高2の時、剣道部に新入生が全然来なくて
部員4人に落ち込んだ事があった。
その時の部長が三年の先輩なんだが(その人しか三年が居なかった)、姉御って言葉がこれほど似合う人も居なかったなぁ。
わりと美人だったし、剣もものすっげえ強くて頭も切れてた。
んでも女だし部長だし俺らより圧倒的に強いし言葉もぶっきらぼうなんで敬遠してたんだよなぁ。
んでも、その部長が合宿の時に言った言葉、一言一句まで完璧に覚えてる。俺らの部長に対する見方が180度変わったからな。
その合宿、練習して終わった頃には汗だくだは臭いわで速攻フロな訳だが
ここに部長乱入。当然漏れらはビビる訳だ(部長以外全員♂)
「何だおまえら変なツラしやがって、あたしがそんな臭いかコラ」
「いや、ちゅーか部長ええっ後からって」(大混乱)
「気のせいだ」
「ていうか前ぐらい隠して下さいっ」
「あー、んー、それなんだけどさぁ
……お前らあたしと距離取ってんじゃん? いや、最後まで聞けよ
それはあたしがお前らより強いから? それとも女だからか?
あたしにはその原因がわかんない。
だからコレだ、裸のつき合いってやつ? やって見ようと思ってさ
あたしはお前らにもうちょっと近付いて来てほしーんだわ、部長としても、個人的にも。
……どうかな。ちゅーか今正直物凄い恥ずかしいがまあお前らも同じだろうから気にしない。しない事にする。
……で、どうかな?」
俺と部員Aと部員Bの戦いの火蓋が切って落とされた瞬間ですた。皆してマジ惚れ。
あの時から半年はもう今じゃありえねー位充実してたなあ。
……で、年賀状によると先輩は会社で知り合った人ともうすぐケコーンするらしい。(´ω`)
思い出すと泣けてきてるんで文章支離滅裂なのは勘弁な。