嘉納治五郎翁　「これは私の柔道ではない」　

「これは私の柔道ではない」
こっちは確かに言ってる。

なんかの大会の感想で、背中を曲げて力技になってしまってるのを嘆いて
「まるで牛の角突きあいのようだ。俺はこんなことを教えた覚えは無い」
続いて「実戦であんなことをしてたらみんな当身でやられてしまう」と。
自然体で軽く持って動くのが本当だ、って言って、試合偏重による変形を危惧してる。

出典は国士か作興か柔道か忘れたが、とにかく講道館機関誌。

「柔を極めたければ柔術をやれ」
こっちは「そう言ったのを聞いた、という人もいるらしい、と人から聞いた」
程度で噂の類。