空手の奥義・弐

このエントリーをはてなブックマークに追加
519名無しさん@一本勝ち
≪腹式呼吸とはどういうものでしょうか。
胸式呼吸に対しての腹式呼吸ですから,胸で息をする替わりに腹で息をする,ということになります
肺は胸の中にあるのですから,そんな馬鹿なことはできません。ではどうするんでしょう。

息をするのはあくまでも,「肺」です。ただし,肺に息を空気を吸い込んだり吐き出したりするのを,
肺の周りの胸の力によるのではなくて,横隔膜の上下で行なうことができます。
もちろん横隔膜そのものを直接動かすことはできませんから,実際には腹の力で行ないます.それで腹式呼吸と言うわけです。
腹と言っても少々広いです。下腹の,臍か臍よりもう少し下のあたりの腹筋の力が大切です。
その辺りを「丹田」と呼んでいます。ですから,腹式呼吸は丹田呼吸とも言われます。

ところが,一言に腹式呼吸と言っても,いろいろなやりかたがあるようです。二つに大別できます。

まず,胸はほっておいて,腹を膨らませて横隔膜を下に引っ張って,その結果として肺に空気を吸い込む方法があります。
膨らんだ腹を縮めることで息を吐き出します。これを,順腹式呼吸と呼ぶようです。
坐禅の時などに行なっているのはこの方法でしょう。いわば,静かな腹式呼吸です。

これに対してもう一つは,まずは深呼吸のように胸を大きく開いて空気を一杯に吸い込み,その空気を吐き出す時に腹の力を使う,という方法です。
ですから,吸う時ではなく吐く時に腹が膨らみます。それで逆腹式呼吸と呼ばれるようです。腹の力を使うと言っても,順腹式呼吸のように腹を縮めることで息を吐き出すのではありません。
吸った空気を下に押し付けて,下腹でそれを支え,押し付ける力が下腹で反発した分だけ空気が漏れて噴出する。という感じでしょうか。
武道などで行なわれる呼吸法はこちらのようです。
私も長いこと,「腹式呼吸」という言い回しにとらわれて,胸を膨らませてはいけないような錯覚に陥っていたのでした。
順腹式呼吸と逆腹式呼吸とでは,吸い込める空気の量にだいぶん差があります。もちろん,逆腹式呼吸の方がたくさん吸えます。≫


要するに……吸うときのことはあまり意識しないでいいと?というか目いっぱい吸って?
デカい声を出す時みたいに腹に力を入れると?
「ハラから声だせーっ!」ってよく言うねw