手抜き好事をさせない方法

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145(仮称)名無し邸新築工事
私も手抜きだらけの家を建ててしまった。何が悪かったか。運も悪かったか。
従来工法木造住宅だが、手抜きし放題だった。外壁を張った後も金物(筋交い
プレートなど)が入ってなかったり、内壁が貼ってあっても中には断熱材が無く
上部にダミーが置いてあるだけだったり。喧嘩になったら「任せた以上、ここは
俺の職場だ、勝手に入ってくるな。引渡しまでつべこべ言うな。」と居直られた。
施工会社の現場監督がとりなし「内壁をはいでやり直す。金物もきちんと内側
から入れさせる。」という言葉を信じた私が馬鹿だった。完成後は建築士や建
築主事の検査があると思っていたのだ。後で泣くのはおまえだぞとひそかに
思ったのだった。
 引き渡された家は金物は15箇所ほど抜けたまま。筋交いも抜かれたまま。
床下の火打ち土台など一本も入っていなかった。断熱材も入れないまま済ま
してあった。外から見えなくしただけだったんだ。床下天井裏はおがくずだらけ。
 こんな犯罪的手抜きが通用するのが建築業界か。犯罪的というより犯罪そ
のものじゃあないか。詐欺、傷害・殺人未遂だ。築8年、未だにそのまま。一昨
日県の建築課へ行ったら「それで何か不都合はありましたか。」なんて聞かれた。
地震がこなければOKなのか。1999年にできた「住宅の品質基準に関する
法律・・」などまだ機能していないようだ。
 始めは私も、見に行った時、2千円3千円とお茶菓子代(差し入れ)をやって
いたが、仕事振りを見ていたらなんだかばかばかしくなって止めた。当たった
大工と選んだ工務店で決まってしまったように思う。後はどうあがこうがもが
こうがどうしようもない。