芦原空手

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134名無しさん@一本勝ち
>>123
当時の中村誠氏のスタイルは、ロングレンジのフックと前蹴りを
きっかけに距離を詰め、近距離で左右の下突きと膝の連打で
押しまくる、いわゆる「押し相撲」と揶揄された試合スタイル

二宮氏はこれに付き合わず、徹底して出だしの大振りには前蹴りの
カウンターを合わせて勢いを止め、サイドに回って有利なポジションを
取ろうという作戦だった

あれも当然、芦原先生の入れ知恵だったと思ってる というのも
大会での「押し相撲」スタイルの流行を先生は最も嫌ってたし、普段から
「あれってカラテなん?お前ら、如何思う?」と練習生に公言して
憚らなかったから 
(当時、支部長会議でも芦原が本部の体制批判をしてるってウワサの
根拠として、話題に上がったらしい・・・本人が会議欠席してる時に)

そもそもサバキとは「相手の攻撃のインパクトゾーンが成立する前に
無効化したり、相手の攻めをリードする事で次の自分の攻撃に
有利な状況を作る事」を意味するんで、同じ前蹴りでも、攻撃の出だしを
カウンター狙いで止めて崩し、即攻撃に繋げる場合は広い意味での
サバキと解釈できるのかも

ただ「技あり」の前にも、度々大振りの突きに対し二宮氏はカウンターの
前蹴りをうまく合わせてるが、この場合は直後のポジションが互いに
正対してる状況なのでサバキとは言えず、単なる「出足を止める」か
「距離を取る」為の前蹴りと判断していいと思う

どちらかというと、技あり直後に中村氏が放った後蹴りに対し、蹴り足が伸びる
前の尻にストッピングを合わせて崩し、即裏投げに取った流れの方が、サバキの
スタイルには近いなと思ったよ