韓国紙・朝鮮日報によると、韓国政府が性犯罪に対する取り締まりを強化したことを受け、
「性行為の前に双方の合意を確認する契約書」のひな形が韓国のネット上で出回っている。
15日付で人民網が伝えた。
韓国では60年ぶりに性犯罪処罰法で定められた「親告罪」の条項が見直されることとなり、
性犯罪が成立すれば、被害者の親告がなくても加害者は処罰されるようになった。
こうした性犯罪に対する厳罰化を受け、韓国のネット上では性行為の前に
女性側の「合意」を確認する契約書のひな形が出回っている。
「この性行為は強要されていない、脅されていない、薬を打たれていない、金銭の授受はない」
ものだと確認し、「相手に民事、刑事責任を問わず、妊娠しても男性側に責任を負わせず、
一度限りを原則とし、婚約や結婚の約束はしない」というもの。
最後にはご丁寧に「本契約書は一式2部とし、双方が1部ずつ保管する。有効期間は永久」と書かれている。
これに対し、韓国ネットユーザーたちは「これでは愛のないセックスがさらに増えるだけ」
「強姦の前に無理やり契約書にサインさせられたらどうする?」
「男性にとっては自分の身を守るための有効な手段になる」などの声が寄せられている。
だが、法的な効力について、韓国の専門家は「法的効力を持たせるには双方が署名した後、
公証する必要がある。このような紙切れ1枚でセクハラや強姦が免責されることはない」と指摘している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130716-00000044-xinhua-cn