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そして,そこまで同意してもらえたとしたら,私と他人とは異なっていること,それを言語で
言い表すことができることの方が本来のことであって,私と他人とに同じ(種類の)ことが
当てはまることとか,私と他人の違いを言語で言い表すことができないということの方が,
本来のことではなく,説明を要することになるのではないか。
私は,そのような姿勢で,「読み替え」という議論には問題があるのではないか,私の特別さ
を言語で表現できないというのは本当なのか,という観点から,いろいろ書いてみたつもりだ。
仮に,結論的には私の特別さを言語で表現できないのだとしても,その理由は,永井の議論
では,まだはっきりしていないのではないか(僕が理解していないだけかもしれないが),
という方向で議論をしている。
だから,見習い拳士さんが,結論はもはやはっきりしており,その上,その理由も(理解できる
人にとっては)十分に明らかだ,という方向で議論しているのであれば(その前に,そもそも,
その手前の気分等に同意してもらえないのなら),多分,いくら議論してみても無駄だろう。
そうだとすると,僕のレスは,少なくとも見習い拳士さんに対する応答という形では,特に
事情がない限りこれで中止することにすると思ったのだが,細かい疑問点も一つだけ書くことにした。
適切かどうかは不明なので, 別に応答してもらわなくても構わないが
おかしな点をわかりやすく示してもらえるの なら,答えてほしい。
(基本的態度が違うとすると,多分,僕の方で理解できないと いうことになるだろうけど)
続く