全国交流【地獄の】夏合宿オフ

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119古武士
非常に面倒臭いのですが一度キチンと書いておきましょう.
何故,顔面殴打有りのスパーでは面防具が必着で極真ルールだと自由か?

顔面殴打有りのスパーは言うまでもなく顔面の攻防を中心に展開しますが
極真ルールですと必ずしも顔面の攻防を中心としないのが一番の理由です.
一度のスパーで顔面殴打有りと極真ルールでどれほど頭部に打撃を貰うか
その頻度を比べてみれば自ずから必要とされる防具の違いも判る筈です.
極真ルールで上段を何時でも蹴れる程の実力差があれば上級者に配慮を求めます.
しかし顔面殴打有りでは実力伯仲な程に顔面攻防が増えてより危険なのです.

それと顔面殴打有りだと重心が高くなりがちで転倒しやすいのも理由です.
打撃スパーで一番怖いのは打撃による事故よりも転倒による事故です.
極真ルールは武道としての空手であるがゆえ転倒する事を嫌いますが
格闘技としてのキックやグローブルールは転倒すること自体は嫌いません.
キックで最高峰にいるホーストが自ら転倒する事がある事からも判るでしょう.
そのため極真ルールより転倒の頻度が高いので頭部を防具で守る必要があります.
板間で顔面殴打有りでノーヘッドギアなんて自殺行為としか思えません.

次にヘッドギアは自分の為だけに付ける訳ではない
というのはバッティングによる怪我の防止が理由です.
顔面への殴打を防ぐ為に頭部を相手に密着させるのは一般的な技術です.
対して極真ルールでは胸合せが明確に反則なので意識的に密着を嫌います.
ボクシングではクリンチが,キックでは首相撲が重要な技術になります.
そのため頭部の接触による怪我が発生するのはプロの試合を見ても判る通りです.
それを防ぐ為に面防具が必要で,それは自分の為だけでなく相手の為でもあります.
コンドームに例えたのはfor me,for you.の精神が互いに通じるからです.
120古武士:04/07/27 02:57 ID:W80E1x1W
以上の理由により顔面殴打有りでは面防具必着とし極真ルールでは自由とします.
事実,きっちーさんが言ってる通り,極真ルールのスパーで面防具着用は稀です.
しかし顔面殴打有りではプロですら練習ではヘッドギアを着用するし
アマチュアでは試合でも着用する所が殆どでしょう.

ちなみにオレは自分がノーヘッドギアでは顔面殴打有りのスパーはしませんし
余程サービス精神が旺盛な時しかノーヘッドギアを相手にスパーはしません.
なにしろ向こうはそこそこ力を入れて殴ってくるのに
こっちは殆ど触る程度にしか手を出せないのですからね.