武壇国術推広中心 総合スレッド9

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952伝場:04/03/12 21:17 ID:jSQHMqfk
『武術』と『中国武術で驚異のカラダ革命』を手に入れたのでちょっと・・・

やっぱり纏糸ケイのイメージがちょっと違うんですよ。
右逆突きを例にすると、武壇だと右足からぐるぐる〜と右手にいきますよね
私が習ったのだと丹田から手足にぐるぐる〜っと行く感じなんですよね。
もちろん足から力をもらってますがことさら踏ん張ってる感じではないん
ですよ。
953名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/12 21:19 ID:4O1CxGr2
コレクターの方は、やっぱり大事なコレクションを無くさないように
毎日全部を点検するのですか?
それはそれでカナリ大変な作業だと思うが・・・
954名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/12 21:19 ID:FYszWUcU
 套路が(短いもの)単式の訓練法になる流派もありますが?
955名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/12 21:21 ID:76D5cBc9
>>954
何でも口答えすればいいってもんじゃないが、その単式はここでいう
「地味な基本功」に準ずるものだとは思えないんだが。
956伝場:04/03/12 21:23 ID:jSQHMqfk
運動解剖学的に言うと右の股関節を外旋することで重心移動する感じです。
その股関節の外旋を助けるために膝を内旋、足を外旋しているようです。

馬歩もちょっと違う・・・
957ぷちしゅー ◆9krShh3g.c :04/03/12 21:26 ID:HUlr4+5o
今日、ムック本を買ってきました。
なんだか、色んな人が出すぎていて、まとまりが無いような…
それにしても、最近この手のムック本が多いと思うのは気のせいかな。

>950
套路は、基本功や訓練法などのエッセンスを含んでいるので、秘伝と言う人もいますが…
958名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/12 21:28 ID:76D5cBc9
>>957
順番が持つ意味を解読しそこなう場合が多いといっているんでしょう。
全体に共通する基本から始め、部分の意味を掴み最後に全体を再構成できないといけないとかそういうことでは???
959伝場:04/03/12 21:31 ID:jSQHMqfk
松田氏の陳太の本に下肢を丸っこくしている図がありましたがああいう
イメージにするために膝をしぼらないで外に張る感じにするんですよ。
もちろん足より外に出るわけないのですが下肢を外から力が加わっても
弾き返す感じにするんですよね。その時股関節には外旋、膝には内旋、
足には外旋の力が働くようにするということです。
960名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/12 21:35 ID:ExH+1YIh
>>953
私、かなりなくしました。
961名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/12 21:37 ID:BDTeQH9d
>957
>この手の本
イチ時期の「脳」ブーム(脳内革命とか)を思い出してしかたないっす
で、そのムック本は劉月侠せんせいは出てるの?(なら買う)
962劉月侠 ◆RPLwh/ddCk :04/03/12 21:55 ID:tcZ8lHv7
 >959
 そういう陳太の「纏糸」の訓練はもちろん武壇にもあるよ。
ただ武壇の場合おなじみ「沈墜」「十字」「纏糸」の3つの原理ですべての拳法が理論づけられてるわけやが、
初歩の段階では「沈墜」と「十字」を徹底的に訓練して、「纏糸」はあくまでも仕上げの段階なんよ。
八極拳においてもまず小八極で「沈墜」「十字」を十分訓練し、大八極になってはじめて「纏糸」云々・・・ってことになる。

 伝場さんの陳太の老師の馬歩を見ると、武壇における馬歩の最終形態に近いと思う。
つまりな、この「馬歩」は我々が「半馬歩」と呼んでいる実戦時の姿勢と原理が一致してると思うんや。

963ぷちしゅー ◆9krShh3g.c :04/03/12 22:00 ID:VtZxSxIs
>伝場さん
どれが合っていて、どれが間違っているという訳ではなく、色々なアプローチ方法があるという事ですよ。
この辺は、練習目的や何を強調するかによっても違ってきます。
武術の答えって、国語の文章問題の答えみたいなもので、答えが1つでは無いのです。

>958
私の仮説では、基本功は套路から共通する原理を抜き出したものではないか?と思っているのですが…

>961
劉月侠って名前の人は、載っていませんでした。(藁)
964名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/12 22:03 ID:76D5cBc9
だあ。物事は単純なものから発して複雑なものへ発展するのです。単式を連環させて套路にするのは、
中国人がものごとを「記憶」するときの工夫。日本の刀法が中国に輸入されたとき、やはり套路として連環させられてしまったそうです。
965劉月侠 ◆RPLwh/ddCk :04/03/12 22:07 ID:RrQYEY34
 長春派では最初に初心者に練習させる金剛八式が、武壇では免許皆伝レベルの最高級コースであったりするんと同様、
武壇では最後の段階になるはずの「半馬歩」が、陳太では初歩の基本になる・・・
こういうんは一見すると納得いかん人も多いかもしれんが、残念ながら門派や老師によって考えはマチマチとしか言いようがない。
太気拳のように何年もつっ立ってるだけの訓練をする門派もあれば、蟷螂拳みたいにたくさんの套路をさっさと教えていくとこもある。
そういうんはどれが良くてどれが悪いとは言えんよなあ。老師の考えに沿って教えられるままに練習していくしかないやろう。


966ぷちしゅー ◆9krShh3g.c :04/03/12 22:14 ID:2tD5qsWN
>964
単式を連環させて套路→套路重視で単式が失伝→套路から単式等基本功を抜き出す。
ってのが、私の仮説です。
967劉月侠 ◆RPLwh/ddCk :04/03/12 22:14 ID:RrQYEY34
 ところが残念ながら、せっかく功夫を学びながら(たいして成果があがらんもんで)途中でドロップアウトしてしまう人が多いんは、
そういうふうに老師に教えてもらったことを自分で再検証する・・・っていう工夫が足りないんとちがうやろうか?
どういう方法であれ上達さえすればええわけや。そやけど必ず伸び悩むことっていうんはあるやろ?
そんなときちょっと目線を変えて、たとえば陳太をやってる人が武壇の基本功みたいなもんを自分なりに考えてやってみるとか、
そういう柔軟性に富んだ頭脳が必要になってくると思う。
かといってなんでもかんでもただかじってみる・・・なんていうんもやっぱおかしいし、そこんとこはセンスの問題やなあ。
968名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/12 22:17 ID:9PanM2tL
>>966
套路は記憶術の一種でしかないのでそこまでは。ダメな套路でも運動性記憶を利用して覚える事はできるでしょう。
よい套路に共通する特性から新しい基本功が基本・原理として抽出される可能性はありますので御説を完全に否定するものではありません。
969伝場:04/03/12 22:23 ID:jSQHMqfk
>>963
>>965
う〜ん、どうも「基本から積み上げていく、その順番はどの流派も一緒」
というのを日本人的というか、学校の勉強などと同じようなもんだと
思っているのが誤解の元なんでしょうな。
970伝場:04/03/12 22:28 ID:jSQHMqfk
おっ、いい喩えを思いついた、彫刻を作るように大雑把に全体を仕上げつつ
細部を仕上げていく感じかな?
971劉月侠 ◆RPLwh/ddCk :04/03/12 22:34 ID:RrQYEY34
 >969
 とくに陳家の末裔・・・てな人にとって、太極拳なんてもんは我々からすれば「日本語」みたいな感覚で、
それこそ赤ちゃんの頃から「あって当たり前のもの」やったはずや。
ただ我々にとって太極拳は「外国語」なんよな。ネイティブスピーカーとは覚える方法がちがってきて当然・・・
我々は日本語を覚えるのにいちいち「あいうえお」の発音練習からはじめた記憶はないやろ?
いつの間にか日本語でしゃべれるようになってたやん。
972名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/12 22:35 ID:9PanM2tL
お、型は言語。動詞と名詞、主語と述語の関係はありますね。
973劉月侠 ◆RPLwh/ddCk :04/03/12 22:40 ID:RrQYEY34
 >970
 そんな感じかな(笑
 でもな、我々は自然と日本語をしゃべれるようになった・・・って言ったけど、ほんまに正しい日本語を話す人はなかなかおらんし、
まして外人に日本語を教える教師っていうんは(日本人であるにもかかわらず)、また特殊な訓練を受けないとダメやろ?
アナウンサーなんかでもそう。
だからやはり段階的な訓練カリキュラムっていうんは大事やし、ある程度統一されたスタンダードなもんは必要と思う。

974名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/12 22:48 ID:9PanM2tL
「私」は、「あなた」を、なぐる。いいですかぁ、「私」は、「あなた」を、なぐる。
975劉月侠 ◆RPLwh/ddCk :04/03/12 22:51 ID:CCz3aYqV
 外人が「日本語は訳がわからん」っていう例で「このように考えられるのではないかと思われるが・・・」っていうんがあったけど(笑)、
確かにこれでは「主語」もわからんし、「肯定」なんか「否定」なんかもまったく不明よなあ。
でも我々はその場の状況に応じてなんとなく(これもええかげんなもんやが)雰囲気で納得してしまうやん?
中国武術はこういうのに似たところがあって、中国人の老師には当たり前のことでも、「外人」である我々には意味不明なことがでてくるのよ。
でも「外人」に教える以上そうはいかん。そうすると我々が学校で英語を習ったときのようなキチンとしたカリキュラムが必要になってくる。

976名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/12 22:53 ID:9PanM2tL
「私」は、「あなた」に、なぐらせ、ない。わかりますか。なぐらせ、ない(纏糸)。
977名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/12 22:59 ID:9PanM2tL
纏糸は否定です。OK?
978劉月侠 ◆RPLwh/ddCk :04/03/12 22:59 ID:CCz3aYqV
 劉雲樵が『八極拳』の中で「中国武術の内容は非常に深遠なのであるが、いかんせん訓練方法があまりに非科学的である・・・」
って書いてるけど、和歌とか俳句とか、日本語の芸術っていうんは非常に高度な文化なんやが、
外人にいきなりこういったもんの優秀性を理解せい・・・っていうんは確かに無茶や。
やはり論理的に言語を教えていったうえで、徐々に精神文化が理解できるようにするしかないやろう。
功夫は八極拳であろうと太極拳であろうと最後は「無形」になるもの・・・でも「有形」を経ずして「無形」を悟ることは無理やわな。

979名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/12 23:01 ID:9PanM2tL
有形のものを縮小し有形の物にくっつけていくと融通無碍=無形ですね〜
980劉月侠 ◆RPLwh/ddCk :04/03/12 23:11 ID:CCz3aYqV
 あ、そういえば今日テレビのニュースで「現代の子どもの理数離れ」っていうんをやってたな・・・
要するに論理的な思考が苦手になってきてる・・・ってことやと思うんやが、
もともと我々日本人は論理的に考えるのが苦手な傾向あるから、なにもいまの小中学生に限らないと思う。
でもね、功夫のような「異文化」を学ぶためには好むと好まざるとに関わらず、やはり論理的思考は必要やと思うぞ。

981伝場:04/03/12 23:12 ID:jSQHMqfk
あの〜、そろそろ新しいレスを・・・
982名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/12 23:13 ID:9PanM2tL
>>980
中国人は何でも陰陽に分けて暗記するので、論理的というのとはまた微妙に異なるような気がするのですが・・・
983劉月侠 ◆RPLwh/ddCk :04/03/12 23:13 ID:CCz3aYqV
 ゲッ!気がついたらパート9ももうレス980やんか!ぼちぼちパート10を立てんと・・・

984名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/12 23:15 ID:9PanM2tL
なんでも陰陽虚実。
985名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/12 23:17 ID:9PanM2tL
猫の妙術だって、実→虚→陽→陰
986劉月侠 ◆RPLwh/ddCk :04/03/12 23:20 ID:CCz3aYqV
 パート10立てたぞ。でも直リンようせんから、誰かお願い・・・

987劉月侠 ◆RPLwh/ddCk :04/03/12 23:26 ID:CCz3aYqV
 確かに陰陽っていうんは中医学でも基本概念やし、結局「易経」に帰結する中国式思考の代表ではあるな。
でも儒家の聖典とされてる「易経」やけど、単純な二元論かといえばこれが必ずしもそうでもないし、ちょっと難しいんやないか?
「易経」のことを「非常に深遠な論理」という人もおれば、「あんなもんただのこじつけ」っていう人もおるし、
何千年も議論されつつもまだ結論はでてないんよ・・・
988名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/12 23:27 ID:9PanM2tL
>>987
というか、一つの概念に必ず陰陽二通りの意味を持たせるということなんですが。
989張景学:04/03/12 23:35 ID:gMtWwNUg
>>988
ヘーゲルの論理学は易をヒントにできたとかっていうのを読んだことあります。
990名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/12 23:36 ID:9PanM2tL
>>989
そうなんですか。勉強になります。必要な概念の数が足りないかもしれない可能性に
常に配慮するという意味では陰陽思想と弁証法とはすこし似ていますね。
991劉月侠 ◆RPLwh/ddCk :04/03/12 23:40 ID:DDPisl/a
「易」っていうんは「イージー」やなくて「チェンジ」ってことらしいな。
変化するんが「易」なんやけど、中国人の変わり身のはやさはまさに「易」の伝統かいな?

992名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/12 23:43 ID:9PanM2tL
>>991
そうでしょう。昨日まで白だったものが今日は黒になっても、概念上は既に準備が出来ている。
ヘーゲルさんが陰陽虚実に倣ってくれればヨーロッパの戦火ももう少し小さかったのかも知れませんね。
993劉月侠 ◆RPLwh/ddCk :04/03/12 23:48 ID:DDPisl/a
 >992
 「黒い猫でも白い猫でもねずみを捕る猫は良い猫だ」ってのもあったな(笑
物事は変化するのが当たり前で、あらかじめそう考えて準備しとけばどうってことない・・・まあ現実主義の最たるもんかと思う。

994名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/12 23:50 ID:9PanM2tL
黒は玄武、白は白虎。正と奇。どちらも正攻法という考えでしょう。
995伝場:04/03/12 23:51 ID:jSQHMqfk
もうすぐ終わりですね、そこで私が聞いた秘伝の口伝をひとつ・・・
んー、くだけた表現すると

「発ケイにコツはねぇ!」

とありがたいお言葉をいただきました\(ToT)/
996張景学:04/03/12 23:51 ID:gMtWwNUg
>>994
それは五行理論の方ですね。
997名無しさん@お腹いっぱい。:04/03/12 23:54 ID:9PanM2tL
>>996
土行中央がくせもので、東西南北に対して八卦九宮を補うのに、ことごとく土行を乱用します。
998劉月侠 ◆RPLwh/ddCk :04/03/12 23:54 ID:DDPisl/a
 さしずめ「太極拳でも八極拳でも相手を倒す拳法が良い拳法」ってとこやな・・・
どんな拳法も考え方にはいろいろあるけど、結局実戦の役に立たないんではしゃあないってわけや。

999練 ◆xMrEoudX/g :04/03/12 23:55 ID:1prInHOY
1000げと!
1000劉月侠 ◆RPLwh/ddCk :04/03/12 23:55 ID:DDPisl/a
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