>>476 先月ユニセフの事務局長が来日して、日本へ児童ポルノの単純所持を禁じるように求めた
と言う。『「私の出身国、米国も表現の自由を重んじる国だが、自由には責任と制限が伴う。
他者に危害が加えられる場合、表現の自由は制限されてしかるべきだ」と指摘した。』
(読売新聞10/6/2009)。
ここだけ聞けばアメリカは子供を危害から守る国のようなイメージがある。しかしハリウッド
の映画などでは暴力描写や犯罪を誘発するような手口を描いた映画が量産されている
(1970年代までのアメリカ映画ではレイプシーンや女性への暴行シーンも普通であった
と思うがそれらは規制により影を潜めたようだ)。
またご承知のようにアメリカ映画ではファック(性交)とかアス・ホール(肛門)などの
汚い言葉が全編に渡って使われている(TVでは使われない)。日本語にそのまま訳せば、
若い女の子が「バカヤロウ」とか「テメェー」「ナメンナ」などと言う言葉を連発している
ことになる。金儲けになれば何でもいいということでこのような映画を世界に大量生産して
暴力や犯罪を煽っているのはむしろアメリカの方ではないかと言う感じもする。
牛肉輸入の問題でも、かつてライス国務長官は科学的な検査でOKなのだから日本も
アメリカの牛肉を買うべきだと主張した。日本の検査が科学的でなくアメリカの検査の
方が優勢のような言い方である。アメリカは自国に都合のよいことのみを並べ立てて
いるのではないだろうか。アメリカの要求は何でもハイハイ受け入れるのではなく、
それが国民にとってよいことなのかどうか、どういう結果をもたらしそうなのかなどを
検討してから受け入れた方がよいのではないかと感じている。