似ていると言えば、かつて中学時代の終わりに一緒に道場に入門した某君は、
土木関係でメタボのおっさんで「最強伝説 黒沢」みたいな初段の先輩に
「お前は俺の若い頃にそっくりだ。頑張れ!」とよく言われていた。
「田中・大坂・矢原先生や渡瀬恒彦・渡哲也に言われたのならとも角・・」
とがっかりしていたものだった。「きっとあの先輩、『俺の若い頃にそっくり
だ。』というセリフを格好良いと思っていて、誰でも良いから言ってみたかっ
ただけなんだ・・。」とつぶやいていた。
が、彼は5級で空手を止め、女生徒にもてたくて入部した高校バトミントン部
も挫折し、現在、先輩の予言通りメタボな単なるアホなおっさんになっている。
大学時代、チンピラ数人と喧嘩して結構強く警察のお世話になったり、酒を
飲むと暴走族に喧嘩を売ったりと危ない奴だったので、何時か道場の名前で名誉的
に空手初段を出して上げたいものだ。交際は絶えて久しいので墓前に証書を供える
事になるかもしれないが・・。