1 :
名無し物書き@推敲中?:
点についてのスレ。
とりあえず、
ひろゆきはDHCに訴えられたんだ、と言った。
ひろゆきはDHCに訴えられたんだと、言った。
どっちが好み?
読点の違いによってそれぞれどういう感じを受けるか語ってくれ。
2 :
名無し物書き@推敲中?:02/01/31 22:59
どう考えても前者。
3 :
名無し物書き@推敲中?:02/01/31 22:59
上は台詞っぽい。
下は淡々と落ち着いている感じがする。
上です。好みで使い分けてはいけない例ではないかと思いますが。
「僕は晴美叔母さんと親子丼を食べた。」
この文には点をつけなくても大丈夫ですか?
6 :
名無し物書き@推敲中?:02/01/31 23:07
ぼ、ぼ、ぼ、僕は、は、は、晴美お、おばさんと、お、お、おやこどんを、た、た、食べた、、、、
これを読んで、僕が、晴海叔母さんと親子丼の両方を食べたと勘違いする
人はいないだろうからOKだと思います。
父はナイフを持って襲いかかって来る暴走族と戦った。これは、絶対に
読点が必要です。なぜでしょう?ヒントはこのレス内にあり。
8 :
名無し物書き@推敲中?:02/01/31 23:11
早くも名スレの予感
父は、ナイフを持って襲いかかって来る暴走族と戦った。
父はナイフを持って、襲いかかって来る暴走族と戦った。
父はナイフを持って襲いかかってくる、暴走族と戦った。
>>9 GOOD!
みんなは読点の打ち方、どんな時に迷いますか?とりあえず、息つぎの
要領で打とうと考えていますが、一度迷うとドつぼにはまりません?
12 :
名無し物書き@推敲中?:02/01/31 23:20
つーか、俺は読点なんかよりも、セリフが誰が言ったものかを
わからせるのに苦労している。
13 :
名無し物書き@推敲中?:02/01/31 23:21
読点はそんなに奥が深いもんだとは思わんなあ。
晴海叔母さんをたべる・・・。
一瞬、頭の中で「食べる」が「犯べる」に変わってしまった・・・。
15 :
名無し物書き@推敲中?:02/01/31 23:22
With knife,Father fight DQN.
Father fight DQN with knife.
英語で書くとこんなんか?(適当)
ナイフを持ってる人は、上が父で下が暴走族。
16 :
名無し物書き@推敲中?:02/01/31 23:23
結構ドツボにはまる方です。
自分は結構句読点が多いタイプなんですよね。
だから校正時に減らす事が多い。
17 :
名無し物書き@推敲中?:02/01/31 23:26
>>7 いや、OKじゃないかも。
ちゃんと句点を打たないと、こういう解釈も成立してしまうから。
「僕は、晴美叔母さんと従妹の真由子をまとめて食べた。」
読点はその人の肺活量に関係すると言っていた人がいたなあ。
だから息が長い人は読点も必然的に少なくなると。
でも眉唾ものだけどね。
>>17 お主、なかなかできるな。でも、僕は従妹の真由子ちゃんだけで、
お腹がいっぱいです。晴美叔母さんはあなたに献上します。
>>16 読点ってルールはあるけど、結構作者の好みに依る部分も多いからね
刺青の谷崎さんでも、読点で悩んで悩んで、なんてことがあったらしいよ。
特に決まった定義があるわけじゃないけど、
一度よんで見て何となくでうつ。
決まっている所といったら、「結構句読点」のように漢字が続いてる所。
何かひらがなを挿入したほうが分かりやすければ、そうするけど。
後、いま気づいたけど一文の長さによって変わるかも。
「特に決まった定義があるわけじゃないけど、一度よんで見て何となくでうつ」
ならここだけど、
「一度よんで見て、何となくでうつ」
ならここ。
22 :
名無し物書き@推敲中?:02/01/31 23:37
>>1の例文、私も上の方が自然だと思うけど、
江国香織が下の方を使ってたような気がする。
23 :
名無し物書き@推敲中?:02/01/31 23:37
>>19 いや、熟女の色香も捨てがたいぞ……
…ってそういう話題じゃなかったね。
実はね、小学2年生のとき、真由子ちゃんていう女の子のこと好きだったんだよ。
(マジ)
25 :
名無し物書き@推敲中?:02/02/01 00:06
肺活量説ってホントかなあ…?
じゃあ女性作家の方が平均的に点が多いってことになるよね。
26 :
名無し物書き@推敲中?:02/02/01 00:08
安部公房の句読点のつけかたってどう思う?
27 :
名無し物書き@推敲中?:02/02/01 00:08
山田詠美は点が多いね。
性生活によって鍛えられている、というわけでもなさそうだ。
28 :
踊るボボ人間:02/02/01 00:13
1である場合でこそポエ山氏のゴノレゴのFLASHが活きた。
2ならばあそこまで面白かっただろうか。
意味はありません。
29 :
名無し物書き@推敲中?:02/02/01 00:41
1.「この列車は、東京、有楽町、新橋、浜松町、田町、品川に停まる。」
2.「この列車は、東京・有楽町・新橋・浜松町・田町・品川に停まる。」
3.「この列車は、東京 有楽町 新橋 浜松町 田町 品川に停まる。」
4.「この列車は、東京と有楽町と新橋と浜松町と田町と品川に停まる。」
どれが一番スッキリと読めますか?
30 :
名無し物書き@推敲中?:02/02/01 00:50
1
>>29 一番下のもの意外、読みやすさに差は無かった。
実際に使い分けるとしたら、
一番上はセリフとかの喋ってる事を表すときに。
二番目、三番目は看板や何かに掲示されている事を表すときに使うと思う。
32 :
名無し物書き@推敲中?:02/02/01 00:54
>>26 安部 公房 大好きだ。読点の打ち方に関してはそんなに個性を感じない。
あくまで主観だが。
私は読点が少なめの方が好みです。
セリフの場合、2は反則ですか?
例えば、作者の個性が出るのはこんな場面では、
>決裂せずにすめば、まとまってくれるだろうし、
>まとまらなければ、決裂するだけのことである。 公房 箱男より引用
私なら、2番目の読点しか打たない。公房氏は一番目、3番目を打つ。
むろん、少々、後ろめたいたのしみかもしれない。
ってどう?
1.「普通列車は、東京、有楽町、新橋、浜松町、田町、品川に停まり、快速列車は、東京、田町、品川に停まる。」
2.「普通列車は、東京・有楽町・新橋・浜松町・田町・品川に停まり、快速列車は、東京・田町・品川に停まる。」
3.「普通列車は、東京 有楽町 新橋 浜松町 田町 品川に停まり、快速列車は、東京 田町 品川に停まる。」
4.「普通列車は、東京と有楽町と新橋と浜松町と田町と品川に停まり、快速列車は、東京と田町と品川に停まる。」
じゃあ、これぐらい長い文の場合はどうでしょう?
さすがに1はくどいように感じるのですが…。
>>34 いやいや、個人的にセリフ中に「・」を入れるのは
固有名詞の時だけにして、発音的な区切りは句読点で表現してるってだけの事。
実は文章作法もさほど明確には知らないし。
>>36 「無論、少々うしろめたい楽しみかもしれない」かな?
・・・うーん。なんか変な気が・・・。
>36 まず たのしみ、は漢字にしたいな、読みづらいよ。少々、の後の読点
は外したほうがいいんじゃない?少し後ろめたい、ってことなんでしょ。
楽しみの後ろに点を打つと、ちょっとためらいがあるようなニュアンスに
なって少しだけ文の調子が変わる。読点は深いよ。やっぱり。
安部公房読んでると結構こういうのが多い。
>41 これ安部公房なんだあ?気付かなかった。読点の打ち方に個性がない
なんて書いたけど、これを見るとそんなことはないのかな?
>>35 他にも。
その向うは、あまり大きくない、しかしいかめしい感じの窓のない部屋だった。
左腕がちぎれ、左足が、さかさに折れてつっ立った。
などなど・・・。安部公房は好きだけど。
44 :
名無し物書き@推敲中?:02/02/01 01:47
別に安部公房が正しいってわけじゃないからなあ。
俺はあの人の話は好きだけど、文章は嫌いだ。
>43
なるほどね、そういえば、こういう感じのくどさはあるかもね。
しかも、「しかし」の後に読点ないのはルール違反だよね。まあ、
分かってやってるんだろうけどさ。
もう1回読み直して勉強しよっと。ありがとう、43さん。
>>43 しかしの後に読点をうちたいなぁ。
「その向うはあまり大きくない。しかし、いかめしい感じの窓のない部屋だった。
左腕がちぎれ、左足がさかさに折れてつっ立った」
48 :
名無し物書き@推敲中?:02/02/01 01:51
>>1 前者はセリフが強調され、
後者は「言った」ことが強調される。
>44 別に安部公房が正しいってわけじゃないからなあ。
うん、もちろんそうだよ。安部 公房が正しいっていう話を
してたわけじゃないんだ。読点の打ち方の個性についての話。
>48
そういうこった。
そう、いうこった。
そう、いう、こった。
そういう、こった。
このスレは終了いたしました。
ちなみに句点は。です。お間違えなきように。
読み手の読み易さっていうのもあるでしょうけど、
書き手の個性やなんかも出ますね。
読点はリズムというか、そういうのも現せたり。
読む手を、書き手が意図したリズムにノせるとか。
53 :
名無し物書き@推敲中?:02/02/02 23:27
読点の箇所は、校正時にけっこう変える。書いてるときはかなり
いいかげんに打っているなあ、と思うね。
雑誌のライターやってた人なんかは、わりと読点が多いよ。
勢いよく読んでも誤解されない、ということが求められるから。
雑誌のライターやってるが、たしかにそうだ。
言われて初めて気づいた。へー。
>46
「しかし」の前で句点で切ってしまうと、文意が狂ってくるんじゃないか?
「あまり大きくない」は「窓のない部屋」に掛かってくるわけだから。
私だったら、読点だけを弄って、↓こうするだろうと思う。
その向うはあまり大きくない、しかし、いかめしい感じの窓のない部屋だった。
57 :
名無し物書き@推敲中?:02/04/22 20:31
おもしろいね
58 :
名無し物書き@推敲中?:02/04/22 23:52
age
読点の打ち方に作家の個性が出ると思う。
で、最近は読点が多い傾向にあるけど、打ってはいけないところに
読点をつけないことに注力すべし。
この手のレスで意識せずともきっちり読点を入れる人を見ると、
正直感服するよ。
60 :
名無し物書き@推敲中?:02/04/23 01:29
>>43 は、よほど強い思い入れが無い限り、
「しかし」と「いかめしい」のつながりを置き換えるだろうし、
この辺りの微妙な読点の使い方を求められてもなあ、と思う。
それより
>>37 の内容を説明したい時の方が難しい。
1の、
「普通列車は、東京、有楽町、新橋、浜松町、田町、品川に停まり、快速列車は、東京、田町、品川に停まる。」
を推したいかな。
一見くどい感じがするけど、
実は駅名を正確に読ませるという点では一番だと思うのだけど。
61 :
名無し物書き@推敲中?:02/04/23 01:35
>>60 置き換え可なら、
「普通列車が停まるのは東京、有楽町、新橋、浜松町、田町、品川であり、その間で快速列車が停まるのは東京、田町、品川だ。」
かなあ。何を説明をしてるかによるだろうけど。
62 :
名無し物書き@推敲中?:02/04/23 02:24
何を説明してるかってのは、日本語の特性を使うといいと思う。
日本語ってさ、後ろにある言葉ほど読み手は意識するって言うじゃん。
たとえば
私は映画を見に行った。
映画を私は見に行った。
だと、前者は「映画」、後者は「私」が強調されてる。これをさらに強くしたのが
倒置法だよね。
私は見に行った。映画を。
映画を見に行った。私は。
でも、倒置法って使うところがむずい。みなさんどういうところで使う?
63 :
名無し物書き@推敲中?:02/04/23 02:30
一例だが、目的語が併置されてる場合。
”神は見つめている。わたしを、あなたを、全ての人を”
64 :
名無し物書き@推敲中?:02/04/23 03:39
韻を踏みたい時。
鞄なら置きっぱなしてきた高校に、とか
65 :
名無し物書き@推敲中?:02/04/23 06:48
勉強になるなぁ。
66 :
名無し物書き@推敲中?:02/05/28 15:28
67 :
名無し物書き@推敲中?:02/05/28 16:41
「僕は晴美、叔母さんと親子丼を食べた。」
68 :
チャーリー・ゴードン:02/05/28 17:30
ひろゆきはDHCに訴えられたんだと、言った。
ってのはDHCを強調しとるんだよ
69 :
名無し物書き@推敲中?:02/05/28 18:07
西村京太郎、大先生は、濁点が、多すぎて、
ちょっと、読むのに、疲れる。
70 :
名無し物書き@推敲中?:02/05/28 19:52
ひろゆきは、DHCに訴えられたんだ、と言った。
こうするとなんか叙情性が出て……こないかなあ……。
71 :
名無し物書き@推敲中?:02/05/29 18:57
濁点が全くないのも考え物だ
72 :
名無し物書き@推敲中?:02/05/31 17:11
良スレあげ。
つーか漏れが特に読点に弱いのでスレ活性化期待age
73 :
名無し物書き@推敲中?:02/05/31 22:01
>>70 その場合、訴えられたのが「ひろゆき」でない可能性も出てくる。
昨日、名無しさんが名誉毀損で告訴されたらしい。
しかし、名無しさんを訴えたのが誰かははっきりしない。
切り込み隊長は、ニッセーに訴えられたんだ、と言った。
ひろゆきは、DHCに訴えられたんだ、と言った。
いったいどっちが本当のことを言っているのか。
なんてね。
もちろん、前後に判断できる文があればいいわけだが、
その部分だけ悪意で引用されると、勘違いのもとだよね。
>その部分だけ悪意で引用されると、勘違いのもとだよね。
「その部分だけ悪意で引用されると勘違いのもとだよね。 」
がよりよい気がするが、こういうのってわるい癖だね。
76 :
名無し物書き@推敲中?:02/06/01 00:16
77 :
名無し物書き@推敲中?:02/06/20 00:25
78 :
名無し物書き@推敲中?:02/06/24 14:03
「だが」のあとって、基本的に読点つけるよね?
でも、一息で読ませたいときなんかは省いちゃってもいいの?
例えば、
だが、私はそんなことを聞いてはいなかった。
↓
だが私は、そんなことを聞いてはいなかった。
とか。
79 :
名無し物書き@推敲中?:02/06/24 16:48
別にいいんじゃないすか。
つーか「だが」のあとに読点つけるのが基本的だ、ってのが初耳。
80 :
名無し物書き@推敲中?:02/06/24 17:34
基本的には小学校で習った算数の、括弧付きの計算を思い出しながら推敲してる。
叙情性ある読点についてはまた別だけど。
>>78 実際に声に出して読む時、
「だが (とすこし間をおいてから) 私はそんなことを聞いていなかった」
って演出、よくある。
それのせいか、「だが、」とか書く人は多いと思うが、基本的とは言えないよね。
よく使われるパターンなだけ。
だから「(とすこし間をおいてから)」を敢えて省きたいなら、読点つけるまるで必要なし。
というより、「私は、」と読点つける意図も不明。
「そんなこと〜聞いてなかった」に感情移入したいのかもしれないけど、
読んでるほうはなんか不自然な感じがして
「私」が息切れしてるように見えるよ。
レスくれた方、サンクスです。
「基本的」に関してですが、これは私がそう思い込んでいた
だけです。どうもすいませんでした…。
「私は、」で区切った理由は
>>81さんの仰るとおりです。そ
れと、前後の文の流れを考えて、ですね。上の文はあくまで
例ですが、読点をつけないと間延びした印象を受けません?
最後に、「読み手にとって不自然」ということですが、そこ
まで気が付きませんでした。指摘、どうもありがとうです。
84 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/11 12:15
85 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/11 14:41
自分もライターで、
>>55には同意。
誤解が少ない文章、読者に頭を使わせない文章を書こうとすると、
どうしても句点・読点は多くなってしまいがち。
前後の文章の存在を無視し、単体で考えるならば……
a)ひろゆきはDHCに訴えられたんだ、と言った。
【ひろゆきは】という主語に対する述語が、
【訴えられた】なのか、あるいは【言った】なのか、
いまいち分かりにくいので誤解される恐れがある。
前者ならば言った人物が不明になるし、
後者ならば訴えられた人物が不明になる。
自分は前者として読みとることが多い。
b)ひろゆきはDHCに訴えられたんだと、言った。
これはあまり見かけないなあ。
いずれにしても、aと同じ。
c)ひろゆきは、DHCに訴えられたんだ、と言った。
ひろゆきが言ったことと断定できるが、
訴えられた人物が不明。
d) ひろゆきは、おれDHCに訴えられたんだ、と言った。
どうしても句点で区切りたいなら、これが一番誤解が少ないと思う。
e)ひろゆきは「おれDHCに訴えられたんだ」と言った。
句点の話ではなくなってしまうが、どうせならこっちの方が分かりやすい。
e')「おれDHCに訴えられたんだ」とひろゆきは言った。
こっちの方がさらにスマートか。
つまり、a〜dまでの文章を分かりにくくしている原因は、
実は句点の打ち方ではなく、
三人称の文章に一人称の文章を混ぜていることにある。
f)ひろゆきは自分がDHCから訴えられたことをMLで告白した。
例えばこうすると、句点がなくても誤解されにくい。
違う。句点ではなく読点だったね。
87 :
闇の住人バクラ ◇xL8KgETE:02/07/11 14:46
88 :
名無し物書き@推敲中?:02/07/12 01:07
あげまーす。
89 :
名無し物書き@推敲中?:
バカバッカリ