>>453の続きです。
彼は「あ゙ーーーーーーーーッ!!」と絶叫する事で、稀に信じられない速度で投げをきめたのです。
それはもう、布を地面へ叩きつけるような速さで。
「内股」という技があり、それは数ある柔道の技の中でも、特に投げが速くは出来ないのですが、
その内股ですら彼は猛スピードできめてしまう。
私は中三の時55s、彼とはそもそも30sの体重差があったため、普段から敵わなかったのですが、
それでも「ぎりぎり敵わない」という程度の差であり、然程実力差があったわけではありません。
しかし彼が絶叫し、火事場の馬鹿力を出せてしまった時は、一切の技術差を根こそぎ持っていかれ、超スピードで投げられたのです・・・・