この本なんていかがでしょうか?
著名市民運動家の推薦の言葉もありますし。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/detail/customer-reviews/-/books/4938660989/250-1540243-6615440 勇気のある告発, 2004/12/26
レビュアー: 市民活動家 北海道 Japan
本書は人工知能研究科でもある極めて優秀な元大手ゼネコン社員が手抜き・欠陥工事など建造物の欠陥に関する恐るべき実態を勇気をもって暴露した作品である。
極めて重大な手抜きがあっても現場の所長ですら気付かない可能性がある、行政による検査は殆ど有名無実のものである、など現場の技術者でしか知りえない事実を詳細に暴露している。
著者が維持補修の第一人者であり、案外見落としがちな劣化についても素人にも分かり易く詳細に説明してあるのが印象的だった。維持補修費が初期建設費の五倍にもなるとは考え付く人は殆どいない。
コンクリート建造物が十年でボロボロになってしまう話などは衝撃的だった。
公共事業に関する負担が一人当たり一億円にもなるとは驚きを禁じえない。しかも詳細に計算が記されてあるので嘘偽りは一切ない。
間違いなく建設業界に関する最も衝撃的な本と言えるだろう。