「残像に口紅を」in創作文芸版

筒井康隆の「残像に口紅を」をここでやってみます。

ルール
１：１０レスごとに、使用できる文字を一文字ずつ減らしていきます。
　　消す文字は１０レスごと（下一桁が０）に書いた人が指定。
２：文字が消えるとそのカタカナや、その文字を使って読む漢字は使用不可能。
　　ただし「（鏡）カガミ」を「キョウ」と読む場合は使用可能。
３：のばす音「ー」はその母音が対象。「ア」が消えると
　　「クーラー（ア）」が使用不可能になります。
４：濁点、半濁点は別。「ハ」と「バ」と「パ」は別です。
５：「ツ」と「ッ」は同じ扱い。「ユ」と「ュ」も同じです。

６：このスレッドはオリジナル小説の進行でお願いします。
　　（内容のジャンルは問わず。）でも、お話しを壊すことなく、
　　続けた方が吉。

小説が手持ちにないので、細かいルール忘れちゃったんですけど、
とりあえずこれだけでスタート。

今日はとっても寒い水曜日。近くにクリスマスを控えていて、わたしは
家に居る家族と一緒にクリスマスツリーを飾った。
愛犬のポチも空を寒そうに眺めている。


ルール付け足し：
例えば「ポ」の文字が消えると、「ポチ」もこの小説世界から
失われます。「イ」が消えると「家」が消えます。そういう風に
やってみてください。

ポチは弟が昨年の夏に何処からか拾ってきた雑種。
弟は寂しそうな子犬を不憫に思ったらしい。

弟がその汚れた子犬を抱きかかえるようして家まで連れて帰ってきた日の事を
わたしは今でもハッキリと覚えている。

（行数は？　１行から４行ぐらい？）

わたしはポチを家の中に入れてやろうか迷った。今にも雪が降ってきそうだったし、
そもそもこの犬は、雪が大変苦手なのだ。昔の歌とは大違いだわ。
現在午後４時半。曇り空が何となく嫌な雰囲気を出している。

（行数自由。誰かが決めてしまってもいいです）
（お話しがかぶった時は、先に書いたほうを取ります）
（小説でないレスは、パス。その時、一つ文字指定のレスをずらします。
　今の場合は下一桁が「０」から「１」になります。

「お母さん、ポチを家に入れてあげてもいい？」
窓の外から目を離し、ツリーの電飾を巻いている母の方を見た。

「いいわよ」
母は電飾の方から顔を離さずに言った。わたしは犬小屋の中で震えている
ポチを抱え、玄関の前まで運んできた。
「ねえ、お母さん、玄関の戸を開けて」

　ところが、いつまで経っても玄関の戸は開かれない。
「おかあさん！」
　わたしは少し苛立ち気味に呼び掛けた。それでも返事がない。
「おかあさあん……」
　わたしは不安になり始め、ポチのように震えながら戸の前に立ち尽くしていた。

突然、家の電気が全て消えた。
真っ暗になった家に、不気味な色合いが漂い始めた。
ポチが驚いて吼え始めた。

（次の人は、好きな文字一つを指定）
（禁止の文字を使用した場合は、そこで小説は強制終了して、
　リスタートになります。

「あ」

おか・・・。
何故だろう、その先が出てこない。家に居る、大切な人の名前を呼びたいのに。
呼びかけて返事を聞きたいのに。
「おか・・・、。まま・・ママ！玄関の鍵はずして、ママ！」
そうだ、ママ。
何故、そんな簡単な事忘れてしまったのだろうか。
「ママ！ママ！！」
まるで小さい子供のように玄関の外で叫びつづけた。

スレの重量制限をオーバーしてるからかな？

暫らくして、家の玄関の扉が開いて、見慣れた母親の顔が
覗き出た。
「何しているの？さっきから読んでいたじゃない、ほら、入りなさい」
わたしは・・・とっても心が落ち着き、ポチを抱えて家に入った。

（>>12　その言葉が使えないからです）
（１２は小説でないので、パス。文字指定は下一桁１です）

と、その時。わたしは違和感を感じた。
──家の中がさっきと違う。
──ママがさっきと違う。
ポチは吠えるのをやめ、うなり声を立てていた。

ママは、見ただけでは普通のママだった。ただ、何となく雰囲気が変わっている
のだ。目つきも違うし、爪も不思議なくらい伸びている。そして、部屋に入ると
ホールにいるみたいに、声が異常なほどに響いた。
わたしは何が起こったのかを確かめようとした。
「ママ、いったい何があったの？」わたしは目の前のママに尋ねた。

ママは軽く微笑んだだけで、私に背を向けた。
｢ママ―！｣
私はそこはとなく違和感を感じ、思わず叫んでしまった。
ママはゆっくりと振り返りもう一度、柔和に微笑した。

振り返ったママの顔は……おか……マさん。
そう、「おかまさん」だったのだ。
そうだ！　だから私は母を呼ぶ時に違和感を感じ、
「おか……」と言いかけて
「ママ」と言いなおしたのだ。
それにしても、なぜママは突如として性が変わってしまったんだろう？

（15、「あ」が入ってると思うんですけど、
　強制終了、リスタートになるんですか？＞１）

リスタート！で。
早速失敗してやんの（ｗ

番号整理のためにこの１９は潰しで。

ルールを再確認。

１：１０レスごとに、使用できる文字を一文字ずつ減らしていきます。
　　消す文字は１０レスごと（下一桁が０）に書いた人が指定。
２：文字が消えると、それを使って表現する言葉は使えなくなる。
　　言い換えられる場合は使っても良し。
３：文字が消えるとそのカタカナや、その文字を使って読む漢字は使用不可能。
　　ただし「（鏡）カガミ」を「キョウ」と読む場合は使用可能。
４：のばす音「ー」はその母音が対象。「ア」が消えると
　　「クーラー（ア）」が使用不可能になります。
５：濁点、半濁点は別。「ハ」と「バ」と「パ」は別です。
６：「ツ」と「ッ」は同じ扱い。「ユ」と「ュ」も同じです。

７：このスレッドはオリジナル小説の進行でお願いします。
　　（内容のジャンルは問わず。）でも、お話しを壊すことなく、
　　続けた方が吉。

母音を消したらつらいから、極力やめようよ

？？

それでは、久しぶりの再開です。極力母音は消さない方針でやりましょう。
最初は「せ」から。文字指定のレスシモ一桁は２で。

今週から、賞金が最大１億円に跳ね上がった、クイズ「スーパーマーケット」！
さあ、どんなチャレンジャーが現れるのか？今回のクイズの舞台は、
神奈川県の湘南海岸です。レポーターの石垣さん？チャレンジャーの
様子はどうですか？

はーい。石垣です。こちらはもうチャレンジャーの熱気が伝わって
きて大変です！まず一人目は静岡県からおこしになった田中さん。
職業は大工さんなんだそうです。そして二人目は何とこの番組初めての
外国人の方のチャレンジャーです！

「どんな方なんですか？」
「それは・・・最後まで秘密なんだそうです」
「そうですか。今回はこの二人だけですか？」
「そうです、そのようですね」
「はい、わかりました。それでは、さっそく第一問、行って見ましょう！」

第一問！――――司会者の米原敏夫の声が響きわたる。米原は、5年前に
オギノテレビを退社したフリーのアナウンサーだ。退社したは良いものの、
なかなかアナウンサー時代のまじめな雰囲気を払拭しきれないためか人気が出ず、
ラジオの仕事や、この三十分のクイズ番組「クイズスーパーマーケット」
などの司会で仕事をつないでいる。

アインシュタイン氏が提言した四次元の時空、縦　横　高さ　そして四つ目の
次元とはなに？
チャンピョン席に座る市原とチャレンジャーの田中が同時にボタンを押す。

「はい、田中さん、どうぞ！」
先にランプが点滅したのは田中だった。
「じ、じ、じかんじゃい！」
ピンポンピンポン！
「はい、え、え、えっと、合ってます。合ってますよ！」
あれ？司会の米原は、その時何かしらの不自然さを感じ取った。しかし、
そんなことに拘っている暇はない。とにかく番組を進めた。