村上春樹的武道板

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1名無しさん@お腹いっぱい。
「完璧な武道や武術などといったものは存在しない。完璧な絶望が
存在しないようにね。
2名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/23 13:49 ID:QrOeZ0mn
僕が白帯のころ偶然にも知り合ったある武術の師範は僕に向ってそう言った。
僕がその本当の意味を理解できたのはずっと後のことだったが、
少くともそれをある種の慰めとしてとることも可能であった。
完璧な武術なんて存在しない、と。

しかし、それでもやはり技をかけるという
段になると、いつも絶望的な気分に襲われることになった。
一修行者が扱うことのできる技はあまりにも限られたものだった
からだ。例えば投げ技について何かができたとしても、
槍については何もできないかもしれない。
そういうことだ。

幾年、僕はそうしたジレンマを抱き続けた。---長い歳月だ。
もちろん、あらゆるものから何かを学ぼうとする姿勢を
持ち続ける限り、稽古を続けることはそれほどの苦痛では
ない。これは一般論だ。

黒帯をとったばかりの頃からずっと、僕はそういった
対応を取ろうと努めてきた。おかげで先輩から何度と
なく手痛い打撃を受け、投げられ、締められ、また同時に
多くの不思議技的な体験もした。様々な武術武道がやってきて僕に
語りかけ、まるで橋を渡るように音を立てて僕の上を通り過ぎ、
そして二度と戻ってはこなかった。僕はその間じっと口を
閉ざし、何も語らなかった。

そんな風にして僕は黒帯をとって数年を迎えた。
3名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/23 13:51 ID:liYITepz
今、僕は技を理解する旅に出かけようと思う。
もちろん問題は何ひとつ解決してはいないし、旅を終えた時点でも
あるいは事態は全く同じということになるかもしれない。結局のところ、
技の整理を行うことは実力向上の手段ではなく、実力向上へのささやかな
試みにしか過ぎないからだ。

しかし、正直に技をとらえることはひどくむずかしい。
僕が正直に語ろうとすればするほど、各々の武術武道の真のメカニズムは
闇の奥深くへと沈み込んでいく。

叩いたりするつもりはない。少くとも各々の武術武道で語られていることは
現在の彼らにおけるベストだ。つけ加えることは何もない。
それでも僕はこんな風にも考えている。うまくいけばずっと
先に、何年か何十年か先に、完璧に理解される技を発見すること
ができるかもしれない、と。そしてその時、象は平原に還り
僕たちはより美しい技で闘いを始めるだろう。
4名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/23 14:25 ID:0NNogjw0
ダッフルコートのポケットに手を入れてつっ立っているようでは、武道家失格(・A・)
5名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/23 14:30 ID:0NNogjw0
ランニング程度で乳首から血が出るようでは男失格(・A・)
6上村春樹:03/11/23 14:31 ID:FIYHAEJw
呼んだ?
7安全剃刀 ◆KwP4XSNORo :03/11/23 14:31 ID:AsDgQG5Z
村上春樹が着る道衣は、やはりアイビー調なのだろか?
8名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/23 14:39 ID:0NNogjw0
このスレ現在、森先生から手取り足取りの指導を受けた人間率 50l前後(・A・)
9名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/23 14:45 ID:0NNogjw0
車大嫌い、車好きな奴はウザイと言っていたのにいつの間にか
「やっぱアルファロメオはいい…」とか言ってる春樹の変わり身の速さはむしろ武道家むきか(・A・)
10安全剃刀 ◆KwP4XSNORo :03/11/23 23:53 ID:AsDgQG5Z
村上春樹って、並の武術家ではかなわないくらいにスタミナだけはあるだろう。
フルマラソンが趣味だからな。
もう歳だし、今は走ってないかな?
それと、関係無いけど酒も底なしに強いらしい。
昔読んだエッセイに書いてたが、およそ二日酔いというものを経験した事がないんだと!

11胴締め剛術家 ◆G5h1IWa78w :03/11/23 23:55 ID:lKFVhWzX
村上朝日堂シリーズですね?
逆襲までが面白かったですね。
はいほー!はいらなかったですね。
12安全剃刀 ◆KwP4XSNORo :03/11/23 23:55 ID:AsDgQG5Z
>>8
森先生って、士道日本拳法の森良之祐最高師範のこと?
村上春樹と、どう関係がある?
13安全剃刀 ◆KwP4XSNORo :03/11/24 00:12 ID:FEX6A8ep
>>11 胴締め剛術家さん
17~8年前に集中的に春樹ばかり読んでたんで、どのエッセイだったか忘れました。

しかし、、、春樹がデビューして、もう25年かぁぁぁ、、、
あの当時、ジャズ喫茶のマスターが書いた小説が売れて、しかも文学賞を取ったっつって、
ジャズフリークの間ではえらく話題になったっけ、、、

オレも、、、いつの間にか、遠い処に来ちまったなぁ、、、、( ゚゚)トオイメ

14名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/24 00:14 ID:FYsvAQ91
村上春樹わからんなあ・・・、司馬遼太郎か綾辻行人にしてくれw
15胴締め剛術家 ◆G5h1IWa78w :03/11/24 00:16 ID:ldBOtZVD
ノルウェイの森が売れたときは私がまだ小学校のころでしたからね。
16名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/24 01:55 ID:eHbN8p8O

やれやれ。
17けむる。 ◆3Cyv5fAHaA :03/11/24 02:04 ID:wSF+X+2w
達人の話を聞けば聞くほど、
そしてその話をとおして武道家の生をかいま見れば見るほど、
我々はある種の無力感に捉われていく事になる。
我々は達人にはなれないというのがこの無力感の本質だ。
我々は我々自身をはめこむことのできる「型」という鍛練システムを所有しているが、
そのシステムは同時にまた我々自身をも規定している。
それはメリーゴーラウンドによく似ている。
それは定まった動作を定まった速度で繰り返しているだけなのだ。
誰をも倒さないし、誰にも倒されない。
しかしそれでも我々はそんな回転木馬の上で仮想の敵に向けて
熾烈なデッド・ヒートを繰り広げているようにも見える。
18けむる。 ◆3Cyv5fAHaA :03/11/24 02:10 ID:wSF+X+2w
>>10=安全剃刀さん
マラソンは未だにやってるみたいですよ?
「海辺のカフカ」を書いてる頃も毎日走ってたみたいですし。
酒好きと言えば
「もしも僕らのことばがウィスキーであったなら」
って本も出してましたね、アイラモルトマンセーな本ですが・・・

武板でこの手のスレが立つの初めて見たんで記念パピコでつ(w
続くといいですね!!!>>1さん
19でびん☆トリップ忘れ:03/11/24 18:18 ID:oNeCQj1R
個人的にねじまき鳥のウランバートルの話が妙にリアルで 特殊任務を請け負っていた
という武道家の先生方の話なんかと重ね合わせて読むと 当時満州に夢を馳せた先人の
気持ちが分かるような気もする。生きたまま皮膚剥がれるのは絶対いやですけど。
20名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/28 20:09 ID:7MyHSv+v
てゆーか、漏れはけっこう好きだな
21伊那爾 ◆INANI/OgCA :03/11/28 20:18 ID:wT9y0YT4
私も好きだなぁ
でも海辺のカフカはまだ読んでない…
出た時買っておけばよかった。
22名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/28 23:29 ID:2TsiLkQX
ティーンから小銭を巻き上げる為のジャンクノベル(・A・)
23龍法:03/11/29 00:03 ID:VzNH4mSP
Jsバーとピンボール・マシンの世界。

昔、悪友と二人でピンボールのスコアを競いながら
ふたりで神戸にバーを開こうって、ずっと話してたなー。

「ノルウェイの森」で一躍メジャーになったけど
初期の3作品が今でも好きだ。
「風の唄を聴け」は
オリジナル・ラブのアルバム・タイトルになってたな。
氷室の「フラワー・フロム・アルジャーノン」みたいに。

>>胴締めさん
「アルジャーノン」だよ。「ボルジャーノン」じゃなくW
24けむる。 ◆3Cyv5fAHaA :03/11/29 00:22 ID:zMU2olQc
久々に覗いたらあまり進んでませんね(汗
っていうかこの手のスレの進め方って一般的に知られてないのかな?
>>1>>2>>17みたいに(自分のを例に挙げるのもなんですが)
春樹の文章をパクって武道がらみの文章に作り変えるスレなんですが
なんか春樹の感想話すスレになってますね(汗
ま、それはそれでいいのかもしれませんが・・・
25名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/29 00:33 ID:Gpln4fjN
あんまりガッカリするな(・A・)
26名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/29 00:44 ID:Gpln4fjN
あ.あ.あんまりさ、ガ.ガッカリすることないよ(・A・)
27安全剃刀 ◆KwP4XSNORo :03/11/29 10:11 ID:HO+S1Nh8
たしかに、>>1-2や、>>17は春樹文体の特徴をよく掴んでますね。感服仕りました。
拙者には、なかなか真似できません。ご容赦ください。m(_ _)m

>>23 龍法さん
拙者も初期3部作が最も好きです。
あと『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』かな。
先日、高1の長女が図書館から借りてきた同書を熱心に読んでいました。
「借りてこなくても家にあったのに」と、18年前に買った同書を見せると、
「えッ!お父さんも村上春樹を読んでるの!?!」と何故にか驚愕していました。

ふーみゅ???何故そんなに驚く???
28マォウンコしてー!:03/11/30 03:04 ID:Y20+1toE
漏れの彼女は、ノルウエーの森を読んで、初めてフェラティオというセクーステク肉を知った。
こんなことをして男の人は喜ぶの?と訊くから、
これは愛の究極を具現化した行為なり!と教え諭したら、
それ以降、マォウンコ挿入拒否、フェラ専!
こんなんで来年2月からの結婚生活が不安デシ、、、、、、、
29バター・ビーソ:03/11/30 03:32 ID:y6yoLW1R
初期三部作は最高です。
「風の歌を聞け」、「1973年のピンボール」、「羊を巡る冒険」
特に、「羊を巡る冒険」は人生で一番読んだ小説かもしれません。
他にも、「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」「神々の子供たちはみな踊る」
「ねじまき鳥クロニクル」なんかも好きですけれど、初期三部作にはかなわない気がします。
高校時代は初期三部作の影響で、ずっとバーにかぶれてました。ビールは飲まなかったですけど。

>>26「特攻隊」ですねw
30バター・ビーソ:03/11/30 03:42 ID:y6yoLW1R
「僕は君ほど運動神経が良くないから、ある程度系統的に技を覚える必要があるんだ
鴉が木のほらにガラスを貯めるみたいに」
「そう言うのが実戦で何の役に立つのかしら」
「どうかな」と僕は言った。
「まぁ、ある種のことはやりやすくなるだろうね」
「例えばどんなことが?」
「試合で勝つこと、石○を技術論でイジること、例えばね」
「それが何かの役に立つのかしら」
「それはその人次第だね。役に立つ人もいれば立たない人もいる。でもそういうのはあくまで訓練であって、
役に立つ立たないはその次の問題なんだよ。最初にも言ったようにね」
「ふうん」

ノルウェイの森、よりw
31名無しさん@お腹いっぱい。:03/11/30 04:10 ID:PxfauTCV
うっせーバカ市ね
32名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/01 00:19 ID:AxvoLsN4
最近読んでないから分んないんだけど、村上春樹の最新作って、何?
33龍法:03/12/01 01:36 ID:i+qPfUXA
>>24 けむる。さん
申し訳ない。
俺、文才ゼロなもので。
せめて、ここのスレでは「俺」はやめて「僕」にしますw
ちなみに、HNはケムール人と関係ないんですね。
重ねて失礼。

>>27 安全剃刀さん
「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」もいいですね。
ウチの娘も大きくなったら読むのかな。
読んだらきっと同じような会話になるんでしょうw

>>29 バタービーソさん
僕は「1973年のピンボール」がすごく好きです。
高校時代、バーに入り浸りだったのは同じです。
当時、住んでいたのが大阪だったので
毎週末、神戸に出かけてバーを開拓してました。
いつか、Jsバーのような店を見つけられると思って。

34バター・ビーソ:03/12/01 02:53 ID:1VoP34mg
>>33 実は、ジェイズバーって名前の店は、全国に沢山あるらしいです。
小説のジェイズバーも実在らしいですね。酒板で見かけた程度の情報ですけど。
ススキノにもJsて名前のバーがあります。あんまりいいバーじゃないですけどね。

高校時代はひたすらバー通いってのは僕だけじゃ無かったんですね。
いつも酔いつぶれてバイク放置して帰った覚えがあります。帰りにコケて血塗れになったことも。
札幌に一軒だけ、正にジェイズバーって雰囲気の店があるんですよ。トイレで女の子が酔いつぶれてるような
猥雑な雰囲気の店が。遠慮なくビールを飲める店です。フライドポテトが安くて量がバカみたいに多い。
そこだけは俺みたいなガキでもツケが効いたんで、毎週欠かさずに通ってました。

>>32「神々の子供たちはみな踊る」じゃなかったかな。悪くないですよ。
35龍法:03/12/01 16:11 ID:lMXsjsd/
>>34
バーにハマったきっかけは、007の小説なんですけどね。
親父が007のファンで、家にイアン・フレミングの原作があって。
小説の中で、ジェームス・ボンドが始めてバーに行ったのが
16歳の時、って書いてあって。
中学生の頃から16歳の誕生日にバーに行く計画を立ててましたw
初めて飲んだカクテルは、もちろん、シェイクしたドライ・マティーニ。
飲んだ瞬間、「まずっ!!」って思いましたw
餓鬼の頃の背伸びって、馬鹿みたいだけど、微笑ましいですね。

FZ250でぶっ飛ばして、神戸まで30分。
バーをハシゴして、時々記憶を飛ばしながら、
ポートアイランドの港から朝日が昇るまで待つ。
で、朝日を見ると、3時間後には学校が待ってるw

・・・仕事に戻りますw


36名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/04 15:47 ID:iHkxp4l6
???
37名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/05 18:28 ID:D1Unt5/7
最新は「海辺のカフカ」だと思う。
38名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/05 18:48 ID:4EuoSw7i
スパン、パパン。スパン、パパン。スパン、パパパパン、パパーン、アッハーン!
39名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/06 07:46 ID:v6jVCzQ0
寡作家だからね彼は。
40一尺八寸 尽:03/12/06 12:05 ID:ehElU/SL
切通<村上=東<宮台<宮崎=姜<斎藤<浅田
41名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/06 14:38 ID:0svnzkaW
前村上の小説読んでたら、
「ちょっとそんないやらしいもの読むのやめてよ!」って彼女に言われてしまいました・・・。ショボーン
42名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/18 21:29 ID:YiXFyTS0
>>40
尺八は読んでいないだろ(w
43名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/18 21:54 ID:9XXiYLPN
>>41
やらしくないぞ!
いたってフツーだ。
彼女に読ませてみな。ハマるから
44名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/23 14:59 ID:+R+Qhr6N
 僕はサンドイッチを頬張りながらソファーに身を沈めた。
 ソファは柔らかく僕の体を包んだ。僕はよいソファのあり方というものついては
それなりの意見を持っている。ソファというものは、硬すぎてはいけないし、柔
らかすぎてはいけない。僕は久しぶりに良いソファに身をうずめ、やわらかくしっ
とりとしたサンドイッチをほおばった。
 やれやれ。
 どうしてこんなときに黒帯認証の通知が来るのだ。この世に人生という単語によっ
て括られる事象があるのならば、人生というものはよくわからない、と僕は思った。
 僕はよいソファとよいサンドイッチに出会ったというのに。サンドイッチと共に
シーバスリーガルを口に運んだ。本来の僕ならばそんなことはしない。サンドイッ
チにウイスキーを浸すのはあってはならないのだ。
 あってはならない。
 僕の目の前のガラステーブルの上には、黒帯が静かに
横たわっていた。
 やれやれ。
 僕はもう一度、ため息をついた。 
45名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/24 03:09 ID:1gtsjrzu
>>41-43
いやらしくはないが春樹は電波ゆんゆんだからな。
46バター・ビーソ:03/12/25 15:15 ID:J01JhFOI
>>45 あれを電波ととるか、春樹節ととるかが楽しめるかどうかの境目じゃないかと。
ハマる人は信者化しちゃうんだよね。俺とか。

あと、ノルウェイの森は確かに読み方によってはエロいw
47尽 尺八:03/12/25 16:27 ID:xcQE0mPF
>>42
村上嫌いだもん。
48バター・ビーソ:03/12/25 16:31 ID:ZB0ErmKW
尽ちゃんは何読むのよ?
49名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/25 17:28 ID:yknAXeP0
切通<村上=東<宮台<宮崎=姜<斎藤<浅田

↑てか、どういうククりなのか分かんねーよ。
評論家と小説化がごっちゃだど。
50名無しさん@お腹いっぱい。:03/12/25 18:34 ID:zi8VeND5
>>49
尺八はそこに名前の出てる人の著作は一つも読んでいないだろう。
51名無しさん@お腹いっぱい。:04/01/02 00:43 ID:ZZSmBJgf
わー、面白いスレみっつけー。
文学大好き武道の稽古人もいるのね。
52名無しさん@お腹いっぱい。
昔ある雑誌で僕の「略歴」というのを読んだことがある。
自分の略歴をあらためて読むということじたい不思議といえば不思議なものだが、
そこに「趣味は武道をすること」と書いてあったのを目にして、
なんだか深く考え込んでしまうことになった。

正直に言って、
それまで僕は自分の趣味が武道だと思ったことなんてただの一度もなかった。
たしかにこの七年ばかりほとんど道場に通い、
あちこちの試合に出ているわけだし、そう思われても仕方ないかもしれないとは思う。
でも本当のことを言えば、自分が武道をしているのだという意識は、
僕の中にはほとんどない。
僕はむしろ武道というものをあまり好まないと言ってもいいくらいなのだ。