【視聴者】谷 亮子が選ばれるのは当然。【馬鹿か】

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629名無しさん@一本勝ち
●北京五輪の日本代表選手の選考について
2007年11月の全日本体重別選手権(千葉)、2008年4月の全日本選抜体重別選手権(福岡)、
皇后杯全日本女子選手権(横浜)、全日本選手権(東京)また、過去1年間の国際大会の
内容を考慮し、選考。

谷否定派は、「過去1年間の国際大会の内容」を軽んじているか、もしくは知らずにいる
ため、国内レベルでの順位づけで考えている。
実際の選考に関わっている人間は、世界の有力選手の存在を意識しながら、世界レベルで
の位置づけで考えている。また、結果だけでなく「内容」も重視している。
五輪でより高い成果を得たいのであれば、世界的視野での判断が望まれるのは言うまでも
ない。

実績のない選手は、一発選考を望む。
実績のある選手は、総合的判断を望む。
選手だけで多数決を取れば、一発選考に決まるのであろうが、タイムのような絶対的な基
準がなく、かつ、対戦相手の有利不利で1日複数試合をしなければならない柔道で一発選考
が良いのか、はたして疑問。
国内最強を決めるのであれば、トーナメント制でなく、少数に絞り込んだ上での総当たり
のリーグ戦形式ならば良いかもしれないが・・・。
630629:2008/05/13(火) 08:17:05 ID:hLbFtVWs0
事実を整理しながら、個人的見解も付け加えてみた(長文ゴメン)。

【参考(選考対象外期間】
第24回世界柔道選手権大会(H17.9.11)
優勝:ベルモイ(キューバ)
2位:ジョシネ(フランス)
3位:ドゥミトル(ルーマニア)
3位:ハダド(アルジェリア)
7位:北田 佳世(ベルモイとドゥミトルに敗戦)
※北京五輪代表者の選考とは関係ないが、谷不在のこの大会で7位という
不甲斐ない結果となったことが、女子48kg級は谷でないと5位入賞さえ危
ういと柔連幹部に印象づけた。

【選考対象外期間(2007年5月〜2008年4月】
1.アジア柔道選手権大会
優勝:山岸 絵美
※前世界柔道選手権大会のメダリストの所属国を見てわかるように、
女子48kg級ではアジア諸国の実力者が少ないため、今大会で優勝した
山岸の評価はさほど高いものとはならなかった。
631629:2008/05/13(火) 08:17:30 ID:hLbFtVWs0
2.第25回世界柔道選手権大会(H19.9.16)
優勝:谷 亮子 → 北京五輪出場枠獲得
2位:ベルモイ(キューバ)
3位:ジョシネ(フランス)
3位:ドゥミトル(ルーマニア)
※北京五輪出場枠を得るためには最低5位以上でなければならないことを
考慮し、外国人選手との戦いに対して安定感のある谷を代表に選定(前
回大会で北田が5位以内を確保していたならば、状況は変わっていたかも
しれない)。谷は、ベルモイ、ジョシネ、ドゥミトル(今大会のメダリス
ト3人)を全員下して優勝し、北京五輪出場枠を獲得。谷が不出場であっ
た前回大会が惨敗だっただけに、第18回大会(1993年)から第23回大会
(2003年)にかけて前人未到の6連覇を成し遂げ、さらに今大会で優勝し
て北京五輪出場枠を獲得した谷の存在は、「世界で勝つには谷」という印
象を一層際立たせる結果となった。ちなみに、五輪種目にない無差別級を
除くと、今大会で優勝した日本人選手は谷のみであった。
632629:2008/05/13(火) 08:18:43 ID:hLbFtVWs0
3.全日本体重別選手権(H19.11.17)
優勝:浅見 八瑠奈
2位:宝 真由美
3位:伊部 尚子
3位:山岸 絵美(浅見に準決勝で敗退)
※谷は欠場。谷に続く2番手の位置にいると見られた福見も欠場。世界選手権
優勝により、北京五輪代表選考レースで圧倒的にリードする谷への挑戦者を
決める大会であったが、福見の欠場によって、谷の北京五輪の代表はほぼ内定
に近いものとなったと考えられる(世界選手権優勝の実績はそれほど重い)。
優勝した浅見は、北京五輪代表の有力候補として位置づけられるべきであった
が、本大会後、さほど大きなチャンスを与えられなかった(この点は個人的に
疑問)。山岸は、浅見に敗退した時点で北京五輪代表選考レースから大きく後
退した。

4.韓国国際柔道大会
5位:浅香 夕海
※重要度の高い大会ではないようなので、略。

5.ベルギー国際柔道大会
優勝:浅見 八瑠奈
2位:ラフォン(フランス)
3位:伊部 尚子
3位:ゴレー
※全日本体重別選手権優勝の浅見は見事優勝したが、勝利した相手の格が低
く、大きな評価とはならなかった模様。全日本体重別選手権3位の伊部は、
ベルモイに勝利しての3位は立派ではあった。
633629:2008/05/13(火) 08:20:00 ID:hLbFtVWs0
6.フランス国際柔道大会
優勝:ガオ(中国)
2位:ジョシネ(フランス)
3位:ベルモイ(キューバ)
3位:バッシン(ドイツ)
5位:福見 友子
5位:ルシニコバ(ウクライナ)
※全日本体重別選手権に不出場ながら、谷に次ぐ位置づけと評価されていた
福見は、世界の一線級が集った今大会への出場を許され大きなチャンスを得
たが、ジョシネとバッシンに敗れての5位に終わる。ガオ、ジョシネ、ベル
モイの上位を崩せず、北京五輪選考レースから脱落が確定的になった。

7.ハンガリー国際柔道大会
優勝:ガオ(中国)
2位:ドゥミトル(ルーマニア)
3位:バッシン(ドイツ)
3位:メネゼス(ブラジル)
5位:宝 真由美
5位:ベルモイ(キューバ)
※全日本体重別選手権2位の宝も海外大会出場のチャンスを得たが、5位に終
わり、北京五輪選考レースからの脱落が確定的となった。

8.ドイツ国際柔道大会
優勝:山岸 絵美 
2位:ルシニコバ(ウクライナ)
3位:バッシン(ドイツ)
3位:クセルノビクスキ(ハンガリー)
※全日本体重別選手権3位の山岸は見事優勝したが、勝利した相手の格が低
く、大きな評価にはつながらなかった。
634629:2008/05/13(火) 08:22:30 ID:hLbFtVWs0
9.全日本選抜体重別選手権(H20.4.6)
優勝:山岸 絵美
2位:谷 亮子
3位:浅見 八瑠奈
3位:宝 真由美
※福見は一回戦負け。3番手と見られた浅見は谷との直接対決に勝利できず、
完全に脱落。4番手以下と見られた山岸が決勝まで勝ち進み、谷との対決で優
勢勝ちを得て優勝。

【結論】
谷の選考で問題ない。
第25回世界柔道選手権大会への出場者選考に対する疑問はあるが、世界柔道
選手権大会出場者の選考基準に反したものではない。出場機会を得た谷が、
見事に活躍したことを評価すべきと考える。
選考レースで世界選手権優勝者を追いかけるには、最低でもフランス国際柔
道大会の優勝が望まれるところを、平成19年の全日本選抜体重別選手権を制
したものの、第25回世界柔道選手権大会への出場資格を与えられなかった福
見にチャンスを与えたが、5位に終わった。谷が世界選手権で勝利したジョ
シネのほか、バッシンにも破れたため、脱落は仕方ないであろう。
個人的には、体重別選手権の優勝者の浅見にもっと国際大会に出場させ、実
力を確認すべきではなかったかと思う。
山岸については、平成19年の体重別選手権の準決勝で谷に勝利していたら、
もっと状況が変わっていたと思うが、全日本体重別選手権で浅見に負けた時
点で脱落もやむなし。
全日本体重別選手権が北京五輪代表の選考者を絞り込む大会と位置づけられ
るが、同大会の上位入賞者に主要海外大会への有力選手の出場機会が1回ず
つ与えられたことがはたして良かったのかという疑問が残った。
そのことがかえって不満を増幅する結果となったのではないだろうか。