1 :
ボクはココに立っている:
2 :
ぷりこ ◆8n1OgTtY :02/07/20 12:30
「カッパですが、大丈夫でしょうか」
ぼくの前にカッパが出てきてこう言った。
まいったな、こういうとき、どうすれば良いかてんで分からないぞ。
「大丈夫でしょうか」
混乱しているぼくに構わずカッパはなおも問いかける。
そんな事言っても、カッパなんか今日はじめて見たから
苦手か得意かちっとも分かりゃしないのになあ。
「一応、大丈夫だと思いますけど」
このまま何も答えないよりはましだろうと思ってぼくは答えた。
するとカッパは急に表情を崩してぼくの肩を、ワハハと笑いながら
二三回叩き出した。
「なんだ、なれなれしい」
ぼくは、カッパの行動が気に食わず、声をあげた。カッパは一瞬
顔をこわばらせたが、すぐに立ち直り、
「どうですか、これから一杯」
などと言い寄った。ぼくはここで断るのも大人気ないと判断し、
カッパについて行くことにした。
続く
よろしかったら感想ください。
励みになります。
3 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/20 12:41
ぷりこ、お前はなんて天才的な奴なんだ。
ここでは小説の感想は控えるが、お前さんの頭の柔らかさには
ホトホト参るばかりだよ。
それはつまり、このスレの名が
「感想を一言お願いします」
とうものだったから、
以下略ね
11歳にしてはウマイと思うよ。
この板の20代の人間なんかより、よっぽど未来がある。
がんばれよ。
5 :
ぷりこ ◆8n1OgTtY :02/07/20 12:52
>>4 なんでぼくが11歳って事しってるの?
どうやって調べたの?
t
9 :
ボクはココに立っている:02/07/20 13:15
>2
続きを早く読ませてくれ。
10 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/20 13:20
ひとこと
11 :
ぷりこ ◆8n1OgTtY :02/07/20 16:04
キャベツ
それがカッパの入った店の名だった。
店内は落ち着いた雰囲気の作りになっているが、
客はぼくら以外には居ないようだった。
店の主人は勿論人間で、カッパを見ても
「注文は何にします?」
と惚けた表情で注文をとっている。カッパは自ら誘っただけあって
「じゃあ俺は、ビール大と枝豆ね」
と慣れた雰囲気で注文している。それを尻目にぼくはビールだけ頼んだ。
「そう言えば、まだ名前を知らないな」
注文を待っている間、カッパが口を開く。
「立川です」
ぼくは素直に答えてやった。カッパは「立川、立川」と何度か呟いた後、
「俺は野田ってんだ」
と名乗ってきた。ぼくはもっとカッパらしい名前かと思っていたので、
少々驚いた。
「随分、普通な苗字ですね」
運ばれてきたビールを飲みながら言うと、
「そりゃそうですよ、我々カッパは人間に馬鹿にされないような名前を
持つようにしてますからね」
とカッパもビールを飲んで答えた。そして続ける
「でなきゃ対等に付き合えませんから」
「たしかにねえ」
「ところで今日は大事な話があるんですよ」
野田は急に神妙な顔つきなって切り出した。
12 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/20 21:02
13 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/20 23:24
14 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/21 00:22
>1
面白かった65点
15 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/21 09:33
まだ?
16 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/21 15:38
ぷりこ夏休みなんだろう?
はやく続きを書いてくれ
17 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/21 15:40
野田って部落民なんだな
18 :
コギャルとHな出会い:02/07/21 16:00
19 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/21 17:03
ぼくは腹の中でしまった、と思ったが顔には出さないようにした。
さいわい野田は考えを整理しているのか、何も気づかずに皿に盛った枝豆を
つついている。
はじめて会った河童に大事な話をされる覚えのないぼくは、できることなら
このまま店を出てサヨナラしたかった。しかし、こっちは自信がなくとも
人間なのだ。野田と名乗ったこの河童の前で、怖気づいて逃げ出すわけには
いかなかった。
ぼくは黙ったまま野田の表情をうかがった。神妙な顔をした野田はうつむき
加減に枝豆をつつき続け、照明の光が反射している頭の皿はうっすら湿り気
を帯びている。
「実は皿のことなんだ」
ぼくの視線に気づいたわけでもないだろうが、野田は突然そう言ってこっち
を見ると、水掻きの付いた右手の人差し指を自分の頭の皿に向けた。
ぼくは許可を与えられたような気がしてまじまじと皿を見た。頭の上に
乗っかった皿はなんとも奇妙で滑稽だったが、まだ話の中身を聞いていない
ことを思い出したので、立派な皿じゃないかと言って、野田をあまり刺激
しないようした。
「よしてくれ。人間てやつは表向きは当たり障りのないことを言う。その
くせ腹の中じゃ笑っているんだ」
野田のテーブルの上に置かれた両手は、いつのまにかゲンコツに握りしめ
られ、指のあいだの水掻きが小刻みに震えている。
ぼくは心を見透かされたようでひやりとしたが、取り繕う言葉が出てこな
かったので黙っていた。そして、野田の神妙な雰囲気に自分が呑まれている
ことに気がついた。
22 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/21 18:57
>>18は、ムネヲ、ハターリ、黒人(差別用語)、エロ、VXガス、ボウフラ。
23 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/21 23:27
ぷりこ落ちてる。
24 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/22 11:39
>>21 拳骨にぎりしめたら指の間の水かき見えるか?
気になった
25 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/22 14:48
>24
きっと親指と人差し指の間のヤツが見えたのだろう。
>>24 確かに表現が不十分ですね。気をつけます。
>>25 いいほうに解釈して頂いてありがとうございます。
勉強になりました。
27 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/22 21:10
>>26
精進してくれ給え
続き楽しみにまってるぜ
黙ったままのぼくらのあいだには、重苦しい空気がたちこめていた。ぼくは、
自分の呼吸の音がやけに響くようで息がしにくかったので、野田が早く話せ
ばいいのにと考えながらじっと待った。
ゲンコツを見つめていた野田がようやく口を開いたとき、ぼくはほっとした。
「俺は、頭の皿を取りたいんだ。乾いてくると苦しくなるし、それに人間た
ちの皿を見る目がほとほといやになってしまったんだ。俺は何度も皿を取ろ
うとして、手で引っ張ったり、皿を頭ごと木にぶつけたりしてみたけれど、
痛みがあるから自分の力ではどうしても加減をしてしまう。どれほどの痛み
があっても、皿を取りたいと思っているが、心では思っても肉体が痛みを恐
れていうことを利かない。自分ではどうしてもだめなんだ。だけど他人のあ
んたなら、加減せずにやれると思う。だからあんたに俺の皿を取ってもらい
たい」と、野田は言いたいことを一気に言ってしまった。
ぼくは少々乱暴な言い方だと思ったが、この飾りのない言葉が野田の正直な
気持ちなのだと考えると、なんだか野田の思いに答えてやらなくてはならな
いような気持ちになってくる。
29 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/22 23:46
>ナラオ
>>2を見てみろ。あーゆー文章が書けるようにならないとダメなんだよ。
30 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/23 08:45
ナラオはナラオの文章を書けばいい。
ぷりこにもナラオにも楽しませてもらってる。
他にはいないか?
31 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/23 14:21
続き読ませてください
32 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/23 16:02
くだちゃい。
ナラオ。今読んだんだがお前の文章おもろいわ。
しかし
>>20の「枝豆をつつく」という表現はどうなのだろうな。
「つつく」というのは「箸を使う」という意味だと俺は思うんだが。
枝豆を箸でつつくやつはいるのか?
それともかっぱだから嘴でつついていたのか?
おれだったら「つまむ」という表現にするがどうだろう。敢えて避けたのか?
そんならそれでいいが。
細かい事言って悪かったな。なんにせよおもろいことに変わりはない。
その調子でやってくれ。テキトーに期待してる。
>>33 なるほど、そこの所はあまり深く考えていませんでした。
ぼくは考えながら野田を見た。野田はもうぼくを見ていた。
ぼくを見つめる野田の眼は、少し潤んで赤くなっている。その眼差しに込め
られた並々ならぬ思いが伝わってくると、やっぱりぼくは野田の思いに答え
なければならないような気持ちになってくる。その一方で、決心を鈍らせる
気持ちもあった。河童を見たのは今日がはじめてなのだから、河童の皿を取
ったことなど一度もあるはずがない。だいたい皿を取って野田の頭は大丈夫
なんだろうかと、考えはじめるとどうしても決心がつかない。ひょっとした
ら諦めるかもしれないと思って、
「取れるものなら取ってやるが、河童が皿を取って生きられるものなのだろ
うか」と不安を口にしてみた。
すると、野田は少しうつむいて答えた。
「このまま一生、頭の皿のことを気にしながら生きるのはごめんだ。皿が取
れないのなら死んだほうがましだ」
ますます深刻になっていく野田を気の毒に思いながらも、ぼくは少し迷惑に
感じた。こんなことなら簡単に誘いに応じるのではなかったと、今さら考え
てもしょうがない。もう断れないところまできているらしい。
「よし、そこまでの覚悟があるのなら取ってやろうじゃないか」と、自分自
身も覚悟を決めるつもりで言った。言ってしまってから、沸々と後悔の念が
わき上がってくるような気がしたが、野田のほうが早かった。やけにすばや
く顔を上げたかと思うと、「ありがとう」と言って明るく笑った。
ぼくはもう笑みを返すほかなかった。
37 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/23 18:39
深刻になってきたな。いいぞ。
38 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/23 20:29
うんうん
それからどーした?
がんばれナラオ
ぼくらは店を出ると、野田の案内でひとけのない道を歩いていった。そして、
道の左側に林が見えてくると、野田は道を外れて林の中へとどんどん歩き出
した。ぼくも当然ついていく。やると言った以上は、もうやるしかなかった
からだ。しばらく林の中を歩き続けると野田は立ち止まった。
ぼくは野田に追いつくと、どうしたと聞いた。
野田は黙ったままどこからかペットボトルを取り出すと、中の液体を頭の皿
に掛けた。その滴が隣にいたぼくの腕にも掛かった。ぼくは腕を鼻に近づけ
て、匂いを嗅いでからぺろりと舐めた。ただの水だった。
見ると、野田はもう先を歩いている。
ぼくは急いで後を追った。
歩きながら野田の先ほどの行為を思い返していた。いつも皿が乾いてくると
ああして水を掛けているのだろうか。河童とは哀れな生き物だ。前の方を歩
いている野田の後姿を見ながら、つくづく自分が人間でよかったと思った。
それにしても野田はどこまで行く気なんだろうか。ぼくは少し喉の渇きを憶
えたので、野田のペットボトルの水を貰おうかと早足になった。ぼくがもう
少しで追いつこうかというところで野田は立ち止まった。そして、ぼくが隣
に並ぶと、「ここだ」と言った。
ぼくは周りを見渡してみた。なるほど少しひらけた空き地になっている。こ
こなら誰も来ないだろう、と考えると同時になんだか不安になった。しかし、
野田はさっさと空き地のまん中に四つん這いになると、ぼくの方へ頭を突き
出して、「さあ、思いきりやってくれ」と言った。
40 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/23 21:31
どきどき
ぼくは腹を決めた。
「よし」と言って、別に教わりもしないのに、それが当然のことであるがご
とく野田の頭の皿に両手の指を掛けた。ただ、頭と皿のあいだにはわずかな
隙間しかなかったので、指先しか入らなかったけれど、それでも力いっぱい
後ろへ引っ張った。
野田の手足は大地に根が生えたように微動だにしなかった。だから、ぼくは
指が痛むのもかまわずに、体重を乗せて後ろへ引っ張れるだけ引っ張った。
歯を食い縛っていたので耳の奥がキーンと鳴っている。そして、意識も朦朧
としてきた時、びりっと何かが裂ける音がしたかと思うとゲエッと聞こえた。
ぼくは驚いて皿から手を離すと、あたりを見まわした。
まわりには誰もいなかった。するとまた、ゲエッと聞こえた。今度はどこか
ら聞こえたのかすぐに分かった。
野田だった。四つん這いになった野田が、下を向いたまま叫んでいたのだ。
ぼくが呆然と突っ立ったまま野田の様子を見守っていると、野田はゆっくり
顔を上げてぼくを見た。その眼は血走っている。
ぼくは動くこともできずに野田の顔を凝視した。
「ゲエェェェェェェェッ!」
野田が林じゅうに響き渡るようにけたたましく叫ぶと、ぼくは驚いて恐ろし
くて思わず尻餅をついてしまった。
「ゲエェェェェェェェッ!」
「ゲエェェェェェェェッ!」
野田はぼくを血走った眼で睨みつけながら叫ぶ。
尻餅をついたまま焦ったぼくは、大きな声で言った。
「しっかりしろ! 野田、しっかりしろ!」
「ゲエェェェェェェェッ!」
「どうしたんだ、野田!」
「ゲエェェェェェェェッ!」
「ぼくがわからないのか!」
「ゲエェェェェェェェッ!」
「……」
「ゲエェェェェェェェッ!」
もう野田はゲエしか言わなかった。
ぼくはもう恐くなって、怯えたままどうすることもできずに野田を見つめて
いた。すると、野田はゲエゲエ言いながら、四つん這いで這って近づいてきた。
「や、やめろ、来るな!」
必死にそう言うと、ぼくは尻餅をついたままの恰好で、手足を滅茶苦茶に動
かして、迫ってくる野田から逃れようとした。
だが、野田の動きのほうが速い。
「ゲエェェェェェェェッ!」
叫んだ野田の手がぼくの足首を摑む。
ちらっと見えた指のあいだの水掻きが震えていないな、などと一瞬思ったが
それどころではない。
ぼくは声にならない悲鳴をあげながらあたふた手を動かした。すると何かが
手に触れた。
「ゲエェェェェェェェッ!」
叫びながら野田は血走った眼を大きく開いて、ぼくに顔を近づけてくる。野
田の吐く生臭い息がぼくの顔にあたる。
ぼくはもう我慢できなかった。手にした大きな石を両手で持ち上げると力い
っぱい野田の頭に叩きつけた。
「ギャアァァァァァァァァァァァァ」
野田はこの世のものとは思えないような叫び声を上げた。
あれほど頑丈だった皿に一筋ひびが入ったかと思うと、そこから一気に透明
の液体が噴き出した。それは林の木と同じくらいの高さまで噴き上がると、
雨のようにぼくの頭の上に降りそそいだ。ぼくは空を見上げて目をつぶって
しまった。
そして、野田の断末魔の叫びはだんだん小さくなっていき、滴がぼくの顔に
落ちてこなくなった時には、とっくに聞こえなくなっていた。
ぼくは恐る恐る目を開けて野田を見た。野田はもうそこにはいなかった。
野田と名乗った河童のひび割れた皿だけが、抜け殻のようになった皺だらけ
の皮をぶら下げて残っている。
ぼくはべとついた顔を拭って、ふらつきながらな立ち上がると、一つ大きな溜
息をついた。それから、野田だったものをそこへ残して、もときた道を戻りは
じめた。
指のあいだのべとつきだけは、拭っても拭っても取れなかった。
<了>
44 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/23 22:26
悪くない。悪くはないが…。
生き物を苛めた事ないだろ。
血の通った生き物に苦痛を与えると、やつらはもがく。
急いで書いたせいもあるのだろうが、河童の苦痛が伝わってこない。
うるさいだけだ。
こういうシーンでは、指先から伝わる感覚が欲しいんだ。
罪と愉悦の二律背反が味わいたいんだ。
想像で書いているな? 否。想像力を眠らせているな?
まああっさり読ませるにはこのくらいで丁度いいのかもしれんがな。
残酷物でもないしな。けちをつけて悪かったな。
けちを付けたくなる位面白いということだ。
えらそうですまんな。性分なんでな。じゃあな。
?????
??
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?
47 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/23 22:53
48 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/23 22:54
ふむふむ。
野田殺してしまったのか。
野田の呪いで続きどう?
>>45と
>>46はどうしたんでしょう。
一度最後まで書いてみたかったから書きました。と言っても、ぷりこの続き
なんですが……
それではしばらく休みます。
50 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/24 08:49
なんだ〜休むのかー
がっくし・・・
ナラオもどってこーい!
51 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/24 10:42
po
52 :
ぷりこ ◆8n1OgTtY :02/07/24 16:45
完結しましたか。
ほんじゃあ、ぼくが一つ、短編でもかいてあげましょう。
53 :
ぷりこ ◆8n1OgTtY :02/07/24 16:47
一句できた!
ぼくはぼく
ナラオはオナラ
臭いかな
短編書いて。読みたい。
55 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/24 20:25
一句はいいから早く読みたい。
56 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/24 20:33
書いて
57 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/24 21:59
ああああーーーーーーーーーー
ぷりこ発見
小5と勝負しろやー
58 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/24 22:10
勝負しれ!
59 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/25 00:49
勝負はいいから短編。
60 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/25 07:45
はやく読ませてーー!
急かしたらだめか?
61 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/25 17:09
それもそうだ。
ぷりこさん。ゆっくり、早く書きなさい。
62 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/26 09:36
ぷりこぷりこぷりこぷりこ
まだ??
63 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/26 12:17
小5さんもここに来て書いたらいいのに
64 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/26 12:28
ほどなく来訪するほうに1000ドン。
65 :
小5 ◆G99/kSZQ :02/07/26 12:37
kitayo
66 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/26 12:43
「\ n .| ト‐=‐ァ' | n /7
ヘ Y | | ` `二´' | | Y /
\_ \ / \ / _/
\ \/ \/ /
\ /| |\ /
\/ | | \/
♪禁煙してても吸いたいよ〜〜吸いたいよ〜〜〜
67 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/26 13:00
##############
##############
| |
| |
| -‐ '''ー |
| ‐ー くー |
| ,r "_,,>、 |
.| ト‐=‐ァ' | n /7
| ` `二´' | | Y /
■ \ / _/
■ ■■ \/ /
| |\ /
■ | | \/
♪禁煙してても吸いたいよ〜〜吸いたいよ〜〜〜
68 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/26 13:02
##############
##############
|
| |
| -‐ '''ー |
|
| |
「\ n .| ト‐=‐ァ' | n /7
ヘ | ` `二´' | | Y /
/ \ / _/
\/ /
\ |\ /
\/ | | \/
♪ても吸いた ◎イ
いよ〜〜吸いたいよ〜〜〜
69 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/26 21:28
70 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/27 16:41
はやく読みたい
小5いなくなったってホント?
なぜかぷりこがそう言ってた。んでぷりこもいなくなるらしい。
? どうなってんだ?
小5とぷりこは同一人…(略
なんと…。
ヤツはどれだけの時間を2chに費やしたというのだろう…。
ある意味、やつは…(略
いや、おれは71,73。
まじで。いや、まじで。ほんとまじで。
そりゃそうだ。おれが72だから
77 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/27 23:09
>76 サンクヌ
>74 わかったかゴルァ。自分が普段ジサクジエンしてるからってむやみに…(略
>77
sage忘れだゴルァ
>>77 76にサンクスとかお礼いっても、自演の可能性はぬぐえません。
74=79=NARAO
81 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/27 23:26
binngo !
82 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/27 23:27
81=PURIKO=SHOUGO
イヤな遊びが流行ってんな、おい…。
84 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/27 23:36
なんか暗いよな
レス入れてる身で言うのもなんだけどな…。
72=76=ナラオ
87 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/28 13:28
小5=ぷりこ?
まぁいいさ。
はやく読ませて。
87=乱暴=ぶりこでケッテーイ
89 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/28 15:42
88 間違ってる。
どうでもいいけどそんなの面白くない。
ナラオもう書かないの?
90 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/28 23:21
ぷりこ 短編まだ?
91 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/29 14:52
うっく
92 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/30 08:47
ひっく
93 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/31 08:27
消えたのか?
94 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/31 08:53
還って来い!
7 :名無し物書き@推敲中? :02/06/25 17:30
「クリステルとブラウン」
クリステルは、うきうきした気分で、恋人のブラウンのいる研究所に向かって
歩いていた。
今日は、クリステルの誕生日なのだ。
一カ月前に、ブラウンから誕生日プレゼントは何がいいか聞かれ、クリステルは
銀色のロケットが欲しいと答えた。すると、ブラウンはにっこり笑って用意する
と言ってくれた。
クリステルは、銀色のロケットをもらったら、その中に彼の写真を入れていつも
持っていようと決めていた。
丘の向うにブラウンの研究所が見えてきた。
少し離れた平地に研究所の四、五倍ありそうな高さものが、黒い幕に覆われて
たっている。
またブラウンが新しい研究を始めたんだ、とクリステルは思った。
ブラウンは研究所の前で待っていた。クリステルは走っていって、彼の腕の
中に飛び込むと、清潔な香りを胸いっぱいに吸いこんでうっとりとした。
クリステルが熱い眼差しでブラウンを見上げると、彼の青い目がクリステル
を見つめていて、
「プレゼントを用意したよ」と言った。
クリステルの目は、もう潤んできている。
「何かしら?」
「銀色のロケットが欲しいと言ってただろう」
「そうだったかしら?」クリステルは少しとぼけて見せた。「プレゼントなんて
何だっていいのよ。あなたさえ居てくれたら……」
ブラウンが少し困ったような顔をした。
その表情を見ると、クリステルはブラウンがいじらしくて堪らなくなった。
――あたしってなんて幸せものなんだろう。
「こっちだよ」
そう言うと、ブラウンはクリステルの手を取って、あの高い黒い幕のほうへ
とクリステルを連れて行った。
クリステルの心はもう舞い上がっている。
――ああ、彼とこのままどこかへ飛んでいってしまいたい。
しかし、彼に手を引かれて、黒い幕の中に入ったクリステルは驚いた。その
銀色の塊は高さは6、70メートルほどもあり、直径は10メートル近くある
ようだった。
「なっ、なんなの? これ」と言って、クリステルは不審の目をブラウンに
向けた。
ブラウンの目は、先ほどとは別人のように不気味にギラギラ輝きだしていた。
「言ったろ? 銀色のロケットが欲しいって」
「銀色のロケットって……お、大きすぎない?」
クリステルは戸惑いながらも、ブラウンが研究に熱心なあまり、その他のこ
とには少し天然ぶりを発揮するのを知っていたので、
「ちょっと、意味が違ってない?」と優しく問い掛けた。
しかし、ブラウンはもう自分の世界に入り込んでしまったようで、クリステ
ルの言うことなど聞いてはいなかった。
「この輝きを見てごらん。すばらしいだろう? まあ、言ってみればこのロ
ケットは僕の分身……いや、息子みたいなものなんだよ」
ロケットを見上げるブラウンの目つきは異様で、その仮面の下にどんな感情
が隠されているのかクリステルには読めなかった。ただ、彼の目つきにただ
ならぬものを感じたクリステルは、一応彼の言うことに合わせることにした。
「え、ええ。とてもすばらしいわ」
しかし言葉とは裏腹に、クリステルの目は感激を期待していた時とは別の意
味で潤んできていた。
ブラウンは恍惚としてロケットを見上げたままだ。
――分身? 息子? いったい何だっていうの?
我慢出来なくなったクリステルは、思い切ってどういうことか聞こうと口を
開きかけた。が、そんなクリステルの手を握る手に力を入れたブラウンは、
「中を案内しよう」と言って、クリステルの手を引いて歩き出した。
クリステルが話をする暇もなく、ブラウンは半ば強引にクリステルの手を引
き、二人はロケットの中に入っていった。
ロケットの内部は、照明が薄暗くなっていて、わずかな光に照らし出された
通路や階段は、その外見と同じように冷たい輝きを放っていた。
二人が息を切らせながら、長い階段をようやく登りきると、そこには扉があ
った。
「さあ、ここだ」と言って、ブラウンは扉の横のボタンを操作した。
シュッと扉が開くと、ブラウンに引きずられるようにしてクリステルは中に
入った。
そこは小さな部屋になっていた。やはり薄暗いその部屋のまん中には、頑丈
そうな椅子が一つ取り付けてあり、正面には小さな小窓がついていて、窓の
向こうには黒い幕が見えた。
「一人用なのね」
クリステルは心細くなってきて、何か言わなければ泣いてしまいそうだった。
ブラウンがクリステルの手を引っ張って椅子の近くまで来ると、
「かけてごらん」と言うが早いか、彼はクリステルの腕を摑んで無理やり椅
子に座らせた。
「きゃっ!」おもわずクリステルは声を上げる。
ブラウンは、すばやく後ろに回りこむとクリステルの両腕を押さえつけた。
「痛い! 痛いわブラウン!」
クリステルは脅えてもがいたが、ブラウンはそんなクリステルに、椅子の上
から覆いかぶさるようにすると耳もとで囁いた。熱い息がクリステルの首筋
に当たる。
「おまえが銀色のロケットが欲しいと言ったんだ」
その言葉は、まるで悪魔の囁きのように聞こえ、クリステルを震え上がらせた。
耐えられなくなったクリステルの目からは、大粒の涙がぽろぽろとこぼれ落ちる。
「言ったわ! だけど、とんだロケット違いよ!」
もう、クリステルは訳がわからなかった。
アハッアハッアハッアハッと、ブラウンはいかにも腹が痛いといったふうに
クリステルの耳もとで笑った。
ブラウンがとても正気とは思えなくなってゾッとしたクリステルは、
「早く家へ返して!」と、必死に叫んだ。
「いいとも!」
答えたブラウンの声はなぜか弾んでいた。
そして、ブラウンが足元で何か操作したかと思うと、カシャンカシャンと音
を立てて椅子が変形し、クリステルの手首と足首は椅子に固定され、自由を
奪われてしまった。
「えっ!? えっ? なにっ?」
「よい旅を……」
そう言い捨てると、ブラウンは部屋から出て行ってしまった。
一人残されたクリステルは、自由を取り戻そうと必死に手足に力を入れてみ
たけれど、押しても引いても椅子から外れることはない。それでも諦めずに
何度も何度もやっているうちに、擦り切れた手首からだんだん血が滲み出し
てきた。それを見たクリステルの目からもまた涙が溢れ出した。
クリステルがうなだれて啜り泣いていると、急に小窓から光が射し込んでき
た。両手を椅子に固定されて涙を拭えないクリステルは、必死に目を瞬いて
小窓の外を見ようとした。涙の向こう側にかすかに緑の森が見えた。どうや
ら幕が取り払われたらしい。
しばらくすると、クリステルの体は地の底から響いてくるような揺れを感じた。
そして、それがロケット自体から出ている振動なんだ、ということに考えが
及ぶと、クリステルは絶望した。
「銀色のロケットなんか欲しがるんじゃ……」
クリステルは呆然と呟いていたが、その声は、一瞬にしてロケットを包み込ん
だ衝撃と爆音によって、あっという間に掻き消されてしまった。
クリステルを乗せた銀色のロケットは、物凄いスピードで空高く飛び上がって
いき、やがて小さな星粒になると最後にきらりと輝いて消えた。
そしてブラウンはというと、その雲一つない青空の下で、新しい恋人と抱き
合っていた。
長身で逞しいパールの腕に、力強く抱きしめられたブラウンは、厚い胸板か
ら香る男の匂いを、胸いっぱいに吸い込んでうっとりとしていた。
なぜブラウンがそうなったのかはわからない。ただ、この二人が幸せであっ
たことは言うまでもないだろう。
<了>
すぐ上にオチが載せてあるので、暇な人は
>>96から順番にどうぞ。
96の文章はコピーですが、日付通りにもともと私の書いた文章ですので、
簡単なプロローグとでも思ってもらえれば……
103 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/02 17:55
おお、ナラオ! おかえり!
とうとうこの日がきてしまった。
今おれは、横で嬉しそうに歩いている那美のご両親に挨拶をするために
彼女の実家に向かっている。
那美と知り合ったのは、「今更」という言葉が当てはまるようになった、テレクラ
がキッカケだった。そして、そこで最初に話をした娘が那美だった。
始めは身体だけの関係だったが、次第に那美の人柄や安心できる雰囲気におれの方が
惹かれていき、本格的な交際へと発展させていった。
結婚を決意したのは、那美の妊娠が発覚したからだ。彼女の妊娠に責任を感じて、ではなく
むしろ妊娠が、踏み出せない一歩を後押しして踏ませてくれた、という表現が正しい。
那美は今まで、両親のことを一度も話してくれなかった。何度となく話をふってみたが
あいまいな返事をするだけで、ごまかされてきた。婚約をし、ご両親にご挨拶をしようという話に
なった時、初めて両親の話をしてくれた。
正直いって唖然とした。那美のお義父さんの名前は、猪木寛治。一般的には
<アントニオ猪木>で知られている、あの人である。
ん?
妊娠させた事、そして婚約した事を今更ながら後悔してしまっている自分がいる。
「ねぇ、私の話、ちゃんと聞いてるの?」
那美は、自分の話をまともに聞いていないおれに対して、腹を立てているようだ。
「あ、ごめん。おれ、ちょっと緊張しちゃってるみたいだな。」
本当なら、これから生死を賭けた戦をしなきゃならない時に人の話なんか聞けるかっ、
と怒鳴ってやりたいところだが、ぐっと堪えて、あえてうそ臭い笑顔を作って見せた。
夏の強い陽射しが、おれの歩みを止めさせようとしている。そんな、自分に都合の良い
錯覚をさせてしまう程、強烈に照りつけている。
そんな事を考えていても、止める勇気のないおれは、苦笑いを浮かべつつ無言で歩き続ける。
高級住宅街が建ち並ぶ中に、一際目立つ豪邸。それが那美の、いや猪木の家だ。
「着いちゃった・・・。」無意識にそう呟いてしまった。
那美はおれの心情に気付いているらしく、「しっかりしてよ」といわんばかりに、おれの
右肩を軽く叩いた。親が猪木、と聞いたからなのか、その張り手が恐ろしく力強く感じてしまう。
那美は広い玄関を小走りで掛け、インターホンを押すと、備え付けの防犯カメラに向かって手を振った。
応対に出た人とほんの数十秒話した後、こちらを向いて手招きしている奈美を見ながら、
おれは猪木ファンの友人から授かった、隠し玉2つを頭の中で暗唱してみた。
おれは覚悟を決めて、早足に那美の元へ向かった。
「ただいまぁ」元気の良い声とともに那美はドアを勢いよく開けた。中を覗くと
那美と同い年くらいの、それでいて那美にはない色気を感じさせる美人な女性が立っていた。
「おかえり、那美ちゃん。あ、那美がいつもお世話になっております。那美の母です。」
「ははは、面白いお姉さんだなぁ。」
「何笑ってんの。この人、本当に私のお母さんだって。まぁ、継母だけど。」
どうやら猪木は、年齢が自分の娘と変わらないこの人と、再婚していたらしい。
おれは小学生の様に、顔を赤らめてうつむいてしまった。しかしこんな時でも、この人でも
良いなぁ、て思える余裕がある自分が情けなくもあり、頼もしくもある。
「お父さんは応接室にいるわよ。」お義母さん、と呼ぶには若すぎるその女性は、おれ達を応接室に案内してくれた。
おれは二人の少し後ろに付いて、改めて心の準備を始めていた。
広い廊下を歩きながら、お義母さんは那美にだけ聞こえるように、ぼそっと呟いた。
「今日は機嫌が悪いみたい。」よくは聞こえなかったが、おれにはそう聞こえた。
心臓の鼓動が急激に早まり、胸が痛くなった。体全体が鼓動によって上下に揺らされているようだった。
二人はある一つのドアの前で止まった。二人とも、ちらりとおれの顔を見やった。
ドアを開けると、広々とした空間の中に緑色の柔らかそうなソファーにゆったりと腰を沈めて、
ノートpcを興じている、あの猪木の姿があった。
「ただいま、お父さん。」
「・・・おう。」猪木はこちらを見ようともせず、ただpcを見つめていた。
独特な、人を寄せ付けない雰囲気を漂わせ、俺に話しかけるな、といわんばかりに指をキーボードめがけて強く
叩き付けている。時々「チッ」と舌打ちをしてるのが、怖さに拍車を掛けている。
「あ、あのね、この人が私の恋人の・・・」那美が言いかけた瞬間、
「・・・知ってる。こないだお母さんから聞いた。」
と、まるで那美の口から俺の名前を出させないように、猪木は遮った。
おれはとにかく、<隠し玉その1>を出すタイミングを窺っていた。この嫌な雰囲気を
払拭するには今しかない。友人の指示通りに、手にマイクを持ったふりをして、
ありったけの大声で叫んだ。
「お義父さぁーん、元気ですかぁー」
時間が数秒止まった様だった。冬でもないのに、空気が凍りついたような悪寒を感じた。
猪木はキーボードを打つのを止め、首を動かさずにゆっくりと目だけ動かしておれを凝視した。
「・・・なんだてめぇ・・・」
109 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/05 00:16
>108
それから?
110 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/05 11:13
>108
どうした?
111 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/06 13:32
ナラオさんありがとう
112 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/06 16:54
いのき
113 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/11 20:59
ボンバイエー!!
114 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/11 21:08
春一番?
115 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/17 16:11
日記の感想?
116 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/17 20:46
どうってことない
117 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/19 22:24
ここにはもだれもかかないの?
118 :
名無し物書き@推敲中?:02/08/23 23:09
sage
119 :
名無し物書き@推敲中?:02/09/11 01:21
誰か書こうよ
120 :
名無し物書き@推敲中?:
イエーイ