【動画】■日本空手協会&松涛系XV■【感謝】

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739多聞天inシベリア
 筑波大空手部監督で千葉大教授の藤田先生が、御著作「カラテ解剖学」に、
「ファジイな奴ら」という文章を書いている。トップ選手の会話は長嶋茂雄
さんみたいに擬態語のオンパレードだそうだ。完璧な動きなど有り得ず、常
にリスクを負いながらここで行かねばやられると言う時に行く、というスポ
ーツは擬態語で表わされてしまう大雑把な情報処理があっているとの事だ。
 が、一方、安部譲二は「優秀なボクシングトレーナーはボキャブラリィ豊富
で表現力が豊か。一つの表現で選手が分からないと、すぐに別の表現で説明
出来る。」と言う。長嶋さんみたいな擬態語が多いのは認めていなかった。
 並みのセンスの初心者・中級者には安部の言うボキャブラリィ豊富表現力が
豊か、きちんと理論的に教えられる指導者が必要だと思う。擬態語はその上で
使うべきだろう。
 思い出すのは小学生時代からの友人の事だ。彼は2年生で6年生と喧嘩腰で
ドッチボールをやり頭を地面で擦ったりしながら喰い下がり、6年生の剛速球を
跳びついてキャッチしたり3年生位でスキー一級を取っていた。並みの運動神
経ではなく、多分、長嶋茂雄や空手の矢原・浅井と同類だと思う。長じては体育
大学に特待生で行き、バイクのラリーをやりサーフィンでは20歳位で全日本チ
ャンピオンになり、今でも上位進出し、国際大会でも活躍しレジェンドサーファ
ーと言われている。
 鈍い私に彼がアイスバーンの瘤だらけの急斜面でスキーを教えてくれた時の
説明が「シュワッ!とやってザーッと行ってガ・ガ・ガと行ってバッ!とやれ
ば良いんだよ。」と擬態語だらけで溜息が出たものだ。