王樹金って

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152名無しさん@お腹いっぱい。
>149
俺の知ってる情報とはちょっとずつ違うねぇ。
>正しい文化理解を基礎に両国の友好関係を深めようと、
>窓口の中華民国に文化使節の派遣を
王老師は、その割にはもともとまったく日本語がしゃべれず、
永年の滞在のわりに覚えず(覚えられないほど頭が悪いという説ではない。
最初の長期滞在の昭和三十年代にはアリガト・サヨナラしか喋らなかった)
おまけにマイナーな宗教の敬虔な信者という、
使命を帯びて派遣された文化使節らしからぬ側面ばかりが目立つ。

>要請した人物が頭山満の子息、頭山泉氏。
むしろ親交のあった(来日したり)国民党関係者の話す、
中国の本物の武術家の想像を絶する逸話に興味をひかれた
頭山満大爺の
「とにかく本当に強いという武術家を見てみたい。
 日本の武道家と戦わせたらいったいどうなるのか」
との希望を息子の泉が手配して実現にこぎつけた、
というのが本当らしい。
だから王樹金が日本語を覚えなかったり、
頭山家にべったり世話になっていたり、
宗教色丸出しの生活を送っていても、
「強い」という一点がクリアされていたのでOKだったらしい。
中国文化を正しく伝える意味では、
むしろ文系の国民党関係者がすでにその役割を果たしていたのであって、
個性の強い宗教家にして武術家の王樹金を
中国人民と文化の代表視されたらそれはいささか誤解があるというもの。
陳伴嶺に要請された人選の条件はただひとつ、
「日本の武道家に負けるおそれのない達人に限る」
というものだった。
だから本当に強い、という点を除けば、
王老師はルックスも含め、親善大使にしてはマヌケな逸話も多いのだ。