国士舘大学剣道部員は今どうしているのか?

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131名無しさん@お腹いっぱい。
<事件はどのようにして起こったか>
平成11年9月28日、東京都町田市にあって国士舘大学剣道部員約100名が生活している
寮において、剣道部員4年生のX(21歳)が、剣道部員1年生のY(19歳)を
自分の部屋に呼び出して正座をさせた後、10回あまり腹部を足で蹴り、
その結果Yさんが意識をなくしたので、他の部員に知らせ救急車の出動を依頼するとともに、
部員が人工呼吸や心臓マッサージを施して救急車の到着を待ったが、2時間後に病院で死亡した。
死因は暴行による心臓ショック死であった。
加害者であるX被告は警視庁町田署に傷害の現行犯で逮捕され、10月10日、傷害致死罪で起訴された。
X被告が暴行を加えた直接の原因は、命じた洗濯をYさんがしていなかったことだという。
二人に関係は「付き人」という言葉は使っていないが、
実質的には「付き人」あるいは「部屋っ子」などと呼ばれるような、
1年生が4年生の世話をするという関係であった。
132名無しさん@お腹いっぱい。:01/08/29 22:32 ID:gK8FRx8o
記者会見では国士舘大学のZ理事長らが、この種の暴行がX容疑者個人による偶発的出来事ではなく、
制裁という形で時おり行われていたことを認めている。
事件の後、学内に調査委員会を設け、過去にそういう制裁があったかどうかを調べたところ、
3ないし4ヶ月前にも、確定はできなかったが上級生からの暴行によるものと思われるケガで、
剣道部の1年生が病院で診察を受けた事実が分かったという。

原文では、XYZはいずれも実名。
133名無しさん@お腹いっぱい。:01/08/29 22:34 ID:gK8FRx8o
【非暴力宣言】    国士舘
国士舘が武道精神を教育の根幹としてきたのは、「礼に始まり礼に終わる」といわれてきているように、
武道には世界的にみても水準の高い「人としての生きるべき道」が含まれており、
人格の陶冶に寄与するところが大きいと考えているからである。

武道は格闘技に属するが、それを越えるものがある。
例えば剣道を学ぶ者は、剣が人を殺しうる道具であるからこそ、
日常生活の中で剣を抜かないことを信条とすべきである。
そうしてこそ、武道を学ぶ者が人として光り輝くことになる。

武道精神を教育の根幹とする国士舘は、したがって、それ故にこそ暴力を否定する学園でなければならない。
今後一時の感情にかられ、言論による説得を忘れて暴力を振るうものが出た場合、
国士舘はもはやこれを構成員と認めることはできない。

国士舘は、最近起こった本学学生による傷害致死事件を契機として、
以上のよう覚悟をもって非暴力を誓うことを内外に宣言する。

  平成11年10月19日
134名無しさん@お腹いっぱい。:01/08/29 23:04 ID:EW2UGv1c
【非暴力宣言の趣旨】
国士舘には、かって学内外における学生の暴力が社会の指弾を浴びた時期があったが、
ここ十数年間の関係者の努力によって、そのような実態は既に過去のものになり、
世間の評価もほぼ快復することができた。
しかるに、最近本大学剣道部の学生が下級生の学生に制裁と称して暴力を振るい、
これを死亡させるという事件が発生し、関係者に大きな衝撃を与えた。
このような深刻な事件を前にして、国士舘の教職員学生生徒一同は、
一時の感情にかられ加害者の無思慮な行動が、
一瞬にしてどのような大きな結果を伴ったかを沈思しなければならない。
135名無しさん@お腹いっぱい。:01/08/29 23:05 ID:EW2UGv1c
まず第一に、その行動によって将来ある被害者の生命が奪われ、
被害者の成長を楽しみにしていたご両親を始めとするご遺族に
測り知れない悲嘆と苦悩を与えた。
これは加害者個人ばかりでなく、国士舘全体が幾らお詫びしても
お詫びしきれないほどのものである。

第二に、長年の努力によってようやく回復した国士舘に対する社会の信用が、
大きく傷つけられることになった。
その回復にはまた何年もの努力が必要であり、
特に加害行為に直接関係のない非常に多くの人がその犠牲にならなければならないことを
深く考えるべきである。
136名無しさん@お腹いっぱい。:01/08/29 23:06 ID:EW2UGv1c
第三に、最近の日本の教育の危機は目に余るものがあり、その解決の一つの方策として
武道を含む伝統諸道の普及を進めようという運動が動きはじめた。
国士舘はその先頭に立ちうる学園であるが、今回の残念な事件によって、
その運動に水がさされたことになる。
137名無しさん@お腹いっぱい。:01/08/29 23:08 ID:EW2UGv1c
このたびの事件は基本的には加害者個人の動機によるものではあるが、
大学全体としても責任を痛感しており、
国士舘から再びこのような事件が起こらないよう
万全の措置を講じなければならないと考えている。
この場合もっとも大事なものは、
すべての構成員が今回の加害者の行動の持つ意味を自分の身になって深く考え、
その結果を招く可能性のある「暴力」をすべて否定する覚悟を固めるべきである。
138名無しさん@お腹いっぱい。:01/08/29 23:10 ID:EW2UGv1c
加害者が所属していた剣道部では、事件を厳しく反省し、
被害者のご遺族や剣道界の同人、世間への謝罪の意味をこめて
部を解散することを決定、大学もこれを了承した。
これは国士舘の歴史上由々しい事態であり、
とくに組織上事件に直接関係のない女子部員や男子下級生のことを思うと
断腸の思いを禁じえないが、やむをえないところである。
大学としては、この不幸な事件を契機として、
過去の剣道部とは全く違った、真の意味での武道精神を体得した
新しい剣道部がいつの日か生まれることを期待したい。
それが剣道を愛して国士舘に入学した亡き友人の最大の供養になるのではなかろうか。
以上、万感の思いをこめて、非暴力宣言を公にする。
139名無しさん@お腹いっぱい。:01/08/29 23:17 ID:jv1fsWHM
>>118
書いたよ。