897 :
名無しさん@一本勝ち:
防具空手と硬式空手の違い→既出だが、硬式空手は防具空手の一種。
防具空手の連盟→それが多すぎて問題なんです。
なぜ寸止めに取って代われないのか→数10年遅かったから。
もともと、東大などの学生が防具組手を研究していたが、船越義珍が認めなかった。
早大や拓大の協会系学生がマススパーや約束組手の延長で寸止めを行っていた。
やがて時代の趨勢で、組手は競技化されるようになり、寸止めルールとなった。
898 :
名無しさん@一本勝ち:2005/07/04(月) 10:14:35 ID:zjb+b7vs0
>>897 >もともと、東大などの学生が防具組手を研究していたが、船越義珍が認めなかった。
ここだよねぇ。
どうして駄目だったんだろう。
当時の防具の技術的な問題だろうか。
それとも、別の理由なのか?
船越先生は防具組手も認めなかったが、寸止めの自由組手すら認めなかった。
理由は・・・危険だから・・・。
船越先生が指導したのはだた型と巻き藁などの基礎鍛錬のみ。
基本や約束組手や自由組手は息子さんや弟子たちが作っていったんだよね。
900 :
名無しさん@一本勝ち:2005/07/04(月) 14:05:56 ID:+W6raIUYO
なら、
寸止めの試合の事故(負傷)率を
下回るとの統計が取れれば広まりそうだね
901 :
名無しさん@一本勝ち:2005/07/04(月) 14:26:36 ID:PqGCCnwjO
そこで上杉さんの登場ですよー。
902 :
名無しさん@一本勝ち:2005/07/04(月) 23:48:32 ID:Gpre6HG30
上杉さんって上杉会館の上杉さん?
NPO法人全日本防具付空手道連盟の上杉さん?
硬式連盟に所属してたときには首都圏防具付空手道大会を主催していた上杉さん?
独立後、主催する大会名が「首都圏」から「全日本」に変わったけど、大会の規模とレベルは大きくなったのかな?
空手界って本当に面白いよな〜。毎週どこかで「全日本大会」だもんな〜。
903 :
名無しさん@一本勝ち:2005/07/05(火) 00:11:32 ID:6LXLqLeIO
上杉さんのとこは、他の動かない先生に比べ活発に動き回るのが救いだな。
名前ばかりで活動しない団体に比べたら、そのうちに良くはなるんじゃないか?
と希望してみる。
904 :
名無しさん@一本勝ち:2005/07/05(火) 00:33:14 ID:XSnkh7Q20
>>899 >船越先生は防具組手も認めなかったが、寸止めの自由組手すら認めなかった。
>理由は・・・危険だから・・・。
一寸教えて欲しいのだけれども、その船越先生は何故寸止めの自由組手の雄である日本空手協会の最高師範をつとめていたの?
生活の為の妥協なのか、それとも時間の経過によって考え方が変わったのか。
船越先生がご存命の間は協会も見えないところで恐る恐る自由組手を試していたのよ。
船越先生が亡くなられてから一気にルールの整備、競技化までもっていったの。
906 :
名無しさん@一本勝ち:2005/07/05(火) 10:38:52 ID:XSnkh7Q20
なるほど。
それで、船越先生と中山先生のお二人が同じような微妙な位置づけになっているわけね。
もう一つ質問していい?
どうぞ。
908 :
名無しさん@一本勝ち:2005/07/05(火) 13:46:22 ID:XSnkh7Q20
では、お言葉に甘えて。
富名腰先生の最初の著書(署名は忘れた。琉球拳法唐手だったかな)の中では、『将来は剣道のように防具を付けて云々』と言う趣旨の記述がありました。
つまり、大正期には−幾分留保付きながら−今でいう防具空手論者だったわけです。
富名腰先生は何時から自由組み手(寸止め・防具を問わず)否定論者に転向したのですか?
またその理由は?
東大の師範時代に、防具の是非を回って学生達とトラブルがあったようですが、それとの関連は如何?
書いている内に一つの質問ではなくなったけど、相関連するものとして了解せられたし。
船越先生の内省的なことは分かりません。
とにかく「危ない、危ない」とおっしゃってたそうので
自由組手中に事故でもあったんじゃないですかね。
船越先生はなんと言っても教育者ですから。
詳しそうな人なのでこちらもお聞きしていいですか?
平信賢先生、摩文仁賢和先生も防具組手を研究されていましたが
実用にいたりませんでした。理由をご存知ありませんか?
911 :
名無しさん@一本勝ち:2005/07/06(水) 09:42:05 ID:LRmN3uu00
残念ながら、私は詳しい人間ではなく、お尋ねに対してお答えする資格すら有りません。
それだけではあまりですので、
>>905の補足を書きます。
記憶を便りに書きますので、不正確な点は御宥恕下さい。
富名腰先生の『琉球拳法唐手』では、階級(おそらく、今日の段級の意味)との関連で防具の問題に言及しています。
つまり、本来は柔道・剣道のように試合をして実力を判定して階級を付与するのが正しい。
現在の空手はその方法がないので、階級を与えていないが、防具を研究して階級を与えるようにしてゆきたい。
当面の所、型を審査の対象として階級を与えるべきであろうか。
と言うような論旨です。
その後、自由組み手全般を否定する立場に転向されたようですが、その時期及び根拠については私は知りません。
912 :
名無しさん@一本勝ち:2005/07/06(水) 09:52:24 ID:LRmN3uu00
東大との関係は、『近代空手道の歴史を語る』の中で藤原氏が言及しています。
自由組み手肯否に関する船越先生と学生との意見対立が、師範辞任の理由との事です。
他方、対談相手の儀間先生はその藤原説を否定しています。
儀間先生は船越先生と直接面識のあった方ですから、その証言には傾聴すべき所もあります。
だがしかし、「当事者」であった東大空手部の『60年史』には藤原説と同内容を明記しています。
また、当時の空手部員であった三木某氏が沖縄を訪問して著した著書でも、船越否定の色彩は否定しがたいものがあると感じました。特に、南海生という匿名の著者の寄稿分は、名指しこそしていないものの痛烈な船越批判だと思います。
したがいまして、現時点では私は藤原説に傾いております。
駄文多謝。