●●● 極真の裏暴露 中村忠著「人間空手」

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397(^○^) ◆KYAHA/emlo

●●●  極真の誰が中村忠暗殺を指令したのか?

その時だ。背中の後ろで「パンパン」とかんしゃく玉を鳴らすような乾いた音がした。
振り向くと拳銃を構えた男が街頭を背に狙撃の姿勢をとっている。また銃声がした。
大腿部に火傷のような痛みが走った。
(中略)
またそのしばらく後には、渡米してきた親しい日本の友人から、私のよく知っている人たちが
次のような会話をしているのを聞いたという話を聞かされた。
「中村先輩がマフィアにピストルで撃たれたんですって。」
「しかし、いくら何でも忠にそこまでやるのはやり過ぎだなあ。」
会話の主が誰であるかはことが重大なので明かせないが、私を狙撃したのが彼らの知人が
送り込んだヒットマンであった可能性は十分にあると言わざるを得ないだろう。(中村忠著「人間空手」)

【考察 】

1.大山倍達は、周囲が同性愛を疑うほど中村忠を愛していた。
2.その中村忠が自分の元から去ることは耐え難く、許せないことであったはずであった。
3.人格者の中村忠が、極真や、大山倍達を傷つけることがわかりきった本を書くからには
  よほど許しがたい理由があったと推測されること。
4.その許しがたい理由とは自らに対する暗殺指令しか考えられないこと。
5.本の中の、極真と大山倍達に対する批判の流れの中で暗殺未遂事件のことが記述されていること。
6.極真のNO.2であった中村忠暗殺を指令するほどの人間は大山倍達以外に考えられないこと。
7.誰が読んでも、大山倍達が疑わしいと思える本をあえて出版したこと。

【結論】以上の理由から、中村忠に対する暗殺未遂の黒幕は大山倍達であると推論するのが妥当である。