それに私の場合ビールが飲めて武術の研究ができればそれでよかったけど、
人によっては趣味はいろいろで、外車に乗りたいやつとかもおった。なんせ
「お医者さま」なわけやからな(笑
そんなわけで研修医はよう夜間のアルバイトに精出してたわけや。
2,3ヶ月すると月に20日以上も民間病院でアルバイトの当直をして、たち
まち月収100万!なんてやつが現れたりしてた。
しかしな、技量も経験も未熟な研修医が月に20日も夜間当直した日には
慢性的な過労に陥ってしまう。それでなくても未熟者なんやから、注意散漫
になると昼間でも考えられんようなポカをしたりする。
誤診とか手術ミスとかいったもっと高度なレベルでの失敗ではなく、患者を
取り違えたとか、薬を間違えたとかいうような完全なケアレスミスが増えたんや。
こういうんが社会問題となり、研修医に一定の収入(平均月30万円前後)
を保障するかわり、研修医の夜間アルバイトを禁止した・・・のが数年前から
はじまった新研修医制度や。
しかしこれはこれであちこちで混乱を生じてる。
いままで研修医のバイトをあてにして夜間救急をやってた病院なんかは、これ
ができなくなってしまった。
なんぼ研修医でも子どもの発熱くらいはなんとか診られるけど、夜間にこれを
やってはならん!ということになると、今度は地域で夜子どもが熱を出しても、
診てくれるとこがなくなってしもたんよな。
むかしの研修医は“白い巨塔”に代表されるような伝統的封建社会にがんじがらめに
縛られていた。「先輩が白いと言えばカラスは白」い世界やったわけや。
“民主主義”なんてことばはどこか別の世界のおはなしやと誰もが思ってたわけ(笑
で、世間は「こ〜いう一般社会から隔絶した医局制度は不可!」と合唱し、制度自体
が変わって、非民主的で前時代的な医者社会の封建制度は崩壊した。
ところがそうなると個々の医者が「個人の自由」ということを主張するようになり、
これまで日本の地域医療を支えていた末端の医療機関が人員不足に悩まされるようになった。
地域によっては最低レベルの医療システム自体がすでに脳死状態になってるところも多い。
民主化はしたものの、それによって国民の最低限の安全保障が脅かされる事態となっておる。
日本の医療界において、医局講座制に代表される封建的徒弟制度は
明治以来の伝統やった。それは確かに悪しき伝統やったかもしれん。
しかし良かろうが悪かろうが、伝統の形式とさらに精神をいきなり撤廃して
しもうた結果がいまの有様・・・というんは事実やと思う。
伝統というのはちょっとばかし頭のいい連中がああだこうだと「改良」できる
ようなもんではないということや。
忘塵武道会も、しっかりした封建的徒弟制度でやれや。
私はあまり頭のええほうやないんでね。伝統的な制度でしかやれませんわ(笑
>>938 なるほど。
つまり封建的徒弟制度の伝統は無いということか。
なにが???やねん?
忘塵に、封建的徒弟制度なんかあらへんやろ。
忘塵武道會が・・・というより私のやりかたは基本的に封建的徒弟制度。
練習会ではそういうんを徹底するんは難しいが、個人的な弟子は完全に伝統的方法よ。
台湾に勉強に行ったIくんやDr.Uなんかはみなそうや。
つかマスターは忘塵武道會が劉月侠武術のすべてやと思っておったんかいな?(爆笑
そやから、忘塵武道会は違うんやろが。
さっさと認めろ、アホ。
>>943 劉月侠武術なんか知るかい。
俺は最初から忘塵武道会の話しかしてへんわい。
まあしゃあないな。マスターは武術はできても“武術界”についてはなにもご存じないようや。
>>945 そんなに必死になるとみなから笑われますよ(笑
>>946 俺は武術なんか出来んわ。
武術界も知らんわ。
お前は俺のことを何も知らんねやわ。
>>947 みなって誰や。
胴締めや陸奥や草間か?
>>948 だって・・・べつに知ったからというて一円の儲けにもならへんもん(笑
>>949 ちがいますよ。書き込みはしないけどいつもROMってる先生がた(笑
>>950 俺は武術界のことなんか知りたくもないもんな。
儲かってもいらんわ。
>>951 そんな屁みたいなもんどうでもええがな。
付き合いをするわけやなし。
俺は狭い狭い武道界で、細々と商売していけたらええだけや。
付き合いが増えたらしょもない連中も増えるっちゅうもんよ。
もうそろそろ次スレたてようかなあ?
同じ88で、悪徳班スレはあるけど、まあええか?
こっちはこっちでageとこ。
劉月侠さんに質問があります。
いじめられっこが八極拳をやれば、仕返しできますか?
960 :
名無しさん@一本勝ち:2007/10/30(火) 11:57:04 ID:baMQZ836O
そこは形意拳だろ、と釣られてみるw
>>959 仕返しできるくらい八極拳に上達するほどの時間と労力があるのであれば
それだけ一生懸命勉強して東大→高級官僚への道とかを目指しなされ。
財務省の事務次官にでもなれば「愚民どもっ!ワシの前にひれ伏せ!」てな
感じで仕返ししてお釣りがくると思いますよ(笑
僕は頭が悪いので、国家権力にはなれません。
一生貧乏アルバイトでも構わないので、男らしい生き方をしたいです。
>>962 う〜ん・・・それならいっそ外人部隊にでも入ったらどうや?貧乏アルバイト
なんかよりず〜っと厳しいやろうが、男らしい生き方やと思うぞ(笑
で、何年か世界の紛争地域を転々としたのちに日本に帰ってきて、それから
我が忘塵武道會に入門しなさいな。「外人部隊あがりの幹部候補」として優遇
しますぞ。そんなんが八極拳を身につけたら、胴締めやカッキーはおろか大兄
でもちょっと敵わへんで(笑
いじめられっ子が武術や格闘技をやって強くなり・・・っていうのは
マンガみたいな話やが、私の思い出話をしよう。
私は中学1年から柔道してたんやが、中2の頃には3年生よりも強くなり、
まあ柔道部のエースやったわけや(笑
ある日同級生のHというのが「劉くん、ボクも柔道部に入りたいんやけど」と
言うてきた。
そのHというのは・・・画に描いたようなチビガリでな。勉強はそこそこできた
(つかのちに京大に入ったと思う)けど運動はからきしやった。
いまほど陰湿で粘着ではないにせよイジメらしきもんも受けてたと思う。
私もちょっと驚いたが、とりあえずその日の放課後Hを道場に連れていき、受け身
の取り方から教えはじめた。
いやね、私は当時柔道ばっかしてて、学校の宿題とか全然せえへんかったから、毎日
のように机が隣のHにノート見せてもろててん。そ〜いうわけで多少親切にしたげたわ
けや(笑
そやけどまあさすがにこれはどうしようもなかった。基礎体力はないし体格もダメ。
私はもう黒帯締めてたから、勝てないのはしゃあないけど、乱取りをしても軽く足払い
かましただけでフッ飛んでしまう。
なんとか強くなりたいと思って、一大決意をして柔道部に入ってきたんやろうが、これは
とても続かんやろうな・・・と私も他の部員も思ってた。
私が通っていた中学は駅から20分ほど夙川の土手を歩いたところにある名門私学でな(笑
夕方以降になると通学路は人気がなくなり、ときどき“カンパ”を要求する輩が出没してた。
大勢で帰るぶんにはええんやが、遅くなってひとりで歩いてると数人のグループが現れて、
「パン代の寄付」を要求される・・・というわけや。
ウチは基本的にお坊ちゃまが多かったから、不幸にして募金活動につかまった生徒はやむをえず
言うとおりにしてたみたい。まるで馬賊やな(笑
みたい・・・というのは、私自身は一度も“募金活動”の連中に出くわしたことが
ないからや。だいたいクラブの練習が終われば集団で帰るし、しかも柔道部員やろ?
ときどきひとりで歩いてるときも、ああいう輩は見ればわかるんかして、一度も声を
かけてきたことはなかった。
ところが・・・不幸なことにやっぱHは目をつけられてしもたんよな。当然といえば
当然なんやが、連中にしてみればええカモやと思ったんやろう。
それもひとりではなく、Hともうひとり同じようなタイプのふたりでいっしょの帰って
たらしい。あたりはもう薄暗かったらしいが、いつものように4,5人の賊が現れ、ふた
りに寄付を要求した。
Hの連れは観念して財布を取り出したらしいが、Hは「いま財布はない」と
突っぱねたそうな。で、賊のひとりが・・・殴ったり痛めつけたりする気はな
いにせよ、Hの正面から胸倉を掴むような感じであくまでも“募金活動にご協力を”
と迫ってきた。
その瞬間・・・薄暗がりのなかでHのヒザ蹴りが賊の股間を直撃!
私は見てない(翌日Hの連れに聞いた)けど、相手は不意をつかれたのか
顔面蒼白になってその場にうずくまってしもたらしい。
これには連れもH自身も驚いたようやが、4,5名おった賊もな、あまり
に意外な事態と展開にみな黙り込んでしもて、倒れた仲間をひきずって早々に
立ち去ったそうな。
まさしく一胆二力三功夫
マグレとはいえとにかくHはふだん彼をイジメてるような同級生が渋々寄付をしてた
馬賊一派を退散させたわけや。
翌日いっしょにおったHの連れから話を聞いた私はさっそくHに問い糾してみたが、
Hは黙って頷くだけやった。
話があまり大きくなってもいかんので、この件はHとその連れ、さらに私の3人しか
知らんことなんやが、それからいままでHをイジメてた連中も、あまりそういうことを
せんようになったみたいに思う。
Hの武勇伝は誰も知らんのやが、やっぱなんとなしに犯しがたい雰囲気が醸し出される
ようになったんとちゃうかなあ?
H自身が件の一件で、自信をつけたというか一皮剥けたんやと思うな。
柔道のほうは相変わらずでとうとう卒業するまで部内ではいちばん弱かったけど、
それでも毎日練習に来て最後まで部活を続けてた。
スポーツ試合で強ければそれに越したことはないけど、Hの場合確かに柔道は
弱かったけど、武道の一端は身につけたと言えるんやないかしら?
さらにそれまでたびたび出没してた募金活動家たちも、それからはすっかり姿を消してしまった。
私にやっつけられたんなら連中も納得はいくんやろうが、あまりに意外なことに相当なショックを
受けたんやろうな。再起不能になったみたい(笑
「最近賊が出なくなったなあ」
「あれちゃうか?知らんうちに劉月侠がひとりで懲らしめてしもたんでは?」
教室でこんな会話が聞かれるたびに私はニヤニヤ笑ってたんやが、
Hはなにも言わんとひとりで机に向かい次の授業の予習をしてたわ。
これこそまさに“武林隠者”!(笑
978 :
名無しさん@一本勝ち:2007/10/30(火) 17:31:10 ID:3NUEAaqa0
979 :
おっす:2007/10/30(火) 17:35:21 ID:1lpnhl3H0
おら悟空
いい話だ。age
980 :
名無しさん@一本勝ち:2007/10/30(火) 18:23:39 ID:RwhowJUk0
>>963 無責任な!アンタそれでも医者か?(笑)
981 :
名無しさん@一本勝ち:
石丸ばりの見事なブログですね。
師母タソ(ハァハァ)はいつ登場するのでしょうか?