少林寺が弱いといわれるのは仕方ない第39章

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106B (BLACK BELT)
104続き
そこまではいいとして,(3)(4)についてはどうか。
まず,(これ自体は大した問題ではないと思うけど)(4)が正しくて(3)が間違っていることは,
別に変わらないと思う。なぜなら,確かに現に世界は127から開けてはいるのだが,しかし
(3)(4)で想定しているのは,永井からのみ開けている世界だ。現実はともかく,想定の
中では,私は永井均であって世界は永井均である私からのみ開けている,となっている。
そうすると,(4)は,永井(想定の中では世界の中心)が,世界は永井から開けていると
言っているのだから,正しいのではないか。そして(3)は,B(想定の中では永井にとって
他人に過ぎず,世界の中心ではない)が,世界はBから開けていると言っているのだから,
間違いではないか。
現実には世界がBからのみ開けているからといって,他人から開けている世界を想定する
以上は,その想定された世界の中で,発言の正しさを判断するんだと思うんだけど。

しかし,それは大した問題ではないと思うので,より重要だと思うのは,(3)(4)をこの
ように書き直したからといって,「読み替え」とは何なのかという疑問は,解決された
わけでも何でもないと思われる,ということ。>>90がうまく書けていなかったこと
自体はそのとおりだと思うので,もう一度言い直してみる。
まず,出発点としては,現に世界はBである私からのみ開けているのに,それ以外の
人から開けていることを前提とするような>>75のような返答や,もっと言うと永井の
一連の著作が,実際に存在している。これは,どのように説明されるのか。