星新一を語ろう

とりあえず語って。

あんだけよぅネタが浮かぶものだ。

星新一で論文書いてます（w
正直、スランプ中。

あれで本名とは驚きだ。

早く語れよ、星製薬の御曹子でＳＦショート界の貴公子を

改行の天才

親一じゃなかったけ？
それと、天皇ね。

　灯台すごいね

ショートショートコンテスト入賞者が出版したショートショートの本
を読んでこれがショートショートか、と思ってたところで、
たまたま星新一のショートショート読んだら全然違った。
なにがどうとは言えないけど、すごすぎた。

最初に知ったのは中学の国語で習った「繁栄の花」って人も
割と多いのでは？僕はそうでした。（メール星人のやつね）
＞9
確かに。「ショートショートの広場（講談社）」のこと？
格段に違う。まあみんな卵だから仕方がないって言えば
それまでだが。

「ショートショートの広場（講談社）」俺はそれなりに面白い！！と思ったぞ。
星新一のコピーあり、独自路線あり、海外の作家の影響の感じられるものあり・・、
で、いろいろ楽しめる。

また、星新一の作品はなんとなく”じぶんでも書けそう”と思わせてくれるところ、
こそが魅力。実際にはそんなことはないんだけど・・。

関係ないかも知れないけど
厨房の頃、始めて「世にも奇妙な物語」みたとき
「あ、星新一じゃん」とか思った。

　灘中学校の入試問題集で「おーい、でてこーい」を読んで感動。

　その最後の設問がたしか･･･
　「これからどういう事が予想されるか○○○字以内で書きなさい」

　灘中の先生って、イキだなあ。

星新一はモロに理系、というか欧米スピリットにあふれていた。
ニュアンスとか、語彙とか、感傷にひたるような卑しさがなかった。
確かにアメリカ作家の盗作まがいのものも初期には多かったようだが、
ミステリー風作品はすごい。

バンプオブチキンの「Ｋ」とかって
なんとなく星新ちっくだなあとか思った。

>>12
それをいうなら、
ＴＢＳのストーリーランドなんて”モロ”に・・ってのも多かったぞ！！

星新一の作品で一番印象に残ったのは、「神」。
たしか、英米作家のインスピレーションを元にして、神を数式化したらどうなるか、
数式化されたものはmaterialise出来るはず、materialiseされたらそれは論理的には存在する…
というような思考方法で、「神」を書いたとか、どこかの解説に書いてあった。

星新一は小説ソフトウェアの天才。
表現とか描写とか感情移入という女々しいアプリケーションは所詮基本ソフトに基づいているということを、
星氏は東大農学部⇒医薬品会社経営参画の過程で独自に完成させたのだろう。
ここに凄さがある。イノヴェータとしての偉大さがある。

小学生時代に「おーい、でてこーい」の続けを
考えさせるのは定番だったよね

宰相葉好きが最近書いてるね

「午後の恐竜」を越えるSSはまだ読んでない。

>16
確かに！

物語におけるストイシズムにおいて星新一は並みのハードボイルド作家達を
はるかに凌駕してしまった……
とかなんとかいう文章を読んだことあるな。まったくそのとおりだと思った。
書くもののベクトルそのものが全然違う方向を向いているんだよ、
他の作家に較べると、というか較べらんない。
で、今その系統にある作家は川上弘美だとあたしは思う。あんたらはどうよ？

ギャラにうるさかったらしいね。
かなり高額じゃないと書かない。

★新一って時代を感じさせないね
例えば、具体的な金額とか書かなくて
高額紙幣とかなんだとかそういう書き方
ストーリーランドはパクリが入ってるね！

ラオ博士は、マッドサイエンチストである。
マッドサイエンチストのラオ博士であるから、考えることは悪いコトばかり。
今日も、人里から遠くはなれた秘密研究所で、悪いコトの研究をしていると・・・

みたいなぁ？

リアル厨房の頃読破したなぁ。初めて読んだときは体に
電流はしったよ。“入会”っていう話覚えてる人いない？
この時間この人に電話して下さいって言われてその通りに
したら実はいろんな出来事に影響していた…というやつ。
ゾクゾクしたよ。普段の景色まで違って見えたりして。
固有名詞とか出てこないのがまた想像力をかきたてる
よね。待ち時間に読むと入っちゃって何しにきたか忘れるね。

まあ、星新一は、釣りで言えばフナ釣りのようなものだ。
中学で卒業していたと思っていたが、二十年以上してまた読み出した。
じっくり楽しめる。いいねえ。

（*ﾟДﾟ）ﾊｧ・・・

>>23
アタリマエ。ショートショートだぞ。
原稿一枚の単価をフツーの小説と同じにされたら喰っていけん！
by都筑道夫

虎穴に投稿されてる「奇跡」って星新一のパクリなの？

>30
これか？
http://www2.yi-web.com/~moji/tora/an/antho2.cgi?action=html2&key=20020101223935

>>30,>>31
なんか私怨でもあるのか？

>>15
名曲、あれ聴いて泣いた。曲と詩があれほど見事に融合した作品はちょっとない。
星新一っぽいかは別として、うまいなぁと思った。
というかあのまま小説にできるよね。絵本とかにできそう。

死刑囚が、無人の荒廃した惑星に落とされて、水の出る機械しか
与えられなくて、水を出すたびに一定の確立で爆発する、、、って
話。すっげえ心に残ってる。
知ってる人いる？

>>34
知ってる最後に(ネタバレにつきメール欄)
小学校のときによんで、子ども心に悪いことはすまいと思った(ガキの感想、ｽﾏｿ)。

>>35 ををを！！まさか知ってるお方がいるとわ。。。
どの文庫に載ってたか覚えてます？よかった教えてください〜
確か、ラストの話だったんだよなぁ。。。もっかい読みたい。

タイトルのつけかたが絶妙だよね。
「マイ国家」とか「つねならぬ話」とか「午後の恐竜」とか
その話がまたおもろい

「ブランコの向こうに」って知ってる？
星新一唯一かもしれない長編。
読んで本気で泣いた。

>>38　知ってます知ってます！！
いいよねぇ、、、あれ。内容は詳しくは覚えてないけど。
クルコたんが出てくるヤツ、知ってる？あれも長編っすよ。

>>38
知ってる、っていうかもってる！
俺もあれ読んで泣きました。

age

千話あるんでしょう？　すごいね。

何かで呼んだんだが、漠然と３つの単語を抽出して、そこからストーリを
生み出していたとか。国語辞典から単語を書き写したメモ紙の山を見た
覚えがある。

「驚き桃の木２０世紀」でもやってたね、その話。
その時は断筆中の筒井さんが出てたんだよね。

>42
>漠然と３つの単語を抽出して、そこからストーリを
>生み出していたとか。

「三題噺」ってご存知無いですか？
名前のとおり三つの題を噺にするのです、元々ある方法ですよ。

それを抜きにしても・・・星新一は凄いと思います。

>>44
いや、三題噺はしってますよ。落語でしょう、元は。

手法と言っても、３つ単語が揃ったからって簡単に
話ができるわけじゃないんで、単純にその発想力に
感嘆した訳ですよ。

「進化した猿たち」ってどーよ？

星新一懐かしい！
中学の時にはまったはまった。
ここ読んでもう一度読みたくなったよ。
探してこよう。

「唯一」の長編じゃないよ。
父親の半生を描いた「人民は弱し・官吏は強し（だっけ？）はドキュメンタリー作家
としても星さんの文体は読みやすく感情移入しやすかったし、「声の網」は厨房当時
いまいちリアリティーもてなかったけど、今にして思うとあの人の頭の中には
「ネットワーク」って概念があの当時にあったんだななんて思う。
あと、歴史もの（タイトル覚えてるのは城の中の人くらい）も何気に面白いよ。

懐かしいなぁ・・厨房当時ほぼ全巻集めた気がする。

僕のお気に入りは未来イソップ。初めて読んだ星さんの本ですが
後から思うと星さんの面白さが凝縮されています。

この中の「不在の日」がすき。知ってる人います？

星さんを好きな人ってなんか知的に見えました

>>49 「不在の日」どんな話でしたっけ？
多分言われたら思い出せると思う

>>47
あれはいいね。

　おれ星新一は40冊くらいしか読んでないけど、
ここに書いてる人、本ぜんぜん読んでないじゃん。。。
　6000冊以上読んだけど、星新一は速読できないんで、
一日一話づつ、読んでます。
　その方が、楽しいし、星作品は、結構、前後の作品が似たりよったり
なんで、まとめて読むと、つらい。。。

age

>>36
うぅ…ｵﾚもその話、覚えてるんだがタイトルが思い出せない。
新潮文庫でも初期の方だと思う。｢ようこそ地球さん｣辺りかなぁ。
全部実家に置いていて手元にないんで、すぐ確認できないです。間違ってたらｽﾏｿ。

age

>>55
ああ、マジであれもっかい読みたい。誰か情報プリーズ！

>>57
「ようこそ地球さん」(新潮文庫刊)収録。
作品名は「処刑」。ラストではなく、ｹﾂから３〜５番目辺り。

ををを、こんなスレがあったとは。
なつかすぃーね。
初めて読んだのが、きまぐれロボットだったなあ。
角川文庫の薄っぺらい奴。確か、当時160円だった（年がばれる）。

>>39
夢魔の標的、だよね。
かなり怖かった記憶がある……

>>58 サーーーンクス！！今夜さっそく本棚あさってみます

>>60 そうそう、厨房の時に読みました、ｶﾅｰﾘ読み込んだのを覚えてます。
たしかにちとこわかった

しばらく来てない間にぱらぱらと書き込みが・・

いやだって星新スレがないのが不思議でしょうがなかった。
ダメもとで立てたんですけど地味にロングラン。

個人的には「ボッコちゃん」に収録されている「月の光」が印象深い。
今読むと一種の背徳小説としても読めると思う。星新一自身はそう
いう世界から離れて、もっと軽妙な世界に行ったけど。星新一が
「月の光」的な世界を棄ててしまったのは、星さんの含羞なんじゃないかな？

>>63 どんな話だったっけ？読んでみよう

「骨」って話知ってる？

>>65 知ってる、、、マジで怖かった

穴に投げたごみが空から降ってくる話、
英語の教科書に乗ってた。

タイトルは忘れたけど、
精神科の権威（？）が夢の中で治療を行い･･･ ･･･
の話を読んだとき眠れなくなった。

SF板より
http://natto.2ch.net/test/read.cgi/sf/955840188

友達の家で読ませてもらったのだが

悪魔に
「誰か一人殺してやる」
と言われた主人公が散々考えた挙句
悪魔に向かって
「お前死ね」
と言ったやつがあったんですよ。

もう一度見たいのだが本のタイトルを忘れてしまった。
知っている方がいたらレスを頼む!!よろしく

>>69
タイトルは俺も覚えてないが、3つの願いのパターンで、
爺さんがウィスキー（？）とコップを頼んで、
それを消してもらい、最後の望みが「無しだ」と言った話もあったな･･･。
折角だから1000話を読み通しなさい。

>69
「かぼちゃの馬車」に収録されている、
「悪魔の椅子」だと思われ。

「きまぐれ気流」から読み始めた｡

小６の時、児童小説から抜け出した第一歩だった｡
それ以来、星新一は、ほぼすべて読んだ｡
逝かれてしまったのが誠に惜しい｡

>71
どうも
早速探してみる。

中学の時にハマって読んでたんだけど、
最近再燃気味。近所の古本屋で買っては
読みふけっています。
なんだか不思議な気分になりますね、この
方のお話は。麻薬的だ。

ところで、時代を感じさせないというのは、
作者本人も気をつけていたようですね。
20年後に読んでも色あせていないのが
フィクションなんだ、みたいなことが
解説に書いてありました。

…惜しい人を亡くしました（涙

メロンライスにガムライス

星新一が死んで、小説現代「ショートショートコンテスト」て、
終わったかと思っていたら、阿刀田高が引き続いてやってたのね。

書店で１３が平積みされていたので買ってきた。

ちなみに、google で「ショートショートコンテスト」で検索したら
結構作家デビューした人も多いのね。

ということで応募してみる気になった。

ちなみに星新一「殺し屋ですのよ」等には遠く及ばないけど、
１３、そこそこおもしろかった。

星新一の長編ってのはあんまり面白くなかったな。
電話を盗聴してコンピュータ支配の社会を作っていく
ってのはちょっと面白かったけど、携帯が普及した時代には
なんだかなあ・・・という感じだし。

>>77
むしろ携帯電話やインターネットが普及した現在の方が、
新しい面白味のある作品だと思うけど。>声の網

星新一の長編なら、「気まぐれ指数」が傑出してると思う。
群像劇のお手本みたいな作品。

>厨房の頃、始めて「世にも奇妙な物語」みたとき
「あ、星新一じゃん」とか思った。

実際原作が使われてたのもあったよね｡だいぶアレンジしてあったけど
自分みたいな飽きっぽい性格はいろんなジャンルに飛んで
オムニバス形式のほうが性に合う｡

>>78
「人民は弱し官吏は強し」のほうが好きだな。

>>78
いや、手法が受話器をこっそりあげて盗聴、でしょ。
ものすげえ違和感感じる。

>>81
あ、なるほど。そういう意味か。

星新一の科学・技術一般に対する無知はあれに始まったことじゃないから、
自分はあまり気にしなかったけどな。

>>82
あまりマニアでも読んでて分からないから困る。

>>82
電子が原子核の周りをまわるのに、エネルギーは要らないのか
とかエッセイで書いてたような。
無知な部分にも、発想の面白さが光ってる。

kya

kyu

kyo

教えて君でスマソ。
確か星の作品で、

ある青年が社長？の臨終に立ち会うことになり、
病室に赴くと妙な機械が置いてあって、実はその機械は
任意の個人の全ての人格や記憶を入力でき、かつその人の価値観や思考形態を
ほぼ完璧に再現できるという機械であることが次第に明らかになってくる。
で、件の社長が息を引き取ると同時にその機械が作動し始め、
「さあ、これから忙しくなるぞ。さっさと行動しないか！」

という感じでラストになる内容のやつを読んだ覚えがあるんですけど、
どなたか正確な作品名とそれが収録されている作品集のタイトルを御存知の方は
いらっしゃいますかね？

一応、一般書籍板の星スレでも同じ質問をしてます。

一般書籍板で解決するように。ここでは無理と思われ。

>>89
一般書籍板で無事解決しました。
さんくすです。
ついでにageておきます。

星新一のぞくぞくするおもしろさがわからないひとはかわいそうだ。

久っさしぶりに来た・・まだあったんですね。。
やはり星新は永遠っすよね。

>>72さん
「ごたごた気流」じゃなかったっけ？

星新一がいなかったら、日本のSFは不毛のままだったはず。

>>93
いくらなんでもそれは贔屓の引き倒しでしょ。
一般層へのSFの浸透は、１０年ほど遅れたかもしれないけど。

>>94
いや、星新一がいなかったら筒井康隆たちも生まれなかった。
その点では>93は正しい。

ショートショートの広場２を読んだけど、難しいのがけっこうあった･･･
とくに飛行機の操縦士の、自分が年をとる度に夢の自分が若くなっていくってやつ、
本当にわからん。気になるよ。俺だけなのか、俺だけなのかー

誰かメール欄でいいから解説きぼんぬ･･･

親一ってのは親の会社のモットーが
『親切第一』だったからついた名前ってのはほんとかねぇ？

「ある装置」って話が一番好き

声の網が良かったなぁ。
この人の長編も読んでみたいかも。。

城の中の人（だっけ？）が切なくてよかった。

>>100
１００げっとおめ。

もう新作読めないのかって思うと切ない
発見されないかなあ書斎とかから

age

age

ショートショートって、この人の為に用意されたジャンルって気がする。
今後何百年経っても、星新一以上のショートショート作家は現れないんじゃなかろうか。

ギリギリスレ違いなのかもだけど。
眉村卓さんの奥さんが亡くなった報道がありその中で、
小説が好きだった末期癌の奥さんのために、眉村さんが毎日ＳＳを書いては
病室に届けて奥さんに読んでもらっていたとあった。
その数1777本。
星先生の功績を見てもそうだったけど、ＳＳはある意味小説家にとっての短距離全力疾走。
けれども作家の一番輝く瞬間をパッケージングできるのだと思う。
星先生はその作家生涯の全てが光り輝いていた。
俺はそう思う。

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きまぐれ指数が好き。

新化した猿たちってどう？
パート３まで出てるけど？

名作を怪談に変えてみて欲しいと
言ってみる・・・・・・・・・・・テスト

age

星新一は初期作品以外全部読んだが、何となく印象的なのは
地球が宇宙人に支配されてあらゆる欲望に絶えて全人類が暮らしてて、
実は宇宙人は地球人が欲望の塊なのに呆れて、親切で支配してあげてる、という話。
何となく他の作品とは違うなと思った。書いた別人なのかもと今も本気で思う

星新一は確かに不世出の天才。
しかし、疑問も・・・
パクリを連想させる作品がいくつかあった。
「猿の手」そっくりなやつ。
「喉切り農場」からヒントを得たと思われるやつ、等等・・・