ヒッキーの奇妙な冒険

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1Neo ◆GoP0V9Oo
第一回「始まりはいつもシュールで・・・」
 「今日、六時頃目が覚めてそれから・・・」
 狭くて薄暗い空間で天井からぶら下げた裸電球に照らされながら彼はブツブツと
呟き今日一日の行動を振り返っていた、なぜ彼は思い出さなければならなかったの
か? それは彼の夢に原因があった。
 彼には将来『声優』になって生計を立てていこうという崇高なプランがあった、
このプランは彼の中学校時代に観たテレビアニメーション
『新世紀エヴァンゲリオン』に強く影響を受けていた、その影響とは彼が作中に
登場する『綾波レイ』というキャラクターに恋をしてしまったというなんとも陳腐
なものであった、だが彼にとっては今まで見た事もない絶世の美と、
超リアリティをともなう不思議さと、それを創り出す技術に驚愕狼狽したのだ、
無理もない、東北の片田舎の少数部落で生まれ育った彼にとっては東京が発信した
電波は強烈すぎた、そのショックがトラウマとなって、以後の年月をディープな
アニメにドップリと浸かって過ごすほど虚構現実の世界に強い憧れを感じ、
神秘性を秘めた『エスプリ』に自身を引き寄せる引力とカリスマ性があると
確信するようになった。 それは高校三年になった今も変わらず続いて、
進路もそのエスプリに限りなく近づきたいと考えていたので、
彼がエスプリに限りなく近いと思う声優という職業に相成ったのである。
 さて、これから先の話は彼の夢の話とは色濃く違い日常を逸脱する、
彼ははっきり言って人付き合いが苦手だった、小学校から中学校までの義務教育、
教室に鮨詰めされ別に係わりたくもない人間とクラスメートと言う名の連結で繋がれた
圧迫感、学歴社会という歪んだ思想によって別に行きたくもない高校に進学しなければ
ならなかった不平等感、そしてまた繰り返す望まない他人との係わり、彼はもうウンザリだった。
 高校三年の春、彼は学校に行くのを止め家にひきこもった。 『高校なんか行かなくても声優にはなれるさ』、
と安直に考えに乗っかり、これからのプランを考えながら今日に至ったのである、さあ、
話を今に戻そう。
 「そうだ、俺の声優養成プランにもとづいてトレーニングをするために近所の公園に出かけた、
急に腹が痛くなって公園のトイレに入って・・・和式便器のある個室に入ったまで
は覚えてる」
 彼はそこで日常とはかなり逸脱した経験を思い出し背筋が凍りついた。
 
これ、本物っすか?
以前出てきた偽物さんじゃないの?
3名無し物書き@推敲中?:02/06/07 23:53
第二回「トイレの中で・・・・」 
 俺は個室に入った。すると便器の中から声が聞こえる。聞こえるわけが無い。
声はきっと空耳であると思いズボンを下ろした。便器の淵に糞がこびりついている。
地面には黄色い液体が。でも,紙はある。俺はこのトイレに合格点を与えた。
俺はトイレにはうるさい。特に公園のトイレに関しては。
 そんなことはどうでもいい。俺はしゃがむと,壁の落書きに注目した。売春婦が2人と
その電話番号。3人が「参上」している。読めないくらいに消えかけている落書き多数。
そんな落書きを見ながら糞を出し終えたとき,俺はふと天井を見上げた。
 その天井には何かシミのようなもので汚れていた。よく見るとそのシミは文字のように見える。
その文字のようなシミをよく見てみると・…。
43の続き:02/06/08 00:12
よく見ようとしたとき、頭に衝撃がはしり、彼の意識はとんでいた。
ラクガキや正体不明の汚れがこびりついた便所の壁に、力なくもたれかかったその頭の右のこめかみと、右の耳のわずかに下のところに、間が抜けたようにふたつ穴があいていた。
そして、その反対側の側頭部は、月並みな表現だけれども、まるで石榴のように弾けていて、間欠泉のように激しく血が噴出していた。
あるいは、それは、血だけではなかったかもしれない。
赤いものの中に、白いものや、灰色のどろりとした、固体だか粘液だかわからないようなものが、ときおり脈打つように混ざって流れていたから。
まあ、流れるものが赤かろうが、灰色であろうが、彼は既に死んでいることに何の違いもないのだった。
破裂した風船のような(もちろん漏れているのは空気ではなかった)頭を支えている、小汚い便所の壁の、ちょうど其の部分に、ぽつんと、工具用ドリルであけたかのような穴があいていた。
その淵が僅かに焦げ付いていて、つまり、これは口径はまだ不明だけどとにかく銃弾が貫通した跡であり、もちろん彼を死に至らしめた直接の原因に違いなかった。
結局、彼が見ようとしたシミ?はなんだったのか。
いや、それよりも彼を殺した者は誰なのか。
いやいや、そもそも、どうして彼が殺されなければならなかったのか。
世の中には謎は満ち溢れているけども、しかし、それら全てに答えが用意されているわけでもなく、人間は往々にして、世の中の不条理の回答を何一つ得られぬまま無為に死んでいく者なのだ。
単に、彼もまた、そういう人間達のひとりだったと、結局はそういうことなのだろう。


=============終了=============
5Neo ◆GoP0V9Oo :02/06/08 10:39
>>2
本物だよ
>>4
かってに終わらすなー!
6Neo ◆GoP0V9Oo :02/06/08 10:47
本当はヒキ板に立てる予定だったけど、文が長すぎてだめだったよ。
7Neo ◆GoP0V9Oo :02/06/09 12:39
第二回「逸脱」
 突然ドロドロと溶け出したトイレの壁に彼は一抹の恐怖と一繋ぎのおぞけを感じた、
ドロドロドロドロまるで『ネルネルネールネ』のようになった壁はしっぽりと彼を包み込む。
 「うわぁぁぁぁぁ」
――――――――――
 気が付けば椅子に座っていた
 「なっなんだ、何が起こったんだ?」
 あたりは薄暗い、よく見えない、イヤっ見えるぞ、正面に薄ぼんやりと俺が今座っているのと同じ椅子が見える、
見える! 
 「学校の椅子だ」
 なんで学校の椅子があるんだ? イヤ、そんな事より俺はどうしてこんな所に
いるんだ、俺は、俺は、俺は・・・ 俺の名前が思い出せない! そんな馬鹿な! そんな馬鹿な! あああああああああ・・・ くっ狂ってしまいそうだ。
「自分の名前が思い出せない、違うか?」
 ! 今の声は? 
 気が付くと正面の椅子に男がいた、いったいいつの間にそこに座ったのだろう? 
イヤ、疑問を持つのはもうウンザリだ、冷静にただ事実を受け入れよう、
水のような心で・・・
 ――精神が液状化していく
 「早い適応だな、流石は『親』だ」
 「お前は誰だ」
 顔はよく見えないが、着ている物は黒いスーツ、黒い革靴、黒ネクタイ、
今にもまわりの闇に溶け込みそうだが声はしっかり伝わる。
 「私の名は『モーフィアス』貴方の三番目の子供だ」
 「子供? 俺は彼女もいないし童貞だ、子供がいるわけがない」
 「正確にはあなたが『創造した』とでも言うべきかな」
 「創造した? どういう事だモーフィアス、俺は神か?」
 「質問はそこまでにしてくれ、あなたといられる時間は残り少ない、今、
貴方がするべき事は選択する事、それだけだ。」
 「選択だと?」
 「そうだ、貴方は選択をしなければならない。」
 
8名無し物書き@推敲中?:02/06/09 14:32
もう終わったんじゃないのか、コレ。
9名無し物書き@推敲中?:02/06/09 15:19
「選択だって・・・?」
彼の声は上ずっていたが、それはむしろ、恐怖ではなく、好奇心からくる緊張のためであった。
「で、どんな選択をすればいいんだ?」
黒ずくめの男は、だまって左手で指し示した。
なんということだろう。さきほどまで、男が指し示したそこには何もなかったのに、いま、底まで透き通るばかりの清浄な泉がこんこんと湧き出ているではないか。
それどころか、その周辺には、淡い新緑色をした芝や茂みが広がりだしているではないか。
瞬時にして、彼のいる場所は、穏やかな木漏れ日が差し入る森へと変じていた。
彼はゆっくりと立ち上がると、引き寄せられるように、ふらふらと、泉の淵へと歩み寄った。
すると彼を待っていたかのように、泉が渦を巻くと、そこから白く輝く女性の姿が・・・・穏やかに微笑む泉の女神が姿を現したのである。
「さあ、選びたまえ」
男の声は、どこか遠く響いた。
はるかな昔、これと似たような話を聞いた気がする。両手に金と銀の斧を持った女神が選択を迫る話だ。
俺は、どんな選択を課せられるのだろう。
女神は、やはり、手に何かもっているようだった。色はどうやら黒に近く、形は矩形で手よりやや大きい。
そして、それはもちろん斧ではなかった。
いや、斧の方がまだマシかもしれない。人を殺す用途において、斧よりはるかに有効な道具・・・。
「44マグナム!?」
彼は混乱した。どうしていきなり、この場面で44マグナムがでてくるのか。しかも金の44マグナムだ。
あわてて、もういっぽうの手を見ると、そこにはやっぱり銀の44マグナムが握られていた。
「え、え、え?」
混乱し、両方の銃に、せわしなく交互に視線を這わす彼に、穏やかな微笑を浮かべたまま、女神はこう尋ねたのである。
「あなたがアタマを撃ち抜かれたいのは、この金の44マグナムですか。それともこっちの銀の44マグナムですか?」
「え、いや、ちょっと、ちょっと待って!」
もはや彼には好奇心が薄れつつあり、かわりに、恐怖が黒煙のように充満し始めていた。
これはどういうことなんだ、そう怒鳴りつけようとした黒衣の男は、いつのまにか姿を消していて、それがなおさら彼を追い詰め、焦りをかきたてた。
「あなたがアタマを撃ち抜かれたいのは、この金の44マグナムですか。それともこっちの銀の44マグナムですか?」
おろおろする彼を尻目に、女神はテープレコーダーよろしく繰り返し、そしてこう付け加えた。
「時間切れになったらバツゲームで鉛弾をプレゼントします」
さらににっこり微笑んで続けた。
「あと10秒」
「うわああああああああああっ!!!」
ここにきて、彼は狂乱した。悲鳴をあげて一目散に駆け出そうとして、そしていつのまにか、蔦のような植物が足にからみついていて、逃げることさえできないのを知ると、あとはもう空しく悲鳴をあげつづけるしかなかった。
「・・・・8,7,6」
女神の無常なカウントダウンが続いていた。
ゆっくりと、両手の44マグナムを彼に向けた。2丁拳銃ですか、女神様?
わお、ビリー・ザ・キッドみたいだ。
彼は両手で頭を抱え、地面にうずくまった。まるでそうすれば銃弾が防げるというように。
幼児のようにからだを丸めて、ただ震えていた。
もう、それしかすることはなかった。
「4,3,2・・・・」
「いやだあああっ、俺は、俺は、死にたくないんだああああっ」
人は死ぬ前にこれまでの人生が走馬灯のように駆け巡るというし、死ぬ直前は時間が弛緩して、一秒が数分にも感じられるともいう。
それはながながい恐怖だった。
しかし、やがて、それはどれだけの時間が過ぎ去ったあとだったろうか。
彼は奇妙な沈黙に気が付いたのである。
銃声がしない。いや、それどころか無常なカウントダウンさえ、いつのまにか止んでいたのである。
「よく正直に答えましたね」
呆然と、女神を見上げた彼に、彼女は柔らかな声音でそう言った。
それが何を意味するのか、恐怖に麻痺した思考を、ゆっくりとめぐらせて、彼は彼女の言葉の意味を咀嚼し。
そして、結論に達した。
つまり、そう、俺は、もう、死ななくても・・・
「正直者のあなたに、両方の鉛弾をプレゼントします」
「は?」
その意味を悟る前に、いくつもの銃声が木霊して、やっぱり彼は死んでしまうしかないのだった。

=============終了=============
もう終わりなの?
感動した!!
11Neo ◆GoP0V9Oo :02/06/10 12:47
第三回「選択」
 「選択とはなんだ、モーフィアス」
 「これの事さ」
 モーフィアスがそう言うと両手の袖口から二枚のディスクが滑り出てきた、
色は赤と青。
 「赤のディスクを選べば、このまま帰ることができる、今まで体験した不思議な
出来事はすべて忘れ公園のトイレで目覚める、それからは普通の日常、普通の人生
が待っている。 
 青のディスクを選べば、非日常の世界を見ることができる、日常を逸脱した人生、
引き返す事はできない、どうする?」
 俺は少しの間考えたが、答えはすでに出ていた。 青いディスクに手を伸ばす。
 「フッ」
 モーフィアスは少し笑った。
 「で、このディスクをどうすればいいんだ?」
 「自分の選択になんの迷いも感じないらしいな」
 「当然さ」
 「そうか・・・あ・・・」
 「んっ、『あ』?」
 「あぁめぇまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
ぁぁぁぁぁっ!!!」
 「!!」
 ピッカーーーーーーーーーーッ
 モーフィアスがそう叫んだとたん手にしていた青いディスクが眩い光を放った、
これはまぶしい!
 「うがぁぁぁぁぁぁぁぁ」
 青いディスクは狂ったモーフィアス引っ手繰られた、彼はそれをどこかに入れた
いらしい、それは。
 「脳漿ぶちまけなぁーががが」
 投げたー、俺の頭に。
 シャキーン☆
 「手裏剣かよっ」
 ツッコム暇もなくディスクは俺の側頭部に直角に突き刺さり、頭の中へ入って
いった。
 俺の意識が、薄れていく・・・・・
12Neo ◆GoP0V9Oo :02/06/10 12:49
>>9
どうしても終わらせたいか?
でもそういうのがあった方が燃えてくるぜ!
>>10
しねぇよっ!
134=9:02/06/10 18:16
続けて書いてもいいんでしょ?
話がどう展開するかは書いた人の自由なのでは?
物語はいつかは終わる。それだけの話でしょ?
なんかバッドエンドでセーブ地点からやり直しまくってる感じです。……実はスキ。
>>12
つーかヒッキーうぜえよ。
自分の小説発表したいんなら、投稿サイトか自サイトに発表すれ。
一部の信者に持ち上げられてるからって、いい気になるなよ。
16Neo ◆GoP0V9Oo :02/06/11 14:36
>>13
>続けて書いてもいいんでしょ?
だれもそんなと言ってないが悪いわけでもない
>>14
バットエンドは基本的に嫌いです、あんなの物書きする所業ではありません  
17Neo ◆GoP0V9Oo :02/06/11 19:45
>>15
確かに最近のオレは調子に乗ってたよ、スマン
だがヒッキーうざくないぞ
18いつもマ板で遊んでいます。暇なのでこんなの書いてみました。:02/06/11 19:54
>>1よ聞いてくれ
俺の家族は母親と1つ違いの妹だ。
残念ながら俺の父親は俺が小さいときに愛人を作り蒸発したらしい。
俺は父親の顔は覚えていない。
しかし俺と妹は母親の小さい背中に支えられ、貧乏ながらも幸せな生活を送っていた。
しかし俺が小学校6年生の誕生日の日に母親は俺のプレゼントを買いに出かけ、
暴走族が運転する暴走車両にひかれ、そして死んだ。
そして俺と妹は親戚の家に預けられた。
義理父の家での生活は、初め不安だった。
しかし俺には厳しかった義理父が、妹にはやさしく接してくれて俺は本当に安心できた。
しかし俺の安心は最悪の形で裏切られてしまった。
義理父が、妹の誕生日の日に俺の前で妹を犯した。妹がまだ女になる前に、だ。
俺は体が震える位の怒りを覚えたが、義理父に逆らうと生活が成り立たないため、
泣きじゃくる妹を、涙を殺しながらただひたすら見つめることしか出来なかった。
そして俺は、仕事もせず、昼間から酒ばかり飲んでいる義理父の変わりに
中学生なのに、昼も夜も肉体労働の仕事をさせられ、したい勉強もろくにさせてもらえなかった。
そして俺が15歳になった時に一人、義理父の家を追い出されてしまった。
このとき一人残された妹がこれから義理父に何をされるのか、本当に心配だった。
しかし、妹も一年間一人で苦しい生活をしていたが、1年後に義理父の元から一人逃げてきて、
貧乏ながらも2人で笑顔で生活することが出来るようになった。

俺と妹の学歴は中卒だ。
人に誇れるものも無ければ、自慢できることも何もない。
しかし、この人生に後悔もしていない。また、俺は本当に妹と生活できるのがうれしい。
父親が蒸発し、母親が死に、妹が相姦され、少年期はただ屈辱の生活をしてきたが、
それが今心の糧となり貧乏ながら一生懸命生きている。




以上、この話は嘘だ。
こんなの書いてないで早くルナ・バーストの続き書いてよ。
>>16
バッドエンド、ちゅうかここの流れがスキなんだ!
>>4,9全てのエンディングを見せてくれ(笑)
214=9:02/06/11 21:47
いや、もう笑いすぎて書けない。
頭の中にデイスク(w
死ぬだろ、死ぬって、即死だろ(W
これ以上なにを描写しろっていうんだよ(w
2220:02/06/11 22:09
>>21
ドッギュウウウーンとかギャアアアアンとかゴゴg(略)
ではないでせうか。
23名無し物書き@推敲中?:02/06/11 23:06
>22
OK! やってやろうじゃないか!

きゆううううううううん!!
わずかな回転音とともに、ディスクは回り始めた。
満足そうにそれを見ていた、モーフィアスの目は、しかし、次の瞬間、驚愕に見開かれた。
回転音は徐々に大きくなり、部屋を揺るがすほどの大音量になると、次の瞬間、彼(ヒッキー)の頭蓋が爆発四散したのである。
顔の下半分を残して、ちょうど鼻梁から上の、大脳を包んでいた部分だけが、もちろん、中身もろともキレイにはじけとんで、そこにはただ虹色に輝くディスクだけが、何事もなかったように回りつづけていた。
それはまるで、あまりにも悪趣味でグロテスクな、むきだしのCDプレイヤーのようで、もしかしたらその手の好事家だつたら億単位のカネをはたいて買ったかもしれない。
だけど、もうその場所で生きている者は、そんなモノをほしがるはずもない、ただ唖然としている黒衣の男だけだった。
「なんということだ・・・・」
ほとんど夢遊病者のように、彼はつぶやいた。
それはあまりにも彼がショックを受けていたからにほかならないが、彼の動機も目的も知らない人にとっては、彼がじんな衝撃を受けていようが、あまり意味のないことだった。
「まさか、このわたしが、資格のない者を選んでしまうとは・・・・」
彼は唇を噛み締めると、振り返り、まだ衝撃がさめやらない、おぼつかない足取りではあったけれども、毅然として部屋を出て行った。
今回は失敗した。
しかし、今度こそ。
それは希望であろうか、執念であろうか。
彼を動かしているのは、誰も知らぬ、彼の胸の奥に秘められた燃えるような目的だけであった。


=============終了=============
4,9,23。お前、神か・・・?
25名無し物書き@推敲中?:02/06/11 23:19
コテハンで参加、魔王城でちょっと書き込んでます。
みてNE(w
26名無し物書き@推敲中?:02/06/12 03:05
ジョジョネタ多過ぎだよね
2722:02/06/12 21:18
>>23
グッドッ!



俺と結婚してください(笑)
2823:02/06/12 22:03
1よ、早く続きを書いて(w

このまま終わらせるのって、もったいないよNE(w
2927:02/06/12 22:13
まったくDA!
とりあえず23はルナバも終わらせといてくれ。マジ切実。
3123:02/06/12 22:47
ルナバって何?
>>31
ここの1が昔から続けている連載。
前スレが1000いって今「ルナ・バースト第二章」になっている。
3323:02/06/12 22:50
マジで知らないです。
何処の板ですか?
いや、この板ですよ。いま11番目のスレ…
3523:02/06/12 22:54
もう雑談スレになってますよ?
わざわざ終わらせるまでもないかと(w
それはそうだが。まあいいや。
他力本願はみっともない。そのうち自分で終わらせてみる。
37Neo ◆GoP0V9Oo :02/06/13 23:16
第四回「心」
ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥン
―――――――――
 耳の近くで重い音がする、誰かがかき氷でも作っているのかな? 
子供の頃いった夏祭りの記憶が蘇ってくる、淡いマーチングバンドの音楽と蝉の鳴
き声、行進して行く子供達、バトンを回している女の子は・・・誰だったかな・・・
ジィィッ
 顔が見えた、ボーイッシュなショートカットの健康美が溢れている目の大きな子だ。
ジィィッ
 状況は一転する、微かに揺れる裸電球の光、イスの前に立つ男、響いてくる声。
 「どんな気分だ? なくしていたものを取り戻すというのは・・・」
 こいつは? モーフィアス・・・
 「残念だがこれでお別れだ、今ので私の力は使い果たしていまった」
 待ってくれ、まだ聞きたい事があるんだ!
 「楽しかったよ、いいものだな『生きる』という事は・・・」
 声が出ない、体も動かない、くそっ。
 「私を産んでくれてありがとう、最後に貴方に会えて本当にうれ・・・
ジィィッ
 それはモーフィアスが消えてから何分後の事かはわからないが、俺は目を覚ました。
 最初は何が起こったのかわからなくて、朝、家を出てからの自分の行動を頭の中で
ゆっくりと辿っていたが、やがて全てを思い出した。
 すごくイイ気分だ、晴れやかだ、そしてちょっぴり悲しい。
 自分の心にポッカリと開いていた穴が今埋められた、自分の三番目の子供が役目を終えて
消えていった。
 わかっているのはそれだけだ、だが、全てを知った気分だ。
 さっきまでモーフィアスが立っていた場所に、彼が掛けていた縁のないウルトラマンタイプの
サングラスが落ちている、俺はそれは当然のごとく拾い、掛けた。
 頭の中からウルトラソニック・サウンドが流れてきた。
←To Be Continued―

38Neo ◆GoP0V9Oo :02/06/13 23:22
>>35
前スレが読めるようになったら連載も再開するのよねん♪
3935:02/06/13 23:27
>37
なんか状況がよくわかんないね。
前とあまり変化していない?
4035:02/06/13 23:53
自分がいま、どこにいるか。
サングラスをかける前に、彼はそのことを確かめておくべきだった。
モーフイアスによってもたらされた、夢とも現実ともつかない時間がすぎたあと、彼が目覚めた場所は、家具も調度もなにもない、殺風景な狭い一室だった。
普通なら、そんな部屋の壁や天井など突き破って、巨大化してヒーローに変身できたのだろうけど、実は、その建物は、モーフィアスがアジトにしていただけあって、普通の地球の家とはかなり仕様が違っていた。
某異次元建築会社御自慢の、災害対策ハウス・・・
(キャッチコピー→ありとあらゆる災害からアナタを護ります。爆弾テロも米軍の空爆も全然オッケー。宇宙人に攻撃されても大丈夫。もち、核シェルターにもなるから、原爆が直撃してもへっちゃらよ。モチ、内側からの災害にもカンペキ対応、ハイホー)
・・・なのだった。
まあ、当然のことながら、その材質も普通のモルタルや鉄筋コンクリートごときであるはずがなく、人類が今まで培ってきた材質工学と建築力学を粋を凝らした、それは完璧なシェルターだったのである。
普通なら、家を突き破って巨大化できるはずの、ウルトラマン☆ヒッキーは、あっというまにバリアー伝導式硬化テクタイトを使用した天井に、その頭がつっかえるハメになってしまった。
もちろん、そこで巨大化がとどまるわけでもなく、彼のアタマは、膨れ上がる身体と絶対に破れない天井に挟まれ、圧迫されつづけた。
オマケにそのアタマもどんどん巨大化していくのだから、もうどうすることもできなかった。
数秒後には、膨れ上がりつづける体と天井の間に完全に埋もれてしまって、そのスグあとに、パンッ!!!と、何かが破裂したような音がしたけれど、いったい何が破裂したのか、確かめるすべは、もう何もなかった。
まあ、その音と同時に、部屋に折りたたむようにして収まっていた、その巨大化した身体から、一気に力が抜けていってしまったから、もしかしたら、何か致命的な自体が彼の頭部に生じたのかもしれない。
どのみち、それを確かめるようとしても、その災害対策ハウスはどうも取り壊すことは不可能そうだし、たぶん、彼の死因は誰にもわからないまま終わるんじゃないのだろうか。
ヒーローの死に様なんて、結構そんなもんなのかもしれない。

今回は難しかったYO!
41ちょっと手直し(^^;:02/06/13 23:59
自分がいま、どこにいるか。
サングラスをかける前に、彼はそのことを確かめておくべきだった。
モーフイアスによってもたらされた、夢とも現実ともつかない時間がすぎたあと、彼が目覚めた場所は、家具も調度もなにもない、殺風景な狭い一室だった。
普通なら、そんな部屋の壁や天井など突き破って、巨大化してヒーローに変身できたのだろうけど、実は、その建物は、モーフィアスがアジトにしていただけあって、普通の地球の家とはかなり仕様が違っていた。
某異次元建築会社御自慢の、災害対策ハウス・・・
(キャッチコピー→ありとあらゆる災害からアナタを護ります。爆弾テロも米軍の空爆も全然オッケー。宇宙人に攻撃されても大丈夫。もち、核シェルターにもなるから、原爆が直撃してもへっちゃらよ。モチ、内側からの災害にもカンペキ対応、ハイホー)
・・・なのだった。
まあ、当然のことながら、その材質も普通のモルタルや鉄筋コンクリートごときであるはずがなく、かつてモーフィアスが住んでいた異次元世界が今まで培ってきた、人界とは異質な材質工学と建築力学を粋を凝らした、それは完璧なシェルターだったのである。
普通なら、家を突き破って巨大化できるはずの、ウルトラマン☆ヒッキーは、あっというまに次元断層装甲を使用した天井に、その頭がつっかえるハメになってしまった。
もちろん、そこで巨大化がとどまるわけでもなく、彼のアタマは、膨れ上がる身体と絶対に破れない天井に挟まれ、圧迫されつづけた。
オマケにそのアタマもどんどん巨大化していくのだから、もうどうすることもできなかった。
数秒後には、そのアタマは、膨れ上がりつづける体と天井の間に完全に埋もれてしまって、そのスグあとに、パンッ!!!と、何かが破裂したような音がしたけれど、いったい何が破裂したのか、確かめるすべは、もう何もなかった。
まあ、その音と同時に、部屋に折りたたむようにして収まっていた、その巨大化した身体から、一気に力が抜けていってしまったから、もしかしたら、何か致命的な事態が彼の頭部に生じたのかもしれない。
どのみち、それを確かめるようとしても、その災害対策ハウスはどうも取り壊すことは不可能そうだし、たぶん、彼の死因は誰にもわからないまま終わるんじゃないのだろうか。
ヒーローの死に様なんて、結構そんなもんなのかもしれない。
4235:02/06/14 00:11
あ、コレ書くの忘れてた↓

=============終了=============
4329:02/06/14 00:54
苦しそうなのがよくわかったけど、正直やるな!と思った。
なんかかわいい>>42(笑)
44miki:02/06/14 05:23
前スレ読めないと続きかけないって何で?
45Neo ◆GoP0V9Oo :02/06/14 12:01
>>44
いままで書き溜めてきたデータが全て消えてしまったからです
打開策は前スレのデータをコピペすることです
46tako35:02/06/14 17:22
ここは2人で合作してるんですか?
>>42
魔王城で殺し屋やってる人か?
あんた、おもろいなw
4842:02/06/14 23:32
あれ、なんでわかった?
今日はちょっとやんないけど。つーか、話が進んでないからちょっかいかけられないだけなんだけどね^^
49Neo ◆GoP0V9Oo :02/06/17 14:23
>>46
違うよ
50Neo ◆GoP0V9Oo :02/06/17 15:42
第五回「ネオ」
バタン
 暗い闇にスッポリと四角い光の穴が開いた、照射される太陽の光、サングラスに見る
日光は思いのほか緑色だ、太陽よ、そうやって勝手に光り輝いていればいいさ、そのうち
俺がお前の輝きを超えて見せる。
 「扉を開けたのは誰だ!」
 俺は少し横柄な態度をとった。
 「それは、キミだよ」
 低めの声が返ってきた、少年のような声でもあるが女の声にも聞こえた、四角い光のなかに
背の低い人影が入る、こいつが喋ったのか?
 「キミの意思が、扉を開けさせたんだ」
 そいつはどうやら初夏だというのに黒いマントを着ているようだ、暑苦しくはないのか? 
そして、顔は逆光で見えないが頭には筒のような帽子をかぶっている、
その帽子にはメダルのような金属の装飾品がいくつも施されており、金色の光を放っていた。 
全体的に見て『筒』のような奴だな。
 「キミは青のディスクを選んだのだろう? 早くそこを出てきたまえ」
 おいおい、今の俺に対して『命令口調』とはご挨拶な奴だな、だがいつまでもこんな所に
いるつもりもない。 だから俺は『ビシッと』指をさして言ってやった。
 「ここを出るのはお前に命令されたからじゃない、俺が出たいから出るんだぜ、
お前の命令を聞いたからじゃない!」
 そうして俺は外に出た、そこは狭い踊り場になっていてそこからはコンクリートの階段
が上に伸びていた。 奴の顔を見るとそいつは・・・夏祭りの女の子じゃないか?
 どうしてこんなことが?
 「キミの顔を見れば大体のことはわかる、なぜボク顔がキミの記憶の断片的なものに類似しているか、そこが不可解なのだろう?」
 「お前は何者にゃあ!」
 おっと、思わず語尾に『にゃあ』とか言ってしまったぜ。
 「フッ」
 「何が可笑しい!?」
 「フッフッフ、すまんすまん、あまりに面白かったので思わず失笑を禁じ得なかった」
 「ちっ、オレを笑った事を後悔させてやるぜ!」
 「キミは随分と増長しているね、はやく目を覚ますべきだ、そうでないと死ぬぞ」
 「死?」
 「時間がない、キミの本当の名前は『ネオ』、これからボクと供に旅をしなくてはいけない」
 「なっ、なにを言ってやがる」
 オレの頭は『大混乱』していた、『大混』と言っても『大根』の事ではない。
←To Be Continued―
51名無し物書き@推敲中?:02/06/17 22:40
増長は人を死に至らしめる猛毒である。
それがなんであれ、他者より圧倒的な力を手に入れたものは、すべからく増長し、それが油断を産み、自らを焼くことになる。
いまのネオが、ちょうどそんな状態だった。
「なんで、オマエと旅をしなければならない? 初対面のオマエと?
いやだね。俺は俺の自由に生きる! 勝手気ままにひとりで自由に旅をするんだ。そう、俺は自由!!! 自由を侵そうってんなら、力ずくできな、ベイビー!!!」
「自由とか、そういう問題じゃないんだ、力を得たくせにわからなのかっ!」
いらいらしたように少年は言った。
「ここが人の住む世界じゃないってことくらい、いまのキミならわかるだろっ!
キミを覚醒させるために、一時的に時空間を歪ませて作った、繭状の擬似空間なんだ! 
その役目を終えた以上、すぐにここの世界は解けて消える。もとの世界にもどってしまうぞ?」
「もとの世界にもどるのが、そんなに危険なのか、え?」
ネオはこばかにしたように鼻を鳴らした。
確かに、擬似空間の消滅とともに自分達も消えてしまうのであれば一大事だが、どうやら話の流れでは、自動的にもといた世界に戻れるようなのだ。
少年は何をそんなに慌てているんだろう。
「キミが覚醒するのが、予定より遅すぎたんだ。予定より長く時間流にさらされたせいで、もとの世界にもどれたとしても、どこに出るか、わからないぞ・・・・!!!」
瞬間、白い光が満ち溢れた。
そこにあったもの、世界がまたたくまに解けて消え、まるで昆虫が脱皮するように、別の世界が・・・。
どこかの高架線のようだった。足元には、黒いレールが2本、どこまでも長く伸びている。
その果てから、陽炎の揺らめきのなかを、ゆっくりなように見えるけど、実はものすごい速度で、ネオのいるほうに向かってくるものがあった。
それは、もちろん、このレールを走る鉄道車両に違いなかった。
「さんざん危険を煽っていたけど、なんだ、この程度か」
唇に嘲笑が浮かんだ。
青のディスクと融合したネオには、この程度の危機は危機ではない。
たかが鉄道車両程度、片手で止められるはずだった。
時速200k/hは出ているかと思われる車両は、もう目と鼻の先まで迫っていた。
ネオは、ふっと笑って某ジャニーズアイドルみたいにポーズを決めると、右手を前に出し、鉄道車両を止めようと試みた。
(オマエくらい、片手でじゅうぶんサ、ベイビー)
車両を受け止めた右手が、ぐしゃりと潰れたのは次の瞬間だった。直後に彼の姿は消失し、あとはその鉄道車両が、何事もなかったように時速200k/hで驀進して去ってくのみであった。
・・・・ぷああぁーーーーーーん ガタコン ガタコン ガタコン ガタコン ガタコン ・・・・・・・・・
その音さえ、遥か彼方に過ぎ去ったあと。
黒い鉄の軌道上には、100mくらいの長さにわたって、赤黒いペーストのようなものがべっとりと付着していた。
その中には、指先とか足首とか顔の右半分とか、「あ、これ人間ジャン」ってわかるような部品が、絶妙な配分で入り混じっていて、それは胃液はおろか胆汁までげえげえ戻しそうな、グロゲチョで凄惨なヒューマンペーストなのだった。
「だから言ったのに・・・・・」
いつのまにか、例の少年がその場所に現れていて、沈痛な面持ちで、変わり果てたネオのなれの果てを見つめていた。
「たしかに、きみは力を得たかもしれない。でも、それが『有る』ことと、それを『使う』こととは、まったく別の話なんだ。
力を使う訓練を受けていないキミは、まだ人間と大差ない力しか出せなかったというのに・・・」
少年は小さくタメイキをつくと、ゆっくりとクビを左右に振った。
「・・・・・増長したね。自業自得だよ」
どこかでセミの声がしていた。
いつのまにか、少年は陽炎に溶け込むように、その姿を消していた。
空には、夏の太陽が、あいかわらずギラギラと照り輝いていた。その輝きを越えることは、ネオには、もう、絶対に出来ないのだったけれど、それは、ほかの誰かのせいではない。

=============終了=============

俺が言うのもなんだけど、もうちょっと続きが書きやすいカタチで終わらせていただけないだろうか?
会社から疲れて帰ってきて即興で書くもんだから、辛くてさ・・・(TT
52Neo ◆GoP0V9Oo :02/06/18 10:45
>>51
ネオがいささか嫌な奴だな、イヤ、とんでもなくとでも言うべきか?
>会社から帰ってきて
どこに勤めてるの? 別に答えなくてもいいけど・・・
きっと社会人は大変なんだろうなー(・∀・)ヒッキーの俺には分からんけどね
53社会人:02/06/18 13:37
俺もヒッキーになりてえよ……
5451:02/06/19 20:25
なんか、ヒマだから自分の文章推敲してアゲようとしたら、

本文が長すぎますだって(w
行が長いとか制約多くて書きづらいよね、2ch。

早く続き書いてね>1
念のため聞いておくが、ここってエロはOKだよな?
>>54
一番の書きづらさは荒らしや終了屋が出てきてしまうことだがなw
5751:02/06/21 00:27
>56
なーに言ってんだYO!
終了の二文字くらい、想像力とテクニックで乗り越えるのが小説家ってやつじゃないか?
1を見よ、再三にわたる我が「終了」でさえ、めげずに続編をアゲ続けているじゃないか!
キミも見習え>56
58Neo ◆GoP0V9Oo :02/06/21 10:08
>>55
ダメ!
5951:02/06/24 22:07
>58
続きはまだか。
アゲとくぞ。
60Neo ◆GoP0V9Oo :02/06/25 16:47
>>59
もうちょっとまって。
サゲてていいよ。
61Neo ◆GoP0V9Oo :02/06/27 14:37
StoryEditorは使いでがあっていいね。ネタの管理は全部これでやってる。
実際に書くのは動作も軽くてカスタマイズが自由にできるテキストエディタなんだけど。
印刷の時はやっぱWordかなあ。機能も豊富だし。
62Neo ◆GoP0V9Oo :02/07/01 20:00
第六回「千尋」
 「お前と一緒に旅に出るだとぉ!」
 ! なんてことだ! こんなカワイイ少女と旅に出れるなんて、
なーんてウレシイ展開なんだぁぁ!
 「フン、何か良からぬ事でも考えていそうな顔だな」
 うっ、鋭い。
 「先ほども言った通りキミの本名はネオだ、ちゃんと覚えたのか?」
 「あっああ、ところで旅をすると言ったがいったい何所へ? そして、
キミも俺の子供なのか?」
「キミの二番目の子供だ、名前は『千尋』、これから『西』へ向かう」
 「西って、明確な目的地も決まっていないのか」
 「ボクから情報を得ようとしなくても、キミの頭には既に必要な情報が入っている
のではないかな? 冷静に考えたまえ」
 そういえば俺は、ディスクが入ったおかげで少し『ハイ』になっていた、
心を落ち着けるためにここは一つ頭のなかで会議でも開きますかぁ。
 瞑想状態の俺と千尋は、会話もなく階段を上り始めた、ヒンヤリとした空気が
徐々に暖かくなる、外は晴れだ、後ろを見るとここが今朝入った公衆トイレ
の裏だと言う事がわかった、モーフィアスはどうやら俺をトイレの個室から地下
のボイラー室まで移動させただけらしい、なんでそんな回りくどい接触のしかた
は知らないが。
 「悪いが、なにも思い出せない」
 「時間はかかるさ、そういうものだ」
 「ふぅーん」
 「どうやらボクが説明した方が早いようだね」
 それから千尋は、俺が不思議に思っていた幾つかの疑問にQ&A方式
で答えていった、なめらかに時に鋭く冴え渡る千尋の口調に俺は舌を巻くことになった。
 ←To Be Continued―

63名無し物書き@推敲中?:02/07/01 21:52
舌という物は喉の奥から生えていて、意外に厚みがある。それを巻き込むとどうなるか。
「ぐふっ!」
自身の舌に喉をふさがれた俺ことネオは呼吸ができず、苦しさのあまりその場にしゃがみ込んだ。
「どうしたんだ。まだ5メートルも進んでいないというのにこんな所で休んでいたら
いつになっても『西』にはつけないぞ」
千尋は容赦なく俺の腕を掴んで立ち上がらせた。ガキだと思っていたがすごい腕力だ。
だが、そんなことより息ができない。このままでは命に関わる。
「むむむぅ…」
人の手を借りるのは嫌いな俺だが緊急事態だ。俺はジェスチュアで千尋に助けを求めた。
必死に声を絞り出すが、もはや俺の舌は完全に喉の奥にのみこまれ、発声は不可能だった。
「なんだ。まだやってるのか。もうそんなくだらない声優養成プランは忘れたまえ」
千尋の反応は冷たかった。違う、そうじゃない、気付いてくれ!
「そうか、キミは小説家になりたいとも言っていたね・・・・」
千尋はしゃべり続けているが、もう何を言っているのか分からない。
目の前が暗くなる。頭がしびれ、全身の感覚が無くなる。
俺は腕をがっちり捕まれたまま、引きずられるように歩き、続け・・・・。

千尋が振り向いた時、ネオと呼ばれた男はすでに生命を失っていた。
「ん? どうもさっきからおかしいと思っていたけど、死んだのか」
千尋は肩をすくめ、やれやれというように頭を振った。
「モーフィアス・・・・今度こそ正しい者を選べとあれほど言ったのに。
またこれで位置からやり直しだ」
公園を出てゆく千尋の後ろ姿は、ほんの少しだけ寂しげであった。

=============終了=============
6451:02/07/01 22:05
うおお!!!
いつのまにか続きがアップされてる。
先を越された、くやしいいいっ!!
6556:02/07/01 22:52
ん。すまんかったね。
俺も即興でどんなのが書けるかやってみたかったんだ。
最後に「位置から」なんて書いてしまったがな…
ルナバもあるので、気が向いたら逝ってみなよ。
66Neo ◆GoP0V9Oo :02/07/02 09:41
どうやら51と56という二人の終了屋がいるのですね
まあ二人ともがんばってよ。
>>63
正直苦しい、舌でくるとは思っていたけどね。

6756:02/07/02 21:48
63は苦しいか。窒息落ちに引っかけた簡潔かつ鋭い批評、恐れ入るよ。
確かに原作のフレーバーもかなり損ねているな。
俺もがんばる。Neoタンもがんばろうぜ。
6851:02/07/04 20:57
>56
いや、俺は素直に笑ったぞ。
俺の場合、西へ行く、という言葉から連想したのが、西方浄土と華厳経(wだから、それにくらべりゃましでない?
シンプルイズベスト。
69名無し物書き@推敲中?:02/07/04 22:07
よーし。俺も終了屋やるか。
70Neo ◆GoP0V9Oo :02/07/05 20:22
第七回「マカイ―&―」
( この世界には、いや厳密に言うと地球という惑星自体に『寄生』している世界がある。
 「寄生?」
 「そうだ寄生だ、この世界が一匹の猫だとしたら、その体のあちこちにたかっているノミの
ようなもの、それが『マカイ』だ」
 千尋は淡々と続けた、
 「湖があるとしたら、水面を境界に別れる上と下の世界、それは人類が文化を成立させたと同時に生ま 
れ、個々が膨らんだり萎んだりしながら、今まで平穏に時をすごした」
 「平穏にねぇ」
 興味があるんだかないんだか
 「ここからは詩を聞くような気持ちで聞いてくれ」
 「ああ」
 俺は少し素直すぎるのかもしれない・・・これからもずっとそう?
 「冷戦終結後少し膨らんで、人間の世界に干渉し始めるようになった、マカイの中に
住んでいる魔人が人間界に
くるようになった、アメリカから日本にくる様に、気軽にね、来たらきたでなにをするって
いうわけでもなく人間のなかに混じってダレて過ごす・・・」
 「いいじゃないか、とても人畜無害だ」
 「それがそうもいかなくなったのが今年だ、原因はインターネットの普及、
マカイとデジタル世界を構成している元素はとても近い、人間がみずからマカイを広げたのだ」
 「へー」
 「言うのを忘れていたが魔人を産むのは人間だ、ネオの様にマカイに干渉できるごく一部
の人間が魔人の親になる、」
ここからは文章が乱雑になにます
魔人の数は変わらない、マカイの広さだけ変わったのでその間を埋めようと人間を喰らう、
差を埋める差を埋める、ネオの一番目の子供『シザーハンズ』人喰らう人喰らう、
「ほう」
止める止める、ネオがそれ止める、その力持つのネオだけ、それが私達の目的、、、終了させよう
終了させようよ)
←To Be Continued―
7151:02/07/05 22:18
「明日から行動にかかろう。今日はもう休んでいいよ」
千尋はそういうと、ネオを自宅へ送り届けた。
・・・・・・ついに来るべき日がきたのだ。
自室に篭ってからも、ネオはニヤニヤ笑いが止まらなかった。
幼い頃から、自分は他人と違うのだと思っていた。人よりも優れた能力が眠っていて、誰かがそれを引き出してくれるに違いないと。
それはほとんど全部ネオの妄想だったけれど、でも、千尋の出現でそれは現実となった。
しかも異世界やマカイ人まで存在し、自分が超能力を駆使して彼らからこの世界を護るヒーローだと思うと、もうネオの心は有頂天のそのまたさらに絶頂状態だった。
そんなふうに、ネオが自室で傲岸不遜なウルトラハイになっているときだった。
目の前のPCのモニターにネオに向けたメッセージが現れたのだ。
それも、マカイから。シザーハンズからだった。
(そういえばデジタル世界はマカイに近いって言っていたっけ)
『はじめておめにかかる。シザーハンズという』
『実は少し話し合いたい事があって、ネットで失礼とは思ったが、こうしてお目にかからせていただいた。マカイ人の代表として、わたしの話を聞いてはいただけないか』
ふん。マカイ人め。礼儀正しいふりしやがって。油断を誘おうって、てめえの魂胆はお見通しよ。
ナマイキにネットなんか使いやがって。制裁を加えてやるぜ。
ネオはほくそえむと、おもむろに返事を打ち込んだ。
『うざいマカイ人。逝ってヨシ!! 氏ネ!!』
もちろんAAのコピペもつけでだ。
まさに2ch根性丸出しである。
が、シザーくんも、それに劣らず2chネラーだったのだ。もしかしたら、人間に化けているときに、ハマったのかもしれない。画面にこんな文字が浮かんだ。
『オマエガナー』
もしここに第三者がいて、その様子を見ていたら、いったい何が起こっているのかしばらくは理解できないに違いない。
ネオは、パソオタに特有の、顔を乗り出した不恰好な姿勢で、食い入るようにモニターを見ていた。いや、見ているようだったけど、その目は、実は、もう何も見てはいないのだった。
モニターから、鋭利な金属の刃が(それはどうやら鋏のようだったけど、むしろ曲刀をふたつ組み合わせた形状に近かったかもしれない)飛び出していて、ネオの頭にふかぶかと突き刺さっていたのだ。
こんな非常識な話しはないだろう。
ネオは、もちろん、すでに死んでいるのだった。
デシタル世界とマカイが近いことを考えれば、デシタル世界からマカイ人が出てくることに気づいてもおかしくはなかったはずなのだが、自らの力を過信し有頂天になっていたネオは、そういう可能性を少しも考慮していなかったようだった。
いくらチカラをもっていても、それを使うだけの知力と用心深さ、そして何よりも礼節がなければ宝の持ち腐れでしかないのかもしれなかった。

=============終了=============
7256:02/07/05 23:08
お、早いね。
それにやっぱりあんたの方が無理がない。
「終了させようよ」で明らかに釣ろうとしているもんだから
俺なら、素直に電波的なノリで終了していた。
俺はもっと地に足をつけて考えるようにした方がいいな…
73Neo ◆GoP0V9Oo :02/07/06 16:01
gomennふざけて書きましたgomennふざけて書きましたgomennふざけて書きました
>>71
おもしろいょ、それに70の文章だけでここまで書けるのはスゴイ!
ただネオ君も千尋も正義には無頓着ですけどね
>>72


>>72


7469:02/07/06 22:24
 千尋はまったくネオの方を見ずに、淡々と話しながら歩き続けていた。
その話はまったく、少なくともネオにとっては、大変に複雑で頭を混乱させるものだった。
最初のうちこそ千尋の言葉がある程度整然さを保ってネオの頭に入ってきていたのだが、
5分も聞いていると限界が近づいてきた。
 変わらない、人喰らう人喰らう、終了終了終了させようよ、変わ変わらない……
ネオの頭の中でまとまりのないただの単語が回り始め、もう一切千尋の言うことを
理解することができなくなり、知恵熱さえ出て意識は朦朧としていた。
 そのとき、話し終わった千尋がネオの方を振り向き、テレビのリモコンのような
小さな機械を手渡した。
「それはムーバブルリモートコントローラといってね、キミの能力を最大限に引き出す
ためのものだ。一番上のボタンを押すとキミの体は戦闘用にアップされる。二番目の
ボタンは……」
 だが、ネオにはこう聞こえていた。
「ムーバブルムーバローラリモリモート、キミキミ、ボタン先頭、一押す、れる…」
 当然、一番下のボタンはいざというときの自爆ボタンだから押さないようにという
千尋の説明も、聞こえている筈が無かった。
 千尋は説明を聞き終わった(ように見えた)ネオが足をつまづかせて地面に手をつく
のを見て「早くしろ、置いてくぞ」と冷たい言葉を吐き、すたすたと早足に歩いていった。
すると、後ろの方でズドンという爆発音が聞こえ、続いて千尋の足元に何か丸いもの
が飛んできた。
 千尋はゆっくりとそれを持ち上げ、話し掛けた。
「キミは上のボタンと下のボタンの区別もつかないのかい?」
 しかし胴体と切り離されたネオの首が、返事を返すことはなかった。

=============終了=============
75Neo ◆GoP0V9Oo :02/07/07 13:30
作者の言葉
突然ですがヒッキーの奇妙な冒険は一時休載します、理由は制作が行き詰まったのと
もう一つの連載の方に集中したいからです、まことに勝手ですがお許しください
それといままで付き合ってくれた終了屋のみなさん、お疲れ様でした。
76名無し物書き@推敲中?:02/07/07 19:57
ルナ・バーストに専念すんの?
ありゃりゃ。
創作板に来て初めて見たスレがここだったから結構期待してたんだけど。
ま、いいや、頑張ってね〜。それと出来たら早めに戻ってきて〜。
78名無し物書き@推敲中?:02/07/08 20:42
age
79名無し物書き@推敲中?:02/07/09 23:21
age
80Neo ◆GoP0V9Oo :02/07/10 10:06
>>78-79
何故ageるの?
sage
anal
ddp
84名無し物書き@推敲中?:02/07/15 23:14
あげだ。
続ききぼんぬー!
85名無し物書き@推敲中?:02/07/15 23:15
>>84
Neoッチ消滅気味。
あげるな迷惑
87名無し物書き@推敲中?:02/07/17 22:21
あげろあげろあげろ
あげろあげろ
88名無し物書き@推敲中?:02/07/23 22:13
最開希望!!!!!!!!!!!!!!!
あげろあげろあげろ
あげろあげろ

89名無し物書き@推敲中?:02/07/23 23:38
湿地帯が多いので下水は垂れ流しです。

*下水道普及率
1位  東 京 97%
2位  神奈川 92%           
3位  大 阪 83%
4位  北海道 82%
5位  兵 庫 82%
6位  京 都 81%
7位  埼 玉 67%
8位  宮 城 65%
9位  滋 賀 64%
10位 福 岡 64%
11位 富 山 59%
12位 奈 良 59%
13位 石 川 57%
(14〜17位省略)
18位 愛 知 56%<--注目 田舎の証拠名古屋圏

http://www.alpha-web.ne.jp/jswa/japan/hukyu.html
 
91名無し物書き@推敲中?:02/08/03 17:38
92名無し物書き@推敲中?:02/08/06 23:08
あげ〜〜〜〜〜〜〜〜
93名無し物書き@推敲中?:02/08/18 18:49
94名無し物書き@推敲中?:02/09/03 23:54
agr
95名無し物書き@推敲中?:02/09/14 02:50
こんなすれもたててたのか……。
るなばはめたるぎあそりっどでこちらはぶぎいぽっぷですか、そうですか。
あなたのそうぞうりょくのゆたかさにはあたまがさがりますよ。
97名無し物書き@推敲中?:02/09/15 17:17
え?
うさぴょん=Neoじゃないの?


                           __,,:::========:::,,__
                        ...‐''゙ .  ` ´ ´、 ゝ   ''‐...
                      ..‐´      ゙          `‐............どがああああああん!
                    /                    \
        .................;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::´                       ヽ.:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.................
           //  -          |
         |         /             ヽ         //              |
         |        イ           ,,,,;;::'''''ヽ        / /  -           |
         |  :::::::|  ;;:::::::'''"  .:     ,,,,,,  ヽ       / /   -           |
         ヽ...  |::::|   "  ,,,,,,,,, .::    ;''“”`   |       / /  -             |
        ┌―.  |   |   ;::''“”“~` ::::.       .. |.       / /       -         |
         | | ̄..  | |  |          :::::::       |      / /  -  -             |
        ヽ.\{_  | | |         ( ,-、 ,:‐、 )  |      / /  - -    -      - |
          \\/..| | |          | |  | |     |     / ./  -- -      _   -  |
            \_ヽ |       ヽ.__,-| |ニ.| |ヽノ /    / ./  -- -  -  --  -    ,,,|
..             `、ヽ| |       ヽ | |__|_| ,| /    / /  - -  -  -  - --  ( |)
               ヽ\|        ヾニ -ー' /  _ / / /ヽ -  -- - -- -  - ( |)
98名無し物書き@推敲中?:02/10/18 15:04
99名無し物書き@推敲中?:02/11/04 22:19
 ⊂二⊃
(⌒⌒⌒⌒)
( △ △ )
(  /\  ) < 今日はウェザーの投票日だぞ !
(/ ・∀・\)   みんな一票入れようぜッ!
( ⊃  ⊃)    from少年漫画板

・ コード発行所
http://www.vote.flets.org/code/2chaa/code.cgi
・ ルール一覧
http://starplan.hp.infoseek.co.jp/2chaa.htm
・ 投票所
http://live.2ch.net/vote/index.html
1位 295票 モララー
2位 226票 ウェザー
3位 64票 ハァハァ

惜しくもモララーには及びませんでしたが
ウェザーへの投票、ありがとうございます。

「ウェザーは予選を突破して生き返ったんだ。
オレにはわかる。だから彼に対してあれこれ考えるな。
彼はこの数日幸福だった。ウェザーはすでに救われていたんだ。」
とアナスイ氏もおっしゃっております。

最後に、スレ汚し申し訳ありませんでした。
101名無し物書き@推敲中?:02/11/10 02:03
age
102真実:02/12/31 22:37
   あるネット関連会社の社長は、「いずれにしても2ちゃんねるは
資金が底をつけば終わり。あまり知られていないことだが、
2ちゃんねる内部関係者によると今、大手通信会社系が調査費名目で資金提供している。
だが、それが止まれば続けてはいけないだろう」と証言する。
2ちゃんねるが判決によって力を失った場合、資金提供の打ち切りも予想される。
http://ascii24.com/news/reading/causebooks/2002/07/01/636911-000.html

 以下、別の記事のキャッシュ http://memo2ch.tripod.co.jp/article.html
 2ちゃんねるに近いあるインターネット関連会社の社長は、2ちゃんねるの幹部から得
た話として証言する。「2ちゃんねるは、運営者や幹部などがそれぞれ別々に会社を
作りカネの流れを見え難くしているが、実際の資金源は複数の大手通信会社系からの
調査費名目のカネ。月額で計約700万円と言い、年間にすれば1億円近く。額はともあ
れ、これは通信会社系的には、ぼう大なトラフィックを調査すると言う表向きの理由
が一応は立つ。自社系に都合の悪い書き込みがされた時に優先的に削除してもらうこ
とも期待している」と前置きし「通信会社系の削除の期待も含めて、2ちゃんねるは
総会屋と同じになっている」と言うのだ。
 その具体的な理由として社長は、こう話す。「2ちゃんねるはボランティアの削除人
が書き込みをチェックして、好ましくない書き込みを一所懸命削除している、という
ことになっているが、あれはウソ。削除人には給料が支払われ、その給料の原資と
なっているのが、まずいことを書き込まれた企業が削除要求とともに渡す裏金。これ
はまさに、総会屋の構図そのものだ。これまで裁判になっているのは金額で折り合え
なかったり、裏金を出さない強い態度の企業とだけだ」
103山崎渉:03/01/06 16:01
(^^) 
104山崎渉:03/01/19 03:57
(^^)
105名無し物書き@推敲中?:03/01/31 10:51
       ∩    ∧_∧
              \ヽ_(    )
               \_    ノ
        ∩_   _/   /
        L_ `ー/ /   /
           ヽ  | |__/ | 
        | ̄ ̄ ̄\    ノ
        | | ̄「~| ̄( 、 A , )   
        | |  | |  ∨ ̄∨     
        し'  し' .          人
            .           (_.)
        .               (__)

106晒してます:03/04/03 13:23
アリにあの文章をリライトして投稿したよ。
http://ana.vis.ne.jp/ali/antho.cgi?action=article&key=20030331000005

拳士呂、それにラリー、
自分がうまく説明できなかったこと、 できれば読んで考えてみてほしい。
107名無し物書き@推敲中?:03/04/17 17:12
108山崎渉:03/04/20 01:39
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)
109Neo ◆PZGoP0V9Oo :03/04/28 02:27
思えば去年の六月に立てたスレだったんだな

新連載「サンダーボルト」でまたお会いしましょう
110名無し物書き@推敲中?:03/05/18 22:02
晒しage
111山崎渉:03/05/22 02:45
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
112名無し物書き@推敲中?:03/05/26 13:12
Neo様戻ってきて
113山崎渉:03/05/28 10:24
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉
114Neo ◆PZGoP0V9Oo :03/05/28 23:14
>>112
うんこ
115山崎 渉:03/07/12 12:05

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
116山崎 渉:03/07/15 11:53

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
117山崎 渉:03/08/02 01:30
(^^)
118山崎 渉:03/08/15 13:41
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン
もうこのスレが出来てから一年以上たったんだな・・・
120名無し物書き@推敲中?:03/09/11 12:38
はあ〜うさうさ
121Neo ◆PZGoP0V9Oo :03/10/22 11:55
紅茶も冷たくなってしまった、
なぜ起きてしまったのか考えてる俺
朝の雨が窓に降り注ぎ、外は何も見えない
もし外が見えたとしても、外は灰色一色、
 それでも壁に貼ってあるお前の写真を見ると
俺の人生も悪かないと思うんだ


わしもヒッキーじゃもーん。アラキだってヒッキーじゃもーん。
>>121
あんた、懐かしいな。
ルナバはかなり読んだよ。
奇妙
「はぁ、はぁ」
俺は時計を見た。かれこれ5時間か。
一体いつまで歩くというのだろう。目的地にはいつまでたっても到着する気配がない。
「千尋、おい」
ふいに、千尋の足が止まった。こちらを振り返るわけではなく、黙ったままで。
彼女の髪が風に揺れている。
「どうした? お腹が痛くなったのか?」
「……馬鹿め、戦うんだ!」
俺は千尋に胸を押され、5メートルほどふっ飛ばされた。
と同時に、今まで俺達がいた地点に何かが落下し、轟音と共に砂煙が舞う。煙の中から姿を現したのは、スーツを着た見知らぬ男だった。
男がこちらに銃口を向ける。
「まさか……マカイ人?」
「そうだ!」
千尋はそう答え、走りながら帯刀を抜いた。そして男の銃弾を跳躍で回避する。
「死ねっ」
頭上からの千尋の一太刀。
しかし、男は瞬時に自らの両手を刃物へと変形させる。激しい金属音、凄まじい攻防。
「ネオ、このままじゃ負ける。加勢しろ!」
千尋の刀が欠けはじめていた。
「無理だよ、俺に戦いなんて」
武器も持っていない、俺はただの一般庶民なんだ。
悪いけど……
「くっ!」
男の一撃が、千尋の刀を粉砕する。千尋はその場にへたり込んでしまった。
やられる。千尋が殺される。
血が、俺の脳を駆け巡る。俺の知識のネットワークから、戦いのデータが引き出されていく。
お、お、お。
気づいたとき、俺は男の刀を掴んでいた。回路が開いていく。力が溢れてくる。
奴はもう、それ以上刀を動かせない。
「もうやめろ」
もう一方の刀が俺を襲う。が、俺はそれよりも早く、拳を突き出した。
俺の拳が敵――もう俺はそいつを人間とは思っていなかった――の、脳天をえぐり取る。辺りに大量の血飛沫が飛んだ。
終わった。
奴は倒れ、もうぴくりともしなくなった。
「ネオ……」
千尋が震えている。俺は彼女を起き上がらせ、そっと抱きしめた。
俺は千尋のことが好きなのかもしれない。千尋のためにも、世界を救おうと心の中で決めた。負けない。絶対に。勝って現実世界に帰るんだ。千尋と一緒に。

その時、彼女の身に異変が起こった。

- - - - - - To Be Continued. - - - - - - >>

誰か続きよろしく。
127名無し物書き@推敲中?:04/04/13 00:34
誰か続き書けや、このボケウンコどもが!!!!!!!
続き?

ほれ


                         (了)
129罧原 ◆tXSA0RUZGU :04/04/13 02:41
 《ナンカわけわかんねえうちに》千尋の体全体が金塊にかわっていた。
千尋は死んじまったのか・・・・・・。それとも高貴な存在に変わったのか・・・
いや。いや。いや。こんな黄金など千尋じゃない。《ふざけんじゃねえええええええええええええーっ!!》
「元の千尋に戻してみせる!!絶対に!!」
wowowowowowowowowowowowowoー!!!!!!!!!
 怒りの叫びを発するネオの心と目に見えない何かで繋がっているのか、黄金の輝きを
放つ千尋の目から青い涙が流れ落ち続けていた。
それは、『聖水』だった。あのドラゴンクエストでお馴染みの。
うおおおおおおおおぉぉぉ!!聖水ーっ☆!! さすがのネオも女子高生の『聖水』は━━DVDで
映像として━━脳漿にINPUTしていただけだ。
「千尋と交わるより先に聖水を拝むことになるとはbaby!! 厄日だぜ・・・」
←To Be Continued―
130名無し物書き@推敲中?:04/04/13 03:42
私のお気に入りのサイトです。毎日のように更新してあるのもすごいし、話題も幅広い。32歳女性らしいです。音楽・美術・文学などお堅い話題もあれば、なかなか過激なえっち描写などもあり、、、性別を問わず楽しめるかと。

ありきたりな言い方しか出来ないけれど、繊細でおしゃれなのに、案外豪快なところもあるのかなと思いました。

えっち小説のリクエスト受け付けます〜、ってとこもすごい〜。オナニー・野外・何でもありみたい。ぜひ行ってみて。
http://www.myprofile.ne.jp/yuki_sarasara
131罧原 ◆tXSA0RUZGU :04/04/13 16:55
>>127
続き書いてね。
132モーフィアス ◆l80wRR7Mvo :04/04/20 23:20
第十二回「街」
 一面に広がった水は湖となり、辺りを一瞬にして埋め尽くしていた。
 そのとき、ピピピ……と携帯電話が鳴った。
――――――――――
「もしもし、ネオか? 私だ。モーフィアスだ。あなたの3番目の子供の」
 俺はモーフィアスに、千尋が金塊になった件を話した。
「そうだったのか。大丈夫だ、千尋は生きている。周りを見てみろ」
 見ると、もう周囲は砂漠に戻っていた。
「彼女はさらわれたんだ。心配するな、奴らの居所は分かっている。私も力を貸そう。」
 モーフィアスはそう言うと、後でかけ直すと電話を切った。
 俺は千尋の剣を拾い、西へと歩き出した。
(あれか……)
 見えた。街だ。
 歩き始めて5時間。俺はようやく目的地に到達した。
「あの〜…ちょっとっあのあのあっ……」
 街の中を歩いていると、後ろから服を引っ張られた。
「ご、ごめんなさい、あの、あなたはネオ、ですか?」
 そこにいたのは小さな女の子だった。
「そうだけど、君は?」
「あの、私、りさと言います」
 少女がお辞儀すると、彼女の赤いリボンがぴょこりん☆と揺れた。
 やれやれ今度は一体、何番目の子供だ……?

← To Be Continued... ―
新連載「サンダーボルト」はどこで読めるんだ?
第十三回「包囲網」
――――――――――
「違いますよ。私はネオの子供じゃないです」
 俺たちは喫茶店にいた。俺はコーヒーを、彼女はパフェを注文した。
「私はモーフィアスに頼まれて、あなたとディスクを守るために来ました。そのディスクは、
マカイ人を倒す鍵ですから」
「ディスク?」
 それです、と言ってりさは俺の懐を指差した。モーフィアスからもらったこのディスクのことか。
「モーフィアスはいま、千尋さんを助けるために沖縄に行っています」
「そこに千尋が?」
「分かりません。でも、沖縄の海はとても綺麗だそうです」
 りさは、赤いリボンを揺らしながらチョコレートパフェを一気に平らげた。
「君はモーフィアスの何だ?」
 彼女はスプーンを置いて、「私は、」と言いかけたその時だった。
 ガッシャーーン!! パリン、パリン、パリン、パリン!! と、銃声と共に窓ガラスが割れた。
『キャーー!!』『な、なんだー!?』
 客達は騒然となっている。割れた窓の外をそっと覗く。2人のスーツを着た男。またしてもマカイ人だ。
「逃げよう!」
 俺は彼女の手を取って、非常口から店の外へ出ようとした。しかし
「逃がさんぞ、ネオ! これでもくらえ!」
 待ち伏せされていた。マカイ人は腕を剣に変形させ、斬りつけてきた。
 とっさに落ちていた灰皿で受け止める。
「フ……」
 マカイ人は不適な笑みをこぼすと、反対の手で斬りつけてきた。
「オラァっ!」バギィ!!
 しかし、俺はそれよりも速く、マカイ人のみぞおちに拳を叩き込んだ。
「フハハ……」
 またマカイ人は笑った。――効いてない!?
「オラァっ!」ドゴォ!!
 もう一発ぶち込む。だがマカイ人は、平然とその場に立っていた。

← To Be Continued... ―
第十四回「力」
――――――――――
「どうしたのかな? ヒッキー君……」
 腹に何かを入れているわけではない。強くなっている。こいつら、学習してやがる、のか?
 俺の攻撃が通用しない!
「くっ」
 もう一方の刃を、寸でのところで落ちていた皿で受け止めた。
「りさ、逃げろ!」
 勝てない。このままでは負けてしまう。俺は彼女だけでも逃がそうと思った。
「イヤです」
 りさは赤いリボンを揺らしながら、その場に座り込んだ。
「ネオ、言ったでしょう? 私はあなたを守るために来たと。私はあなたを守るために来たと」
 りさはカバンから原稿用紙(400字詰め)と鉛筆を取り出すと"バズーカ砲"と書いた。
 すると原稿用紙からバズーカ砲が飛び出してきた。
「これが私のッ! 書いたものを実現させる……能力ッ! ただしッ!
形のないもの、自分より重いものを実現させることはできないッ!」
りさはバズーカを俺に渡した。
「さあ撃ってください!」
 ドッカーン!!
 俺はバズーカをぶっ放す。マカイ人がふっ飛ぶ。りさのリボンが揺れる。マカイ人達を倒した。
「さあ、行きましょう」
 りさは原稿用紙をしまうと早足で店を出てしまった。金を払い急いで後を追う。
「奴らがどうして私たちの居場所を知ったのか分かりました」
 りさが持っていたのは、何かレーダーのようなものだった。
「それは?」
「さっきのマカイ人の1人が持っていました。受信機です。そしてその発信源は――」
 あっ……まさか……。
「ディスクが発信機、ってことなのか?」
 りさは頷いた。

← To Be Continued... ―
第十五回「侵入」
――――――――
 俺達はタクシーに乗り込んだ。
「どういうことだ? このディスクには何か
マカイを倒す手がかりがあるんじゃなかったのか?」
「私もそう聞いていました。どうやら、我々側の人間に、裏切り者がいたようですね。
これからザイオンに向かいます」
「ザイオン……そこに仲間が?」
「ええ」
 一時間後。超高層ビル。俺たちはその入り口にいた。エレベータに乗り込む。
 目指すは最上階。りさはまた原稿用紙を取り出し、”拳銃”と書いた。
「念のため、これを持っていてください」
 俺は拳銃とゴーグルを受け取った。エレベータの階数が1、2、3、と上がっていく。
「りさ、このゴーグルはなに?」
「後で説明します」
 とうとう最上階の50の数字がオレンジ色に光った。そして扉が開く。まぶしい光だ。
「グルル……」
 獣の唸り声、と共に飛び込んできたのは、大きな黒い影だった。
 何だ? いや分からない。いや、敵かもしれない。俺は銃を構えた。
「撃たないで。番犬です」
「番犬?」
 そこにいたのは黒い体。全体が短い毛で覆われている。赤い瞳と鋭い牙。
 でもこいつは、普通の犬じゃないぞ。
「そうです。あれは仮想世界にのみ存在する生き物。
今は我々の味方ですが、もともとはマカイからの刺客だったのです」
 犬っぽい生き物は、尻尾を振りながら、りさに擦り寄った。
「かわいいでしょ? ヒトミって名づけたんです」
 敵さえも味方にしてしまう、彼女は……。
「可哀想なコなんです……」
 りさは笑った。

← To Be Continued... ―
欲を言えばネオの性格をもっと男らしくしてほしい、なんかナヨナヨしてる
まぁこれから成長するのかもしれねーけど
138125 ◆l80wRR7Mvo :04/05/04 22:11
第十五回「爆音」
――――――――
「それにしても」
 辺りを見回す。デスクはどれも書類などで散らかっている。
 パソコンの電源も点いたまま。カーソルキーが点滅している。妙だ。
「何で誰もいないんだ?」
「変ですねえ、必ず一人は誰かいるはずなのに」
 そのときだった。突然、爆発音がしてビル全体が揺れた。
「なんだ!?」
「屋上からです!」
 ヒトミ(犬)が駆け出した。りさと俺も後に続く。
 ヘリの音が聞こえる。急いで階段を駆け上がり、扉を開けた。
「そんな……!」
 転がる物体と、漂う死臭。よく見ればそれは、無残な死体の山だった。
「おかえり、ネオ。そしてりさ」
 そこに立っていたのは、モーフィアス! 紫のスーツに黒いコートを纏った、スキンヘッドの男!
「どういうことなんですか、なんでこんなことに」
「どうしてお前がここに?」
「いやなに、心配になって戻ってきたんだよ」
「千尋はどうしたんだ?」
「ああ、千尋か、いやあ、どうもこうも……こういうことだっ!」
 モーフィアスは両手に拳銃を構えると、俺達に向け撃った。
 反射的に飛びのく。ヒトミ(犬)も間一髪で避けた。が、りさは銃弾をまともにくらってしまった。
「りさ!」 「ううっ……」 りさはその場に膝をつき、腹を押さえ倒れこんだ。
 りさのもとに駆け寄る。
「しっかりしろ!」 「うう……あなた、どうして……?」
 りさは枯れる声を、モーフィアスに投げかけた。
「モーフィアス……りさはお前の!」
「ふっ、そう、私の妻だ。しかし今はただの役立たずだ」
 両手を挙げ、モーフィアスは言い放った。

← To Be Continued... ―
139125 ◆l80wRR7Mvo :04/05/06 22:26
第十七話「跳躍」
――――――――
 ビルの屋上。俺の手の甲に、りさの小さな手が覆い被さった。
「ネオ、短い間だったけど……ありがとう。ヒトミを頼み、ます」
 徐々にりさの手から、力が抜けていった。
「キサマ……キサマァァッ!」
 俺は走り出していた。しかし攻撃の間合いに到達する前に、モーフィアスは跳び上がった。
 5メートル、いやもっと。常人には決して無理な跳躍力。しかし、ここが仮想世界というのなら、
「それも可能ッ!」
 俺も、それにならい跳んだ。地面があっという間に離れ、そしてモーフィアスに追いつく。
「うらぁっ!」
 蹴りを放つ。
「ふん」
 俺の蹴りは片手で軽く受け止められ、カウンターにボディーブローをくらった。
「ぐぇっ」
 そして脳天への強烈な一撃。俺の身体はふっ飛ばされ、屋上のコンクリートに叩きつけられた。
「ぐうぅ……くそっ」
 なんとか体勢を立て直した。モーフィアスは、いったん着地すると今度は下へと跳んだ。
「待て!」
 俺はビルの外壁を足がかりに跳びながら、下へ下へと降りていった。
 銃を撃つ。しかし銃弾はいとも簡単に、弾かれてしまう。弾が切れたとき、とうとう地上に降りてきた。
 道路のど真ん中で衝突音。モーフィアスは走ってくる車を片手で制止させたのだ。
「モーフィアス!」
 俺はモーフィアスに近づき、突きを放った。しかしそのどれもが当らない。拳は虚しく風を切る。
「だいぶ成長したな。しかしまだまだ」
 顔面へのストレート。目の前が真っ白になる。俺がひるんだところを、みぞおちに拳の連打。
「これで終わりだ!」
「ぐあぁっ!」
 とどめの蹴り。俺の体は、そのままショーウインドへぶち込まれた。通行人の悲鳴が聞こえてくる。
 俺はこのとき朦朧(もうろう)としながら、なぜだか分からないが、ヒトミがどこにいるか考えていた。

← To Be Continued... ―
140125 ◆l80wRR7Mvo :04/05/06 23:43
>>137
強い主人公の視点で書くと、なかなか上手くいかないのです。
しかし、ネオはそのうち成長していくでしょう。たぶん。
141 ◆l80wRR7Mvo :04/05/11 17:46
第十八話「夢 その一」
―――――――――――
 壊れたテレビのように、視界が乱れていく。指一本動かすことができない。
 俺は死ぬのか。もしこの世界で逝ったら、それは現実世界での死。
 あと何時間でくだばるかな。パリン、とガラスを踏む音がした。
 いや、その前にモーフィアスにトドメを刺されるだろう。
「ネオ、大丈夫か?」
 モーフィアスのではない、知らない声が俺を呼んだ。爺さんの声だった。
 顔を拝みたいところだが、頭を上げることができない。
 その誰かはガラスを踏みながら近づき、俺のポケットを弄(まさぐ)った。
(やめて。触らないで)
 俺のポケットから女性用の下着が出てきた。千尋が寝ている隙に盗んだ宝物。
「……なんじゃコレは? けしからんな。コレはワシがもらっとく」
 そして、またポケットを弄った。次に取り出したのは、りさからもらったゴーグルだった。
 そのゴーグルを強引に頭に取り付けられた。そして5秒ほどして、今度はキーボードを叩く音。
 何だってこんなときにパソコンなんかと、そこで俺の意識は途切れた。
(ここは……)
 目が覚めた時、いやこれは夢だろうか? 俺は巨大倉庫の前に立っていた。
 何かの工場のようだ。30メートルぐらいの煙突から、黒い煙が吐き出されている。
 痛みは大分マシになっていた。何とか壁伝いに15mほど歩くと、小さな扉を見つけた。
 勝手口らしい。鍵はかかっていなかった。
(中は暑いな……)
 大型のプレス機やベルトコンベアがひしめきあっている。何を作っているのかは分からない。
(ん?)
 ベルトコンベアの上に、一人の少女がちょこんと乗っている。体操座りでじっとしたまま。
「えっ……あの」
 俺の勇気ある呼びかけには無反応で、ゆっくりと目の前を通り過ぎ、奥へと奥へと流れていった。
(行ってみるか)
 ベルトコンベアに沿って歩いていくと、奥にまた扉を見つけた。ベルトコンベアはそこに続いている。
 俺はゆっくりと扉を開けた。小さな書斎があった。

← To Be Continued... ―
第十九話「運命」
―――――――
目が覚めた時、僕は蒸し暑い部屋の中で汗だくになっていた。
「あれ? ここは?」
壁に変なポスターが張ってある。
何だろう。何かのアニメのポスター……綾波?
何のことはない、今までのことは全部夢。そしてここは俺の部屋。
「長い夢だったな」
そう呟いた。まだ寝ぼけているようだった。
「やっと起きたの?」
ふいに、扉が開いた。部屋に入ってきたのは千尋だった。
「うわっ、臭い! 何よこの部屋!」
俺は手を伸ばした。そして千尋を抱き寄せ、キスをした。
唇が離れ、しばし沈黙。
次の瞬間、俺は男の急所に喧嘩キックをくらった。
「このブタ! 何しやがる!」
その場に倒れこむ。
「うひぃ〜、うひぃ〜」
悲鳴にもならない叫びにも似た豚の物真似。僕の得意技。
千尋はそのまま部屋を出ていった。
「どうなっているんだぁ〜、千尋は俺の彼女じゃないのか〜」
あの売女、公衆便所のくせに……許さん許さん許さん……
次の日。俺は麦茶に睡眠薬を入れ、千尋に飲ませることに成功した。
無抵抗の千尋。俺はそっと彼女のキャミソールを脱がせた。
彼女の肌が露になる。
夏はまだまだ終わりそうにない。

← To Be Continued... ―
143名無し物書き@推敲中?:04/05/29 21:35
Neoには文才がある。
テス
「サンダーボルト」(仮)
#1
ヒュゴォゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンン
(宇宙をとびまわる光景、幾億の琴線のごとく星々の光は流れていた)
今ではないいつか、ここではないどこかでこの物語は始まる
その時宇宙は新たな進化を遂げ、光と電気と電子情報の流れのみが存在する
デジタルな世界があった
やった、新連載だ!ネオさんがんばってください!
147ネオ.Ver.0.2
その世界では全ての人間が、時間や距離を超越し、
自由に行き来することが可能となっていた。