っていなかったとしても、銃で撃たれたショックで御手洗は
干し柿を飲み込んでしまう可能性も大いにある」
「じゃあ、俺たちはどうすればいいんだ!」
御手洗が鼻で笑った。「川田、干し柿が欲しかったらショットガンをこちらへよこせ」
「黙れ! 干し柿など欲しくない!」
「ふん、口ではそう言っても本当は欲しいんだろ」
御手洗は口に手を入れると干し柿ほ少しちぎって川田の足もとに投げた。
直径1センチほどの干し柿を川田は拾った。
「お前干し柿を欲しくないといったな。だったら俺に投げつけてみろ」
「川田、御手洗の挑発に乗るな。たとえ一センチほどの干し柿でもいい、食べるんだ」
川田はその小さい干し柿の断片を半分にちぎった。そして桐山に差し出した。
「川田、悪いな」
「いや、お前にも協力してもらったし、礼などいらないよ」
川田があっという間に食べ終わり御手洗を見ると、御手洗は干し柿を口から出していた。
川田はショットガンを床に置き、御手洗が座っているソファーまで蹴飛ばした。
「御手洗、ショットガンは渡した。今度はお前が干し柿を渡すばんだ」
「お人よしだな川田」御手洗はそう言うと干し柿をねちゃねちゃ噛みだした。
川田は干し柿を食べる御手洗を羨望のまなざしで見ながら叫んだ。
「御手洗! 約束を破ったな!」
「馬鹿め、だまされたお前が悪いのだ」
御手洗はショットガンを取り上げると、すぐさま川田を射殺した。
「桐山、お前は俺の性処理便器になれ」
740 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/20 12:27
>>734 617 :沼井充 :02/09/22 23:22
そこをさる姿に黒い学生服を靡かせ冷たい目が一瞬だけ溶けたようだった。
桐山和雄の姿は樹海の奥へ消えた。
657 :三村信史 :02/09/26 23:40
三村はこのまま逃げれば死ぬということを改めて再認識するとまた樹海へと
消えていった。
721 :本部(若干回復) :02/10/18 22:48
○川田章吾(男子5番) 灯台を出たが行方は不明
○杉村弘樹(男子11番) 三村&飯島から脱し琴弾を捜し樹海を彷徨う。
川田はともかく主力は樹海周辺にいたのでは?
741 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/20 12:41
>>740 誤読を責める気は無いけど、読みが足りないよ。二回は読み返して欲しい。
チッ、奴のお出ましかよ―――
いまいましげに舌打ちをし、三村は心の中で毒づいた。
一度、二度の遭遇、辛くも逃げおおせたものの、桐山は三たび三村の前に姿を現していた。
―――待てよ?今何故アイツは普通の拳銃で撃ってきた?
二回の襲撃ではいずれも桐山はマシンガンを使ってきた。
まさか、奴にもうマシンガンは無いのか?だとすれば勝機は十分にある。
「決着をつけようぜ、桐山」
そう呟くと銃のグリップに力を込める。
そうは言っても川田の動向にも十分注意しなければ―――
桐山も既に木の陰に隠れている。場はお互いの気配を探りあう三竦みの状態が続いていた。
ガサッ、その場を打ち破るかのように草の音がした。
「あれ?何これぇ?」
杉村を追ってのんびりと歩いていた中川有香の姿が、そこにあった。
743 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/20 13:10
744 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/20 13:11
最終決戦!?
あとは滝口と中川か・・・
それともこの中の生き残りと滝口たちが・・・?
745 :
主婦のサークルです:02/10/20 13:23
職人さんが減ったのと、無駄な荒らしが来ることを考えたら、ここらで
最終決戦てのちょっといいかもって思った。
滝口たちも樹海にいるよね・・・?
749 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/20 15:21
>>748 まて了解するなぁ!!
いくらなんでも7人同時集合は不自然だ!
ってか銃声のあるところに滝口が向かうか?
>>749 >>747は「樹海にいる」って書いてるけど、「銃声に向かう」とは書いてないじゃん。
>>748も「ここらで最終決戦」ってのに了解したんじゃないの?
まあ桐山もマシンガンがないし、決戦は避けるかもしれないけど、職人さんの手腕に期待しましょ。
751 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/20 15:48
>>750 違うって
職人が最終決戦書くって事は滝口も向かわせるんだろ?
それは銃声を聞きつけたわけだ
それって不自然じゃない?わざわざ危険地帯に行くかい?
それとも誰かを助けに行くとかほざくのかえ?
754 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/21 18:17
age
「あ・・・・・。」
杉村弘樹にはレミントンのゴツイ銃弾が食い込まれていた。しかし貫通しなかったことで
まだ絶命を免れている。銃弾は胸骨に挟まれた状態だった。動くたびに
胸が軋みもはや身動きは取れない。鮮血が徐々に広がり海を作り雑草の根に
水分が保されていく。杉村は膝が折れると琴弾の左側に倒れこむとその衝撃に
口から自分の上に鮮血を吐くと顔面が染まった。
「杉村ッッ!!」
その呼びかけられた声は三村。しかし自分が今対峙しているのは川田に桐山・そして
中川有香という時手助けに行けない。距離が遠い!行けば撃たれるッッ、
桐山は静かに光景を見つめていると横たわる杉村に銃口を向けた。
「・・・!!」
その動きも三村は見逃さない。咄嗟に銃口移動と共に引き金を絞ると銃弾は
微妙に弧を描き桐山を襲う。しかし桐山は咄嗟に気に隠れそれをも避ける。
756 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/23 00:57
757 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/25 14:54
杉村タン・・・・・・・shine
758 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/27 16:57
age
age
760 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/28 18:28
ほしゅしゅ
761 :
名無し物書き@推敲中?:02/10/30 18:34
agege
砂山に立てた棒を倒さないように砂を取っていく遊びみたいに、
初めは大きく砂を取っていたが、砂が残り少なくなってくると、
慎重に、砂を倒さないように、じわじわちびちび取っていくみたいに
進行が遅くなっていくな…。
763 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/01 13:49
agen
オレのエロセンスがもう発揮できないんでな・・・2枚目の
キャラ書けないし参加できん。でも最後まで見届けたい。
>>764 桐山ら主力級の銃声をバックに滝口がバックで典子を犯している描写キボンヌ
>>764 大木立道編を書いたのはあなたですか?(w
>>766そうでつ、メガネッ子聡美を犯したかったんだす・・・ハァハァハァハァァ。
>>765典子は主人公だし・・・杉村や川田書ける職人さんがうまくまとめ
てくれるかと思いますですダハハ・・・。
768 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/03 09:53
ホッシュスペ!
769 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/04 10:07
ヤンチャン並みの間隔だな
770 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/04 15:03
保守age
木に身を隠しながら川田は武器のショットガンを点検した。ベレッタの弾丸を受けはしたが、使用に支障はなさそうだ。
しかし何ともまずいことになった。三村だけでなく、桐山までもが現れたのだ。とは言え、この状況はまたとない好機ともいえる。
確かに桐山、三村はこのゲーム最大級の障害である。この両者と渡り合って確実に勝てるという保証は無い。そうではあるが、
自分とどちらかが組めば、このゲーム最大級の障害を一つ取り除くことが出来るのだ。それも、いとも簡単に。残りの一つとは、
まあ直接決着をつけなくてはならないだろうが、まあそれはそれで仕方の無いこととしよう。
さて、問題はどちらと組むかだ。まずは桐山だが、こちらは、まず話が通じるか、と言うことから考慮しなくてはならなかった。
こちらの見込みは薄そうだ。三村なら話が通じるかと言うと、そう楽観視は出来ない。つい先程、自分に銃を撃ってきたばかりである。
しかも自分は三村の仲間、杉村を撃っている。とは言え、怜悧な三村のことだ。自分を同じようにこの状況をもっとも有利に運ぶには、
即席の同盟が必要なことを理解するかもしれない。さて、どう出るか。決断の時が迫っていた。
772 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/06 17:07
773 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/08 22:05
石井議員が刺殺された・・・残り5人
774 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/09 13:59
保守
775 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/09 19:43
age
776 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/10 19:09
age
777!
778 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/12 18:07
現在の配置と状況きぼんぬ
779 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/15 17:30
l
780 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/15 20:38
保守age
どうする・・・?
平伏せる杉村・・・アイツは俺の銃弾にもう死ぬだろう…。まともなら運動神経も良い・・・
それに拳法の使い手とも聞いていたからな・・・
危険な芽は取ったほうが良い・・・、今はどうするべきか!?
最大級の敵桐山!・・・そして頭脳派でありながら全てに運動能力を輝かす三村・・・、やはり・・・!
川田は切り出した
「三村・・・、聞けッ、こんな状況じゃ何ともいえないが、お前にとって桐山は脅威な存在のハズだ、
一時的に手を組もう・・・、いや、今は俺達は敵はお互いじゃなく桐山なんだ。
・・・・・・・・考えろ。」
「・・・・・・・・・」
三村はその唐突な言葉も計算外では無い。自分の友である杉村は瀕死、しかし
俺は乗ると割り切ったッ・・・、今は謎の男・・・川田のもっともな意見を飲むか否か!?
「・・・OK♪だが勘違いするな。俺は同盟を結ぶわけじゃない。今は桐山を倒すことだけに賛成しよう。
あくまで敵だ・・・、サポートなんて無い、己は己だけだ!」
「・・・十分だ!」
と川田は改めて配置と共に桐山の動きなどを確認した。
俺が桐山に勝るのはパワーだけだろう。全てにおいて上回っている。
今すべきことは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「!!」
「三村木に隠れろ!!」
と川田は三村に向かい銃口を向けると引き金を絞った。
と同時に三村は木に隠れる
放たれた銃弾は銃口から細かく散り三村を防ぐ木の幹を削りながらその横方を
通過する。
「アッッッ!!」
三村の背後から悲鳴が沸くと中川有香は大腿部から鮮血を吹かせた。
三村は自分の背後の存在に悔しくも気付かなかった!と咄嗟に桐山の動きを確認しながら
他の木に移った。
「・・・サポートは無しって言ったろ?」
「勘違いするな。今の敵はあくまで桐山。そんな女に殺されちゃ大事な戦力が失うだろう。
悔しいが一人じゃ敵わないからな。」
「・・・中川をどうにかしろ。そこからなら狙いやすいだろ。」
中川は自分に食い込んだ銃弾に苦悶し地面に横たわっている。
と言葉に反応するとそんな事を言われずとも理解している。川田は銃口を中川へ、
「悪いな」
ダァアアアアン!!
川田は激しく銃声を鳴らしながら銃弾を放った。
銃弾はまた散らばりながら周辺を削り抉る。
銃弾は中川の腹を正面から捉え左肩を抉った。
「ガァッ!!」
女らしからぬ悲鳴をあげると絶命しているかは確認できないが顔が地面へ崩れた。
しかし川田はゲーム内とはいえやはり殺すに抵抗があったのか中川の身体を数瞬眺め
気を奪われた。これは少し殺しに慣れたものでも起こるだろう。しかも女となれば川田にはなおさらだ!
「川田ァッ!!」
三村が焦りの咆哮を放つ。
と我に返る川田。
・・・・・桐山!・・・・・何処だ!?・・・・・・・・・。
とそれを問うかのように三村を見なおす。
と三村は自分の頭上を指差していた
783 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/18 02:08
a
784 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/18 19:24
やっと動き出したか…
785 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/19 14:14
プソ
駄スレsage
787 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/19 17:26
age
788 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/21 07:18
yu
789 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/21 13:24
動き出したか…
790 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/23 18:58
むく
791 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/25 18:09
あああ保守
792 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/26 18:11
保守だけで埋められないように願おう・・・
いや誓うぞ
うお、↑こんなとこに宣伝が!
794 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/27 20:33
age
795 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/28 19:02
意味不明?
age
796 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/29 01:01
797 :
名無し物書き@推敲中?:02/11/29 05:48
大星紘由企
終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了
終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了
終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了
終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了
終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了
終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了
終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了
終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了
終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了
終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了
終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了
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終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了
終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了
終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了
終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了
終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了終了
川田章吾は苦悶表情を浮かべ全身に脂汗を滲ませ地に滴って流れる。
それは混ざり薄いピンク色だった、
桐山和雄はどんな状況であろうともピンチに陥ろうと表情が激変することは無かった。
桐山が握りワルサーの銃口は仄かに煙を漂わせた。
「が・・・・・・ッ…!」
桐山は川田が身を隠す木の上から狙撃されると右肩から地面へ真っ直ぐ伸び脇まで貫いた。
川田の左半身は血に染まっていった。そして脇の近くには大きな結果な血管が流れる、
大体局部や陰部には太い血管が流れているものだ。
そしてその血管は銃弾に破られ夥しく流れていった。
川田は急速に衰弱して行った。
「か・・・・・・川田ッッ!」
「川田ァ!!」そう叫ぶ三村の声も虚しく、川田の意識は急速に失われていった。
803 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/02 17:07
あげ
804 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/03 16:53
あげ
川田がよろめくなか桐山は背後に舞い降りると銃口を背中に当てた。
・・・の瞬間川田は振り向くと桐山を両腕で抱え込んだ。
川田はクラス・・・いや学校でも高校でも抜きん出る怪力の持ち主。いくら桐山でも
腕力で返すのは至難だった。
ドゥドゥッ・・・
桐山は徐に引き金を絞ると川田は全身が震えた。背中から血が吹き出ていた。
しかしそれでも気力に支えられた川田は押さえつける。
「三・・・・・・・・・・・村ッ、い・・・ま・・・・・・・・・だ…、今だァッ!!」
三村は反応した。しかしこの場所からでは川田を貫通して桐山に致命傷を与えることは
できるだろうか?しかし距離を詰める間に桐山は何かしてくるか・・・、いや川田が
力尽きてしまうッ
「お・・・れは・・・、ここまでだ・・・・・ぁ、撃てっ三村ッ」
三村は何かを決意したかのように一回下唇を噛み締めるとバッグを弄った。そして
手に携えているのはおさまりきらない鉄の固まると金属の密集部分が見える
配線?
「川田モてッ・・・、もってくれ・・・!」
三村が何をしているのか・・・?
いつしか造った爆弾だった。それは起動しないよう配線など取っていたものを
繋げているのだ。
ドゥッ、
川田の身体がまたも揺れた。精神力に支えられた肉体ももはや臨界線・・・
起動は予定では地面接触数秒後・・・ッ
「川田・・・・・・・すまん!!」
三村は右手で優れた肩力を発揮すると十分に重みの有る爆弾を桐山に向かい投げた。
その瞬間川田は膝が地面に崩れた。すでに意識は無かったか・・・、いや死んでいたのか・・・?
しかしなおも崩れても桐山の膝から周りを抑えていた。
三村は振り向くと猛然と後ろへ奔走した。
予定じゃ分校を3分の2は吹っ飛ばす予定だった爆力・・・ッ、俺も吹っ飛ばされるかもしれない
諸刃の剣ッ
だがここで心中は御免だ!
三村は桐山にもらった矢による右親指の爪が響き軋み本来の走力は無かったか・・・・
しかし直面に死が迫る状況にベストコンディションより速かったのかもしれない・・・
桐山は自分に向かいゆっくりと飛んでくる鉄の塊を見つめた。
流石の桐山もこれを貰えば死が待っているという状況には焦ったか。しかし人は死に直面したとき
想像を絶する集中力を発揮しまた想像以上の力がでるという・・・
桐山からはその塊はスローモーションで飛んできたのだ。
そして思考時間を数瞬だったか・・・それともタップリと・・・?
そして地面に固まりは接触するとカシャッと音が鳴った。桐山は川田の腕を抜けるように
上へふっと飛びぬけた。しかしその時・・・
カァッ・・・・
夕方の空も普段起こりえない色に一部染まった。
辺りの木は起爆地点から真っ直ぐ逆に吹っ飛び地には丸い溝が出来上がった。
そこには空から巨大な鉄球が押し付けられたかのようだ。
そして火柱が真っ直ぐと空へ伸びると轟音が当たりに響いた
これを目撃できるのは・・・三村を除けば滝口と中川だけということになるだろうか。
空には霧の様に塵が舞い地を埋めていく。傍に転がっていた杉村・中川有香は宙に飛ぶと
あたりに木につっかえ倒れていた。最初倒れているところから20メートル・・・いやそれ以上
吹き飛ばされたようだ。
三村は背後から悪寒を感じた。爆発と共に地が揺れる。そして爆風が木の破片から
なにやらを三村の背後から襲った。
三村は全力疾走しながら僅かに背後を振り向くと茶の霧に染まった光景だった。
「う・・・ぉッ…!」
そして破片に顔から肌を切りつけられると爆風による塵やらに飲み込まれた。
三村はそこで意識が途切れた。
【残り?人】
すげえ・・・・ワクワクドキドキ
809 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/05 19:27
age
滝口優一郎は中川典子とともに樹海で今の爆発に驚嘆していた。
「なっ、なんだ・・・!?爆発ッ?」
「・・・・・・・・・・!」
二人は沈黙しその場に一瞬立ち尽くした。そして爆破地点も決して遠くは無い。
これが人為的ならこちらに武器を所有して来るものがいるかもしれない!
滝口は警戒を高め両手でマシンガンを携えた。
ドタッ
「うわ!・・・・・?」
巨大な何かがこちらに勢い良く転がって隣の木に当たると止まった。
「か・・・・・・・加代子ッ!!」
中川は一瞬に誰かを理解した。結構仲が良かった。グループこそ違ったが、中川はまたも
涙が頬に伝うと膝から崩れた。
「・・・・・・・っッ、中川さん、気持ちはわかるけどこの場は離れよう。誰か
いるかもしれない、」
「う・・・・・・・・・・うん、」
その言葉に攣られるように中川は起き上がると滝口と樹海を彷徨した。
まだ・・・三村も杉村もいる!
希望を捨てるなッ
状況整理
男子
○川田章吾(男子5番) 桐山に腹部を複数撃たれ三村の爆弾により爆破後不明。
○桐山和雄(男子6番) 川田に掴まれたまま爆弾により爆破される。爆破後不明。
○滝口優一郎(男子13番) 爆破を目撃後琴弾の死体を目撃。その後樹海を彷徨。
○三村信史(男子19番) 桐山&川田を爆破後逃げるも巻き込まれる。その後不明。
女子
●中川典子(女子15番) 滝口同様。
琴弾タン・・・・
杉村もギリギリ忘れないでやってください
・・・ここは・・・一体、確か俺は琴弾を抱えて・・・。
「よぉっ、杉村!今度のテスト、俺と勝負だぜ!まぁ見てろって・・・」
七原??
「おいおい、あのなぁ、ビリッケツ対決じゃないんだからさぁ、秋也も杉村も
ちゃんと勉強しないと知らないぞー」
国信??
「まっ、お前ら2人の合計合わせても、このサードマンこと三村信史に劣ると思うけどね」
み、三村!?
どうなってるんだ・・・七原も国信も、死んだはずじゃ・・・。それにこの音・・・
学校のチャイム!!俺は夢を見ているのか!?
!!三村が消えていく・・・。どうしてだ、どうして三村が・・・。
杉村は白く霧がかかったような教室を見渡し、川田と桐山と、谷口、中川典子がいないことに気付いた。
その教室には、彼の最愛の人、琴弾加代子の姿もあった。幼馴染である千草貴子も視認した。
俺は、闘っていたはずだ。琴弾を抱えて、そして撃たれたんだ。あれは・・・川田だったか!?
違う!これは現実じゃない!こんな所まで学校のチャイムが聞こえるはずがない。
俺は夢を見ている。そうだ、夢にきまってる。
「まだ諦めないで、杉村君。まだ止まってはダメ、まだ来ちゃダメなのよ」
「お願い、さぁ立って杉村君。さぁ・・・」
その声は琴弾加代子だった。優しく包み込むような、天使の囁きだった。
!!っこ、琴弾ぃ!!
杉村は唐突にそう叫んだ。そして自分の腹が妙に痛むのを覚えた。
あっがぁ・・・。
それまで自分を包んでいた霧のようなものが無くなっていて、七原秋也も国信慶時も
琴弾加代子も、姿がなかった。学校のチャイムも聞こえなかった。
そうか、やっぱり夢を見ていたんだ・・・。
琴弾の最後の言葉・・・俺にまだ死ぬなってことなのか・・・。
杉村が腰を起こそうとしたその瞬間、遠くのほうで声がした。
・・・ぎ・むらぁ! ・・・す・・ぎむらぁ!!
その声の主は川田章吾だった。
杉村はよく見ると全身血だらけの川田と、その手前2mほどの位置に桐山が
倒れているのがわかった。どのような展開でこうなったのかは知るはずもなかったが、
目の前にいる2人が交戦したことは理解した。
川田!くそっ力がでない!!琴弾が、琴弾が俺に言ってくれた。まだ死ぬなって!
まだ、こんなところで、死んでたまるか。
な、なんだぁ!?
こんな武器なかったよな、オイ!
・・・ん?
川田章吾(男子5番)桐山和雄(男子6番)杉村弘樹(男子11番)三村信史(男子19番)
の生死不明だとぉ?
爆発の影響で一時的なエラーでも起きやがったのか?
つくづくこのクラスは楽しいねぇ。ここまで予測不可能なクラスなんてはじめてよん!
杉村は腹の傷口を抑えながら、川田に近づいて行った。滴れる自分の血を
見て、途中止まりそうになったが、痛みを堪えて踏ん張った。
まだ微かに焦げ臭く、煙が立ち込める中、瀕死の2人が何とも言えぬ絵を
作り出していた。撃った者、撃たれた者、普通ならそこでまたバトル開始なのだろうが、
この2人には分かっていた。何をすべきであるかということを。
川田はハンバーグみたいになった腕で、杉村に隠し持っていたナイフを渡した。
「これで・・・奴にトドメをさせ。俺はこのとうりだ。今動けるのはお前しかいない」
この2人には分かったいた。倒すべき者は誰であるかを。
「さっきはすまなかったな・・・杉村。・・・本当にすまない。」
「もう、いいんだ。川田。今こうしてるのも、お前は正義だと思っているからなんだ。」
「 正義か・・・。 」
ほんの少し聞こえていた川田の呼吸が、途絶えた瞬間だった。
杉村の手を握り締めたまま、息絶えたのだった。
杉村は傷口から流れる血を抑えながら目的もなくただ樹海を彷徨っている。
俺の・・・武器はあとレーダーだけ、なんとか残ってくれた。
このままじゃ・・・俺は死ぬ、今の目的は何なんだ?琴弾はいない・・・、ただ一つは
三村だ・・・ッ、この傷をどうにかできれば・・・・・・・ッ!
ピ・・ピコ・・・・・ッ
「!」
レーダーに白い点が端っこに灯される。
誰・・・・だ?動いていないようだ、これは死んでいる可能性が高いぞ・・・、しかし
このままほっておくワケには行かないがッ、
「・・・・・・・・」
杉村は出血多量に節々が痛み出し視界も淀んできた。
く・・・・・・、急がなくてはッ
「!」
足・・・?ズボンじゃないッ、スカート・・・女子だ!
という事は俺の知る由では既に無いわけだが・・・
誰にせよ確認しないわけにはいかない、琴弾だったらせめて供養してやりたい・・・
木の陰に隠れた頭を覗いた。
「!!!」
な・・・・無い!その死体は首より上が無くなっていた。
こんな・・・残忍な殺し方・・・、まだ残っているのかこんな事をする奴がッ!
杉村はその場に正座の様に腰を軽く浮かせ膝を置いた。
ゴトッ…
杉村の横になにやらが落ちてきた。
「!・・・・・・・・・・・・・・あ・・・」
それは紛れも無い・・・首より上だった・・・、
「な・・・・・・・・・・・・・・・・、中川ッ!!・・・・・・・・・・・・典子さ・・・ん」
それは何度目を擦っても変わらない景色だった。中川は目をぱっちりと開けたまま
だった。七原・・・・・ッ、お前が守りたかった・・・ッ、やはり女子一人で生き残るのは・・・ッ!
そして…上から・・・・・・・・落ちてきた?
と杉村は見上げた。
パンッ!・・・・パンパン!!
突如銃声が響くと杉村の肩、胸、腹に確認しにくい穴が空いた。学ランで色こそ
確認できないが血の染まりきっているだろう。
「が・・・・・・・・、ナッ・・・・・・・・・・?」
見上げた所は木、誰かが・・・・・・潜んでい・・・た?そして潜んでいた者は静かに
舞い降りた
「お・・・・前・・・・・・・・・!?」
パンッ!
杉村の意識は途切れた。杉村は頬から後頭部を貫かれ激しく崩れ落ちた。脳髄が弾け
血と混じり舞い辺りの草は脈から色に染まった。
レーダーは・・・重なっていたのか・・・・・・・・。点が・・・・・・・
くくくっ…この時を待っていたんだ。
クラスで一番影の薄い男、武彦はついに行動を開始した。
幸か不幸か今まで誰とも会わなかった。そしてついにゲーム開始以来初めてクラスメートに遭遇したのである。
ドンッ…!ドンッ…!
武彦は目の前の男に対して、引き金を二回引くと、確認する事もなく立ち去った。
821染んで管さい
823 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/08 17:39
んっ!?武彦なんていたか?
本部に問い合わせてみよう。
武 彦 な ん て 存 在 し ま せ ん
本部ニ、ハッキングアリ。武彦ヲ削除シマス
桐山和雄は、そっと立ち上がった。
たらっと滴が和雄の額にたれたのでそれを手でぬぐった。
手についた自分の鮮血をみて、ふっと笑みをこぼした。
感情のない彼にとってそれが笑みだったかは、分からないが・・・。
そして、地面に転がっている銃を拾うと、すっと銃を構え引き鉄を二回ひいた。
ぱんっと心地良い音が響き、第三の男が地に伏せた。
おまえら馬鹿なままごとはやめろ!
恥を知れ恥じを!
うふふ・・・みんなあたしが死んだと思ってるのね
でもあたしは生きてる…
かなり確立が低かったみたいだけど
助かったわ
でもこの傷ではしばらく動けないわね
もう少し待って状況を聞いてみましょ!
こいつらは大人になれない馬鹿。恥ずかしい妄想族。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
モチロン826モ削除シマス
何か話の整合性が崩れてきてるね。
爆弾投擲の後、
負傷杉村、ダウン中の川田・桐山を発見。川田、「桐山に止めをさせ」と遺言(818)
杉村、森を彷徨中、何者かに射殺される。中川典子死亡。(819〜820)
この時点で杉村は桐山に止めを刺したのかは不明。
桐山、三村を射殺。(826)
これが「有り」だとすると、杉村は桐山に止めを刺さず、森を彷徨いだしたことになる。
また、桐山が三村を殺したとすると、杉村を殺したのは残る銃器所持者の滝口しかいなくなる。
これらは如何に?
デスカラ826ハ削除シマスヨ
833 :
わけ分からん???:02/12/09 17:44
本部ってどれが正しいの?
824-825は、本物じゃないと思う。
何にせよ826は無しですな
コノスレハヨウチエンジノママゴトスレダス。
だしとって!
837 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/09 22:44
琴弾のオマンコをクチュクチュしたいよぉ
>>814-815 今週のヤンチャンっぽくねーか?
やたらと中身っつーか、杉村が夢の中で「まだこっちに来るな」
って言われてるよころとか。マンガの方は七原が言われてたけど。
たまたまかぶったのか、それとも作者関係者なのか・・・
840 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/10 18:36
まだ誰が判断するかは置いといて
>>819-820はギリセーフかな?
826は職人が書いたとは思えないしね
なんか伝わってこないよ
状況整理
男子
○川田章吾(男子5番) 爆破後不明。
○桐山和雄(男子6番) 爆破後不明。
○滝口優一郎(男子13番) 爆破を目撃後琴弾の死体を目撃。その後樹海を彷徨。
○三村信史(男子19番) 不明。
【残り4人】
「ハァハァ・・・」
息を切らした相馬が歩いている。押せば倒れそうなほどに。
遠くで爆発音が聞こえたからだ。
「まいったわね・・・武器がないわ・・・」
このゲームでは武器の無い者は死の確立が高い。
その時ガサガサと動く気配を感じた。
「誰なのっ?」
>842
消えて
終了
/二二二\
/_____ヽ
_ /_______ヽ
/ ̄ \ /___/____|
| \ \ | <●>ハ<●>|
| , \ \ |二二二二二二二 |
\ ' , /\ ⌒ |/WWWWWWヽ|
\ \ / /\ \MMMMMM/ヽ__
\ \ / /\ \_’___/ / ヽー、
\ \ \ / /  ̄\ ・ ◆,_l⌒l⌒l⌒l | , , )
\ \ |\/ \ ヽ・’/ ̄ ̄| _ | _ | _ |⌒l一
\ \ | | \ ノ\ ヾ.,’◆∨ ∨ ∨|_ |
| \_ノ |`◆;・ |∨
| ・ (●λ'◆(本部) | |
◆ , |’|,|´゚ _ ` | |゙
’ ||゚。|・ ) ヽ` | |゙
◆|゚ | |。◆⌒´ | |
|_._._._._._|_|
847 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/13 12:16
>>842 相馬光子、首吹っ飛んでたと思うんだけどなぁ…怨霊?
そのままの姿で彷徨ってたらかなりホラーですな(w
848 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/15 21:35
age
849 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/16 22:17
もう、終わりにしようぜ。
まだ150レスある
851 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/17 12:39
>841
で進行していきますよ〜
852 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/19 08:31
ageますよ〜
でも正直ここまで良く来たな
4ヶ月経った、死体は骨しか残ってないな。
854 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/22 13:59
age
「ぐ・・・・・・・・」
三村信史は前進に走るダルさとともに意識を戻すと身体を起こした。
ここは・・・・・・・・・、樹海か・・・、そりゃそうだろ。いくら激しい爆風でも
何十メートルも飛ぶものじゃなぁない。
さっきと・・・、いやおそらくは意識を失った場所と2,3メートルくらいし変わってないだろう
・・・って事は川田・・・、桐山はッ!?
2人ともあの爆発を直撃したって事は人間の形してねぇだろうな・・・。
だがこれで最大のハードルだった・・・桐山は越えたのか・・・・・・?
今は・・・午後の8時22分、放送はまだだな・・・。
「!」
あれはベレッタ・・・?俺の銃だ。・・・罠じゃないよな?と三村は一応周りを確認すると
ベレッタを回収した。
「・・・・・・さて、これからどうするか?」
もういいかげんに決着付けろ!年末までがリミットだ。
>856
・・・というワケで削除はしません続行です
>>all
このスレッドが母親に見つかってしまい、
「あんたイイ年して何子供みたいな事やってんの!」
と叱られたのでここで 終了宣言 させてもらいます。
おつかれさまでした。
=======GAMEOVER========================================
861 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/25 17:20
>859-860
お前等みたいのが進行遅らせるんだよ
消えてろ
>>861はアニヲタ。
幼稚な遊びは止めて、早く大人になれ!
消えろ! 黙れ! sageろ!
~~~~~~~~~~~~~~~~糸冬 了〜〜〜〜〜〜〜〜〜
幼稚な同人誌ヲタは消えろ! 幼稚な同人誌ヲタは消えろ!
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終了宣言
〜〜〜〜〜バトルロワイアル ごっこ はこれにて終了〜〜〜〜〜〜
865 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/25 23:22
ってかさー
つまんないならこのスレ来なきゃいい話だろが
>>865 おまえがageるから荒らされんだろ!
sageでやれ!
867 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/26 12:12
でも1回書くだけで荒れてるんだからな・・・
・・・残り5日・・・
869 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/26 21:08
870 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/28 23:25
age
終了宣言
〜〜〜〜〜バトルロワイアル ごっこ はこれにて終了〜〜〜〜〜〜
残り3日
873 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/29 16:55
□□□□■□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
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残り2日
最終日あげ
876 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/31 06:59
25歳。
去年まで金無し君だったけど、オンラインカジノとパチンコで
二年で350万貯めた。一度やってみなよ。
初回のみだけど、1ドル以上のチップを買えば30ドル(4000円くらい)貰える。
もらうだけもらってプレイせずに換金することもできるし、ルーレットで赤か黒に
思い切って賭けてしまえば50パーセントで二倍になる。
金なきゃオフラインでゲームすればいいだけ。暇つぶしになる。
ビデオポーカーとかスロとか色々あるのでマジでお勧め。
http://www.imperialcasino.com/~1j4z/japanese/
25歳。
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878 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/31 20:03
(・ー・)オワッタナ・・・
残り3時間半
880 :
名無し物書き@推敲中?:02/12/31 20:36
30歳。
去年まで名無し君だったけど、虎の穴とまたり文庫で
二年で350ポイント貯めた。一度やってみなよ。
初回のみだけど、高慢ちきにコメント書けばー30ポイント(逝ってよし)貰える。
もらうだけもらってお礼もせずに逆切れすることもできるし、穴スレでコテハンかステハンで
思い切ってレスしてしまえば50パーセントで電波になる。
文才なきゃしっぽ叩きすればいいだけ。暇つぶしになる。
妄想スレとか法則スレとか色々あるのでマジでお勧め。
http://book.2ch.net/bun/
あと30分きったぞ
残り全員の首輪爆破、もう終了しますた。お疲れ様。
恭一ぃ〜〜〜。すまん、ワシにもっと発言権があったら。
許してくれ〜〜。
ああ〜〜坂持先生ぇ〜よかったわ〜〜〜ん(はぁと
ナナ君ノブ君ごめんね。坂持さんの二号になる先生を
ゆ・る・し・て。
敏憲・・・お前が将来、東フィルの客演バイオリニストに
なるのが夢だって言ってたな。・・・何もしてやれなかった
弱い父だ、恨んでるだろうな・・すまない。
矢ガモみたいになってんじゃないわよ〜〜真弓。
先日政府からBRに選ばれたの聞いたときあんた、もう
二度と帰ってこないってあきらめたわ・・・義生ごめんね。
あなた、なに正義漢ぶってんのよ〜〜〜〜〜。政府に
はむかったってムダなのに・・・。この子たち残して
・・・どうすればいいの私。
888氏ねばいいのよ、ばきゅうん☆!
彰ぉ〜〜〜〜!!!!お前他のクラスメートなんかに
負けるワケないって信じてたのにぃぃ〜〜〜!!!
将来2人してニューハーフ限定浴場造るんじゃなかっ
たのぉぉぉぉ〜〜〜!!!!!
873 :名無し物書き@推敲中? :02/12/29 16:55
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874 :坂持代理 :02/12/30 11:31
残り2日
875 :坂持代理 :02/12/31 04:09
最終日あげ
876 :名無し物書き@推敲中? :02/12/31 06:59
25歳。
去年まで金無し君だったけど、オンラインカジ
892 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/03 23:11
age
893 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/04 15:21
ヾ>;;::;;;'ァ、
゙;‘/ ’))::';
(エ_,ノ:::;;;;;::';
::(゚Д゚ ):;:;::;'羊年だゴルァ
とヾ:;::;:;υ;::;'
゙、::i:::''';'
U" U
894 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/04 15:23
終了だ・・・
(^^)
オレが優勝
誰が優勝?
終わってないよ
ちょっと様子見に来た
明日続き書くよ
もう少しだし決着付けましょう
今だ!
900ゲトズザー
ageとこうかな
幼稚な遊びは止めて、早く大人になれ!
消えろ! 黙れ! sageろ!
~~~~~~~~~~~~~~~~糸冬 了〜〜〜〜〜〜〜〜〜
863 :名無し物書き@推敲中? :02/12/25 18:08
幼稚な同人誌ヲタは消えろ! 幼稚な同人誌ヲタは消えろ!
幼稚な同人誌ヲタは消えろ! 幼稚な同人誌ヲタは消えろ!
幼稚な同人誌ヲタは消えろ! 幼稚な同人誌ヲタは消えろ!
幼稚な同人誌ヲタは消えろ! 幼稚な同人誌ヲタは消えろ!
幼稚な同人誌ヲタは消えろ! 幼稚な同人誌ヲタは消えろ!
幼稚な同人誌ヲタは消えろ! 幼稚な同人誌ヲタは消えろ!
幼稚な同人誌ヲタは消えろ! 幼稚な同人誌ヲタは消えろ!
幼稚な同人誌ヲタは消えろ! 幼稚な同人誌ヲタは消えろ!
幼稚な同人誌ヲタは消えろ! 幼稚な同人誌ヲタは消えろ!
幼稚な同人誌ヲタは消えろ! 幼稚な同人誌ヲタは消えろ!
幼稚な同人誌ヲタは消えろ! 幼稚な同人誌ヲタは消えろ!
幼稚な同人誌ヲタは消えろ! 幼稚な同人誌ヲタは消えろ!
幼稚な同人誌ヲタは消えろ! 幼稚な同人誌ヲタは消えろ!
なんでそんなに嫌ってるの
(^^)
どうして?
906 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/20 17:06
大丈夫。
俺が続けるよ
907 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/24 10:43
ここまできたら見守ってあげようぜ
ホントに完結できるの?
それはまた別のお話し。
どんな話だよ
俺は潔癖ではない。
コテを否定しているわけではなく、むしろ肯定している。
ただ単にこの板にはコテしかいない事実から目をそらして欲しく無いのだ。
かつていたコテ、(小5やキタムラなど)は2chをやめたと考えるより、
名無しでカキコしていると考えたほうが自然だという事だ。それにコテの
中で100%のカキコをコテでする人っているのだろうか?
誰にも監視される事もなく自演し放題でIDもないこの過疎板で、名無しでカキコ
する方が自然な流れである。MJのわざとらしい正体ばればれの名無しの
カキコをみて不審に思う人はどれくらいいるだろうか? 彼はあえてわかりやすい
カキコを名無しでする事で、自演はない名無しカキコをカモフラージュしている可能性がある。
いい大人が名無しでずらずら言うだろうか? あえて分かりやすい特徴を作り、
自演と使い分ける手法、それをどう考えるかは貴方しだいである。
まとめると、今まで消えて行ったコテをふくめた固定ハンドルネームの
使用者が名無しでこの板にカキコしている事実は明確で、コテハン話で盛り上がれる
現状や成人祭りのコテの人数からしてこの板の住人の9割がコテハンだろう。
コテハンだけの板。それは作家ワ ナビーの集まる板だから怒る現象だ。
そんな中 名無し VS コテを唱え るケンシロは見事な興行師で、
彼にのせられたコテ 達 こそ実はこの事実から目を背ける夢見るワナビー
なのである。
創作文芸板の実体’03
何のこっ茶
ここは
>>1がメール欄にageと書き、一行レスで保全し続けるスレですね。
ussai voke
年が明けたら終了ってルールだったよな?
916 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/26 19:38
誰がきめたんなの!
917 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/26 19:39
ってかまた新スレになれば活気出るのかな?
新スレ立てても
>>1がメール欄にageと書き、一行レスで保全し続けるスレですね。
906が続けるつもりだから保全。
920 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/27 14:22
現在状況は?
だめぽね。。。。もう
>>922 とにかく君はメール欄にageと書き、一行レスで保全を続けるのですね。
ウッサイボケ!923
925 :
名無し物書き@推敲中?:03/01/30 23:14
いよいよとなったら最終手段使うから!
いつだよ
ageるなよ
928 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/03 22:54
sage進行だ。このままだと最終手段を近日敢行予定
だったらあげんな。
書く気ないのか
んじゃ埋めていくぞ
933 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/12 13:06
だから書くってば!sageでいくよ
いちいち突っ込むなよ
933期待してまふ
madaka-umeruzo
想っていた人が目の前で死んだ。
そしてその人を殺した川田も今また、息絶えた。
「これで・・・奴にトドメをさせ。俺はこの通りだ。今動けるのはお前しかいない」
そう言われ川田に託されたナイフを、杉村は持ち直す。
「そう…そうだ、アイツを―――」
アイツ、勿論「襲撃者」桐山和雄である。
杉村と川田が気を失って倒れていた近くに桐山もまた倒れていた。
アイツが気絶している今ならこの傷でも―――
傷口から血が滲む。時間がたつにつれて命が削られていくのがわかる。
息を荒げながら立ち上がり、杉村はゆっくりと振り返る。
真後ろにアイツは倒れているはずだ。
――――――――――――――――――――――――――――――!
目を疑った、そこに桐山の姿は無かった。
馬鹿な!アイツはそこに倒れていた筈だ!
杉村が周囲を見回す。桐山の姿を見出すことは出来なかった。
何処へ行った―――?
937 :
名無し物書き@推敲中?:03/02/16 04:14
爆発の少し前。
「ハァッ、ハァッ、ハァッ…」
滝口は走り疲れ、その場に立ち止まった。
「ハァ…ここまで来れば…だいじょ…ぶ…」
言葉もまともに出ない。
先程の所から随分走ってきた。誰かが追って来ている様子も無かったので、滝口はそのまま尻もちをついた。
「中川さん、平気?」
そう言って中川の方を見る。
かなり疲れて息をはずませた典子は、何処かうつろな目をして滝口の問いも聞こえないかのようだった。
「中川さん?」
再度の問いかけに気付き、典子が喋りだす。
「国信くんが…それに有香まで…」
度重なるショックを受け止めきれないといった様子で、言葉の端は小さくなり滝口には聞きとれない。
「大丈夫だよ、国信だってきっと生きてるよ。」
そんな典子にかける滝口の言葉は、ややピントがずれている。
しかし、滝口は二種類の銃声の、最後に聞こえた方は慶時の物では無い事を知っていた。
日は沈みかけ、だが今はまだ明るい。
「国信くんは…私たちを狙ってた。
有香も国信くんを…」
典子は目を両手で覆い、嗚咽を漏らす。
典子は咽び泣き始めた。
「な、中川さん、国信だってきっと悪気が合ってやったわけじゃないよ。」
対する滝口の慰めは、やはりどこかずれていた。
「とりあえず、落ち着ける所まで歩こう。」
そう言って滝口は地図を取り出した。
「ここから西に農家があるから、そこに行こう。」
しかし典子は顔を上げようとしない。滝口は元々女性の扱いには慣れていない、どうした物かと悩み、声をかける。
「なかがわさ…
ダァーン
しかしその声も途切れた、再び聞こえる銃声。遠くの方だった。
滝口がハッと顔を上げ、辺りを見回す。
ダァーン、ダァーン…
続け様に二発。それから聞こえなくなる。
「中川さん、行こう、ここも危ないかもしれない。」
典子が顔を上げる、その目は赤くなっていた。
ドォン…
またしても銃声が響く、その音はさっきの音とは明らかに違い、また聞こえた距離も近くなっていた。
滝口は中川の手を引き、歩き出す。
その背に、銃声が響く。
一発…二発…複数の銃声が入り乱れていた。
危険を感じる、その銃弾が、自分に飛んできやしないかと考えると自然と早足になった。
そして銃声が止む。
―――しばらく続く静寂、二人が歩くサクサクという音だけが聞こえる。
滝口は立ち止まり、振り返ろうとした。
その時
フラッシュに周囲が照らされ、一瞬時が止まったかの様な錯覚に陥る。
何が起こったかも把握できないまま、遠くに見える吹き上がる炎、そして轟音。
そして、余波が二人の背中を突き飛ばした。
三村は歩いていた。爆心地沿いに歩いて行けばもしかしたら誰か居るかもしれない。
もし桐山が生きていたら決着をつけなければ。まだ気絶しているかも知れない今がチャンスだ。
足は痛んだが、どうということも無い。幸い致命傷になる傷も負っていない。
爆弾を投げた時、予想外に体が疲労しており思ったよりも飛ばなかった。
落ちたのは川田の10mほど手前であったろうか。
そうなると二人は(消し飛んで居ないとして)爆心地から三村の反対側へ吹っ飛んだ筈だ。
三村は歩を進める。心持ち足を速める。
死んでいるだろうか。
あの威力だ、無事でいる筈が無い。
杉村と川田のことが浮かぶ。
あいつらも死んだだろうか……
早足は、既に疾走へ変わっていた。
一刻も早く、残りの三人を確かめに。
桐山なら止めを刺し、杉村と川田なら…
三村は口元を歪める。あの二人ならどうしようと言うのだ。もう逃げ場の無いこのゲームで。
誰であろうとする事には変わりは無い。
三村は走る。
草を掻き分け、そこに見た物は、立ち尽くす杉村と、その足元で動かない川田の姿だった。
・・・・・・・!!
でた、一行保守
お前ら・・・・
よくここまで頑張ってくれたなぁ♪♪♪
かもんよねみって誰・・・?
「す………」
声が喉から出掛かった。
しかしちょっとの所で発せられそうだった言葉を三村は飲み込んだ。
わざわざ自分の存在を知らせる必要も無い、ここから狙えば、無傷で倒せる。
杉村は手負いとはいえ、三村にも先刻の様な余裕は無い。
黙って拳銃を構え、狙いを定める。
―――クールに、だ
そして、気づく。杉村の様子が変だ。
何かに驚いた様に前方を見据え、視線を泳がせている。
三村は妙に思った、そしてそれが油断を呼んだ。
杉村が不意にこちらを向いた。
モロに目が合う、チッ、見付かっちまったか。
杉村が何かを言おうと口を開いた
―――しかしその口から声が出ることは無かった。
ダンッ!ダンッ!
杉村の体が舞う様に揺れ、その肩、足から血飛沫が飛ぶ!
「杉村ァ!」
三村は反射的に叫んでいた、つい先刻まで殺そうとしていた男に。
消えた?そんな馬鹿な――――
振り返った先に桐山の姿は無かった。
人間が消えるわけは無い、何処へ隠れた、いつのまに――――
川田と話している間、足音一つ、草の音も杉村は聞いていなかった。
そして動いていたなら、自分と対していた川田が気づいていた筈だ。
何処だ?何処に居る―――
杉村は周囲を見渡す、その目が大きく開かれる。
杉村の目は人影を捉えた、しかしそれは、桐山ではなく銃を構えた三村だった。
三村!?俺を狙っているのか?
三村は桐山が潜んでいるのを知らない。このまま俺が死ねば、三村まで・・・
教えなければ、桐山が近くにいることを。
杉村が三村に言葉を伝えようとした刹那。
銃声が響く、杉村を上からハンマーで殴られたような衝撃が襲う。
肩に、脚、腹部に火傷するほどの熱が生じ、急速に冷めて行く。
ああ――まずい。これは。とても。
「杉村ァ!」
三村の声が聞こえた、そしてそれは、やけに遠く、小さく聞こえた。
意識が杉村から離れて行く――――
銃声が収まり、杉村が地に伏した。
三村が状況を飲み込むより早く、杉村と三村の中間地点に衝撃とともに着地する人影があった。
桐山―――!
桐山は三村が来る前、川田が息を引き取り杉村が振り向く一瞬の隙を突いて木の上に隠れていたのだ。
三村は自分が声を出した事を後悔した。気付かれたか――?
しかし、桐山がこちらを振り向くことは無かった。
そのまま無防備に杉村に近づいて行く。撃ち尽くした銃のマガジンを捨て、新しい物と取り替える。
まさか、こちらに気付いていないのか?ならば―――
その時、桐山の斜め後方から鳥がバサバサと音を立てて飛び立った。
三村は警戒をそちらに向けた、が、桐山は何の反応も示さない。
ひょっとして、耳がイカレたのか?
やれる、今なら。桐山を殺せる。
三村が銃を構え、一歩踏み出す。
そして、三村の足に小石が当たった、そしてその小石は真っ直ぐに飛んで行き……
まるで幸運の女神が三村を見捨てたかの様に、桐山の靴のかかとへ当たり、コツンという音を立てた。
「!」
三村は焦り、桐山へ銃を放つ。
しかし桐山は瞬時に振り向くと同時に、横に飛んでいた。
ドンッドンッドンッ!
三村に向け発砲した。しかしこれも三村が咄嗟に木の陰に隠れたため、当たる事は無い。
畜生、俺はとことんツイてないらしい。
再度発砲しつつ、桐山が木の陰に隠れるのを見て三村はぼやいた。
リーダーは二回、接続詞の使い過ぎ、擬音は止めろ。
小説作法から真鍋餓鬼が。
アイツの耳が聞こえていない分、こちらが有利だ。
桐山は動く様子が無い、ならばこちらから――
三村が木の陰から飛び出すのと同時に、桐山も同方向に飛び出した。
走り抜けざまに、両者の銃が火を噴く。
激しい動きの中で、銃弾が二人を捕らえることは無かった。
両者を木が隔てる。
――このままじゃ、らちがあかない。
三村は木を利用して死角から桐山に近づく。
桐山が隠れているであろう木の、横を足から滑り込んで通り、銃を構える。
そこに、桐山は居なかった。
三村はうろたえ、周囲を見渡す。
桐山は、再び木にのぼっていた。
太い枝と幹の間に桐山が構え、こちらに真っ直ぐ銃口を向けている。
三村はそれを認めると同時に地を蹴り前に跳んでいた。
「くっ」
発射された弾が三村の右の太腿をかすめる。
そのまま半ば転がるように三村は桐山の死角に隠れた。
○生存者リスト
●男子
川田章吾(男子4番) 瀕死
桐山和雄(男子6番)
杉村弘樹(男子11番) 瀕死
滝口優一郎(男子14番) 不明
○女子
中川典子(女子15番) 不明
953 :
ラッキーアイテム:03/03/01 13:56
三村は物陰から、ある物を見つけた。
杉村のレーダー。
あれを拾い仕切り直しをすれば、耳がおしゃかになったアイツに勝てる!
“杉村に支給されたレーダーは、他の生徒の位置を示すものである”
ということを三村が知ったような描写は、ここまでにはない。
従って、三村がレーダーを見つけても、一瞥しただけではそれの機能まではわからないのでは。
マターリし過ぎでコミックに追い越されるかもw
957 :
名無し物書き@推敲中?:03/03/10 12:10
ここまで著作権法に違反しているスレッドも珍しいですね・・・(汗
958 :
名無し物書き@推敲中?:03/03/10 12:50
3年以下の懲役又は300万以下の罰金が科せられるかもしれません。
最も、原著作者の高見広春さんが訴えればの話ですが・・・。
高見のホームページに知らせるよろし。
タイーホ!
>>1を通報しますた。
巨大掲示板で著作権無視か!?
どういう罪?
同人活動の多くは著作者の許諾を得ていないと聞きますが。。
とはいえおもいっきり、そのまんまもヤバいんじゃないの?
警察が家に来るまで続けてもいいじゃない?
どうせ誰も読まないスレだし、
>>1のオナニー独り舞台でしょ。
捕まってもたいした罪にはならないでしょたぶん。
965 :
名無し物書き@推敲中?:03/03/14 09:21
ってかンな事他でやれよ残り少ないんだから
次スレ立てちまうぞ!!
>>965 ってかお前こそ一人で家でやっとけよ。
他人の著作権犯してしてまでオナニーするな!
パクリは犯罪だぞ、犯罪。
続きまだ?
969 :
名無し物書き@推敲中?:03/03/20 18:59
・・・!
2chネラーで逮捕されてる香具師って10人以上いるよな。
まだかよ〜続き
んじゃ埋め。
すっかり春、埋めの季節だね・・・。
埋め見にでも逝きたいね
975 :
名無し物書き@推敲中?:03/03/23 21:07
解ったっ・・・!書くっ・・・!書くから
書き込むなっ・・・!
976 :
名無し物書き@推敲中?:03/03/23 21:14
いや、埋めるから新スレ立てれ
埋まったら適当に書いた後建ててやる
つーか、バトロワ2はテロリストの話になるらしいのだが
っていうか、自演やめろ!
誰が素人のパクリ小説に興味あるんだよ。
くそスレたてるな! 訴えてやる!
980 :
名無し物書き@推敲中?:03/03/24 22:21
立て・・・・ていいのかっ?
981 :
名無し物書き@推敲中?:03/03/24 22:23
心のおもむくままに、立てろ!
アゲ・・・ていいのかっ?
いいよ
パクるなら、バトロワより、5分後の世界とか愛と幻想のファシズムとか
その辺を高校生と絡めて昇華させたほうがおもろいと思う。
とりあえずは、1000目指すってことでw
985 :
名無し物書き@推敲中?:03/03/25 23:55
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| 通報しますた!
\
 ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧_∧ ( ´Д` ) < 通報しますた!
( ´Д` ) /⌒ ⌒ヽ \_______
/, / /_/| へ \
(ぃ9 | (ぃ9 ./ / \ \.∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ /、 / ./ ヽ ( ´Д` )< 通報しますた!
/ ∧_二つ ( / ∪ , / \_______
/ / \ .\\ (ぃ9 |
/ \ \ .\\ / / ,、 ((( ))) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ /~\ \ > ) ) ./ ∧_二∃ ( ´Д` ) < 通報しますた!
/ / > ) / // ./  ̄ ̄ ヽ (ぃ9 ) \_______
/ ノ / / / / / ._/ /~ ̄ ̄/ / / ∧つ
/ / . / ./. / / / )⌒ _ ノ / ./ / \ (゚д゚)シマスタ!
/ ./ ( ヽ、 ( ヽ ヽ | / ( ヽ、 / /⌒> ) ゚( )−
( _) \__つ \__つ).し \__つ (_) \_つ / >
987 :
名無し物書き@推敲中?:03/03/26 14:09
1000はもらった
988 :
名無し物書き@推敲中?:03/03/26 14:17
989 :
名無し物書き@推敲中?:03/03/26 14:20
990 :
名無し物書き@推敲中?:03/03/26 14:36
991 :
名無し物書き@推敲中?:03/03/26 15:34
????
992 :
名無し物書き@推敲中?:03/03/26 15:56
昼間から千獲りたーおめでてえな
993 :
名無し物書き@推敲中?:03/03/26 16:23
みなさん
今日は
バグダットしてもらいます。
994 :
名無し物書き@推敲中?:03/03/26 16:32
さしあたって校庭に赤い線を引いてもらう
995 :
名無し物書き@推敲中?:03/03/26 16:34
995か
996 :
名無し物書き@推敲中?:03/03/26 16:42
楽々1000
997 :
名無し物書き@推敲中?:03/03/26 16:48
産め
998 :
名無し物書き@推敲中?:03/03/26 16:51
梅
999 :
戦場の街の人:03/03/26 16:55
もしかして
1000 :
戦場の街の人:03/03/26 16:55
1000w
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ズシャーーーーーッ
1001 :
1001:
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もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。