押忍!八光流!迷宮武道館の思い出を語らないか?

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652名無しさん@一本勝ち
George「ここがJapanか」
Georgeが辿り着いたのは東北の南端、時折岩礁の見え隠れする海峡の一角だった。
George「強者を探して東方の果てまでやってきたのだ。ガッカリさせないでくれよ」

一ヶ月前。Georgeは王宮近衛兵、兵隊長の地位をかなぐり捨て、大海原に漕ぎ出した。
『ただ、強い者と手合わせしたい』
その一念からのことであった。

きっかけは、斬り伏せた異民族が死ぬ前に言い残した言葉にあった。
異民族はこれまでに無いほど腕のたつ者だった。
『…良いことを教えてやろう。貴様は確かに強い…が、東の果てには
もっと強いsoad masterがいるぞ…』

信じられなかった。
Georgeは剣において自分の右に出る者はいないと考えていたからだ。
奢りではない。
剣に生きる道を決め、現在まで400戦無敗。
あらゆる剣術の試合で、実戦で、愛刀『extermination』は敵を薙ぎ倒してきた。
あらゆる剣戟を、時には風雨を、愛盾『stainless steel』は防いできた。

ただの戯れ言。悔し紛れのたわごと。
Georgeは笑おうとしたが、どうしても異民族のアノ目が忘れられない。
アノ目は、遠く東方を見通すかのようだった。