躰道ついて

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69辺境の一躰士
 >たぐさん
 私なりに、簡単に説明したいと思います。
 難しいのですが・・、、、

(1)躰道の動きについて
 躰道では、技を出す時の体の動かしたが、五種類あります。
 それが、
 旋(体を旋回させる)
 運(体を上下に動かす)
 変(体を倒す)
 捻(体をねじる)
 転(体を回転させる)
 です。
 これを、「操体五法」と呼びます。

 それによって放つ技を、旋技、運技、変技、捻技、転技、
という風に系統分けしているわけです。
 なぜこのように、体を変化させながら技を出すのかというと、
自分の身を守りながら、相手の懐に入って技を出す、つまり、
「攻防一体」を図る意図があります。

(2)旋体・運体・・・・について
 旋体、運体、という「体」の使い方には、ニ種類があります。
 一つは、体の操作方法として、旋体、運体という言い方。
 例えば、稽古等で、「ここで、旋体をして・・・」という言い方をする場合は、
「体を旋回させる「旋」という動きをして…」という意味です。

 もう一つは、型(躰道では、法形(ホウケイ)と呼びます)の名称です。
 主に旋体・旋技を練るための法形があり、それを「旋体の法形」。
 主に運体・運技を練るための法形があり、それを「運体の法形」。
 ・・・という具合に、法形の名称として用いる場合です。

(3)旋陰・運陰・・・・について
 では、「旋陰」、「運陰」・・・についてですが、これは純粋に法形の名称です。
 躰道の法形には、系統でいうと、
「体」、「陰」、「制」、「玄」、「命」
の法形があり、それぞれ法形の「目的」が異なります。
 前述の旋体〜転体の法形は「体」に属する法形です。
 体と陰を系図にすると、

<体>の法形 −−−旋体の法形
−−−運体の法形
−−−変体の法形
−−−捻体の法形
−−−転体の法形

<陰>の法形 −−−旋陰の法形
−−−運陰の法形
−−−変陰の法形
−−−捻陰の法形
−−−転陰の法形

 ・・・となります。
「陰」は、「体」の法形と同じく、躰道の操体五法を練るための法形ですが、
「女性向け」であるいう点が異なります。
「体」の法形に比べ、女性が鍛錬しやすいように考慮されているようです。
 ようです、というのは、私が男性で、陰の法形はあまり経験がないからです。

 ・・・ざっと、説明させていただきましたが、ご理解いただけましでしょうか。
 長々と失礼しました。