さて、アマレス。

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521名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/04 09:59 ID:kYqKvRbe
age
522タン・スハーン:01/12/07 07:16 ID:3JaHc3xT
反り投げさん、12月4日いけなくてすみませんあげ
523名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/08 01:07 ID:JO+yFMlt
柔道の寝技とコンバットレスリングの違いはあるのですか?
524反り投げ:01/12/08 17:31 ID:K4w4CFms
>>522 タン・スハーンさん
どういたしまして。

>>523さん
>柔道の寝技とコンバットレスリングの違いはあるのですか?
申し訳ありませんが、おっしゃる意味がよくわからないです・・・。
まず、コンバットレスリングは柔道と同じように競技(流派)の名称です。
よって、ここでは
「柔道とコンバットレスリングという異なる流派において、
 寝技にどのような違いがあるのか?」と解釈して説明します。
・ともに、相手より有利な位置を確保するためのポジショニング技術の概念は似ています。
・ともに、極め技として関節技と締め技が存在しますが、柔道では足関節技が禁止されています。
・コンバットレスリングでは上半身裸&シューズ着用の姿で試合を行うので、
 柔道のように柔道着を用いた技は存在しません。
 また、コンバットレスリングではシューズを履くために、
 裸足の状態で行う組み技系流派よりも足関節技が極まりやすい特徴があります。

大ざっぱに言えば、こんなところです。
525523:01/12/08 18:08 ID:TIt5jzCE
ええ、申し訳ありませんでした。
「柔道の寝技とコンバットレスリングの寝技の違いの書き間違えでした」
有難う御座います
526名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/13 10:15 ID:ev9tLpab
age
527「極め反り」:01/12/16 00:52 ID:Y0RKYbKx
>反り投げさん
私は、ランディー太田ゥアー(早稲田)と申します。
相手の両腕を決めて反り投げする、通称「極め反り」について御講話を賜りたく存じます。
「極め反り」です。
528反り投げ:01/12/16 10:56 ID:q2szmv1Y
>>527 ランディー太田ゥアーさん
初めまして。太田先生のところで習っている方ですか!?
よくもまあ、著名な方の名前を混ぜ合わせられたものだと感心してます(笑)。

>相手の両腕を決めて反り投げする、通称「極め反り」について御講話を賜りたく存じます。
最初に・・・。
“本物の”極め反りは、練習では人を相手にあまり掛けない方がいいと思います。
僕が知っているだけで、3名ほど掛けられた人が前腕を骨折したり、脱臼したりしてます。
ですから、今までもあまり具体的には触れないできたんですけどね・・・。
まあ、初めはダミーで練習をして、
その後、人を相手にやる場合は型として行うことをお勧めします。
スパーでは相手を怪我させる可能性が高いので、
もし、「どうしてもスパーで」という場合には、
他大学との合同練習とかで試すのが良いと思います(笑)。
529反り投げ:01/12/16 10:57 ID:q2szmv1Y
つづき

では、正式な極め反りの方法をコツを含めて説明します。
1.差し合いをしている展開の中で、わざと自分の脇を甘くして、
  相手から自分の両脇に両腕を差させるようにする。
  →自分から両腕を取りにいくと、極め反りを狙っていると読まれやすいが、
   相手が自ら差していった場合には、相手は自分に有利な展開だと思い込みやすい!
2.次に、自分の片足を前に出しながら、膝を相手の両膝のあいだに入れる。
  もう片方の足はやや後ろに引いてバランス維持の起点にしておく。
  同時に自分の胸を突き出しながら、相手の腕を深く脇に滑り込ませながら、
  ボディコントロールできるレベルで軽く自分の両腕で相手の腕を絞り込む。
  →まだ、相手に有利に思わせておくことがポイント。
3.相手の肘から上腕にかかる部分を、自分の両腕で内側へ強く絞り込みながらカンヌキ状態に。
  その直後、後ろに退いていた自分の片足を、相手の足のあいだに入れながら踏み切る。
  →この一連の動作は瞬時に行うのが理想。
   また、自分の両膝を相手の足のあいだに必ず入れる。
   自分の両膝を合わせながらも足先は開いている、内股歩きに近い状態を目指すと、
   バランスを維持しやすい。
4.踏み切りと同時に、相手の上体前面を自分の上体前面に密着させることを意識しながら、
  ブリッジするように全身を思いきり反らす。
  きれいに決まると、相手の重心をヘソ周辺で感じることができるので、
  さらに腹を天井に突き出すようにする。
  反りながら、マット面が見えたと同時に、身体を反転(ひねる)する。
  →自分の両腕は、あくまで相手を固定するための道具と考え、
   投げるために上に持ち上げたりはしない方がいい。
5.自分の頭か相手の肩口か、
  どちらかが先にマットに触れる(身長差やカンヌキの深さによって変わる)ので、
  マットに触れた衝撃を感じたら、さらに自分の身体を反転させる。
  あとは、そのままフォールするなり、固め技に移行するなり、お好みでどうぞ。
530反り投げ:01/12/16 10:58 ID:q2szmv1Y
つづき

以上が、基本的な動きです。
他に意識した方が良いのは、
1のときに、両腕を差した相手は、足掛け、脇くぐり、反り投げ、
だいたいこの3パターンが多いので、それらの技にかからないようにすること。
2のときの前足は、相手の動きとバランスを知るためのセンサーとして機能させること。
4の投げ動作のとき、他の技よりも極め反りは、
相手の身体を浮かせるまでに時間がかかるので、とにかく素早く行うこと。
です。

それと、人を相手に型の練習をするときは、
相手に「マットへ手を着かないように」と指示することを忘れないでください。
これが怪我を防止する方法です。

ただ、極め反りは、現在のアマチュアレスリングのルールでは、
かなりリスクが高いので、一発逆転を狙う状況以外では、
あまり使わない方がいいと思います。
もし、ポイント的に自分がリードしている場合は、絶対に仕掛けるべきではないでしょう。
531反り投げ:01/12/16 11:00 ID:q2szmv1Y
>総合格闘技系の方へ
>>528以降に記したのはアマチュアレスリングのルールを前提にした極め反りの技法ですが、
総合系のルールでは、4の段階で身体を大きく反らせずに、
そのまま引き込むようにしても成功率は高いです。
特に、相手の方が背が低い場合に成功しやすいです。
上手く掛けられると、そのままマウントポジションに移行できますよ。
532ランディー太田ゥアー(早稲田):01/12/16 22:35 ID:TXkqX7FT
>反り投げさん
私はレスリング部の人間ではなくて、単にレスリングに興味を持ち始めたばかりの人間です。
言い忘れてたんですけど、要するに素人です。よろしくお願いします。

さて「極め反り」ですけど、
相手はモロ差し(相撲ではモロ差しと言いますがレスリングでは何と言うのでしょう)になっていますから
反り投げさんがおっしゃる通り、相手有利の体勢です。それでもなおかつ「極め反り」が成功するという
ことは、それだけ実力差、体力差があるということでしょうか?
相撲にも、>>529の1のように、わざと相手にモロ差しを許して(自分から引っ張り込んで)極めに行く人
がいます。元大関・貴ノ浪関です。貴ノ浪はカンヌキに極めて寄り切ったり、極め倒したり、極めて
小手投げを打ったりしています。これらはいずれも、貴ノ浪が体が大きくて体力があり実力もあるから
できる芸当と言えます。(こういう戦法を取る関取は他には存在しません)
レスリングの場合も「極め反り」はそういう感じ(実力差、体力差)なのでしょうか?
しかしレスリングは階級制で基本的に同体格の人どうしが対戦するので「貴ノ浪タイプ」の豪快さは
発揮しづらいような気もしますが・・・・。
533反り投げ:01/12/18 22:58 ID:TQMo9B2R
>>532 ランディー太田ゥアーさん
>私はレスリング部の人間ではなくて、単にレスリングに興味を持ち始めたばかりの人間です。
失礼しました。勝手に思い込んでました。
説明の中で理解できない言葉があれば、その旨ご指定ください。
改めて、説明させていただきますので。

>さて「極め反り」ですけど、
>相手はモロ差し(相撲ではモロ差しと言いますがレスリングでは何と言うのでしょう)になっていますから
>相手有利の体勢です。それでもなおかつ「極め反り」が成功するという
>ことは、それだけ実力差、体力差があるということでしょうか?
「モロ差し」と言う人と「両差し」と言う人がいますが、どちらでも通じます。
実力や体力の差については、どんな技にも共通する要素だと思うので、
「極め反り」に限定されることではないと僕は思います。
ただ「極め反り」に関しては、身長差が大きな影響を与えるものだと考えています。
単純な話、身長の低い人の場合、カンヌキに極めて潜り込んで持ち上げようとしても、
身長が高い相手だと足を浮かせることが難しいので、
失敗に終わるケースが多いのではないかと・・・。
534反り投げ:01/12/18 23:00 ID:TQMo9B2R
つづき

>レスリングは階級制で基本的に同体格の人どうしが対戦するので「貴ノ浪タイプ」の豪快さは
>発揮しづらいような気もしますが・・・・。
レスリングの階級制は体重を元にしているので、身長に関しては同体格とは言えません。
かといって、試合において身長が高い方が有利かというと、
身長が低い方が有利な戦術もあるので、一括りにはできません。
豪快さは、レスリングの場合、選手の性格で左右されてる気がします。
もっともトップレベルの選手ほど、基本に忠実な正攻法を取る人が多いと思います。

具体的に話が出た貴ノ浪関ですが、おっしゃるように実力や体力といった要素に加えて、
何より身体の大きさがカンヌキを使う戦術に向いているのではないでしょうか!?
しかし、そういう視点で大相撲を見たことがありませんでした。
貴重な意見をありがとうございます。
今後は、貴ノ浪関の取り組みに注意して見たいと思います。
535ランディー太田ゥアー(早稲田):01/12/23 02:54 ID:Qr0Az+AB
「レスリング全日本選手権」を見に行ってしまいました。
536名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/23 07:53 ID:0orl8vCL
537名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/23 15:03 ID:b698V5FB
NHK教育で天皇杯やってる
538柔オタ:01/12/23 23:08 ID:4JvJQVkW
ギリシャは英語でギリーク

グレコローマンスタイルレスリング=ギリシャローマ式レスリング
539ランディー太田ゥアー(早稲田):01/12/24 02:15 ID:rE5ojPDr
私が見た限りでは今回の全日本選手権で「極め反り」が出たシーンはありませんでした。
めったに出ない技なのですね。

質問ですが、「極め反り」を掛けられた側の選手はどういう防御をすれば良いのでしょうか?
また、両選手がそれぞれ同時に「極め反り」と「反り投げ」を仕掛け合って立ち尽くす
“奇妙なバランス状態”が出現する事はありますか?
540反り投げ:01/12/24 02:35 ID:hkJcplbG
>>535&537
うぅ、レスリングの試合、全然見てないし・・・。

>>536さん
ありがとうございました。ちょいと顔を出してきました。

>>538 柔オタさん
名前の由来、知りませんでした。ありがとうございます。
541反り投げ:01/12/24 03:05 ID:xEPOrG3n
>>539 ランディー太田ゥアーさん
>めったに出ない技なのですね。
そうですね。
前述したように、一発逆転を狙うような場面以外ではリスクが大きいので使われません。

>「極め反り」を掛けられた側の選手はどういう防御をすれば良いのでしょうか?
投げられている最中に、自ら重心を前方向へ移動して、相手の“反り”を潰します。
そして、足を広げながらマットに着地すれば、そのまま固め技に移行してフォールできます。
足掛けが許されているフリースタイルの場合は、自分の足を相手の足に引っかければ、
そのまま相手を潰すことができます。
もっとも、フリースタイルでの極め反りは、
グレコローマンよりもさらに使われるケースは少ないのですが・・・。

>また、両選手がそれぞれ同時に「極め反り」と「反り投げ」を仕掛け合って立ち尽くす
>“奇妙なバランス状態”が出現する事はありますか?
数秒間、バランスが取れる状態はありますが、長続きすることはあまりないです。
基本的に、モロ差しをした選手は、反り投げ以外にも数多くの技を掛けることが可能なので、
モロ差しに成功したら、即座にテイクダウンに向けて次の技へ移行するんです。
また、実際の試合展開においても、
“モロ差し→反り投げ”のパターンを狙う選手はそれほど多くないと思います。

一方のモロ差しされた選手は、極め反りを狙うよりも、
腕を差し返して不利な体勢を元に戻すことが基本戦術となります。
その方がリスクが少ないからです。
542536だけど:01/12/24 07:38 ID:pUlXfXt5
>>540
たまたま、身体・健康板見てたら>>536のスレがあったんで貼りました。
反り投げ氏ってやさしーね。
543ランディー太田ゥアー(早稲田):01/12/24 14:57 ID:HZDFxQHF
自分が大会を見に行って、ふと思った事なんですけど、
「フリーの選手」と「グレコの選手」ではグレコの選手の方が若干筋肉質というか
特に背筋が異常に発達しているように思えました。
これは素人の私が勝手に抱いた感想なので間違ってるかもしれません。
単なる「選手の個人差」かもしれません・・・・。
フリーとグレコでは、筋肉的にまた体型的に違いが出るものでしょうか?

それにしてもグレコ85k級で優勝した松本慎吾という選手の背筋の発達ぶりは見事でした。
544反り投げ:01/12/25 04:16 ID:TcgFCDeQ
>>542 536さん
いえいえ。あのまま放置されていたら、まともなレスが返ってこなさそうだったので、
老婆心ながら意見を出させてもらうことにしました。
スレ立て1さんは現役選手なので、こちらにも顔を出してほしいと頼みましたが、
「内容が濃すぎる・・・」とのことでした(苦笑)。

>>543 ランディ太田ゥアーさん
>フリーとグレコでは、筋肉的にまた体型的に違いが出るものでしょうか?
ルールの関係上、グレコローマンでは引き上げたり、絞り上げたり、
上半身の筋肉を使う動作がフリースタイルよりも多くなります。
したがって、僧坊筋と背筋はフリーの選手よりも発達する傾向にあると思います。
本当に細かく観戦されていたんですね。
もし機会があれば、実際に始めてみたらいかがです?
他の武道や格闘技よりも短期間でスパー体験できるはずですし、
早く楽しさを身体で知ることができると思いますよ。
545柔道ももも:01/12/26 08:43 ID:6gR/T3g/
レスリングの受身は柔道のそれとは違いがあるのでしょうか?
レッスン的にはどんな段階をふむのでしょうか?
546反り投げ:01/12/26 23:23 ID:ZL8aj7lz
>>545 柔道もももさん
>レスリングの受身は柔道のそれとは違いがあるのでしょうか?
僕は中学の体育授業でしか柔道経験がないのですが、
そのときの記憶をたどるかぎり、おそらく一緒だと思います。

>レッスン的にはどんな段階をふむのでしょうか?
1.後方受け身(両手でバンッ)
  ・座った体勢から
  ・中腰の体勢から
  ・立った体勢から
2.横受け身(片手でバンッ)×左右
  ・座った体勢から
  ・中腰の体勢から 
3.前回り受け身(クルリ→片手でバンッ)×左右
  ・立った体勢から
  ・飛び込み前転をしながら

段階はよく覚えていないのですが、内容的にはこんな感じだったと思います。
547名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/26 23:27 ID:vc6nSPX+
ランディー太田ゥアーさんって、太田章先生のお弟子さん?
俺は大学時代、体育の授業で太田先生にお世話になりました。
548名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/02 12:38 ID:Nk4fwoGO
初age
549 :02/01/02 12:52 ID:aTPs2awo
小川町のYMCAでは純粋にアマレス好きな人たちが集まって
練習してるみたいだけどどうなんだろう。
550反り投げ:02/01/03 09:35 ID:VkBRTBdT
−謹賀新年−
このまま沈むかと思っていたら、上がりましたね(笑)。

>>549さん
>小川町のYMCA
僕は知りませんでしたが、そういう場所ではある程度の実績をもった経験者がいるはずなので、
もし初心者で習う気があれば一度顔を出してみてはいかがでしょう!?
他の格闘技や武道のジムや道場に比べれば、ほとんどお金もかからないと思いますよ。
もしかすると、YMCAの利用代金だけで済む可能性もあります。
必要なことは、その場所に入るとき、代表者にちゃんと挨拶するだけです。
あまり堅苦しく考えないで大丈夫ですよ。
基本的に、アマレスの人たちは優しいですから。
551549:02/01/03 11:07 ID:1+Wp+uUL
>反り投げさん
ありがとうがざいます。一度見学に行こうと思います。
ところで、アマレスにおいての補強に綱登り、懸垂がありますが、やはりこの2つは
重要なのでしょうか。ベンチプレス等のウエイトをやる以上に綱登り、懸垂に比重をおくべきでしょうか?
ロス5輪グレコ銀メダリストの江藤正基さんも徹底的にやって圧倒的な「引く力」を得たらしいです。
反り投げさんはどのようにお考えでしょうか?
552反り投げ:02/01/03 12:44 ID:TR6/cDz2
>>551 549さん
>補強に綱登り、懸垂がありますが、やはりこの2つは重要なのでしょうか。
>ベンチプレス等のウエイトをやる以上に綱登り、懸垂に比重をおくべきでしょうか?
トータルなレスリング技術に関しては、柔軟性と平衡感覚という、
パワーよりもスピードと技術力の強化に結びつく練習の方が上達しやすいです。
そうしたスピードと技術を、有効に生かしてくれるのが筋力だと僕は考えています。

で、そうしたレスリング系の筋力強化に適したのが、
引く力を付ける綱登りと懸垂というわけです。
もっとも、その前にブリッジなどで首周辺の筋肉をつけることをお勧めしますけど。
もしウェイトトレーニングをするならば、
まずはスクワット系(足腰の強化)、次にリフト系(引き上げる動き)を
先に行う方が良いと思います。
もちろん時間があれば、ベンチプレスやカールなども交えた方がいいですけどね。

ともあれ組み技は、初心者の場合、
初めにパワーありきでないというのが僕の持論です。
柔道とかもそんな気がするんですけどね。
(と、柔道経験者にふってみたり・・・)
553自衛隊体育学校:02/01/03 13:25 ID:garaivGV
>反り投げ様
はじめまして。アマレス及び格闘技好きのおたく男です。(ちなみに女性にもてません)
アマレスと柔術、総合へ転向する場合、どちらをやってたほうが有利でしょうか。
最近ではコールマンやカート・アングルなどレスリング出身者の活躍が目立ちます。もしよければ
554反り投げ:02/01/03 13:48 ID:TR6/cDz2
>>553 自衛隊体育学校さん
>アマレスと柔術、総合へ転向する場合、
>どちらをやってたほうが有利でしょうか。
これは、ご自身がやるということではないのでしょうか?
もしご自身が総合をやるのであれば、アマレスも柔術もやらずに、
最初から総合を始めるのが一番です。
そのうえでアマレスなり柔術なり、
自分に必要、あるいは自分が好きな流派を学べば良いと思います。

一般論としてならば、どちらが有利とも言えません。
ひとくちに総合と言っても、アマとプロとではかなりルールが違いますし、
アマだけのルールにおいても大会によってルールが異なります。
よって、ルールごとに有利不利が変わるので、答えはないです。

さらに付け加えるならば、
PRIDEやUFCなどのVT系のルールにおいても、
アマレス経験者はアマレス技術だけで戦ってません。
ご存じでしょうが、そもそもアマレスは打撃も関節技も一切禁止ですから、
単に個人の身体能力の違いでしかないと思います。
555自衛隊体育学校:02/01/03 16:06 ID:yCI3unpc
ありがとうございました。頑張ります。
556プリン:02/01/04 22:57 ID:RyESrsg+
あけましておめでとうございます。
レスリングの階級が本年から改正されました。

以前:54,58,63,69,76,85,97,130の八階級。
今年以降:55,60,66,74,84,96,120の七階級。

この変更は日本レスリング界に吉と出るか、凶とでるか。
昨年の世界大会では男子で三位入賞者がでなかったので、
ぜひ新階級では入ってもらいたいです。
ちなみに、僕にとっては凶です。
以前の58〜69級の選手が60,66級に集中しそうで、
さらに未経験者が勝ちにくくなりそうです。
とりあえず、皆さん、お互いに今年も格闘技をがんばりましょう!!
557反り投げ:02/01/05 12:37 ID:yY9Dayww
>>556 プリンさん
明けましておめでとうございます。
階級、僕個人としては非常に困った分け方です(苦笑)。
558格ヲタ:02/01/05 13:46 ID:9VUWpCkW
>>554反り投げさん
「最初から総合を始めるのが一番です」
が興味深いです。私は総合から始めましたが柔道やレスリングを
やってみてやらにゃいかんなと思い知ったような気がします。
なんというか全力でぶつかるというスパーリングが総合では
あまりないような。総合しかやったことがない人はあきらめが
早いというかそんな感じです。すぐ下になるし。
押し合う根性がないというか。
559反り投げ:02/01/05 16:30 ID:QzHLShII
>>558 格ヲタさん
>私は総合から始めましたが柔道やレスリングを
>やってみてやらにゃいかんなと思い知ったような気がします。
僕の表現がよくありませんでしたね。
格ヲタさんがおっしゃるように、 まずは総合をやってみてから、
「やらにゃあかん」と気付いた流派も同時に学ぶのが良いと言いたかったのです。
アマレスに関していえば、実際に、総合のトップアマ選手やプロ選手が、
大学の体育会レスリング部やサークルなどに出稽古に来ています。

>なんというか全力でぶつかるというスパーリングが総合ではあまりないような。
僕もそう感じることはあります。
ある程度の膠着が許されるルールがゆえに、だと考えていますが・・・。

>総合しかやったことがない人はあきらめが早いというかそんな感じです。
確かに早く諦める人が多いですね(笑)。
総合を習えるところの多くが、ジム(経営が絡む)やサークルなので、
厳しい練習を強いるのが指導者側としても難しいのでしょう。
それゆえに、練習生に甘えが出てきてしまうのかなと思います。
ちなみに僕は、現実には思うようにならないものの、
「しつこさ」はとても効果的な戦術だと考えていてます。

>すぐ下になるし。押し合う根性がないというか。
下になることに関しては、
引き込んでからの展開に自信があれば問題ないと思います。
押し合いも技術に絡んでくることなので何とも言い難いのですが、
前に出ることが前提となっているアマレスを経験した僕にとっては、
引き込み狙いでなく、ただ下がるだけの相手はやりやすいですね。
根性は死語に近いので言葉にしないようにしてるんですけど(笑)、
なんだかんだ言っても、実は技術以上に大事なものだと考えています。
560格ヲタ:02/01/05 20:38 ID:Mi0365ZE
>>559反り投げさん
レスありがとうございます。
そうですよ。しつこさの中に戦術がありますよね。
五味や宇野を見てるとそんな気がします。
561ランディー太田ゥアー:02/01/09 04:36 ID:wb59Efqm
スタンドの状態でA選手が、相手のB選手の首根っこを両手で押さえています。
この体勢になるとB選手は身動きが取れないものなのでしょうか?
B選手は必然的にA選手のアゴの下あたりに頭を付けています。
再び相撲の話を持ち出して恐縮なのですが(相撲的な視点で見ると)B選手の方が有利な
体勢に見えるのです。相手のアゴの下に頭を付けるというのは最高の形ですから、このまま
「両ハズ」にあてがって押して出れば、おそらく電車道で一気に「寄り倒し」が決まります。
しかし僕がアマレスの試合を見た限りでは、そうはなりませんでした。
首根っこを両手で押さえられると、両者とも動かず(動けず?)マット中央で膠着していました。
B選手は前へ出られないものなのでしょうか?
また、この体勢でA選手、B選手それぞれどうするべきなのでしょうか?
562名無しさん@お腹いっぱい。:02/01/09 05:27 ID:bEM2inda
>561
相撲で言えば、
Bの腕はどうなっているのか?
によるのだけれど。それがわからないので本当に相撲的にBが有利かどうかわからない。
563ランディー太田ゥアー:02/01/09 21:12 ID:vsmRy6E+
561の補足です。
A選手はB選手をガブってるわけではありません。
A選手はB選手の後頭部を両手で押さえてるような形です。
喩えて言うと、AがBの頭のニオイを嗅いでいるような形です。
B選手の腕はとくに極められてるわけでも何でもないので自由だと思います。
以上、
564308:02/01/10 00:31 ID:s0hxmKm8
>>563
フリーかどうかというより、
Bの腕がAのどこにあるかで相撲的に有利かどうかが決まる。
頭をアゴ下つけてるだけでは意味がない。
565ランディー太田ゥアー:02/01/10 01:33 ID:hI6tbwaf
普通に読んでいただければご理解いただけると思いますが、(相撲的に見れば)というのは
漠然とした「前フリ」であって、主要な質問は後段の「(アマレスでは)どうすべきか」にあります。
部分部分ではなくて、どうか「文脈」で読んでください。

ちなみに、
Aが両腕を上げて両手で相手の後頭部を押さえてるという時点で既にAの相撲的不利は決定してる
と私は見ます。現実に大相撲でAのような体勢を取ろうとする力士は存在しません。
唯一それに近いのは、引退した三杉里関でしたがその体勢からは引き技しかないので
相手に読まれており、引いた瞬間に相手に出られて一気に押し出されていました(特に晩年)。
しかし、ここは「アマレス」のスレです。相撲の話はあくまでも「前フリ」で出しただけであり
文脈上「枝葉」の部分でしかありませんから、とりあえず相撲の話は一旦打ち切りたいと思います。

それから561の質問は「反り投げさん」に宛てたものですのでよろしくお願いします。
566ずっこし。:02/01/10 11:03 ID:/CK9FyZn
所謂、首相撲の体勢のことでしょうか。
567反り投げ:02/01/12 08:11 ID:e0o4DFsR
>>561 ランディー太田ゥアーさん

A選手の戦術
基本的には攻撃を仕掛ける体勢にあります。でも理想型ではありません。
できれば片腕を脇から差して、B選手の片腕を持ち上げて自由を奪う方が
戦術パターンが増えます。が、一応、ここでは首相撲の状態からの解説をします。

−B選手の頭部を前後に動かす(崩し含む)場合−
・ガブリの体勢に移行  ・身体を起こさせ足掛けで前方に倒す
・頭部を下げさせた上で片手で足を取りエビ固めに移行
・腕を取り直して飛行機投げに移行   ・etc
−B選手の首を横に振る(崩しを含む)場合−
・身体を起こさせ胴タックルに移行  ・腕を取りタックルに移行、
・腕を取り首投げに移行  ・etc
となるケースが多いと思います。

B選手の戦術
攻撃も防御もどちらの選択肢も選べる体勢にあります。

−攻撃の場合(相手の両腕が首にかかっている状態)−
・ひねり投げ(脇を差して投げます) ・胴タックル
・反り投げ ・足刈り系の倒し ・etc
−攻撃(相手の片腕だけ切ることができた場合)−
・脇くぐりタックル ・首投げ ・一本背負い
・飛行機投げ ・小手返し ・etc

−防御の場合−
まず、原則は首を下げずにA選手の腕を切ることを狙います。。
・自分の両手を相手の顎に押しつける。
 そのとき自分の片足を前、もう片足を後ろにしてバランスを維持。
 すると、A相手は苦しいので手を切ることができる。
・腹を出しながら胸を反らす。足は上記同様。
 すると、A相手のの手が伸びるので攻撃に移行しやすい。
以上が、主な戦術パターンです。
568反り投げ:02/01/12 08:12 ID:e0o4DFsR
つづき

で、
>再び相撲の話を持ち出して恐縮なのですが(相撲的な視点で見ると)B選手の方が有利な
>体勢に見えるのです。相手のアゴの下に頭を付けるというのは最高の形ですから、このまま
>「両ハズ」にあてがって押して出れば、おそらく電車道で一気に「寄り倒し」が決まります。
>しかし僕がアマレスの試合を見た限りでは、そうはなりませんでした。
>首根っこを両手で押さえられると、
>両者とも動かず(動けず?)マット中央で膠着していました。
の件ですが、アマレス的には、この状態はA選手の方がやや有利と言えるかもしれません。
厳密にいうと、身長差によって優位性や戦術が変わると解釈してください。
まあ、どちらにせよ、A選手・B選手ともにそれほど良い展開ではないと思います。

それと、「寄り倒し」的な展開についてですが、
アマレスでは膝を着いた状態からの戦術も存在するので、
相撲のような展開にならないのだと思います。
特にA選手に関していえば、この状態からは自重をかけたガブリを狙うのが常套手段です。
しかし、ガブリは往々にして自らマットに膝を着きやすいので、
相撲のルールにおいては適切ではないのだと思います。
逆にB選手は、引き倒されないために、首を起こしながら前へ出るようにするのが普通です。
相撲では有利な展開でしょうが、アマレスではそのまま場外&仕切り直しをするだけなので、
B選手の前へ出る行為も「勝敗」おいては意味がありません。

根本的な話をすると、アマレスも相撲と同じく前へ出る動きが基本ではあるのですが、
アマレスでは「積極的に攻めるべし」というルールに基づき前へ出るのであり、
相撲のように「勝敗」に関わる動きとして前へ出るわけではないのです。
ですから、相撲よりもアマレスの方が引き倒す動きが多いと思いますし、
また、引く動作自体が押す動作(タックルなど)へのフェイントだったり、
あるいは崩しだったりして、多用されるのだと考えます。
569ランディー太田ゥアー:02/01/14 04:45 ID:KAJBoqMS
>反り投げさん
ご解説くださいましてありがとうございました。

「身長差によって優位性や戦術が変わる」とのことですが、
私の勝手な想像では、身長の低い選手が高い選手の首を取る場合は
「取りにくいけれども、高い選手が首を取られると非常にキツイ」
逆に、身長の高い選手が低い選手の首を取る場合は
「取り易いけれども、低い選手はより低い体勢をとれるのであまりきつくはない」
ような気がするのですけれども、どうでしょうか。逆ですか!?

自分は首相撲をやったこともやられたこともないので、頭では理解できても実感としては
分からない部分が多いです。首根っ子を押さえられると、どれくらいキツイものなのか?
身動きが取れなくなってしまうものなのか・・・・。
ぜひどこかで「アマレスの首相撲」をやられてみたい気がしてきました!!
570反り投げ
>>569 ランディー太田ゥアーさん

>私の勝手な想像では、身長の低い選手が高い選手の首を取る場合は
>「取りにくいけれども、高い選手が首を取られると非常にキツイ」
>逆に、身長の高い選手が低い選手の首を取る場合は
>「取り易いけれども、低い選手はより低い体勢をとれるのであまりきつくはない」
>ような気がするのですけれども、どうでしょうか。逆ですか!?
取りやすさだけに限定すれば、背の高い選手の方が明らかに有利です。
ただ、「キツイ」という部分に関しては、何とも言えません。
というのも、そもそも首相撲はスタンドレスリングにおける攻防の一種であり、
首相撲自体は崩し技術でしかないからです。
また、頭部にかかる荷重値にしても、試合では体重がほぼ同じ選手同士がゆえ、
大きな差が出にくいのも理由のひとつに挙げられると思います。

具体的に言えば、首相撲で自分の頭を下げられてしまうときは、
一瞬の力とタイミングで相手にコントロールされてしまうだけで
「キツイ」という感覚はないんです。
ゆっくりとジワジワ頭を下げられることが少ないわけですね。
また、アマレスの首相撲は頸動脈を絞めるわけではないので、苦しさもありません。
ただ、「あっ! がぶられる〜」とか「あっ、横に振られた!」くらいの感覚です。
したがって、
>身動きが取れなくなってしまうものなのか・・・・。
ということについても、かなりの実力差がないとあり得ません。

で、>>568のレスで、
「どちらにせよ、A選手・B選手ともにそれほど良い展開ではないと思います。」
と申し上げたのは、首相撲状態のままでいることが、次の展開につなげにくいからです。
見方を変えれば、ランディー太田ゥアーさんが見た膠着状態は、
A選手・B選手ともに「自ら仕掛けると隙が出てしまう・・・」と
お互いに躊躇していた結果ではないかとも推測できるんですよ。