無門会

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49虚弱体質のただの武道研究家
無門会は、その理論を包括的に見てみると、

相手にスキが無ければ攻めなくても良いという状態、
戦闘停止状態を完成型とし、
「倒すこと」より「負ける要素を減らしてゆくこと」を
上達過程での考えの軸においているように思えます。

だから、
「試合で勝つことを目的とした格闘技」とも違うし、
「お互いに相手をぶっ倒したいと思っている喧嘩」とも違う。
(もちろん護身的な「喧嘩」もあるでしょうが。)

無門会は高岡英夫氏の(←富樫氏は批判していますが)いうところの
対抗運動系には当てはまらないところがあります。
ただ、試合は仮設的に対抗運動系として行なう。

富樫氏がボクシングやキックとも違う、
空手らしさ、まさに空手そのものと言える部分を追求していった結果、
あのスタイルになったのでしょう。