起承転結、四行リレー「誰が彼女を殺した」

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1書くぞ ◆xBNHMmBo
小説家を目指すなら、起承転結ぐらいお手の物だよね。

ルール
書き込みは、四行厳守のリレー小説。
内容は、ミステリー。
荒らし、下ネタは放置。

では、はじめる。
2書くぞ ◆xBNHMmBo :02/08/02 23:47
俺の名前は、佐藤一郎、広告代理店の営業マンだ。
今日もサービス残業を終えると、優子の部屋に向かった。
おかしい、いつも鍵がかかっている優子の部屋が、ノブを回すだけで扉が開いた。
俺は不気味な予感を抱き、部屋に入った。そこには、
俺の彼女である優子が血だらけになっていた。
手には今も赤い血が滴っている包丁を持っている。
傍らには同僚の萩原 智子が倒れていた。
俺は思わず小刻みに震えている優子に近寄った。
4書くぞ ◆xBNHMmBo :02/08/03 10:56
「私じゃない、私が殺したんじゃない」優子は包丁を見つめ、訴えた。
呼吸もない萩原智子は、伏した状態でピクリとも動かなかった。
床を見た俺はある発見をした。血で文字のようなものが書かれていたのだ。
荻原智子が最後の力を振り絞り書いたのだろうか、それは「SS」と読めた。
5フリオ・イグレシアソ:02/08/03 11:35
智子は川と書こうとしていたのだ。
手が震えていたために、線がまっすぐ書けなかったのだ。その上、2本線を書いたところで絶命してしまったのだ。
これを「SS」と読み違えてしまったことから、警察の初動捜査は大きく出遅れることになる。
犯人の川口敦子は、そのころテルアビブに向かうために成田空港・北ウィングにいた。
彼女はほくそえんでいた。
イヒヒヒヒヒ。
イとヒで「化学」の「化」になるとも気づかずに。
一方、血だらけになっていた優子は、実は蝋人形だった。
オレは、いとおしくなって、その場に優子の人形を押し倒していた。
優子人形の股間には隠微な陰毛がリアルに植毛してあって、オレは思わず口をつけた。
すると、優子人形の口から、あっ、と喘ぎがもれた。
6名無し物書き@推敲中?:02/08/03 11:45
>>1は「○○だから簡単だよね」
などと古典的な文句で僕たちに書けと募ります。
なんでこんな人が絶えず2chに訪れるのでしょうか。
何が目的で、何が彼をそうさせるのでしょうか。
はっきり言えば迷惑なのですが、けれども僕は押し黙っています。
>>1は得意顔。ぼくは困惑顔。
夏は、嫌だなあ。
あと一ヶ月か。
頑張ろうよ、みんな。
74の続き:02/08/03 12:46
SSってなんだろう?
考えた。考えた。・・・・・考えた。
そうか、セックスしたい(SEX SHITAI)の略か。
最後の瞬間まで、ヤリたかったんだな・・・・・。
8名無し物書き@推敲中?:02/08/03 14:10
>>2
五行だから失格ね。ばーか
9休憩:02/08/03 14:55
>>2>>4は「てにをは」があやしい所もあるが、まあ及第点。
>>3は三行目に工夫がないが無難に進めている。及第点。
>>5は構成力、表現力ともあと一歩。
>>6は主張が弱く日本語もあやしい。
>>7は二行目が無駄になっている。
>>8は一行だから失格ね。
10名無し物書き@推敲中?:02/08/03 16:15
>>9
エラソーでムカツク。

>>6は主張が弱く日本語もあやしい。
>>7は二行目が無駄になっている。

ハア?
どこが、あやしいのか詳しく説明しる

なぜ無駄か説明しる。
>考えた。考えた。・・・・・考えた。
の代わりに何を書けばいいのだ?
>>10
まあまあ。気持ちは分かるがマターリと。
13名無し物書き@推敲中?:02/08/03 18:54
車を蹴った
ボディーがへこんだ
自動車修理に出した
お金がかかった
で、どれの続きを書けばええの
15書くぞ ◆xBNHMmBo :02/08/03 23:53
「SS」はイニシャルをあらわしているのだろうか。
いや、そんなはずはない。ダイイングメッセージは、ひねられているのが世の常だ。
「SS」を「55」と読めば、ジャイアンツの四番、松井の背番号だ。
そういえば萩原智子が所属する課に、「松井」という男がいたことを思いだした。
>>15
アンタ、それ六行。わかる?
自分で言ったことも守れんの?
自分が守れないルールを他人に押し付けるのはマズイんでないの?
>>16
アンタ、パソコンの使い方、もう少し勉強しな
18名無し物書き@推敲中?:02/08/04 01:10
待て、その考えでいくと「SS」は裏返せば「22」とも読める。
いや違うか、「88」かもしれない。もしかしたら「∞∞」……
次々と脳内を数字が俊巡する。
わかったぞ数字にこだわっては答えはでない、俺の中で何かがはじけた。
>>16
窓を最大化してクダサイ
20書くぞ ◆xBNHMmBo :02/08/04 10:32
俺は、経理部にいる加賀愛子という女性に目を付けた。
加賀愛子は、「お局」と呼ばれ、社員相手に高利で金貸しをいているという噂だ。
「そうか、そうだったのか」俺は加賀愛子の体型を思い浮かべていた。
加賀愛子は背が低かった。服のサイズは、間違いなく「SS」だ。
我にかえり目線を智子の残したダイニングメッセージからはずす。
俺は暗号の解読に夢中になっていて、優子のことを失念していた。
優子を見ると赤い服を着た人形のようだ。ぴくりとも動かない。
俺はとりあえず、浴室で優子の血を落とすことにした。
うん?俺とした事がすこし動揺しているらしい。
これじゃ台所の伝言だ。少し笑ってしまった。
浴室に入りシャワーを出す。湯がでるまでは少し時間が掛かる。
それまでに優子の手から包丁を離さなければ。
23書くぞ ◆xBNHMmBo :02/08/05 05:55
「優子、いったい何があったんだ」俺は、優子が握る包丁を取りあげた。
「わからない、目が覚めたら、こうなっていたの」
血の海の中、包丁を持つ優子がいた。このままでは、優子が犯人にされてしまう。
俺は決心した。警察が来る前にこの場を偽装するしかない。
と一瞬考えたがやはりそんな三文小説のような行いはすべきではない、と気づいた。
「…まずは警察を呼ばなければいけない」
優子の身体を洗い流しながら俺は言った。
血の匂いが鼻をつく。正直、耐え難い匂いだ。
遠くからサイレンの音が聞こえる。間違いなくここに近づいている。
? 俺はまだ、警察を呼んでいない。
優子の体に付着した血を洗い、包丁を取り上げる。偽装じゃないか……
通報したのは犯人しかいない。俺は犯人にはめられた。
複数の足音が階段を上ってくる。この部屋を目指しているのは間違いない。
俺は優子を風呂場に残しドアの外に立った。
間もなく数人の警官が現れた。その内の一人が言った。「>>1はどこだ」
俺は観念して答えた。「…飽きて逃げました」
27名無し物書き@推敲中?:02/09/09 07:40
翌日、殺人事件の捜査と平行して、>>1の捜索が始まった。
俺が事情聴取を受けている間にも、その捜索状況が耳に入ってきた。
>>1はバールの様な物と拳銃の様な物と西郷隆盛の様な物を持って逃走中らしい。
富士の樹海に入った、という目撃証言も寄せられているそうだ。
捜査開始から三日目の朝、捜査本部では>>1が発見されずにやきもきしていた。
だがめざましテレビが終わりに近付いた頃、萩原智子殺人事件の捜査員、米田猿吉は叫んだ。
「アッ、わかりましたよ! SSの意味が!」 米田に途端に視線が集中する。
「SSと言えば SideStory つまり二次創作か、もしくはS・S・ヴァン・ダイン以外にありません!」
30名無し物書き@推敲中?:02/09/18 20:10
31名無し物書き@推敲中?:02/09/18 22:14
しかし、米田はそんなことこれっぽっちも考えていなかった。
米田の頭には目立つことしかなかった。いつもだ。
今日も目立ちたいがためにでたらめなことを言ってのけたのだった。
異常なまでの目立ちたがり。そう、それは米田の幼少時代の経験からだった…。
32名無し物書き@推敲中?:02/09/19 00:51
幼少時代、それは、米田の心に苦い影をさすことになった思い出の結晶ともいえる。
米田は、まるで、その名のとおり、田園に数限りなく頭を垂れる稲穂の群れの平凡さで、教室の中にうずもれていた。
「米田?」と誰かが問えば、「だれだ?」あるいは「どこだ?」はたまた「しんだ」と、答が返ってくるのが常だった。
死にこそしなかったものの、死にぞこないの人生だったのだ。その年月を数えると、もう、32年と12ヶ月、要するにジャスト33歳なのだ。
33名無し物書き@推敲中?:02/09/19 00:54
3月3日は、そう、誰もが知っている、あの有名な「耳の日」だ。
それにぴたり、合致する日に、米田は33歳になった。
不思議と並び続く奇数だった。
米田の人生最悪の日が、これから始る。(そう、今頃気付いたのかい? 主人公は、米田なのだよ)
34名無し物書き@推敲中?:02/09/19 01:00
これは、米田のストーリーだ。
そう、SSとは、まさしく、あの意味だったのだよ。
「STORY OF SAIGO」
米田は、西郷隆盛の生まれ変わりだからな。
35名無し物書き@推敲中?:02/09/19 01:11
俺は、手帳に、アルファベットの文字を殴り書いて、重大な間違いに気がついた。
なんだって? STORY OF SAIGO?
それでは、まるで、小学校の図書館にある伝記物語ではないか。 いや、これは、米田の話であるべきなんだ!
米田米田米田・・。

36名無し物書き@推敲中?:02/09/19 01:12
米田は前世を振り返りながら、老婆から差し出された茶をすすった。
その直後、米田は突然湯呑みを落とすと口から猛烈に泡を吹き、その場に昏倒して痙攣していた。
近くにいた警官が米田の様子に気付き、倒れている米田を抱きかかえ声をかける。
「どうしたんですか!!米田さん!!」
37名無し物書き@推敲中?:02/09/19 01:15
そうか、彼の下の名は確か・・。
そんなところまで細かくチェックしている2チャンネラーは、おそらく、俺と>>29しかいないと断言できるが、米田の下の名は、猿吉=SARUKICHIだったのだ。
「STORY OF SARUKICHI〜誰が彼女を殺したか」
まったく不本意だが、SSの意味に込められた真実が、ここに明らかになってしまった。
38名無し物書き@推敲中?:02/09/19 01:18
米田は、ヒヒヒと笑いながら、起き上がった。
「冗談だよ! 冗談。びっくりした?」
笑い顔もどことなく西郷に似ていた。
俺は、吐き気がしてきた。こんな奴が主人公でいいのか・・?
39名無し物書き@推敲中?:02/09/19 01:21
よく考えれば、俺は、主人公よりも、読者に親近感の持たれることの多い、「語り手」なのだった。
俺か米田かどっちに味方につく読者が多いのか数えたら(読者などいるのか? そのことについては後で触れよう)、おそらく、俺が、米田に勝つ。
語り手である俺が、勝手に主人公を変えてしまうのは、さほど、罪なことではあるまい。
主人公は、変更しよう。そう、あの、なぞの老婆に・・・・・・
40名無し物書き@推敲中?:02/09/19 01:27
「アッ、わかりましたよ! SSの意味が!」 
話は、スレをいくつか編集カットして、再び米田が叫んだ。
「正しく言えば、これは、SSではなく、88、すなわち、ハチとハチ、蜂と鉢の意味で、ガーデニングの隠語です!」
おお・・、と米田の周囲で、感嘆のため息が漏れた。
41名無し物書き@推敲中?:02/09/19 01:34
米田の恐るべき推理への賛嘆の声も止まぬまま、一人の老婆が彼の前にしゃしゃり出てきた。
彼女は歯の抜けた口で薄気味悪い笑い声を立てながら、米田に向かって、盆を差し出した。盆の上には、湯気の立つ湯飲みが乗っている。
米田は、前世を振り返っていた。・・省みられることのなかった自分、しかし、今、この身に周囲の絶賛を浴びている・・。
米田は、湯飲みを口に運んだ。(>>36に戻る)
42名無し物書き@推敲中?:02/09/19 01:40
俺の同僚で篠田慎吾というガーデニングが趣味の奴がいる。
確か奴は、高校時代の智子のクラブの先輩で、3年前まで奴らは付き合っていたはずだ。
偶然にも奴のイニシャルは「SS」だった。
しかし、今の俺は篠田がすでに殺されていることを知るよしもなかった。
43名無し物書き@推敲中?:02/09/19 01:42
36と41の間を何度か繰り返しているうちに、やっと、42に進むことができ、完全に米田を抹殺できたかと安堵したのも束の間、俺は、自分のひどくシビアな状況を思い出していた。
優子は、風呂場に置き去りにされたままだ。
俺は「めざましテレビ」のなっちゃんにお別れをして、バスルームに向かった。
シャワーで全身の血を洗い流していた優子が、バスタブに倒れこんでいた。
44名無し物書き@推敲中?:02/09/19 01:46
優子の胸には、ナイフが刺さっていた。
バスタブの底を、赤い液体が排水溝に向かって流れていくのが見える。
「優子、死ぬな!」
俺は、必死で叫びながら、優子を抱きかかえた。優子は、俺の胸の中で、俺の背後の壁に向かって細い人差し指を伸ばした。
45名無し物書き@推敲中?:02/09/19 01:49
バスルームには、一枚の写真がかけてあった。
バスルームに写真を書けるなんて非常識すぎないか、と、不安になったが、ミステリ小説には非常識は珍しくもあるまいと、不安を払いのけて、写真を見た。
智子と男とが腕を組んでいる写真だった。男は、確か・・。
俺は、はっきりと思い出した。そいつの名を。
46名無し物書き@推敲中?:02/09/19 01:53

47名無し物書き@推敲中?:02/09/19 01:55
「しのだしんご」
そう言ったのは、優子だった。
彼女は、自分の胸からナイフを抜き取ると、そばにあったタオルで、傷口を押さえ込んだ。その動作は、まさしくプロのものだった。
「さすが、CIA仕込みだな」俺は思わず言ってしまった。
48名無し物書き@推敲中?:02/09/19 21:41
・・・・・CIA?ちょっと待てよ?
CIA・・・。これはもしかしたら何か略称なのかもしれない。
なぜ?なぜいままでこれに気が付かなかったんだ?
そうだ、俺がCIAに全く違和感を感じなかったのは奴のせいだ。奴がなにかを知っているかもしれない。
49名無し物書き@推敲中?:02/09/20 18:22
そして俺は米田猿吉の弟、米田猿彦のもとを訪れた。
俺は今までの流れをざっと説明し、奴に意見を求めた。
すると、米田猿彦は膝をペチンと打ち、目を輝かせて叫んだのだ。
「千島・アイランズ・ありがとう……つまり、CIAだ」
50名無し物書き@推敲中?:02/09/20 18:48
俺は思わず猿彦の出した解に呆れた。
猿彦は俺が理解できなかったことを悟ったのか、笑みを浮かべながら言った。
「馬鹿かお前は? 千島=せんとう ありがとう=サンキュウだろ。SSだ。
そして、アイランズはSSをつなげる。接続詞asが入ってる。抜けば…」
俺はついに二つの謎をつなぐ解を得た。イランだ。
51名無し物書き@推敲中?:02/09/20 18:49
うさぴょん ◆Gyu73AVw は事故で死ね うさぴょん ◆Gyu73AVw は事故で死ね うさぴょん ◆Gyu73AVw は事故で死ね うさぴょん ◆Gyu73AVw は事故で死ね
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イランに着いた俺たちを襲ったのは爆撃だった。>>51
安全の確保のため一度地下に潜る。
だが、埋れたわけじゃない。
いつか、必ずこの謎を解いて日の出を見てやる。
53名無し物書き@推敲中?:02/09/20 22:22
いやまて、日の出を見るのなら、早く寝なければならない。じゃないと、朝寝坊してしまう。
俺は、絶対に日の出が見たいんだ。
早く寝よう。
謎だって? まずは、日の出を見てからだ・・。そんなことを夢の中で思いながら、俺は、眠りに落ちていった。
54名無し物書き@推敲中?:02/09/20 22:22
55名無し物書き@推敲中?:02/09/20 22:28
目が覚めると、手足を縛られていた。
かなり目覚めが悪い。
頭の中で、SSとCIAの文字が点滅している。
背後から、低くうなるような男の声がした。
56名無し物書き@推敲中?:02/09/20 22:31
周囲には数人の男がいて、その誰もが顎鬚を蓄えた、アラブ人である。
男はみな、肩から銃を下げていた。
リーダー格の男が何か言ったと同時に、いきなり、目前の若い男が銃を俺に向けてきた。
銃口が火を噴く。そんなばかな・・。
57名無し物書き@推敲中?:02/09/20 22:36
俺は、心臓の真ん中を打ち抜かれた。血がドボドボ湧き出る。
ああ、俺は、もうここまでだ。俺は、57で死ぬ。
このスレもここで終了だ。
これでは、ミステリどころか小説にすらなっていないじゃないか。
58名無し物書き@推敲中?:02/09/20 22:44
「え、俺は死んだはずじゃ?」
「何を寝惚けているんだ」
 猿彦の呆れた表情が目に入る。壁にかけたランプの灯りが、洞窟内を淡く照らしている。
「夢か……」
59名無し物書き@推敲中?:02/09/20 22:49
つまらない話だ。三文小説といっていいだろう。
だが、こうなってはイヤでもそれを読まずにはいられない。
「つまりあれですか」
葉山は苦虫を噛み潰したように言った。
「これは、つまり、このネット小説になぞらえて殺された、見立て殺人だとでもいうんですか・・・」
だれもが押し黙ったまま俯いている。やけに非現実感ばかりが強い。
見立て殺人など小説の中の出来事でしかないはずだった。現実に起こるはずのものではないはずではなかったろうか。
彼は手足を縛られていた。心臓を抉られていた(たぶんコレが心臓を撃たれたことを意味しているのだろう)。額に血文字でCIAと書かれていた。
「なんだってんだ・・・。くそ、なんだってんだよ」
60名無し物書き@推敲中?:02/09/20 22:58
「夢はきみたちのほうなんだよ」
葉山はつい、小説の主人公が可哀想になって、呟いていた。
その瞬間、彼の視界がぐらりと揺れた。脳裏にCIAの文字が浮かぶ。
気がつけば、葉山も洞窟内にいた。
61名無し物書き@推敲中?:02/09/20 23:02
「まったく、なんだってんだよ」
単なる時間つぶしの2ちゃんネラーでしかなかった葉山が、三文ネット小説「誰が彼女を殺したか」に、取り込まれてしまったのである。
葉山は、自分に起こった事実を信じられずに、頭を横に振った。
しかし、現実に目前にあるのは、PCではなく、猿彦と俺なのである。
62名無し物書き@推敲中?:02/09/20 23:12
葉山が俺に説明するところによると、迷宮入りの事件を扱う閑職の刑事である葉山は、ある殺人事件を扱っていた。
その事件の鍵をさがすべく、ネット検索中に「誰が彼女を殺したか」に出会ったのである。
事件の類似性に、現実と虚構とがリンクしていることを感じたのだった。
犯人は、「誰が彼女を殺したか」にレスした奴だ、葉山はそう考え、あまりもの強い念のために、彼自身がネット社会に取り込まれることになったのだ。
63名無し物書き@推敲中?:02/09/20 23:15
葉山は叫んだ。
「犯人は、お前だ」
これは、俺と猿彦に言ったのではない。
犯人は、今、PCの前で、コレを読んでいるに違いないのだ。
64名無し物書き@推敲中?:02/09/20 23:18
え? 犯人だって? ところで、何の罪だ?
俺の頭を、疑問が渦巻く。
殺人か? それとも・・。いや、ここには、殺人よりももっと思い罪がある。
殺人よりも重い罪、それは、「つまらなさ」だ・・。
65名無し物書き@推敲中?:02/09/20 23:21
一体全体、誰が、このスレをこんなにつまらないものにしやがった?
智子を殺した犯人よりも、そいつを捕まえたい。
俺の胸に憤りが沸き起こる。
一体誰なんだ・・?
66名無し物書き@推敲中?:02/09/20 23:23
猿彦と葉山は同時に、口を開いた。
「>65 お前だよ」
・・・・ちゃかちゃんちゃん
(おあとがよろしいようで・・)
67名無し物書き@推敲中?:02/09/21 00:08
小説がつまらなくなった時の定石、それは事件を起こせばいいのだ。
米田は考えた。では、誰が事件を起こせばいいのだろうか。
最も意外性のある人物が起こす…
そのとき、米田の中に明確な殺意が生じていた。
68名無し物書き@推敲中?:02/09/21 02:25
米田はついに犯してはいけない罪を犯してしまった。
米田の手には真っ赤に血塗られた包丁が…。
そして、PCの前には動かない骸と化したあなたが横たわっていた。
「やべぇ、読者失っちまった」
69名無し物書き@推敲中?:02/09/21 18:48
数少ない読者を一人でも失うことは、このスレでは致命的なことだ。
なぜ、米田は、読者殺しなどをしたのか・・。
こうなったら、やけくそだ。もう、我々に残された道は、戦うのみ。
俺と米田家のダブル猿は、ありったけの刃物と拳銃、自衛隊板と未来技術板から流用した怪しい武器とを集めた。


70名無し物書き@推敲中?:02/09/21 18:59
「ちょっと待った!」 と笹山は叫んだ。
「米田猿吉はすでに死んでいるはずだ」
そう、彼らはとんでもない過ちを犯してしまったのだ。猿吉がいないのにダブル・・・。
それはつまり、米田家の三男、米田猿蔵を意味していた。
71名無し物書き@推敲中?:02/09/21 20:04
彼女は目の前で殺された。
悲鳴と同時に噴出した熱い出血を覚えている。
そうです。
私が犯人です。
72名無し物書き@推敲中?:02/09/21 22:43
読者はメッセージを残していた。
私が犯人? 馬鹿らしい。私は犯人じゃない。
一行目が受動態だ。私が犯人なら能動態になるはずだ。
>>68により殺された読者が握っていたメモだ。

73名無し物書き@推敲中?:02/09/22 18:42
私が弁解したのを、しかし俺は聞く耳を持たなかった。
「猿彦、猿蔵、彼女を殺したのはこいつで間違いないと思う」
髪を掻き回して猿彦はクールに呟いた。「ファイナルアンサー?」
私はガタガタと震えながら、テレフォンを使いたくてしょうがなかった。
74名無し物書き@推敲中?:02/09/23 02:09
ふいに、私の口をクックロビン音頭がついて出た。
「だーれがころしたくっくろおびん♪」
…こまどり、誰が、殺した・・・? それはわたし。マザーグースが出典のはずだ。
頭の中でクックロビン音頭が流れていた。繰り返し、繰り返し。催眠術のように。そう“催眠術”の。
75名無し物書き@推敲中?:02/09/25 01:53
…催眠術。そうだ!
米田は思わず手を叩いて立ち上がった。
「この事件の全ての鍵は催眠術にあったんですよ。いいですか、皆さん」
いつの間にか全ての登場人物がその場に集められていた。これではまるで横溝正史だ。
76名無し物書き@推敲中?:02/09/25 03:46
横溝正史は、古臭くてよくないと思う。
いつの間にか殺されたはずの読者が生き返ってそう言った。
では、誰がいいのだ?
俺は、考えた。
77名無し物書き@推敲中?:02/09/25 03:53
「そぉ〜おですねぇ」
俺は額に手を当てながら言ってみた。
そういえば、よく似ているといわれる。まんざらでもない。
ま、俺のほうがいい男だが。田村正○よりもずっと。


78名無し物書き@推敲中?:02/09/25 09:07
「とりあえず催眠術が絡んでることはァ〜ン〜確実ですね」
下手な物まねはやめよう、そう心に誓った瞬間だった。
79名無し物書き@推敲中?:02/09/25 17:05
初心に帰っていろいろと考えてみた。
優子の蝋人形のこと、イランのこと、米田家はトリプル猿で終わりなのか、それともまだ弟がいるのか、田村正○と俺とはどっちがいい男なのか。
すると、一つの答が出てきた。
今、この瞬間(とき)、確かに、俺は、犯人に照準をあてていた。
80名無し物書き@推敲中?:02/09/25 17:12
ここには、一つの陰謀がある。
犯人は、我々を撹乱しようとしているのだ。
このスレを現実と思ってはいけない。
このスレ自体の根本的存在の有無を疑うべきなのだ。そうして、催眠術が解けるはず・・。
81名無し物書き@推敲中?:02/09/25 17:16
俺は、全てを疑ってみることにした。>>1は信じられるのか? 仮に全てを否定してみよう。
すると、なんてことだ、1の真実が浮かび上がってきた。
「書き込みは4行以外を厳守、内容はミステリ以外、荒らし、下ネタは大歓迎」
とどめは、最後の一行、「では、おわり」
82名無し物書き@推敲中?:02/09/25 17:19
このスレは、始るときから既に、終わっていたのだ。
なぜか、思考的な段階を踏んでいないような錯覚があったが、俺は、そんな結果を導き出してしまっていた。
では、なぜ、この棺おけに半分足を突っ込んでいるはずのスレが、いつまでも、続いているのか。
それこそが、最大のミステリなのだ。
このスレは四行を起承転結で書き、ミステリーをリレーで作るというものだよね。
趣旨自体は面白いし、いい案だと思う。
ただ、ここの住人でそれを書き込むレベルに達している人がいなかっただけ。
結果、創作文芸版のレベルを如実にあらわしてしまうスレになった。
84名無し物書き@推敲中?:02/09/27 01:55
「そうか、問題は、板の住人のレベルにあったのか」
俺は、また、新たなヒントを得てしまった。
板の住人に犯人がいるのは間違いない。
犯人め、自白しろ!



85川口敦子:02/09/27 02:03
犯人は、私です。
>>5での登場以来、誰も相手にされず、さびしかったの・・。
こうなったら、こうなったら・・。
あんたも殺してやる!
86名無し物書き@推敲中?:02/09/27 02:06
成田の北ウィング、テルアビブ行きの飛行機の搭乗口で、俺は、背後を振り返った。
物陰でキーボードを叩く女性がいた。敦子だ。
敦子はやおら、ナイフを取り出し、切りかかってきた。
敦子のpcの画面には、ちょうど、敦子の自白したレスが書き込まれていた。
87名無し物書き@推敲中?:02/09/27 02:08
生きている・・!
俺は、ベッドの上で、>>87に登場できたことを確認しながら、そう実感した。
俺は、助かり、犯人は逮捕された。
俺の営業マンとしての日常が、やっと帰ってくるはずだった。
退院して、久しぶりに優子に会いに行くことにした。
優子も殺人の容疑が晴れて、俺に感謝している。
優子の部屋のドアを開けた。
鍵のかかっていないドアを開くと、血だらけになった優子が立っていた。
優子は、手にナイフを握り、彼女の足元には、女の死体が転がっていた。
優子は小刻みに震えながら、俺をすがるように見る。
「わ、わたしがやったんじゃないの・・」
・・ま、またかよ〜・・
90名無し物書き@推敲中?:02/09/27 12:25
震える血塗れの手。純白のシャツを染める朱色の花。脂で鈍く輝くナイフ。
そして、めった刺しにされ白目を剥いている女の骸。
血の香るその部屋は、状況証拠で溢れかえりそうな始末だ。
「わた、わたしは林檎を剥こうとしてただけなのよ!?」・・・それを信じろというのか。
91名無し物書き@推敲中?:02/09/27 17:47
「とにかく、ナイフの柄に付いた指紋を拭き取るんだ。それから林檎を少し剥いて置いておけ」
優子は俺の言う通りに行動した。さらに付け加える。
「コイツは林檎を剥こうとして手が滑り、自分を滅多刺しにしてしまったんだ」
事故でしかありえない状況を作れば決定的だ。・・・こうして俺の密室計画は始まった。
92名無し物書き@推敲中?:02/09/28 10:18
自分を信じてくれない俺に、いたく不満気な様子の優子。
「どうして・・・どうして信じてくれないのよッ!? 私は何も!!」
ヒステリックに叫ぶ。普段は優しそうな瞳が、四角くつり上がっている。やばい感じだ。
睨み合いを続ける俺達の間に、唐突にノックの音が滑り込んだ。
93名無し物書き@推敲中?:02/09/28 17:56
「ちわー、三河屋でーっす」
失敗った! 俺の狼狽を他所に、ノックは呑気に続く。ドンドンドン! 金属質な音だ。
「どうしよ・・・ねえ、どうしよう!?」
ヒステリックブルーに叫ぶ優子の口を両手で塞いで、とりあえず俺は返事をした。
94名無し物書き@推敲中?:02/09/29 02:41
「静かにして、じっとしてろ」
俺は優子をきつく抱きしめ、三河屋が行ってしまうのを待つ。
「あれぇ?おっかしいなー。この時間はいるって言ったのに」
三河屋がしつこくガチャガチャとドアノブを回している。
95名無し物書き@推敲中?:02/09/29 02:56
鍵のかかっていないドアは当然だが開く。
優子と俺は、凍ったように立ち尽くしたままだった。
三河屋は、目の前の光景に叫んだ。
「死体がぁぁ! それになぜか蝋人形が二つもぉぉ!」
96名無し物書き@推敲中?:02/09/29 12:19
「「蝋人形〜〜〜!?」」
三河屋の驚愕以上に、俺達の狼狽は激しかったのだろう。
叫び声が綺麗なハーモニーを奏でたことで、俺達の動揺ぶりがお分かり頂けると思う。
俺達の絶叫が、三河屋の柔な心臓に、取り返しのつかない負担を与えたのは頂けなかったが。
97◎俺:02/09/29 14:13
ふと俺は目をやった。
そこには『サイボーグクロちゃん』≪ボンボンコミックス≫があった。
少し児童マンガだろと馬鹿にして少し読んだら2,3巻からはなかなかだった。
ただそれだけだ...さぁさぁどうなるのやら!
98名無し物書き@推敲中?:02/09/30 11:52
優子と俺の目は死体よりも蝋人形に釘付けになった。
もう死体など見飽きているのだ。
そのニ体の蝋人形のうち一体は小太りで軍服を着ており、髪はボサボサのパーマ頭で眼鏡をかけている。
この男はいったい誰なんだ。心なしか最近TVのニュースででよく見るような気がするが。
99名無し物書き@推敲中?:02/09/30 12:35
解説しよう。俺たちと死体が入れ替わったトリックの話だ。
>>96までは俺と優子が蝋人形だった。
>>98では二つの死体が蝋人形になっている。
つまり>>97のコッミックに秘密がある。ズバリ、トリックは…
興味ないからsageておねげいします。
101名無し物書き@推敲中?:02/09/30 18:37
「よおし、わかったッ!」 突然、三河屋が手刀をした。
「犯人は蝋人形を入れ替えたと見せかけ、ミスディレクションを計ったのだ!」
茫然とする俺たちを尻目に、三河屋はゆっくりと言った。
「コッミック」
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「あの…微妙に興味があるので終わらせないで下さい。」
突然読者が乱入した。しかし、自分の果たすべき役割がわかって
いない。どうしよう、読者である私は混乱した。混乱のあまり、
ミスリーディングを犯しかけた。
(そういえば、以前にもこんなことがあった…)
私は強烈な後悔のうちに膝をついた。私はなんの罪もない1さんを
たばかってしまったことがある。ごめんなさいの一言が
素直にいえなかったばかりに…。読者である私は、目の前の
コッミックを凝視した。これを読むしかないような気がする。
私に出来る償いと言えばそれだけだ。直接謝る機を逃した以上、
もうどうしようもないのだ。
私は三河屋さんが読もうとしていたコッミックに集中した。
その間に、いつの間にやら視点を三人称に戻した三河屋さんが叫んだ。
「あなた達,これをよんだでしょう。その間に蝋人形と入れ替わった
のです。」私は真剣にコッミックを読んでいた。ミスリーディングを
するわけにはいかない。殺人を犯したことがあるという微妙な確信を
もったまま、自分が犯人である可能性を鑑みて読み進めた。1人称は
奪い返した。これで、三河屋さんの叫びが私の聞き間違いであるという
可能性が発生した。
10696:02/09/30 20:14
# 三河屋は死んだように書いたつもりだが、描写不足であったか。すまぬ。
 気にせず続けてくれ。 
107名無し物書き@推敲中?:02/09/30 22:21
「そんなこと気付いていたさ!」
私は自らを叱責するように叫んだ。
極度の緊張に耐え切れなかった三河屋が死んでしまったことは事実なのだ。
三河屋の冴え渡る推理は所詮私の思い描いた幻想に過ぎない。
死体が1つから2つになった。
この事実が私を現実逃避に駆り立てたのだ。
108名無し物書き@推敲中?:02/10/01 02:45
読者の予想を遥かに超え過ぎるストーリー。難解なトリック。
いつのまにか4行という暗黙の了解も破られている。
このスレは一体どこへ行くというのか。
私は死体が増えたことよりも、そのことの方が気になっていた。
そう、読者はわかっていなかった、1さんが4行縛りをしているということ
を。度重なるミスリーディング。改めて、目の前にする2体の死体。しかし、
読者は乱入しては見たものの,彼らが誰であるのか今一つ分からない。ただ、
三河屋は自然死でいいのだろう?という気がした。しかし、確信は持てない。
そのとき、死体が喋った。「いや、叫び声に驚いたんだから、一応
他殺で」読者はそれを幻聴にしようか迷った。主人公2人は突然死んだ
三河屋、どこからともなく現れて一心不乱に漫画を読む女に度肝を抜かれて
いる。しかもなんだかこの女、目つきがおかしい。
喋る死体。謎の女の登場。
物語に乱入する読者。
そして、依然として主役が誰かすらも明かされない破天荒なストーリー展開。
俺はこのスレをプリントアウトすると、乱歩賞宛の封筒にそっと差し込んだ。
きちきちきちきちきち。じーこんじーこんじーこん。
マンション一帯に不思議な振動と共にそんな音が鳴り響いた。
俺は我にかえる。なにをやっていたんだ?そう、俺が主人公なんだ、しっかり
しなければ。俺はそう思い直すと、もう一人の主人公、優子を振り返った。
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「優子・・・」
振り向いた俺の目に飛び込んできたのはトランス状態の彼女の姿だった。
一心不乱に 「私は死体が増えたことよりも・・・」などとモノローグを続ける優子。
俺は、しっかりしろ! と怒鳴って横面に平手打ちを喰らわせた。
読者は>>113のように呟きながら、喋る死体を背中に担いだ。どうやら本当に病んでいるらしい。
そしてそのまま外に出ていってしまった。「今日のおかずはシーチキン」などと歌いながら。
上手く行けば三河屋の死体は適当なところに捨ててくれるのではないだろうか。足もつかないだろう。
やや時間の経過はあったが、状態は女の死体と蝋人形だけになった。
題名は「状態は女の死体と蝋人形」だった。
プリントアウトしたこのスレは、現在、乱歩賞の審査を受けている(かもしれない)。
俺は忘れていた。
このスレは、読者が、犯人であったり殺されたりすることを!!
「さて、この女の死体をどうするかだ・・・」
気を取り直して、俺は優子に問い掛けた。優子は虚ろな目を左右に揺らせて、
しかし、さっきよりは正気を取り戻したようだった。 「メタなんか死ね!」とだけ呟いた。
俺はそろそろ死臭の漂ってきた女の死体をビニールに包み、抱えて部屋を出た。
優性太郎は郵便局員だ。彼にはちょっとした癖がある。それは、投稿作とおぼしき封筒
を勝手に開封しては中身を読み、時には改作してしまうという困った癖だ。どうせ
通らないのなら俺様の小説でも良かろう、それが太郎の言い分だったが,本人それが
無茶であることに気づかない。自分がその小説にとって「メタ的」存在でありうることにも気づかない。
#訂正 その→この
そんなとき、太郎は信じがたいニュースを知った。
郵政三事業が民営化され、おまけにリストラも行うという。
そうなったら、もう封筒の中身を変えることはできなくなる。
太郎は途方に暮れた。
121名無し物書き@推敲中?:02/11/27 12:36
太郎は転職を決めた。
122名無し物書き@推敲中?:02/11/27 13:43
取り合えず本屋にいった
123名無し物書き@推敲中?:02/11/29 17:14
すると木魚の音が雑踏の間から快活に流れてきた――。
「スチャラカ、チャカポコ、チャカポコチャカポコ――」
やば、祇園祭りだ。
125名無し物書き@推敲中?:02/11/29 17:46
山鉾巡航のため、四条通は一時通行止めになります。
126名無し物書き@推敲中?:02/11/29 17:57
その時、俺はふと気付いた。祇園祭り・・・といえば山村美沙にはうってつけだ。
俺は朝刊の記事を思い出していた。

「謎の祇園祭り荒らし、山村ミーシャを名乗る」
127名無し物書き@推敲中?:02/11/29 18:05
と、太郎は呟いた。
髪が縮れていないのは正男だ。とすると、こ、これは
正日だ!!!! カーキ色の軍服の良く似合う芸術好きの将軍様が、、、、、
人民は太陽を失った。偉大なる将軍さまは逝ってしまわれたのだ。
アイゴー。アイゴー。世の中は闇だ。
129山崎渉:03/01/06 16:16
(^^) 
130山崎渉:03/01/19 03:46
(^^)
ひびが入っているコップを落としてしまった
高さのあるテーブルからだから、覚悟した。
しかし、コップは割れなかった。「あれ?」
コップはテーブルに戻っていた
物は壊れる。人は死ぬ。散らかった部屋は、決してひとりでに片付くことは無い。
エントロピー増大の法則。それは、この宇宙を統べる根源無二の大法則だ。
「時間は決して遡る事は無い。トリックはここに在る」
僕は地べたに四つん這いになると、一気にマットを裏返した。
133名無し物書き@推敲中?:03/03/22 23:28
http://book.2ch.net/test/read.cgi/bun/1047828480/

この作品どうですか?





134山崎渉:03/04/17 13:38
(^^)
135山崎渉:03/04/20 01:56
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)
136山崎渉:03/05/22 03:33
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
137山崎渉:03/05/28 10:41
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉
138山崎 渉:03/07/12 12:37

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
139山崎 渉:03/07/15 11:45

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
140山崎 渉:03/08/02 01:38
(^^)
141山崎 渉:03/08/15 14:05
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン
マットの下には一枚の紙があった。
ただの紙?いや、違う。便箋だ。
便箋にはこう書かれてあった。
「早くあの人を見つけてください。あの人の命がかかっているんです」
僕は思った。
何故、この程度の短い内容にわざわざ便箋を使ったのだろう。
「……そうか!そういうことだったのか!」
今までバラバラになっていた謎ひとつひとつが、すべて組み合わさった。
144名無し物書き@推敲中?:03/09/13 13:13
水が落ちた。
超高層ビルに添って落下する。
落下しながら氷に変化していく。
シュパ! 人が倒れ、屋上にいるマントの男が去っていく。「吉野家に逝くか」
>>144ゴルゴキター!  とか、そういう反応がほしかった。

もうコネーヨ!!
このスレに森下さんが住み着きました。
147名無し物書き@推敲中?:03/10/16 00:15
このスレの15がすごい祭を引き起こしてる。
ただちに参加されたし!
とてつもない天然ボケをかましていることに気付かず
>>18>>22と自演を続けています。
詳しくはこのスレを12あたりから読めばすぐ判ります。
とにかくすごい。みんなでむさぼって楽しむオモチャ……いや、逸材です。
http://society.2ch.net/test/read.cgi/police/1066180477/12-16
以降、大規模な祭と化して現在も祭まっただ中!
.......
148名無し物書き@推敲中?
「このスレとは何だ?」
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んvfkjんvjfdんlmfklvmfkmlkdvmdlv
んvjdんvjdsんvlsdfmんkldさllskfんsぉ;;{エンコードを変更}